えっと…1話感想とは書きましたけど、再び会えて感動したのか
途中まで「2004」とはあまり関係のない懐古話ばっかり書いちゃってます(汗)
どうしても書き残したかったので…すみません…(苦笑)
去年の夏頃、夕方の時間に再放送されていた「無印」「2006」を見てました。
無印の1年後を描いたSP「2004」がすっ飛ばされた形の編成だった為あちこちの変化に驚き、
地元のレンタルショップで借りて補完しようにも、在庫がどこもなくて、生活環境も変わって
結局見られず仕舞い…という思いでいた中での今回の特別編放送。嬉しかったです。
率直に書いてしまうと、本作は、去年生まれた数々の新作では
太刀打ち出来ないほどの名作でした。
昔の作品でなければ確実に年間ランキング1位にしていました。
先週フジテレビで放送されていた「名場面アワード」の「3分で泣けるコーナー」で、
2006の最終回の、入院中の彩夏(柴咲コウ)にコトー先生(吉岡秀隆)が会いに行く
シーンが紹介されていましたが、それ以上にもっと涙腺抉られるエピソードはいっぱいあるよ!!
と言いたくなるほど、毎回泣かずにはいられない作品だったと思います。
特に私が印象に残っているのは、無印の8話のあきおじの回と、
最終回で剛利(時任三郎)が、過去の問題が取り上げられて島を出ようとする
コトー先生を止めに行くシーン。
2006の方だと「来年はお祭り行けると良いね」と心に決めた星野夫婦の回かなぁ。
静かに包み込んでくれるような柔らかさがあって、その性格が故にいじられやすくて、
でも時折儚さや哀愁も覗かせるコトー先生のキャラクターは勿論好きだったけれど、
それと同時に剛利の変化の描写にも惹かれて見てしまってました。
最初は誰とも口を聞かなそうな堅物な人が、関わりを通して徐々に心を打ち解けていく…
っていう流れに弱いんですよねぇ…。
「みんなが、俺が、どれだけ…待ってるのか…」
初めて本心がだだ漏れになりかけたこの台詞、今でも覚えてる。
確かに「泣ける」作品ではあったけど、それは流れ行く日常の中で経験する
過ちとか、弱さとか、ズルさとか、繋がりの貴重さとか、
そんな人間臭さがしっかり描けていた上でのものだったから。
医療ドラマというよりかはガッツリ人間ドラマだし、
全然縁もゆかりもないのに、島の人々に対してまるで実家に帰省してきた"地元感"さえ感じる。
こんな経験は、今まで見てきた作品の中では初めて。
私の母の実家も小さな島で、毎年夏になるとそこに出かけるのが恒例だった分、
当時(再放送時)は「もうすぐあの島に行けるんだなぁ、泳ぎに行けるんだなぁ」とウキウキして
本作と重ねながら見ていた…のもあったのかもしれませんが。
話だけじゃなく、キャッチーでかつ緊迫した雰囲気を生み出す劇伴も、
青と緑いっぱいのロケーションを画面いっぱいに映すシーンと
小刻みにカメラを切り替える手術シーンの演出の対比も、静かにイントロが流れる
主題歌の入れ方、あの目の前にぶわっと広がる海と崖のEDまで、何もかもお気に入りで。
個人的には、脚本が良いと演者も良い、演者が良いと演出も良い、
演出が良いと音楽も良い…と、1つ素晴らしい所があると何もかも素晴らしく見えてくるのが
名作だと思っていて、本作を通して、やはりその法則は間違ってないのだろう…と
確信させられました。
ああ…ここまで「2004」じゃなくて本作"自体"の話になってしまった…
それに書きたい事あり過ぎて、いつもよりまとまりのない文章になってしまった…(滝汗)
って事で、ようやく「2004」の話を…w
そうですね。もう、まだ何も始まってないのにロケーションを見てるだけで
泣けてきちゃいましたよね。
剛洋、ちっちゃいね…。恋に落ちたとは台詞で分からせなくとも、
ひな(尾崎千瑛)を映した時の、汗でちょっとベタついた髪と
涼しげでサラサラしてそうな肌のアップで初々しささえ感じさせる演出、堪らなかったです。
前後編・計4時間を1時間ごとに分けているので、物語はまだまだ序盤といった所。
けれども、「2006」の内容を知ってるだけに、昌代(朝加真由美)さんや原親子が
今後どうなってしまうかは察しがついていて、"きっかけ"を見るのはとても辛くはありますが、
残り3話もじっくり噛みしめながら見守っていきたいと思います…。
(感想は次回以降も書くかどうかは未定です。)
そうそう、主題歌のかけ方の件。
前編の前半なら流れないだろうと予想していたので少し驚きましたが、
えっと…次回予告と同時に…じゃない方が良かったかな(笑)
大音量で「銀の龍の背に乗って〜♪」を堪能した余韻のまま行って欲しかったかなぁ。
↓次回の感想はこちら↓