や〜…確かに、マスクを付けての撮影、緊急事態宣言下の状況を
連続ドラマで描くのは斬新な発想だけれど、
別に恋愛モノにしなくても良かったような…?
設定を変えても結局は「30代間近で恋人がいないのってヤバい!?」
「一人でも良いって思ってたはずなのに…」という流れに落ち着いてしまう。
美人で完璧そうに見えて実は恋愛下手な役をまた波瑠さんが演じる所も
どことなく既視感を覚える原因なのかも…と思いました。
世界観はそのままにして、
コロナ禍の状況をどう乗り越えていったかを産業医の視点で描くお仕事ドラマか、
恋人=幸せ 推奨ではなく、様々な人とアプリを通して出会う事で
「一人でも、遠くでも誰かと繋がれる」というこのご時世においての"SNSの価値"を問う
社会派ドラマかで、本作を見てみたかった気がします。
肝心の内容にしても、主人公・美々(波瑠)の心情に共感しづらいのが
ちょっとなぁ…という感じ。
初回はエピローグのつもりなのでしょうが、
それにしても"過程"をすっ飛ばし過ぎじゃありませんか?
なぜあんなに、下手したら情緒不安定ともとれる性格にしたのかが不思議。
まず見知らぬ人に対して「下手ですね」って直接送れる精神が凄いですし、
緊急事態宣言下の話をサクサク進めたお陰で、日が過ぎていく度に寂しさが募る…のではなく
まるで「新しい生活が始まったら急に一人が辛くなった」ようにしか見えない。
終盤のくだりは、私が見逃していたらすみませんが、
なんで「もう良いです」と一方的に関係を断ち切る気持ちに至ったのかが理解出来ませんでした。
そして後になってからかまってちゃんになる。うーん、なんか面倒臭い(笑)
檸檬も檸檬で、PCで送ってるのかと言わんばかりに矢継ぎ早に返信してくる&
5分とは言えど一日中やり取りしているからストーカー気質にしか見えなくて怖い。
夢中になるほど その人のどこに惹かれたのかも分からず仕舞い…。
次回からガッツリ恋愛モードになって行くでしょうから、
後は美々と檸檬の恋の行方を応援したい気持ちにさせられるかどうかって所でしょうか。
食べ物に例える部分など、気軽に笑える部分もありますが…
とりあえず、様子見です。
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