コントが始まる 1話 感想|昭和世代には特に刺さりそう

 

f:id:rincoro_ht:20210417232351p:plain

 

今期のドラマは事前に公式サイトでチェックはしているものの、

TVで放送される予告や春ドラマ特集は見ないでおいたので、

本作は中でも得体の知れない感じがあったんですよねぇ。

「コント」だから、毎回1話完結型で描かれるのか、会話劇で楽しませるのか、

それともシニカルなタッチなのかと色々予想していましたが…

いざ初回を視聴してみたら、思ったよりも青春群像劇を

真っ直ぐ描く作りになっていて意外でした。

で…昭和の世代の方が心に刺さるんじゃないかなぁとも。

これから書くのは私が個人的にイメージしている"昔の時代の若者像"なので、

偏見だだ漏れになっちゃうかもしれませんけど、

大胆で思い切りの良い3人を見ていると、

歳を重ねた大人が懐かしむ若気の至りを見ているようでさ。

今時の若者だと、将来は"堅実"で"安定した"生活を送りたいという

ある意味保守的な人が多い気がして。

何か面白い事をやるにしても、リスクを考えずに勢いで福岡まで

ラーメンを食べに行ったり、その場のノリでお笑いコンビを結成したりするよりも、

SNSYouTubeなどの情報ツールを使って、

身近な所から視聴者が目を引く企画を作ろうっていう人の方がいそうなんですよね。

まぁ、いつブレイクするのか、それとも不発で終わるのか分からないギャンブル世界に

飛び込む人達の話だから、周りにそんな人がいない限りは

珍しいっちゃ珍しいと感じてしまうのか。

また、どの世代の芸人にも響くのかも。

 

構成は文字通り「前フリ」で、モノローグも多用していて、

コント→種明かし→おさらい と

「本作はこんな形でお届けしますよ〜」という流れの紹介のような印象が強かったため、

初回だけでは心が動かされる事はなかったのですが、

若者だけで物語を展開していくという面白さは味わえそう。

菅田将暉さん、神木隆之介さん、仲野太賀さん…

ちゃんと高校生っぽく見えたのも凄いし、

やり取りから"高校生活の延長線上""腐れ縁"な関係性なのが伝わってきたわ。

特に太賀さんは、ラーメン店での泣き笑いの演技が良かったです。

ああいう泥臭い演技も似合うんだ…

もっと歳を重ねたら、深みが増して化けそう…そんな可能性も感じさせました。

 

次回は中村倫也さんと芳根京子さんが登場されるとの事で、

今後もゲストが続々出てくるんでしょうかね。

何となく、間宮祥太朗さんと矢本悠馬さんも出てきそうな予感がしてますが…

それだと「べしゃり暮らし」からの刺客になっちゃうのかな(笑)

 

コントから始まる斬新なアバン、若者だらけのキャスティングからし

深夜の時間帯にやってそうなものを、

大人も子供も見るイメージのある土10枠で放送するっていう挑戦的な所が素敵です。

もう少し見守っていきます。

 

 

↓次回の感想はこちら↓

kimama-freedays.ddns.net

 

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする