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しあわせな結婚 5話 感想|ネルラに振り回される男たち

 

 

ネルラ(松たか子)の周りにいる男性陣って、

彼女に振り回されている人たちばかりだよなぁ…とつくづく思える回ですね。

私がドラマを見る時は、答えが合っていても違っていても、

場面場面の登場人物の表情から今どんな気持ちなのかを想像する事も楽しみの1つなんですけど、

ネルラの場合は何を考えているのか本当に読めないんですよね。

 

幸太郎(阿部サダヲ)のメールにも気づかず

(↑まぁ、緊急性が低い内容だから分からんでもない…)

レオ(板垣李光人)と考(岡部たかし)に連絡を求めていた事。

黒川(杉野遥亮)の乗っている車から出てきたのを見かけた事。

そしてなぜか寛(段田安則)の搬送に黒川が付き合っていた事。

なんで俺じゃなくて黒川なんだ…と落ち込む彼の心境は理解しつつも、

松崎しげるさんの歌唱シーンが割と長い尺だったのも含めて、

思いっきり食らっている泣き顔を見ていたら不覚にもニヤついてしまったんですけど(笑)

その様子をテレビで見ているネルラの、真顔でじーっと見つめる表情に切り替わった途端、

一気に不穏な空気に変わるんです。

 

黒川との関わりにしたってそうで、自分を犯人に仕立てて捜査中の刑事に向かって

「好きなの?」は中々言えないでしょう。

私だって、布勢(玉置玲央)の弟でも親友でもなければ、

何をそんなに再捜査に執着しているんだろうとは疑問でしたけれど、

恋愛対象の話題を一度出されたら、嫌でも彼女を意識してしまう訳で。

これも、自分が重要参考人から逃れるための計画なのかな?と思ってしまいました。

布勢がダメダメになっていったのも、彼女と関係ありそう…。

 

敵対同士にあった人々が、真相を見つけ出す共通目的のもと結託するという展開は、

意表を突かれる感覚が楽しく、いつ見ても面白い。

「好きなの?」「これから惚れた女のために一緒に戦いましょう」と2人に言われてから、

冷静さを保とうとするため食事に集中するも、逆にどんどん頭の中から離れないでいる、

そんな"迷い"を覗かせる黒川の様子を見ていたら、

「良い…!」という感情が押し寄せてきて、何だか彼への好感度が爆上がりしちゃいました。

 

次回から第二部開幕で、恐らく事件パートの描写が本格的になるからか…

今まではホームコメディとサスペンスの二本立てで、分離してなくはないものの

どちらをメインで押し出していきたいのかがやや不明瞭な印象だったのですが、

今回は最初から、15年前の事件を集中的に描いた事で

サスペンスという軸をしっかり感じさせる内容になっていた点でも、興味深く見られましたね。

 

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19番目のカルテ 4話 感想|相手の話に耳を傾けるって、案外難しい。

 

 

赤池田中泯)や徳重(松本潤)に影響を受けて総合診療科に転科したものの、

患者に感情移入し過ぎるきらいがある滝野(小芝風花)。

一方、ミスをした時の対処法も機嫌の取り方もものにするほど

自分自身をよく知っているからこそ、

難しい事・出来ない事はすっぱり諦め要領良く生きようとする鹿山(清水尋也)。

そんな両極端な2人に「人を診る」が出来るのか気になって見ていましたが…

今回も徳重の存在感は確かに残していましたね。

 

「極端に強い面が表に出てる人ほど、その裏に隠された『何か』がある事は多い。

患者さんと向き合う時、一生懸命になればなるほど、

視野がせま〜く、ミクロなレンズで物事を捉えがちになる。」

この言葉がきっかけで、諦めかけていた2人が

まるで舵を切るように変化し、同じ方向を進み始める。

本当に魔法みたいでした。

手で表現する動作も、視野がいかに狭くなるかが目に見えて分かりやすかったです。

 

今回は今までと違い、若手メイン回ではありますが…

滝野と鹿山の医者としての苦悩を描いた上で、

徳重が上記のようなアドバイスを適度に投げかけてあげる立場に回る事で、

総合診療科の仕事や「人を診る」とは?が理解しやすいだけでなく、

テンポも生み出していた気がします。

 

夫婦に関しては個人的にはどっちもどっちで、

医者の目の前で「ラスボス」とか言っちゃう妻・早智(倉科カナ)は

自分の意見をガンガン押しつける所があるし(栄養面で努力してるのは分かるけど)、

夫・耕太(浜野謙太)は妻にもクライアントにも気を遣う八方美人で、

両親の現状を見ているにもかかわらずダブルランチ、しかし妻には怒って欲しくないから

1人で抱え込むという、なよっとした性格ではあるんですよね。

 

でも、夫婦がそうなってしまったのも、徳重の言う通り、

「病気になった時に、気持ちや考え方は揺れ動く」から。

しかし、結果的に離婚せずに済んだのは、

滝野と鹿山がお互いに相手の妻or夫に対するありのままの愛を聞き出す事が出来、

滝野がもう一押しをしてくれたから。

 

徳重からは、2人を静かに見守り、2人がつまづいている時には手を差し伸べてあげる

ささやかな頼もしさを感じさせましたが。

滝野は滝野で、何とかして患者夫婦の気持ちに寄り添いたいという真摯さが

彼女の良さだと思っていますし、

鹿山も普段からメモをとる習慣をつけていなければ、

患者のモヤモヤを可視化し、原因に辿り着くまでが中々難しかったかもしれません。

それぞれの良い所が束となり、患者夫婦の"病い"を治す事が出来た。

素敵なチームでしたね。

 

前回気になっていた堀田(津田健次郎)の現在も、少し触れてくれて嬉しかったです。

「最後まで堀田さんの隣にいると約束します」と言ったからには、

その責任を感じさせる描写がどこかには欲しかったんですよね…。

しかも驚いたのは、徳重がネットニュースで彼の記事を見て

頑張っている旨を言及していた所。

今回の見せ方で、患者が今どんな悩みを抱えているのかに耳を傾け、

治療に繋げる事だけが総合診療科の仕事ではないという、

今までの医療ドラマとは違う新しい作品を作るのだという制作陣の本気が伝わってきました。

今後も、今回のようなプチ情報で良いので、

今まで関わってきた患者の"その後"、見てみたいです。

 

 

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しあわせな結婚 4話 感想|黒川(杉野遥亮)はアラフォー?

 

 

最初に個人的な好みを言ってしまうと、匂わせる演出・描写ばかりで

視聴者に"考察"を促そうとするドラマは苦手です。

 

例えば、同じ放送局で事件を取り扱ったドラマで、今期は「誘拐の日」もありますが、

そちらは謎が増える一方で整理される事なく進むストーリーになっているのと、

提供クレジットで「衝撃」煽りした割には

な〜んだ…か、またこれか…とズッコケる展開が続いたため、

ズルズル引っ張られてしまう前にすっぱりリタイアしたんですね。

 

しかし、"考察"させる要素が盛り込まれている事、

冷静に見れば、話が進んでいるのか進んでいないのか曖昧な状態になっている点では

本作も共通しているのに、なぜ好意的に見られているのか?

それは、幸太郎(阿部サダヲ)やネルラ(松たか子)を始めとした

鈴木家1人1人の個性が強く、家族パートだけでも密度の濃いエピソードが詰まっているのと。

前回も書いた通り、サスペンステイストの中でも"夫婦の愛"が軸にあると感じられるから、

近年のサスペンスやミステリーには当てはまらない作品として楽しめているんだと思います。

 

でも、前回を見てそう確信したのに…

今回でまた視聴意欲が、わずかにですが下がってしまいました。

 

弁護士・内藤(小雪)は1話きりの登場だと思っていたので

再び出番があるのは意外でしたが、

彼女は彼女で個性的なキャラクターで、幸太郎とのやりとりを見ると

事件よりも今その場で起こっている出来事の方に意識が行きがち。

しかも今回は適度なタイミングで

事件とは特に関係のない彼女のサブエピソードが挿入されたため、

あれ?もしかしてこの手法で真相を引き延ばしてる?感は否めません。

黒川(杉野遥亮)の見解を聞けば、進展はないとは言わないんですけど…

序盤ならまだしも、別にもう幸太郎との付き合いもないんだし、

わざわざ新しくエピソードを作る必要はあるのかどうかも疑問でした。

 

演技力のある俳優も揃っていれば、キャラクターも際立っている。

そしてベテラン脚本家作品。

だからやっぱり、風変わりのホームドラマでも十分面白そうなのに、

サスペンス要素を盛り込んでしまったばっかりに…という勿体ない気持ちが

また復活しつつあります。

今回は話を引っ張ろうという"意図"が見える内容になっていたので少し残念でしたが、

次回に期待させていただきます。

 

ところで…1話から気になっていた事ですが、黒川って何歳の設定なんでしょうか。

中の人の杉野遥亮さんは、今年で30歳。

なのでてっきり、15年前となると中高生くらいだろうから

布勢(玉置玲央)の歳の離れた弟かな〜?と思っていたんですけど、

血の繋がりもなければ、推理もただの勘らしく(当時交番勤務)。

35歳なら…ギリギリそう見える?

 

 

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19番目のカルテ 3話 感想|正しさは多種多様だからこそ、対話する。

 

 

放送前から分かってはいたけれど…田中泯さん、やっぱり凄いなぁ。

ご登場するだけで、雰囲気がパッと華やかになりますね。

しかも今回演じる赤池という人物は、お茶目な一面を時折見せてくれるので、

大御所俳優なのに自由で大らかなギャップを感じさせつつ、

でも、ベテランが故に言葉1つ1つに温もりと説得力もあって、より魅力的に映るんです。

 

赤池が滝野(小芝風花)に言っていたのは「3つの柱」。

1つ目の柱はゲートキーパーで、問診から病態を特定・診断する。

2つ目の柱はファミリーメディスンで、地域と連携し、病院から出た後の患者の生活を考える。

3つ目の柱はコンダクターで、専門家の先生と連携して、患者の治療をする。

この3つが総合診療医のお仕事なんだそう。

 

徳重(松本潤)が外科との話し合いで悩んでいる際に現れているので、

都合の良いタイミングと言えばそうなんですけど。

まだ視聴者が定着化しきっていないであろう3話までの段階で

今までの回想を挿入し、見て分かりやすく編集した上で「3つの柱」を提示した事で、

総合診療医とは何なのかが、ストンと腑に落ちた気がします。

1話からの2話だと、そんなアプローチもあるんだ?と思う所もありましたからね。

 

で…3話はコンダクターを取り扱った内容。

今回は今回で、今までとはまた導入部分が異なり、

既に病名が判明し、治療方法も確定していて、

患者との対話よりかは、医者との対話をメインに話が繰り広げられていきます。

 

外科医・康二郎(新田真剣佑)の言葉を聞いていて意外だったのは、

彼自身の考えにもちゃんと共感出来た事なんですよね。

…いや、私が今まで見てきた医療ドラマで描かれる外科医って、

お金のためとか、院長の座を狙うためとか、

そういった悪の手に染まりがちな人物が多かったので、←凝り固まり過ぎ?(笑)

主人公と対等の"正義"があり、あくまでも患者のためを想って動いている

真摯な姿勢が見えた所に新鮮味を感じたのです。

それで言えば、父・東郷(池田成志)もキャラのクセの強さに引っ張られがちですが、

患者が少しでも健康で退院出来るようになって欲しい願いは同じで、

もしかしたら「典型的な悪役」ではないのかもしれません。

 

がんが悪化する前に早めに手術をした方が、

患者もその家族も、絶望感を覚える可能性は低くなる。

しかし、声に誇りがあり、生業にしてきた者が

「後遺症」「職場復帰出来ないかも」というネガティブなワードを聞いたら

中々一歩が踏み出せない…が、解決方法は手術しかない。

 

「表はニコニコしてるけど、内面はバチバチに燃えている」という言葉の通り、

徳重の佇まいからは、医者と患者が双方納得する道を歩むためなら

自分が折れる事はしないし、相手の話もきちんと聞いて尊重する

意志の強さがひしひしと伝わってきました。

康二郎との2人の対話は青い火花が散っているようで、

自分はこうやって患者を救いたいという感情は込めつつも、冷静さを失わない話し合いは

見ていて気持ちが良かったです。

 

徳重はひたすら相手の話に耳を傾け、

康二郎は「手術の腕には自信があります」と言ってみせる。

最終的にそれぞれの方法で、患者の不安を和らげる姿は

プロフェッショナルを感じさせました。

 

今回のゲストにもやっぱり触れておきたくて、

声で活躍の幅を広げてきた津田健次郎さんが演じられるからこそ、

ああ、どうか声が失われないで欲しい…と切実な想いで見てしまっていましたね。

もし現実でも…と考えてしまう瞬間があったくらいには(泣)

 

終盤を見る限り、声は出せるようですが、職場復帰出来るかまでは分からず。

"その後"がどうなったかは、医者は患者がまた病院に来ない限りは当然知る事はありません。

ですが、総合診療科の場合、徳重が堀田(津田健次郎)に

「どの道を選択されても、最後まで堀田さんの隣にいると約束します」とは言っていたので、

今までの患者も含めて"その後"の話もちょっと見てみたいんですよね。

内容はほぼ原作通りなのでしょうか。

 

 

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しあわせな結婚 3話 感想|3話にして早くも別居…

 

 

ネルラ(松たか子)の事、鈴木家の事について「知る」「触れる」回でしたね。

 

まず、お仏壇に飾られていた2柱の位牌は、

6歳の時に海で亡くなったもう1人の弟・五守のものだと判明。

五守の死以降、残ったレオ(板垣李光人)をどんな事があっても守らなければならないと

家族間で誓い合ったという話を聞いて、だから、週1回の食事会やマンションなど

家族ぐるみでの付き合いが多いのかと腑に落ちたんですけど…

中でも印象が変わったのは、次に書くネルラにまつわるエピソードです。

 

歌と踊りが得意だった子供の頃。

宝塚にハマってからは自分磨きを始めた中学時代。

今度は絵に夢中になって芸大一発合格した話。

弟の死を機に大学を休むも、何とか説得して復学させた話。

あの事件が起きてから心を閉ざしてしまった時の話。

そして、幸太郎(阿部サダヲ)と出会ってから生き返りつつある現在。

 

温泉に行こうとする幸太郎を呼び止めて2人きりになり、

娘が今に至るまでのエピソードを丁寧に語って、

「(ネルラの変化に対して)そんな事は、考えられない事なんだ。君のお陰だ…。」と話す

父・寛(段田安則)の嬉しそうな表情を見ていたら、

ああ、本当に幸太郎を信じているんだな…というのが伝わってきますし。

父の愛情たっぷりな語りで聞くネルラのエピソードから想像するに、

前回では半信半疑だった彼女の告白も、頭を打って記憶が飛んだ話も

あながち嘘ではないんだろうなと、考えを改めたくもなるんですよね。

 

寛に感謝された上に今後を託され、鈴木家の密で強固な繋がりを知った幸太郎は

今自分が置かれている状況に酔いしれてしまったのか、

終盤では感情が先走り、ネルラが思い出した内容を弁護士の聞き取り調査のごとく

根掘り葉掘り追及した後、すれ違いから家を出て行ってしまう事に。

 

「…信用されてない弁護士ほど、みじめなものはないんだよ」「……弁護士なの?」

この2人のやりとりにもあったように、今の幸太郎は大切な人に恋しているんじゃなくて

恋に恋している状態になっているんじゃないかなって。

彼女自身を見るというよりかは、家族に大事にされ、壮絶な人生を送った人を

何としても守らなくちゃ!という使命感でいっぱいいっぱいなのかもしれません。

冒頭で言われていた「法律家の仕事」が、終盤で残念な形で返ってくるとはね…。

 

しかし、今回でようやく、本作の"芯"が見えてきた気がします。

サスペンスが好みの視聴者からしたら、

話が進まない!という感想が出てくる方も多いかと思われますが、

真相を知るのが視聴の第一目的ではない私にとっては、

コメディ部分でもサスペンス部分でも一貫して

夫婦のやりとりや互いが相手を想う姿が描かれていて、満足度は高めでした。

これは大雑把な例えですが、きっと、大人のラブストーリーなんですよね。

公式が「妻が抱える《大きな秘密》を知ったとき…

“僕は…彼女を愛し続けることができるのか?” 夫婦の愛を問うマリッジ・サスペンス」と

うたっている通り、どんな試練が訪れても"愛の力"で乗り越えられるのか?

そんな覚悟を問い、過程を見守り続ける作品なんじゃないかと思えてきました。

 

 

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僕達はまだその星の校則を知らない 3話 感想|ちょっとずつ優しい世界にキュン

 

 

あぁ〜〜なんて可愛らしいんだ……なんて温かいんだ…………。

私、やっぱりこのドラマが好きだー!!←はいはい、分かった…って話ですよね(苦笑)

と叫びたくなるくらいには、視聴後に高揚感が止まらなかったです。

今回はあらゆる方面から、その人なりの優しさが終始感じられて

一番好きな回だったかもしれません。

劇中の要素を借りるとするなら、私も健治(磯村勇斗)と同じく

ピンク色のふわっとしたものを見た気分になれました。

 

個人的には、登場人物の心情描写や変化に注目して見がちな所があるので

今まで深くは気づけなかったんですが、

「学校」に「法」が絡んでくる事で生まれる良さが何なのか、3話で少し掴めた気がします。

校則、いじめ、盗撮…学校内の出来事で悩みを抱えている生徒がいる事実を受け止め、

まず"事件"と推定し、そこから当事者でも生徒を見守る立場の教師でも、プライベートでも、

様々な声に耳を傾けていくうちに自分の知らなかった景色が見えてくる。

型に嵌めて動いている時には気づけなかった、

心の痛みや、ささやかな訴えや、誰かへの想い。

生徒たちはそんな複雑な感情を抱えながら生きている。

 

今回、性欲目的の盗撮を疑われた内田(越山敬達)も、そのうちの1人だったと思います。

先ほどと多少被りますが、本作は当初想像していたものとは違う結果に辿り着くのが

お馴染みの流れにはなっていて、

女子の背中に何か珍しい虫がついていたから撮ったのでは?とは予想していたので、

撮った理由を先に伝えれば良いのに…と言いたくもなったんですけど、

それは視聴者だから言える事も分かってはいて。

正面には珠々(堀田真由)、横にはカチャカチャとパソコンでメモを取っているらしい健治の

下手したら取り調べかのような空間の中で、

いわゆる典型的な盗撮を前提に話を進めていく珠々を見たら、

圧に押されて、どうせ言い訳扱いされると諦めて、

上手く言葉が出せなくなる彼の気持ちも理解出来てしまうのです。

(もちろん現実世界でも、教師による生徒の盗撮事件が報道されるほど

性犯罪が増えつつある世の中だから、真摯に接する珠々も非はありません。)

 

でも、内田は女性に興味はないと言うけれど、

興味がないからこそ無意識に人の心を傷つけてしまったのも確かで。

こそこそ近づいてきて、確実に音の聴こえる範囲で何度も撮られたら

三木(近藤華)が怖がるのも仕方ないんですよね。

だから、虫目的だと判明して、自意識過剰みたいで恥ずかしいと言った時には、

そんな…怖がっていた事実をなかった事にしなくて良いのよ…と思っていたけれど、

そこは健治がフォローしてくれて安心しました。

 

内田と三木の甘酸っぱい雰囲気を見られたのも、健治の地道な調査があってこそ。

前回の珠々の話があって、生徒の事を加害者と言いかけそうになった所を

(周囲の視線があったにしても)自分で止められた。

学校にいるだけでムムスが止まらないはずなのに、

「学校というのは、予想外の事ばかりだよ」と言う時の表情は微かに笑みを浮かべていた。

そして、生徒と関わる事で自分の存在意義を実感した。

半歩くらいのゆっくりのペースでも、着実に成長はしているし、

彼の成長を見てくれている人は増えつつあります。

校門に中々入れない健治に応援の眼差しを送る警備員のシーンが

毎回描かれている所も、お気に入りポイントです(笑)

 

前回はオチでしか見られなかったので言及しませんでしたが、

今回は天文部の動きとも、繋がりが感じられましたね。

最初は高瀬(のせりん)自身、天文部の復活を不可能に思っていたものの、

「学校の校則=法」だと健治に教わってから校則と向き合うようになり、

他の人にも協力してもらいながら実現へと動き出しています。

 

星が大好きな健治もそれを望んでいたけれども、

いざ「先生」「顧問」というワードを耳にすると、不安と葛藤を覗かせていたのは…

スクールロイヤーという第三者的な立ち位置とは違って、

まさしく学校との結びつきが強い役割だから…なんですよね、きっと。

でも、へっぽこじゃない!と言ってくれる人が背中を押してくれて、

唆されるでもなく誘われるでもなく、自分から、やらせて下さいと頼んだ。

その勇気が嬉しかったです。

 

私も意見を言うのが苦手で、やっと言い出そうと思っても

話題が変わろうとしているのを察すると引っ込めてしまうタイプの人間なので、

何か言いたそうで言えない彼の姿には手に取るように共感しちゃうんですね。

屋上はぐるぐる歩き回るし、終業式では柱の隅っこにいるし。

今回でさらに情が移りました。

 

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19番目のカルテ 2話 感想|どんな姿も"自分"だから

 

 

初回を放送したばっかりで、1週空いてしまった本作。

まだどんな雰囲気なのかが定着していないままの休止だったので、

登場人物が自ら想いや現状を語り、最後はカメラに向かって話しかけてくる演出には

あ、そう言えばそんな演出してたわ…と思い出しもしたものの、

初回を見てどこが良かったのかは、見返さなくとも頭の中で残り続けておりました。

そして、今回もそれをじっくり味わう事が出来ました。

 

未視聴のドラマもありますが、今期の作品群で、

この人の事が気になると思える主人公は2人いまして。

1人は明日放送の「僕達はまだその星の校則を知らない」の白鳥健治で、

自身の学校生活にトラウマを抱えながらも

ある出来事を機に生徒たちの心を知ろうと努めるようになる、

そんな繊細さと不器用さの中に成長が見える姿に

彼が変化する過程を見守ってみたいという興味を抱かせてくれるんですが。

もう1人は本作の徳重晃(松本潤)で、医療業界における自身の立場も、人と接するにも

常に俯瞰的視野を忘れない一本軸みたいなものが仕事ぶりから伝わってきて、

患者のどこを見ているのか、どんな言葉を投げかけるのかに注目したくなるのです。

 

何というか…少し間が空いた2話を見ても思ったのは、徳重の言葉選びが良いなって。

「あなたはまだ未成年。保護者の方には、あなたの健康状態を知る責任があります。」

「ヒーローの拓くんも、怪獣の拓くんも、全部合わせて岡崎拓なんだ。」

「次は、これからの話をしましょう。」

固く心を閉ざしていた患者にとって救いとなる言葉が何なのかが、どうして分かるのか。

それは決して、綺麗事でもビジネスでもなくて、

「町と会話」というほど普段から新しい物事を"知る"行動が好きで、

物事に対して深く考えを巡らすのが好きな性格が劇中で何度か描かれているから

説得力が感じられるのかもしれませんし。

間をとった柔らかな喋り方にも、患者の気持ちを理解したい、共感したいという想いが

含まれているのが分かるから、聞き入ってしまうのかもしれません。

 

冒頭で書いた「良かった所」が何なのかと言えば、もう1つはやっぱり

患者自身にしか見えない・周りの人には伝わらないその人だけの世界を表す演出で、

前回はそこに徳重が進んで入り込んでいたけれど、今回は拓(杉田雷麟)が見ている世界を

徳重も隣で一緒になって見てみる段階から始めるという変化をつけてきた所が、

「人を診る『総合診療科』の医師を描く物語」として徹底されているな…と

感心させられました。

 

対立関係が一番長引くんじゃないかと思っていた有松(木村佳乃)については、

2話で徳重や総合診療科の事を認めてくれるとは、ちょっと意外でしたね。

でも、彼女の変化も納得出来るものでした。

この手の改心って大体、途中を端折ったあまりに

いや、簡単に漂白され過ぎやろってツッコみたくなる事が多いんですけど、

完全に影響された訳ではなく、「アリかもな」と思える程度の変化に

収まっていたのがリアルだったなと。

それでいて、方法は違えど、目の前の患者を助けてあげたいという想いは同じ。

咲(黒川晏慈)のために長年間尽力してくれたのは確かで、

自分にはない視点を持つ徳重に託してみたくなったのでしょう。

少なからず、初回で書いていた懸念点は、今回のやりとりを見て少し払拭された感じです。

 

終盤、徳重が促した拓の「岡崎拓は、ここにいる」という意思表示の言葉が、

「有松しおりは、徳重先生を良い医者だと思った。」

「私は、滝野みずきだからなれるお医者さんになります!」と

あの場にいた有松や滝野(小芝風花)にも伝播していく様は、

また来週から仕事が始まる前日に見る話として気持ちが良かったですね。

そして、今回メインゲストの拓役・杉田雷麟さんの演技も目を引きました。

初めてお見かけしましたが、同じ口角を上げる表情作りでも

終盤ではふわっと朗らかな笑顔で、

"お兄ちゃん"であろうと無理をしなくなったんだと察せられるほど、違いが明確でした。

 

 

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しあわせな結婚 2話 感想|泥沼の夫婦生活の始まり?

 

 

初回からいきなりネルラ(松たか子)の殺人犯疑惑を匂わせてきて

空気をガラッと変えてきたので…

ネルラに一目惚れしてから振り回されっぱなしの幸太郎(阿部サダヲ)の心の中の呟きも、

独特さと奇妙さが入り混じった彼女の言動ももう見られなくなるのか?

どんな雰囲気で進めていくのか?に注目しながら視聴した今回。

 

結論として、今回も面白かったですし、今後に興味が失われる事は全然ありませんでした。

ですが、前回のあの衝撃のラストですもん…キャスティング的にもキャラクター造形的にも、

どちらも押していきたいというお考えなのであろう

ホームコメディとマリッジ・サスペンスのバランスの難しさは感じてしまいましたね。

素人が好き勝手言っているのは重々承知で、

作り手自身もどこを重点的に描いてどこを引くのか、

まだまだ模索中なんだろうなとは思いました。

 

と言うのも、初回早々「ネルラの殺人犯疑惑」「15年前の事件」を持ち出して、

次回予告で彼女の秘密を明かす事を提示したとなると、

気持ちは「マリッジ・サスペンス」の方に傾いちゃうんですよね。

で、彼女や事件の真相を最大の見所だと思って見てしまうと、

駐車場で幸太郎の目の前に黒川(杉野遥亮)が現れるシーンより前の約28分間の内容、

あれ?もしかしてあのエピソードって、なくても話として成立するのでは?という

疑問が湧いてくるのです。

 

約28分間の内容はもう本編の半分なので、前半という表記にするとして。

別に、前半と後半で別ドラマかのごとく雰囲気が全然違う訳ではなく、

前半は前半で、前回と同じくネルラによる言動の不気味さを漂わせたり、

日常生活を送っている中でも、彼女に対しての疑念がどんどん募っていく

幸太郎のモノローグが盛り込まれたりで、後半に合わせて不穏さは仄めかしているので

物語の緩急にはなっているし、全く意味がない事はないんですが。

なんでしょう…前半のホームコメディ部分を見ているとそれはそれで楽しくて、

もっと2人を、家族を見てみたくはなるんですが、

後半のサスペンス部分を見ていると、

前半って何だったんだろうとは思えてしまうと言いますか。

 

はっきりまとまらなくて申し訳ないですが、

うーん…せめて、幸太郎のお仕事描写(特に情報番組のMC代役のくだり)を

もう少し端折っていたら、この小さな違和感もなくなっていたのかもしれません。

気になった事は、これで終わりです。

 

終盤のネルラの告白については、聞けば聞くほど

な〜んだそういう事か!と納得するはずもなく(←まだ2話なのもあってw)、

イマイチ信用しきれないんですよね。

もうね…松たか子さんの、口以外の顔の筋肉を動かさない表情が凄くて。

ずっと切実さと緊迫感を宿しているかのようなネルラの目を見ていたら、

元検事で弁護士だから幸太郎に近づいたし、

離したくないんだろうな…とさえ思えてくるのです。

「幸太郎さんに出会ってしまってから、(中略)

もう一度…幸せになりたいと思うようになったの」からの主題歌のイントロは、

"運命"を表すにはあまりにも的確過ぎて

タイミングの相性の良さに引っ張られそうにもなりましたが、

全部を鵜呑みにはしませんよ(笑)

 

15年前の話、運命の出会いの話をした上で

「幸せになろうなんて望んだ事が間違いだった」と悲観的な事を言うネルラを見て

助けたい気持ちが動いた幸太郎は、

職業柄もあってか、困っている人を見ると放っておけないし

真っ直ぐ突き進んじゃうタイプの人間なんでしょう。

抱き寄せた時に主題歌がこもったのは…

一目惚れして結婚したからには無罪にしてあげたいけど完全には信じきれていない葛藤と、

これから大変な事に巻き込まれてしまいそうな不安の表れなのか。

 

いずれにせよ、泥沼から逃れられないような気がしますね。

ひらがな表記で「しあわせな」にしたのも、あえてでしょうね。

 

 

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僕達はまだその星の校則を知らない 2話 感想|繊細で不器用な主人公が愛しい

 

 

前回の感想終盤で「学校という名の宇宙で過ごす生徒たちの中で光る

"きれいなもの"を健治が掬い上げる…

そして、健治もいつしか学校への捉え方が…そんな物語になっていくのでしょうか。」

と書きましたが、今回でその輪郭がくっきりしてきた気がします。

大人の立場ではなく、スクールロイヤーの立場で生徒と関わっていく事で

学生だった頃の自分を見つめ直す、主人公の成長物語なのかもしれません。

 

今回の議題は「失恋は『いじめ』に入るのか?」

私個人の意見を言ってしまえば、相手を苦しめよう、傷つけようという

意図を含んでの行為ならいじめに値するけど、

その意図がなく、自分と相手の気持ちを想ってした決断なのであれば

いじめの内には入らない。

…という考えでいるんですが、最近できた「いじめ防止対策推進法」によれば、

被害者の主観的判断が基準となり、被害者が心身の苦痛を感じる行為であれば

法的には全ていじめなんだそう。

 

かつて小学校時代にいじめを経験した健治(磯村勇斗)だから、

藤村(日向亘)の「もうこれ、いじめの域だろ!」発言にも敏感で、

彼が何で心身の苦痛を受けているのか知りたくなったんでしょうね。

それで法にのっとり、彼を被害者、別れを告げた側の堀(菊地姫奈)と

今彼の井上(山田健人)を加害者と分けたのだけれども、

一方的な弁護がかえって新たないじめを生んでしまった。

 

「傷ついたと声を上げられるだけで、全部が全部加害者になるのだとしたら、

もう…人類は全員、飢えて死ぬしかなくなるじゃないですか」

という珠々(堀田真由)の主張もごもっともだと思います。

ハラスメントにしたって、何でもかんでもパワハラ、セクハラだと訴えられたら

何も指導出来なくなるのと同じようなもので…難しい時代になっているんですよね。

 

珠々の上記の言葉の他にも、自身の失恋経験談、生徒たちへの想いなど

彼女の本音を一気に浴びたからか、翌日、保健室まで山田(平岩紙)に運ばれてくる事に。

その時のヘトヘトで弱りきった健治を見ていたら…

ああ、彼はなんて繊細な人間なんだろうかと、愛しい感情が芽生えてしまったのです。

両者を傷つけたのを自覚した上で、次に彼がとった行動は

あまりにも生真面目で、真っ直ぐで、不器用で。

もしかしたら、スクールロイヤーを機に、

今は子供から大人へと成長している最中なのかもしれないと思うと、

学校が嫌いだという苦い思い出が少しずつ変化していくと良いな…と

応援したくなってしまったのでした。

 

1話完結エピソードに関しては、堀が初恋相手だったのかな?と思うくらい

藤村がとてもピュアな心の持ち主でしたね。

健治に湯船を勧められて即実践するほどなので、彼女と過ごした時間も、

傷ついた!苦しい!という叫びも嘘偽りないんですよね。

珠々や生徒たちから"気づき"を得た健治が、模索しつつ藤村に想いを伝えて、

最終的に前向きな方向へ進んでいったのには安心しました。

お前に会えなくて寂しい男もいる、かぁ…。

そう言ってくれる友達がいるのは、藤村の人柄あってこそでしょう。

 

最初は、「失恋はいじめ」だと断定して進むストーリーに少々困惑してしまい

どんな解決方法になるのかとハラハラしましたが…

健治と藤村、それぞれ別ベクトルで、

不器用ながらも自分なりの答えを出すまでの過程を見守りたくなるようなお話でした。

 

 

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しあわせな結婚 1話 感想|なんで結婚したの?の気持ちが膨らんでいく

 

 

いや〜、最初から最後まで面白かったです。

私は事前に情報をチェックしていたので、病院内のエレベーターで

ネルラ(松たか子)に一目惚れして結婚する事も知っていたんですけど、

結婚するまでの展開がね…あまりにも急過ぎるもので笑ってしまうほどでしたw

 

「人間は所詮1人」と言うほど独身主義を貫いてきた幸太郎(阿部サダヲ)が、

倒れて入院をしたのを機に、本当の意味で自分を心配してくれる人がいない孤独を強く感じ、

それが結婚する道を選ぶ決め手となった。

頭ではそう理解しているんですけど、夫婦生活が描かれるたび、

なんでネルラと結婚したの?という気持ちがどんどん膨らんでいくんですよねぇ。

だって…会って間もないのに、自分の家に誘う。

卍みたいなポーズの寝相。

寝相で股関節がやられたらしいヘンテコな歩き方。

「幸太郎さんも好きよ。レンコンより好き。」発言。

(↑松たか子さんが発すると坂元裕二脚本に思えてしまうという。

坂元作品でお見かけするイメージが強いから?)

クロワッサンに大胆に齧り付いてこぼす、汚いよりも怖さの方を覚える食べ方。

見れば見るほど、奇妙な言動ばかりしているのです。

 

幸太郎はエレベーターで彼女と出会った時、どう思ったかは分からないけれど、

姿はハッキリと分かるのに顔は見づらい絶妙な位置に立っているのはもちろん、

数秒間振り返ってじろっと見つめる表情に

只者ではない感じがビンビンに漂っていましたよ…(笑)

松たか子さんはこの手の、まともそうで実はかなりぶっ飛んでいるキャラが

妙にハマってしまうんですよね。

重みと不穏さを感じるピアノ調の劇伴と合わせて、開始早々引き込まれてしまいました。

 

CMまでの間隔が短い&多かったのもあって、前半〜中盤はうっすら不気味さも纏わせつつ、

彼女の奇妙さに翻弄される夫婦生活を送る

幸太郎視点の短編集のつもりで楽しく見ていたのですが、

ネルラが非通知電話に出た所から、その"不気味"が一気に確信へと変わります。

 

彼女が秘密を抱えている事も把握済みでしたが、

相手が亡くなるまでの一部始終らしき映像が初回の段階で挿入されるとは意外。

次回予告によると、ネルラの秘密も明かされるみたいなので、

長く長く引っ張って勿体ぶるような事はしなさそうで、

サスペンス部分も期待出来るのかもしれません。

 

それにしても…ネルラの殺害者疑惑が出た途端、

改めて「なんで結婚したの???」と強く思いましたよね(笑)

タイトルが出た直後には夫婦になっていたので、

「こうしてなぜか」の「こうして」が全然掴めないし、

ネルラもネルラで、幸太郎の事をよく知らないまますぐ結婚を決めた理由も分からない。

…幸太郎がヤメ検なのが関係してくるのかどうかも気になります。

 

「分からない」が魅力的過ぎて、興味が持てるタイプの作品です。

今期高く期待していた3本が、どれも初回から

好感触の出来(うち1本は多分めっちゃ好き)でホッとしました。

今期感想を書くドラマはほぼほぼ決まった感じですね。

 

 

↓次回の感想はこちら↓

 

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