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パンダより恋が苦手な私たち 5話 感想|憧れだけじゃだめですか?

 

 

困ったな〜…。

好んで見ているだけに、見続けたい所はあるだけに困ったな〜…(苦笑)

 

前回から司(生田斗真)を気になり出す一葉(上白石萌歌)の描写が

強調されるようになった本作。

そうなってくると、別枠でも放送されていそうな、仕事も恋も中途半端な若手編集者と

求愛行動マニアで変わり者の准教授による凸凹ラブコメディに見えてしまう…というのは

前回の感想でも書いた事ですが。

それで今度はどんな違和感が生まれるかというと、

本作の唯一の個性であろう求愛行動解説シーンが

逆にとってつけた要素に思えてしまうんですよね。

全く機能していないとは言いませんが、

別に求愛行動を絡めなくても良くない?というゾーンにまで来ています。

 

あ、こう書くと誤解を招きそうなので…私は恋愛描写は控えめにして欲しい派です。

1話完結型ベースで、単純に、一葉と司は師弟関係を貫いて、

司から学びを得た一葉が自分の将来に活かしていく成長物語で

良かったんだけどな〜…という考えでいます(汗)

 

でも、一葉を囲む人生の先輩たちが素敵で、見てしまうという。

アリア(シシド・カフカ)がやっぱり好き。

ドラマやアニメなどのフィクション作品におけるお店での着せ替えシーンは

基本的に好きなんですけど、

彼女の場合は、一葉で遊んでいても可愛がっているのは

表情や積極的な行動でも伝わってきますし、

何より、「灰沢アリアが選んだんだ。自信持ちな?」がね。

最後の引き締め方ですよねぇ。

いざとなったら背中を叩く言葉を投げかけてくれる、頼りになる人なんです。

 

藤崎(小雪)も一葉の良さは見抜いて、育ててくれています。

初回の頃から思っていましたが、一葉の書く文章には人を惹きつける才能があるのは確か。

「人間は群れの中にいるせいで、出会いが貴重なものであるという事を忘れてしまう」

これは司からの、まさしく仕事に夢に迷える一葉に向けてのアドバイスではあったのですが。

一葉がいる今の環境の事も指しているようにも聞こえて、

彼女自身も今回を機に、周囲の人に支えられているありがたみを

自覚出来たのではないでしょうか。

 

そう感じる決め手となったのが、終盤の、司の所に走って駆けつけた後のシーン。

「私、今まで、ファッション誌の編集者になれなかった、

 可哀想な自分だって、立ち止まっていました。

 だからと言って、今の会社を辞める事も出来ず、

 文句ばっかり言いながら、なんとなく適当に続けてきました。」

「私思ったんです。仕事が出来る人って、好きな事を仕事にした人でも、

 嫌いな事を努力出来た人でもなくて、その仕事に適応した人なんじゃないかって。」

「きっと、コネでファッション誌の編集になったとしても、

 私じゃ上手く出来ないと思います。

 でも、今の仕事は、続けているうちに、少しずつ面白さが分かってきて。

 私は…今の仕事に出合えたことを、大切にしたいと思いました。…だから、やめません。」

「それを気づかせてくれたのは、先生だから。

 先生のお陰で…私は、ちょっとだけ変われた気がします。」

 

一葉の率直な想いが乗っている言葉で、このシーンを見聞きしているだけなら、

初回でアリアが言っていた「今いる場所のせいにして頑張れないやつは、

どこ行ったって頑張れない」を思い出して、

ああ、一葉は自分のペースで、自分の足で"答え"に気づけたんだなぁ…と

しみじみ出来たんですが。

ここで再び疑問符が浮かんでくるのは…この後に司が恐らく無意識でフッた事により、

失恋扱いで終わったという事。

私の中ではどうしてもしっくり来ないんですよ。

これって…一葉にとっては「告白」のつもりなんですか?フラれたって事になるんですか?

私にとって一葉の言葉は、悩める自分を導いてくれた司への感謝の言葉に聞こえたのですが。

恋愛…??状態になっております。

それで言えば、何かと2人をくっつけたがる村上(片岡凛)も気になっているんですけどね。

どこかで説明あったかな…人間の恋に関する個人的な研究?

 

いずれ、司に向ける想いが"恋"ではなく、"憧れ"だと気づく展開が訪れたりするのかどうか。

司と両想いになってハッピーエンド!よりも、

恋も仕事も自分の意思をしっかり持つようになる、

頼もしく成長した一葉を見たいなぁという願いはまだ諦めきれていません(笑)

 

 

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パンダより恋が苦手な私たち 4話 感想|ラブコメになりつつある?

 

 

そっか〜…やっぱりそっちに行っちゃうか〜。

いや、公式サイトでも「この出会いが、いつしか2人の、そして、

こじれた人生を送る周りの人たちの人生も変えていく!」

「アカデミック・ラブコメディ」とうたっているので、別に間違いではなくて、

単に私の好みがってだけなんですが。

動物研究以外の司(生田斗真)の様子や、

司の事が頭から離れない一葉(上白石萌歌)の描写を強調するとなると、

火10や以前の水10で見かけるようなお仕事ラブコメディと

そう変わらないんじゃないかと思えてしまいます。

主人公の成長物語は好意的に見られても、

恋愛路線が続くと、感想を書き続けるかどうかはちょっと迷いが出てきますね。

(この間見て、これ書こうかな〜と思えるドラマが1本あったので…。)

 

今回の橘(仁村紗和)のエピソードに関しては、

他局のドラマですが、去年春放送の「PJ」でも

女性だからと舐められたくない訓練生の話が描かれていたため、

それを思い出しながら見ておりました。

何と言っても、山下(野村周平)がカッコ良かったですね。

野村周平さんは、年月を重ねて着飾らない風貌でお見かけするようになりましたが、

最近演じられていた役の中で魅力的な人物に映りました。

「わかった!じゃあもうこの話は終わり。明日からまた普通に、先輩ヅラさせてもらうわ。」

橘は最終的に、自分の夢を追求する道を選んだけれども、

この潔くて後輩想いの先輩に揺らいでしまうのも無理はありません。

…元彼は、いつまで家に居候するつもりなのかな(笑)

 

どうせ元彼元カノの関係でしょ?と思っていた司とアリア(シシド・カフカ)については、

かつて雑誌の表紙を飾っていた者同士という事で少し斜め上でしたが、

あらかた分かっていた謎を、やっと引っ張らずに見せてもらえそうです。

藤崎(小雪)と司が顔見知りっぽかったのも合点が行きますね。

 

 

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テミスの不確かな法廷 4話 感想|迷いの中で生まれる想いと決心

 

 

ああ、良いお話だった…。

本作については、前々から漠然と良いなぁとは思いながら見ておりましたが、

今回で、方向性が掴めたような気がします。

リーガルドラマというよりかは、ヒューマンドラマに近いんですよね。

物語の根底に優しさを感じさせるのです。

 

自身が「悪目立ちするな」と忠告され、

現実と家族の狭間で辛い想いをしている門倉(遠藤憲一)が、

別の事で悩み苦しんでいる安堂(松山ケンイチ)を気にかけたり。

安堂が富樫(森岡龍)に、勇気を閉ざすきっかけを作ってしまった事を謝ったり。

定時になっても頑張っている安堂を見て、周りも手伝おうとしてくれたり。

(予定通り帰ろうとする人もいてよし!理解のある働きやすい職場という証拠。)

この前言っていた「良い感じ」がいまだに分からないという安堂の言葉から思い出したのか、

門倉が昔聴いていた曲を改めて聴いて、原点に戻ったり。

「迷ってよし!」と小野崎(鳴海唯)が安堂に言ってくれたり。

 

シーンの1つ1つで描かれる、誰かの飾らない想いや直向きさが

もう1人の誰かに届く瞬間を見ると、心がじんわり温かくなります。

 

先ほども書きましたが、「迷ってよし!」これ…好きな言葉でしたねぇ。

人生は選択の連続だとよく言われているように、長く生きれば生きるほど、

どうすれば良いのかな…これで良いのかな…と迷ったり、後悔したりする経験は

誰にでも起こりうると思うのです。

その点で、辞めたくなったり辞めたくなくなったり何度もグルグルするけど、

「法廷から嘘がなくなる瞬間が好き」だから続けてみたい…と決心する安堂の事も、

忠告されていたにもかかわらず、裁判官魂に火がついて

結果的に反逆児になってしまう門倉の事も。

何と言うか…上手く、完璧には生きられないけれど、

それでも良いんだよと肯定してくれているような結末だった気がします。

その直後のテミス像のアップも、安堂たちの今後を

大らかに見届けてくれるのだろうと思えました。

 

あのミスがあって、安堂はもしかしたら告白した方が働きやすくなるんじゃないかと

途中まで心配しておりましたし、多分また落ち込む時があるんじゃないかとも思うんですが、

門倉のいる職場なら、小野崎が近くにいるならきっと大丈夫。

 

3話は時間の都合で飛ばしてしまいましたが、本作の人物描写に惹かれて、

やっぱり最後まで感想を書いてみようという決め手となった回でした。

 

↓前回の感想はこちら(3話は書いておりません)↓

 

 

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パンダより恋が苦手な私たち 3話 感想|自分の持つ資源を知る

 

 

う〜ん…今回はちょっと回りくどかったですね。

恋愛お悩み相談内容は年齢差にまつわるもので、それを「世代の壁」に置き換えて、

序盤の一葉(上白石萌歌)含む若者世代vs副編集長・斉藤(平山祐介)含む中堅世代の構図、

モラハラ気味のカメラマン・喜多島(小手伸也)からの質問攻め、

そして、一回り年下の相手との結婚が破談になりそうな姉・一花(筧美和子)など、

様々なエピソードが展開されていった時点でも「ん?」とは思っていたんですが。

その他にも、アリア(シシド・カフカ)が動物バラエティに出る件や、

新キャラ・ケイカ(草刈民代)との絡みと、

わざわざ描写する必要性がない、または新たにパンチの強い要素まで盛り込んできたために、

話の進みの遅さを顕著に感じてしまいました。

 

本作の見所は司(生田斗真)による動物の求愛行動講座なので、

恋愛コラム以外にいろいろ要素を欲張ろうとすると、

ただでさえ癖の強い演出が施されているために、ぎゅうぎゅう詰めの印象を与えてしまって

かえって内容の分かりにくさを生んでしまう気がするんですよね。

例えば…藤崎(小雪)のアシスタントパートはそのまま残して、

一花の恋愛相談だけに絞っても良かったのかもしれません。

エピソードの膨らませ方については、SNSでの呟きが実は一花だったと

視聴者に最後で分からせて、あとは内容通り、義両親に説得するシーンを流すか…。

いや、あるいは…本来はSNSで一番反応がある呟きをピックアップするのが決まりなので

そこからは外れるんですが、今回は少しイレギュラーとして、

コラムを読んでいた一花が直接一葉にお願いして、

自分も司にお悩みを解決してもらいたいと頼み込む展開だったら

見やすかったんじゃないかと思います。

 

そんな訳で、今回の満足度はやや下がりましたが、

恋愛お悩み解決法については変わらず、タメになりながら聞けました。

一花の彼氏が21歳となると、まだ学生と言われてもおかしくない年齢なので、

私が60だと相手は40代…70だと50代…介護をさせてしまうかもしれないと

不安になるのも分かりつつ。

「確かに若さは強力な資源だが、それが全てではない。

人間は若さを必要以上に特別扱いし過ぎている。

自分の持っている資源に目を向けてみれば、自信が持て、誇りに思えるかもしれない。」

(↑かなり意訳ですが)

といった解決法は、視界が開けたような感覚にもさせられました。

 

また1つ学びを得た一葉は、喜多島にも本音をぶつけた効果で撮影を引き受けてもらえる事に。

藤崎の「あなたたちの尻拭いなんて簡単です。そのために、私たちがいるんですから」も、

上司としての頼もしさを感じさせてカッコ良かったですね。

一葉を振り回しているようで、彼女の可能性を見出しているんだと思います。

 

アリアにしても、司にしても…最初はいろいろ文句を言いつつも、

結局は人のために悩みに応えてくれる、後押ししてくれるんですよね。

キャラクター描写が私のお気に入りポイントです。

 

 

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パンダより恋が苦手な私たち 2話 感想|パンダは思ったよりも積極的

 

 

今回の恋愛お悩み相談は、

マッチングアプリに登録するとたくさん連絡が来て、いろんな人と会うのですが、

しばらくやり取りをしていると自然と連絡がなくなります。

どうやったらちゃんと誘われますか?」

という内容。

 

モテる人って訳ではなさそうで、この投稿者は投稿者なりに本気で悩んでいるんだろうな〜…

と思いながら聞いていたら、唯一、紺野(宮澤エマ)だけが共感。

というのも、紺野にはかつて同期・安原(笠原秀幸)の事が

気になっていた時期があったものの、自分の年齢や仕事、家庭環境、相手の気持ち…など

様々な理由をつけては、片想い止まりで諦めてしまった経験をしていたからなのでした。

 

「向こうが私の事好きかどうか分かんなかったし」

「何にも考えずに、言いたい事を言い合える関係を壊したくなかった」

「将来の事とか母親の介護の事とか、いろいろ考えなきゃいけない事が出て来た」

「今の状態であいつに告白なんかしたら、迷惑なんじゃないかと思った」

安原も好意は寄せていたのに、同じく「今の関係を壊したくなかった」という理由で

中々一歩踏み出せず、手を伸ばせば届く場所にあった奇跡を見逃す結果となってしまった。

 

紺野と安原の話を聞いていて、ああ、なんか分かるわ〜…と共感しちゃいました。

私も優柔不断で、決断をするまでにいろいろと慎重に考えがちな人間なので、

アクションを起こすのを怖がって、それを誤魔化すかのように

何かと理由をつけては逃げた事は人生で何度もあります。

恋愛とは外れますが、他人事とは思えない話だったんですよね。

で…「やっぱりこうすれば良かった」と後悔するという。

 

なので、その展開の後での「人間はここまでしているか?」にはグサッと。

パンダは可愛い見た目をしながらも、

好意を寄せている相手には全力でアピールをする動物でした。

 

本作は「アカデミック・ラブコメディ」なので、恋愛がメインの物語にはなっていますが。

最初はくまちゃん焼きの事を、形がクマなだけだろうくだら〜ん!と思っていた

司(生田斗真)がそれを食べてみたら、意外とハマってしまって

店主とも意気投合した様子を見ていると、今回のエピソードは恋愛にかかわらず、

生きていく上で大切な事なのではないかという気がします。

ネガティブな感情や偏見を一旦捨ててみると、それが何気ない一歩だったとしても、

日常生活に彩りが加わるきっかけに繋がるのかもしれません。

ささやかな教訓にも思えました。

 

あと、何気に作りの上手さを感じたのは…

今回の紺野や安原など、サブキャラクターの設定も充実していますが、

描写の膨らませ過ぎで〇〇メイン回や群像劇仕立てにはなっていないんですよね。

あくまでも「主人公が自分の知らない世界に触れて学ぶ」形で

サブキャラクターのエピソードを簡潔に取り入れる構成になっているからか、

主人公の成長物語という1本の軸がしっかりと伝わってくるのです。

 

司は面白いですし、アリア(シシド・カフカ)はツンデレ具合が魅力的ですし。

効果音や方言ネタ、動物のCGなど、全体の演出が過剰気味なので

そこで好き嫌いは分かれるかもしれませんが(私も全肯定ではありませんが)、

個人的には今後も好んで見られそうです。

 

 

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冬のなんかさ、春のなんかね 1話 感想|めっちゃ"節(ぶし)"。

 

 

いやぁ〜………深夜ドラマ30分枠で放送するならともかく、プライム帯1時間なんですもんね。

めちゃくちゃギャンブル的な内容ですね…本作。

 

と書くと、あたかも私が、本作のような挑戦的な作品を応援したい!と思っていると

捉えられる方もいらっしゃるのかもしれませんが、実際はそうでもなくて、

良くも悪くも「監督・今泉力哉節(ぶし)」が出まくっていた初回でした。

つまり、視聴者によって好みが大きく分かれそうです。

 

前半部分は、わぁ…今、今泉監督の手掛ける世界観を浴びてる…

贅沢な時間…と思えるような31分間で。

倍速視聴や飛ばし見、マルチタスクなど

「タイパ(=タイムパフォーマンス)」重視の世の中になりつつあるからこそ、

台詞のない"無"の時間はきっと、作り手にとって怖い事で、

大抵なら、物語に没入して欲しいがために

台詞や劇伴、劇的なエピソードを入れてしまいそうな所を、

本作の場合は開始から2分半まで台詞がなく、

"情景"で魅せてきた掴みには斬新さを感じさせましたし。

その後も、空いた間(ま)を埋めるように台詞を入れない作りを徹底しているお陰で、

その世界にいる人物の日常を覗き込んでいるような感覚を覚えたのです。

 

「いやあの…さっき『音漏れしてますよ』って伝えたけど、そりゃ漏れるかと思って。」

「多分合ってると思うんですけど…イヤホン取ってかけてもいいですか?」

「(良いけど合っていた訳ではなく)音漏れするぐらいのボリュームに戻してもいいですよ」

「あ…そっちか。」

初対面で、文菜(杉咲花)が聴いている曲が音漏れしているのを

ゆきお(成田凌)が教えてあげたのをきっかけに会話を始める2人の、

こうかも…と思って心を開いてみて、でも相手の考えとは微妙に外れて…みたいな

距離感の縮め方が不器用でぎこちない雰囲気には、

出会いたての初々しさを感じさせて、

見ている私の口がむにむに(分かりますか?)させられっぱなしでした。

 

しかし、徐々に困惑してしまったのは後半からです。

CMが明けて1年後になったら、

成田凌さん………ん?成田凌さんじゃない!あなた誰!?状態になり、

知らない人とホテルに行くわ、なんか読み上げているわで

イマイチ話が頭に入ってこないまま見終えてしまったのです。

 

初見の時点では、何か聞き落としてそうで感想を書けなかったので、

後日改めて、字幕付きで見返したのです。

すると、今泉監督が本作を通して何を描こうとされているのかは

ぼんやりと見えてきたのですが、

上記で私が困惑した理由が、「台詞」ではなくもはや「語り」の多さにもある事に気づき、

普段から、登場人物が心の内を語り過ぎるドラマが苦手な私にとっては、

まるで小説の朗読を聞いているかのような気分になってしまいました。

 

以前監督されていた「からかい上手の高木さん」は好んで見ていたのに、

本作はなんで…と思ったので、後でスタッフを確認してみると、

「高木さん」は脚本担当が今泉監督の他に2名おり、メインの脚本家は他の方。

本作は、現在記載されている限りでは、脚本家は今泉監督のみ。

(両方とも、脚本・演出を担当されています。)

回によって複数で担当しているか、全話お1人で書き上げている(書き上げる予定)か。

ここの違いが大きいのかもしれません。

 

独自の作風をお持ちの脚本家の作品を拝見すると、ああ、主張が強いな〜…

登場人物を借りて自身の考えを発表する場になってしまっているのでは…

と思う事が時々あるのですが、残念ながら、本作もこれに偏ってしまう恐れを感じています。

 

序盤の文菜とゆきおのやりとりや、

お互い恋人はいるのに深い交流をとる文菜と山田(内堀太郎)、

そして、文菜の綴る本音を見聞きしている限り、

"好き"でいる事の不安とか、関係が壊れてしまう事への怖さとか、

誰かと話して心を落ち着かせたいだとか…

そういった、恋愛に対して思案し続ける若者の等身大な姿を描く。

そんな作品になるのではないかとは考えています。

ただ、恋愛をしない若者が増えてきた時代になってきているだけに、

「語り」の多さが、作品の難解さ、とっつきにくさを生み出している気がしてなりません。

初回を見て面白いと感じた視聴者もお見かけするので、あくまで私個人の好みでしかないんですが。

せめて、もう少しだけ量を減らして、この人は今何を考えているのかを

視聴者が想像する機会が増えたらな…と思うんですが…う〜ん。

 

初回だけで判断するのではなく、最後まで見た上で作品を感じ取って欲しい…

みたいな部類の作品だと思うので、当分様子見してみますが、

次回以降の感想を書くかどうかは分かりません。

本命だったのに…(泣)

 

 

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探偵さん、リュック開いてますよ 1話 感想|探偵(?)兼発明家vs松茸泥棒

 

 

毎期書いている「視聴リスト&期待度」で既に「探偵ドラマだとは思わず、

その場で起こる出来事を気軽に楽しんで見た方が良いかも(笑)」とコメントしましたが、

やっぱりそういう捉え方が正解みたいです。

どこまでもユルいし、どこまでも独特。

主人公・洋輔(松田龍平)は探偵兼発明家との事ですが、

初回を見た限りでは発明家要素が圧倒的に強く、

何なら、たまたま証拠動画を撮影していて、

車のナンバーを特定出来た香澄(片山友希)の方が探偵としては優秀でしたから(笑)

 

でも、本作の町の描写は、どこか温かみを感じて好きです。

町では人気者だった父が急に消え、その事を知っている町の人たちが

今度は息子の洋輔を頼るようになった。

洋輔がドンソクで通りかかるたび、顔見知りの人ばかりみたいで挨拶は欠かせないし、

洋輔の開発したものは、新参者の香澄も不思議に思うほど

町の人たちの日常に溶け込んでいる。

 

父の人望が厚かったからとは言え、変わり者である彼を受け入れてくれている、

必要としてくれているし、洋輔は去った父の穴を埋めるべく、

開発物を通して町の人たちに応え続ける…。

ぱっと見は肩の力抜いて楽しめる内容でも、

奥底では、長く築かれた繋がりを感じさせる…そんな関係性にほっこりします。

 

ヘンテコ開発物もそうなんですけど、

「これ以上松茸業界に深入りするな」「警察はもっとちゃんと松茸を捜査しろ!」も

ドラマで聞いた事のない台詞過ぎて笑えました。

 

好みは分かれそうですが、温泉らしく、ほっとひと息つけるような作品です。

プライム帯では視聴者を多く獲得したいがためなのか、

考察を促す描写…説明台詞ばかり…要素の盛り込み過ぎ…で

モヤモヤしたり、頭がこんがらがったりしやすいドラマも

増えつつあるからこそ(もちろん、良いなぁ…と思えるドラマもあります)、

大衆受けをあまり気にしなくて良い、深夜帯の醍醐味である自由さを効かせた、

本作のようなドラマも必要だと思ってます。

 

感想を書き続けるかは今後の展開次第にはなりますが、

この枠のドラマも、久々に視聴継続決定です!

(このまま完走したら、個人的には

波よ聞いてくれ(23年4月期)」ぶりの視聴となります…(笑))

 

 

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テミスの不確かな法廷 2話 感想|シンメトリーが導き出した真実

 

 

上田正という名前にまつわる、冒頭の回想。

「正しいとは、一度止まってみる事なのか。そう考え出すと、脳が勝手に思考を移しました。」

「目には見えない法則があるんじゃないかと、無意識に探してしまうのかもね。」

この安堂(松山ケンイチ)と山路(和久井映見)による会話が、

今回のエピソードであがった栗田奈央と八木一喜というシンメトリーな名前にも

繋がってくるんだろうと思いながら見てはおりましたが、異母兄弟とは驚きました。

 

ちょっと出来過ぎな結末だったので、案件への満足度は前回より少し下がりましたが…

今回はどちらかと言うと小野崎(鳴海唯)の掘り下げ描写が多く、

「分からないことを分かっていないと、分からないことは分かりません」という

ポリシーのもと行動する安堂に感化され、周囲への忖度よりも自分の信念を貫くと

決意するまでの彼女の変化を見た内容だった気がします。

本作の案件自体に作り込みはあまり感じさせなくとも、

人間描写は、相手と関わった上での"気づき"や支え合いがじっくり描かれているため、

好意的に見ていられます。

 

裁判時の「八木さんの意識が戻って…怖かった。…でも俺…嬉しかった。

嬉しかったんです…。」という栗田(山時聡真)の言葉も印象的でした。

傷つけてしまった立場の視点と、バスケ仲間としての視点…

相反する気持ちが表れた言葉でした。

 

鳴海唯さんは「あんぱん」の小田琴子役で初めて認識しましたが、

伸びしろを感じさせる役者さんです。

相手と向き合う時の混じり気のない目に、ハッとさせられます。

 

 

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パンダより恋が苦手な私たち 1話 感想|就職した世界線の満?

 

 

2024年の4月期から2025年の1月期まで「土ドラ9」と「土ドラ10」で2枠続き、

4月期以降は21時台で放送を続けている日テレの土曜ドラマ

私にとって日テレドラマの中でも特に土曜は相性が悪く、

前期までの期間で放送された計11本のうち、最終回まで完走出来た作品は

2024年10月期の「放課後カルテ」しかありません(汗)

その他の作品も全く見ていなかった事はないのですが、

イマイチ惹かれず数話でリタイアしたり、

また考察系かぁ…また正体当てるやつかぁ…と思いながら

苦手なジャンルを最初からスルーしたりしていたので、久々の視聴となりました。

土曜はドラマなしの日が続いたので、リアタイしたのが何だか変な感覚でした(笑)

 

私がなぜ本作を積極的に視聴してみようと思ったのかは

キャスティングが一番の決め手となっており、

どんなジャンルでも安定した存在感で、好意的に見続けられている上白石萌歌さんと、

生田斗真さんなら弾けた演技でドラマを面白くしていただけそうという期待感があったから。

 

で、いざ視聴してみたら、面白いとはまだ言い切れないものの、

個人的にはちょっぴり刺さる部分もあり、今後も見てみようかな…と思える初回でした。

 

憧れのファッション誌が休刊になり、生活雑誌への配属となった一葉(上白石萌歌)は

興味のないジャンルだからと仕事には無気力、家では恋人よりも自分の話ばかりで

恋も仕事も中途半端だけれども、当時感じていた想いや感情は否定したくない、

思い出は大事に心にしまっておきたいという確かな価値観を持っている。

司(生田斗真)は動物の求愛行動マニアで、人間の恋愛には全く興味がないかと思いきや、

人間の恋愛にしかない意味を知りたい気持ちはある。

一葉の憧れのモデル・アリア(シシド・カフカ)は自分の名前を貸すだけで何も仕事しない、

でも口出しはする…そんなわがままな性格ではあるけれども、

小さい頃の一葉も響いていた「みんなが共感できるのに、

これまで誰もやってこなかったことをする」という信念はずっとブレずに生きてきた。

 

この人はこういう性格だから…という一辺倒で済ませないキャラクター造形に惹かれます。

後半になるにつれて、三者三様で内側に秘めているものを覗かせてくれたため、

一葉と司が動物の求愛行動を通じてコラムに関わる事で、

それぞれの考えがどのような変化を辿るのか?その過程を知りたくなりました。

 

「今いる場所が気に食わないなら、ちゃんと自分が行きたい場所に行く努力したか?」

「輝ける場所を探すんじゃない。自分で輝くの。」

アリアのこの言葉はカッコ良かったですね。個人的にはグサッと来ました。

今後の生活において、肝に銘じておきたい言葉です。

 

先ほど、面白いとはまだ言い切れないと書きましたが、

その理由は軽いタッチに仕上げている演出にありまして。

それだけで見れば、私の好みじゃないか、ギリギリ受け入れられそうかの

瀬戸際ではあるんですけど、面白そうかも…と思える雰囲気は

生田斗真さんの振り切った演技が7割以上作り出していたような気もします。

まだ放送は初回だけなのに、途中の時点でどこか馴染みがある感じがしたので

なんでだろうと考えていたんですけど…

司って、就職した世界線の満っぽくないですか?(笑)←by「俺の話は長い」

ドラマでお見かけする生田斗真さんは、癖が強いか、理屈っぽい役のイメージですw

 

共感する所もあるし、見てみようと思える初回だったので、

とりあえず感想も続ける予定です。

ただ、強いて言うなら、次回予告の作りが雑なのが気になりますね。

最近は作られないドラマも増えていますが、個人的にはあって欲しい派です。

今後どんな話になっていくんだろうかと胸を膨らませたり、

1週間後にこの詳細が見られるんだという楽しみを生み出してくれるのが

次回予告の良さだと思っているので、用意するならするで、

もうちょっと視聴者の楽しみに繋がるような予告だと良いですよね…。

 

 

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テミスの不確かな法廷 1話 感想|主人公の口の動きにつられる

 

 

初っ端から投稿が遅いという…(汗)大変お待たせいたしました。

金曜も土曜も見終わり次第、ぼちぼち書いていきます。

 

ここ最近で、自閉スペクトラム症発達障害など「障がい」を扱ったドラマを

度々見かけるようになりました。

先に私の考えを書いておきますと…それを人物に設定づける事自体は否定しなくとも、

「障がい=才能」に見立てて、他より秀でているスペシャリスト風に描くドラマは

正直好きではありません。

誰しもがずば抜けた能力がある訳ではないし、

むしろ受け止め切れずに苦しんだり悩んだりしている人も多いでしょうに、

"エンタメ"として利用するのは世間に誤解を招く恐れがあり、

浅はかではないか?と思ってしまうのです。

 

そのため、本作も、いくら当時好んで見ていた「宙わたる教室」のスタッフ最新作とは言え、

視聴前まで少し警戒していたのですが…

その不安は稀有に終わり、想像していたよりも好意的には見られそうだな…

といった感想が一番に残りました。

 

主人公・安堂(松山ケンイチ)は、自身を宇宙人、周囲を地球人だと心の中で言い聞かせており、

地球人たちの「普通」が分からないながらも、

それに合わせられるように勉強して、何とか生きようとしている裁判官です。

 

法廷の人間である事も含めて、安堂の様子を見ていると

「ぼくほし」の健治を思い出してしまう訳で、(木野花さんも出演されてますし…)

健治が「独特の感性を持つ人物」として描かれていた事を考えると、

別に、自閉スペクトラム症発達障害を絡めなくても

この人物は描けたのではないか?というのが本音ではあります。

しかし、2つの障がいを隠すようにしながらも抑え切れずに、

周りの人に見られてしまってパニック状態になるまでの一連の言動を、

松山ケンイチさんが、等身大ながらも視聴者に切ない印象を与えず

ユーモラスに演じて下さっているお陰で、ふふっと微笑ましく見られるんですよね。

劇伴も演出も、全体的に落ち着いたテンポに仕上がっているため、

主人公や物語に入り込みやすいです。

 

「分からないことを分かっていないと、分からないことは分かりません」

何度か言っていたこの言葉が、安堂が裁判に向き合っていく上でのポリシーみたいです。

自分がどこに疑問を感じているのか、その原因は何なのかを明確にしておかないと

いつまでも漠然とした"モヤモヤ"を抱えてしまうから、

まずは分かろうとする事から始めたい…と受け取りました。

直接江沢家を訪れるシーンや、小野崎(鳴海唯)の情報提供をもとに

考えるシーンもありましたので、上記の言葉が物語の根幹となりそうです。

 

ゲストとして登場された小林虎之介さんは、短い間ですっかり大人になりましたね…。

以前の感想でも書きましたが、小林さんは感情を滲ませる演技が抜群に上手くて、

泣きそうな表情をすると、こちらまでつられそうになるのです。

少しだけ見えた、目に溜まる大きな一粒の涙も美しかったです。

 

NHK火10のリアタイはちょうど去年ぶりですね。

次回以降もこちらを優先します。

 

 

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