
こちらもまだ最終回の感想が書けていなかったので、書いておきます。
とは言っても、そこまで面白味は感じられなかったため、簡単にではありますが…。
8話と9話(最終回)は案の定、前後編でした。
警察学校を舞台にしたお話です。
警察学校と言えばもう「教場」を視聴してしまっているため、
銃撃訓練に備えて悪事を働く学生のエピソードも、雰囲気、演出自体においても
少々薄味な感じではありましたが、
まぁ、本作の場合メイン題材ではないので置いておくとして…。
それでも、今回のお話を前後編にする必要はあったのかどうかは疑問でした。
何と言うか…教官・滝川(玉山鉄二)が早いうちから登場している時点で
出オチでしかないんですよね。
中堅どころの役者さんで、天海祐希さんとは「BOSS」で共演されているので
どうしても真壁の取り調べシーンに注目したくなるのです。
エピソードが繰り広げられるばかりで、中々滝川が前面に来ない。
故に、引き延ばしを感じてしまう。
別に、学生たちの話を膨らませるな!と言いたい訳ではなく、描いて良いと思っています。
しかし、もし前後編である意味を持たせるなら、
「滝川王国」というワードもあった事ですから、
前編は滝川の姿をとことん出さず、指導している様子が描かれるにしても
顔部分は影で隠して(あるいは下半分で見切れさせて)、
"謎めいた権力者"のイメージを視聴者に覚えさせ、出演者を考察させた上で
終盤の方で玉山鉄二さんだったと明かす演出を施したら、
後編も盛り上がりを見せたのかもしれません。
前編は状況紹介、後編は真相解明で分ける形が得策だったように思います。
肝心の取り調べシーンにしても、元部下の現在の姿を映像で見た途端
涙ぐんでしまうのは…途中までの様子と違い過ぎて唐突でした。
あれ?事件捜査に進展があって、学生たちにも話を聞いたと報告を受けても
一切動じなかった滝川が、そんなにあっさり絆されるんだ?と。
シーズン3から感想は書いてきており、今シーズンは事情で2話分飛ばしてしまったものの
物語が完結するとの事で、ドラマとして有終の美で終わると良いなぁと思いながら
最終回は見たんですけど、この終わり方は残念でしたね…。
今シーズンで面白かった回を挙げるとするなら、5,6話くらいでしょうか。
でも全般的に、良くも悪くも安定感が先行しており、
期待を超える事はあまりなかったように思います。
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