rincoro_ht一覧

正直不動産2 9話 感想|神木が1位にこだわり続ける理由が辛い…。

 

 

他スケジュールとの兼ね合いもあるのかもしれませんが…ライバルとして登場して以降、

全体的に出番は少なかったですよね、神木(ディーン・フジオカ)って。

ふらっと登場してきたかと思えば、1位にこだわり続ける理由も明かされないまま

犯罪スレスレ(というか犯罪)行為を行ってきたり、タップダンスを披露したり。

それが視聴者の「なんでそこまでして1位を取りたがるの?」「なんで毎回タップダンス?」

といった彼への不気味さや得体の知れなさを増幅させ、

今度は、彼は一体何者なのか?という興味に繋がっていきました。

 

いつ過去が明かされるのだろうかと待ち望んで、ようやくその機会が訪れた今回。

前回の感想でも書いたように、何となく悲しい出来事がきっかけである事は

分かってはいたんですが…いやぁ、結構しんどいものでしたね。

息子・翔太(石塚陸翔)と1位を取ると約束し、

交通事故で亡くなってしまった翔太の分まで背負うようにして、今もその約束を守り続ける。

 

気持ちは分かるけれども、だからって何も犯罪までやらなくても…

むしろ、妻と息子を喜ばせたいのであれば、

今の姿を2人が見たら悲しむって想像はつかないんだろうか…なんて、

過去が明かされてもなお納得し切れずにいたのですが、

なぜ納得し切れないのか、後に花澤(倉科カナ)に語るシーンで

ちょっと納得出来た自分もいました。←ややこしい言い回しですが(苦笑)

 

1位を取れなかったら妻と息子が目の前から消えてしまったけれども、

また1位を取り戻したら2人に再会出来た。

まぁ要は…神木の心の中は、15年前で時が止まってしまっているのだと。

神木が夜道の街灯の下でタップダンスをしている時、そこに残像として現れた2人が

妙に、まさに街灯の明かりに照らされているかのように

はっきり映っているなぁと思っていましたが、

きっと、彼の目にはそこに実在して見えているって事なんですよね。

「1位にこだわり続ける」と書き続けてきたけど、

言葉を選ばずに書くなら、もはや執着、依存に近いんでしょうか。

今の神木に必要なのはカウンセリング…と思うくらいには、いたたまれなかったです。

 

そんな神木に対抗して、永瀬(山下智久)はどんどん

住民たちにとっての"町のヒーロー"になっていきます。

最初は永瀬も、ミネルヴァ不動産が悪どい方法で結ばせたサブリース契約は

借地借家法で守られているから、そう簡単に手を出せないと半ば諦めていたのが、

石田(山﨑努)に背中を押してもらってアクションを起こすっていう展開が、

シーズン1から見ている者からしたらグッと来てしまってねぇ…。

人に喜んでもらいたいから和菓子作りを続ける。

そんな、今の永瀬の正直な仕事ぶりの"原点"とも言える人から…って所に

意味を感じさせるシーンでもありました。

 

月下(福原遥)や十影(板垣瑞生)をサポートしながらいろんな町の人々の悩みに向き合い、

時には営業売り上げに繋がらなくても、相談を引き受ける。

で…前回の登坂(草刈正雄)の言葉

「町の不動産屋さんっていうのは、顧客だけじゃなく町の人々に生かされて商売してる。」。

群像劇のごとく、他の登場人物の事情に首を突っ込んだり、

恋バナや騒動などで話を賑やかせたりした結果、

主人公(または描くべき対象)の成長過程描写が

中途半端になってしまうドラマも散見されるだけに、

たくさんの人に支えられ、影響を受けながら

永瀬が"町のヒーロー"になるまでを着実に描いている本作には、清々しささえ覚えます。

 

次回で最終回。

永瀬の周りが祝福ムードになっている裏で、

暗号資産が暴落して落ち込む十影に神木が声をかけ…

榎本(泉里香)にはニューヨークへの転勤話が舞い込み…

建設予定地の看板が建てられている所を桐山(市原隼人)が目撃し…で

いろんな出来事が勃発しているというのが、最終回前らしくてワクワクさせられますね。

でも、もう終わり…良いドラマほど、最終回が来るのが早く感じるもんなんですよねぇ。

 

↓前回の感想はこちら↓

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。
ランキングに参加しております。
ポチッと押していただけると嬉しいです♪

にほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへ

 

 


さよならマエストロ〜父と私のアパッシオナート〜 8話 感想|で、どうやって指揮者になれたのか…

 

 

志帆(石田ゆり子)との離婚危機も

響(芦田愛菜)との関係性の修復も有耶無耶なままなのに、

なぜ8話というクライマックスに差し掛かるタイミングで俊平(西島秀俊)の過去話を?とか。

天音(當間あみ)と重ねて描きたいのであれば、

俊平が幼少期から続けてきた野球を辞めて音楽の道へと進んだ"きっかけ"よりかは、

高2から短期間でどうやって音楽を独学で学んだのか(音大はお金かかるし…)、

あれからシュナイダー先生(マンフレッド・W)の指導はあったのかといった

"過程"をじっくり描いた方が、

「心の底からやりたいものに出会えた時、本気で打ち込めばその夢は叶う」例を

実現させてみせた彼女の成長も、母校での俊平のスピーチも

より説得力のあるものになったんじゃないかな…とか。

そもそもシュナイダー先生はなんで高松に越してきたの?とか。

晴見フィルっていつの間にかボランティア団体になってない?経費はどうしてるの?とか。

今回も気になる所はたくさんありました。

 

でも、今までの流れを踏まえた上だと微妙なんですけど…

今回の内容だけ見てみれば、結構グッとくる話ではあったんですよね。

それはまぁ…冷静に振り返ってみて、たった数分間の出番しかないのに、

泣きそうになるのを堪える表情や安堵したのが窺える息の吐き方で、

最後にガッツリ爪痕を残す柄本明さんの演技力のお陰が大きいんでしょうけれども。

母校で俊平が学生たちに贈った言葉は、これから卒業シーズンが始まって

新生活が始まろうとしている学生の視聴者も元気づけられたんじゃないかなと

しみじみ考えさせられましたし。

話の作り自体も、独立したエピソードが羅列してあった前回・前々回とは違って、

俊平の物語の中にいくつかのサブエピソードが含まれているので見やすくなっていて。

"単体(1本の話)"なら、良い感じにまとまっていたとは思うんです。

 

個人的な好みで言っても、家族が和解する瞬間には昔から弱い。

なのに、じゃあ、なんでこんなにどっち付かずな感想を書くのかと聞かれたら…

やっぱり、今この段階でやるべき内容だったのかが引っかかるからなんだと思います。

だって、残り2話で俊平と響の和解はもちろん、

晴見フィルの動向も描くって、駆け足になりそうで…(汗)

 

っていうか、今回の話の後に、父と娘の話を持ってきたら

パンチが弱くならないかと心配にもなりますね。

いや、演技面でどうこう言いたい訳ではなくて、

「30年越し」と「5年越し」じゃ、重みや和解した時の喜びが

大分違ってくる気がするんです。

どちらかと言うと、5・6話辺りの中間地点向きの内容だったのかもしれません。

(↑卒業シーズン…とは書いたけれども、それは最終回にズラしても成立するだろうし。)

 

2人がしっかり向き合い、話し合い、想いをぶつける姿を見られれば良いんですが…

以前明かされた響の想いにも同情出来ずじまいだったので、期待薄で行くしかなさそうです。

 

 

↓次回の感想はこちら↓

 

↓前回の感想はこちら↓

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。
ランキングに参加しております。
ポチッと押していただけると嬉しいです♪

にほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへ

 

 


グレイトギフト 7話 感想|真犯人と創造者はまた別だよね?

 

 

まぁ……やっぱりおかしな話なんですよね。

前回の感想の一部をもう少し膨らませて書きますが、

白鳥(佐々木蔵之介)と郡司(津田健次郎)は殺人罪を犯していて、

本坊(筒井道隆)も郡司と一緒に、ギフトの特性を知っていながら密売をしている。

加えて、藤巻(反町隆史)と久留米(波瑠)は白鳥の指示のもとで

秘密裏(?)に培養を続けており、殺人幇助に値する訳で。

白鳥と関わっている人全員、やっている事は"真犯人"とほぼ同じだと思うんです。

 

だから、「真犯人編」と言われても全然ピンと来ませんし。

罪を既にいくつも犯しているのに、正義感を振りかざして

真相を追求する姿が描かれるのにも違和感。

前回で、協力してくれていると思い込んでいた神林(尾上松也)が

実は白鳥とグルだったという衝撃展開をやったにもかかわらず、

今回では藤巻と2人で捜査しているんですから…

前回のラストをあんなに大々的に魅せる必要があったのかと思うと同時に、

話の前後に矛盾も感じます。

 

内容自体も、引き延ばしが顕著でねぇ。

特にその印象が強かったのは、麻帆(明日海りお)と

郡司の妻・佳澄(西原亜希)のシーンでしょうか。

麻帆と郡司が不倫しているから、郡司の妻が登場するのは何ら不自然ではないんですが、

ギフトとは関係のない所で新たにドロドロ話を追加されてもなぁ…

と思えてなりませんでした。

 

っていうか、ぶっちゃけ今回って、生命研出身の北本(柏原収史)を尋ねて

当時の職員名簿の有無を聞いた序盤のくだりがありましたけど。

下手したら…別に話をあちこち広げなくたって、序盤とラストを直結させても

支障のない内容だったのではないでしょうかね。

 

提供バックの時に「最終決戦へ!! 真犯人は…お前だ!」とか煽りながら、

今回で判明したのは「オクトセブン」の創造者で、

作った人と愛宕山田明郷)たちを殺した犯人はどうやら違うみたいで。

いや、そしたら真犯人とは言えなくない?と頭がこんがらがってもしまうのでした(苦笑)

うーん…個人的には、前回から本作への満足度が下降気味ですね…。

 

 

↓次回の感想はこちら↓

 

↓前回の感想はこちら↓

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。
ランキングに参加しております。
ポチッと押していただけると嬉しいです♪

にほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへ

 

 


正直不動産2 8話 感想|神木からの挑戦状

 

 

永瀬(山下智久)が「正直で頼りになる人」として認知されているという事実。

ボランティアのお手伝いの時に見かけただけで、

特に面識もないお客さん(篠崎家)の娘からっていうのがまた良いんですよねぇ。

 

不動産屋の営業は、家の購入や投資の相談などで

当然、お客さんと何度か関わる事にはなるんだけれども、

子供とは軽く挨拶するくらいで、コミュニケーションをとる機会なんて早々ない。

だから、子供が営業マンに助けを求めようとするって、

よっぽどその人に上記のイメージが定着しているって事になる訳で。

日頃のカスタマーファーストの積み重ねが、こうして結果に結びついている所に

永瀬の成長を感じさせて、ジーンと来ちゃいました…。

 

ジーンと…と言えば、黒須(松田悟志)のミスをみんなで手分けしてカバーし、

嬉しい出来事があれば自分の事のように喜べる登坂不動産の面々も素敵でしたね。

今回は特に、いる社長(草刈正雄)が永瀬にかけた言葉

「だが、町の不動産屋さんっていうのは、

顧客だけじゃなく町の人々に生かされて商売してる。それを忘れるな。」

が印象に残っておりまして。

これが登坂不動産の理念になっており、

永瀬や月下、みんなに浸透していっている事が分かる回でもありました。

 

内容自体は、投資用マンションの購入検討者を賭けた永瀬VS神木の対決だけでなく、

永瀬が対応するはずだった依頼も自分の手柄にしようと息巻く

黒須も交えた三つ巴戦のような作りに。

黒須は5話からの登場で、このまま物語の最後まで

登坂不動産で働き続けると思っていたので、今回の退場は意外でしたが。

フルコミで働く理想と現実が垣間見えて…

強気な姿勢とは裏腹に、実は繊細な性格でずっと無理してきたのかもしれません。

 

そんな彼から「ミネルヴァ不動産に負けるなよ」と永瀬にエールを送るシーンは、

残り2話で、いよいよ神木との最終決戦が近づこうとしている

という実感を湧かせてくれました。

強敵に立ち向かい敗れたライバルが、自身がライバルだと認めている者に託す。

どことなく、少年漫画的な熱さを感じさせます。

 

永瀬が旦那として相応しいかの試験を始めた事で出番が増えた榎本の存在も、

少し深刻な雰囲気を漂わせていた今回の内容が重くなり過ぎない程度に、

良いアクセントを生み出していました。

彼女のコミカルさとサバサバした性格、潔い東北訛りが好きなので、

それがいつもよりたくさん見られたのも嬉しかったです(笑)

 

次回はいよいよ、ようやく神木が1位に執着するきっかけとなった過去が明かされます。

過去には花束や、母親と子供が一緒に歩いている様子を見て

タップダンスをしていた所を見る限り…やはり事故が絡んでいるんでしょうか?

 

 

↓次回の感想はこちら↓

 

↓前回の感想はこちら↓

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。
ランキングに参加しております。
ポチッと押していただけると嬉しいです♪

にほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへ

 

 


正直不動産2 8話 感想|神木からの挑戦状

 

 

永瀬(山下智久)が「正直で頼りになる人」として認知されているという事実。

ボランティアのお手伝いの時に見かけただけで、

特に面識もないお客さん(篠崎家)の娘からっていうのがまた良いんですよねぇ。

 

不動産屋の営業は、家の購入や投資の相談などで

当然、お客さんと何度か関わる事にはなるんだけれども、

子供とは軽く挨拶するくらいで、コミュニケーションをとる機会なんて早々ない。

だから、子供が営業マンに助けを求めようとするって、

よっぽどその人に上記のイメージが定着しているって事になる訳で。

日頃のカスタマーファーストの積み重ねが、こうして結果に結びついている所に

永瀬の成長を感じさせて、ジーンと来ちゃいました…。

 

ジーンと…と言えば、黒須(松田悟志)のミスをみんなで手分けしてカバーし、

嬉しい出来事があれば自分の事のように喜べる登坂不動産の面々も素敵でしたね。

今回は特に、いる社長(草刈正雄)が永瀬にかけた言葉

「だが、町の不動産屋さんっていうのは、

顧客だけじゃなく町の人々に生かされて商売してる。それを忘れるな。」

が印象に残っておりまして。

これが登坂不動産の理念になっており、

永瀬や月下、みんなに浸透していっている事が分かる回でもありました。

 

内容自体は、投資用マンションの購入検討者を賭けた永瀬VS神木の対決だけでなく、

永瀬が対応するはずだった依頼も自分の手柄にしようと息巻く

黒須も交えた三つ巴戦のような作りに。

黒須は5話からの登場で、このまま物語の最後まで

登坂不動産で働き続けると思っていたので、今回の退場は意外でしたが。

フルコミで働く理想と現実が垣間見えて…

強気な姿勢とは裏腹に、実は繊細な性格でずっと無理してきたのかもしれません。

 

そんな彼から「ミネルヴァ不動産に負けるなよ」と永瀬にエールを送るシーンは、

残り2話で、いよいよ神木との最終決戦が近づこうとしている

という実感を湧かせてくれました。

強敵に立ち向かい敗れたライバルが、自身がライバルだと認めている者に託す。

どことなく、少年漫画的な熱さを感じさせます。

 

永瀬が旦那として相応しいかの試験を始めた事で出番が増えた榎本の存在も、

少し深刻な雰囲気を漂わせていた今回の内容が重くなり過ぎない程度に、

良いアクセントを生み出していましたね。

彼女のコミカルさとサバサバした性格、潔い東北訛りが好きなので、

それがいつもよりたくさん見られたのも嬉しかったです(笑)

 

次回はいよいよ、ようやく神木が1位に執着するきっかけとなった過去が明かされます。

過去には花束や、母親と子供が一緒に歩いている様子を見て

タップダンスをしていた所を見る限り…やはり事故が絡んでいるんでしょうか?

 

↓前回の感想はこちら↓

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。
ランキングに参加しております。
ポチッと押していただけると嬉しいです♪

にほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへ

 

 


さよならマエストロ〜父と私のアパッシオナート〜 7話 感想|小村(西田敏行)が倒れるとヒヤヒヤする。

 

 

う〜〜ん…困った。前回以上に判断に困る。

今回は何を描く回なのか、どんな結末に持っていきたいのかが分かりづらかったです。

 

公式サイトのあらすじをチェックしてみたら

サブタイトルで「77歳の夢ライブ」と表記されていて、

どうやら小村(西田敏行)の人生初のリーダーライブがメインだったみたいなんですが…

今回の内容を整理すると、そのエピソードの他に

・憧れのドイツの楽団からオファーが来る俊平(西島秀俊

・一緒に同じ夢を見続けてきたつもりが、ドイツの楽団のオファーを断られた事で

 衝突してしまう俊平と鏑木(満島真之介)の関係性

・母校の高校から記念スピーチとオーケストラ部の1日指導を依頼され、帰省しようか迷う俊平

・仙台のオケフェスにワイルドカード枠で応募する晴見フィル

・父(もとい市長)・白石(淵上泰史)から音楽の道を反対される天音(當間あみ)

・で…いつも描かれる響(芦田愛菜)の葛藤

で、合わせると7つのエピソードが同時並行して描かれているので(多っ!!)、

主人公の存在感が埋没していれば、

話が情報過多に感じられてしまうのも無理ないと思うんですよね。

 

今までの描写から、俊平が心から音楽とオーケストラを愛している事は十分伝わるんですけど。

それを前提にしても…何でしょう、エピソードを盛り込み過ぎているのが原因で、

今回の彼を見ていると、何もかも中途半端に取り組んでいるように見えてしまいます。

晴見フィルの事も、響との事も。

実際、「ちりオケ」の形態となった新生・晴見フィルの活動がこれからだって言うのに、

本人はドイツの楽団のオファーを受けるか、故郷には帰るのかどうかで

延々悩んでいる様子が目立ちましたから…(汗)

 

晴見フィルのピッチピチした生き返った演奏を聴くたび、

人生で一回くらいは満足のいく演奏がしたくなって

イベント開催を決めたと語る小村の動機は、

前回、ホール閉館にあたってのラストコンサートもあって、

そこでの活動にピリオドは打ったけれど、誰かには活力を与えていて、

聴いた人々の中にはいつまでも"思い出"として残り続けるんだろうな…

というのが感じられて素敵に思えただけに。

メインとサブできちんと強弱をつけて、小村のエピソードをもっとじっくり見たかったです。

 

響も響でなぁ…もう7話なのに、父に歩み寄ろうとする変化が

あまり感じ取れないのは気のせいなんでしょうか。

ず〜っとツンケンしてるなぁ…って印象なんですよね。

いや、今まで遠ざかっていたバイオリンを天音に教えたり、

父と同じく「ボッカルーポ」と言ってしまったり、

大輝(宮沢氷魚)のアシストを受けて

何の曲なのかを聞いてみようと試みたり(これは失敗したけど)、

確かに変わってきてはいるんですよ。

ただ、どれも父のいない所か、父には伝わっていない状態でその動きを見せているので、

拒絶している相手に対して壁を壊さない限りは

「変わった」とは言い切れないんじゃないかと思うのです。

自分が家族を壊したとは自覚していて、お互い向き合って話せるようになる日は

果たして来るのかどうか…。

 

次回は俊平が30年ぶりに帰省する話だそうで、父親役は柄本明さんだと判明。

野球部の監督を務めていて、あの短気な性格からするに、

少年時代の俊平は、本当は野球をやりたくなくても

やらされていたんじゃないかと察せられます。

内容も見ていない内からこんな事言うのも何ですが。

もしそうだとしたら、今回の天音の

「今までの習い事はやりたいと思えなかった(だから長続きしなかった)」エピソードは

次回の内容と重ねて描いても良かったのでは…?という気がしますね。

 

最後に余談で。話が前後しますが、小村が倒れるくだりはヒヤヒヤしました…。

でも、その後ケロッと回復。

大した事なかったのなら、あのくだりは必要だったのでしょうか(滝汗)

 

↓前回の感想はこちら↓

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。
ランキングに参加しております。
ポチッと押していただけると嬉しいです♪

にほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへ

 

 


さよならマエストロ〜父と私のアパッシオナート〜 7話 感想|小村(西田敏行)が倒れるとヒヤヒヤする。

 

 

う〜〜ん…困った。前回以上に判断に困る。

今回は何を描く回なのか、どんな結末に持っていきたいのかが分かりづらかったです。

 

公式サイトのあらすじをチェックしてみたら

サブタイトルで「77歳の夢ライブ」と表記されていて、

どうやら小村(西田敏行)の人生初のリーダーライブがメインだったみたいなんですが…

今回の内容を整理すると、そのエピソードの他に

・憧れのドイツの楽団からオファーが来る俊平(西島秀俊

・一緒に同じ夢を見続けてきたつもりが、ドイツの楽団のオファーを断られた事で

 衝突してしまう俊平と鏑木(満島真之介)の関係性

・母校の高校から記念スピーチとオーケストラ部の1日指導を依頼され、帰省しようか迷う俊平

・仙台のオケフェスにワイルドカード枠で応募する晴見フィル

・父(もとい市長)・白石(淵上泰史)から音楽の道を反対される天音(當間あみ)

・で…いつも描かれる響(芦田愛菜)の葛藤

で、合わせると7つのエピソードが同時並行して描かれているので(多っ!!)、

主人公の存在感が埋没していれば、

話が情報過多に感じられてしまうのも無理ないと思うんですよね。

 

今までの描写から、俊平が心から音楽とオーケストラを愛している事は十分伝わるんですけど。

それを前提にしても…何でしょう、エピソードを盛り込み過ぎているのが原因で、

今回の彼を見ていると、何もかも中途半端に取り組んでいるように見えてしまいます。

晴見フィルの事も、響との事も。

実際、「ちりオケ」の形態となった新生・晴見フィルの活動がこれからだって言うのに、

本人はドイツの楽団のオファーを受けるか、故郷には帰るのかどうかで

延々悩んでいる様子が目立ちましたから…(汗)

 

晴見フィルのピッチピチした生き返った演奏を聴くたび、

人生で一回くらいは満足のいく演奏がしたくなって

イベント開催を決めたと語る小村の動機は、

前回、ホール閉館にあたってのラストコンサートもあって、

そこでの活動にピリオドは打ったけれど、誰かには活力を与えていて、

聴いた人々の中にはいつまでも"思い出"として残り続けるんだろうな…

というのが感じられて素敵に思えただけに。

メインとサブできちんと強弱をつけて、小村のエピソードをもっとじっくり見たかったです。

 

響も響でなぁ…もう7話なのに、父に歩み寄ろうとする変化が

あまり感じ取れないのは気のせいなんでしょうか。

ず〜っとツンケンしてるなぁ…って印象なんですよね。

いや、今まで遠ざかっていたバイオリンを天音に教えたり、

父と同じく「ボッカルーポ」と言ってしまったり、

大輝(宮沢氷魚)のアシストを受けて

何の曲なのかを聞いてみようと試みたり(これは失敗したけど)、

確かに変わってきてはいるんですよ。

ただ、どれも父のいない所か、父には伝わっていない状態でその動きを見せているので、

拒絶している相手に対して壁を壊さない限りは

「変わった」とは言い切れないんじゃないかと思うのです。

自分が家族を壊したとは自覚していて、お互い向き合って話せるようになる日は

果たして来るのかどうか…。

 

次回は俊平が30年ぶりに帰省する話だそうで、父親役は柄本明さんだと判明。

野球部の監督を務めていて、あの短気な性格からするに、

少年時代の俊平は、本当は野球をやりたくなくても

やらされていたんじゃないかと察せられます。

内容も見ていない内からこんな事言うのも何ですが。

もしそうだとしたら、今回の天音の

「今までの習い事はやりたいと思えなかった(だから長続きしなかった)」エピソードは

次回の内容と重ねて描いても良かったのでは…?という気がしますね。

 

最後に余談で。話が前後しますが、小村が倒れるくだりはヒヤヒヤしました…。

でも、その後ケロッと回復。

大した事なかったのなら、あのくだりは必要だったのでしょうか(滝汗)

 

↓前回の感想はこちら↓

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。
ランキングに参加しております。
ポチッと押していただけると嬉しいです♪

にほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへ

 

 


グレイトギフト 6話 感想|でしょうね…というラスト。

 

 

神林の娘・琴葉(中島瑠菜)は難病を患っていて、

名医である白鳥(佐々木蔵之介)でないと手術は不可能。

その前提に加えて、今回は神林(尾上松也)の出番がやけに多かったから、

今までのどんでん返し展開から考えると、

ああ、これは藤巻(反町隆史)と連携するフリをして

最後に裏切るパターンだろうな…と思っていたら案の定でしたね。

鈍感な私でも、さすがに序盤の時点で先が読めちゃいました。

今回はあまりにも話が分かりやす過ぎて、面白味に欠けてしまった感じです。

 

まぁ仮に、先が読めなかったとしても、

「殺しても構わないですか?」と聞かれて、そっくりそのまま「ええ、殺して下さい」なんて

あの白鳥がボロを出す訳ないですからね(苦笑)

「逆襲編」とはうたっていたけれども、

藤巻のオドオドした性格や残り話数からして、そう簡単に立場逆転するはずもなく。

結局、白鳥にやられっぱなしなのはいつもと同じで…

わざわざ「逆襲編」と盛大に煽るほどか?とも思えてしまいました。

 

次回からは「真犯人編」だそうで。(1話しかやらない「〇〇編」!!w)

白鳥も郡司(津田健次郎)も既に人を殺しているのに、

真犯人だなんて変な話なんですよねぇ。

どちらかと言うと「黒幕編」の方がしっくり来るのかも?

候補は…もう久留米(波瑠)か、今の役柄のままでは勿体なく感じる

奈良(小野花梨)しか考えられず。

どうか、新キャラが黒幕でした!って事にはなりませんように…。

 

今回は内容が少し退屈だった代わりに、

反町さんに「ボンクラ」を連発させたり、「ギフトでやり合いましょう」だったり、

時々出るヘンテコな台詞に笑わされたかな。

本作…以前の「闇の皇帝」もそうですが、脚本家自身が楽しんで書かれているんだろうな…

っていうのが伝わってきて、そこでまだ好意的に見られているような気がします。

 

 

↓次回の感想はこちら↓

 

↓前回の感想はこちら↓

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。
ランキングに参加しております。
ポチッと押していただけると嬉しいです♪

にほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへ

 

 


正直不動産2 7話 感想|永瀬がかっこいい…に尽きる。

 

 

シーズン2になってから花澤(倉科カナ)の立ち位置は変化を見せていて、

家を売るためならどんな汚い手段でも使う神木(ディーン・フジオカ)が登場してからは、

真面目にかつクレバーな仕事ぶりで

影で着実に実績を積み重ねていく人物として描かれるようになりました。

5話のラーメン屋のくだりで、カスタマーファーストをモットーにしている月下(福原遥)が

彼女に影響を受けていたのが、分かりやすい例だったかと思います。

 

それだけに、今回の花澤の描き方にはちょっとした違和感を覚えましたね。

あの彼女が、マッチングアプリで偽名を使いながらお客さんに接近し、

最悪免許取り消しの場合がある「契約の誘引」なんていう

犯罪まがいの事をやるのかなぁって。

いや、彼女にも1位=店長になってから実現させたい夢があり、

神木にその座を奪われそうな焦りからつい犯罪に手を出してしまった…

その動機は分かるんですけど、追い詰められている状態をもっと協調して描かれていれば、

まだ腑に落ちたのかもしれません。

 

そこを除けば、今回はかなり満足度の高いお話でした。

個人的には、シーズン2の中では一番好きかも…です。

物件に欠陥住宅の疑いが出ている事を告知せずそのまま売ろうとし、

さらには不動産営業なら「家は一生ものだからこそ、お客様には大切に住んでもらいたい」

という想いで接客している人が多いだろうに、

榎本の祖母・早苗(三谷侑未)の実家の土地を

「タワマンを売って1位をキープするために必要なお金」としか考えていない、

営業マンとしてのプライドはないのか?と言いたくなるような神木の悪事っぷりを

徹底的に描いたからこそ、永瀬の正直さが際立った気がします。

 

「私は不動産屋の営業です。大切な人の家族を不動産で不幸にはさせない。」

怒りで殴りかかろうとする榎本(泉里香)の手首を掴んでから、

真っ直ぐな目でこの言葉を投げかける永瀬…いや〜カッコ良かったです。

これには私も惚れ惚れしてしまいました(笑)

嘘がつけた頃の彼だったら、絶対言わなかったでしょうね。

 

そして、「肉じゃがが美味い」のお陰で、早苗からも太鼓判を押されるという。

そこは正直でも、月下たちの必死の制御(笑)のお陰もあって

榎本と付き合う事自体は嘘ではあるんですけど…

神木のついた嘘が、相手を"騙す"本来の意味で酷い嘘なら、

こちらは孫の良い所を見てくれていて早苗を喜ばせた、優しい嘘とも言えます。

ここでもさり気なく対比させています。

正直なままでも人に認められて、肉じゃがにまつわる思い出話を語ってからの

主題歌のタイミングにはほっこりさせられて。

温かな曲調と内容が、今まで以上にピッタリハマっていたように思います。

 

で…嘘が本当に変わりそうなラスト。永瀬の家に住み着く事になるとはw

でも、仲良し過ぎない方が関係が長続きしそうですし、このまま夫婦になってしまいそう…♪

 

 

↓次回の感想はこちら↓

 

↓前回の感想はこちら↓

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。
ランキングに参加しております。
ポチッと押していただけると嬉しいです♪

にほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへ

 

 


さよならマエストロ〜父と私のアパッシオナート〜 6話 感想|最後の演奏を前に、それぞれにあった想い

 

 

家庭パートは減り、恋愛模様も控えめになり…

3話までの雰囲気がちょっとだけ戻ってきた感じですね。

ホールの天井を見つめながら持論を語る時の俊平(西島秀俊)の輝いた目を見て

そうそうこれこれ!って思いましたし、

オーケストラでの演奏シーンはあまりにも久々で、ついまた涙してしまいました(笑)

「音楽の持つ力」「チームで1つの事を成し遂げる」所に

感動要素があるのはもちろんなんですけど、

やっぱりね…楽器のチラチラ反射する光にうっとりするみたいで。

なぜうっとりするのかは2話の感想で書いているのでここでは割愛しますが、

市長(淵上泰史)がコンサートを中断させるなどの嫌がらせ展開も入れず、

瑠李(新木優子)のフルートの伸びやか〜な音色も含めて

団員たちの奏でる演奏をじっくり聴けたのは良かったです。

 

これから演奏する曲をイメージしたい時に、ホールの客席に座る事が習慣化していて、

「感動的な音って、ずっとその場所に残ってるような気がする」と言う俊平。

瑠李は今フルートを頑張っているきっかけに繋がる

幼少期の発表会でのエピソードを話してくれ、

舞台側に立った近藤(津田寛治)は、学生時代の夢が指揮者で

今でも指揮者の真似事をしていると明かしてくれた。

ホールで演奏する事のやり甲斐や愛着は、音楽のプロなら誰しもが持っているものだけれども、

晴見フィルに長年所属していたが故に、その場所に対する思い入れが深い…

それを知った俊平が、最後のコンサートだからと、団員たちには悔いのない演奏をして欲しい

という想いで瑠李のために曲の変更を提案したり、

近藤に指揮を託してみたりするくだりにもグッときました。

また、本番前日の誰もいない客席を映すシーンが描かれていたのも効果的だったのかなと。

ずらーっと並ぶ大量の席がお客さんでいっぱいになる光景、

演奏者からしたら嬉しくて堪らないんだろうな…と、そんな感情を追体験出来ました。

 

ただ、このまま褒める流れで終わりたい所なんですけど…

冒頭で「3話までの雰囲気がちょっとだけ戻ってきた」と書いたのにも理由がありまして。

「完全に戻った」とまでは行かないんですよね。

率直に言えば、スポットライトを当てる登場人物が多過ぎて、

話がとっ散らかってしまっている。

何度も言っているように、この人が上司だったら…と思うくらい主人公が魅力的で、

演奏シーンや曲とエピソードのリンクのさせ方が良いだけに、

エピソードの欲張り具合にもどかしさを感じているのも事実です。

 

中でも一番気になったのは、オーディオルームの常連らしい富子(白石加代子)の描き方。

個人的に、瑠李と近藤に関しては、演奏を共にする仲間なので

その2人のエピソードを盛り込む事自体は否定しないんですが、

富子の探していた曲が晴見フィルに全く関係ないっていうのは…(汗)

今回が"最後"を強調した回だからこそ、晴見フィルに絞った内容であって欲しかったですね。

どうしても富子を絡めたいのなら、探している曲をクラシックにして、

父がその曲を演奏すると知っていた響(芦田愛菜)が曲探しをしている最中にピンときて、

視聴者にはまだ何の曲なのか教えない状態にしておいて。

響が富子を会場に案内し、「これよ…これが聴きたかったのよ…」と目頭を熱くさせる…

で、視聴者も彼女の様子を見て「心残りが消えて良かった…」と感情移入する。

こんな風にドラマチックな見せ方でもアリだったのかもしれません。

 

寿司食べ放題に行ったまま演奏を聴きに来なかった近藤のエピソードにしても、

いくら説得をしても、音楽に全く興味のない人には響かない…という現実を

表したかったんでしょうけど、そこは最後なんだから。

(残り話数的に最後ではないとは思いますが(笑))

食卓シーンをわざわざ描いた以上、最終回辺りで少し変化は見せるのかもしれませんが、

変に苦味を残さず、"一区切り"として一旦気持ち良く締めた方が

良かったんじゃないでしょうか。

 

何だか4話から、描くべき要素やテーマがごった返している気がしてなりませんね。

もっと取捨選択されたら、"マエストロ"な主人公の存在感も増すのに…

私は今後も本作は好んで見ますが、「良い作品」とは言い切れないのはそこにあると思います。

 

 

↓次回の感想はこちら↓

 

↓前回の感想はこちら↓

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。
ランキングに参加しております。
ポチッと押していただけると嬉しいです♪

にほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへ