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桜の塔 3話 感想|監察官の方が向いているかもね。

 

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警視正に昇格するのは分かるけど、まさか監察官に異動する事になるとはねぇ…。

でも、もしかしたら、最初からそっちの設定で始めてみても良かったのかもしれませんね。

"やり方"が違うだけで、他の刑事と同じように手柄をとる展開が続くと、

バトルものとしての面白味には欠けるし。

前回で「警察のトップに立つ事で組織の膿を浄化したい」と言っていたので、

内部の掃除をする仕事はその目的と理にかなっていて、

漣(玉木宏)にとっては天職みたいなもんでしょう。

 

そして、監察官にしたお陰で、たまに見せる「用意周到そうで実は迂闊」な所が

今後の物語に活きて来そうな予感もさせました。

吉永(光石研)の悪どさや、千堂(椎名桔平)が一枚上手だったのも効いています。

自分の得意な悪知恵で計画が成功したつもりでいたら、それ以上に悪知恵を働かせる上司がいて、

現実では自分の出世を阻もうとする"最大の壁"の存在がある事を思い知る…

内部を観察すると、今まで知らなかった汚い部分が見えてきた時に

絶望感を覚える漣の姿が、本作の見所にもなるんだと思います。

 

個人的には前回までは、正義と悪の衝突が見たいという物足りなさを感じていましたが、

今回のような狐と狸の化かし合い路線になるんだったら全然アリですね。

漣も、ボイスチェンジャーを使わないまま電話する人とは別人で、

上司よりもまともに見えました(笑)

 

で…最後の内通者の件、刈谷橋本じゅん)か志歩(高岡早紀)と

ターゲットを狭めて問い詰める展開がもう来るのは意外。

志歩も中の人的に怪しいけど、"化けの皮"はまだ後の方にとっておきそう。

そうなると…やっぱり刈谷なんですかねぇ?

ほら、昨日のドラマとの掛け持ちがありますしw

 

 

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着飾る恋には理由があって 2話 感想|ドラマ版テラスハウスのような趣。

 

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指切りげんまん、掃除中に頭と頭がぶつかりそうになるほど近くなる、

腕を交差させて冷蔵庫の中から物を…で、そのままの勢いでキス…

心が汚れている私からしたら、んなアホな…wって若干冷ややかな目線で見てしまうんですけど、

終盤の方の展開になってくると、

やっぱりもう少し見続けてみようかなという気持ちが働いてしまうんですね。

 

真柴(川口春奈)の部屋は欲望と雑念のごった煮な一方で、

駿(横浜流星)の部屋はミニマル志向。

で、今回で出番が増えた羽瀬(中村アン)は芸術家の卵で、

陽人(丸山隆平)はまだ詳しくは分かりませんが…

とりあえず誰にでも親身になって接する人という印象。

 

ここまで書いてみると価値観も性格もバラバラな感じはしますが、

駿の過去を見る限り、みんな「着飾っている(いた)」点では

似た者同士なのかな?という気がしてきました。

だって、駿の持ってくる食材や冷蔵庫、器具、どれも料理好きの範疇を超えている

こだわりの強そうなものばかり。

それは仕事=義務じゃなくて、心から好きだから出来る事であって、

真柴の「良いって思う物を共有したい」が純粋な気持ちから来ている所とリンクしています。

 

個人的には、数ある胸キュンテクよりも「あなた天才よ」と相手を労う台詞にキュン。

そして、ネイルからすっぴんの爪へ、パンプスからスニーカーへと

着々と自分に合った装備に変えていく真柴の過程が面白い。

SNSやめちゃえば?」じゃなくて「好きなら良いんじゃない?続ければ」というオチに

落とし込んだのも安心。

苦い過去を抱えていてはそれを受け止め、"今の姿"を肯定してくれる事で

心を打ち解け合える関係になる…やはり、そんな物語になっていきそうな予感はさせました。

 

前回の後半みたいな内容だったからか、真柴のお仕事パートが今回は極端に少なくなり、

シェアハウスでの日常パートが多くなっていたのも本作らしさが出ていたと思います。

個々の動きや心情も絡めてきて、まさに「ドラマ版テラスハウス」といった趣。

そう考えると…前回のアバン、駿との出会い〜シェアハウスに招待されるまでの流れを

だらだらやり過ぎたのが惜しかったですかねぇ。

そのお陰で、シェアハウスの物語<真柴と駿のラブコメという印象の方が強くて、

実はどことなく物足りなさを感じていたので。

まぁ、2話で少し良くなったので、もう終わった事ですけども。

 

 

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大豆田とわ子と三人の元夫 3話 感想|全視聴者が角田さんにキュン!…した魔法の時間

 

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今回はシーズン2・鹿太郎(角田晃広)のとの馴れ初めと現在の話。

元夫達にガシガシツッコんでいる時の鹿太郎はもろ角田さんで、

良い意味で東京03のコントを見ているような感覚に陥るんですが、

そんな彼でもかっこいい…と思える構成の妙。

 

最初は「この器の小ささなら離婚するだろうな」って納得していたのに、

過去を知れば知るほどどこに惚れたかが分かってきて、

でもそれは、たまに受ける"愛情"がとわ子(松たか子)にとっては"ご褒美"みたいなもので。

やっぱり誰かと寄りを戻すよりも、元夫達3人といた方が

彼女には丁度良いんだろうなぁ…と、前回に引き続き、今回もそう思わせてくれる内容でした。

 

これからの長い人生を共にする選択をとると、互いの嫌な部分も、見たくなかった部分も

見えてきちゃって、せっかくの素敵な思い出が霞んでしまう恐れもありますからね。

(まぁ、霞んでしまったから離婚の道を選んだんでしょうけどね。)

前回の慎森(岡田将生)には「一緒に生きている仲間」と例えたけれども、

鹿太郎とは、2人にしか分からない苦い過去があるからこそ腹割って話せて、

相談相手にもなって…言うならば「腐れ縁」のような関係が合っているのかもしれません。

 

しかし、とわ子がいてくれたお陰でファッションカメラマンへの道を歩めた鹿太郎が、

今度はそのご恩にと、社長業が向いていない事に悩むとわ子の気持ちを

軽くさせる一連の行動には胸がときめきましたねぇ…。

器は小さいとは言うけれど、それは逆に、

自分らしさを常に忘れないという意味でもあるんですね。

普通だったら、大人だから場をわきまえなくちゃと遠慮するであろう社交ダンスinオフィス。

ストレートに喜ばせる豪勢な花束。

「花束を抱えてるようです」「この花もきっと君の事好きだと思ったから」

当時から変わらない、浴びてみたい言葉をきちっと浴びせてくれる安心感。

洒落たEDも含めて、

これぞ大人のロマンティック・コメディ!

らしい雰囲気を堪能しました。

ていうか…ラップ、しっくり来過ぎじゃない!?

 

こんなに面白いのに視聴率が低い!と噂になっている本作ですが、

元々脚本家の作風の癖が強いので、大衆受けしないのは無理ないのかなと。

時間帯も21時よりも22時か、もっと遅い時間っぽいですし…

家族よりかは、録画で1人でじっくり見る方が多そう。

でも、別に良いのです。

本作以外では"いつもの"芸人の角田さんでも、

私達はイケメンな角田さんを知っている!!という優越感に浸れるから(笑)

 

 

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イチケイのカラス 4話 感想|感情と不条理な世間への嘆きがシンクロ

 

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冒頭でいつも流れる被告人の犯行現場のシーンですが…

今回は強く「お、なんか違うな?」と目を惹かれましたね。

 

猫がおもちゃのピアノを弾くと出る賑やかで軽い音と同時に映し込まれるのは、

治安の悪そうな小路の中を走る男性という、何やら物騒な場面との不協和音具合。

そして、とある高校生がシリアス調の曲をピアノで弾くシーンと、

らせん状の階段を上って逃走する引きのカメラワークを

重ねる事によって滲み出る「迷宮入り」感…。

この事件には明かされたくない"何か"があるのかも?

一度踏み入れてしまったら深い闇が待っているのかも?と思わされました。

 

要点もアバン内で簡潔にまとまっていて、テンポの良さは抜群。

笑い・怪しい・切ない・悲しい…1時間内でいろんな感情も味わえるお得さ。

何だか面白みが増している。その勘が当たっていたのかどうかを確認するために

演出家を調べてみたら、田中亮さんという本作初担当の方でした。

過去作品で何度かお見かけした名前でも、凄い演出をされるんだなぁと思うほど

今まで印象に残った事はなかったんですが…(失礼…^^;)

冒頭のシーンの中では一番良くて、今後この方の担当される回をまた見たくなってきましたね。

 

高校生がピアノを弾いていたので、この犯行は共犯によるものだと察して、

養護施設の仲良しの子2人が出てきた時点でオチは読めてしまったけれども、

今回のようなストレートな人情話もまた好み。

というか…もしかしたら、今までで最も好きな話だったかも。

 

坂間の妹・絵真(馬場ふみか)が坂間(黒木華)を頼りにしている様子が描かれたのと、

兄妹になろうと誓い合った3人を絡めて「きょうだい」をテーマにしたのも

捻りが効いていましたが、

それ以前に、今回の裁判は坂間にしか出来ないものだという説得力がありました。

 

普段はポーカーフェイスを貫こうとしている分、いざ感情を伝えると

心の中で溜めていたものが勢い良く出てしまう所。

(境遇はかなり違うけど)自分の力ではどうにもならない現実を受け入れるしかない所が、

坂間と博人(田中偉登)の2人は似ています。

だから、彼女が入間っちゃうのがとても分かる。

 

「人生は、自分の思い通りにならない事の方が多い。

しかし、いかなる理由があろうと、あなたは罪を犯してはならなかった。」

「あなたが逆境を跳ね返し、切り開いていける事を。

そして、辛い経験があるから今があると、いつかそう思える日が来る事を。」

「心から願っています」

最初はいつもの"真面目""冷静"な坂間らしく、自身の行為を反省させる言葉を

容赦なく投げかけるけれども、

彼の未来を心から願っているのか、その硬い表情が徐々にほぐれて

人間らしい柔らかな顔つきに変わっていく黒木華さんの演技…目頭が熱くなりました。

 

裁判はゲームだと言う弁護士には、同じマネー好きである弁護士を紹介して、

民事裁判なら損害賠償を出せるだろうという事で後にぎゃふんと言わせ。

3人には手術費を捻出して、別の高校への編入を掛け合ってみるかを

みちお(竹野内豊)と検討してみるフォローの手厚さも良いですね。

この描写が少しでもあるだけで、視聴者によっては綺麗事と捉えかねない

上記の言葉をぶつけるシーンにしっかり意味を持たせています。

そして、彼女が泣き止むまで待つというさり気ない気遣いを見せる

みちお(竹野内豊)の懐の深さにやられます…

やっぱり、この裁判官なくして今の坂間はなし…ですね。

 

今回もプロフェッショナルな人々の話を満喫しました。

本作、ここ最近職業モノが続く月9の中でも当たりかも?

 

 

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ドラゴン桜(2021) 1話 感想|半沢直樹かと思ったらGTOだった。

 

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最初に江口のりこさんと及川光博さんが映った途端…

あれ?これって半沢直樹だったっけ?

って錯覚しちゃいましたよ(苦笑)

で、話が進んでいったらいつの間にかGTOに。

そんな初回でした。

 

まぁね…前作は金10で放送されていたのが日9に移動して、

脚本・演出・音楽がガラッと入れ替わって、

しかも池井戸班の福澤克雄さんが加わっているとなると…

前作を見ていなくても察しますよね。

ああ、日曜劇場(池井戸作品)風に味付けされちゃうんだろうなって。

学園モノに似つかわしくない「賛成派」「反対派」というワードに、

長テーブルで議論するシーンに、顔を左右片方に寄せてどアップにするカメラワークに、

陰影のコントラストの強い演出に、土下座に、どん底から這い上がる主人公の設定に、

必ず出てくる銀行に、主人公(?)を潰そうとする陰謀論に…

唯一やっていないのは夕日が沈む映像のインサートくらいか?って思うほどには

「あるある」を盛り込んでくるから、もうみんな同じ作品に見えちゃいますよ。

年に最低1回は池井戸作品っぽい作りにしなきゃいけない決まりでもあるのかなぁ。

 

でも、既視感は置いといて、単純に内容も酷い。

特に言いたいのは…上層部の描写が多過ぎる!

アバンの展開にしても、会議シーンが続くお陰で、放送開始約21分でやっと生徒達が出てきて、

桜木(阿部寛)が壇上に立って挑発的な発言をしたのが約27分後…

で、ようやくOP映像が流れるというテンポの悪さ。

流石に30分拡大SPだから、彼の言動に影響を受けて東大専科を志望する生徒が出てきて、

お馴染みの「桜木メソッド」を用いて授業を開始する所までやるだろうと思ったら、

まさかのヤンキー撃退のくだりに尺を存分に使うとは…。

 

本作は何を目指したドラマなのか分からなくなってしまいました。

色々と無駄な要素を付け加え過ぎて、

東大を目指す人達の話だという本質を見失っているんじゃないでしょうか。

私の想像では、東大に志望する生徒が

最初は手に負えないほどダメダメで、落ちこぼればかりでも、

桜木の熱気と叱咤激励で成長していく…

その過程に熱い気持ちにさせられる物語だと思っていたんですが、

前作もこんな感じだったんですかね。

 

いつも明るい太陽のようなイメージのある高橋海人くんが、

個人的に所望していた腹黒い役を演じるのが分かった所だけは

少し心が動かされましたが…

もう既に、毎回溜めて溜めて溜めて…スカッ!という重苦しい展開ばかりになるのかと

半ば諦めの境地でいます。

 

初回までに間に合いそうにないからと思って

結局前作の予習をするのは断念してしまいましたが、

どれくらい変えてしまったのか逆に気になってきましたね(汗)

3話くらいまで見て比較してみようかな。

 

 

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コントが始まる 2話 感想|感情を直接伝え合う3人に胸熱

 

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「あなたを選んで良かったわ」

うわ〜〜こんなん泣いちゃうでしょ…っていうか、私が泣いちゃったよ。

もう愛の告白ですよね、これは。

 

1本のストーリーとして既に成立している1話の内容に

瞬太(神木隆之介)と潤平(仲野太賀)という別の視点が加わった構成になっていたお陰で、

マクベスがなぜ10年もの長い関係を築き上げてきたのかがよく分かった回。

3人は高校からの腐れ縁という以前に、互いを戦友でもないし、リスペクトでもない…

言うならば、恋心に近いような想いを抱えてしまっているんだなぁと思いました。

潤平のアドリブ告白もそうだけど、瞬太の春斗(菅田将暉)に対する、

いつも自分を正しい方向に導いてくれるからそれを信じて待つという一途さも可愛らしいし。

自分が第一志望でなかった事にやきもちを妬いてしまう春斗も可愛らしい(笑)

 

恋に進路に、同じ青春時代を過ごした頃を知っている3人の関係はやっぱり素敵で。

私も数少ない友達の中で、今でも連絡を取り合ったりしているのが高校時代の友達で、

それもよく行動しているのが3人というのも一緒でさ…

だから、居酒屋で思い出話に花を咲かせて、心から笑える関係性が

一番理想的だなんて思いながら見てもいます。

 

そして、何が心に響くかって、感情表現を直接会って伝える描写がメインな所。

スマホは持っているけど、今時の若者ならLINEでメッセージを残したり、

Twitterで今の心境を呟いたりするものを、本作の登場人物にはSNSを利用するシーンが一切ない。

その代わり、自宅で揉めて、急いで自転車を漕いで、早く駆けつけようと走って

とにかく相手に生の言葉をぶつけようとする。

デジタル要素で言えば唯一ブログは出てきましたけど、

想いを残すツールは手書きの遺書もありましたしね。基本的にアナログなんですよね。

1話の感想で「昭和の世代の方が刺さりそう」と書いた理由としては多分ここにもあって、

SNSや、最近ではリモートが主流になっているドラマが増えている分、

本作のひと昔っぽい作りが逆に懐かしく映るからなのかな?という気がしました。

若者があえてアナログな手法をとるアンバランスさもクセになりますね。

 

芳根京子さんは前回の文化祭で観客として登場していたのは知らなかったですし、

中村倫也さんは全然コーヒーを入れそうにないくらい別人…。

で、次回は春斗の兄役として出演される毎熊克哉さんは、系統が確かに似ています(笑)

物語とキャスティング、どっちも充実出来そうですな。

これからどんどん化けるかも…?

 

 

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コタローは1人暮らし 1話 感想|寝る前には最適なほっこり加減!

 

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テレ東の金曜深夜「ドラマ25」枠で放送してそうな雰囲気ですが、テレ朝のドラマです。

前時間の作品は早々にリタイアを決意。

となると、30分間中途半端に空くので…本作が11時の方が良かったなぁ。

 

常に刀を脇に構え、殿様語を話すコタロー(川原瑛都)。

あまりにも変わった風貌なので、戦国時代からタイムスリップしてきた子供か!?とか、

実は狩野(横山裕)にしか見えていない幽霊なのでは!?とか

いろいろ正体を予想しながら見ていましたが、

実はただの「とのさまん」ファンで真似していただけなのにはホッコリしましたw

気遣いが出来る所は優男だし、鈍感な私からしたら羨ましい。

この子なら、徐々に隣人との心が開いて行くのも無理ないなぁ…と思います。

 

とは言っても、今は亡き母親から育児放棄を受けていたのを匂わせる過去は気になるし、

5歳の男の子が1人で生計を立てて生活費を払っているとはやっぱり考えづらい。

そして、コタローの所在を探っているかのような弁護士・綾乃(百田夏菜子)の存在、

まだあまり接点のない隣人、保育士など、

どの登場人物も個性的なだけに訳ありな事情を抱えてそう。

 

コタローとの出会いで平凡な日常が豊かなものに変わり、今まで特に交流もなかった隣人とも

温かい人間関係を築く事になる…という展開になるのだと踏んでいますが、

彼が何者なのかははっきり明かさなくても、十分本作の世界観に魅了される予感はしています。

人々に幸せをもたらす妖精でも、全然アリな気もしますね。

このまま癒される路線で行って欲しいです。

 

期待通りの作風で視聴継続は決定ですが、土9や土10もありますし、

毎回感想を書くよりも純粋に見ていたい気持ちにさせられたので、こちらも初回のみとします。

 


泣くな研修医 1話 感想|コミカルなフリして結局ベタなのね。

 

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感想…と表記しつつ、雑感です(汗)

 

題材的にも、このポスタービジュアル的にも

泣かせにかかる系のしんどい話なんだろうと思っていた分、

いざ蓋を開けてみたら案外コミカルな雰囲気なのには意外だったけれども…

結局、切磋琢磨しては互いに成長していくベタな群像劇に収まるらしい。

なんか中途半端だったなぁ。

医療業界への敬意は示しつつも、軽やかな雰囲気のまま行って、

一般人もクスッと笑えてタメになる「研修医あるある」…

もっと言うなら、専用控え室内で繰り広げられるワンシチュエーション形式だったら、

従来の医療ドラマのイメージを覆しそうで斬新な作品になったかもしれないのに。

まぁ、反感を買う視聴者も出てきそうですけど。

 

医者同士で揉め合う展開も、手術シーンで緊張してしまうシーンもベタ過ぎて、特に惹かれず。

まぁ…新人でやりがちな「大失敗」を、準備はさせても実際には切らせないという

研修医ドッキリで回避した所が唯一良かったくらいか。

それ以外は、書き残したい内容もありませんね…。

 

土9ドラマ、(まだ最新話は見ていませんが)土10ドラマでエンタメの熱を浴び、

本作の後に放送される「コタローは1人暮らし」でほっこりし…と、

この3本で充実した土曜日を迎える事になりそうなので、本作は初回でリタイアいたします。

 

 


今ここにある危機とぼくの好感度について 1話 感想|からっぽ広報マンのサバイバル物語

 

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タイトルからして哲学的な方向に寄りそうな感じがしていましたが、

思ったよりもコメディコメディしてましたね。

それも…宣伝文句通り、本当にブラックな笑い。

 

アナウンサーなのに「いやいや」「うわ〜」しか言えない所はフィクションでも、

何も考えを持たないと世の中の情勢に飲み込まれてしまう真(松坂桃李)の姿は、

事前の調べもせず安易にガセツイをリツイートしては騙されたり、

批判を恐れて自分から意見を発信する事を諦めてしまったりするSNS社会の構図に近くて、

笑える部分もあるけど、同時に真理を突き過ぎていてグサッと来ます。

とある大学をモデルにしたという噂もあるらしいんですが、

この場の全員が願ってるのは、早くこの時間が終わる事=学校集会の校長先生の話?

魅惑に打ち勝つんだよ!強い心を持て!=精神論を訴えがちなブラック企業

どうしてもミスだったという事にしたい=大手企業の地位を維持するための隠蔽工作

などなど、いろんな皮肉が込められていそうな気がしました。

 

この手の冴えない役を容姿端麗な方が演じるとどうしても顔面の強さが先行してしまって、

イマイチ説得力の持てないまま終わるパターンもありがちなんですが、

松坂桃李さんはしっかり馴染んでるのが凄い。全然イケメンに見えません(笑)←褒めてますw

腑抜けた表情だったり、「う〜〜〜〜ん」の伸ばしの長さから醸し出る

呑気な性格の現れだったり、

でもってピンチな状況なのを察すると露骨に焦った素振りを見せたり…

とことん真が薄っぺらい人間なのが伝わってきて、妙に魅力的。

桃李さんがこんなにコメディ演技が出来る事を初めて知りましたねぇ…。

来週に始まる某入れ替わりドラマも楽しみになってきました。

 

「世界がもっと単純だったら良いのに」と語る真の心境にはとても共感して。

現代社会を映し出す作風らしく、○と×だけで判断出来ない世間の闇に呑まれる事になるのか、

はたまたフィクションの世界らしく、経験を積んだ彼が最終的には

○×つけやすい世界を切り開いていく事になるのか。

まだどうなるかは分かりませんが、とりあえず、彼の成長を見守る面白さもありそうです。

 

松重豊さん、國村隼さん、渡辺いっけいさんなど

重鎮の面々から「バイプレイヤーズの番外編か!?」と思えるくらい

豪華で威厳のある俳優陣が揃っているのも、

彼が上手く利用されてしまう理由としてかなり説得力ありますね(笑)

職務を失わない程度に、頑張れ!

 

 

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リコカツ 2話 感想|"夫婦"にこだわる2人に説得力が欲しい

 

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個性の強いキャラクターの詳細を丁寧過ぎるくらいに描く作りから

コメディっぽい雰囲気が漂っていた初回ですが、

今回は初期設定の紹介も終わったのか少し丸くなり、

ラブストーリーとホームドラマのハイブリッドを目指しているのかな?などと

今後の方向性を感じさせる内容になっていました。

お陰で、切なさを醸し出す主題歌の違和感も、前回より薄れた気がします。

 

しかし、同時に、咲(北川景子)・耕一(永山瑛太)夫婦に対する疑問点も

浮かび上がってきました…。

それは端的に書いてしまえば、

果たして従来の"夫婦"の形に収まるのが今の2人にとって最適解と言えるのか?という事。

 

2人はそもそも、互いに何も知らない状態で

当時の勢いだけで結婚を決めた交際0日カップルという

一般的な夫婦とは逆行している設定なので、

「すれ違いの積み重ねで喧嘩になるなら分かるけど」とか

「結婚前に同棲したり話し合ったりすれば良かったのに」とか、

そんな事をツッコんでも元も子もないとは思います。

ただ、生活スタイルも、服の好みも、プレゼントに対する想いも、食事も

ここまで見てきて何もかもバラバラな明らかに住む世界の違う2人が、

離婚を渋ってまで互いを知る努力をする理由って何なんだろう?と、

どうもそこが気になって仕方ないのです。

この前、似た題材の作品を見たから尚更疑問なんですが、

今の時代なら、元夫や友人の枠に囚われない"人生のパートナー"なんて選択もアリなのに、

なぜあくまでも夫婦である事にこだわろうとするのか…がよく分かりません。

 

バラバラに見えても1つだけ価値観は一緒だったり、

今まで知らなかっただけで何か共通した趣味があったりする事を仄めかす描写があれば

まだ復縁するのも理解出来そうですが。

今回の流れを見る限りだと、「仕事のためのパーティに旦那が駆けつけてきてくれたから、

今度はお返しに私がバーベキューに参加してあげなくちゃ!」

「どっちかがずっと我慢したり、譲ったりしてちゃダメだよね!」と、

お互いに気を遣わせる"その場しのぎの対応"をやっているだけで、

根本的な問題は解決してくれそうな感じがしないのです。

(っていうかそもそも、同伴者参加が必須条件である

イベントそのものを疑ってくれ…って話だ。)

そんな事をやっていたら徐々にストレスが溜まって、

いざっていう時に思いっきり不満を吐き出して長続きしなくなるのはお見通しですし。

このまま"気づき"の描写がなければ、

最終的にリコカツ辞めました!ってオチになっても非現実さの方が勝ってしまって、

「夫婦の形とは?」「離婚とは?」を問うドラマとしては

相応しくないのではないかと思っています。

 

非現実と言えば、若者が咲を嫌がらせするくだりも、吊り橋効果のくだりも

毎回あるんでしょうかねぇ…。

「まだ、君の夫だ」は最早コントでしょ…(苦笑)

奥さんが綺麗で細かった嫉妬心から来ているのかは定かじゃありませんが、

国民の命と平和と安全を守る自衛官

殺人未遂行為とも呼べる遭難を狙ったというのはなんか変です。

罪を咎められないのも良い気がしませんね。

 

「10話じゃ持たないんじゃないか」という印象は変わらず…ですね。

 

 

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