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同期のサクラ 最終回 感想|何も響かない最終回。どうしてこうなった?

 

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※前々回と前回に引き続き、今回の感想もネガティブ寄りになっているので、

感動したという方は読まない事をオススメします。

 

終わった…。お疲れ様…。

7話まで好意的に見ていた頃を思えば、今期で一番裏切られた感が強い作品でしたわ。

 

8話と9話の同期達が、サクラ(高畑充希)に対して

あまりにも無惨で情のない描かれ方をしていて、

不快感の残った状態での最終回の流れだったからさ…

どんなにハッピーエンドであろうが、感動する事はないだろうなと思って

「とりあえずここまで見たから一応最後も見ますか…」くらいの視聴意欲で見届けた訳さ。

 

で、結局、風呂敷を広げては綺麗にまとめ過ぎた展開なのもあり、

何も心に響かないままスーッと流れるように見終えた最終回でした。

 

鍋をすっぽかされる事があっても、集団で囲まれて理想像押し付けられても、

仲間仲間を強調出来るサクラが逆に恐ろしかった。

前半は、黒川(椎名桔平)が何か企んでいて彼女を騙そうとしているんじゃないかと

視聴者を誘導させる描写の仕方でしたが、

私には、サクラの出世に嫉妬し、築いてきた地位=力で引きずり降ろそうとする同期達が

友情搾取で「同期は最高」とマインドコントロールする形で

騙しているようにしか見えませんでした。

仲間は力となった。今の私があるのは仲間のおかげだ。

本当にそう思ってるのかな?

 

だいたい、本当にかけがえのない同期だったら、

みにくいアヒルの子が、白鳥になった途端本性を表した」

という例えなんてする訳がありません。

普通の生活していたら、そんな心ない言葉は思いつくのでしょうか。

 

サクラに黒川が肩入れしていた理由が「娘と似ていた」もなぁ…

その割には「この業界で2度と働かせない事も出来る」なんて

パワハラまがいの事を言うから説得力も持てないし…。

なんだかんだで、期待していたらしい上司よりも、支えてきたらしい同期よりも、

サクラにしっかり向き合っていたのはすみれ(相武紗季)さんだけなんじゃないですかね。

4人じゃなくて、この人が同期なら良かったのにな。

そうしたら、最終回でのサクラの想いの受け取り方も

かなり違っていたかもしれないです。

  

サクラには絶対に、今の同期達よりも最高の仲間を見つけて欲しいし、

同期達ももうサクラの事はほっといて欲しい。

 

話自体はモヤッとしたけど…高畑充希さんをはじめとした

役者さん方の熱演がまだ救いだったのかな。

 

 

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G線上のあなたと私 最終回 感想|「好き」という気持ちさえあれば、前に進める。

 

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良いもの、見たなぁ…

とても心が満たされてるわ。今。

 

弘章(小木博明)の件。

ここは正直、前回のラストで引っ張った割に約5分で解決…という

若干サッパリとまとめた気がしなくもないものの、

幸恵(松下由樹)さんにとっては、この日をまた思い出す時が来るほどの思い出に。

事のきっかけが何であれ、自分のやった行為に自覚がないのも別として、

そこに込められた「誠意」と真っ直ぐな「言葉」が欲しかったんですよね。きっと。

 

また一段と芯の強い女性へと変わった幸恵さんが、

胸にグサッとくる直球な言葉を投げかける形で。

そして理人(中川大志)は、以前に「自分で動くしかない」と言われた事がバネとなり、

なんでも良いからと勢いで抱きしめる形で、

不安で心がボロボロ状態の也映子(波瑠)を救いに行く。

もうあの頃の「緩いかもしれないけど良いもの」以上の関係になっていると

十分に伝わります。

そもそも、学生時代からの親友でもない限り、あそこまで立場の違う相手に

しっかり向き合ってくれる事って滅多にないと思うから。

 

本作が始まってからは とにかくバイオリンの音が酷くて、

ドラマとして考えたら、最終回までにはまるで別人のように

上手くなっているんだろうなぁと想像もしていたけれど、

完璧!とまでは行かなかった。逆にそこが良かったです。

 

也映子「大人のバイオリン教室はみんな大人なので、

    何者になるわけでもない私たちの演奏は、大して上手くはない」

度々この台詞から始まる也映子のナレーションに、

理人と幸恵さん、そして真於(桜井ユキ)との出会いがあった事で、

1つの結論が出ました。

「でも、大人になってから、何かが出来るようになるって、素敵だ。」

「人は誰かに優しくなるとか、やっぱり家族が大事だって思えるとか、

 人を本気で好きになるとか。」

「前は上手くできなかった事が何度も練習する事で、ちょっとずつ、

 でも気がつけば出来るようになっている。それは素晴らしい事だ。」

 

「だけど本当は、別に出来るようにならなくたって全然良くて、

 ただ思ってさえいれば良いんだ。」

「私たちはいつでも、いくつでも、前に進める」

 

そして、1年が経って、也映子と理人が物件探しをしている時に、

こんな会話のやりとりが。

也映子「私たち、意外とバイオリン続けてるよなーって。」

理人 「好きだからでしょ。好きだから続くんでしょ、何事も。」

理人の言葉が、まるで一段落前の上記の也映子の言葉に対する

「好きという気持ちがあれば、何度だって前に進めるんだよ」という答えに

なっているように感じさせられ、

上手い流れを考えるなぁとも感動さえしてしまったのは、気のせいでしょうか…。

 

バイオリンが「好き」だから。

バイオリンで出会った3人が「好き」だから。

恋人として理人の事が「好き」だから。

 

この先、画面では見られない物語の延長線上で、

嬉しい事と同じくらいキツい事が待っていたとしても、

本当に会えなくなってしまったとしても、

也映子達ならきっと大丈夫だろうなぁと思えます。

 

視聴前は、恋愛もの?で、なんで波瑠さんと中川大志さんに、

松下由樹さんの組み合わせ?と少し驚きでしたが…

最後まで見てみて、幸恵役には明るさとチャーミングさもある

松下さんしかいないでしょ!と思えるくらいには、

時に視聴者代表にもなり、時にビシッと決め…で、偉大な存在へとなっていました。

「演技」「脚本に書かれた台詞」を飛び越えた会話劇も、

感情がそのまま溢れ出ているかのような也映子の告白シーンも凄く良かったです。

波瑠さんは本作で、かなりイメージが変わりました。

 

あくまでも恋愛を重きにする訳ではなく、

新たな環境で出会う人々、充実した日々を送る相手が羨ましい事から始まる嫉妬、

ヤキモチ、刺激、理想と現実の差に打ちのめされる姿…

「誰もが経験するであろう出来事の中に、恋愛へと繋がる道もある"かもしれない"」

というささやかな絡め方が大好きでした。

 

見終わった後、自分もこれから何かが出来るかもしれない。

私にとって本作は、そんな心のビタミン的ドラマ。

そう思えるドラマとの出会いがあるって、幸せだよなぁ…。

 

 

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悪魔の弁護人 御子柴礼司 –贖罪の奏鳴曲– 2話 感想|いろいろと早いな!

 

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3話から第2章。このペースだと、連ドラでは珍しい第4章までやるんでしょうか(笑)

 

事件の真相の二転三転具合は面白く、ちょっと見入ってしまいました。

というか、御子柴(要潤)があの公の場で死体配達人の当本人だと

バラしちゃうのが意外過ぎてなぁ…

亜希子(奥菜恵)の妹がその事件に関わっていた件も、

最初は、自分の過去を利用する形で、彼女が怯えるほど人を殺せない人間なんだという

印象付けをする作戦に出たのだと思っていたのですが、本当に繋がっていたとは。

過去の事件の関係者、カミングアウト…最終章辺りでやりそうな内容を

2話の段階でやっちゃって、今後の話は持つのか!?と真面目に心配しました(笑)

 

それだけでなく、御子柴パートの方はいろいろと展開が早いですよね。

彼が園田なのかどうかを真正面から問い質す日下部(ベッキー)のくだりも、

正体が分かって桜葉(玄理)が記事を作成するくだりも、

カミングアウトした事で御子柴を狙う人物がこの先出てくるんだろうなぁ…と思ったら

もう誰かに刺されてしまうラストも。

少しずつ小出しにしそうなものが、全て2話で描かれる。

(でも…次回予告では何事もないかのように動く主人公w)

 

主題歌が如何にもな「東海テレビ(この枠)らしい曲」感満載だから

一応深夜ドラマっぽくはなってしまいますが、

内容自体は普通にプライム帯でやっていてもおかしくはないですよね。

 

とりあえず、今後どう進めていくのかが逆に気になったので…次回も見てみようと思います。

 

そうそう。余談ですが、

この世界の検事もたった一人だったりします?(笑)

 

 

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シャーロック 最終回 感想|結局守谷は誰やねん!真相は全てモヤモヤーティ…

 

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えっと…どうしよう…色々何か書こうと思っていた事が

守谷(?)の正体で全て吹っ飛んでしまった…(笑)

まぁ、ぼちぼちと書いていきますか…

 

江藤(佐々木蔵之介)の意味深な君が代、結局何だったんでしょうね。

前回で見せたシーンの続きがある訳でもなく、理由を語る事もなく終了。

後から見たらさ、俺、急にどうした?って恥ずかしくならないだろうか。蔵之介さんw

 

エレベーターに乗っている時の北原里英さん。

得体の知れないような不気味なオーラが滲み出ていて、

いつの間にこんなに雰囲気のある役者さんに…という驚きはありました。

伊藤歩さんの艶のある声も素晴らしかった。

(正体はとりあえず置いといて)守谷と対峙する獅子雄(ディーン・フジオカ)のシーンも、

ダークサイドに陥った人々を映す画作りも、

全てがカッコイイドラマでした。

そこだけは本当に最後まで見る価値があったと思うくらい。

 

で、話を戻して、肝心の守谷の正体…

いや、誰やねん。

このスティック感、日曜劇場でお馴染みの落語家枠の方なのか?

と思ったら、「柴公園」に出演されてた大西信満さんだと後から気づく。

メガネがないと全然分からない…小手さんとスギちゃんの

ハーフっぽい方だと思ってしまってごめんなさい。

でもなぁ。看板枠の月9なんだから、

もうちょっと知名度ある役者さんにしたら、

話にももう少し集中出来た…ような…(滝汗)

想像とかなり違っていて、内容が全然入ってこなかったよ、こちとら…

 

モリヤーティのくだりは原作にはお馴染みのネタなんでしょうが、

全11話の中で名前だけたま〜に出したり、最終回でドンドン展開を進めるくらいなら、

本作に関しては一切盛り込まない方が面白く出来たんじゃないですかね。

個人的には4、5話辺りが好きでした。

井上由美子さんがお得意の、心の闇を映し出す物語をもっと見てみたかったです。

 

スタッフとディーンさんの組み合わせで、

また「モンテ・クリスト伯」のようなドンデン返しがあるんじゃないか。

バディ×推理モノ、菅野祐悟さんの劇伴、初回でチラッと描かれた人間模様で

「刑事ゆがみ」の時の高揚感が再来するんじゃないかと思い、

期待してみましたが…

なんか、今振り返ってみれば、守谷の件は勿論だけど、

トリックも構成も、シリアスにしたいのかユニークにしたいのかも、

色々と中途半端で終わってしまった感じで、むず痒さだけが残ってしまいました。

 

そして、来週はもはや恒例行事の特別編。

普通に、今回がセミファイナルで、次回は最終回2時間スペシャル!で良くないですか?

あの結末じゃあ、真相は全て闇の中…なんて余韻には浸れませんよ(泣)

 

登場しながらも、結局の所は本物なのかは不明なまま終わりましたし、

もしかしたら、守谷は神様のような尊き存在だったりするのかも…ですね。

 

 

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死役所 9話 感想|謎の宗教団体・加護の会の実態が明かされる

 

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いよいよシ村(松岡昌宏)の過去=本題に入っていくかと思いきや…のお話。

 

妻・幸子(安達祐実)のエピソードは、今回は軽く触れられただけだったものの、

1話完結部分の寺井(柄本時生)の動きを通して、

宗教団体「加護の会」はどんな団体なのか?そこに入りたいとするきっかけは何なのか?

といった背景が掴み取れる作りとなっていました。

なので、幸子も同じように弱みに付け込まれて…と大まかに想像出来、

加護の会の実態も説明臭く描かなかったのも良かったです。

最終回に向けての前哨戦って所でしょうか。

 

出来の良い弟と比べられ、内定をもらえない日々を過ごし、

自分を出来損ないとまで例えてしまった、低い自己肯定感の持ち主の寺井さん。

そんな彼が家族の前で見せてこなかった笑顔を、

加護の会の人々には見せられてしまうほど悲しい事はありません。

 

約25年前に大事件をも引き起こした某宗教団体がいましたが、

今となっては誰が見ても「なんか気味悪そう」と感じる団体は少なくなってきてますよね。

奇行をする信者がいないから警戒心も薄まるし、アットホームな環境だとも思わせる…

そうやって洗脳させていく。こっちの方がタチが悪い。

 

結局、家族の言葉も耳に入らず、目を覚まさないまま死んでしまい…

今の姿にしてしまった原因を作ったお祖母さんも、

目の前にいて助けられなかった弟も、一生後悔を背負う事になるのでしょう。

せめて亡くなる前に家族の想いに気付いて欲しかったですが、

実際にはそんな思い通りの形で終わらない人が多いのが現実ですよね。残念ながら。

 

来週でシ村の過去が…となると、駆け足にもなりそうでちょっぴり心配です。

ニシ川(松本まりか)の過去も見たかったし、ハヤシ(清原翔)が成仏する姿も見たかったし、

もっと話数があった方が良かったのでは?

 

死刑囚になった理由としては、

幸子が子育てノイローゼで、加護の会に入信させても言う事を聞かないのにキレて、

感情のまま刺し殺そうとしたらシ村がかばってあのシーンに…と予想してます。

 

 

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グランメゾン東京 9話 感想|ツッコミ所はありつつも、最後の勇姿にやられる…

 

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萌絵(吉谷彩子)がかかったノロウイルスは、ただの偶然。

最初、栞菜(中村アン)が仕込んだという流れになっていて

いやいやまさか〜と思っていたけど…

そこまで凄い人じゃなくて良かったわ。(←良くはないけど。

だって…ウイルスを手に入れて操れたら「インハンド」の時任さんと同じ

国際級の科学研究者じゃん…とツッコんでしまったから(笑)

 

栞菜が持っていた小瓶は、特に明かされはしませんでしたが、

あれは毒なんですよね。仕込むつもりでいたんですよね。

外務省の父の件を受けて、グランメゾン東京も3年前のエスコフィユと

同じ悲劇に遭えば良いと言っていましたが、

彼女のやろうとしていた行為は3年前と同じではないんですけど。

平古(玉森裕太)のは「事故」。栞菜のは「意図的」。

結果的に入れずには済んだものの、

本当に実行してしまったら犯罪(まず妥当なのは名誉毀損罪)になるし、

最悪の場合、父も二次被害で職業を失うなんてこと…考えなかったのかな。

 

しかし、小瓶の事を知っても、尾花(木村拓哉)達は怒る事なく、

むしろ新作の前菜を食べさせて、感想を聞く。

芹田の件もそうでしたが、ここのシェフ達はみんな優しいね…

「美味しい料理を濁したくなかった。栞菜さんも、死ぬほど料理が好きだったんだろ」は、

今回はさすがに美談にし過ぎじゃ…と思ったけど…

 

最後は、丹後(尾上菊之助)と尾花の2人なりの「後輩を鼓舞する姿」を

ガツンと決めてきたラストとなっていて、見事に涙腺をやられてしまいました。

 

丹後の方は、伝統芸能系の方を起用してきた事から、

最初は日曜劇場ではお馴染みの典型的な悪役になるんじゃないかな〜と

思っていたものの、実は料理や夢を追う仲間に対して真摯に向き合っている人柄が

回を増すごとに伝わるので、好感が持ててますし。

「お前の料理、最高だぞ」と、平古の才能を認める発言をするのも頷けます。

 

一方で尾花の方は、抽象的な表現になってしまいますが、

今まで若干抑え気味だった「ザ・キムタク」らしさが

あの平古を迎え入れるくだりで一番出ていたような気がして、

尾花の持つ熱さと、木村さんにしかない言葉の放つ力の強さ、インパクトの強さが

共存して生まれた名シーンだったんじゃないかとも思わされました。

決める所は決めるのは日曜劇場では鉄板の流れですが、

いやはや、やっぱりこの組合せはズルいでしょ…。

 

今回は栞菜の動きと3年前の真相とで、2つの事件が同時進行していたので

いつもよりミステリーっぽさが出ていましたね。

新キャラのフェルナン(マイケル富岡)、どこまで物語に絡んで行くのか…。

 

 

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おっさんずラブ -in the sky- 7話 感想|どこもかしこも悲劇のヒロイン

 

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山崎育三郎さん、もっと早く出てきて欲しかったなぁ…(笑)

そうすれば最初から面白くなったかどうかは分かりませんけど、

少なからず、今回の春田(田中圭)と獅子丸(山崎育三郎)のやり取りには

クスクスさせられる所が多々あったので。

「歌うな!」というツッコミ。唐突な社交ダンス。腕を上げる振りのキレの良さw

中の人のユニークさが滲み出ていて楽しい。

 

物語の流れとしては、もう最終回前なので一気に飛ばすよ〜!と言わんばかりの

フってフラれて…の連続でした。

黒澤(吉田鋼太郎)も恋愛関係から退き、

成瀬(千葉雄大)が向けていた四宮(戸次重幸)への矢印も消滅する。

四宮は「良いから成瀬の所に行けよ!」なんて、不器用な強がりを見せる。

どこもかしこも悲劇のヒロインだわ…

しかも、次々と関係が変わっていくもんだから整理するのも大変…

 

デートに見えるわ、何気なくポケットに自分の手を突っ込むわで

「そういうとこだぞ、はるたん!」な行動で、彼を好きになってしまった感じの成瀬。

今までの話からすると、四宮が振り向いてくれなかったから

やっぱり春田に乗り換えよう〜という単純な男性に見えますけど。

意外な展開、出てくるのかなぁ…?

ラブストーリーだとガッツリうたってますし、誰かとは幸せになるのが理想形ですけど…

それまでにもっと機微な心理描写とか、話数とか、必要でしたよね。

 

 

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俺の話は長い 最終回 感想|岸辺家と秋葉家にしかない"家族の愛の形"

 

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其の十九「すき焼きと引越し」

 

最終回にして、満(生田斗真)の面倒くささと

家族でのやり取りがパワーアップ(笑)

オリンピックの開会式と閉会式は同じ場所でやるもんだろ!

引越し先でやるなんて井之頭公園でやるのと一緒だ!という暴論wから始まり、

重箱の隅をつつくトークフェンシングなら優勝出来るだの、

遺影に水をあげなかったら虐待だの、次々と飛び交う話題の尽きなさが楽しすぎる。

しかし、その時間はいつまでも続かない…

 

岸辺家と秋葉家の食卓を後ろからそっと映すカットに、

一気に切なさが押し寄せてきてしまいました。

ああ、もうお別れの日が近づいているんだな。

人生で最後になる料理があるように、本作の場合も続編がなければ

もうこれで最後なんだな…と、笑い飛ばした展開からの反動が大きく、

感慨深いものがありました。

 

変わらないように見えて、少しずつ変わっていく家族。

前回ではラジオパーソナリティになると言った春海(清原果耶)に心動かされ、

光司(安田顕)はタクシードライバーになると宣言。

 

「探し物を見つけようと思っている時に見つからない」と言っていた満は

大きなパズルを完成させる。今の姿に"ピリオド"を打ったと思わせられるシーンでした。

 

其の二十「コーヒーとマラソン

 

からの…ああ、まさか、スーツ姿の満が面接に行くだけで泣かされてしまうとは。

 

「3ヶ月ありがとうね」と照れ臭そうに感謝する綾子(小池栄子)、

ラソン場での応援歌演奏、明日香(倉科カナ)のささやかなエール…

いろんな形の愛を受け取り、選手と共に長い道のりを歩み出す満のラストに、

いつもの主題歌が重なり更にグッと来ます。

ラソンがこんな風に絡められるとは思わなかったなぁ。

 

綾子があそこまで気持ちを晒け出すようになったのも、

喧嘩しながらも次第に打ち解け合える関係になれた過程や、

満が春海の良き理解者だったエピソードを紡いで、家族の変化を描いてきたから

何ら違和感がありません。今までの思い出の積み重ねによる集大成を見たお話でした。

 

就職出来たかどうか曖昧なまま、面接シーンで終わらせたのも良かったですね。

普通に続編が作れそうな感じ。

…自己PRじゃなくて「俺頑張って準備したんだよ!」「俺今日早く起きたんだよ!」

という自慢になっていたのは笑いましたがw

 

もし本当に議員秘書になったら「俺の話は長い 議員秘書編」として

新たな舞台で活躍する満が見られそうですし、

逆に、「まだ結婚できない男」みたいに、一度就職はしたものの結局ニートに戻って

再スタート…なんて展開の仕方もアリですよね。

 

いずれにしても、また屁理屈を言いまくる満にお会いしたい。

 

 

***

 

主婦同士で近所の家族の噂話をするように、視聴者がどこかに存在するかもしれない

1つの家族を覗き見しながら楽しむ…そんな作品でした。

 

家族の形は様々だから、ルールも違えば教育の仕方も違ってくる。

だからやっぱり、余所の話は「あるある〜」と頷く所もあれば、ギャップもあり、

聞いていて飽きないし面白い。

でも、全てに共通しているものは「家族はやっぱり家族なんだ」という所。

 

岸辺家&秋葉家もまた、そこだけにしかない愛の形があり、

親子で気まずい時期があっても、喧嘩しても、家族という歴史が長ければ長くなるほど

いつだって元の関係には戻れるんだといった、

一種の温かみを教えてくれたような気がします。

 

最初は、屁理屈ばかり言う満や、ぶっきらぼうな対応をする綾子を見て

これはちょっと今後ギスギスして来ないか…?と不安に思ったりもしたけれど、

回を重ねるにつれて愛らしいとさえ感じるようになりました。

どちらも素敵な家族でした。

 

満のキャラクターが「令和」らしさなら、

昔ながらの街並みや我が家は「昭和」らしさが感じられ、

尖った作りにする訳でも一昔の時代にありがちなドラマにする訳でもなく、

新旧が織り混ざって、丁度良い塩梅の斬新なホームドラマ

見事に仕上がっていたような気がします。

 

関ジャニ∞の主題歌「友よ」も良かったです。(CD…買っちゃった♪)

劇中でのシーンと曲がかかるタイミングのシンクロ具合の絶妙さもさる事ながら、

ある時にはしんみりとした切ない気持ちにさせられ、

ある時には何か希望の光が見えるような、前向きな曲にも感じられ…で、

2つの顔を見せてくれる所に新鮮さがあり、インパクトに残る曲となりました。

 

個人的には…土10枠に引っ越してから初めてアタリだったんじゃないかな?

今までにも面白い作品はいくつかあったけど、序盤が微妙だったり、

ちょっとここが惜しかったなぁ〜と引っかかる要素が見受けられたりしたので…

本作に関しては、最初から最後まで面白かったですもん。

 

SPとして帰ってくるのが一番あり得そうですけど。

少なからず、続編を作らないなんて勿体ないですよ!!

それくらい良いドラマでした。楽しい時間をありがとう。

 

 

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ミス・ジコチョー〜天才・天ノ教授の調査ファイル〜 9話 感想|大多数の持つイメージを覆せるか?

 

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芸能人が免許証を返納したニュースが取り上げられるくらい、

今年は高齢者による事故が多かったからなぁ…

凄く生々しい話でした。

 

「高齢者が車に乗るのは危険だ」「70過ぎたら返納すべき」という

イメージを作り上げたのはマスコミですが、そこに忖度はつけず、

リコール隠しによる暴走問題を題材として社会に一石を投じる作りは、

さすが、安心と信頼の調査力を誇るNHKドラマといった所。

 

仕事柄、真相を突き止めたくて動いていたとしても、

高齢男性の意見に無意識に耳を傾けがちな真奈子(松雪泰子)の気持ちは分かります。

自分のお父さんが同じような欠陥車に乗った事で死に至る…

「失敗を引き起こした具体例」をまさに目の前で見てしまっている。

当時は既に大人だったから、膨大なダメージを受けずに済んだかもしれませんが、

小さい頃に母親を亡くしてしまったとなると、運転出来ない事はおろか、

PTSDなどの精神的な病にも陥る可能性が高くなる。

失敗を繰り返したくない…という強い意志が動いたんですよね。

「また高齢者による事故か」で一括りにされないために。

 

揺るがぬ証拠に一歩近づくためにも、高齢男性がボケていないかどうか

弁護士か刑事のツテで拘置所で面会してみたら良いんじゃないか?とも思いましたが、

あのハキハキした喋り方からして、多分本人に原因はないでしょう。

ホストの件も、ただ遊んでいるのではなく、

最終回に向けて真相を突き止めるための仕込みをしているのかも。

 

大勢の人を巻き込み、日常で利用する道路をも巻き込み、

体を張って大規模な実証をしてみる姿は

最近のエピソードの中で最も「事故調」らしさが出ていた気がします。

被害者の息子の言葉「デスガイザーが来て、ママをひき殺したんだ」も

事件の鍵として描かれていて、

糸口が見えた時には、そこに繋がるのか!という爽快感もありました。

 

前後編なので本当に面白かったかどうかは後編まで見てみないと分かりませんが、

少なからず、4・5話の医療ミス編よりも間延びはしていなかったと思います。

清々しいラストを飾れるか?期待してます。

 

 

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モトカレマニア 最終回 感想|マニアじゃなくてただのモトサヤ。

 

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タイトルがモトカレマニアだし、劇中でも「自分の幸せは、自分で決める」と

言っていた事から、最初のようなマニアになって終わるオチだと予想していたけど…

普通〜にヨリを戻しちゃうんですね。

それ、「モトカレマニア」じゃなくて「モトサヤ」だからさ。

 

ユリカ(新木優子)とマコチ(高良健吾)の関係はグダグダうじうじ…

しかしクライマックスに近づいたら、

やっぱり好きなもんは好きなんだ!と気づいて動き出す。

付き合ってみて「"好き"だけじゃどうにもならない事だってある」って

気づいたんじゃないの?

なのに、山下(浜野謙太)とむぎ(田中みな実)の写真を見て心境が変わる…

山下もさくら(山口紗弥加)も恋人が出来たから、私もその勢いで付き合っちゃえ!という

軽い気持ちで決意したようにしか見えないのは私だけ?

もし本当に打ち切りなんだとしたら、端折ったのはここの「気づき」に至るまでの

過程じゃないですか?

 

走っている時に、切ない曲流しとけば何とかなるでしょ感漂う演出も雑。

二人きりになった時に本物のツリーが光り出すのも雑。

人物描写も雑。全てが雑。

いつの時代のラブストーリーを見せられてんねん

ってくらい、ベタ過ぎる最終回。

 

原作がそうなのかもしれないけど、

やっぱり、元々が奇抜な世界観じゃないと(これも割と奇抜な設定だったが…)、

最終回で盛り上げるのは脚本家にとって至難の業なのかなぁ。

同じようなキラキララブコメ路線の「偽装不倫」も、

既婚者じゃないのに結婚していると嘘をつくという謎の設定がありながらも、

最後は昔の月9みたいに空港まで駆けつける→ど真ん中でキス!ってオチだったし。

あれ…書いてて思ったけど、流れ、一緒…?(滝汗)

共通点は、設定を活かせず、どう扱って良いか分からず、

方向性が迷走した状態のまま終わらせたって所でしょうか。

 

山口紗弥加さんの今までにない、チャーミングな佇まいには惹かれた。

ガンバレルーヤのよしこさんと関口メンディーさんは、思っていた以上に

自然体な感じが良かった。

個人的な見所はそれくらい。

主人公のユリカもマコチも、ただ顔が良いだけで、

お互いがどこを好きになったのかが伝わらなければ、魅力も全然感じられない。

 

ユリカは何かと面倒臭い。マコチは感情を見せないから、何考えてるのか分からない。

そんな印象しか残らないから、もうくっつこうが別れようが

どうでも良い…とさえ思ってしまいました。

 

あーあ、途中からずーっとシリアスモードで気持ちが盛り上がる事もなく、

つまんないドラマだったな。

最後まで見なきゃ良かった。時間を損した気分。

 

 

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