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ギークス〜警察署の変人たち〜 1話 感想|3人で事件解決する話なんだよね?

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公式サイトによると、「井戸端会議で事件解決をスーパーアシスト!?

3人の女ギーク(=賢いオタク)の生き様を、キュートでコミカルに描く!」らしい本作。

なので、お仕事終わりで居酒屋に集まった3人が、

誰か1人が出した今日の事件の話題をきっかけにトークが白熱し。

証拠分析に長けた西条(松岡茉優)、心理分析に長けた吉良(田中みな実)、

地理に精通した基山(滝沢カレン)がそれぞれの得意分野を活かし、

勤務時間中で得た"気づき"も共有しながら、結果的に事件解決へと導いていく…

そんな話になるのかな?と踏んでいたのですが、

初回を見た感想としては「思ってたのと違う」でした。

 

メインは3人との事ですが、これ…強行犯係刑事の芹沢(中村蒼)も含めた

4人で描かれていますよね。

もっと言えば、事件に直接繋がる証拠を見つけ出したのは西条と芹沢だけで

他の2人は目立った活躍はしていなかったので、

「刑事の芹沢と鑑識係の西条が連携し、事件の真相を解明していく刑事ドラマ」

みたいにも映りました。

 

確かに、事件捜査に一番近いのは刑事ですし、

話の流れを考えたら、刑事の出番が用意されてしまうのは仕方ありません。

それに、鑑識係は押収物を調べたり、調査報告書をまとめた資料を渡したりするので

刑事との関わりが多い職業ではあります。

 

ですが…芹沢にも同等に尺を割いたために、

本作のコンセプトである「3人で事件解決をする」感が薄くなり、

3人に関しては、事件と関係ないようなプライベートの描写も多かったので、

話全体がぼやけるというか、ふわっとしているように感じてしまいました。

正直、刑事ドラマとしてはテンポが悪く、微妙な仕上がりでした…。

 

ほんの希望を書くなら…

刑事ドラマ特有の「時間をかけて全力で捜査し、事件解決」ではなく、

3人が定時退社を優先しながらも仕事はきちっとやる、

湿っぽくなりそうな犯人の話も「定時だから」と言って

聞き終えずに帰ってしまう潔さはいかにも令和らしくて、

こはちょっと新鮮味があって良かっただけに。

通常放送になれば、もう少し改善されるのかな…とは思います。

っていうか…登場人物が定時にこだわっているんだから、

ドラマ自体もいっその事、定時(=通常時間内)で終わらせたら

遊び心あって楽しめたでしょうし、テンポの悪さも解消出来たかもしれないんですけどね。

 

本当…拡大分を上手く使えず、ただ要素を詰め込んで間延びして終わるくらいだったら、

最初から拡大しない方が賢明な気がするんですよねぇ。

裏番組に流れるのを防ぐためにやっている古くからの戦略ではありますけど、

もう今の時代、配信や録画で見ている方も多いと思いますし。

むしろ、拡大する事よりも内容の質を重視した方が、

継続して見てくれる視聴者の獲得に繋がるのではないでしょうか。

 

サブタイトルには「警察署の変人たち」とありますが、

西条がちょっと変わり者に見えるくらいで、

3人とも言うほど変人でもないのも気になりましたね。

そんな出オチになりそうな名前つけちゃうから…(汗)

で、妙に距離感が近くて怖い安達(白洲迅)は、

恐らく今後追加されるであろう縦軸要員なのでしょう。

 

もともと本作への期待度は低く、感想どころか、

視聴リストに入れようかどうかも迷っていたので。

やはり、今後執筆し続けるかもしれない他の候補作品を優先する事にして、

本作の感想は初回のみとさせていただきます。

 

 

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新宿野戦病院 1話 感想|やっぱり相性が悪いんじゃなかろうか…。

 

 

本作を担当する演出家は、初回放送前の時点では

河毛俊作さん、澤田鎌作さん、清矢明子さんの3人。

メイン監督であろう河毛さんの直近の地上波の作品は「わたしたちの教科書(2007)」

救命病棟24時(2009)」「GOLD(2010)」

極悪がんぼ(2014)」「営業部長 吉良奈津子(2016)」で。

澤田さんの場合は「夏の恋は虹色に輝く(2010)」「セシルのもくろみ(2018)」

「監察医 朝顔(2019)」「ナイト・ドクター(2021)」「女神の教室(2023)」。

そして、清矢さんの場合はお二方より経歴は浅い方で、

全部で「ラジエーションハウスⅡ(2021)」「サロガシー(2021・SP)」

「瑠璃も玻璃も照らせば光る(2022・SP)」「あなたがしてくれなくても(2023)」

「俺たちの校内放送(2023)」が挙げられます。

※全てフジテレビのドラマ

 

初っ端から作品名の羅列ですみませんが、上記の作品を視聴していた方なら

これで私が何が言いたいのか、なんとなく察していただけるはずです。

そう…どの演出家も全体的に、職業ドラマ・ヒューマンドラマ・社会派ドラマ寄りの

真面目で落ち着いた仕上がりの作品が多く、コメディ作品をお見かけしないなぁというのと、

2001年にフジテレビで放送された「ロケット・ボーイ」で

宮藤官九郎さんとともに制作されていた河毛さん以外は(と言ってももう23年前ですが…)、

過去にクドカン作品に関わられたご経験がないという事。

ちなみに、プロデューサーの野田悠介さんも、クドカン作品は初担当です。

 

ここで、「視聴リスト&期待度」で書いた文章を掘り起こすと…

「フジテレビ作品に関わる機会の多い演出家の方々が、

クドカンワールドをしっかり映像に落とし込めるのかどうか?」と視聴前に書いていました。

私の本作に対する一番の懸念点はそこにあり、

23年ぶりの河毛さんも含めて、クドカン作品に縁がなく、コメディのご経験のない監督3人で

ちゃんとエンタメ感溢れる作品になるのかどうか?という不安がずっと付き纏っていたのです。

 

で、いざ初回を見てみたら、やはりその不安が的中といった所で…(汗)

あの監督で、あのプロデューサーで、あのテレビ局だったら

もうちょっと面白くなったのかもしれないのに…と何度も惜しく感じてしまいました。

 

何でしょう、登場人物のやっている事や言っている事はクドカン作品らしく破茶滅茶なのに、

空気感が大人しいんですよ。むしろ、静か。

役者さん方が会話劇を繰り広げているシーンなんて、劇伴はほとんど流れておらず終始無音。

だから、誰かがギャグめいた台詞を発すると、「何言ってんの〜w」じゃなくて、

「今時、この発言はアリなの…?」とふと冷静になってしまうし。

ヨウコ(小池栄子)の岡山弁も、どこか滑っているように感じてしまう。

コメディもシリアスも行ける実力派の役者さんが揃っているだけに、非常に勿体ないです。

 

私が普段感想で気になった部分を書く時は、劇伴の音量が大きいとか、

流す頻度が多いとかって指摘させていただく事がよくあるんですが。

本作に関しては、視聴者が冷静になる隙を与えないくらいに

軽快な劇伴や効果音を流して、雰囲気をもっと明るく賑やかにしたって良いし、

カメラワークの切り替えや登場人物のカットもテンポ良く、ボケツッコミが活きるように

切れ味の増した演出になって欲しい…そう思いました。

今のままでは正直、もったりしていてあまり面白味がありません(汗)

 

そして、もったり感を覚える原因は何も演出だけではなく、

話の展開にもあるんじゃないかなぁと。

私が過去に執筆したクドカン作品の初回感想の数々を読み返すと

大体「話が進まない」と書かれていて、私のクドカン作品に対する印象って

変わっていないんだな〜と思うんですけど(笑)

本作ももれなく…でも、今までのとはちょっと違う気がして。

 

初回の内容を見た限りだと…

・「聖まごころ病院」に同時に搬送されてきた、ホストのマモル(役者名不明)とヨウコ

・「聖まごころ病院」の経営問題

NPO法人「Not Alone」についての描写

・その代表・南(橋本愛)から生活保護を提案されていた高齢男性

・難民申請の通らなかったムハマド(役者名不明)

と、結構エピソードが盛りだくさん。

初期設定の紹介が必要だからある程度は仕方ないですし、

様々な人が飛び交う歌舞伎町が舞台だから

複数人描く形で情勢を反映させたという事なんでしょうけど、

あれこれ盛り込んでいるために、で…結局何を描きたいんだろう?

という戸惑いが生じてしまいました。

 

ようやく話が見えてきたのは、放送開始から約47分くらいの、

搬送されてきた高齢男性をヨウコが治療するくだりで。

高齢男性が経験した現状の理不尽さを描いた回想からの

彼女の「うちの命、おまえの命、貧乏の命、金持ちの命、平等に助ける!」という言葉で、

本作のテーマが「平等」であると分かったので安心しましたが、

とにかく、進みも遅かったですね。

予告映像で流れてきた、「『あっ』って言わないで〜」のシーン…

もっと早く見たかったです(汗)

 

今までの作品は先ほども書いた通り、初回ではノれなくても

回を重ねるごとにじわじわハマってくる…というケースが私の中では定番だったんですが、

本作はどうなるんでしょうかね。

脚本は良くても演出家の得意分野が違うので、相性が悪い気がしてなりません。

最終回までもったりしちゃうのかどうか。とりあえず様子見ですが、期待薄です。

 

最後に余談で…それにしても、ED映像の作りが2000年代のフジって感じでしたね。

夕方の再放送で流れてそうな。

塚地武雅さんの女装姿も「はねトビ」のほぼ100均コーナーを思い出して、

勝手に懐かしくなってしまいました。

 

 

↓次回の感想はこちら↓

 

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海のはじまり 1話 感想|初回はホラーな印象が先行しちゃったけど…

 

 

「silent」チームが再び集結し作られた、3作目となる本作。

その作品は2年前に放送されたもので、

2作目の「いちばんすきな花」は去年に放送されたから、

年に1回の短いスパンで新作が生まれている辺り、

意地悪な言い方ですが、フジテレビは話題性の高いオリジナル脚本が書ける生方美久さんを

手放したくないんだろうなぁ…と思っちゃいます。

 

正直、「あのチームが再び!」と宣伝するなら、せめて3年ぶりか5年ぶりか、

しばらく期間を空けた方が再集結の価値も高くなって、

その作品のファンである人々の喜びも倍増するんじゃないかとも思うんですよね。

それに、いつまで生方さんに「silent」のイメージを与え続けるのか?

というちょっとしたモヤモヤも。

明確な意思を持った作品をどんどん生み出す事自体は

ドラマ業界において良い事だとは考えているので、

個人的には、一度フジテレビやあのチームから離れてみて、

例えば、TBSの金10やテレ朝の木9の脚本を書かれたらどう仕上がるんだろう?と

興味も持っているんですけどね。

何と言うか、過去のヒット作に縋り過ぎなんですよねぇ。

 

作り手側にしても、局側の要望を受けて入れているのか、

自らのアイデアで入れているのかは不明ですが、冒頭の海辺を歩くシーンや

沖縄料理店で夏(目黒蓮)と水季(古川琴音)の2人でいるシーンでかかった劇伴は

もろ「silent」で聴いた事のあるような曲調だった上に。

イヤホンに、スピッツに、小田急線に…と、

意識しなくてもどうしてもその作品が過ぎってしまう要素が散りばめられており、

その作品を好きで見ていた私でも、時々漂う商売っ気に

複雑な気持ちにさせられてしまいました。

そこは初回大サービスくらいで、次回からは大人しくなると良いなぁと願ってます。

 

さて、前置きが長くなりましたので、ここから初回の感想を書くとするなら…

ざっくり言えば、"節"はあるけど"癖"はない。そんな印象を受けました。

生方美久さんの脚本は小説寄りの独特な言い回しが特徴的だと捉えていますが、

本作の場合は独特さはほぼ感じず、モノローグもなかったので、

間を持たせた会話で静か〜に展開されていった内容には、

過去作品で苦手意識を覚えていた視聴者も見やすかったのではないかと思います。

 

結構意外だったのは夏と水季の人物設定で、

作品概要をチェックするだけで、事前情報も相関図も見ていなかった私からしたら

てっきり水季役は有村架純さんだと思い込んでいたので、有村さん演じる弥生は

現在付き合い始めて間もないらしい(合鍵がないのと「月岡くん」呼びから)彼女であり、

元カノの水季の娘・海(泉谷星奈)を今後2人で面倒を見ていく事になる…

という話になると知った時には驚きがありました。

そして、夏と水季はかつて、妊娠中絶同意書にサインしていた関係性である事も。

 

夏がカメラロールに8年前の水季の動画を残すほど過去を断ち切れなかった事については、

ある日突然彼女から同意書のサインを要求され、

いきなり学校を辞め一方的に別れを告げられたという衝撃的な出来事が立て続けにあったので、

今はどうしているのか気がかりな部分があったんだろうと察せられるんですが。

水季に関しては本心がよく分からず、夏の知らないうちに

娘と一緒に彼の自宅に行く練習をしていたってどういう事…?え……?と思えて

ホラーに感じてしまったのでした(笑)

おまけに、海は水季の動画を見せてくるしw

当時は巻き込みたくなかった気持ちがあったとは言え、1人で育てると決心したのなら

父の名前は積極的に出さず、「パパは遠くに行っちゃったんだよ」とか

「お星さまになっちゃったんだよ」とか嘘をついて誤魔化しそうな訳で。

家に行ったのは…自分が亡くなる時が来たら

夏に育ててもらおうと考えていたからなのかどうなのか。

なんとなく、生き霊みたいでね…(苦笑)

それが終盤に用意されていたただけに、

初回のインパクトはそこに持って行かれた感はありましたね。

 

しかし、劇中にはドキッとする言葉もありました。

夏と対面した時の、水季の母・朱音(大竹しのぶ)の

「妊娠も出産もしないで父親になれちゃうんだから」発言です。

確かに、母親は自分のお腹に命を宿した時から"母"になるけれど、

お腹の子と一緒に生活する大変さとか、産むまでの痛みを知らない父親からしたら、

出産に立ち合わない限り、自分が"父"だとは中々実感しづらいかもしれません。

父はいつ"父"になるのか。「父になる」とはどういう事なのか。

弥生との新たな日常を送るようになった所で、いきなり目の前に現れた子供が

自分のパパだと知らされる夏の立場なら余計に、実感するのにかなりの時間がかかる。

始まりと終わりの基準は何なのか…

それが、冒頭の「どこからが海?」に繋がってくるんですね。

 

いろんな意味で心がザワザワした初回ではありましたが、

続きを、父になるまでの過程を知りたいと思えたのは確かです。

拡大分も使って初期設定をガッツリ紹介した内容になっていたので、

話が長い!と思われる視聴者もいらっしゃったかもしれませんが、

私としては、初回のラストに、紆余曲折を経て

衝動的にでも「俺、この子の父親になる!」というオチで片付けなかったのは、

ドラマ臭くなくて、リアルで自然な展開で好みでした。

 

正直、今回の内容にちょちょっと話を追加すれば

映画やSPドラマとして成立出来そうな内容ではあるので、

途中で引き延ばしをやらないかどうか?ですね。

上手くいけば、良作になりそうな気はしますが…果たしてどうなるでしょうか。

 

 

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2024年 夏ドラマ 視聴リスト&期待度

 

 

8/29:「新宿野戦病院」最新話の感想記事をUPしました。

 

こんにちは、りんころです!

毎度おなじみ、視聴予定のドラマを紹介する時期がやってまいりました。

 

6/30時点で発表されている冬ドラマを

「◉最後まで感想を書く可能性が高いドラマ」

「○内容次第では最後まで感想を書くかもしれないドラマ」

「△視聴はするが感想を書く可能性が低いドラマ不定期で雑感集?)

「×視聴する予定のないドラマ」

の4種類(優先度)に分けて紹介していこうと思います。

※ちなみに、初回も放送されていない段階で決めているので、あくまでも"予定"です(謝)

そして、感想本数は最終的に、ここで紹介した本数よりかなり減るかもしれませんが、

よろしくお願いしますm(_ _)m

 

ではでは…オリンピックもあってか、既に放送スタートのドラマも出てきているので

一言二言程度で!ちゃちゃっと書かせていただきます!!

 

 

私が今期視聴&感想執筆するドラマはこちら!

 

曜日・放送時間順にまとめてあります。※既に放送されているドラマは除く

ピンクの文字になっている箇所が、私が今期視聴予定のドラマになります。

曜日別に知りたい方は曜日を、

ドラマの詳細を知りたい方は、ドラマタイトルをクリックしてみて下さい!

※夏ドラマを全部記載している訳ではありません(基本地上波のみ)

 

放送 作品一覧 主演 初回 優先度
月曜日
フジ
月9
海のはじまり 目黒蓮 7/1
フジ
月10
マウンテンドクター 杉野遥亮 7/8
テレ東
月11
夫の家庭を壊すまで 松本まりか 7/8 ×
火曜日
テレ朝
火9
南くんが恋人!? 飯沼愛 7/16
TBS
火10
西園寺さんは家事をしない 松本若菜 7/9 ×
フジ
火11
あの子の子ども 桜田ひより 6/25 ×
日テレ
火深夜
どうか私より不幸でいて下さい 吉谷彩子、浅川梨奈 7/9 ×
日テレ
火深夜
FUN!FUN!FANTASTICS SEASON4 FANTASTICS 7/2 ×
テレ東
火深夜
星屑テレパス 佐藤綺星 6/25 ×
TBS
火深夜
さっちゃん、僕は。 木村慧人 6/11 ×
TBS
火深夜
墜落JKと廃人教師 Lesson2 橋本涼 6/18 ×
水曜日
テレ朝
水9
科捜研の女 season24 沢口靖子 7/3 ×
フジ
水10
新宿野戦病院 小池栄子、仲野太賀 7/3
テレ東
水深夜
ひだまりが聴こえる 中沢元紀、小林虎之介 7/3
テレ東
水深夜
oddboys 岡宮来夢阿部顕嵐 6/26 ×
木曜日
テレ朝
木9
スカイキャッスル 松下奈緒 7/25
フジ
木10
ギークス 松岡茉優 7/4
日テレ
木深夜
クラスメイトの女子、全員好きでした 木村昴 7/11 ×
テレ東
木深夜
量産型リコ 与田祐希 6/27
金曜日
テレ東
金8
しょせん他人事ですから 中島健人 7/19 ×
フジ
金9
ビリオン×スクール
山田涼介 7/5
TBS
金10
笑うマトリョーシカ 水川あさみ 6/28
テレ朝
金11
伝説の頭 翔 高橋文哉 7/19
テレ東
金深夜
錦糸町パラダイス 賀来賢人 7/12
日テレ
金深夜
私をもらって 前田公輝、久保田紗友 7/5 ×
テレ東
金深夜
晩酌の流儀3 栗山千明 6/28 ×
土曜日
日テレ
土9
GO HOME 小芝風花 7/13
日テレ
土10
マル秘の密子さん 福原遥 7/13
テレ朝
土11
青島くんはいじわる 渡辺翔太、中村アン 7/6 ×
テレ朝
土11
顔に泥を塗る 髙橋ひかる 7/13 ×
フジ
土11
嗤う淑女 内田理央 7/27 ×
テレ朝
土深夜
シュガードッグライフ 田中洸希、多和田任益 8/3 ×
日曜日
TBS
日9
ブラックペアン シーズン2 二宮和也 7/7
テレ朝
日10
素晴らしき哉、先生! 生田絵梨花 8/00
日テレ
日10
降り積もれ孤独な死よ 成田凌 7/7 ×

※帯ドラマは基本視聴のみ

 

それでは、参りましょう〜。

 

 

2024年 夏ドラマ 視聴リスト&期待度

 

視聴&初回執筆予定の16作品と期待度を発表していきます。

※上から
タイトル/初回放送日/放送局/時間/視聴前期待度(最大:★5つ)
作品概要/簡単なコメント/主な出演者/スタッフ(脚本、演出etc)/
という構成になっております。

※初回放送日、スタッフに関する情報は、6/30時点のものです。

 

 

月曜日

 

海のはじまり(7/1・フジテレビ・月曜21時)★★★

 

別れてから7年後の葬式で水季の子どもである海と出会い、彼女の母親から、自分が海の父親だと聞かされる。
夏と海という父子の関係、水季と海という母子の関係など、人々の中にある“親と子”の間に生まれる感情をリアルに描く愛の物語。

 

月9っぽい木曜劇場だなぁ…と思っていた生方美久さんの作品が、とうとう月9に。

1作目の「silent」は、誰しもが抱えている"伝わらない"苦しみが繊細に描かれていて

毎度感情移入しながら見た作品でしたが、

2作目の「いちばんすきな花」は、登場人物のデリカシーのなさが度々気になり、

台詞や展開から滲み出る生方さんの主張も激しくて、あまり好んでは見られませんでした…。

 

「自身の考えや意思を反映させたオリジナル作品を書ける脚本家」として

今も注目している脚本家には変わりありませんが、

星★3つにしたのは、両作品の出来に多少の差があるからです。

本作は子供もメインキャストという事で、あざとい方向にならないと良いですが…どうかな?

 

出演:目黒蓮有村架純、泉谷星奈、木戸大聖、古川琴音、池松壮亮大竹しのぶ

脚本:生方美久(「踊り場にて ※SP」「silent」「いちばんすきな花」)

演出:風間太樹(「チェリまほ シリーズ」「うきわ」「silent」)

   髙野舞 (「昼顔」「モンテ・クリスト伯」「silent」「いちばんすきな花」)

   ジョン・ウンヒ(「いちばんすきな花」)

音楽:得田真裕(「花咲舞が黙ってない シリーズ」「アンナチュラル」「silent」「Destiny」)

プロデュース:村瀬健(「信長協奏曲」「silent」「いちばんすきな花」)

主題歌:back number「新しい恋人達に」

原作 :オリジナル

公式サイト:https://www.fujitv.co.jp/uminohajimari/index.html

 

 

マウンテンドクター(7/8・フジテレビ・月曜22時)★★

 

山×医療の知識が必要な“山岳医”にスポットを当てた、圧倒的なリアリティーとスケール感で描く、新たな"山岳医療ドラマ"が誕生!

 

フジテレビのドラマはこれまでも、薬剤師や放射線技師、夜間医療、

前期では気象学を使った救助と、

ドラマでは扱われてこなかった職業を題材とした作品を多く生み出してきましたが、

そのどれもが残念な形に終わっているイメージがあります。

ただ、本作の場合はカンテレ制作なので、

それらの作品とは違うだろう…と思いたい所なんですが、

脚本家がちょっと弱いのが気がかりなんですよね。

 

月9は海、月10は山で、夏にぴったりのラインナップ。

(いや、月9の方は絶対そういうアウトドアの意味ではないっていうのは分かってますw)

山での撮影が中心となると、スケールの大きい映像も見られそうで

そこは楽しみではあります。

 

出演:杉野遥亮岡崎紗絵、宮澤エマ、向井康二八嶋智人大森南朋

脚本:高橋悠也(「仮面ライダー シリーズ」「火の粉」「ザ・ハイスクール ヒーローズ」)

演出:国本雅広(「デカワンコ」「僕のヤバイ妻」「カンナさーん!」「二月の勝者」)

   高橋貴司(「水球ヤンキース」「限界団地」「青のSP」「シッコウ!!」)

   保坂昭一(「監察医 朝顔1」「親愛なる僕へ殺意をこめて」「転職の魔王様」)

音楽:林ゆうき(「緊急取調室 シリーズ」「真犯人フラグ」「波よ聞いてくれ」「Believe」)

プロデューサー:近藤匡 (「新・ミナミの帝王 シリーズ※SP」「クロシンリ」「トクメイ!」)

       大城哲也(「Summer Song ※映画」「DIVER-特殊潜入班-」)

主題歌:Official髭男dism「Sharon」

原作 :オリジナル

公式サイト:https://www.ktv.jp/mountaindoctor/

 

 

火曜日 

 

南くんが恋人!?(7/16・テレビ朝日・火曜21時)★★

 

南くんの恋人』が男女逆転バージョンで令和に蘇る!
昭和レトロな商店街で生まれ育った女子高生と、ある日突然15cmになってしまった恋人による、ひと夏の甘くほろ苦くて、ちょっと懐かしいホーム・ラブコメディー。

 

内容的にもメインキャスト的にも、若者向けの作品かな〜と思って

最初は全然惹かれなかったのですが、

岡田惠和さんの脚本という事で、ちょっとだけ見る気が湧きました。

視聴目的は本当にそれだけです(笑)

 

それにしても…執行官のドラマを放送するわ、深夜の人気ドラマの続編を放送するわ、

前期では考察を煽る壮大な()ミステリーを放送したかと思えば今度はラブコメディって…

火9枠の迷走っぷりが激しいですね。

作品そのものよりかは、そっちの方が気になります。

 

出演:飯沼愛、八木勇征武田真治沢村一樹光石研木村佳乃

脚本:岡田惠和(「南くんの恋人(1994)」「ひよっこ シリーズ」「日曜の夜ぐらいは…」)

監督:宝来忠昭(「セミオトコ」「消えた初恋」「罠の戦争」「恋する警護24時」)

   小松隆志(「家政夫のミタゾノ シリーズ」「先生を消す方程式。」「リエゾン」)

音楽:村松崇継(「未解決の女 シリーズ」「昭和元禄落語心中」「この素晴らしき世界」)

エグゼクティブプロデューサー:内山聖子(「6秒間の軌跡 シリーズ」「家政夫のミタゾノ シリーズ」)

ゼネラルプロデューサー:服部宣之(「ケイジとケンジ シリーズ」「警視庁アウトサイダー」「警部補ダイマジン」)

プロデューサー:神田エミイ亜希子(「24 JAPAN」「消えた初恋」「恋する警護24時」)

       布施等 (「モコミ」「和田家の男たち」「ホスト相続しちゃいました」)

       村山太郎(「さくらの親子丼1,2」「リエゾン」「家政夫のミタゾノ6」)

主題歌:ゆず「伏線回収」

原案 :内田春菊南くんの恋人』『南くんは恋人

公式サイト:https://www.tv-asahi.co.jp/minamikun/

 

 

水曜日 

 

新宿野戦病院(7/3・フジテレビ・水曜22時)★★★

 

新宿・歌舞伎町の路地にひっそりと建つ病院にやってくる"ワケあり"背景を持った患者たちを、アメリカ国籍の元軍医である謎の女性が救い、そんな彼女に影響を受けるようになる美容皮膚科医の変化も描く、笑って泣ける"救急医療"エンターテインメント。

 

ついこの間までクドカン作品を地上波でお見かけしなかったのに、

1月期から3作品連続(※4月期の作品は再放送)で放送って…反動が凄いですね(笑)

 

医療ドラマではありますが、宮藤官九郎さんの事ですから

絶対一捻り二捻りはしてくるでしょう。

あとは、河毛監督は21年前の「ロケット・ボーイ」で

宮藤さんとともに制作には携わられていたものの…

職業系やシリアス寄りのフジテレビ作品に関わる機会の多い演出家の方々が

クドカンワールドをしっかり映像に落とし込めるのかどうか?ですね。

 

初回放送前からちょっとしたザワつきもありましたが、

考察系ミステリーやラブストーリーが増えてきている今、

気軽に楽しめるドラマがある事が何より貴重なので!

面白くなると良いなぁと思ってます。

 

出演:小池栄子、仲野太賀、橋本愛平岩紙濱田岳柄本明

脚本:宮藤官九郎(「いだてん」「季節のない街」「不適切にもほどがある!」)

演出:河毛俊作(「極悪がんぼ」「営業部長 吉良奈津子」「砂の器(2019)※SP」)

   澤田鎌作(「セシルのもくろみ」「ナイト・ドクター」「女神の教室」)

   清矢明子(「ラジエーションハウスⅡ」「あなたがしてくれなくても」「俺たちの校内放送」)

音楽:(「」「」「」)

プロデュース:野田悠介(「グッド・ドクター」「ナイト・ドクター」「女神の教室」)

主題歌:サザンオールスターズ「恋のブギウギナイト

原作 :オリジナル

公式サイト:https://www.fujitv.co.jp/shinjuku-yasen/index.html

 

 

ひだまりが聴こえる(7/3・テレビ東京・水曜24時30分)★★★

 

難聴の大学生・航平と、明るくまっすぐな同級生・太一を繋いだのは、聴覚に障がいのある生徒に講義内容をリアルタイムで伝えるボランティア“ノートテイク”。
不器⽤な2人の⼼を繊細に描いた、切なくも儚いヒューマンラブストーリー。

 

下剋上球児」で注目されたお2人の主演作(犬塚と日沖)。

ですが、大学生の時に実際にノートテイクをやっていた私からしたら、

それを題材にしている所に興味を持ちました。

 

プロデューサーの加瀬さんによると、聴覚障がいを題材にした作品は

ろう者を主人公にした作品が多いのに対して、難聴者を中々取り上げてもらえない事に

疑問を抱かれていたらしく、確かにな…と頷かされました。

テレビ東京の同性愛のラブストーリーはヒットしているイメージがあるので、

本作も深夜ドラマの掘り出し物になってくれればと思います。

※感想を書くかどうかは未定です。

 

出演:中沢元紀、小林虎之介、宇佐卓真、夏生大湖、西田尚美、でんでん 他

脚本:川﨑いづみ(「半径5メートル」「テイオーの長い休日」「好きなオトコと別れたい」)

監督:八重樫風雅(「自転車屋さんの高橋くん」「彼女と彼氏の明るい未来」)

   牧野将  (「DASADA」「あなたの恋人、強奪します。」)

   原島孝暢 (「ひみつ×戦士 ファントミラージュ!」「ポリス×戦士 ラブパトリーナ!」※全て特撮)

音楽:佐久間奏 (「盤上の向日葵」「彼女と彼氏の明るい未来」)

チーフプロデューサー:山鹿達也(「死役所」「おじさまと猫」「パティスリーMON」)

プロデューサー:加瀬未奈 (作品不明)

       藤田絵里花(「浦安鉄筋家族」「かしましめし」)

       阿部真士 (「きのう何食べた? シリーズ」「アノニマス」「吉祥寺ルーザーズ」)

OPテーマ:flumpool「SUMMER LION」

EDテーマ:川崎鷹也「夕陽の上」

原作:文乃ゆき『ひだまりが聴こえる』

公式サイト:https://www.tv-tokyo.co.jp/hidamari/

 

 

木曜日 

 

スカイキャッスル(7/25・テレビ朝日・木曜21時)★

 

世にも優雅な佇まいとは裏腹に燃えたぎる野心、そして…誰にも言えない《秘密》を抱えた美しきセレブ妻たちによる、予測不能なギラドロ・サスペンスミステリー。

 

「『愛の不時着』を超えた史上空前の大ヒット作」と公式が予告映像で煽っているから、

一応見てみるか…って感じです。

でも、いかにも韓国ドラマっぽい題材で、

どんな雰囲気や内容になるかは大体読めてしまうので、

完走出来るかどうかも怪しいです(汗)

※感想を書くかどうかは未定です。

 

出演:松下奈緒木村文乃高橋メアリージュン田辺誠一比嘉愛未小雪

脚本:橋本裕志(「オトナ高校」「リーガルV」「日本沈没(2021)」「月の満ち欠け ※映画」)

演出:田村直己(「未解決の女 シリーズ」「ドクターX シリーズ」「六本木クラス」「シッコウ!!」)

   中前勇児(「アリバイ崩し承ります」「ハマる男に蹴りたい女」「今日からヒットマン」)

   星野和成(「僕らは奇跡でできている」「桜の塔」「グレイトギフト」「Destiny」)

音楽:髙見優 (「義母と娘のブルース シリーズ」「六本木クラス」「恋する警護24時」)

   信澤宣明(「義母と娘のブルース シリーズ」「ギフテッド シリーズ」「恋する警護24時」)

   大隈知宇(作品不明)

エグゼクティブプロデューサー:内山聖子(「6秒間の軌跡 シリーズ」「家政夫のミタゾノ シリーズ」)

ゼネラルプロデューサー:大江達樹(「ドクターX シリーズ」「六本木クラス」「今日からヒットマン」)

プロデューサー:浜田壮瑛(「七人の秘書 シリーズ」「リエゾン」「離婚しない男」「Destiny」)

       山形亮介(「6秒間の軌跡 シリーズ」「エアガール ※SP」「ゆりあ先生の赤い糸」)

       河野美里(「探偵が早すぎる シリーズ」「ヒモメン」「彼女たちの犯罪」)

主題歌:「」

原作 :SLL Joongang Co., Ltd(制作・著作) 、ユ・ヒョンミ(作家)『SKYキャッスル』

公式サイト:https://www.tv-asahi.co.jp/skycastle/

 

 

ギークス〜警察署の変人たち〜(7/4・フジテレビ・木曜22時)★

 

頭は切れるのに人間関係に難アリな警察署勤務の女ギークたちが、週末の井戸端会議で事件解決をスーパーアシストしてしまう、新感覚の“井戸端謎解きエンターテイメント”。

 

軽〜いタッチになりそうで、全く惹かれません…(汗)

そして、この作品が木10なの?とも思えてしまいました。

何だか枠を頑張って埋めた感が強いんですよねぇ。

 

松岡茉優さん、田中みな実さん、滝沢カレンさんという

個性詰まったお三方が集まっているので、魅力的に描かれれば良いんですけど、

脚本家が弱めなのも懸念材料になっています。

オリジナル作品×1話完結型ともなれば、回によって内容の質にブレがないかも

個人的には重要視してますからね。

※感想を書くかどうかは未定です。

 

出演:松岡茉優田中みな実滝沢カレン白洲迅泉澤祐希中村蒼

脚本:大林利江子(「こえ恋」「ラブリラン」「純愛ディソナンス」「彼女たちの犯罪」)

   原野吉弘(作品不明)

演出:山内大典(「しもべえ」「夕暮れに、手をつなぐ」「この素晴らしき世界」)

   村上正典(「犯罪症候群 シリーズ」「プロミス・シンデレラ」「坂の上の赤い屋根」)

   本間美由紀(「未解決の女2」「六本木クラス」「MALICE ※ネットドラマ」)

音楽:(「」「」「」)

プロデュース:森安彩 (「ランチ合コン探偵」「純愛ディソナンス」「お迎え渋谷くん」)

     貸川聡子(「無痛」「忍者に結婚は難しい」「あたりのキッチン!」)

主題歌:サンボマスター「自分自身」

原作 :オリジナル

公式サイト:https://www.fujitv.co.jp/geeks/index.html

 

 

量産型リコ–最後のプラモ女子の人生組み立て記-

(6/27・テレビ東京・木曜24時30分)★★★ ←視聴断念

 

祖父の死をきっかけに帰省したリコが、祖父が残した作りかけのプラモデルの制作を通して家族をもっと知るまでのひと夏を描いた、ホビー・ヒューマンドラマ。

 

(※既に初回が放送されましたが、まだ視聴しておらず。)

今年も新作を放送するんですね。そして、再びのパラレルワールド

スタートアップ企業を取り扱った前作は、コンペの規模感がイマイチ掴めなかったのと、

革新的なアイデア創出を目指すスタートアップ企業というコンセプトと「量産型」が

噛み合っていないように見えたため、微妙な印象が残ってしまったのですが、

唯一、帰省回だけは良かったんですよね。

 

今回は「故郷」や「家族」が中心となるお話なので、

ある程度楽しめるんじゃないかとは思ってます。

※視聴のみで楽しむ予定です。

 

出演:与田祐希、市川由依、佐月絵美、矢柴俊博森下能幸田中要次

脚本:畑中翔太(「量産型リコ シリーズ」「絶メシロード シリーズ」「ポケットに冒険をつめこんで」)

   オコチャ(「量産型リコ シリーズ」)

監督:中川和博  (「さらば、ダイヤモンド ※映画」「ダブル」「白暮のクロニクル」)

   ヤングポール(「量産型リコ2」「FLASHBACK」「ポケットに冒険をつめこんで」)

   中村祐太郎 (「太陽を掴め」「新しい風」「海辺のナイーブ」※全て映画)

音楽:(「」「」「」)

原案・企画・プロデュース:畑中翔太(「量産型リコ シリーズ」「ポケットに冒険をつめこんで」)

プロデューサー:漆間宏一(「量産型リコ シリーズ」「ポケットに冒険をつめこんで」)

       寺原洋平(「量産型リコ シリーズ」「八月は夜のバッティングセンターで。」)

       涌田秀幸(「量産型リコ2」「ポケットに冒険をつめこんで」)

OPテーマ:樋口楓「アイムホーム!」

EDテーマ:LINK PLANET「ソライロ」

原作:オリジナル

公式サイト:https://www.tv-tokyo.co.jp/ryosangatariko2024/

 

 

金曜日 

 

ビリオン×スクール(7/5・フジテレビ・金曜21時)★★

 

日本一の財閥系企業のトップであり“億万長者=ビリオネア”の主人公が、身分を隠して学校の教師となり、さまざまな問題に直面しながらも生徒とともに成長していく姿を描くオリジナルストーリーの学園コメディー。

 

え?元ヤンでもないのに倉庫でのアクションシーンがあるの!?

予告映像を見て、まず驚いたのはそこ(笑)

まぁ、底辺クラスに赴任という事なので、

そんな展開になってしまうのも致し方ないんでしょうけど、

そうなってくると結果的に、どことなく平成感漂う

新鮮味のない学園ドラマになりそうな気もしますね。

 

財閥系企業のトップという設定ですから、

クラスの立て直しに経済や経営がガッツリ絡んでくれば印象も変わるかもしれませんが…。

※感想を書くかどうかは未定です。

 

出演:山田涼介、木南晴夏、水沢林太郎、松田元太、大原梓、水野美紀

脚本:我人祥太 (「潜入捜査官 松下洸平」「あなたの恋人、強奪します。」)他

演出:瑠東東一郎(「おっさんずラブ シリーズ」「unknown」「うちの弁護士は手がかかる」)

   西岡和宏 (「ルパンの娘2」「ラジエーションハウスⅡ」「風間公親-教場0-」)

音楽:宮崎誠  (「ワンパンマン シリーズ ※アニメ」「伝説のお母さん」)

プロデュース:江花松樹(「クライムファミリー」「うちの弁護士は手がかかる」)

主題歌:Ado「ルル」

原作 :オリジナル

公式サイト:https://www.fujitv.co.jp/billion_t_school/index.html

 

 

笑うマトリョーシカ(6/28・TBS・金曜22時)★★★

 

抜群の人気を誇る若き政治家と有能な秘書にある“得体の知れない不気味さ”に気付いた新聞記者が、彼らを取り巻く黒い闇に迫る、人間の欲望と謎が絡み合うヒューマン政治サスペンス。

 

初回を既に見ましたが、あれこれ盛り込み過ぎて話がフワフワしているな…

というのが第一の感想。

マトリョーシカにちなんで、人間の奥底に隠された本質を探るという設定は面白そうですが。

ただでさえ入り込めない内容になっているので、早い段階で軌道修正される事を願います。

 

出演:水川あさみ玉山鉄二丸山智己和田正人加藤雅也櫻井翔

脚本:いずみ吉紘(「アリバイ崩し承ります シリーズ」「インビジブル」「アクマゲーム」)

   神田優  (「君と世界が終わる日に4,5」「ブラックペアン1」「女神の教室」)

演出:岩田和行 (「福家警部補の挨拶」「竜の道」「あたりのキッチン!」)

   城宝秀則 (「4分間のマリーゴールド」「ミステリと言う勿れ」「トクメイ!」)

   小林義則 (「明日の約束」「レンアイ漫画家」「忍者に結婚は難しい」)

音楽:大間々昂 (「アトムの童」「ペンディングトレイン」「からかい上手の高木さん」)

政治監修:須山義正 ※ドラマ初監修

     武田一顕(「完黙 中村喜四郎〜逮捕と選挙〜 ※映画・監督」)

法律監修:岡本直也(「シッコウ!!」「Believe-君にかける橋-」)

児童福祉監修:永野咲 ※ドラマ初監修

警察監修:石坂隆昌(「見えない目撃者 ※映画」)

医療監修:中澤暁雄(「4分間のマリーゴールド」「インビジブル」「祈りのカルテ」)

プロデューサー:橋本芙美(「危険なビーナス」「プロミス・シンデレラ」「夕暮れに、手をつなぐ」)

主題歌:由薫「Sunshade」

原作 :早見和真『笑うマトリョーシカ

公式サイト:https://www.tbs.co.jp/waraumatryoshka_tbs/

 

 

伝説の頭 翔(7/19・テレビ朝日・金曜23時15分)★★★ ←視聴断念

 

不良たちの頂点に立つカリスマヤンキーと、スクールカースト最底辺のいじめられっ子の正反対の2人の人生が、ある日突然入れ替わる。
バレたら終わり!?の命がけの衝撃作が開幕!

 

確か、主人公がある日突然〇〇に…っていう設定のドラマ、

以前にもこの枠で放送されてませんでしたっけ?っていうのは置いといて(笑)

原作者である夏原武さんは『クロサギ』『正直不動産』も執筆された方なので、

大きく外さないんじゃないかとは思います。

※感想を書くかどうかは未定です。

 

出演:高橋文哉、関水渚井桁弘恵、菅生新樹、中川大輔、駒木根葵汰 他

脚本:古家和尚(「明日の約束」「プロミス・シンデレラ」「波よ聞いてくれ」)

監督:住田崇 (「住住 シリーズ」「怪獣倶楽部」「架空OL日記」「波よ聞いてくれ」)

   近藤啓介(「直ちゃんは小学五年生 ※SP」「しょうもない僕らの恋愛論」)

   植田尚 (「まだ結婚できない男」「波よ聞いてくれ」「ミス・ターゲット」)

音楽:桶狭間ありさ(「ホメられたい僕の妄想ごはん」「ハヤブサ消防団」)

ゼネラルプロデューサー:横地郁英(「未解決の女 シリーズ」「六本木クラス」「グレイトギフト」)

プロデューサー:高崎壮太(「最初はパー」「波よ聞いてくれ」「泥濘の食卓」)

       神通勉 (「アリバイ崩し承ります」「波よ聞いてくれ」「今日からヒットマン」)

       倉田知奈(「●●ちゃん」)

主題歌:TREASURE「REVERSE」

原作 :夏原武(原作)、刀森尊(漫画)『伝説の頭 翔

公式サイト:https://www.tv-asahi.co.jp/legend_head_sho/

 

 

錦糸町パラダイス〜渋谷から一本〜

(7/12・テレビ東京・金曜24時12分)★★★★ ←リタイア

 

柄本時生・今井隆文がドラマ初プロデュース!
東京・墨田区錦糸町を舞台に、過去の「汚れ」を掃除する掃除屋の3人と、過去の「過ち」を暴くルポライターの蒼が、様々な人との出会いや出来事を通じて、自らの過去と向き合っていく姿を描く人間ドラマ群像劇。

 

柄本時生さんがプロデューサー・太田さんに、

「どっちが良いとか悪いとか決めつけたくないというか、

決めつけられない群像劇ドラマをやりたいんです」と相談した事がきっかけで

生まれたらしい本作。

登場人物の生き様に自分の気持ちを重ねたくなるというか、

思わず考えさせられるような作風は私も好みです。

 

普段俳優業をやられている柄本時生さんが作品をプロデュースするとどうなるのか?

実験作でもある本作が楽しみです。

 

出演:賀来賢人柄本時生、落合モトキ、岡田将生

脚本:今井隆文(「吉祥寺ルーザーズ」「何かおかしい2」)

   太田勇(「何かおかしい シリーズ」「チェイサーゲーム シリーズ」「くすぶり女とすん止め女」)

   石黒麻衣(作品不明)

監督:廣木隆一(「彼女 ※映画」「月の満ち欠け ※映画」「生きとし生けるもの ※SP」)

   太田勇(「何かおかしい シリーズ」「チェイサーゲーム シリーズ」「くすぶり女とすん止め女」)

   木ノ本浩平(「面白南極料理人」)

音楽:(「」「」「」)

企画・原案:柄本時生 ※企画・原案初担当

      今井隆文 ※企画・原案初担当

      太田勇 (「僕を主人公にした漫画を描いてください!(以下略)」)

チーフプロデューサー:祖父江里奈(「きのう何食べた? シリーズ」「運命警察」「闇バイト家族」)

プロデューサー:太田勇 (「何かおかしい シリーズ」「チェイサーゲーム シリーズ」「ヒヤマケンタロウの妊娠」)

       柄本時生 ※プロデューサー初担当

       今井隆文 ※プロデューサー初担当

       湊谷恭史(「ワカコ酒 シリーズ」「今夜はコの字で」「月の満ち欠け ※映画」)

主題歌:MOROHA「燦美歌」

公式サイト:https://www.tv-tokyo.co.jp/kinshicho_paradise/

 

 

土曜日 

 

GO HOME〜警視庁身元不明人相談室〜

(7/13・日本テレビ・土曜21時)★★★ ←リタイア

 

ご遺体に残されたわずかな手掛かりから死の真相を明らかにし、家族や恋人の元に帰すため女性バディが奔走する、ミステリー×ヒューマンドラマ。

 

この手の落ち着いたミステリーが日テレドラマなのは、何だか珍しいですね。

どちらかと言うとテレ朝で放送しそうな雰囲気…。

 

刑事モノだけに留まらず、個人的には、職業系ドラマは

第一線で働くスーパーヒーロー・ヒロインの活躍を描く作風よりも

ヒューマンドラマ寄りの作風の方が好みなので、

内容次第では興味深く見られそうな気がします。

 

出演:小芝風花大島優子阿部亮平(Snow Man)、柳美稀、戸次重幸、吉田鋼太郎

脚本:八津弘幸(「家政夫のミタゾノ シリーズ」「半沢直樹1」「おちょやん」「VIVANT」)

   佐藤友治(「ラストコップ シリーズ」「城塚翡翠」「ブラックファミリア」)

演出:菅原伸太郎(「君と世界が終わる日に シリーズ」「世界一難しい恋」「ハコヅメ」)

   大谷太郎 (「ボイス 110緊急指令室 シリーズ」「未満警察」「新空港占拠」)他

音楽:横山克  (「わろてんか」「トップナイフ」「転職の魔王様」「厨房のありす」)

チーフプロデューサー:松本京子(「獣になれない私たち」「ゼイチョー」「となりのナースエイド」)

プロデューサー:荻野哲弘(「視覚探偵 日暮旅人」「イノセンス」「逃亡医F」「城塚翡翠」)

       鈴木将大(「すきすきワンワン!」「こっち向いてよ向井くん」)

       本多繁勝(「これは経費で落ちません!」「逃亡医F」「アクマゲーム」)

主題歌:ヨルシカ「」

原作 :オリジナル

公式サイト:https://www.ntv.co.jp/gohome/

 

 

マル秘の密子さん(7/13・日本テレビ・土曜22時)★★★ ←リタイア

 

天使なのか悪魔なのか分からない、謎に包まれたトータルコーディネーター・本宮にやってきた依頼は、不運続きのシングルマザーを華麗なる"女社長"に大変身させること。
魅惑のサクセスストーリーか?怒濤のサスペンスドラマか?そのすべてがベールに包まれた作品となっている。

 

「秘密」だけに含みを持たせた紹介がされているので、数話見てみないと何とも言えません。

予告映像を見る限り、なんとなく遊川作品にもなり得そうな…?

 

健気で明るい役の多かった福原遥さんがダークヒロインを演じられるのは新鮮で、

そこで視聴意欲をちょっとだけ掻き立てられますね。

※感想を書くかどうかは未定です。

 

出演:福原遥松雪泰子 他

脚本:丑尾健太郎(「君と世界が終わる日に シリーズ」「それってパクリじゃないですか?」)

   藤岡明子 (作品不明)

   上野詩織 (「夫婦が壊れるとき」「初恋、ざらり」「最高の生徒」)

   ばばたくみ(作品不明)

演出:中茎強  (「HiGH&LOW シリーズ」「あなたの番です」「消せない「私」」)

   小室直子 (「3年A組」「真犯人フラグ」「リバーサルオーケストラ」)

   伊藤彰記 (「ハコヅメ」「だが、情熱はある」「セクシー田中さん」)

   苗代祐史 (「ごぼうびごはん」「コタツがない家」「となりのナースエイド」)

音楽:Ken Arai (「ミステリと言う勿れ シリーズ」「鍵のかかった部屋」「トドメの接吻」)

チーフプロデューサー:道坂忠久(「街並み照らすヤツら」)

プロデューサー:鈴木亜希乃(「君と世界が終わる日に シリーズ」「トップナイフ」「ムチャブリ!」)

       柳内久仁子(「家売るオンナ シリーズ」「城塚翡翠」「こっち向いてよ向井くん」)

主題歌:Superfly「」

原作 :オリジナル

公式サイト:https://www.ntv.co.jp/maruhi-mitsuko/

 

 

日曜日 

 

ブラックペアン シーズン2(7/7・TBS・日曜21時)★★

 

あれから6年後…帰ってきたのは“渡海”ではなく、人も金をももてあそぶ悪魔だった!
「医療と金」そして「医療革命」を巡るメディカルエンターテインメントが再び始まる。

 

「待望の続編が放送決定!」…本当に??

面白かったと呟く視聴者がいた記憶がないんですけど(笑)

 

前作でさえ、途中から徐々にネタドラマと化していって、

ツッコミを入れないとまともに見られないような作りになっていたのに…

果たして巻き返せるんでしょうかね。

 

とりあえず、メイン監督が西浦正記さんに交代されたのと、

あれから6年経って、竹内涼真さんや趣里さんを筆頭に、

脇を固めるキャスト陣がキャリアを重ねて演技力に磨きがかかっている点で

期待はしてみますが、まぁ…脚本家もプロデューサーも前作からの方がいらっしゃるので、

その期待もすぐに打ち砕かれそうな気はしてます。

 

出演:二宮和也竹内涼真葵わかな田中みな実趣里小泉孝太郎内野聖陽

脚本:槌谷健  (「ブラックペアン」「下町ロケット2」「インビジブル」)

   守口悠介 (「左ききのエレン」「ランチ合コン探偵」「ハコビヤ」)他

演出:西浦正記 (「コード・ブルー シリーズ」「絶対正義」「ジャンヌの裁き」)

   加藤亜季子(「#家族募集します」「VIVANT」「Eye Love You」)

   伊東祥宏 (「オールドルーキー」「ラストマン」「訳アリ女ダイアリー ※SP」)

音楽:木村秀彬 (「ブラックペアン」「コウノドリ シリーズ」「フェルマーの料理」)

監修:山岸俊介 (作品不明)

プロデュース:伊與田英徳(「ブラックペアン」「半沢直樹 シリーズ」「DCU」)

       武藤淳  (「ホワイト・ラボ」「TOKYO MER」「Get Ready!」)

       佐久間晃嗣(「#家族募集します」「DCU」「Maybe 恋が聴こえる」)

主題歌:小田和正「その先にあるもの」

原作 :海堂尊『ブレイズメス1990』『スリジエセンター1991』

公式サイト:https://www.tbs.co.jp/blackpean_tbs/

 

 

素晴らしき哉、先生!(8/18・テレビ朝日・日曜22時)★★★ ←視聴断念

 

Z世代の高校教師が、理不尽な教育現場に心が打ち砕かれそうになりながらも、なんだかんだ生徒のために奮闘していく姿を描く奮闘劇

 

今期は同じく学園ドラマで「ビリオン×スクール」がありますが、

こちらは教師の苦悩にスポットが当たった作品なんですね。

イマドキの教師が性格も家庭事情も様々な生徒たちと関わるとどんなに大変なのかを、

現代の社会問題も絡めながら、しみじみ考えさせられながら見られる

仕上がりになる事を期待します。

 

出演:生田絵梨花、茅島みずき、鈴木仁、葉山奨之桐山漣田中美佐子高橋克典

脚本・演出:宅間孝行(「全員、片想い ※映画」「大誘拐2018 ※SP・脚本のみ」)

音楽:(「」「」「」)

企画・プロデュース:清水一幸(「日曜の夜ぐらいは…」「アイのない恋人たち」)

プロデューサー:松崎智宏(「隕石家族」「クロステイル」「セレブ男子は手に負えません」)

       藤田洋平(作品不明)

       川西琢 (「息もできない夏」「スタートアップ・ガールズ ※映画」)

       倉木義典(「僕の大好きな妻!」「合理的にあり得ない」※全て演出・監督)

       矢内達也(「3Bの恋人」「彼女、お借りします」「アカイリンゴ」)

主題歌:「」

原作 :オリジナル

公式サイト:https://www.asahi.co.jp/subakana_sensei/

 

 

まとめ

 

期待度ランキングをTOP5で付けるならば...

1位 錦糸町パラダイス(テレ東・金深夜)

2位 新宿野戦病院(フジ・水10)

3位 GO HOME(日テレ・土9)

4位 海のはじまり(フジ・月9)

5位 ひだまりが聴こえる(テレ東・水深夜)

といった感じ。

 

…一応ランキング付けはしましたが、正直、一番楽しみにしているのは、

今期の新作ではないためここでは紹介しなかった

「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」なんですよねぇ。

あとは全体的にどっこいどっこい。

見返してみたら最高が星★3つだったので、

差別化を図るために「錦糸町パラダイス」だけ1個星を足しましたが、

5位に何の作品を入れようかと迷うくらいには

ラインナップに強く興味をそそられない自分がいます。

う〜ん…やはり、枠の増加により企画にネタ切れが出始めているって事なんでしょうか。

 

で、感想については…去年の秋での私生活の多忙、今年2月には某ウイルスに感染した事で

睡眠優先で休みをとったのをきっかけに、感想を執筆する機会が徐々に減っていった結果、

サボり癖が加速し、前期ではなんと週1での投稿になってしまいました。

楽しみに待っていて下さった読者の皆様には、申し訳ない気持ちでいっぱいです。

なので、今期は(今後も?)2〜3本書く事を目標に、

ブログを続けていきたいと思っています。

一度休んだら動けなくなると実感しましたからね。

ちなみに、「家族だから愛したんじゃなくて〜」を一番に、

次点で「海のはじまり」「新宿野戦病院」「笑うマトリョーシカ

錦糸町パラダイス」「GO HOME」を候補作品にしており、

2話まで一通り見てから、ここには挙げなかった他作品も含めて、

投稿間隔のバランスも考慮しながら2〜3本何を書こうか決めるつもりです。

 

どうか、温かい目で見守っていただけると幸いです。

引き続き、当ブログをよろしくお願いいたします。

 

***

 

ではでは、個人的ヒット作が出て来れば良いなぁと願いつつ...

夏クールのドラマを楽しみに待ちましょう(´∀`)

最後まで閲覧ありがとうございました!

 

 

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笑うマトリョーシカ 1話 感想|主人公がいろんな事に首突っ込みすぎ?

 

 

本作の放送までに「視聴リスト&期待度」の投稿が間に合わなかったので先に書いておくと…

今期はとりあえず2〜3本(うち1作品は新作ではないですが…)

最後まで感想を書く事を目標にしていて、その中の候補作品に本作を入れていました。

理由は、人間の隠された内面に迫るという部分をどう描写するのかに興味があったのと、

単純に「TBSドラマの金10枠×サスペンス」にハズレはない!と信じているからです。

 

ただ、1つだけ不安要素もあって。それは、脚本家がいずみ吉紘さんである事。

ここ数年間の作品を挙げるとすると、「仰げば尊し(2016)」「トドメの接吻(2018)」

集団左遷!!(2019)」「アリバイ崩し承ります(2020)」「インビジブル(2022)」

前期には「ACMA:GAME アクマゲーム」を執筆された脚本家です。

※なお、「アクマゲーム」に関しては未視聴。

いずみさんには申し訳ないですが…

個人的には、執筆された脚本が面白いと感じた試しがほとんどありません。

むしろ、リタイアした作品もあるくらい、微妙な印象が強いです(汗)

しかし、最近のドラマは脚本の良し悪しが全てでもなくなってきているため、

先入観は良くないと思い、まっさらな気持ちで初回を見てみようと決心しました。

 

で、いざ視聴してみた感想としては、

物語にイマイチ入り込めない…といった感じでしょうか。

何と言うか、台詞が多かったんですよね。

初回で初期設定の紹介が必要だから多少は仕方ないとは言え、

序盤から少々難解な言葉や言い回しが続いて。

その上、BG株事件に、清家に、佐々木に、鈴木に、宇野に、迫田に…と

一気に新情報が出てくるために、

情報を整理するので精一杯と言うか、見ながらだんだん集中力が切れてしまいました。

初回で特に目を引いたのは、冒頭の道上の父・兼高(渡辺いっけい)が

車に轢かれて死ぬシーンくらいで、残念ながら、そのシーンと同等か超えるものはなし。

 

かろうじて、清家(櫻井翔)の「これからも、僕を見ていて下さいね」という意味深な発言や、

終盤で明らかになった、権力の二重構造がマトリョーシカとリンクしていきそうな点で

次回も興味を持って見続けようとは思えましたが、

少しでも物語について行けない部分が出てくると

その作品に惹かれなくなってしまうのが私なので…

このまま情報過多で小難しい展開が続くとなると、

感想執筆どころか、視聴継続も難しくなるかもしれません。

 

そして、難解に感じる描写に関してもう1つ気になったのが、

道上(水川あさみ)の目的が不明瞭な所です。

初回で描かれたのはこの4つ。

・父の事で政治家を恨んでいるはずが、秘書に転身した鈴木(玉山鉄二)の謎

・「主体性がない」と言われ、鈴木との深い事情がありそうな清家の謎

・28年前に起こったBG株事件の真相

・兼高の死の真相

そう…要は一度に盛り込み過ぎなんですよね。

頭ではなんとなく理解していて、全ての事柄や人物がBG株事件に関係しているんだろう

というのは分かるんですが。

「道上が興味を抱こうとしている対象」が上記の4つで場面ごとにコロコロ変わるので、

結果的に話がフワフワして見え、

何を描こうとしているのかが分かりづらくなるんだと思います。

 

まぁ、主人公は4つ"全て"を知りたい…というのが目的にはなるんでしょうけど、

それは下手したら、最近のドラマでやりがちな「描くべき事を増やし過ぎたあまりに、

本来のコンセプトや設定からブレてしまい、散漫とした物語になる」

原因に繋がる気がします。

劇中には、主人公が真相を追求するモノローグや台詞が多く散りばめられているので、

印象操作のつもりで、何を一番知りたいのか?が視聴者に伝わるように

そこの微調整をしたら、本作の方向性も定まってくるのかもしれませんね。

 

ざっくり言うなら、面白くなりそうな要素はあるけどまだ分からない…に尽きますね。

しばらくは様子見です。

でも、政治界という小難しい題材を、拡大をせず通常放送で描いた所は

良い判断だったと思います。

きっとここの尺をとるために拡大したのだろう…

というのが明らかに分かるような描写があったら、物語が冗長気味になってしまいますからね。

 

 

7/13追記:

 

3話まで視聴。

イマイチ見えてこなかった、道上が鈴木と清家に興味を持って調べている理由については、

新聞記者らしく「取材して、真相を突き止めたいから」という事で

強引に進めていくのだと分かったのでまぁ良いとして。

何でしょうね。世間の評判を見る限り、きっと展開は早いんでしょうけど、

個人的には、事件を盛り込み過ぎな上に、

主人公のプライベートの描写で話の腰を折っているように感じられて

あまり物語にのめり込めないんです。

途中で一瞬、今何の事件を追っているんだっけ?

この人はどこに関連した人物?と混乱もしてしまいます。

鈴木と清家をもっと前面に出した方が、面白くなりそうなのに…。

 

調べてみたら、原作では主人公は道上ではなく清家になっているそうで。

それなら納得です。

2人の関係性を探る、第三者的な立ち位置の新聞記者の道上を主人公にする事で、

視聴者に考察を促そうとしているんですよね。

 

結末よりも過程の方に興味がある人間なので、やはり今後は視聴のみとします。

と言っても、完走出来るかどうかも怪しいですが(汗)

 

 

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アンメット ある脳外科医の日記 11話(最終回) 感想|心を満たしてくれる存在

 

 

「川内先生。わかりますか?」の三瓶(若葉竜也)の問いに対して

ミヤビ(杉咲花)が返したのは「わかります。」という答え。

この「わかります。」の前にはもちろん意味は含まれているのだろうけど、

表面的に見てみれば、何に対して「わかった」なのかは分からないし、

仮にまだ記憶を失った状態だったとしても、

目覚めていきなり医者っぽい格好の人にそう聞かれたら

「はい」の調子で答えてしまうかもしれない。

 

でも…ミヤビは目を潤ませながら、鼻をひくひくさせながら、

声を震わせながら「わかります。」と伝えた。

きっとそれは、今目の前にいるのが大切な人で、

その大切な人を思い出せている自分が嬉しくて、

溢れる感情が止まらない…という事だと信じたい。

 

カンテレ制作のこの枠のドラマは、基本的に最終回は延長しないものの、

本作は特に視聴者に好評だったにもかかわらず、拡大をせず通常時間内で描き切った。

もし拡大放送をしていたら、目覚めた後の数分間で

いつも一緒にいてくれる優しくて楽しい面々と居酒屋で快気祝いも含めた

"その後"もさらっと描いていたんでしょうけど、

「私の今日は明日に繋がる。」とも日記に書かれていたように、

ミヤビと三瓶はこれから少しずつ思い出を重ねていけるんだね…

重ねていけると良いな…と想像を膨らませたくなる、

希望を感じさせる締めだったと思います。

いつもは「同じ病院で働いてる〜」が決まり挨拶の三瓶が

最後では「脳外科医の三瓶先生」ではなく「三瓶友治」として接している所も、

あの回想の後で、どうか思い出して欲しいという切実な願いが伝わってきて。

その分、ミヤビが「わかります。」と言った時の安堵の気持ちを増幅させた気がします。

 

手術シーンもねぇ…ここ最近のドラマで、

あんなに静かで、かつ緊張感もじわじわ感じさせるシーンを見た事があったかな。

ミヤビの命がかかっているから、そっちに引きずられてしまう反面、

あまりにも静かな時間が流れているのに、ふと驚いてしまっている自分もいたのです。

聞こえてくるのは心電図の音と、酸素を吸入する(?)スー…という音だけ。

瞬きする余裕もなく向き合う三瓶の目のアップを始めとした、

手術に携わる人々の不安・願い・緊張が垣間見える表情を映し出すカット。

そして、残り1分を切ったら手持ちカメラに切り替えたのか、ブレが出始めて

まるでドキュメンタリーかのような臨場感が増す。

ドラマチックな劇伴を大きな音量で流さなくても、

照明や主人公が挑む姿を映すエンタメ色の強い演出を加えなくても、山場は魅せられる。

そう証明してみせた、中々貴重なシーンでした。

 

本作の感想をなぜか今まで書いてこなかったので

(まぁ…半分は気力のせいです。やっぱり一度サボったらアカンですな(汗))、

ここから少し総括まじりに書くとするなら。

正直、前回までの内容だったら、

ちょっとだけアンメット(=満たされない)な状態で見終えてしまってはいました。

というのも…記憶障害を長期間発症し続けているミヤビが"医者"として、

失語症患者や左半側無視といった、同じく治すまでに相当時間のかかる

病気を患っている患者の心の治療をする姿を描いた1・2話に惹かれた私からしたら、

3話以降は惜しいなぁと思う回が頻繁にありまして。

例えば、元々の原作の主人公が三瓶であるが故に、上手く改変出来なかったのか

ミヤビとの描写の比率が偏っているように映ったり、

1〜3話という物語の方向性を固める重要な段階で

なぜか津幡(吉瀬美智子)の回を3話でまるまる1時間使ったり、

あとは…三瓶と大迫(井浦新)との対立、綾野(岡山天音)との恋愛絡みの対立、

綾野と麻衣(生田絵梨花)の婚約話、西島会長(酒向芳)も交えた陰謀論など

サブエピソードで描く事が多過ぎて。

5話や7話のような良い回も時々あれど、

全体的に「ミヤビが主人公」感が薄れてしまっているというか、

もっと患者に寄り添う彼女が見たいかなぁと、若干勿体なさは感じていたんです。

 

けれども、作り込んだからぜひ見届けて欲しいという

作り手側の想いやこだわりがビシバシ詰まった最終回を見たら、もう吹っ切れちゃって(笑)

いや…最終回だけに関係なく、引き算で見せる演出、劇伴、演技から滲み出る心地良さは、

初回からずっと好みではありました。

医療ドラマでありがちな、いがみ合いや、嫌がらせをしてくる上司の存在、

医者を見下す描写がなかったのがとても見やすかったです。

会話のシーンにしたって、声を張る部分がないから凄くリアルに聞こえましたしね。

初回放送後にたまたま目にして読んだ若葉竜也さんのインタビュー記事↓で

若葉竜也、民放連ドラ出演決意した“打ち合わせ”「面倒くさいことに付き合ってくれるなら」(マイナビニュース) - Yahoo!ニュース

「テレビドラマでよく見る、登場人物が説明的なことをべらべらと話すような台詞はやりたくない」

と若葉さんが仰っていたんですが、作り手がそのご要望を汲んで、

役者さんの演技の力を、視聴者の賢さを最後まで信じて

制作されたんだろうな…というのがよく伝わってくる作品でした。

 

「エルピス」でも前期の「春になったら」でも感じた事ですが、

「これを届けたい!」ものが明確にあって、それを妥協せず形に落とし込んで

丁寧に、真摯に制作された作品の熱量は、

1クール分を埋めるために企画された作品と違うのは明らかなんですよね。

カンテレ制作の枠は、月10と…去年出来た「火ドラ★イレブン(火11)」の2枠のみ。

枠数が少ないからこそ、1つの作品を作り込める良さってあると思います。

ついでに言うと、ここ最近思うのは…ドラマの本数が多いと、それぞれの枠のカラーも薄まれば

ただスタッフやキャストを押さえるのに必死になるばかりで個々の作品に時間をかけられず、

結果的に、ドラマ全体の質が下がってしまっているような気もします。

特にフジテレビのドラマ枠は本当に多い。多過ぎる。

いや、フジテレビだけにかかわらず、本作をきっかけにじゃないですけど…

どの局も本数を調整して、「日本のドラマはやっぱり面白い!」と思えるような

作品1つ1つの質を高められる方向になってくれたら良いですよね。

全てが全て、本作のような洗練された作風を目指して欲しい訳じゃなく、

曲者キャストや豪華な劇伴で彩ったエンタメ色の強い作品も、

ツッコんで楽しめる作品も必要なんですけどね(笑)

 

話を本作に戻して…「群青領域」ぶりのお見かけとなった若葉竜也さんの、

ビー玉のような純真な目の演技も印象的でした。

演技力は前提として、何となく変人な医者に見えて、

マスクをつけたら実は少年っぽい…?という

ギャップ込みでのキャスティングだったのかも?とも思えたり。

もちろん、安全な場所にいたのが、三瓶に刺激を受けて、時に壁にぶち当たりながらも

医者を目指すようになるまでの過程を繊細に演じた杉咲花さんも良かったです。

他にも、良い人なのか悪い人なのか心の内が読めないミステリアスな井浦新さんも。

シリアスめいた雰囲気の中で明るい風を注いでくれる立ち位置の野呂佳代さんも、

実は一番頼れる藤堂を演じられた安井順平さんも。

本作、何気にキャストのバランスも絶妙でしたよね。

 

本当は、本作の感想は雑感集に組み込む予定でしたが…

長くなりそうな気がしたので先に書いちゃいました。

本作の感想を待っていて下さった読者様には、中々書けなくて申し訳ありません。

実は、2話以降録画を溜めてしまっていたので、最終回に間に合うように

約5日間数本視聴して、何とか追いつこうとしていたのです(汗)

(↑日9もそう。感想は後日書く予定です。)

感想を書きたいんだったら早めに書く。

数本溜まったら各回の感想執筆は諦めて、まずは視聴して追いついて

ある程度まで来たら雑感を…なんて、ちゃんと形を決めないとダメですなぁ。

 

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「虎に翼」今日の回(51話)を見て思うこと。

 

 

「惚れてたんだろ?花岡に」

よね(土居志央梨)のこの言葉…視聴していた時は

轟(戸塚純貴)が花岡(岩田剛典)に恋心を抱いている事を指す

言葉だとは思っていなかったんですよね。

いや…「惚れた」にはびっくりしたけれども、

それだけで恋愛だと決めつけるのも安直なのかなぁというか。

その後で轟が「あいつがいなかったら、俺は弁護士を目指していなかった」

「明律大で共に学べると知った時は嬉しかった」

「あいつのいる日本へ生きて帰りたいと思えた」と言っていたように、

轟にとって花岡は、同年代で身近にいるからこそ刺激をもらえる存在というか、

切磋琢磨しながら高め合える、生きる活力を与えてくれる存在というか…

2人の事は、友情の枠を超えた強い絆で結ばれている関係性なのだと捉えていたんですね。

 

でも…帰宅して(大体、お昼休憩中に見る事が多いのです)いつものようにSNSに触れて、

おすすめTLでたまたま目に入ったのが、

「虎に翼」を書かれている脚本家・吉田恵里香さんご本人の投稿。

一部抜粋すると…

「轟の、花岡への想いは初登場の時から【恋愛的感情を含んでいる】として描いていて私の中で一貫しています(本人は無自覚でも)。」

「人物設定を考える時から彼のセクシャリティは決まっていました。」

と呟かれていて。

「惚れた」の意味が恋愛を含んでいると思いながら見ていなかった私からしたら、

えっそういう意味だったの!?と、意外に感じてしまったのでした。

 

轟が花岡に対して恋愛的感情を抱いている…なるほど、そうなのか…。

今まで考えてもみなかったけど、2人のやりとりを思い返してみれば、

花岡が寅子(伊藤沙莉)たちと出会って間もない頃、

本性を隠して女性に近づく彼に対して「撤回しろ!」と何度も訴え、

歪んだ正義感に正々堂々と立ち向かう姿は描かれていたし、

寅子に黙って、妻といきなり現れて結婚報告をした時もそうだった。

当時は素直に、この人は自分の中で強い意志や信念があり、

目の前の物事が正義なのかそうでないのか

白黒はっきりさせたい人なんだという印象だったんですが。

今回の件を踏まえれば…前者に関してはストレートに、

「俺が"良い"と思った花岡」から遠ざかっていく悔しさや憤りとも捉えられるし、

後者は後者で、寅子の複雑な気持ちを代弁する事で

言葉に表せないモヤモヤした感情に蓋をして

それを曖昧にし続けた自分を許せなかったりもしたんだろうな…とも想像出来るので、

「恋愛的感情を含んでいる」と言われても、合点は行くんです。

ただ私が今まで全くそう思わなかっただけで(汗)

 

(本人は無自覚なものの)轟が花岡に向ける視線が恋愛から来ていたと

気づきもしなかった私はなんて鈍感なんだ!!と思い、後からザーッと感想を調べてみたら、

もしかしてそうなんじゃ…と前から勘付かれていた視聴者もいれば、

わざわざそこも描かなくたって…と動揺されている視聴者もいて賛否両論。

だからこそ、脚本家の吉田さんご本人が補足投稿を上げられていたんでしょうね。

 

でも…何でしょうね、視聴時も恋愛だと知った時も関係なく、

いつもだったら出てくるはずの「盛り込み過ぎ」「その設定の必要性は?」といった感想が

不思議と出てこなかったんですよねぇ。むしろ、納得しちゃって。

もちろん今でも、同性愛者も登場させて"多様性"を押し付ける作品に対しては、

盛り込んだ結果、物語が散漫になり、本来描くべきテーマが霞みがちなケースを

いくつか見てきたので否定的ではあるんですけど…。

本作にはなぜネガティブな感想が先行しなかったのかを考えてみたら、

ここまで、男性が優位に立つ社会の中でスンとした顔をしながら生きる女性とか、

生理の辛さとか、妊娠をしたら仕事を諦めなければならない理不尽な社会構造とか、

大切な人が出征するのと同等にしんどいであろう

生きているのか、帰ってくるのかという不安に襲われながら過ごす戦後の日々とか、

そういった、「初の女性弁護士・裁判官になる佐田寅子」の人生を描く上で、

女性が生きていく中で潜在的に感じている"苦しみ"に目を向ける描写は

ずっとされてきた訳で。

憲法が改正されて「国民は法の下に平等」な社会に変わろうとしている今(当時)、

その対象を"女性"だけでなく"その時代を生きる全ての人"に広げただけで、

昔も今後も、描こうとしている事には

一貫性があるからなんじゃないかな?という結論に落ち着きました。

現代でこそ、同性愛やLGBTQ+を受け入れつつある社会にはなっているけれど、

当時だったら生きづらさを抱えたままの人が圧倒的に多かったでしょうからね…。

 

ただ、まぁ、こんなに理解あるようには書いていますが、

轟が花岡に恋愛的感情を抱いているのでは?という新展開をまだ飲み込めていない自分もいて。

モデルとなる人物はいるものの、登場人物もテーマも方向性も作り手自身で考えて

構想を練るオリジナル作品である以上は、やっぱり"設定"は"設定"だよな…と思ってしまう

頭の硬い私でもあります。

とにかく、現時点では気持ちがどっちつかずで、何とも言えません(笑)

 

しかし、吉田さんの過去作品を振り返って思うのは、

人気BLコミックを実写化した「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい(通称:チェリまほ)」

に2020年に携わられたのをきっかけに、恋愛感情を抱かないアロマンティック、

アセクシュアルを取り上げた2022年1月期の「恋せぬふたり」、

そして、同性愛も絡めた2023年の単発SP「生理のおじさんとその娘」と…

個々の作品の内容がどうだったかは置いといて、時を経て社会や価値観が変化してもなお、

様々な"恋愛の形"について考え続ける事をやめない方だったんだろうな…と。

で、放送から2ヶ月近く、とても上質に作り上げられているのが伝わる本作だから、

そんなに安易には終わらないだろうと。

寅子の過程も含めて、長年の紆余曲折があって、吉田さんなりの

何か1つの"答え"が落とされるんじゃないかと(正解という意味ではなく)。

今は、信じております。

 

ああ…さすがに今回の事はなんか書きたくなっちゃって、

悶々と考えながら書いていたら3時間以上もかかってしまった(笑)

シンプルに、よねの姿が見られたのには安心しましたし、

轟とよねが事務所を立ち上げると分かって、2人の今後の活躍が楽しみにもなりましたよ。

「私の前では強がるな」というよねの言葉も、凄く優しさを感じさせて。

「私の前では」っていうのがまた良くてねぇ。

普段は強がったって良いし、轟の考える"男らしさ"を貫いたって良いけど、

時には本音を打ち明けられる人がいないと心が疲れてしまうだろうし、

私にはそうしてくれると嬉しい…なんて想いもあったんじゃないかなと思います。

総じて、2人の等身大さと、2人ならではの関係性が垣間見えた回でもありました。

終わり方…これで良いのかな(苦笑)

以上、ひとりごとでした〜〜。

 

***

 

6/18追記:

なんと!本記事のリンクをhatenablogさんが貼って下さいました。↓

(「もっと読みたい!『虎に翼』に関するブログ」の部分)

 

いつもは朝ドラは視聴のみで、この回を見て、肯定の意見ともモヤモヤともなんか違う、

自分なりにいろいろと思った事を備忘録代わりに書いてみただけだったので、

リストアップの形でも紹介していただけてとても嬉しいです。

 

この投稿から1週間が経ってしまうので、そろそろ次の感想記事を上げたいですね(苦笑)

あれを書こう!書きたい!と思ってます。あ…ち……

 

 

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Destiny 9話(最終回) 感想|「20年の時をかける」とうたった割には…(苦笑)

 

 

がんが悪化して死にかけた経験をして以降、

ポエマーになり始めた真樹(亀梨和也)も真樹ですが…

お父さんも随分ペラペラ喋るようになりましたねぇ(笑)

で、相変わらず、相手の告白をすぐに信じてしまう奏(石原さとみ)。

野木が原因で英介(佐々木蔵之介)は自殺してしまったのに、

なんで彼に疑いの眼差しを向けないんだろう…と思うんですけど、

まぁ単純に、最終回でそこのイザコザを繰り広げていたら

時間がなくなるからって事なんでしょうね(苦笑)

 

ただでさえ話が進まなかったから、野木による真相告白(という名の説明台詞過多)と

回想だらけの最終回になる事は予め分かっていましたが、

そこで"答え"を提示すれば良いってもんじゃないと思うんですよね。

「初回と最終回だけ見れば理解出来るでしょ」みたいな作りでは、

正直、ミステリーどころか、"連続ドラマ"として成立していない…そう考えています。

謎を絡める以上は、段階を踏みながら真相解明に繋がる内容・展開で魅せなければ、

"連続ドラマ"ならではの醍醐味は感じられにくいですし。

その描写過程を疎かにして、最終回で「実はこんな真相でした」と言わんばかりに

畳みかけて明かされたとしても、それがいくら辻褄が合っていたとしても

何の面白味も湧かないんです。

 

肝心の黒幕にしても…え、こんな人今まで出てきたっけ?って感じで。

私が忘れているだけで過去に出演回があったのか、思わずwikipediaで調べちゃいましたもん。

「ぽっと出の登場人物が真犯人」という、初回から欠かさず見てきた視聴者を

裏切るタブーもやってしまって…冷めた気持ちに拍車をかけていた気がします。

 

では、どうしたらもっと面白くなったのか?を素人なりに考えるとするなら…

今までの無駄な恋愛描写や大学時代の回想は大幅にカットして、

最終回の秘書(岩田和浩)に関するエピソードを3〜4話辺りに持ってきて。

最近のドラマの主流(?)である二部構成にして、残り話数を「巨悪編」と名付けて

内閣総理大臣・東(伊武雅刀)に立ち向かう内容にすれば

盛り上がったんじゃないかと思ってます。

もう本当…「20年の時をかけるサスペンス×ラブストーリー」なんて

壮大なコンセプトにした割には、その大元とも言える人物の真相は

大畑(高畑淳子)の記者会見であっさり終わりましたから(汗)

 

その上で記者会見のシーンも、支部長が代表で…って事なんでしょうけど、

奏を傍観者にせず、奏1人か、あるいは大畑との2人体制で参加させて。

例えば…奏が机の下であのハンカチを握って、

心の準備を整えてから真相を1つずつ詳細に報告し始める…

時に涙目になりながらも、最後まで伝えきる姿を長台詞・長回しで見せる演出を施していたら、

「父の冤罪が晴れて良かったね…」「奏、やっと救われたね…」といった

カタルシスが味わえて、「20年の時をかける」にも説得力が増したのかもしれません。

 

ミステリーパートと恋愛パートのミスマッチ感が強い以前に、

視聴者を引き寄せるために用意しただけで、ミステリーなんて二の次…としか

思えないような作品でしたね。

最後のくだりも、一体何を見せられたんでしょう。

両者とも父は無罪だったし、真樹はがんを患っていたのに急に元気になったし、

みんな事件が解決したと思っているっぽいから

(東の裁判がまだ残っているんじゃないかって…)別に会う事に罪悪感はないだろうに、

「私と真樹は、初めから出会ってはいけない運命(奏のモノローグ)」って、

なんじゃそりゃ(呆笑)

その後結局、「真樹ー!!(多分)」と言いながら駆け寄っているし。

他にも、真樹は祐希(矢本悠馬)を早とちりで犯人だと決めつけていたにもかかわらず、

祐希に謝らせるだけで自分は謝ろうともしなかったし、

奏も貴志(安藤政信)に、今まで散々迷惑かけて振り回してきたのに

「ごめんなさい」じゃなくて「ありがとう」って…。

何だかな。最後まで自分かお互いの事を考えてばかりで周りが全然見えていなくて…

2人とも魅力的に映らなかったのも残念でした。

 

貴志も英介も、最後は野木も良い人止まりで終わってしまったのも勿体なかったですねぇ。

安藤政信さんも佐々木蔵之介さんも、仲村トオルさんも…

お三方ともベテランで、"裏の顔"で一捻り効かせて

話を盛り上げる力のある俳優が揃っているだけに、そこの物足りなさも残りましたね。

特に貴志は、何かあるんじゃないかと期待していたんですよ、ずっと……w

 

 

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春ドラマの雑感いろいろ④〜火9・木9〜

 

こんばんは!りんころです。

今週までで視聴したドラマの一部の感想を、掲載していこうと思います。

 

※タイトルをクリックすると、その感想のページに飛びます。

マイペースに続けるためにも、ざっくりとした内容になっておりますm(_ _)m ←テンプレ

・Destiny 8話

・Believe 6話

 

ではでは…

 

 

Destiny 8話(5/28放送分)

 

放送開始から17分過ぎで、野木(仲村トオル)が言ったのが…

「(お前の友達は)30も過ぎて、みんな幼稚で世間知らずだ」。

なんかもう、的確な発言過ぎて、

それ以降頭の中でずーっとグルグルさせながら見てました(笑)

 

野木の言う通り、奏(石原さとみ)たちって、

みんな自分本位で、身勝手な人たちばかりなんですよね。

奏は検事なのに私情を挟みまくりで、貴志(安藤政信)と住んでいる自宅に

真樹(亀梨和也)を呼んで一緒にドラレコの録音を聴いたり、

貴志には無断で真樹と愛の逃避行をしたり…

散々貴志に対して不誠実な言動をしていたら、そりゃあ別れを切り出されるのも当然なのに、

本人は彼が気を利かせて誤魔化してくれたと知った時、

「あんな良い人、もうどこにもいない」はい…?と、思わず耳を疑いましたよ(苦笑)

彼への思いやりとか、罪悪感とかって彼女にはあんまりないんだなぁって。

 

他にも、真樹はたまたま目撃した祐希(矢本悠馬)を犯人だと勘違いして

簡単に罪を被って周囲に迷惑をかけるし。

祐希は祐希で、自分を庇った真樹が容疑者になってしまったにもかかわらず、

(全く犯罪に関与していないのに)自己保身を優先してしまう。

 

奏と知美(宮澤エマ)が梅田家で雑談しているシーンにしても…

なんであんなに笑っていられるのかが不思議でたまりませんでした。

特に謎だったのが…知美の「何やってんだろあの2人」発言。

あなたの旦那ですよ?

友達のために身の潔白を証明しようともしなかったんですよ??

私だったらそんな「同じクラスのあの人、最近〇〇になったんだって〜」みたいなノリで

他人事な発言は出来ませんよ。

むしろ、なんで言ってくれなかったの?って問い詰めるだろうし、

しばらく距離を置くかもしれません。

カオリ(田中みな実)がいたらな〜なんて思い出話になるのもよく分かりません(汗)

序盤でも書いた通り、みんな自分本位な性格なので…

大学時代を懐古出来るほどの友情って、ありましたっけ?

 

ここまで内輪の人間による証言というか告白が続いて、

それを"真実"だと受け取る描写に疑問を感じていた所で、

都合の良いタイミングで手がかりが現れるのも何だかなぁ。

ドライブレコーダーの映像とか、配達人(山添寛)に提供してもらった写真とか…

検事が調べる前に、警察が調べてそうなんですけどね。

「この人だ!」と気づくシーンも…寝落ちから目覚めた時にちょうど流れていたニュースで

見かけただけでしたし。

 

奏と真樹の惚気話に、大学時代の回想、真樹のポエムめいた不可解な発言に、

「俺がやった」で掻き乱す展開を2回やりながら

(↑この間の水10もそうですが、もうこの展開に飽きているどころか、うんざりしてます…)

ここまで事件の真相を引っ張り続けてきた本作。

最終回は野木の告白がメインでしょうね。つまり、説明台詞のオンパレード。

もうね…来週で終わりだから見るってだけです(悲)

 

 

Believe−君にかける橋− 6話(5/30放送分)

 

いやぁ、久々の雑感になっちゃいましたね。

2話の時に「話が進まない」と書いたっきりですが…ここまで見てきても、

・主人公にスポットライトを当てているはずなのに、狩山の妻・玲子(天海祐希)や

秋澤(斎藤工)、黒木(竹内涼真)、南雲(一ノ瀬颯)やその婚約者・本宮(山本舞香)など

他の登場人物のエピソードに尺を割くあまり、主人公の影が薄くなってしまっている

・登場人物の複数のエピソード+回想の挿入頻度の多さ+台詞の多さにより、

逃亡劇ならではの緊迫感が欠け、ダラダラした印象を与えてしまっている

・事件の真相をやたらと引き延ばしているため、

逃亡劇という似通った展開続きでマンネリ化し始めている

・明らかに「先が気になるでしょう?」「考察したくなるでしょう?」と

煽っているかのような思わせぶりな演出(特に場面転換)やシーンが多い

毎回、本当にこの4つの感想ばっかり浮かんでくるんですよ(笑)

 

今回は中間地点を越えたという事で書きましたが、

中々雑感集に上がらなかったのはそのためです。

同じような内容だから、時間もないし今回も書かなくて良いかな〜なんて…

ついつい優先順位が低くなってしまうのです。

 

私の中で「キムタクドラマ」は、光の意味でも影の意味でも

木村拓哉さん演じる主人公の存在感がとにかく大きくて、

持ち前の男気溢れるオーラとか、語りから滲み出る真っ直ぐさ・熱さとかで

周りの登場人物も視聴者もぐいっと惹きつけるイメージが強かっただけに…

こんなに群像劇ちっくになって、木村さんが目立たなくなってしまうのも珍しいんですよね。

豪華キャストで脇を固めるのも「キムタクドラマ」あるあるなはずなんですけど…

本作の場合は「この人の見せ場を作って下さい!」「出番を増やして下さい!」とでも

事務所から頼まれているのかな?と邪推してしまうくらい大人の事情を感じさせますし。

井上由美子さんは個人的に、人間の多面性やちらりと覗き見える"闇"を表現されるのが

お得意な脚本家だと認識しているのですが、

余計なお世話なのは重々承知で、あまり力が発揮出来ていないのでは?という気もしています。

 

また逃亡する舞台を変えたって事は、次回もそこまで進展はなさそうですね。

うーん、やっぱり逃亡劇は3ヶ月分の連続ドラマ向きじゃないのかもしれません。

仮に前後編での放送だったら、ダレないまま

先の話に興味を持たせることに成功していたでしょうし。

2時間SP or 映画だったら、真実追求のためにひたすら駆け抜ける主人公の動向を

ハラハラドキドキしながら見守れて、エンターテインメント感が強まって

あっという間に感じられたんじゃないかなぁ。

 

 

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燕は戻ってこない 5話 感想|リキの暴走が止まらない!

 

 

や、やばい……凄い…………w

ダイキ(森崎ウィン)の子供を身籠ってしまうのでは?という予想を超えて、

展開がカオス過ぎて口が開きっぱなし。

戸次重幸さん、よくあの役を引き受けられたなぁ。

心を殺して挑まないと無理でしょう、あのシーンは…(笑)

日高(戸次重幸)の「あお〜〜ん」という獣のような喘ぎ声はかなりクレイジーでしたけど、

それがリキ(石橋静河)の「もうどうにでもなれ!」とでも言いそうな

若さゆえの暴走や衝動とリンクしていて目が離せませんでした。

 

でもね…最後まで見ていて、不思議とリキを怒れはしなかったんですよ。

いや、そりゃあ、依頼主の赤ちゃんを産む契約を結んでいるのに

他の男性とするのはもちろんアウトではあるんですけど(汗)

ただ、基(稲垣吾郎)からの長文メールが送られてきたときに、

ちょっとハッとさせられた自分もいるのです。

チラッと見えたのが、「いつも居所は承知していたいので」の一文。

これって、実際拘束しているようなもんじゃないですか。

体は確かに大事にして欲しいけど、こんなに縛りつける必要があるのかどうか。

おまけに「辛い妊活を毎月耐えろ」「酒を飲むな」「タバコを吸うな」「遠出はするな」

制約・命令の連続でうんざりしちゃいますよねぇ。

リキの視点に立って考えてみたら…まぁ、自分で選んだ道とは言え、

自分ばかり「〜するな」と命じられて窮屈な想いをし、

男性の方はただ精子を渡すだけでそこまでの苦労や痛みはない。

メールのシーンが来るまでは、正直、基側の意見に寄りがちだったけれども、

なんで私だけ…とヤケになってしまう彼女には、少し同情してしまいました。

 

世界で認められている実際の代理出産も、

きっとこうして富裕層が貧困層に子供を産ませるケースが多いのかもしれません。

何と言うか…デリケートな箇所を売買しているビジネスが存在している事、

その発案者自体に嫌気が差してきますね。

 

「ここにあるのはただ雪と…過去だけ」

「私はもうあなたたちが知らない世界を生きてる」

もう故郷〈過去の自分〉とは決別するつもりでやってきたリキに出てくる食べ物が

ジンギスカン石狩鍋といった郷土料理なのが、

佳子(富田靖子)がかけたある種の呪いにも通じていて、

一生この世界から逃れられないよ…という皮肉が効いていてニクかったですね。

 

そして、もう1つニクいと言うか…今回見ていて気づいたのは、青沼(朴璐美)の映し方。

青沼という名前の割に、当たっている照明は赤なんですよね。

席にもたれかかってため息をついている後ろには、水槽がブクブクと泡を立てている。

1話のときにはその水槽は、片足を突っ込んだらもう二度と抜け出せなくなる

地獄を表しているように思えたのですが、

今回は(多分今までもだったのかも?)赤の照明と相まって、

ふつふつと込み上げる青沼自身の怒りにも捉えられて、より恐怖に感じられました。

物語の衝撃度があまりにも大きいので、

感想もつい物語に沿ったものになってしまうのですが…

それは演出による効果も大きいんですよね。

 

終盤では「さーて、誰の子でしょう?」状態になってしまったリキ。

お墓のカットで思ったのは…この例えは変かもしれませんが、"命=生"を扱っているのに、

リキも、このまま離婚の形になってしまいそうな悠子(内田有紀)も、

代理出産を選んだ事によって自由や幸せを失うという意味での

"死"に向かっている気がしてなりませんねぇ。

 

↓前回の感想はこちら↓

 

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