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うちの弁護士は手がかかる 1話 感想|手がかかるというより手に負えない?

 

 

平手友梨奈さんは、個人的にはいつもドラマでお見かけするたび、

目で語り、物怖じしない堂々とした演技に惹かれていて、

何なら「六本木クラス」は平手さん演じる葵目当てに見ていた所があるくらい

好感の持てる女優さんではあるんですが…それにしても似通った役が続きますね。

「手がかかる弁護士」役にキャスティングされたので

どんなキャラクターになるかは大体想像がつきましたが、

今回も生意気で気が強いタイプのヒロインで、新鮮味が感じられないんです。

(これはご本人の演じ分けではなく、マネジメントに原因があるかと…)

むしろ、過度に失礼な言動が続く人物に描かれていて、

本来"応援したくなる対象"になるべき天野杏に

愛着を持てないまま終わってしまったのが残念でした。

 

仕事はいつまで経っても1件も取れない。書類は紛失。

そこまでは「新人だから」で許容出来ても、

書類を届けてくれた人に対してお礼の言葉も言わなければ、

窃盗者扱い(とも取れる発言)をするんです。

さらには、目上の人に飴を投げつけるし、指を差すし、

依頼人の前で足を組むし、スケジュール帳の覗き見はするし、

店内にグミを持ち込んで食べるし…

敬語が使えるだけではカバー出来ないくらいモラルがなさ過ぎるんですよね。

これじゃあ「手がかかる」というより、「手に負えない」です(苦笑)

こんな性格なので、所長・今日子(戸田恵子)が自分の事務所に

何ヶ月も所属させている意味も分からなくて。

親戚関係か、元教師で、可愛がっていた小学校の生徒と担任…って関係なら

まだ理解出来そうなんですけどねぇ。

 

さらに、残念に感じるのは、杏だけではありません。

全体的にハラスメントをする登場人物ばかりで、

それが物語の面白味を損なわせていれば、見づらさを加速させてしまっている気がするんです。

なぜかスルーされて終わった梨乃(吉瀬美智子)の不当解雇については、

杏と二人三脚で、パラリーガルとして強くなった蔵前(ムロツヨシ)が

最終章辺りで訴える展開になるでしょうから良いんですが…

事務所の弁護士の「誰このおじさん」発言は、ウケると思って取り入れているんでしょうか。

杏については、本作は公式サイトに記載されている通り

「育成型リーガルエンターテインメント」なので、今後成長する過程は描かれるにしても。

いや…彼女も含めて、事務所の面々の失礼な態度がもう少し軽減されないと、

視聴者が離れていく一方なのではないかと思います。

 

そして困ったのは、蔵前が加わった事での変化が感じられないんです。

言い換えれば、「トラブルメーカーな新人弁護士が主人公のドラマ」に見えてしまっていて、

蔵前の存在感が薄いんですよね。

トップ女優のマネージャーを30年間勤めてきたとなれば、

相手のケアは怠らないし、先回りはある程度出来るだろうし、

スケジュールの調整も効率が良くて、相当優秀な人材なはず。

一応、終盤の裏から手を回すシーンで、ようやく"縁の下の力持ち"っぽさは見えましたが…

「元マネージャーのパラリーガル」としては、まだまだ物足りないです。

設定が活かしきれておらず、作風に迷いがあるようにも思えました。

 

未経験者がパラリーガルになるので、初心者の目線に立って、

低年収なのでバイトの掛け持ちがOKだとか、何が証拠材料になって、何がならないのかとかが

知れる所は興味深かったですが。

よくある凸凹コンビの法廷モノではなく、"育成する側"が主人公の法廷モノで

見てみようかな?って気になっただけに…ちょっと肩透かしを食らった気分でした。

蔵前がパラリーガルに転身する過程も、終盤のアバランチ風痛快劇も雑でしたね。

後者に関しては、中々話に兆しが見えてこないので、

杏に苦労を経験させるためにあえて前後編の構成をとるのかと思っていたら、

途中を端折るようにして強引に解決させましたから(汗)

ぶっちゃけ、証拠を集め続けていれば、普通に裁判で勝てたのではないでしょうか。

 

金曜日のドラマは私の都合もあって、

ただでさえ、最終回まで感想を書けるか書けないか…って感じなので。

予定通り、某人気深夜ドラマ(まだ書けてなくてすみません。後々2話ごとに上げるかも?)と

余裕があれば&面白かったら金10の2作品を優先しようと思います。

はんなりした雰囲気の江口のりこさんが気になるので、もう少し様子見しますが、

本作の感想は初回のみとさせていただきます。

 

最後に、ムロツヨシさん、お大事になさって下さい…!

 

 

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いちばんすきな花 1話 感想|今後がどうなるか…かな。

 

 

「silent」スタッフによる最新作。

視聴前からこの事が結構プッシュされてましたね。

フジテレビとしては、去年のヒットに続いて絶対に成功させたい…

キャストや予告映像からも、そんな気合いすら感じさせます。

 

まず初めにおことわりしておくと、絶賛&長文だらけの感想を

一度でも読んで下さった読者様ならご存知かと思いますが、

私にとって「silent」は今でも大好きな作品です。

主題歌を聴いたり、テレビで映像が流れたりしただけで

目頭が熱くなるくらいには思い入れもあります。

それだけに、去年の放送からちょうど1年というタイミングで

「大好評だったから、オファーを受けて再び作品を作る事になった」事情が察せられる本作が

二匹目のドジョウで終わってしまわないか、とても心配でした。

 

完全な"続編"ではないですし、他の作品を挙げるのも気が引けるので名前は伏せますが、

上記の内容を書いたのも、同性同士のピュアな恋愛模様を描いた某深夜ドラマが頭に過ぎる訳で。

その作品に関しては、シーズン1は当時純粋に面白く感じられても、

(未視聴の劇場版は置いといて)大ヒットを受けて制作されたシーズン2では

本来の良さだったはずの心情描写が荒削りになって、

SNS受けを意識し過ぎたのか、かなり不自然な展開が続いた事があったので…。

形式は違えど、本作も残り3人の主演俳優の発表を意図的に引っ張った件もあって、

あざとい作りになってしまうのではないかと思っていたのです。

 

これらを踏まえた上で、じゃあ初回を見てどう感じたか?と聞かれたら…

残念ながら、あまり乗れなかった…というのが本音でしょうか。

言葉を選ばずに言うなら、正直、過去の栄光を引きずっている感は否めませんでした。

 

冒頭でも書いたように「silent」スタッフなので、監督も作曲家も同じ方が担当されています。

だからなのかもしれません。

少し彩度を落とした暗めの質感の映像に、儚くて切ない劇伴に…

さらに「silent」を彷彿とさせる、ファミレスや公園、教室でのエピソードを

所々に散りばめたりなんかしたら、どうも似通った作品を見ている気分になって、

"本作の物語"には没入しづらかったんですよね。

そして…これは、脚本家の生方美久さんが、大事にされている環境下で

伸び伸びと書かれている証拠なんだと思いますが、

「silent」では「あ〜、確かに!」と納得するくらいだった"坂元裕二さんへのリスペクト"が、

(※生方さんは坂元裕二さんを、尊敬する方として挙げています)

本作では登場人物のキャラクターや台詞に前面に出過ぎていて、

なんでそんな流れに?という突拍子もないやり取りも多くて。

それが、映像と劇伴から漂う雰囲気や真摯な作風と

ミスマッチを起こしているような印象を受けました。

 

人物描写については、嫌われている訳ではないし付き合いもあるけど

「仲良い友達の1人」にはなれないと嘆く紅葉(神尾楓珠)の気持ちには共感出来ましたが、

密室での男女2人っきりで嫌な思いをしている人に対して配慮をせず、

自分の考えを優先して「しょうもない」で片付けてしまう

ゆくえ(多部未華子)の態度はどうなの?と思えてしまいましたね。

4人の合流の仕方も…ちょっと強引だったと言いますか。

恋愛や友情に向き合う事で初めて新しい"気づき"や"答え"を得る様子を描く上で

重要なシーンになるでしょうに、

初対面の人にお遣いを頼んだり、初対面の人をいきなりお茶に誘って家に入れたり、

二回目はないと割り切っているからだとは言え、

プライベートな話をスラスラと語り出したり(汗)

ツッコミどころ満載だったので、もう少し違和感なく描いていただきたかったです。

 

ただ、ここまで散々書いてきたけれども、全部が全部微妙ではなく、

良い所があったのも事実です。

個人的に良かったのは、ほんの些細な動作なんですが、

「女の子らしい」イメージが未だに残り続けているピンクのマグカップを、

一瞬躊躇しながらも椿(松下洸平)が紅葉に差し出したシーン。

元々は奥さんと使う予定だったから、女性にだと…という気遣いもそうですし、

何となく、「男女=恋愛関係になる」事に疑問を投げかける、

男性も女性も平等に描く本作らしいシーンだと思いました。

 

あとは…思う所はいろいろありつつも、

やっぱり生方さんの構成力の高さは健在だなぁと。

具体的に書くなら…「友達として接していたつもりが恋人になってしまったら」を共通項に、

実際そうはならないんだけれども、人によっては物凄く勘違いされる恐れのある

ゆくえと赤田(仲野太賀)のエピソードを描いてから、

「実際に恋人になって」捨てられてしまった椿と元妻のエピソードを描いて対比させて。

それから、友達付き合いに不器用さの残る者同士、

便利屋だと思われている紅葉のエピソードと

相良(泉澤祐希)と意思の疎通が図れない夜々(今田美桜)のエピソードで関連性を持たせる。

終盤は、電話→初回無料トライアル→お水→生花 でリレー形式にもなっていて。

何かと何かを絡ませながら、物語を徐々に膨らませていっているので、

話が乱立している感じはなく、そこはスムーズに見られました。

 

小物をキーアイテムとして取り入れている所も特徴ではありますよね。

マグカップの他に、もう1つ気になったのは「電話」。

SNSやチャットよりも"2人"で繋がっている事を最も意識させるツールなので、

どうしても1対1の構図になるものを、

2人組になれなかった&ならなかった4人全員が積極的に利用している辺り…

2人組に対して憧れを抱いているからなのかとも考えさせられるんです。

まぁここは、今後の展開次第で意味がまた変わってきそうですね。

 

おっと、前置きのせいで、文字数も多くなってしまいました(苦笑)

初回がそこまで…だったので今後への不安は残りますが、4人の出す答えには興味があります。

人間関係において孤独や生きづらさを抱えながら過ごす人々に焦点を当て、救い上げていく…

「silent」にも通ずるテーマで、

その描写から生まれる温かさが感じられる所が好きだったので、

本作も最後まで見続けると思います。

ただ、感想は…来週から始まる木9がどうなるかかな?

 

 

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パリピ孔明 3話 感想|ラップバトルもイイネ作戦も次回に持ち越し

 

 

なるほど、やっぱり英子(上白石萌歌)が披露している数々の曲は

カバー曲という設定になっていたんですね。

まぁでも、そりゃあそうか。

1話の「タイム・トラベル」「真夜中のドア」で、シティポップで攻めるのか?と思いきや、

2話ではCreepy Nutsの「堕天」でイマドキな曲を歌ったりしていて、

ジャンルがごちゃついていたイメージがありましたもんね。

 

で、今回で初めてオリジナル曲を歌う彼女の歌声を聞いて感じたのは…

英子もとい、上白石萌歌さんはキーが高い方が良さが発揮されるという事。

今までの曲ももちろん上手いんですが、全体的に低くて、

もっと高音でも行けそうなのになぁ…と、ちょっとした物足りなさは覚えていたんです。

しかし、これはあくまでも意図されたもので、コツコツ努力を積み重ねた結果、

日の目を浴びた彼女をドラマチックに魅せるための作戦なのかもしれません。

分かりやすく言えば…多分、オリジナル曲を披露する前と後でキーに高低差をつける事で、

成長っぷりを印象付けようとしているんだと思います。

現時点では歌詞は全然埋まっていないので、完成した時が楽しみですね。

 

前回の感想で指摘した「英子の歌に感動する様子」の

演出・描写については、今回は違う形で改善されていて。

歌唱曲をBGM代わりにし、回想も交えながら

いろんな出来事が鮮明に蘇ってくる様を丁寧に描いていたお陰で、

KABE太人(宮世琉弥)にとってあの曲がいかに人生のターニングポイントとなる曲で、

佐々木(村田凪)の存在やラップとの出会いがいかに"青春"だったか、

彼の背景がしみじみ伝わってくるようでした。

孔明向井理)は英子の歌で「勇気づけられた」「多くの人がその歌声を待っている」と

いつも絶賛していましたが、今回でようやく説得力を感じましたし、

彼女の歌の偉大さを物語る内容になっていた気がします。

 

帽子から湯気が出るくだりは原作にはないそうですが、

頭をフル回転させている事を視聴者に示す"記号"にもなっていれば

良い意味でのくだらなさもあって、漫画ならではの味わいも取り入れられていて

上手い表現になっているんですよね。

また、本筋の邪魔をしない程度にコメディ要素や小ネタが盛り込まれているためか、

じわじわ笑えてくるというか、本作の世界観が妙に癖になってしまうのです。

その服って普通に洗濯するんだ…とか、ラップのようなお経とか、

小林◯子さん並みのバイクとかw

あ…でも今回、「超孔明じゃん!」が聞けなかったのは寂しかったですねぇ。

「やっぱ孔明じゃん!」はありましたけどね。

 

少し話の進みが遅いかな?と思いながら見ていたら、ラップバトルは次回に持ち越しのようで。

あんな所で終わったら、気になっちゃうじゃないですか〜。ずるいなぁ(笑)

もしかして…来週から始まる裏の初回に合わせて、

あえて引っ張った?なんて思ったりもしております。

うーん、来週は裏を見るつもりでしたけど、こりゃ迷うなぁ…。

 

 

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家政夫のミタゾノ(2023) 1話 感想|家政夫紹介所は廃業いたしませんので!

 

 

プライム帯にお引っ越ししてからの最初のシーンは…宮城の名取市に実在するらしい美田園駅

今度は宮城が舞台になるのか?と思ったら、撮影するためだけに移動したとの事なので、

初っ端から本当に自由です(笑)

 

今までのシリーズを見ている以上、

自治体の面々が実は全員詐欺師でした!(実際は違ったけど)

という展開が来ても驚かないくらいには、ある程度の意外性には慣れてしまっているため、

個人的には、誰が裏の顔を持っているのか?よりも

裏の顔がどんな風に暴かれて、どんな本性を見せてくれるのか?の方を

注目しているんですが、初回は安定感あるスタートだった気がします。

 

このまましてやられて終わるような方じゃないだろう…と思っていた松本まりかさんには

最後でしっかり「松本まりか劇場」が用意されていて、

ご本人の魅力の1つであるぶっとんだ演技を

前半の物足りなさを取り返す勢いで存分に味わえましたし。

ピーーーーの規制音の乱用も、むしろ、

プライム帯のドラマである事を逆手に取っているようで面白かったです(笑)

で…本作ならお馴染みのパロディは「ハヤブサ消防団」。

周りのせいにするのではなく、自分自身と向き合い直して、

初めて日常が少しだけ良く見えるかもしれない…という含蓄あるオチも含めて、

ひとまずは、見たいもの、やって欲しいものを踏襲して下さった点で

それなりに楽しんで見終える事が出来ました。

 

ブラックジョークを売りにしている作品でも、今騒ぎになっている話題については、

事務所と間接的に繋がっている立場なので

さすがに触れないだろうと特に期待はしていなかったんですが、

まさかの「廃業」ワードでニヤリ。

「スケールダウンする事なく、スケールアップもいたしません」

ドラマやバラエティと、深夜帯で好評だった番組がゴールデン・プライム帯に進出すると

本来の良さが失われがちなのは"引っ越しあるある"ですが、

ミタゾノさん(松岡昌宏)のこの台詞通りの仕上がりになるよう願ってます。

ちなみに…本作はあれこれとツッコミを入れるよりも

肩の力を抜いて見た方が吉なので、いつも通り、感想は初回のみといたします。

(※時間が遅くなってしまったため、「大奥」の感想は最新話までに上げます。)

 

ところで…後で調べてみたら、ゆってぃさんとは本当に高校の同級生だったんですね。

ミタゾノさん関係なく、それ、中の人情報なのよ(笑)

あと、毎回楽しみにしているポスタービジュアルは…

初見で吹き出さない視聴者っていたのかな?w

 

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ONE DAY〜聖夜のから騒ぎ〜 1話 感想|次回も見たくなる内容になってなければなぁ…。

 

 

うーーーーーーーーーーん、こりゃ困った……(汗)

「視聴リスト&期待度」にも書いた通り、個人的にはここ2年以上

月9で当たり作品が出た試しがないので期待値は下げていたし、

クリスマスイブの日を1クールで描くという企画自体は面白そうでも、

"最終回ありき"で、話に引き延ばし感を覚えてしまうのではないかと

覚悟はしていたんですけど、

何と言うか、悪い意味で想像以上の仕上がりでしたね…。

 

3人の物語で、30分拡大放送を活かすとするなら、

最初に1人目を描き、一方その頃2人目は…と

1人ずつにある程度焦点を当ててから

別視点のエピソードが加えられていく構成にすれば良いのに、

それぞれのエピソードを細切れにして繋いでいくから、掴み所がなくてしょうがないんです。

おまけに、役者ご本人は悪くないのですが…情報の整理整頓が足りないまま

江口洋介さんに佐藤浩市さん、中川大志さん、桜井ユキさん、福本莉子さんと

豪華&仕事に引っ張りだこな役者さんを次々と登場させている所も

混乱を招いていると思います。

(私も途中、白髪の佐藤浩市さんを見て、「オリバーの犬」ぶりのドラマご出演だなぁ…とか、

凛々は蜜園フラワーの社長を辞めてテレビ局に転職したのかぁ…とか

本作に関係のない事を考えてしまったくらいですし(苦笑))

お陰で、開始から約15分で気が散って、最後まで何度も時計を確認するくらいには

退屈な気持ちで見終えてしまいました。

 

いや、気が散るのにも他に要因があって、

脚本の構成以上に、演出と劇伴(音響)の方が致命的な気がするんですね。

もっと言うなら後者かな?

 

本作のメイン監督は鈴木雅之さんで、

最近だと同枠の「ラジエーションハウス」や「元彼の遺言状」を

手掛けられた方だと書けば大体お察しの通り、

料理している様子を上から撮影したり、大勢で画面を覗き込んだりするシーンなど、

寄りの映像やカメラ目線を多用するのが特徴です。

私としては正直、そんな独特な演出を

別に入れる必要もないタイミングで取り入れてくるため少々クドイ感じはするんですが。

でも、視聴者の中には気にならない方もいるので、

そこは百歩譲って、好き嫌いの問題で済ませられるんだと思います。

 

ただ…後者の劇伴(音響)に関しては、とにかく「うるさい」の一言に尽きるんですね。

言い換えれば、曲調・音量・頻度…どの面においても主張が激し過ぎ。

例えば、序盤で時生(大沢たかお)がデミグラスソースの入った寸胴鍋を

落とした時のシーンなんかは、やたらとトンチキ臭のする劇伴が流れるし、

誠司(二宮和也)を乗せた車を警察が追いかけるシーンなんかは妙に「警察24時」風味。

誠司が歩いていたり、桔梗(中谷美紀)が写真から証拠を特定したりするシーンなんかは

一見そこまで大きな動きでもなさそうなのに、その時の劇伴は緊迫感が漂っていて…(汗)

総じて、1つ1つの個性が強いです。

劇伴っていうのは本来、内容の引き立て役に徹する役割を担っているはずなんですけど、

本作の場合は、先ほど書いた細切れの構成、シーンに合わせて

代わり代わりに流しているのも相まって、内容のゴチャつきを加速させてしまっているんです。

 

作曲家は佐藤直紀さんで、

こちらは過去に「コード・ブルー」「教場」の劇伴も担当されていて、

一度も上記のような印象を覚えた事はなかったんですけどねぇ。

むしろ、スッと耳に残りやすい素敵な曲を作る方だと認識していたんですが。

月9は過去にも「音量が大きい」などと

音響に関してツッコまれた作品があったので(スタッフは全く別)、

上層部の意向なのか(?)どうかは気になりますね。

 

公式サイトには「謎をひもとく伏線は第1話から張られ最終話ですべて回収されるので、

映像、セリフ、表情すべてにご注目を!」と記載されているので、初回はイマイチでも、

最終回はきっと、あれやこれやが華麗に回収されて、衝撃の展開になるんでしょう。

でも、ラストに至るまでの過程が惹きつけられるものになっていなければ、

最終回まで興味は続かないと思います。

 

唯一、時計を使ったED映像は洒落てましたが、次回への引きも弱かったですしね…。

個人的には、今年のクリスマスが月曜日なので、その日に後日談を交えた特別編でも

放送されるんじゃないか?って事も気になっているんですけど、

現時点では最後まで見るつもりでも、このままだと3ヶ月間付き合えるかどうかが心配です。

感想は…来週から始まる月10次第では、もしかしたら初回のみになるかも……?

 

 

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パリピ孔明 2話 感想|ライバルのケアまでしちゃう。超孔明じゃん!

 

 

うん。やっぱり、「信じる」が物語の根底で描かれている所が、

私が本作を好んで見られる一番の理由ですね。

集客のためにあれこれ準備を整えては、最終的には英子(上白石萌歌)の歌声を「信じる」。

ライバルのケアもする事で、音楽を盛り上げていく仲間としてお互いを高め合い、

戦のない天下泰平の世界を音楽業界が作ってくれると「信じる」。

 

実は、ボーカル・RYO(森崎ウィン)の喉の状態については、

序盤で聞いた「MID DAY」の音域が高めだった事から

もしかして調子が悪いのかな?というのは何となく察せられましたし、

孔明向井理)が作っていたのも良薬で、RYOに渡そうとしていたのかな?とも

早い段階で分かってしまったんですが。

ライバルだからといって蹴落とさず、相手の悩みにも救いの手を差し伸べる孔明

まさしく「超孔明じゃん!by 小林」と言いたくなるほど寛大で、

優れた軍師と呼ばれるのも説得力を感じさせるんです。

まぁ、仮にそれが、利用させてもらったお詫びの印だったとしても、

メジャーデビューを目前に控えている事情を知っていて、その夢を叶えるため、

バンドが長続きするための手助けをしてあげよう…なんて考えは中々持てないでしょう。

天下泰平を目指す彼らしい行動で、さらに魅力的な主人公に映りました。

 

ただ、「信じる」に因んで、1つだけ気になる事もあります。

英子が大きな成果を成し遂げた際に感動する孔明の様子を、

もっと強調しても良いのかなぁとも思います。

これ…初回での、英子の歌を初めて聞いて衝撃を受けたシーンでもそうだったんですけど、

"軍師"としてサポートする孔明はある程度描けていても、

純粋な"ファン"として聞き入ってしまう孔明の描写は不足している気がするんですね。

英子の歌を多くの人々が絶対待ってくれていると彼は信じているし、

2人は歌手のたまごと、一人前の歌手になるべく育て上げる軍師の関係性。

だとしたら例えば、彼女の活躍をステージ裏で見て

「やはり、君なら期待に応えてくれると信じていた」と心の中で言っていそうな表情で頷く

カットが用意されているだとか、

彼女のパフォーマンスに見入っている様子をアップで撮ったりだとか。

そんなひと手間が加えられていたら、

2人の二人三脚や信頼関係もより強固なものに感じられるのかもしれません。

 

とは言え、初回の途中から見方のコツを掴めたお陰で、前回よりも楽しめました。

特に終盤の声変わりシーンはおかしくておかしくて(笑)

ボーカルまで声が変わったら曲も別物になっちゃうじゃん!ってツッコんじゃいましたし、

前回はアヴちゃんや菅原小春さんのパフォーマンスで湧かせた代わりに

今回では超有名声優をたった1シーンのために贅沢に起用していて。

何を盛り込んだらSNSでトレンド入りするか分かっているのはもちろん、

リアルタイムで見たくなるようなドラマになっているとも思います。

 

サマーソニアを略したら「サマソニ」になるのも面白かったですね。

あのスピーディな展開だと、最終回は紅白出場が決まったりするんでしょうか?

次回は少し横道に逸れて、SNS戦略のエピソードが描かれるみたいです。

 

 

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大奥(2023) 11話 感想|「ありがとう」って言われたい

 

 

万里小路有功役で大きな注目を集めた

福士蒼汰さん(今回の役名は天璋院)のご登場で始まった今回。

「Season2の1話」ではなく「11話」の表記になっている所が

大奥の歴史を一緒に追っているかのような感覚がして洒落てますし、

その記録を綴った没日録を、冒頭から物語に絡めている所も良いですね。

それから、赤面疱瘡の紹介と、生前の吉宗(冨永愛)の活躍を簡潔にまとめておさらい…

2分間のアバンでしっかり土台を整えてきたお陰で、

半年間の空白をあまり感じさせませんでした。

 

新キャラの平賀源内(鈴木杏)にも、初っ端から魅了されましたね。

少年漫画の世界からそのまま飛び出してきたみたいな快活な性格と佇まいで、

早口言葉が聞いていてとにかく気持ち良いんですよ。

本当、彼女のペースに飲まれてしまいそうで(笑)

青沼(村雨辰剛)との強弱激しいコンビもツボで、

このまま2人の旅でも見ていたい…と思っていたくらいだったので

途中から源内の出番がなくなってしまったのは寂しかったですが

(終盤の種を突き止める様子を見る限り、次回から本格始動するのかな?)、

青沼と黒木(玉置玲央)のコンビも、青沼の誠実な姿を目の当たりにして

心がザワザワする黒木のカットの多さが印象に残ったのもあり、最後的にはしっくり来ました。

源内とは「感謝の言葉を大事にする」「兄弟が赤面疱瘡で亡くなった者同士」、

黒木の場合は「父が医者」で、それぞれ共通点があるんですね。

 

内容自体は風熱を取り扱ったものになっていて、インフルエンザを指すんだそう。

他にも、加湿器のルーツとも言える「やかんの水を沸かして喉を潤す」や、

体の特定の部位を冷やすなど、現代の治療法に繋がる要素が次々描かれました。

サボンも今で言う石鹸でしょう。

でも、何か道具を使えば"予防"にはなるけど"完全には"防げないのも、

人によって効き目に個人差があるのも、今も昔も変わらない訳で…

やっぱり人気作品は、どんな時代でも、未来でも通用するような話になっているからこそ

いつまでも支持されるのかもしれません。

 

「外国人だから」と差別されていた青沼が、医療に真摯に、正直に向き合い続けた事で

人が集まってくるようになるし、仕事ぶりを褒められるようになる…という

努力が報われるオチには、こちらも胸がじわっと温かくなれました。

相島一之さん演じる大奥の取締役(役名が分からない…)が

サボンを使ってくれていたと分かるエピソードも、

今までお見かけした役が役なので、相島さんだと何となく胡散臭そう…と思っていただけに←

結構優しい人物に描かれていたのが意外でしたね。

 

ただ、最初はそんな幸せな方向に向かっていても、

いきなり容赦ない展開が襲ってきて、心がぐわんぐわん揺れ動かされるのが本作なので、

今シーズンも覚悟しながら見る事になりそうです。

相変わらず、原作は未読。

なので、事前情報はあまり入れずに、また純粋に物語を楽しむつもりです!

 

 

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2023年 秋ドラマ 視聴リスト&期待度

 

 

11/13:「下剋上球児」最新話の感想記事をUPしました。

 

こんにちは、りんころです!

パリピ孔明」初回までに完成出来ず、申し訳ございません(汗)

毎度おなじみ、視聴予定のドラマを紹介する時期がやってまいりました。

 

10/2時点で発表されている冬ドラマを

「◉最後まで感想を書く可能性が高いドラマ」

「○内容次第ではもしかしたら最後まで感想を書くかもしれないドラマ」

「△初回だけしか書かないor感想を書く可能性の低いドラマ」

「×視聴する予定のないドラマ」

の4種類(優先度)に分けて紹介していこうと思います。

※ちなみに、初回も放送されていない段階で決めているので、あくまでも"予定"です(謝)

そして、感想本数は最終的に、ここで紹介した本数よりかなり減るかもしれませんが、

よろしくお願いしますm(_ _)m

 

ではでは…ここからちゃちゃっと書かせていただきます!

 

 

私が今期視聴&感想執筆するドラマはこちら!

 

曜日・放送時間順にまとめてあります。※既に放送されているドラマは除く

曜日別に知りたい方は曜日を、

ドラマの詳細を知りたい方は、ドラマタイトルをクリックしてみて下さい!

※黄色はドラマ新設枠 ※秋ドラマを全部記載している訳ではありません(基本地上波のみ)

 

放送 作品一覧 主演 初回 優先度
月曜日
フジ
月9
ONE DAY 二宮和也 10/9
フジ
月10
トクメイ!警視庁特別会計係 橋本環奈 10/16
テレ東
月11
けむたい姉とずるい妹 栗山千明 10/9 ×
日テレ
月深夜
君が死ぬまであと100日 髙橋優斗、井上瑞稀 10/23 ×
火曜日
テレ朝
火9
家政夫のミタゾノ 松岡昌宏 10/10
NHK
火10
大奥 ○○ 他 10/3
TBS
火10
マイ・セカンド・アオハル 広瀬アリス 10/17
フジ
火11
時をかけるな、恋人たち 吉岡里帆 10/10
テレ東
火深夜
くすぶり女とすん止め女 西田尚美、香音 10/10 ×
TBS
火深夜
君には届かない。 前田拳太郎、柏木悠 9/26 ×
TBS
火深夜
マイホームヒーロー 佐々木蔵之介 10/24
水曜日
テレ朝
水9
相棒 season22 水谷豊 10/18 ×
日テレ
水10
コタツがない家 小池栄子 10/18
フジ
水10
パリピ孔明 向井理 9/27
テレ東
水深夜
推しが上司になりまして 鈴木愛理 10/4 ×
テレ東
水深夜
君に届け 南沙良鈴鹿央士 10/11
木曜日
テレ朝
木9
ゆりあ先生の赤い糸 菅野美穂 10/19
フジ
木10
いちばんすきな花 多部未華子 10/12
日テレ
木深夜
ブラックファミリア 板谷由夏 10/5
テレ東
木深夜
ポケットに冒険をつめこんで 西野七瀬 10/19
金曜日
テレ東
金8
ハイエナ 篠原涼子、山崎育三郎 10/20 ×
フジ
金9
うちの弁護士は手がかかる ムロツヨシ 10/13
TBS
金10
フェルマーの料理 高橋文哉、志尊淳 10/20
テレ朝
金11
今日からヒットマン 相葉雅紀 10/27
テレ東
金深夜
きのう何食べた? season2 西島秀俊内野聖陽 10/6
日テレ
金深夜
秘密を持った少年たち 佐藤海音 10/6 ×
土曜日
日テレ
土10
ゼイチョー 菊池風磨 10/14
テレ朝
土11
単身花日 重岡大毅 10/14 ×
テレ朝
土11
泥濘の食卓 齊藤京子 10/21 ×
フジ
土11
あたりのキッチン! 桜田ひより 10/14
テレ朝
土深夜
18歳、新妻、不倫します。 藤井流星 10/14 ×
日曜日
TBS
日9
下剋上球児 鈴木亮平 10/15
テレ朝
日10
たとえあなたを忘れても 堀田真由 10/22
日テレ
日10
セクシー田中さん 木南晴夏 10/22
帯ドラマ
NHK
月〜土朝
ブギウギ 趣里 10/2
NHK
月〜木10
ミワさんなりすます 松本穂香 10/16 ×
TBS
月〜木深夜
Maybe 恋が聴こえる 大和奈央 10/16 ×
番外編
地方局
各局異
おいしい給食 season3 市原隼人 10/9他

※朝ドラは基本視聴のみ

 

それでは、参りましょう〜。

 

 

2023年 秋ドラマ 視聴リスト&期待度

 

視聴&初回執筆予定の25作品と期待度を発表していきます。

※上から
タイトル/初回放送日/放送局/時間/視聴前期待度(最大:★5つ)
作品概要/簡単なコメント/主な出演者/スタッフ(脚本、演出etc)/
という構成になっております。

※初回放送日、スタッフに関する情報は、10/2時点のものです。

 

月曜日

 

ONE DAY〜聖夜のから騒ぎ〜

(10/9・フジテレビ・月曜21時)★★★ ←リタイア

 

逃亡犯、報道キャスター、孤高のシェフの3人の人生を交錯させながら、人々が思い思いに過ごす聖夜という“たった1日”の出来事を1クールかけて描く、謎と愛と奇跡の物語。

 

クリスマスイブでの出来事を1クールで描くという試みには興味がありますが、

問題は、その壮大なスケール感に伴った内容になるのかどうか?

公式サイトには「謎をひもとく伏線は第1話から張られ最終話ですべて回収されるので、

映像、セリフ、表情すべてにご注目を!」と記載されている辺り、

本作も最近の流行りを意識した作りになる事は確かでしょうから、

そうなってくるとやっぱり、引き延ばしや煽り演出を施しそうで不安なのです。

 

月9はここ2年以上、ハズレ作品が続くので、本作も過度な期待はせずに…って感じですね。

 

出演:二宮和也中谷美紀大沢たかお

脚本:徳永友一(「ルパンの娘 シリーズ」「海月姫」「警部補ダイマジン」)

演出:鈴木雅之(「ラジエーションハウス シリーズ」「マスカレード・ナイト ※映画」「元彼の遺言状」)

音楽:佐藤直紀(「教場 シリーズ」「青天を衝け」「マスカレード・ナイト ※映画」)

プロデュース:成河広明(「コンフィデンスマンJP シリーズ」「リーガルハイ シリーズ」)

主題歌:ミイナ・オカベ「Flashback feat. Daichi Yamamoto」

原作 :オリジナル

公式サイト:https://www.fujitv.co.jp/oneday_christmas_ado/

 

 

トクメイ!警視庁特別会計係(10/16・フジテレビ・月曜22時)★★★

 

"特別命令(トクメイ)"を背負って派遣された特別会計係の女性警察官を待ち受けていたのは、「捜査に金は必要だ!」と話す、ひと癖ふた癖もある個性豊かな刑事たちとの出会いだった。
時にぶつかり合い時に協力しながら、経費から事件解決の糸口を見つけていく、新しい警察エンターテインメント。

 

橋本環奈さんが警察官の格好をされていると「警視庁いきもの係」を思い出す…

っていうのは置いといて。

飽和状態になりつつある刑事ドラマで、

経費から事件解決の糸口を見つけるという設定は面白そうではあるんですが、

予告映像を見る限りだと、平成感漂うというか…ドタバタしてそうなのが気になりますね。

下手したら、ゆる〜く見れば良いかな?ってドラマになってしまいそう。

 

出演:橋本環奈、沢村一樹松本まりか、JP、前田拳太郎、徳重聡佐藤二朗

脚本:荒木哉仁(「世にも奇妙な物語『タテモトマサコ』『配信者』※SP」「しもべえ」)

   皐月彩 (「キワドい2人」「リズスタ! ※特撮」「癒やしのお隣さんには秘密がある」)

演出:城宝秀則(「4分間のマリーゴールド」「ミステリと言う勿れ」「わたしのお嫁くん」)

   光野道夫(「BOSS シリーズ」「昼顔」「後妻業」「合理的にあり得ない」)

   湯浅真 (「ミックス。※映画・監督補」「レンアイ格闘家 ※ネットドラマ」)

音楽:大友良英(「いだてん」「不要不急の銀河 ※SP」「しもべえ」「エルピス」)

プロデューサー:近藤匡(「新・ミナミの帝王 シリーズ ※SP」「クロシンリ」)

       小林宙(「家族ゲーム」「海月姫」「レンアイ漫画家」「ドクターホワイト」)

主題歌:SEVENTEEN「今 -明日 世界が終わっても-」

原作 :オリジナル

公式サイト:https://www.ktv.jp/tokumei/

 

 

火曜日 

 

家政夫のミタゾノ(10/10・テレビ朝日・火曜21時)★★★

 

女装した大柄な家政夫が、派遣先の家庭・家族の内情を覗き見し、そこに巣食う“根深い汚れ”までもスッキリと落としていく、痛快“覗き見”ヒューマンドラマ。
プライム枠に移動しても、変わらず痛快撃をお届けする!

 

ポスタービジュアルの強烈さよ……。

最初見た時、笑っちゃいましたよw

 

前シリーズは、初期の頃の面白さ再来!と言える内容で、

皮肉やパロディてんこ盛りで楽しんだ記憶があります。

仕事続きで疲れた金曜日の夜にぴったりの作品だったので、

ド平日プライム帯となるとどうかな…?とは思いますが、

ミタゾノさんもそこはガッツリネタにしてくれるでしょうし、

安定した仕上がりになる事を期待します。

(※なお、初回の感想を書くかどうかは不明です)

 

出演:松岡昌宏、伊野尾慧、桜田ひよりしゅはまはるみ平田敦子余貴美子

脚本:八津弘幸(「家政夫のミタゾノ シリーズ」「半沢直樹1」「おちょやん」「VIVANT」)他

演出:片山修 (「家政夫のミタゾノ シリーズ」「七人の秘書」「波よ聞いてくれ」)

   小松隆志(「家政夫のミタゾノ シリーズ」「先生を消す方程式。」「リエゾン」)他

音楽:ワンミュージック(「家政夫のミタゾノ シリーズ」「グッドワイフ」「忍者に結婚は難しい」)

エグゼクティブプロデューサー:内山聖子(「家政夫のミタゾノ シリーズ」「ドクターX シリーズ」「桜の塔」)

プロデューサー:秋山貴人 (「家政夫のミタゾノ シリーズ」「となりのチカラ」)

       石田菜穂子(「刑事7人 Season8,9」「ノッキンオン・ロックドドア」)

       木曽貴美子(「家政夫のミタゾノ シリーズ」「リエゾン」「ハヤブサ消防団」)

       村山太郎 (「さくらの親子丼1,2」「らせんの迷宮」「言霊荘」「リエゾン」)

主題歌:Hey! Say! JUMP「それぞれ。」

原作 :オリジナル

公式サイト:https://www.tv-asahi.co.jp/mitazono/

 

 

大奥(10/3・NHK総合・火曜22時)★★★★

 

シーズン2の舞台は、8代将軍・徳川吉宗の死から約20年後の世界。
謎の疫病『赤面疱瘡』撲滅活動から男将軍の誕生、徳川という時代の幕引き、そして、"大奥"の終焉までを描く。

 

お待ちしておりましたシーズン2!

時代劇や歴史モノが苦手な私でも、時折現代と重なるストーリーのお陰で馴染めたどころか、

役者さん同士の演技合戦を堪能し、

「こんな役が似合うとは!」という新たな一面を毎回発見出来て

個人的にはダークホースとなった作品です。

 

シーズン2では、実写化はされていない「大政奉還」までの話も描かれるそうで。

スタッフは新たな追加もありますが、ほとんどが前シーズンからの続投なので

間違いない出来になるでしょう。

 

出演:鈴木杏、玉置玲央、松下奈緒仲間由紀恵、古川雄大岸井ゆきの福士蒼汰

脚本:森下佳子(「大奥1」「義母と娘のブルース シリーズ」「天国と地獄」「ファーストペンギン!」)

演出:大原拓 (「大奥1」「軍師官兵衛」「とと姉ちゃん」「麒麟がくる」)

   末永創 (「カーネーション」「トクサツガガガ」「鎌倉殿の13人」)

   川野秀昭(「大奥1」「ちかえもん」「わろてんか」「青天を衝け」)

   木村隆文(「ごちそうさん」「真田丸」「なつぞら」「ちむどんどん」)

音楽:KOHTA YAMAMOTO(「大奥1」「CRISIS」「サイン」「DIVER」)

制作統括:長谷知記(「八重の桜」「不惑のスクラム」「スカーレット」「鎌倉殿の13人」)

     藤並英樹(「大奥1」「とと姉ちゃん」「麒麟がくる」「ちむどんどん」)

プロデューサー:舩田遼介(「大奥1」「おかえりモネ ※演出家名義」「風よあらしよ ※SP」)

       松田恭典(「大奥1」「ちむどんどん」)

       船橋哲男(「映画 謎解きはディナーのあとで ※監督補」「おかえりモネ」)

主題歌:Aimer「白色蜉蝣」

原作:よしながふみ『大奥』

公式サイト:https://www.nhk.jp/p/oooku/ts/PKYJ66Q8JP/

 

 

マイ・セカンド・アオハル(10/17・TBS・火曜22時)★

 

やっかいな問題を抱えた30歳の主人公が、謎の大学生の一言をきっかけに学び直しを決意して大学生となり、令和の大学生たちに揉まれながら恋に、勉強に、夢に奮闘するセカンド・アオハル・ラブコメディ。

 

「あの時大学に行けていれば…」と後悔を覚えながら日々を過ごしていた主人公が

大学受験に再挑戦し、人生の第二章をスタートさせる。

その設定だけなら「主人公を応援したくなるドラマ」として

普通に見られそうな気がするんですけど、

なんせ、火10枠は胸キュンやら三角関係やらを盛り込んでは

メインを霞ませるのがお決まりですから…(苦笑)

今期は期待大な裏もありますし、最後まで視聴し続けるかどうかも分かりません。

 

初回の感想すら書かないかもしれないので、

ついでに、あまり内容と関係ない事にも触れちゃいますが…

タイトルのロゴデザインって、意図的にレトロにしているんですよね?

主人公が30歳の割には、妙に80年代っぽく見えるような(笑)

 

出演:広瀬アリス道枝駿佑伊原六花、飯沼愛、イモトアヤコ、安藤政信

脚本:北川亜矢子(「ゆるキャン△ シリーズ」「自転車屋さんの高橋くん」)

演出:青山貴洋 (「半沢直樹(2020)」「天国と地獄」「DCU」「ユニコーンに乗って」)

   山本剛義 (「私の家政夫ナギサさん」「石子と羽男」「Get Ready!」)

   泉正英  (「病室で念仏を唱えないで…」「インビジブル」「王様に捧ぐ薬指」)

音楽:青木沙也果「この初恋はフィクションです」「ユニコーンに乗って」「埼玉のホスト」)

企画:吉藤芽衣 (「持続可能な恋ですか?」「100万回 言えばよかった」※全て編成)

編成:武田梓  (「ファイトソング」「クロサギ(2022)」※全てプロデューサー)

プロデューサー:塩村香里(「キワドい2人」「西荻窪 三ツ星洋酒堂」「いちげき ※SP」)

主題歌:「」

原作 :オリジナル

公式サイト:https://www.tbs.co.jp/mysecondaoharu_tbs/

 

 

時をかけるな、恋人たち(10/10・フジテレビ・火曜23時)★★★★

 

出会いを機に、違法タイムトラベラーを一緒に取り締まっていた2人は、実はかつて、時をかけて恋に落ちた恋人同士だった!?
現代人と未来人による、時を超えたロミオとジュリエットばりの禁断の恋の物語が幕を開ける。

 

最近ミステリアスな役が続いた永山瑛太さんと、

可愛らしく、温かみをほんのり感じさせる作品には持ってこいな吉岡里帆さんの組み合わせで

もう見たい!って気持ちになりましたよ〜。

個人的に注目している伊藤万理華さんもキャスティングされてますし。

それに、ユーモラスな作風でお馴染みの上田誠さん脚本となると、

より期待値が上がってしまう訳です。

 

恋愛がベースではありますが、どうやら展開されていく所はそこだけではないようで。

雰囲気も独特ですし、もう既に、深夜ドラマじゃ勿体ない…!と思いつつあります。

 

出演:吉岡里帆永山瑛太伊藤万理華、西垣匠、じろう 他

脚本:上田誠 (「あいつが上手で下手が僕で シリーズ」「浦安鉄筋家族」「魔法のリノベ」)

監督:山岸聖太(「忘却のサチコ シリーズ」「スキャンダル専門弁護士QUEEN」)

   山口淳太(「あいつが上手で下手が僕で シリーズ」「恋に無駄口」)

音楽:王舟  (「コタキ兄弟と四苦八苦」「ホスト相続しちゃいました」)

プロデューサー:岡光寛子(「姉ちゃんの恋人」「アバランチ」「魔法のリノベ」「ウソ婚」)

       白石裕菜(「TWO WEEKS」「姉ちゃんの恋人」「かしましめし」)

主題歌:「」

原作 :オリジナル

公式サイト:https://www.ktv.jp/tokikake/

 

 

マイホームヒーロー(10/24・TBS・火曜25時28分)★★★

 

愛する家族とただ平穏に暮らしていくことだけが生きがいだった、ごく普通のお父さんは、ある日、娘の彼氏を殺して<殺人犯>になってしまう…。
"娘を守るために"殺人犯になった父と、彼の元を訪れてきた残忍な半グレ組織の闘いを描く、怒涛のノンストップファミリーサスペンス。

 

火曜日はただでさえ視聴予定の作品が多いので、

「ドラマイズム」枠はスルーしようかと思ったんですが、

佐々木蔵之介さん主演作だったので、ついリストに入れちゃいました。

2024年春に映画化が決まっているそうです。

映画の方がスリリングで凝った演出が出来そうな気がするんですけど、

ドラマはどうなんでしょう?

 

出演:佐々木蔵之介、高橋恭平、齋藤飛鳥音尾琢真木村多江

脚本:櫻井剛 (「表参道高校合唱部!」「4分間のマリーゴールド」「あなたのブツが…」)

   船橋勧 (「警視庁ゼロ係 シリーズ」「伊藤くん A to E」「嫌われ監察官 音無一六」)

監督:青山貴洋(「半沢直樹(2020)」「天国と地獄」「DCU」「ユニコーンに乗って」)

   棚澤孝義(「大恋愛」「着飾る恋には理由があって」「ユニコーンに乗って」)

   山本大輔(「妖怪シェアハウス シリーズ」「おっさんずラブ シリーズ」「ハヤブサ消防団」)

   森裕史 (「ラブラブエイリアン」「僕らのミクロな結末」「結婚予定日」)

音楽:堤博明 (「東京リベンジャーズ シリーズ ※アニメ」「禁じられた遊び ※映画」)

プロデューサー:(「」「」「」)

主題歌:THE ORAL CIGARETTES「YELLOW」

原作・漫画:山川直輝、朝基まさし『マイホームヒーロー』

公式サイト:https://www.mbs.jp/mhh_drama/

 

 

水曜日 

 

タツがない家(10/18・日本テレビ・水曜22時)★★★★

 

仕事はバリバリだが家では3人のダメ男を養う主人公が、てんやわんやな日々の中でも小さな幸せを見つけ、前向きに生きていく姿を描く、笑って泣けるネオ・ホームコメディー。

 

「俺の話は長い」「コントが始まる」という名作を描いてきた金子茂樹さんの最新作で、

ホームドラマとなれば、絶対間違いない!と踏んでおります。

それくらい信頼を寄せている脚本家の1人です。

 

金子脚本で描かれる主人公は、訳ありだったり、弱さを抱えたりする人間臭い性格ながらも

どこか憎めないキャラクターになっているのが特徴的だと思っているんですが、

本作の場合はそのキャラは3人の主要人物に回して、

主人公はしっかり者…でちょっとした変化球を加えてますね。

小池栄子さんのキャスティングもピッタリですし、

家族がどう成長していくのかにも注目です。

 

出演:小池栄子吉岡秀隆作間龍斗ホラン千秋北村一輝小林薫

脚本:金子茂樹(「世界一難しい恋」「コントが始まる」「ジャパニーズスタイル」)

演出:中島悟 (「世界一難しい恋」「もみ消して冬」「それってパクリじゃない…」)

   丸谷俊平(「ハコヅメ」「金田一少年の事件簿(2022)」「転職の魔王様」)

音楽:(「」「」「」)

チーフプロデューサー :田中宏史(「君と世界が終わる日に シリーズ」「Dr.チョコレート」)

プロデューサー:櫨山裕子(「俺の話は長い」「#リモラブ」「すきすきワンワン!」)

        大護彰子(「金田一少年の事件簿(2022)」「すきすきワンワン!」)

        市山竜次(「ハロー張りネズミ」「Get Ready!」)

主題歌:「」

原作 :オリジナル

公式サイト:https://www.ntv.co.jp/kotatsuganaiie/

 

 

パリピ孔明(9/27・フジテレビ・水曜22時)★★★

 

中国三国時代の名軍師・諸葛孔明が現代の渋谷に若かりし姿で転生し、歌手を目指す一人の少女を軍師のごとく成功に導いていくサクセスストーリー。

 

こちらは既に初回放送&視聴済み。

現実離れしたビジュアルからし

カオスなコメディ作品なのかな?と思っていたので(原作、アニメは未視聴)、

途中までは想像と違う方向に進んで少々困惑しましたが、

最後まで見てみれば、テレビならではの良さも取り入れていて、"原作に忠実"ではなく

ちゃんと"実写化"された作品になっているように感じました。

原作に忠実なのは、それはそれでファンからしたら嬉しいんでしょうけど、

へそ曲がりな私としては「じゃあ原作本読めば(リメイク元の作品を見れば)良いんじゃん?」

って思ってしまうタイプなのでね…。

 

裏も中々強力ですが、視聴率に負けずに、最後まで独自な世界観を貫いていって欲しいです。

 

出演:向井理上白石萌歌、菅原小春、宮世琉弥、ディーン・フジオカ森山未來

脚本:根本ノンジ(「監察医 朝顔 シリーズ」「ハコヅメ」「合理的にあり得ない」)

演出:渋江修平 (「シリーズ横溝正史短編集」「あせとせっけん」)他

音楽:近谷直之 (「武士スタント逢坂くん!」「あせとせっけん」「ガチ恋粘着獣」)

企画:髙木由佳 (「ゴシップ #彼女が知り…」「忍者に結婚は難しい」※全て編成企画)

プロデューサー:八尾香澄(「わたし、定時で帰ります。」「映画 イチケイのカラス」)

原作:四葉タト 漫画:小川亮『パリピ孔明

公式サイト:https://www.fujitv.co.jp/paripikoumei/

 

 

君に届け(10/11・テレビ東京・水曜25時)★★★

 

“貞子”というあだ名で呼ばれ、クラスから孤立していた黒沼爽子が、クラスの中心人物・風早翔太と接することで他のクラスメイトとも徐々に打ち解けていき、自分自身を変えていく姿を描いた成⻑物語。

 

全巻ではないものの、◯年前に友達から原作漫画を借りて読んだ事があるので、

ドラマ化されたと知って気になって。

もうかなり昔なので、内容はぼんやりとしか覚えていませんが、

漫画は好んで読んでいた記憶があります。

本作も多分、登場人物に共感しながら、ピュアな世界観に惹かれる作品になるはず…。

 

出演:南沙良鈴鹿央士、櫻井海音、久間田琳加中村里帆、三浦翔平 他

脚本:宮本勇人(「高嶺のハナさん シリーズ」「VIVANT」)

監督:新城毅彦(「声春っ!」「俺の可愛いはもうすぐ消費…」「日曜の夜ぐらいは…」)

   菊地健雄(「仮面同窓会」「生きるとか死ぬとか父親とか」「彼女たちの犯罪」)

音楽:(「」「」「」)

プロデューサー:松本拓 (「ゲキカラドウ シリーズ」「晩酌の流儀 シリーズ」「雪女と蟹を食う」)

       森川真行(「深夜のダメ恋図鑑」「仮面病棟 ※映画」「極主夫道 ザ・シネマ」)

       清家優輝(「極主夫道 シリーズ」「新・信長公記」「合理的にあり得ない」)

共同プロデューサー  :伊藤寿浩(「臨場」「女たちの特捜最前線」「嫉妬 ※SP」)

主題歌:川崎鷹也「愛の歌」

原作:椎名軽穂君に届け

公式サイト:https://www.tv-tokyo.co.jp/kiminitodoke/

 

 

木曜日 

 

ゆりあ先生の赤い糸(10/19・テレビ朝日・木曜21時)★★★

 

現代の新しすぎる主婦ヒロインが、突然、要介護状態となった父を介護すべく、夫の"彼氏"と"彼女"、"隠し子"と奇妙な共同生活を始める。
すべての人にエールを贈る!踏ん張る“おっさん”主婦の数奇な人生&家族の物語。

 

予告映像を見た限りだと、執念深い妻による

ドロドロ復讐劇にでもなるのかと思っていたんですけど、

作品概要を読んでみたら、主人公自ら「みんなでダンナの介護をしよう!」と提案するって所で

なんじゃそりゃ!?と驚いてしまって(笑)

少し弱さを抱えた愛らしい人物造形が上手い橋部敦子さん脚本なのも含めて、

どう展開されていくのかが良い意味で掴めなくて、ちょっとだけ興味が湧きました。

果たして、前作に続いてヒットするかどうか?

 

出演:菅野美穂鈴鹿央士、木戸大聖、宮澤エマ、松岡茉優吉瀬美智子田中哲司

脚本:橋部敦子(「僕らは奇跡でできている」「半径5メートル」「6秒間の軌跡」)

監督:金井紘 (「コントが始まる」「夕暮れに、手をつなぐ」「unknown」)

   星野和成(「僕らは奇跡でできている」「未来への10カウント」「シッコウ!!」)

   竹園元 (「明日の君がもっと好き」「モコミ」「となりのチカラ」「リエゾン」)

音楽:菅野祐悟(「昼顔」「半分、青い。」「あなたがしてくれなくても」「CODE」)

エグゼクティブプロデューサー:内山聖子(「家政夫のミタゾノ シリーズ」「ドクターX シリーズ」「桜の塔」)

プロデューサー:峰島あゆみ(「ドクターX シリーズ」「ザ・トラベルナース」)

        中込卓也 (「明日の君がもっと好き」「愛しい嘘」「6秒間の軌跡」)

        山形亮介 (「M 愛すべき人がいて」「警視庁アウトサイダー」)

        新井宏美 (「エアガール ※SP」「6秒間の軌跡」)

主題歌:矢井田瞳「アイノロイ

原作 :入江喜和『ゆりあ先生の赤い糸』

公式サイト:https://www.tv-asahi.co.jp/yuriasensei/

 

 

いちばんすきな花(10/12・フジテレビ・木曜22時)★★★

 

「男女の間に友情は成立するのか?」をテーマに、年齢も性別も過ごしてきた環境も違う4人の男女が紡ぎ出す、見る者の心を静かに揺さぶる新たな時代の“友情”の物語。
同時にそれは、“恋愛”も“友情”もぜんぶ含めた“愛”の物語となっている。

 

情報解禁当初は「silent」スタッフ再集結との事で楽しみにしていたんですが、

話題性を持たせようとして、主演じゃなくてもはや主要人物だよね?と言わんばかりに

キャスト発表を延々引っ張ろうとする手法で、少々冷め始めている自分がいます…(汗)

 

また、大ヒット作を受けてなのか、予告映像やポスタービジュアルも

再び儚く切ない雰囲気になっているので、二番煎じにならないかどうかも不安なんですが。

とにかく、去年「ボクらの時代」でご出演した際に

「当て馬を作りたくない」「日本語の良さを伝えたい」といった明確なこだわりを

お持ちになっている事が分かった、生方美久さんの脚本力を信じてみようと思います。

 

出演:多部未華子松下洸平今田美桜神尾楓珠、仲野太賀 他

脚本:生方美久(「第33回 フジテレビヤングシナリオ大賞『踊り場にて』」「silent」)

演出:髙野舞 (「昼顔」「モンテ・クリスト伯」「アライブ」「silent」)

音楽:得田真裕(「監察医 朝顔 シリーズ」「アンナチュラル」「silent」「シッコウ!!」)

プロデュース:村瀬健(「信長協奏曲」「帝一の國 ※映画」「キャラクター ※映画」「silent」)

主題歌:「」

原作 :オリジナル

公式サイト:https://www.fujitv.co.jp/ichibansukina_hana/index.html

 

 

ブラックファミリア〜新堂家の復讐〜

(10/5・日本テレビ・木曜23時59分)★★ ←視聴断念

 

謎の死を遂げた女子高生の家族が、愛する娘の死の真相を追うため、ホームパーティーが行われた実業家一家や、その関係者に様々な姿になりすまし近づき、意外な真実を暴き復讐していく、“なりすまし”一家による復讐ミステリー。

 

正直、復讐モノはよっぽど新しさを感じられない限り、もうそこまで惹かれないのですが…

同枠の"ブラックシリーズ"の過去作「ブラックリベンジ」「ブラックスキャンダル」は

当時視聴済みなので、一応本作の初回も見てみるつもりです。

(※なお、初回の感想を書くかどうかは不明です)

 

出演:板谷由夏山中崇史森崎ウィン渡邉理佐筒井真理子小野武彦

脚本:佐藤友治(「ラストコップ シリーズ」「シロでもクロでもない世界で…」「城塚翡翠」)

   城定秀夫(「ビリーバーズ※映画」「よだかの片想い ※映画」「なれの果ての僕ら」)

   富安美尋(「5分後に意外な結末 ※SP」「束の間の一花」「勝利の法廷式」)

監督:城定秀夫(「ビリーバーズ※映画」「恋のいばら ※映画」「なれの果ての僕ら」)

   坂本栄隆(「僕らは奇跡でできている」「記憶」「シロでもクロでもない世界で…」)

   本田隆一「探偵が早すぎる シリーズ」「魔法のリノベ」「勝利の法廷式」)

音楽:(「」「」「」)

チーフプロデューサー:岡本浩一(「ボクの殺意が恋をした」「Sister」「CODE」)

プロデューサー:福田浩之(「5分後に意外な結末 ※SP」「束の間の一花」「勝利の法廷式」)

       馬場三輝(「限界団地」「シロでもクロでもない世界で…」「束の間の一花」)

主題歌:「」

原作 :オリジナル

公式サイト:https://www.ytv.co.jp/blackfamilia/

 

 

ポケットに冒険をつめこんで(10/19・テレビ東京・木曜24時30分)★★★

 

夢を追いかけ上京するも、現実の厳しさを思い知らされていた主人公の元に、実家から『ポケットモンスター 赤』のソフトが届く。
20年ぶりにプレイし始めた『ポケットモンスター』シリーズを通じて成長していく、ポケモンヒューマンドラマがここに開幕!

 

ポケモンはにわか程度の知識で、最近のは全然知らないんですが、

日常生活に取り入れるという企画が面白そうだなと。

どこまで現実とリンクさせるのか?ポケモンが現実世界にも現れたりするのかどうか?

飲食チェーン店が題材の「お耳に合いましたら。」、プラモデルが題材の「量産型リコ」と、

独自の作品を生み出し続ける畑中翔太さんの最新作、楽しみです。

 

出演:西野七瀬笠松将長谷川朝晴平野綾内田理央柳葉敏郎(声のみ) 他

脚本:畑中翔太(「量産型リコ シリーズ」「絶メシロード シリーズ」「お耳に合いましたら。」)

   灯敦生 (「お耳に合いましたら。」「雪女と蟹を食う」「around1/4」)

   大歳倫弘(「お耳に合いましたら。」「恋に無駄口」「絶メシロード2」)

監督:ヤングポール(「FLASHBACK」「鉄オタ道子、2万キロ」「量産型リコ2」)

   林隆行 (「浅草スマイル」「情動」「海の夜明けから真昼まで」※全て映画」

   松浦健志(「来世ではちゃんとします シリーズ」「カラフラブル」「お耳に合いましたら。」)

音楽:(「」「」「」)

企画・プロデュース:畑中翔太(「量産型リコ シリーズ」「お耳に合いましたら。」)

プロデューサー:漆間宏一(「量産型リコ シリーズ」「八月は夜のバッティング…」「真相は耳の中」)

       正井彩夏(「キス×kiss×キス」「晩酌の流儀2」)

       涌田秀幸(「このマンガがすごい!」「鉄オタ道子、2万キロ」「量産型リコ2」)

OPテーマ:「」

EDテーマ:「」

原案:ビデオゲームポケットモンスター』シリーズ

公式サイト:https://www.tv-tokyo.co.jp/poketsume/

 

 

金曜日 

 

うちの弁護士は手がかかる(10/13・フジテレビ・金曜21時)★★★

 

スター女優を育てた芸能事務所の元敏腕マネージャーが、超エリートなのにどこか不器用でポンコツな新人弁護士に振り回されながらパラリーガルとして奮闘する、育成型リーガルエンターテインメント。

 

フジテレビの金曜21時枠は、約54年ぶりとの事。(テレ朝以外にもあったんだ…)

水10、火11と数年のうちに新枠をどんどん増設しているフジテレビですが、

個人視聴率よりかは、「数打ちゃ当たる」みたいな感覚で、

SNSでの話題性やTVerの録画再生回数でバズるドラマが生まれる機会を

少しでも増やしたいっていう考えなのでしょうか。

まぁ、そんな邪推は置いといて…。

 

法廷モノ×男女コンビ、もっと詳しく書けば、

天才で変わり者の主人公と、彼に振り回されるお目付け役のヒロイン、

または、影響を受けながら成長していく新人女性という構図が

定番になりつつある法廷モノ(広意義で言えばお仕事ドラマ)で、

本作の場合は"面倒を見る側"が男性で、しかも主人公になっている所は新鮮だと思います。

 

ただ、脚本家がちょっと心配なんですよね。

あとは、話が進むごとに既視感漂う内容になってこないかどうか?

金曜日もとにかくドラマ本数が多いので、

とりあえず初回をチェックしてみるといった感じです。

 

出演:ムロツヨシ平手友梨奈吉瀬美智子戸田恵子、酒向芳、江口のりこ

脚本:服部隆  (「じゃない方の彼女」「サムライカアサン」「赤いナースコール」)

   おかざきさとこ(「家政夫のミタゾノ シリーズ」「あなたがしてくれなくても」)

   西垣匡基 (「知らない人んち(仮)」「犬、回転して、逃げる ※映画」)

演出:瑠東東一郎(「おっさんずラブ シリーズ」「浦安鉄筋家族」「unknown」)

   相沢秀幸 (「SUPER RICH」「ミステリと言う勿れ」「PICU 小児集中治療室」)

音楽:(「」「」「」)

プロデュース:金城綾香(「監察医 朝顔 シリーズ」「SUPER RICH」「PICU 小児集中治療室」)

主題歌:ザ・ローリング・ストーンズ「アングリー」

原作 :オリジナル

公式サイト:https://www.fujitv.co.jp/uchiben_kin9/

 

 

フェルマーの料理(10/20・TBS・金曜22時)★★★

 

数学者を志すもその道を挫折した天才数学少年と、謎多きカリスマシェフが出会い、数学的思考で料理という難題に立ち向かっていく、若きプロフェッショナルたちの真剣勝負(ガチンコ)エンターテインメント。

 

男性コンビで、人生が上手く行かない天才肌の人が

優秀な相手と出会って二人三脚で頂点を目指す物語…何だか前作と被りますね。

2作品連続、人気漫画の実写化だそうで、

この題材なら確実に盛り上がると見込んでの編成なのでしょう。

 

「数学×料理」の作品との事で、これは個人的な話ですけど、

数字が絡み出した途端、拒否反応が出るくらいには数学が大の苦手なので(爆)

そんな私でもワクワク出来るような仕上がりになる事を期待します。

 

出演:高橋文哉、志尊淳、小芝風花、板垣李光人、白石聖細田善彦仲村トオル

脚本:渡辺雄介(「レンタル救世主」「未満警察」「タリオ」「Dr.チョコレート」)

   三浦希紗(「明日、私は誰かのカノジョ シリーズ」「死役所」「育休刑事」)

演出:石井康晴(「逃げ恥」「テセウスの船」「クロサギ(2022)」「ラストマン」)

   平野俊一(「TOKYO MER」「マイファミリー」「クロサギ(2022)」「ラストマン」)

   大内舞子(「凪のお暇」「この恋あたためますか」「アトムの童」)

音楽:木村秀彬(「コウノドリ シリーズ」「この恋あたためますか」「トリリオンゲーム」)

プロデューサー:中西真央(「最愛」「石子と羽男」「100万回 言えばよかった」※全て編成)

主題歌:10-FEET「Re方程式」

原作 :小林有吾フェルマーの料理』

公式サイト:https://www.tbs.co.jp/fermat_tbs2023/

 

 

今日からヒットマン(10/27・テレビ朝日・金曜23時15分)★★★

 

凄腕ヒットマンとの出会いをきっかけに、主人公はサラリーマンとヒットマンの二刀流の生活を送る事になる。
主人公のドタバタの日常に抱腹絶倒しつつ、ハードボイルドの要素も加味され、ストーリーはジェットコースターのように加速していく。

 

相葉雅紀さんにハードボイルドな役…うん、ピンと来ない(笑)

そのぎこちなさも狙った上での設定とキャスティングなんですけどね。

 

先ほども書いた通り、金曜日もドラマが多いので

面白かったら視聴継続するだろうし、微妙だったら他の作品を優先して諦めるだろうし…

とりあえず、3話くらいまで見てみようかと思います。

それにしても、二重生活がテーマの作品も増えてきましたねぇ。

 

出演:相葉雅紀山本舞香本仮屋ユイカ本多力筧利夫勝村政信

脚本:オークラ (「住住 シリーズ」「ハロー張りネズミ」「ドラゴン桜(2021)」)

   山浦雅大 (「都庁爆破!※SP」「TWO WEEKS」「24 JAPAN ※脚本協力」)

監督:木村ひさし(「99.9 シリーズ」「警視庁アウトサイダー」「CODE 〜願いの代償〜」)

   中前勇児 (「スイートリベンジ」「アリバイ崩し承ります」「ハマる男に蹴りたい女」)

   片山修  (「家政夫のミタゾノ シリーズ」「七人の秘書」「波よ聞いてくれ」)

音楽:井筒昭雄 (「妖怪シェアハウス シリーズ」「民王」「月読くんの禁断お夜食」)

ゼネラルプロデューサー:大江達樹(「ドクターX シリーズ」「六本木クラス」「unknown」)

プロデューサー:残間理央(「緊急取調室4」「和田家の男たち」「ボーイフレンド降臨!」)

       神通勉 (「スミカスミレ」「アリバイ崩し承ります」「波よ聞いてくれ」)

主題歌:「」

原作 :むとうひろし今日からヒットマン

公式サイト:https://www.tv-asahi.co.jp/hitman/

 

 

きのう何食べた? season2(10/6・テレビ東京・金曜24時12分)★★★★★

 

シロさんとケンジの毎日の食を通して浮かび上がる、男2人暮らしの人生の機微や、ほろ苦くてあたたかな2人の日々をリアルに描いたseason1は、数々の記録を樹立。
正月スペシャルドラマや映画を経て、season2では、アラフィフに突入したシロさんとケンジの日常が描かれていく。

 

こちらも、お待ちしておりました…!な作品。

season1の後はSPドラマ、映画で"続き"が描かれて、

出演者のスケジュール的にも、もう連続ドラマでお会いする事はないのかもな…

と寂しく思っていたので嬉しくて仕方ありません。

 

つい最近まで、本作に向けておさらいをしていましたが(映画はまだ見ておらず)、

年月を重ねるにつれて、「ああ、うちの母親もこんな事言ってたな…」

「毎日私を想って作ってくれていたんだな…」と、

些細な言動に愛情が込められている事を新たに、改めて気づかされる作品だと思います。

 

今度はアラフィフに突入するとの事で、やっぱり避けられなくなってくるのは老後問題。

2人がどんな葛藤を見せ、どう乗り越えていくのか気になります。

 

出演:西島秀俊内野聖陽山本耕史磯村勇斗マキタスポーツ田中美佐子

脚本:安達奈緒子(「きのう何食べた? シリーズ」「おかえりモネ」「100万回 言えば…」)

監督:中江和仁 (「きのう何食べた? シリーズ」「大豆田とわ子と三人の元夫」)

   松本佳奈 (「デザイナー 渋井直人の休日」「きょうの猫村さん」「かしましめし」)

   平田大輔 (作品不明)

音楽:福島節  (「ヒヤマケンタロウの妊娠」「今夜すきやきだよ」「かしましめし」)

   澤田かおり(「きのう何食べた? シリーズ」「今夜すきやきだよ」)

企画監修:神田祐介(「きのう何食べた? シリーズ」)

チーフプロデューサー:祖父江里奈(「きのう何食べた? シリーズ」「運命警察」「初恋、ざらり」)

プロデューサー:阿部真士 (「きのう何食べた? シリーズ」「アノニマス」「吉祥寺ルーザーズ」)

       佐藤敦  (「きのう何食べた? シリーズ」「俺の家の話」「インビジブル」)

       瀬戸麻理子(「きのう何食べた? シリーズ」「溺れるナイフ ※映画」)

OPテーマ:大橋トリオ「カラタチの夢」

EDテーマ:Bialystocks「幸せのまわり湯」

原作:よしながふみきのう何食べた?

公式サイト:https://www.tv-tokyo.co.jp/kinounanitabeta2/

 

 

土曜日 

 

ゼイチョー 〜「払えない」にはワケがある〜

(10/14・日本テレビ・土曜22時)★★★

 

徴税吏員が滞納者の「お金と心」に寄り添う方法を模索し救っていく姿をスリリングに描き、時には泣き笑いの要素も入った、魂揺さぶるヒューマンエンターテインメントドラマ。

 

徴税吏員(ちょうぜいりいん)の仕事内容は、滞納されている税金を納めてもらう事。

何となく前期の「シッコウ!!」と重なりますね。

でも、普段中々注目されない職業を取り扱ったドラマってだけで、応援したくなります。

 

ただ、水10と土10は逆なんじゃないか?と思うくらいで、

サスペンスドラマもチープになりがちな土10で

放送されるっていうのが少しだけ心配…(汗)

それに、公式サイトでは「時には泣いて笑って」「魂揺さぶる」と書いてある辺り、

お涙頂戴の軽っぽい作品になる可能性もなくはありません。

ライトはライトでも、視聴者にとって馴染みやすい作りだったら良いなぁと。

 

出演:菊池風磨、山田杏奈、白洲迅松田元太、本郷奏多光石研

脚本:三浦駿斗(「警視庁いきもの係」「IP〜サイバー捜査班」「弁護士ソドム」)

演出:河合勇人(「全裸監督」「アリバイ崩し承ります」「未来への10カウント」)

   鯨岡弘識(「文豪少年!」「それってパクリじゃないですか?」)他

音楽:井筒昭雄(「妖怪シェアハウス シリーズ」「ハコヅメ」「月読くんの禁断お夜食」) 

   chakia   (作品不明)

チーフプロデューサー:松本京子(「今からあなたを脅迫します」「獣になれない私たち」)

プロデューサー:大倉寛子(「サバイバル・ウェディング」「ブラック校則」「春は短し恋せよ男子。」)

       岩崎秀紀(作品不明)

       金澤麻樹(「だが、情熱はある ※協力プロデューサー」)

主題歌:「」

原作 :慎結『ゼイチョー!〜納税課第三収納係〜』

公式サイト:https://www.ntv.co.jp/zeicho/

 

 

あたりのキッチン!(10/14・フジテレビ・土曜23時40分)★★★

 

コミュニケーション能力はゼロでも、"絶対味覚"の持ち主である大学生・辺清美が、想いを込めた料理を通して、ちょっと訳ありなお客さんの心をほぐし成長していく、ハートフル"グルメ"ドラマ。

 

久しぶりに、昼ドラや「さくらの親子丼」を制作してきた

東海テレビらしさを彷彿とさせる作品が来ましたね。

コミュニケーションは苦手でも、その人の良さを認めてくれるという設定も好みです。

今期の裏の深夜ドラマはどちらも食指が湧かないので、本作でほっこりします…。

(と言っても、毎回録画視聴になりそうなんですけどね。)

 

出演:桜田ひより窪塚愛流、工藤美桜、峯村リエ原沙知絵渡部篤郎

脚本:橋本夏   (「ゴシップ」「オクトー」「アイゾウ」「わたしのお嫁くん」)

   ニシオカ・ト・ニール(「テレビ演劇 サクセス荘 シリーズ」「働かざる者たち」「リエゾン」)

演出:岩田和行  (「福家警部補の挨拶」「竜の道」「雨に消えた向日葵」)

   菊川誠   (「女子高生の無駄づかい」「江戸モアゼル」「純愛ディソナンス」)

   本間利幸  (「左ききのエレン」「アイゾウ」「先生のおとりよせ」)

   木下高男  (「メゾン・ド・ポリス」「彼女はキレイだった」「ばらかもん」)

音楽:MAYUKO(「逃げ恥」「おいハンサム!!」「真夏のシンデレラ」)

   眞鍋昭大  (「カナカナ」「PICU 小児集中治療室」「合理的にあり得ない」)

企画:市野直親  (「最高のオバハン 中島ハルコ シリーズ」「おいハンサム!!」「グランマの憂鬱」)

プロデューサー:遠山圭介(「限界団地」「おいハンサム!!」「三千円の使いかた」)

        貸川聡子(「無痛」「警視庁いきもの係」「忍者に結婚は難しい」)

主題歌:ざきのすけ。「オレンジ」

原作 :白乃雪『あたりのキッチン!』

公式サイト:https://www.tokai-tv.com/atarinokitchen/

 

 

日曜日 

 

下剋上球児(10/15・TBS・日曜21時)★★★

 

ごく普通の教師が、現代社会の教育や地域、家族が抱える問題に関わりながら、弱小高校野球部で"下剋上"を起こす姿を描く、ドリームヒューマンエンターテインメント。

 

弱小高校野球部が鍛錬を重ねて強くなる…という設定自体は、

爽快さや希望をもたらすのがお得意な日曜劇場においては

もはや定番の話ではあるんですが。

今までと違って「お?」と思わせるのは、新井順子プロデューサー、塚原あゆ子監督という、

金10で数々のヒット作を生み出してきたスタッフが集っているって所なんですよねぇ。

そして、脚本家が奥寺佐渡子さんとなると「最愛」スタッフ再集結な訳で…

ますます新鮮味を感じます。

 

金10スタッフ×日曜劇場でどんな化学反応を起こすのかは気になります。

しかし、唯一の懸念点は、野球部の育成のみならず、現代社会の教育や地域、

家族の問題にも踏み込んでいくらしいストーリー構成にありますかね…。

風呂敷を広げ過ぎず、ちゃんと野球部で関連性を持たせた話になると良いのですが(汗)

 

出演:鈴木亮平黒木華井川遥生瀬勝久小泉孝太郎小日向文世

脚本:奥寺佐渡子(「Nのために」「リバース」「わたし、定時で帰ります。」「最愛」)

演出:塚原あゆ子(「アンナチュラル」「最愛」「わたしの幸せな結婚 ※映画」)

   山室大輔 (「グランメゾン東京」「俺の家の話」「100万回 言えばよかった」)

   濱野大輝 (「婚姻届に判を捺しただけですが」「ペンディングトレイン」)

音楽:jizue(「星合の空 ※アニメ」)

編成:黎景怡 (「半沢直樹2」「ドラゴン桜(2021)」「君の花になる」※全てプロデューサー)

   広瀬泰斗(作品不明)

プロデュース:新井順子(「アンナチュラル」「着飾る恋には理由があって」「最愛」「石子と羽男」)

主題歌:Superfly「」

原案 :菊池高弘『下剋上球児』

公式サイト:https://www.tbs.co.jp/gekokujo_kyuji_tbs/

 

 

たとえあなたを忘れても(10/22・テレビ朝日・日曜22時)★★★

 

夢を失い生活苦に陥ってしまった女性と、記憶障害を抱えながらも、キッチンカーを運営し懸命に生きる男性が奏でる、切なくも美しいヒューマンラブストーリー。

 

テレ朝日10枠第3弾は、浅野妙子さんによるオリジナルのラブストーリー。

浅野さんの脚本って、ラブストーリーもそうなんですが、

登場人物に複雑な事情を絡ませて、話をボリューミーに見せる事が多いイメージにあります。

 

予告映像はまだちょろっと程度しか分かりませんが、

ポスタービジュアルから漂う儚げで繊細な雰囲気は悪くないと思います。

まぁ少なからず、「恋なんて…」みたいなトンデモ作品にはならないかと…w

 

出演:堀田真由、萩原利久風間俊介岡田結実畑芽育檀れい

脚本:浅野妙子 (「黄昏流星群」「恋なんて、本気でやってどうするの?」「プリズム」)

演出:大谷健太郎(「花にけだもの シリーズ」「推しが武道館行ってくれたら死ぬ シリーズ」)

   髙石明彦 (「私の卒業 シリーズ」「推しが武道館行ってくれたら死ぬ シリーズ」)

音楽:平野真奈 (「女の戦争〜バチェラー殺人事件〜」「42-50 火光 ※映画」)

   福廣秀一朗(「女の戦争」「ドクターホワイト」「何曜日に生まれたの」)

企画・プロデュース:清水一幸 (「日曜の夜ぐらいは…」「何曜日に生まれたの」)

プロデューサー:辻知奈美 (「推しが武道館行ってくれたら死ぬ シリーズ」「ガチ恋粘着獣」)

       髙石明彦 (「花にけだもの シリーズ」「恋なんて、本気でやって…」)

       高橋香奈実(「つまらない住宅地のすべての家」「神の手 ※SP」)

主題歌:由薫「Crystals」

原作 :オリジナル

公式サイト:https://www.asahi.co.jp/anawasu/

 

 

セクシー田中さん(10/22・日本テレビ・日曜22時30分)★★★

 

地味なアラフォーOL・田中さんの裏の顔は、超セクシーなベリーダンサーだった。
見ながら「私も明日、背筋を伸ばして頑張ろう」と元気をもらえる、"9笑って、1泣ける"ラブコメディー。

 

「明日の活力となる日曜ドラマ」は、今期はどっちかと言うと本作な気がしています。

日10枠は、考察を強いるミステリーやサスペンスよりも、

コメディタッチや明るめな作風の方が当たると前々から思っているので、

本作ももれなく、肩の力を抜いて楽しめる作品になっていたら良いなぁと。

…でも、ラブコメディーってどういう事!?(笑)

 

出演:木南晴夏、生見愛瑠、毎熊克哉、川村壱馬、前田公輝、安田顕

脚本:相沢友子(「ミステリと言う勿れ シリーズ」「人は見た目が100パーセント」「トレース」)

演出:猪股隆一(「家売るオンナ シリーズ」「コントが始まる」「リバーサルオーケストラ」)

   伊藤彰記(「ハケン占い師アタル」「ハコヅメ」「だが、情熱はある」)

音楽:(「」「」「」)

チーフプロデューサー :三上絵里子(「二月の勝者」「初恋の悪魔」「こっち向いてよ向井くん」)

プロデューサー:大井章生(「束の間の一花」「ノンレムの窓 2023・新春 ※SP」)

       田上リサ(「過保護のカホコ」「ハコヅメ」「家庭教師のトラコ」「紅さすライフ」)

主題歌:「」

原作 :芦原妃名子『セクシー田中さん』

公式サイト:https://www.ntv.co.jp/tanakasan/

 

 

帯ドラマ

 

ブギウギ(10/2・NHK総合・月〜金曜8時)★★

 

ヒロインのモデルは戦後の大スター笠置シヅ子
「東京ブギウギ」や「買物ブギー」など数々の名曲とともに、日本の朝にあふれる笑顔をお届けする。

 

朝ドラヒロインにぴったりなんじゃないか…と思っていた趣里さんと、

この方の書く朝ドラが見たい…と思っていた足立紳さんのタッグが見事実現。

でも、期待度が星★2つのままなのは、朝ドラには大きな魔物が潜んでいるから(笑)

いつも書く事は同じです。どうか、後半から失速しないで欲しい…それだけです。

 

出演:趣里、草彅剛、菊地凛子蒼井優、水上恒司、水川あさみ柳葉敏郎

作 :足立紳(「嘘八百 シリーズ ※映画」「六畳間のピアノマン」「拾われた男」)

   櫻井剛(「表参道高校合唱部!」「4分間のマリーゴールド」「あなたのブツが、ここに」)

演出:福井充広(「おんな城主 直虎」「ディア・ペイシェント」「大富豪同心2」)

   鈴木航 (「スカーレット」「閻魔堂沙羅の推理奇譚」「青天を衝け」)

   二見大輔(「半分、青い。」「伝説のお母さん」「カムカムエヴリバディ」)

   泉並敬眞(「スカーレット」「六畳間のピアノマン」「カムカムエヴリバディ」)

   盆子原誠(「ごちそうさん」「西郷どん」「おちょやん」「わげもん」)他

音楽:服部隆之(「イチケイのカラス シリーズ」「ラジエーションハウス シリーズ」「陸王」)

制作統括:福岡利武(「あさが来た」「ひよっこ」「なつぞら」「青天を衝け」)

     櫻井壮一(「西郷どん」「おちょやん」「あなたのブツが、ここに」)

プロデューサー:橋爪國臣(「青天を衝け」「あなたのブツが、ここに」)

主題歌:中納良恵(EGO-WRAPPIN')「ハッピー☆ブギ」

原作 :笠置シヅ子の人生がベース

公式サイト:https://www.nhk.jp/p/boogie/ts/NLPYVZYM29/

 

 

番外編

 

おいしい給食 season3(10/9・テレビ神奈川 他 ※放送日時は各局別)★★★★

 

season1,2でライバルだった生徒・神野ゴウの卒業を経て、甘利田が新たに赴任してきた地は、函館。
新たなライバルとの闘いはもちろん、北の地オリジナルの献立や食材も紹介しながら、今回も「笑って泣ける学園食育エンターテインメント」をお届けする。

 

今度は北海道まで飛び出すそうで。

隣町じゃなくて、担当地域からはるばる遠く離れた地域に

教師が異動する事ってあるの!?というのは置いといてw

何はともあれ、また続編が見られるのは嬉しいです。

 

season2を見た母親も、最終回をもう一度見て寂し泣きするくらいには

すっかりお気に入りとなった本作。

北海道なので、ご飯もより美味しそうなんだろうな…

ロケーションの良さも、ちょっとだけでも感じられると良いですよね。

(※感想は多分書きません)

 

出演:市原隼人、大原櫻乃、六平直政高畑淳子小堺一機

企画・脚本:永森裕二(「おいしい給食 シリーズ」「人狼ゲーム シリーズ」「ねこ物件 シリーズ」)

監督:綾部真弥(「おいしい給食 シリーズ」「ねこ物件 シリーズ」「声優探偵」)

   田口桂 (「おいしい給食 シリーズ」「ねこ物件 シリーズ」「隣の男はよく食べる」)

音楽:(「」「」「」)

プロデューサー:(「」「」「」)

主題歌:「」

原作 :オリジナル

公式サイト:https://oishi-kyushoku3.com

 

 

まとめ

 

期待度ランキングをTOP5で付けるならば...

1位 きのう何食べた? season2(テレ東・金深夜)

2位 コタツがない家(日テレ・水10)

3位 大奥(NHK総合・火10)

4位 時をかけるな、恋人たち(フジ・火11)

5位 おいしい給食 season3(地方局)

といった感じ。

 

なんと、5作品中3作品が続編です。

個人的には、仮に秋ドラマが微妙だったとしても

「何食べ」「大奥」「おいしい給食」加えて「ミタゾノ」の4作品があればそれで良い!

と思っているくらいです(笑)

とは言いつつ、金子茂樹脚本に、永山瑛太さん×吉岡里帆さん×上田誠脚本の深夜ドラマに、

「silent」や「最愛」スタッフ再集結作品に、1日を1クールで描く挑戦的な作品に…と、

改編期に放送される秋ドラマらしく(?)、

全体的に気合いの入ったラインナップになっているように感じます。

 

それにつられて、初回をチェックするつもりの作品本数が25本と、

今期もかなり多くなってしまいました。

最近は11時以降は眠気が襲ってくるから、深夜ドラマのリアタイ頻度は減ってきているし、

自分のキャパの問題もあるので、減らしたい減らしたい…っていっつも思っているのにw

まぁ、早めの段階で見極める事が大切ですね。

 

少し脱線して…世間でザワついている役者さん被りについては、本当に増えてきましたねぇ。

2クールならまだしも、3クール、4クール連続でお見かけする方が多いです。

あえて名前は挙げませんが、今年に入ってからパターン化されていて新鮮味がないというか…

役者さんってこんなに少なかったっけ?と疑問に思う事がよくあります。

 

以前、この事象について触れていた記事を読んでいまして。↓

二宮和也阿部寛も連投、4作出演のジャニ俳優も! 連ドラ「同じ役者ばかり」の裏に「視聴率急落」テレビ局の「安定志向」(Yahoo!ニュース)

一部を抜粋すると、「(配信系サブスクリプションサービスの台頭により)

低視聴率の連発で、テレビ局では企画段階で大失敗しないことが求められ、

ある程度の演技が期待でき、知名度のある役者という“安定した面々”が

重宝される傾向にあるのでしょう」と書かれています。

 

要は、世間の評判やスポンサーとの関係の維持重視で、

どんどん冒険しづらくなっちゃっているんでしょうね。

ただ、それが原因なのか、地上波のテレビドラマに出演される役者さんや、

地上波のテレビドラマの執筆を担当される脚本家が

減ってきている(WOWOWNetflixなどに流れていっている)訳で、何だか悪循環ですね。

 

でも今期は、大沢たかおさんや中谷美紀さん、吉岡秀隆さんが

久々にご出演されるので、そこは楽しみです。

深夜ドラマやごく一部のプライム帯でも良いので、

こうして若手からベテランまで、その人の持つ魅力を発掘して

ドラマ全体が徐々に活性化していったら…と思います。これは、ほんの願いです。

 

***

 

ではでは、個人的ヒット作が出て来れば良いなぁと願いつつ...

秋クールのドラマを楽しみに待ちましょう(´∀`)

最後まで閲覧ありがとうございました!

 

 

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パリピ孔明 1話 感想|アヴちゃんのキャスティングは天才!

 

 

本作の初回放送日までに秋ドラマの「視聴リスト&期待度」の投稿が間に合わなかったので、

視聴前に感じた事を絡めながら、感想を書いていこうと思います。ではでは…

 

原作は未読、アニメも未視聴。

でも、アニメを普段あまり見ない私でも、本作の名前は知っておりました。

そんな有名作の実写化の脚本を担当されたのは、根本ノンジさん。

「監察医 朝顔」「ハコヅメ」「サ道」「正直不動産」など、

もはやその道の専門家と呼べるほど

数多くの原作の実写化を任されている脚本家ではありますが、

個人的には作品の良し悪しが激しいイメージが強くて…。

特に最近だと「祈りのカルテ」「合理的にあり得ない」と

コメディパートが空回りしている作品が続いたので、

本作も出オチで終わってしまうんじゃないか?という心配を抱きながら

初回を視聴する事となりました。

 

で、初回を見た感想は…「なるほどね」といった所でしょうか。

変な感想ですけど(笑)

正直、私としてはイマイチ掴みどころがなくて、面白い!までは行かなかったんですよねぇ。

それは多分、現代の渋谷に中国の偉人が現れるというトンデモ設定なら

突飛な描写をしてくれるだろうと期待していた節があったのかもしれませんし、

序盤のテンポの悪さと、コメディとシリアスの緩急の鈍さも

関係しているのかもしれません。

まぁ要するに…予想よりもしっとりした作風に面を食らったんだと思います。

 

じゃあなぜ「なるほどね」と感じたのかと言えば、

初回で、本作が何を描こうとして、どんな方向性で行くのか

スッと理解出来る内容になっていたからなんですね。

分析力に長け、ずる賢いやり口をする孔明向井理)が、

ダイヤモンドの原石である英子(上白石萌歌)を一人前の歌手にするまでサポートする。

キャラクターの立たせ方が意外とちゃんとしていたのはもちろん、

三国志での技が回収される形で、英子の集客作戦に取り入れられていたので

三国志を全然知らない私でも勉強になりつつ楽しめました。

 

先ほどは面を食らったとは書きましたが…内容全体を通して見れば、

当時とのギャップに戸惑うコミカルなくだりを長々とやらず、

手を組んでから孔明の優秀さを示すまでの流れをスムーズに描き切ったのも英断でしたし。

毎回孔明が、現代人の想像斜め上を行く策を披露する展開が用意されているんだとしたら、

今度はどうするんだろう?なんて

次の話にちょっとだけ興味が持てる仕上がりになっていた気がします。

 

肝心の音楽方面も、力の入りようが凄かったですね。

アニメ版は見た事はないので分かりませんが…

恐らくそっちでは曲自体を作り込んでいる代わりに、

本作では、例えば今回だったら「アヴちゃんが歌ってる!」

「菅原小春さんがパフォーマンスしてる!」「関口メンディーさんって歌も歌えるんだ!」など、

実際にアーティストとして活躍されている方をキャスティングする事で

サプライズを生み出しているのが特徴的です。

バックダンサーも本格的で、まるでライブを見ているかのような錯覚にも陥ります。

これらの手法はテレビだからこそ実現出来る訳で、

テレビならではの持ち味を分かって、存分に活かしている所は流石だなぁと思わされました。

 

そして、音楽パートの演出も何気に良くて…

誰かが歌を披露する際に歌詞が表示されるんですけど、毎回ではないんですよね。

表示されたのは、孔明が聞き惚れたらしい英子の最初のシーンと、

英子が歌手の道を改めて目指すきっかけとなった

マリア(アヴちゃん)のシーンと(高音の響きが素晴らし過ぎた…惚れ惚れ)、

英子にとって後のライバルとなるミア(菅原小春)のシーンと、

重要人物になる事を示唆している前園(関口メンディー)のラストシーンの4回。

どれも誰かのターニングポイントとして意味のあるものになっていて、

視聴者には「ここは重要だからしっかり見た方が良いよ」と

教えてくれているかのようでした。

 

前作に続き、「自分には才能がない」と悩み苦しむ英子だったけれども、

彼女の歌を聴いた孔明は、彼女の歌なら間違いなくお客さんを引き止めてくれると信じて

あの作戦をとった。

争い事を起こさない、全ての人に光が当たるような穏やかな世界を現代で作ろうとする

孔明の誠実さと優しさが滲み出た結末も、さり気ない人情味を感じさせてほっこりしました。

本作が9月スタートなのも、

12月上旬と中旬に放送される「FNS歌謡祭」に合わせての事でしょうから…

もしこのまま好評だったら、役のまま飛天でパフォーマンスを披露するなどして

ぜひともコラボして欲しい限りです。

 

という訳で、とりあえず、裏のドラマが始まるまで(3話まで)は感想を投稿すると思います。

4話以降は…裏と相談しながら継続するか決めようかな?

あっちは金子脚本ですからねぇ…

両方は中々最後まで書けないのもあって、ドラマ被り、本当に困ったもんです(笑)

 

 

↓次回の感想はこちら↓

 

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トリリオンゲーム 10話(最終回) 感想|2人のワガママはまだまだ止まらない!

 

 

放送から1週間以上経ってから書くんかい…遅っ!!今更!?

ってツッコミがあちこちから聞こえてきそうですし、どうせ読まれないかもしれませんが(苦笑)

最終回なので、日付をいじらずに感想を投稿する事にしました。

ではでは、内容の方をば…

 

最終回もまぁ〜、良くも悪くもサクッと終わりましたね。

ハル(目黒蓮)のトレードマークである青いスーツが、ドラゴンバンクに寝返って以降

徐々に黒いスーツや黒いネクタイへ…最終的にはシャツも黒く染まる事で

彼の心境の変化を仄めかす見せ方にはゾクゾクさせられたんですけど、

「実はこうで…」と手の内を明かし始めたのが放送開始から約17分だったのが

いくらなんでも早過ぎました。

前にも書いた通り、私たち視聴者はハルがハッタリをかますのを知っていて、

今の発言もどうせ作戦なんでしょ?あとでひっくり返すんでしょ?と思いながら見ているので…

ギリギリまで引っ張って欲しかったですし、もっと動揺したかったです。

これが、緊迫感をイマイチ演出出来ていないと感じた1つ目の原因ですかね。

 

もう1つは、黒龍國村隼)をギャフンと言わせるまでの過程です。

馬の置物の目に監視カメラを仕掛けていた所は

やはり一枚上手の人物はこうでなくっちゃ…と感心したんですが、

自分のパソコンのカメラがいつの間にかハッキングされていたって、

大ボスとしてはチョロくないですか?(笑)

大体、ガク(佐野勇斗)が作業員の格好で社内の機密情報を盗んだついでに、

パソコンを2台使ってハッキング作業もしていたんなら、

その様子も馬の目のカメラに収められているはず。

黒い大企業らしく不正献金疑惑の方は隠蔽し、

不法侵入&情報窃盗をしたトリリオンゲームの行為を世に晒すと脅迫する形をとっていたら、

優勢だった2人が窮地に追い込まれていたと思うんですけど…

そこはスルーして、まんまと言いくるめられてしまった辺りに、

ちょっとした都合の良さは感じてしまいましたね。

 

全体を通して言えば…黒龍の脅威の描写にしても、

國村さんの威圧感漂わせる佇まいは、ベテラン役者ならではの説得力を感じさせたのですが、

「パクッといただく」具体例でやっている事は

ライバル会社のアイデアのパクリばっかりだったのがワンパターンで、

悪役としては魅力的に映りにくかったと言いますか。

むしろ、秘書・長瀬(竹財輝之助)がトリリオンゲームの社員に協力してもらって

やった行為の方が恐ろしく見えちゃって(笑)

ハルもハルで…最終回にしてようやく罪を問われていましたけど、

それよりも前に詐欺や偽造といろいろ悪事を働いていた訳で。

世間の流行に流されていく中で、会社が様々な事業に踏み込んでは

急スピードで大出世している事に

不信感を覚える人がどこかしらにはいただろうし、

有名になればなるほど注目度が上がって、記者に実態を目撃されるなんて事もあっただろうに…。

そういったリアリティはなく、「そんなに上手く行くのか?」という不安をよそに

トントン拍子で成功していったのが、

個人的にはあまりハマれなかったんだと思います。

 

仮に成功するのは良いとしても。

例えば、後半戦に突入して以降、

記者のパパラッチでハルの行為が記事で暴露されそうになるとか、

ハルの暴走を止める描写を強めるなどして

社内での衝突や葛藤が色濃く描かれていたら、また作品への印象も違っていたのかもしれません。

 

じゃあ、ここまで物足りない部分を書いておいて、

なぜ最後まで感想を書き続けたのか?と聞かれたら、

本作の描く「友情」「信頼」に惹かれたからなんですよね。

ハルがガクにも活躍の場をしっかり設けてくれたり、

ガクが何か成果を成し遂げた際には、ハルが笑顔を浮かべていたり…

ビジネス面は微妙でも、「相手に託す」姿が一貫して描かれている所がお気に入りで

見ているようなものでした。

凛々(福本莉子)も含めて、人間関係が苦手で口下手だからと言って、

社会で通用しない訳じゃない。その人の良さを見てくれている人は必ずいると。

2人と同い年くらいの時に就活に苦労して、

自分に自信が持てなくなった時期があった私が強く共感したように、

そんな不器用な人々にエールを送ってくれているかのような作りに

心を突き動かされた視聴者もいたんじゃないかな…と思うのです。

 

未完の原作を実写化するとなると、最後の方は大抵惜しい作りになってしまいがちですが、

本作の場合は若者らしい勢いはそのままで、小気味良さ溢れるラストになっていましたね。

未来パートについても、ちゃんと納得いく形で収まりましたし。

「終わり良ければすべて良し」とはまさにこの事で、

2人は今度はどんな作戦を仕掛けてくれるんだろう?とワクワクしながら

見終える事が出来たのは良かったです。

 

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PS.ここからは超個人的な事を。

後半は遅れ投稿になりつつ…金曜日のドラマの感想、久しぶりに最終回まで書いたぞ!!

金曜日と土曜日は次の日が休みなのを良い事に、疲れがドッと溜まって寝落ちして、

時間が経ってから書こうとしても面倒臭くなって

つい途中で諦めてしまいがちなので(汗)←言い訳ですみません^^;

来期は「何食べ」がありますし、土10も悪くなさそうな感じなので、

金土どっちも書きたいなぁ。