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推しの王子様 1話 感想|社員に王子様扱いされないおディーン様(泣)

 

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当ブログは基本的に、当時感じた事を書き残す備忘録のつもりで運営しているので…

視聴前から事情を知ってしまっている以上は、書かせて欲しい。

もう今後は二度とその事には触れないと誓うから、書かせて欲しい。

主人公…深キョンのパターンも見てみたかったなぁ…と思ってます(泣)

 

推しとの出会いも、映像の質感も、演出も、軽く楽しめるラブコメというよりかは、

まるで夢の時間を過ごしているかのようなディ◯ニーっぽい世界観に近い。

その世界観と調和のとれる役者さんに、ディーン・フジオカさんと深田恭子さんを

キャスティングしたって所なんでしょうけど、

クールで仕事の出来そうなイメージのある比嘉愛未さんとなると

妙に現実味が出てきちゃって、ファンタジーな作りの本作からは

浮いてしまっている印象の方が強かったんですよね。

代役が決まってからどこまで設定を変更したのかは不明ですが…

ズレを少しでも埋めるために、台詞や言葉遣いを比嘉さん寄りにしたり、

良い意味で浮世離れした佇まいのディーンさんの魅力が主要人物を食ってしまわないように

ご本人自らが抑えめ(に見える)の演技をしたりと、

キャストのバランスに合わせて調節して行っている感じがしました。

 

ただ、まだ会ったばかりの怪しい若者を簡単には受け入れないという

案外冷静な思考の持ち主である所、元経理部で現在はバリバリ活躍する人気社長という設定には

説得力があって、途中から魅力的に映ったのも事実。

初回の放送が終わった頃には、航(渡邊圭祐)を一人前の人間に育て、

時には母のような優しさも見せる泉美(比嘉愛未)の姿を見守っていきたい…と

思えるほどになりました。

 

内容自体も、素材は良いのに活かせられていなくて勿体ない男性をモテ男に育てる

よくある"育成ゲーム"じゃなくて、お互いの出会いを通して

人生や物事の考え方も根本的に変えていく"成長と気づきの物語"の方向になりそうで、

ちょっと期待出来そうな気がしています。

推しがいる事の幸せを見つめ直す泉美と、

生きる活力を与えてくれるモノ=推しに出会う模索の旅を始めてみる航。

本作が何をテーマにして描きたいのかが映像で見えてきましたし、

王子様を安易に俺様キャラにしないとか、航が推しに似ているからって

何でも都合良く解釈して甘やかさないとか、

「いやいやそれはないでしょ〜」っていう視聴者の違和感にも事前に配慮しながら

ファンタジーな世界観を純粋に楽しませようとしている所を踏まえると…

もしかしたら掘り出し物になるのかもしれません。

 

ただのおバカちゃんというよりかは、現在に至るまでに何か訳ありな事情が隠されてそうな

航の過去も気になりますし、これは視聴決定ですね。

面白くなると良いなぁ。

 

…最後に余談ですが、おディーンさんは当て馬確定なんですかね?

身近に王子様がいるのに、なぜか誰も惚れない不思議(笑)

 

 

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緊急取調室(2021) 2話 感想|前後編をやっても完結しないとは!

 

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ええ〜〜…宮越(大谷亮介)の件は最終章まで引っ張るんか〜い!

それなら、ますます前後編にした意味がないような(笑)

本題である取り調べシーンにしても、15分過ぎになって開始するという遅さ。

前回と合わせると約80分間待たされた事になる訳で…

前回に収まりきらなかった分を描いているのか?とも思える事件捜査のシーンや、

ホワイトボードを通して事件内容をまとめるくだりが盛り込まれるもんだから、

いつまで経っても前菜ばっかりで、心待ちにしていたメインディッシュの女優対決が

中々来ないもどかしさを感じてしまいましたよ…。

桃井かおりさんの演技を味わうのも考慮したら、

一気に2時間で描ききってしまった方が余韻を味わえたかもしれないのに、

この構成は勿体ないです。

 

でも、内容はどうであれ、やっぱり長年キャリアを積まれているお2人は凄いな…と。

会話の応酬だけで自然と「2人の生き様の対比」や「大國の変化の兆し」を

浮かび上がらせるなんて、早々出来ない事でしょう。

過去の栄光やカリスマ時代の自分に囚われ、

「勝利か死か」という言葉がダサいのを自覚していない悲しい元活動家と、

笑ったり喋ったり、ドーナツを食べて美味しいと言ったりしている方が幸せだと胸を張る警察官。

真壁(天海祐希)とぶつかっているうちに当時の輝きを取り戻し、

自信に満ち溢れた姿を見せる大國には、どえらいものを見せつけられた感覚を覚えました。

彼女の人生はまだ始まったばかりなのだと思える

ラストのドーナツ差し入れシーンも、個人的には爽やかさがあって好み。

 

ところで、気になるのは…

あの50年前の回想…桃井かおりさんご本人なんですかね?

顔はおそらくCGを使っているとして、話し方もご本人な気がしたんですけど…

そこらへんの詳細を知りたいです(笑)

 

 

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ハコヅメ〜たたかう!交番女子〜 2話 感想|ドジはドジでも伸び代のあるドジが良い

 

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月曜日と火曜日で溜まったイライラを本作が浄化してくれる(笑)

でも、キャラクターのボケやツッコミモノローグに笑って癒される

ただの"ほのぼのコメディ"じゃなくて、

それぞれのやり方で目の前の仕事に真摯に取り組む姿に敬意を払いたくなる

"お仕事人情エンターテインメント"にきちっと仕上げている所が良いんですよねぇ…。

やっぱり、今期の中でも当たりだと思いますよ。

 

構成に関しても、初回はどうしても新人警官・川合(永野芽郁)の紹介や

彼女の性格と警察業界のズレを描く初期設定を盛り込まなければならなかったために、

存分に本領発揮出来ていない感じがあったのに対して。

今回は説明が終わって通常営業になったからか、アバンの時点で笑えるポイントを押さえて、

前半はコメディ、後半はシリアス&人情のメリハリを更に強くさせた事で、

ますます原作由来の独特な世界観が出来上がっていたような気がしました。

このメリハリを"落差"と捉える視聴者も出てくるかもしれませんが、

両方とも「親身になって川合を教育する藤(戸田恵梨香)の頼もしさ」を描いている点では

共通しているので、私としては、振り幅が大きくて面白い!と好意的に見ております。

 

そして、前回の感想でカットした部分も含めて、

本作の何が一番好きかを書くとするなら…

川合を典型的なドジっ子に仕立て上げない所。

多分、この手の主人公を描くドラマだったら、

トロール中にうたた寝したり、学校内で校歌を歌いながら肝試ししたり、

ラブホテルで勝手に見学したり、うっかり音を鳴らして作戦が失敗しそうになったり…といった

厄介で周りをかき乱す印象をつけさせて、

「なんだこの新人は!」と反感を買わせて終わらせがちだと思うんですが、本作はそうしません。

何と言うか、ドジでマヌケでも応援したくなるように

丁寧に描写されているなぁ…と感じられます。

 

前回の事情聴取のシーンで分かった「警察官にはない親しみのあるオーラ」「感情移入のしやすさ」

「相手と打ち解け合える巧みな話術」という川合ならではの良さを、

今回では、夜まで一緒に指輪を探すシーンや、

彼氏が窃盗犯だった痕跡が出てきてショックを受けないようにと隈なく調べるシーンに活かす。

脚本方面では、交流のあった松原(山口まゆ)の大切なイヤリングが実は盗品で、

警察官の立場上、家宅捜査をしなければならない…

でもそうしたら彼女の幸せを奪う事になってしまう…

だからと言って、戦力外で何もしないままなのは悔しい…という心の揺らぎを表す台詞を

あえて書かずに、視聴者の想像力に委ねてみる。

 

(原作の力もあるでしょうけど)設定にブレが生じないようにする

スタッフの真面目さが伝わってくるし、

彼女は彼女なりに一人前の警察官を目指していく成長物語としても見応えがあります。

 

日テレドラマらしからぬ(←こら…w)ご遺体の検視のシーンもじっくり描いてくれるし。

川合に警察官としての責任感を持たせるきっかけを与える藤や伊賀崎(ムロツヨシ)が

新人目線になって指導出来る人だから、

たとえ事件が小規模だったとしても、出世争いや上層部の陰謀がなくても、

上手くいって、つまづいて、助言をもらって、また頑張って…

そんな彼女達の1日を見ているだけで十分楽しい。

 

しかし、藤が優しい理由と、伊賀崎が最低限の仕事をしてズルをすると言っていた理由は、

どうやらかつていた新人(?)の存在が絡んでそうですねぇ。

川合と似たような新人で、厳しく接していたら

そのプレッシャーから自殺してしまった過去があったのか。で…変わろうとしたのか。

あんまり深刻な方向には行って欲しくないですが、どうなるんでしょ。

 

 

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プロミス・シンデレラ 1話 感想|悪趣味なゲームに付き合う気持ちが分からない…

 

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火9はパワハラ。火10はセクハラ。 

火曜日はハグの日からハラスメントの日になったらしい。

2時間連続、高圧的な態度をとる準主人公に…

「ババア←27で!?」「ばい菌」「ブス」の悪口の連呼、女性同士の小競り合い、

(性)暴力まがいの行動を笑いのネタとして消化する風潮…

正直もうキツイですし、「まだこんな描き方をするドラマがあるの?」とすら思っています。

でも、原作ファンからすると、内容は原作に忠実らしいので…

私が合わないだけなんですね。そうですね(汗)

 

金無し宿無し職無しの三重苦を背負う主人公が、ある日ひょんな事から男性にゲームに誘われ

お金欲しさに乗っかるという設定は、前期の「レンアイ漫画家」の恋愛ミッションと大体同じ。

弁護士の存在が皆無である非現実な設定で、どちらもあり得ないと思いながら見ていましたが、

「レンアイ〜」の方は、主人公が時折見せる不器用な一面に興味が湧いた一方で、

壱成(眞栄田郷敦)の方はただの感じ悪い高校生という印象だけが

残ってしまったのが残念でした…(比較してしまってすみませんが…)。

 

ブコメを描くんだったら、やっぱり共感したくなる登場人物がいて、

後に結ばれるであろう2人の未来を応援したくなる物語であって欲しい…というのが私の考えです。

その上で肝となってくるのは、「役とキャストの組み合わせ」「心情描写」の2点。

 

まず、視聴前に感じた通り、眞栄田郷敦さんが高校生ではなく、

むしろ痛いチンピラに見えてしまうのが致命傷だと思います。

一応補足すると、本人の問題ではなく、キャスティングの問題です。

老舗旅館の息子で世間知らずでも別に良いんですが、

バカだのブスだの悪口を吐く姿とか、荷物背負わせじゃんけんといった小学生じみたいじめとか、

実年齢よりも程度の低い行為をやらせるシーンを見ると…純粋にカッコ悪い。

カッコ悪いイメージが先行するから、魅力的には映りにくい。

 

火10枠はたまに"年の差恋愛"を題材とした作品を流す傾向にあり

(例えば「初めて恋をした日に読む話」中学聖日記」)、

それで話題になったのを参考にして本作も10歳差の設定にしたんでしょうけど、

年齢に合わせて原作の設定をドラマ用に変更するなり、

思い切って、華奢な佇まいで、無名に近い新進気鋭の俳優をプッシュするなりしてみた方が

ドラマ内での違和感を減らせたんじゃないかと思います。

ちなみに、岩田剛典さんも兄役には見えません…(汗)

 

そして、内容自体に関しては、原作の流れに沿って物語を進めて行っているためなのか、

「なぜ早梅(二階堂ふみ)が人生ゲームに付き合う気になったのか」

「なぜ2人は惹かれ合うようになったのか」の、お互いの心情変化の過程が伝わりづらいです。

何と言うか…初期設定を盛り込んだ初回らしい内容にはなっているんだけど、

関係性の方はいつの間にか4,5話くらいまで進展していて、

妙に置いてけぼりにされている感じに近い。

他人の人生を弄ぶ人を庇おうとするのも分からないし、

見ず知らずの女性に勝手に恋敵扱いされてシャンパンかけられた時点で

私だったらキレてすぐその場を出て行くし

(そして旦那が仕事中に家に帰って通帳や押印を取り出しては、

弁護士に慰謝料の事相談しに行くし)。

壱成が彼女を気にするようになるのはまだ理解出来るんですが、

さっきまで「おもしれー女」として見ていたのに

木陰のシーンでは骨抜きになっているのが急過ぎて…。

仲良く走り回っているのも含めて、ポカーンとしてしまいました…。

 

唯一良かったのは、強気な女性とショートカット姿の二階堂ふみさんが

結構合っているという所だけですが、

前半までの展開にあまりにも不快感が残るので、せっかくのスカッと劇場も

取って付けたように感じてしまって、チャラにはなりませんね。

 

同じイライラする内容でも、壱成はたまに的確な言葉は残すから、

火9の毒舌男よりかはマシなのかもしれませんが…

これまで書いた通り、もう感じ悪い男性を見るのは懲り懲りですし、

諸々の描写に共感出来ないので、本作は初回でリタイアといたします。

まっ、火9もレッドカードが出る寸前なんですけど…。

 

 


彼女はキレイだった 2話 感想|宗介がサイコパス過ぎて普通に怖い。

 

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原作があるのに…

ファッション雑誌業界が舞台の話、宗介(中島健人)が副編集長…という設定が

ただの"お飾り"に見えてきてしまって仕方ないんですよねぇ。

人気雑誌の廃刊の危機が迫っているにもかかわらず、なぜか他人事な編集長。

本来は社内の歳の近い先輩が教育係につくはずが、結果的に親友である梨沙(佐久間由衣)に

付き合ってもらっちゃっている(その割には髪型のオシャレには触れない謎)。

そこらへんはフィクションだからと超好意的に解釈すれば良いけれども、

準主人公である宗介を副編集長にした以上は、仕事が出来る部分もサラッと描いてもらわないと、

「なぜ若い彼が??」という疑問だけが残って、話に入り込みづらくなってしまいます。

 

基本的に傍若無人な性格でも、報連相はきちんと行うとか、

自分の失敗を認める度量があるとか、

部下のスキル向上のために提案をしてみる部下想いの一面があるとか、

一緒に仕事をしていくうちに「意外と良い人なのかも」と思える方向に傾いたら

魅力的に感じるのでしょうが…その"良い人"らしさを振りまいているのは恋愛方面だけ。

「好きな人の前では優しくする二面性」「四角関係」をメインに描きたいんだったら、

同僚の設定でも、他の業界に置き換えても何ら支障はないでしょうし…

そもそも、初回で説明があった容姿の変化のくだりについては

今回はほぼなかった事になっているのも考えると、

向こうの国の原作を借りる必要はなかったのでは?とすら思います。

要は、恋愛パートを立てるために、本作独特の設定も、仕事パートも

中途半端に扱ってしまっているという感じですね。

 

いくら所々でポンコツな部分を見せて

「普段は毒舌ドS男でも意外と可愛いとこあるじゃん!」って思わせようとしても、

嫌っている愛(小芝風花)には理不尽な目に遭わせ、

愛だと思い込んでいる梨沙には親身に付き添ってあげるという

人によって露骨に態度を変える様子を見ると、普通に怖くてなぁ…。

どうせ後半になるにつれて宗介が心を入れ替え、

最終回では愛とくっつくオチにはなるんでしょうけど、

彼女に夢中な時はデレデレでも、気に入らない所が目立ち始めると

分かりやすく冷たい態度をとる未来が想像出来るので

素直に受け入れられそうにないです(汗)

 

何話か引っ張るであろうカミングアウトのくだりをもうしてしまうのだけは意外でしたが、

彼女が愛だったと知ってからどう動くか…ですね。

もしこれで梨沙の時みたいに急に胸キュン行為とかし出したら、

正直、サイコパス以外の何者でもないので(苦笑)

ゾッとした気持ち悪さを感じたら、速攻リタイアします。

 

 

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ナイト・ドクター(Night Doctor) 4話 感想|何のドラマだったっけ?

 

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今回は何とも雑な仕上がりで…

はぁ…私は一体この1時間何を見せられてきたんでしょ…(滝汗)

タイトルに「ドクター」と付いていながら、

実際にそれらしい仕事をしていたのは

1/4…いや、1/5くらいだったんじゃなかろうか。

病院内では基本的に座ってて、他人のプライベート事情や噂を喋ってくつろいでばっかり。

で、立って動いている時は、オペに励んでいるのではなく

恋愛のゴタゴタで医者か患者と揉めたり"友達ごっこ"したりしている姿ばっかり描かれる。

本作にとって医療ドラマはおまけ要素なんですね。

あえて「夜間医療」にこだわった理由が見えてこない、疑問符しか浮かんでこない内容でした。

 

医者の態度に関しては

深澤(岸優太)や桜庭(北村匠海)メインの回でも言及してきましたけど、

高岡(岡崎紗絵)はタメ口×呼び捨て×八つ当たりの3コンボと来た。

実は真面目キャラでした!という展開に結び付けたいんだったら、

怒りの感情に任せて暴言吐いて、職場放棄する姿なんて描かれないはずなんですよね。

しかし、それ以上に引っかかったのは…

3人よりも先輩のはずの美月(波瑠)も同じくらい幼稚な所。

2話で「普通」の定義を熱く語っていた頃とは別人じゃないですか?

後輩をしっかり正す立場の人が彼女の態度に乗っかっちゃってどうすんのって話ですよ。

確かに自己中な後輩を見たらイラッとしてしまうのも分かります。

でも…キャリアが"3年も"上の設定なんだったら、一旦悩みを聞いてあげるとかして

3人と差別化して描いてみても良かったのではないかと思いました。

あれでは、年齢もキャリアもバラバラのチームにした意味がありません。

 

もう今更言っても無駄ですが、終盤で"絆"アピールする屋上でのシーンを見る限りは、

成瀬(田中圭)をチーフ=指導係にして、他の4人はみんな同期の設定にした方が

これまでの言動も違和感がなくなった気すらしてきます…。

そうすると波瑠さんだけ少しお姉さんっぽい感じはしますけど、

どうしても医者を目指すために浪人した事にしておけば都合はつきますよね。多分。

 

詩織(松井愛莉)の精神疾患にしても、後から取ってつけた感満載で…(汗)

寝ながら泣いていたのを高岡が報告するシーン"だけ"なら、

自分では見過ごしがちな精神疾患のサインを呼びかける

メッセージ性のあるシーンとも捉えられますが、

前半はゲスな浮気相手でしかなくて、同情しようがなかったですからねぇ。

肩を揉んで欲しい、エアコンの温度を上げて欲しいが

後に重大な病気へと繋がる兆候になるのではないかと予想していましたけど、

結局何も関係なくてズッコけましたよ。

 

患者もデイドクターも仲間も、いつも誰かしらがイライラしていて

本当に心の休まる場所がないドラマですね。

唯一冷静に対応しているのは成瀬くらい?

でも、彼も他人の私物を引っこ抜いて勝手に覗き見るような人だから…

まともな人はいませんな(苦笑)

 

 

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TOKYO MER〜走る緊急救命室〜 2話 感想|局長の方は早く失脚させるべき。

 

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やだ…最後の厚生労働大臣に注意される時の2人の姿が、

戦隊モノの序盤〜中盤の方で活躍するヴィランの手下に見えてきて…。

特に局長・久我山鶴見辰吾)なんか、「申し訳ございません!」の次に

「次こそはあいつらを必ず倒してみせます!もう一度チャンスをください!」

って言いそうな気がして堪らなかったです(笑)

すぐやられるザコキャラっぷりが半端ない。

 

いやね、MERを潰すどうこうより、人が死にそうになっているのを見て

茶化している方がどうかしているんですわ。

あの場を録音されていたら一発で失脚するレベル。

日曜劇場でお馴染みの政府の陰謀論を持ってくるくらいだったら、

それでスカッとさせて欲しかったなぁ…。

一方で、同じく潰す側の音羽賀来賢人)は、当然ですけど

あくまでも医療事故を起こして解体させようとは思っていない。

彼は最初は孤立状態でも、途中から正式に仲間入りする追加戦士みたいなもので、

そのうち喜多見(鈴木亮平)の心に触れて光堕ちする展開が

やってくるんじゃないかと踏んでおります。

 

今回メインで取り扱われた比奈(中条あやみ)の件に関しては、

腕のある医者達の中になぜやる気のない研修医が配属されたのか疑問でしたし、

何も出来ない割には上司に文句を言ってくる態度にちょっとした不快感を覚えていたので、

2話で早々にそういった"モヤモヤ"を回収してくれたのは助かりました。

そもそも1年目の研修医なんだから、サポートドクターに回した方が妥当な気はするんですが、

「人の命を救いたいからです。」という簡潔な志望動機だったからこそ、

使命感の強い喜多見が彼女に惹かれて、執刀医を任せてみたくなったんだろうなぁ…と頷けます。

 

ただ、実際に研修医に手術させる事ってあるんでしょうかねぇ。

大規模な現場に向かうよう要請する7人体制のチームの中で、

手術出来る権利を持っている医者が、プロ2人・研修医1人しかいないって…

その少ない人数で持つのかな?って思います。

そして、東京内で起こる事故は、「コード・ブルー」の最終回でありそうな爆発事故ばかりで、

オリンピックも控えたコロナ禍の時間軸の割には

全体的に危機管理が足りなさ過ぎて不安(汗)

まぁ、そういう事故現場で活躍するチームを描く作品ですから

ドラマチックな場面に頼るのは仕方ないにせよ、

レスキュー隊だけじゃなくて、他の近くの病院からも応援を呼んで

MER以外の医者も治療に当たるカットがあっても良い気はしました。

 

池井戸作品の演出を担当された経験のある松木彩さんだからなのか、

前回よりも顔どアップが増えたり(それでも某演出家ほど暑苦しくはないけど)、

本題とは関係ない陰謀色が強まったりしたのも少し引っかかりましたが、

今の所はまだ好意的には見られています。

やっぱり…すぐ感情的にならない、技量もちゃんとある人が主人公だと大分救われますね。

 

 

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ボイスⅡ 110緊急指令室 1話 感想|今度の黒幕は白塗り野郎

 

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「タイムリミットサスペンス」をうたう割にはCMがちょこちょこ差し込まれるから

緊迫感が削がれるんですよねぇ…。

で、前作でも思いましたけど、〇〇野郎のネーミングもね。

白塗り野郎って、何さ。野郎を付ける事で一気にダサさが増すわ(笑)

カチカチ野郎の場合は、響き渡る足音も、歯を鳴らす癖も

全体的に"音"がもたらす不気味さで、登場するたび恐ろしく感じられたけれども、

今度の白塗り野郎の特徴は"炎が燃え上がる中で踊るダンス"だけで…

怖がらせようとして逆に迷走していっている気もします。

なので…透(増田貴久)の「なんだあいつ」発言には激しく共感w

せめてゴム手袋をはめる時に大きく立てた音からあだ名を付けて欲しかったです。

まぁ、どちらにせよダサいけど。 

 

廃病院にしては時計の針は正確な時間を刻んでいる所とか、

ひかり(真木よう子)の超能力を強調するためなのか、

あの大きな犬の鳴き声なら耳を澄ませば聞こえそうなものを

なぜか現場に辿り着いてやっと気づく様子を見せたりだとか、

車移動している間にしたの!?と思える

悪役なのが分かりやすい女性のロッカー風メイクだとか、ツッコミどころも相変わらず満載。

 

ネットニュースによると、唐沢寿明さんご本人は

某数字ドラマが大コケした汚名返上のために

本作の続編を日テレスタッフに持ちかけたらしいんですが…

少なからず、本作より全く別ジャンルの新作の方がイメージアップに繋がったでしょうし、

放送する時期も"今"ではなかったですよねぇ。

唐沢さん単体のシーンだとその作品と被ってしまう上に、

「レッドアイズ」の時に「ボイス」の既視感を覚えたように、

半年が経って、今度は「ボイス」の時に「レッドアイズ」が脳裏に浮かんでしまう。

こうなってくると、内容を真剣に見るよりかは、

もういろんな意味でツッコみながら楽しむしかないんですよ(笑)

 

でも、「レッドアイズ」と似ているようで違う所は、

黒幕が誰かは最終回辺りまで引っ張られる…って所ですかね。

前作は伊勢谷友介さんだと早い段階で分かりました。

今回は…加工された声や口元を見る限りは、安藤政信さんだったりするんでしょうか?

役者の方々の怪演が印象に残った「あなたの番です」出演者の1人だから、

この手の作品に出演されるのも不思議ではないはず。

で…変な踊りの振り付けはシッキンの増田昇太さん?

(って事は、実は生きていて、白塗り野郎の関係者という可能性もあるのか?)

2連続で「サイコパスでした!」展開も安易過ぎてどうかと思いますし、

今度はそれなりの殺害動機を持ってもらいたいもんです。

 

 

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#家族募集します 1話 感想|「こうなったら良いな」と思えるホームドラマ

 

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「みんなんち」を提案した蒼介(仲野太賀)が人懐っこいタイプだから成立する話だけど、

現実に置き換えてみたら…保護施設でもなければ保育士の資格もない、

見ず知らずの人の所に預けるのは勇気がいるよなぁ。

近隣だとしても信用出来ない。実家も頼れない。

周りに迷惑かけたくないから、

自分が大切にしたいモノは自分で守るという考えに至ってしまうのがイマドキなんですよね。

 

視聴リスト&期待度の記事を書いた時点では

「(同じくマギー脚本である)『向かいのバズる家族』を

発展させたような作品になりそう」と予想していたけれども、

いざ視聴してみたら「カンナさーん!」の雰囲気を足してその通りになり、

もしかしたら、俊平(重岡大毅)や礼(木村文乃)といったひとり親の

"助けられたくない"という意地っ張りな部分を描く根底には

情報社会があるんじゃないかと感じられました。

その勢力が拡大していけばしていくほど、比較対象の顕在化に陥りやすい。

自分よりも優れている人を見かければ「自分はなんてダメなんだ。もっと頑張らなきゃ」って

焦りが芽生え始めるし、

逆に劣っている人を見かければ「絶対こうならないようにしなくちゃ」と

その人を反面教師として捉えてしまう…。

で、結局そうやって自分に制限をかけ続けて、"ありのまま"を見失う。

 

本作の設定はファンタジーでも

「いつかこうなったら良いな」と理想を抱けるようなファンタジーで、

少しでもひとり親の心を解きほぐしてくれるきっかけを与える意味合いでは

メッセージ性の高い作品になるのかもしれません。

そして、火10でも日9でもなく、放送枠が金10って所も良いです。

全ての子育て世代が土日休みとは限らないけど、金曜日に放送する事で、

平日に仕事や子育てを兼業、専念して頑張ってきた人に対して

「お疲れ様」と労ってくれている感じがして、個人的には好印象でした。

 

歌番組ではキラキラとした笑顔を放っている重岡大毅さんが、

役者になるとアイドルオーラを消して普通に親米パパに見えるのも凄いし

(その"役に馴染める"演技が故に、悪役のイメージも付きやすかったりするんだけど(笑))、

仲野太賀さんは某ビールのCMよりかは、やっぱり前掛けとガーゼタオルの装いの

下町にいそうな活きの良いあんちゃんがしっくり来ます。

で、ひとり親の登場人物も、男女2人だけだと恋愛関係に発展して

途中から本題とはズレてしまいがちなものの、

もう1人出てくる事でその可能性を薄めているので、安心して見られそう。

 

唯一気になる部分を挙げるとするならば、演出や劇伴があざといくらいかなぁ…?

子役の泣き演技はあまりにもリアル過ぎて泣けちゃったんですが、

その後の屋上でのシーンは、劇伴の音量が大きいし、

キャッチボールさせたら感情が爆発して

だんだん出来なくなっていってしまうのは見え見えですし、

役者に声を上げて泣かせるし…で、全体的にお涙頂戴にする気満々なのが伝わってきて

出そうな涙が少し引っ込んじゃいました(苦笑)

そこらへんが改善されていったら…本当に心から好きな作品になる予感はしています。

TBSドラマの中では、最近は金10枠が一番安定して面白いですね。

 

 


緊急取調室(2021) 1話 感想|最終章を見ているかのような初回

 

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ゲストは桃井かおりさん。

キャスティングと言い、内容と言い、いや〜…まるで最終章かのようでしたな。

取調室を飛び出した真壁(天海祐希)が大國(桃井かおり)と対峙する

ハイジャックのシーンはもっと堪能したかったけれども、

取調が本題ではあるから早い段階で収束させたんだろうと思っていたら…

まさかその本題すら描かれず次回に持ち越してしまうとは。

拡大時間も10分くらいで中途半端でしたし、

せっかくなら2時間SPで一気に見たかったなぁ(笑)

まぁ、それでも間延び感は感じさせなかったんですけどね!

 

周りとはちょっと変わった主人公が刑事2人に目をつけられる展開はお馴染みでも、

真壁の場合は正々堂々反撃してくるから清々しい。

マル裸にするためなら独り言を吐いてみたり、

取引に出たりするキントリメンバーは相変わらず頼もしいし、

モツナベコンビはなんやかんやで信頼している姿を見せてくれるのでやっぱり好き。

唯一寂しいのは磐城(大倉孝二)の退場で…

彼は嫌味を言いつつもキントリの事を考えてくれている部分もあっただけに、

今回の新部長・北斗(池田成志)は最後まで憎きボスのまま

キントリ潰しに熱を入れるんだろうという気がしてなりません。

だから、視聴前は「またか」と思えた解散のくだりも

少しガチな雰囲気が漂ってはきた…かな?

初回から辞表を書かせるくらいだから、一度決めたら容赦ない性格なんでしょう。

 

本作でも善さんに触れて、回想でちらっとお顔が見られただけでも嬉しかったけれども、

新キャラの善春(工藤阿須加)が彼の息子だというのには驚き。

でも、これからレギュラーとして本格的に活躍するよりかは、

数年後(第5シーズン)にメンバーを一新させる形でキントリが再結成された時に、

中心人物として登場させるための"布石"として描かれるんじゃないかと思っております。

 

天海祐希さんvs桃井かおりさんの女優対決は来週までお預け。

味噌汁納豆ご飯を食べているシーンだけで狂敵なのが伝わってくる桃井さん…

初回からこんなに豪華にしちゃって良いの!?って気持ちもあって。

お2人の掛け合いが楽しみです。

 

 

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