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古見さんは、コミュ症です。5話 感想|幼馴染しか勝たん!

 

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演説シーン…泣かせるだろうと分かっていても泣けたわぁ…。

応援演説というよりかは、もうラブレターですよね。

生徒会長にふさわしいかどうかは正直よく分かりません!ってぶっちゃけちゃうし、

思い出を話したらつい感極まって泣き出してしまう。

でも、演説用にかしこまった文章にするんじゃなくて、

長年付き合ってきた阿瀬さん(筧美和子)自身の言葉で、

潔さん(大西礼芳)の人となりを率直に話していたから、刺さったものがありました。

その後で訂正を入れる潔さんも"らしい"なと(笑)

「親友」って言葉を言う前のちょっとした躊躇い…からの

ええい恥を捨てろ!言ってしまえ!っていう、口の動きに勢いが感じられたのも印象的でした。

 

生徒会長への立候補って、大体は運動部のキャプテンやクラスの人気者が立候補する事が多くって、

ある意味「知名度」「組織投票」で決まってしまうイメージがあるんですよね。

だからその点、潔さんは社交的な性格ではないし、

演説が刺さってこの人に投票したいという気持ちが働く人が増えたとしても

せいぜい副会長くらいまでなんだろうなぁというのが現実なんですけど。

本作はあくまでもドラマなので…会長に選ばれてハッピーエンド!といった

程よくファンタジーな結果で終われたのがむしろ心地良かったです。

数が全てではないとは言え、やっぱり"「こんな自分」を受け入れてくれた人"が

多ければ多いほど励みになりますもん。

幼馴染を傷つけてしまったのをきっかけに、人との接し方にラインを引いていた潔さん。

誰かに甘えるのを避けていた潔さん。

公にした事で、1人で抱え込む頻度が減っていくと良いなぁ…と思ってます。

 

これまでは古見さん(池田エライザ)の介在によって物語が展開されていただけに、

途中からはメインが潔さんと阿瀬さんの2人の友情関係に絞られて

通常とは少し異なる内容にはなりましたが、

逆にそうした事で「幼馴染の友情って良いなぁ」と、長い時間で育まれる友情の"尊さ"を

改めて再認識させられる余韻が残ったような気がします。

グループでよく言われる"シンメ"みたいでしたもんね。

好みも性格も合わなそうなのに、なぜか仲良しで、

2人だけしか知らない深い絆があるのが節々に滲み出ている…って所に

エモさを感じさせるもんなんです(笑)

 

そして、終盤ではほんのりと三角関係の香りが。

まぁ…古見さんなら通る道ですよね。

以前、只野くん(増田貴久)さんに「硝子って呼んで欲しい」ってお願いしていたのも、

少なからず好意はあったからだと思いますし。

あの頃から恋心に気づかないフリをしていたのかも?

 

 

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消えた初恋 1話 感想|真面目&一途ちゃん達によるすれ違いコメディ

 

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原作はあるし枠名は違うものの、

土曜深夜枠でヒットした「おっさんずラブ」の人気にあやかって作られたものなのかと

少し身構えていましたが…普通に、ただただ純粋なすれ違いコメディだったのが良かったです。

BL要素をあざとく意識する訳でもないし、

男同士で胸キュン行為しているのを気持ち悪がったり嘲笑ったりする描写もなく、

想いが変な風に解釈されちゃっている勘違い部分だけで

笑わせてくれる作りになっていたので、肩の力を抜いて楽しく見られました。

 

登場人物も皆どことなくポンコツで、

ルックスはエリート級でも内面は全然エリートじゃない所も可愛い。というか、もう愛らしい(笑)

元々、どこか欠けた人が物事に対して一生懸命に打ち込む様を描く作品は好きなんですが、

以前にも増して愛らしいと思うようになったのは、

某ドラマで引っ越してしまった外見だけヤンキーくんの影響が大きいのかもw

気持ちをしっかり伝えられる人の方が少ないんだろうなぁと。

それぞれに自分なりのプライドがあるが故に、コミュニケーションを図る際に

そのプライドが邪魔しちゃって、結果、後で「ちゃんと伝わってるのかな…」と

不安を抱えながらみんな日々を過ごしているんだろうなぁと。

青木(道枝駿佑)は主語がなさ過ぎるし。

井田(目黒蓮)はいちいち真面目に受け取り過ぎる(笑)

三者からしたら、あの消しゴムは女の子から借りたって言えば済むのに!って

ツッコミたくなるもんなんですけど、それを言っちゃあ話が終わるんですよね。多分。

いや、不器用な部分に共感しつつも、いやいやなんでそうなるwwwって

ツッコミを入れるのが、一番本作に合った見方なのかも。

 

福本莉子さんは昨年の「歴史迷宮からの脱出」ぶりにお見かけしました。

慎ましそうに見えて実は魔性の女っぽい?所は男性の方が好みそうですけど、

天使の微笑みって言われるのも頷けるくらい存在に癒されますね。

笑顔になる時に口角がキュッと上がっているのが良いのかなぁ。

身長も1人だけ圧倒的に小さくて…上手いキャスティングしたよなぁとも思います(笑)

道枝さんはもうどんな役を演じても自然体で、安心して見ていられますね。

目黒さんは役柄に相応しく、適度に真面目で、適度にポンコツで…のさじ加減が良くて、

コメディも行けそうな予感。

考え込みながらストローを吸う顔からの「良い感じじゃないか!」には爆笑しましたw

 

とりあえず、初回の時点では好印象。

キュンキュンというよりかはひたすら癒されるドラマです。

しかし…その"勘違い"だけでどこまで話を持たせるかですよねぇ。

貸した消しゴムのシートが折り曲げられていて使い古されている感じがあったので、

「イダくん」じゃなくて「イイダくん」だったんじゃないか?とか一瞬思いましたけど、

あの反応を見てみる限りそんな事はないのかな。

ちなみに、毎回感想を書くかどうかは分かりません。

 

 

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スナック キズツキ 1話 感想|当て書きかと思うほどのハマりっぷり

 

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ゲストの方が歌うんだ(笑)

予告映像をチラッと見たら原田知世さんがギターを持っていたから、

元々歌手もやられているし、お客さんに弾き語りする形で聞かせるんだろうな〜と

思い込んでいたので…ここは結構意表を突かれました。

次回予告ではお客さんにピアノを弾かせているみたいですし。

スナックというよりかは、無茶ぶり喫茶でしたねw

 

まぁでも、視聴前は「傷ついた人を癒す」という点では

同局で放送された「珈琲いかがでしょう」

似通った作品になってしまうんじゃないかと少し感じていたし、

途中のコーヒーを淹れるシーンでますますその印象は強くなっていた状態だったので、

似たようなコンセプトでも本作はあくまでも"自己解決"スタイルで行くのが新鮮で、

最終的には、こういう癒され方もアリだよね♪と楽しく見られました。

 

世話焼きな店主が諭す展開じゃないのが良いですね。

そして、質問する訳でもなく、お客さんがご飯を食べて幸せな表情を浮かべているのを見て、

ただニコッと微笑んでいるだけのトウコ(原田知世)の"ちょうどいい"存在感よ。

でも…何も助言していないつもりでも、

いつの間にかお客さんを自分のペースに巻き込んでいるって所が、

原田知世さんがキャスティングされるべき一番の理由なのかなぁって思ってます。

何となく、いつも柔らかい雰囲気をまとわれていて、掴み所のないイメージありますもん。

絶妙にユルい合いの手も堪りません。

「もろきゅう?」の言い方が特に可愛らしかったです(笑)

 

1話完結型の構成の方は、それぞれ違う環境から訪れるお客さん…ではなくて、

初回ゲストの中田(成海璃子)と(間接的にも)繋がりのある登場人物が

次々とお客さんとしてやって来るという流れになるっぽい?

次回は中田にクレームを入れた側の安達(平岩紙)のお話。

となると…そのうち瀧井(小関裕太)の話も書かれそう。

 

片方の視点から見たら、散々言いたい事言って気が済んだら電話を切る

自己中なクレーマーだなぁとか、

お腹空いたかどうか聞かない上に話題は土曜日の予定って…それ会社の報告と一緒じゃん!とか

理不尽に感じる事も多いだろうけど。

瀧井に関しては「単なる運転手」と言っていた辺り、

"自分"を上手く出せない流されっぱなしの人なんじゃないかとも思っていたので、

それぞれに平等に明かりを灯してくれるのは嬉しい。

 

そう考えると…スナックよりかは喫茶店という例えはしたものの、

やっぱりどことなく"スナック"とは言えるのかもしれませんね。

行った者にしか分からない魅力がある。

大衆受けはしない代わりに、限られたお客さん=少人数と心地良い人間関係を築ける。

ドラマを作るにあたって都合のつきやすい「世界の狭さ」を

良いとこどりした仕上がりになっています。

 

陶器とか、前にウチでも使ったいたんじゃないか?と思えるトースターとか、

シュガースポットのあるバナナとか、所々に散りばめられた小物のセンスも好きですし。

タイトルの出し方やSEの処理なんかも、我を強く出さない程度に

スナックっぽさを滲ませていて良い感じ。

ただ、視聴決定ではありますが…今後の感想はどうかな?

金曜日は基本的に混み合っている上に、

最近休日はサボりがちで、書く本数が少なくなっているので(苦笑)

来週から始まるドラマ3本もありますし、諸々様子見しながらやっていきます。

 

 

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恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜 1話 感想|なんて応援したくなる2人なの…

 

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これは完全に拾い物でした。

今までこの枠で放送されてきた恋愛(を取り扱った)モノはあまりの軽さに

リタイアしてしまった作品ばかりだったため、

本作もどうせ、安易に視覚障がい者を題材にした安っぽいドラマになるんだろう…と思って

事前に期待度も低めに設定していたんですが、

そうした事が申し訳なくなるくらい掴みは抜群でした。

 

個人的にグッと来た所は後述するとして…

杉野遥亮さん演じる森生が想像以上にピュアで不器用な性格に描かれていたのが

本作の世界観に惹かれた一番の理由だったのかもしれませんねぇ。

もうね…「もしかして『又』の方で書いちゃいました?」とか「お勤め御苦労様です!」とか

発言がいちいちズレてるのが可笑しくて(笑)

でもそれも、誰からも愛されない人生を送ってきた者が初めて"恋"を知ろうとしているが故の

発言だというのが伝わるように描かれているから、

可笑しいと思ったら今度は彼の真っ直ぐさに泣けてきて、

笑いと泣きが同時に起こる変な感情になってしまうんですよね…。

次はどんな反応を見せてくれるのか気になって。言動の1つ1つが愛らしくて仕方ない。

本来は中の人のイメージを役と重ねる見方は正しくないのかもしれないけれど、

この役は杉野さんだから魅力的に映ったと思っております。

 

そして不安だった日テレドラマ特有の軽さも、"日テレらしさ"として残しつつ、

伝えたいメッセージがちゃんと芯にあるように感じられる

コメディとシリアスのさじ加減が効いた作りになっているのも好印象。

最初は、別に悪い意味ではなく、主人公が弱視である事、弱視の人が見る世界を

なぜこんなにカラッとしたトーンで描くんだろう?その意図は何なんだろう?と

思いながら見ていたのですが、ああ…「私が…普通?」を魅せるためだったのだなぁと。

恋の物語ではあるけど、恋"以上"の所に踏み込む物語なんですね。

 

偏見や変わり者扱いされて傷つけられてきた者同士だからこそ、

自分にとっては 周りと比べて浮いている=普通じゃないと感じる部分でも

相手が普通だと思わせてくれる。

あえてあの前半の雰囲気にしたのを考えると、ユキコ自身、

弱視だから」と言い聞かせて無意識に強がっていた所があったのかもしれません。

それを色眼鏡なしに、彼女の良さだとして素直に認めてくれる森生の存在には

少し救われた気持ちになっただろうし。

そこから徐々に自分らしさを晒け出すようになるユキコの姿を、

森生と広大なマリーゴールド畑が受け止めてくれているようなラストも優しさで溢れていて、

本作をまるごと一気に好きになってしまう…そんな初回でした。

 

恋愛モノを見続けるかリタイアするかの基準の1つとして

「登場人物を応援出来るか」があるんですが、

本作の場合は、応援したいかも…じゃなくて、

こんな可愛い2人見守るしかない!応援したい!だったので、

初回から登場人物にハートを掴まれたのは、個人的には滅多にないです。

 

唯一の気がかりとしては、登場人物の多さ、毒親的なイズミ(奈緒)のキャラクターから

中盤以降"恋"の方の障がいを前面に押し出した

作りになってしまわないか?という不安はありますが、これは期待したいですね。

 

ところで…鈴木伸之さんはまたデスプリンスみたいなポジションなのかな?(笑)

 

 

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正義の天秤 2話 感想|誰だって家族を守りたいし、信じたい。

 

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愛理沙(森迫永依)を良い子だったと信じ続ける母親の親子愛エピソードが効いたのかなぁ。

事件の真相こそ、誰かを庇って自分が罪を被るだとか、

揉め合いで相手が頭を打ってしまっただとか、オーソドックスなものではあったけれども。

このエピソードを通して、事件調査に携わる人達の個々の考えの違いが浮き彫りになって、

結果的にそれが「どうやって被害者と被害者家族を助けるか」という行動に現れる形で

自然と登場人物の描き分けがされていた所に、前回よりも満足して見終える事が出来ました。

 

感情的になりやすい新人の設定もありがちだけど、

そこは、ぱっと見はスイーツを食べに行っているだけの

鷹野(亀梨和也)の存在が緩和してくれているように思います。

素直な性格で、ストレートに考えをぶつける人。

いつも険しい表情で、何を考えているかよく分からない人。

そんな正反対の2人、いわゆる"凸凹コンビ"の掛け合いは純粋に面白かったです。

あとは何と言っても、母親と同じ年代であろう

梅津(佐戸井けん太)を関わらせたのが良かったなぁ。

この人なくして今回の結末あらず…だったかもしれませんね。

野球によるしんみりとした雰囲気はもちろん、

ドラッグ疑惑を持たれようが娘を今でも想い続けている父の姿が

当時の鷹野をサポートすると励ましてくれた恩人・真樹夫(中村雅俊)のようにも映って、

「山内愛理沙も、本当は優しくて良い子なんだよ」という言葉を手掛かりに

真相を解き明かす彼の変化には説得力がありました。

 

そして、"医者上がり"の設定も、今回の方が前面に出ている感じ。

楠田(笠松将)の行動が、愛理沙の名誉を傷つけ、母親の想いも踏みにじり、

さらには本来罪を背負わせるつもりはなかった妹も苦しませたのだと

感情的に訴えかける鷹野に、

医者として患者も患者家族も救ってきた…というかつての"片鱗"が見えました。

やはり、前回の感想に書いた通り、今回くらいシリアスと人情で緩急をつけた方が、

医者から弁護士になった主人公といった特殊な設定が活きるんだと思います。

 

とにかく、前回と同じ脚本家でも2話でここまで軌道修正出来たのなら、

残り3話もちょっと期待出来そうですね。

ただ、唯一心配なのは…縦軸が1話完結型のエピソードを食ってしまわないかって所でしょうか。

最近のドラマはその2つの軸を並行させがちで、最悪縦軸が話の腰を折るケースもあるし、

初期設定の紹介がなくなった分をそれで埋める今回の構成は気になったので、

あまり邪魔しない程度にお願いしたいです。

 

ところで、最後に余談ですが、全体的に…

特にオープニング映像に日テレ日10枠っぽさを感じさせるのは気のせいですかね(笑)

亀梨さんが日テレドラマのイメージだからなのか?いや、でも日10枠の出演経験はないし…?

 

 

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ラジエーションハウスⅡ 1話 感想|2年分の重みがない再集結

 

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変わってないなぁ。本当の意味で変わってない(笑)

覚えているのは、唯織(窪田正孝)が医師免許を持っているのにそれを隠そうとするから

周りから反感を買っていた事(それを最終回まで引っ張り続けていた事)と、

彼がアメリカに飛び立って入れ替わりに田中(八嶋智人)がやってきた事で、

あとは全体的に"仲間アピール"が臭い演出が多かったような…という

ぼんやりとした印象があったんですけど、

最初はやる気なかったメンバー達が次々と再加入する流れではっきり思い出しましたよ。

ああ、そうね…こんなドラマだったね…と。

杏(本田翼)が最後に戻ってきた時の、「おせぇぞ」「待ってたぞ」っていう

心の声が伝わってきそうなメンバー1人1人の表情を映すカメラワークとか、

約束の場所に田中以外の全員がやってくるオチとか、

もう本当に「HERO」を意識し過ぎて小っ恥ずかしくて(苦笑)

まぁでもそれも、表向きは医療ドラマの振りして、

重視するのは"目の前の治療に取り組む姿"じゃなくて"仲良しな仲間"だった

「ナイト・ドクター」の脚本家さんの次作だと考えれば、仕方ないと思えてしまうのか。

 

今期から新たに月10枠が新設されるとの話ですが…

これは本作からではなくて次作からの方が、視聴率の底上げに繋がったんじゃないですかねぇ。

2クール連続似たような設定で、

しかも「医療」「弁護士」「刑事」と数字の取れやすいジャンルを

焼き直し&使い回ししている最近の月9。

面白い作品は一部あったものの、飽き飽きしている人は多いはず。

恐らく、火9の視聴率が低迷気味だから、月9の次に持ってこさせて

"流れで"視聴させるよう誘導するために、長年火曜日で放送し続けてきた枠を移動させるという

大きな試みを行ったのかもしれませんが…

本作が幕開けとなると、「月9の流れで見てみよう」じゃなくて

「月10から見れば良いや」…最悪、枠移動自体を知らない上にまた続編モノとなると

「あれつまんなかったから別のチャンネルにしよう」なんて

逆効果になってしまいそうな気がしました。

要は、月9で何を放送するか…の価値がそれだけ重要になってきたって事なんですよね。

安パイばかりに頼っていたらそのうち両方とも崩れていく。

とは言っても今期に関してはもう後の祭りだから、

医療ドラマと謳うなら謳うで、恋愛とか友情とか置いといて

"プロフェッショナル"を描いて欲しいんですが…

シーズン2の初回がこの作りだと可能性は限りなく低いのかなぁ。

 

…って、内容にあまり関係ない事をダラダラ書いてしまいましたので(汗)

初回の内容について書くとするならば…単純に30分拡大だからって欲張り過ぎ!

1時間程度まで登場人物の紹介に時間を割いていて

主人公の存在感や物語の動きがぼやけているっていうのもあるし。

せめて患者達に何かしらの"共通点"があれば良いんですが、

小野寺(遠藤憲一)の記憶障害、森迫(森カンナ)の妊婦&赤子出産、

宝生(田中みな実)のアーティスト人生と、

1話完結型で取り上げられそうなエピソードを全部収めているから、

せっかくタメになる知識を盛り込んでいるのに散漫としてしまうんですよね。

 

そして、シーズン2だから、仲間達を再集結させたい!っていう意図も分かる。

また同じメンバーを見られるのは、ファンにとっては嬉しい事。

でもさ…もうちょっとやり方ってもんがあったでしょうに(汗)

間隔を空けずに次々と加入させる展開をしたら、

じゃあ2年の間で仲間をバラバラにさせる必要はあったのか?

そもそも、たまき(山口紗弥加)の家賃問題のように、それぞれ環境に見合った生活を模索して

やっと適応出来た人が多いだろうに、

それを「誘われたんで戻ってきます」って簡単に手放す事が出来るのか?といった

不自然な点が目立ってくる訳で。

うーん…別に1話内で全員集結させなくても、

最近ドラマで取り入れられている"レンジャー方式"みたいに

1話ずつ迎え入れる形でも良かったんじゃないかと思いました。

 

という事で、ある意味期待通りで終わった初回。

視聴リスト&期待度の記事の方にも書きましたが、本作の感想は次回までの予定です。

あと気になるのは…特別編があるのかどうか?

最近はやっていないし、結局総集編になっちゃうくらいなら

わざわざ復活させなくても良い気はしますけどね。

 

 

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↓前作の最終回の感想はこちら(特に褒めてはおりませんが…^^;)↓

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オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ 3話(最終回) 感想|続編は作る気ないよね(笑)

 

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孤独のグルメならぬ、孤毒のグルメのゴローさん…

最終回が本家と同じ日じゃなくて良かったですね(笑)

まぁ、それは置いといて。

 

さて、本編の方は、狭間警察署のターン、溝口(永瀬正敏)のターン、

宗手(永山瑛太)のターンと、

15分くらいまで場面転換ばかりで物語が中々進まない焦ったさから

ちゃんとまとまるんだろうか?という不安を抱えながら見ていたものの。

結局の所、ラップバトルからのスリラーちっくなインド映画を彷彿とさせるシーンを撮って、

「なんじゃこりゃ!」と惹きつけるためにあえてそういう展開にしたのだと分かって、

なんか、逆に安心しました…

(小ネタオンパレードからの夢オチ(大殺界オチ)で曖昧に終わる予感もしていたので…)

いや、プロット通りにまんまと手のひらで転がされた感じがしてちょっと悔しいのかも(笑)

 

ディ○ニーアニメ作品のミュージカルパート並みに、尺を多めにとっていたし。

あそこだけであまりにも満足度が高くて、別に収拾つかなくても楽しかったから良いか〜…

と思わせてくれる作り込みも凄かったですね。

SATのシールドを使ったダンスが特にお気に入り♪

前回の感想でも書いた通り、完全1話完結型の構成の方が

本作のスタイルには合っていたんじゃないかという考えは揺るぎませんが、

あのダンスシーンのお陰で、最終的には全部通しで見て

「終わり良ければ全て良し」と言える作品になったかと思います。

 

で、最後の滝のように流れる映像の数々は…

続編(第2弾)があると匂わせておいて作る気はないでしょ。

ストーリー?何それ?知らねぇぇぇ状態で適当に作った予告でしょ(爆)

「もし僕がこの作品の続編の予告を作るとしたら、女性を森の中で走らせて、

いろいろと新キャストを用意して、登場人物のその後の物語もチラ見せして、

とにかく盛りだくさんの予告にします!

(本当はただ役者にこういう動きをして欲しかっただけなんだけどね☆)」

っていうオダギリジョー監督の"お遊び"と見た。

もしまたプロデュースされる機会があるとしたら、別作品でお会いする事になるでしょうね。

 

 

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古見さんは、コミュ症です。4話 感想|前半のコミカルさが良い味出してる…

 

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たまげたわ。普通に「はい!?」って声出たわ。

片居くん(溝端淳平)、マレーシア行きですか…(汗)

逆に両親がどんな職業に就いているのか気になりますよ。

輸入業?元々おぼっちゃんだったのかしら。

 

まぁ…海外となると、会える頻度ってますます低くなるんですけど…

でも、あの3人とだったら、どうしても会いたいという強い意志を持って、

お互いに予定を合わせて会いに行ける関係でい続けられるんじゃないかと思ってます。

見ていると分かるんですよね。

片居くんがとうもろこしを泣きながら食べている時に、

誰かが(ぱっと見の性格で言えば万場木さん辺りが)つられて出てしまう涙を誤魔化すように

「もう〜なんで泣いてんの…」って笑いを混ぜながら話しかけるんじゃなくて、

みんな自然と静かになってしまうのが、ああ、この人達らしいなって。

彼の貴重な"初めて"と、もうこの経験は二度と出来ないのかもしれないという"儚さ"に

共感してくれているのが伝わる、優しさでいっぱいのシーンでもありました。

 

登場人物の行動1つ1つをユーモラスに実況するスタイルは一緒でも、

記念撮影のシーンでは、語り手自身が感情移入しかけているナレーションにもうるっと。

「片居くん。片居くん!」あのちょっと溜めた言い方よね。泣かせにくるよね…。

 

舞台は海。早く着き過ぎた待ち合わせ、ビーチバレー、バスでの移動、しりとり、

会話に困った時の「暑いね」、海の家の焼きとうもろこしをみんなで頬張る瞬間…

これら一連の行動、というか内容自体は普遍的なものなんですけど。

前半で立て続けにコミカルな描写を盛り込み、

古見さん(池田エライザ)がビーチバレーで怪我をしたのを合図に

哀愁漂う雰囲気に切り替わるというメリハリが、

青春あるあるの「あんなに楽しかった時間がもう終わりを迎えようとしている寂しさ」と重なって

特別な思い出へと昇華させているように感じられる展開も良かったです。

 

そして、片居くんがOUT、潔さん(大西礼芳)がINですね。

かなりの潔癖症ではあるけれど、おばあちゃんを助ける時になんの躊躇いもなく

腕を支えたのだから、只野くん(増田貴久)の言う通り、彼女も根が良い人。

友達になるまでは次回でやると思っていたので、

今回の残り半分でそこまで辿り着くのは意外でしたが、

次回予告を見る限りは、本番はこれから…って所でしょうか。

別ベクトルで癖強な潔さんがどう溶け込んでいくかも見守っていきたいです。

 

ところで…気になったのは、今回の古見さんの書き文字のテロップ演出についてなんですけど、

視聴者から「何を書いたのかちゃんと見たい」

「映す時間が短い」みたいな声が上がったんですかね?

確かに読みやすい事は読みやすい。目に入りやすい。

しかしその代わり、いろんな意味で"味わい"は薄れちゃった気がしますなぁ。

個人的には、古見さんがノートを見せた時の手の持ち方、顔の上げ方、目線とかで

「どんな気持ちでこの言葉を伝えようと思ったのか」を汲み取る楽しさがあったし、

若干引きの映像から繊細な文字が見えて、

どれどれ、一体なんて書いたんだろう?という引き込ませる力もあったから。

あと、一番勿体ないのは、書き文字がデジタル化されると

文字を可視化・可読化させる方向に無意識に走っちゃうのか、

手書き由来の少しムラのある筆圧や行間が調整されて

結果的に無機質寄りになってしまったのが…(泣)

うーん、作品独自の世界観と分かりやすさの両立って、本当に難しいですよねぇ。

 

 

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オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ 2話 感想|1話完結型の方が合ってたかも?

 

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前提として…今回も楽しく見られました。

押忍語の翻訳とか、志茂田景樹ファッションとか、

役に立たなかった歴代1位でドヤる漆原(麻生久美子)とか

ついつい笑ってしまう小ネタが盛り沢山。

でも、初回が初回だっただけに、少し落ち着いちゃった感は否めなかったかな?

個人的に一番印象に残っていたのが

オリバー(オダギリジョー)が女性と戯れる様子を2つの視点から撮った演出だったので…

今回はそういったカメラワークのお遊びがなかったのも

物足りなさを感じた原因なのかもしれません。

 

人間というのは欲張りなもので、初回がインパクトに残る出来だと、

2話にもそれ同等かそれ以上のクオリティを求めがちになってしまうんですよねぇ。

大好評なドラマだったにもかかわらず、いざ続編が決まって放送されると

「前の方が良かった」といった声が出てくるのと似たケースというか。

特に本作の場合、豪華俳優1人1人のキャラクターの濃さや、

ツッコミきれないほどの小ネタの多さを売りにしているから、

よほどでない限り、この"爆発力"を持続させるのは至難の業。

まぁ、そう考えてみればやはり、全10話の連続ドラマ形式でやるよりかは、

全3話のSPドラマ形式の方が合っていたんだと思います。(マネーの問題もあるだろうけども)

 

あと意外だったのは、前回の詐欺の話に続きがあったんだ…というのもありますね。

てっきり、1話完結型のエピソード+龍門(松重豊)の縦軸

+絡みそうで多分絡まない宗手(永山瑛太)グループ の3本軸を

前後関係なくハチャメチャに展開していく作りだというつもりで見ていたので、

連続ドラマのように"点と点が線で繋がる"描写をやるとは思いもしませんでした。

う〜ん…どうなんでしょうね?

全3話なんだから、オムニバス形式(1話完結)にした方が…

極端に例えると、ホラー系、儚い純愛系、レンジャー戦隊(変装)系など

全くバラバラのジャンルを用意した方が、オリバーのいろんな一面が見られて

彼の"犬なのにおじさんで変態"という独特なキャラももっと活かせたのかもしれないし、

初回よりもインパクトが弱まったと感じる事もなかったような気がしました。

 

あれこれ書きつつも、次回で最終回。

基本的にコメディなので…良い意味で適当に伏線回収する に一票入れます(笑)

 

 

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正義の天秤 1話 感想|オッス、オラ鷹野!オラワクワクすっぞ!

 

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えっと…「ワクワクしてきたぞ」が決め台詞になるんですかね?

聞いた途端、ダサっ!!と声に出てしまったのは私だけ?

っていうか、この聞いていて恥ずかしくなる感覚…

台詞以前にどこかでも感じた事あるような…と思いながら見ていたんですが、

多分「これがあなたのファイナルカットです」に近いものがあるんでしょうか。

あの作品では、普段はいきがっていて口調も乱暴なのに、

決め台詞を吐く時だけ敬語になるのに違和感を覚えた記憶があるんですけど。

本作でも一緒で、普段は「腐りきったお荷物集団」「まるでブレーメンの音楽隊」と

上手い例えをつけてはその理由を言葉巧みに語るキャラなのに、

心の中から湧き上がってくる感情を吐き出す時だけ

小学生並みの語彙力でしか表現しないのが謎で(笑)

あれは原作通りなのか。

もしオリジナルなら、もっと主人公に合ったかっこいい台詞があったんじゃなかろうか。

とにかく、初回を見た限りでは、台詞がダサっ!!という印象が一番に残ったのでありました。

 

事件の解決方法もちょっと納得しかねますねぇ。

法廷のシーンで保坂(筧利夫)も「許せなかったんです」と言っていた通り、

少なからず社長に対する憎しみの念を抱えていたのだとは思います。

でも…殺意でボートを転覆させた事に関しては、鷹野(亀梨和也)の憶測ですよね?

目撃者の証言はどこも意見が真っ二つになり、

残っていた映像も、あの行為が殺人に繋がるという確固たる証拠もない。

もちろん、社長の挑発的な発言を受けて苛立ちを覚えたあの一連のくだりも、

近くで聞いていた者もいなければ、ボイスレコーダーで録音もしていない。

序盤の回想では、もっと沖に行くよう急かされて舵を切っていたのが、

鷹野の憶測に合わせて、いつの間にか自分の意志で舵を切ったという事になっているし…

普通だったら証拠不十分だとして、

第1回だけで起訴処分を下す形にはならないのではないでしょうか。

 

鷹野の元医師という設定も「患者(被告人)に合った治療法を見つける」所で

活かされているのかもしれませんが、

今回の結末を見ると、自分しか知らない情報を後出しじゃんけんして、

憶測を法廷でベラベラ喋って、それを被告人に最終的に押しつけるのが

彼のスタイルなのかと思えてしまってモヤモヤします。

そもそも、本作が「医師から転職した天才弁護士が、冤罪の悲劇に苦しみながら(中略)

事件に関わる人々の魂を救う法廷推理ミステリー」とうたっておきながら、

第一印象を植え付ける初回の被告人は冤罪ではなかったですし。

"救う"という描写も分かりづらい。

途中に、実は優しかったのが伺えるエピソードを挟んだように、

前半はクールだが、後半は人情を滲ませて…といったメリハリを効かせたら

もっと"元医師の弁護士"らしさが出そうな気がしました。

 

うーん…ドS気質で自由気ままに動く主人公、

彼に振り回される部下の凸凹コンビ感、個性的なメンバーと、

何をやりたいか?どんな雰囲気にしたいのか?は凡そ掴めはしたものの、

全体的にこじんまりしていてベタな弁護士モノに留まってしまっていますね。

複数体制の脚本家である事が、軌道修正的な意味合いで

良い方向に向かうと良いのですが…。

 

 

↓次回の感想はこちら↓

kimama-freedays.ddns.net

 

 

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