2019年秋ドラマ一覧

2019年 秋ドラマ 総括|変人だらけのクールも、明暗分かれる結果に

 

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どうも、りんころです。

毎度おなじみ、今期見た秋ドラマ20作品のランキング付けです。

年間ランキングもあるし、今年もあと1日で終わっちゃうので…

ざっくりと発表していきます!(と言いつつやっぱり長くなる ←最早定期かもしれない)

 

ちなみに、視聴前に付けた期待度ランキングはこんな感じ↓

1位 シャーロック(フジ・月9)

2位 時効警察はじめました(テレ朝・金11)

3位 死役所(テレ東・水深夜)

4位 ミス・ジコチョー 〜天才・天ノ教授の調査ファイル〜(NHK総合・金10)

5位 まだ結婚できない男(フジ・火9)

あらら、TOP5の中にどれも入っていない…(ちなみに最高順位は7位)

期待していた作品がそこまで…で、逆に、思った以上に面白い!という作品が

自分の中では多かったみたいです。

 

ここから下は、あくまでも個人的なランキングです!!

下に行くほど褒めるだけでないコメントも出てきます。

(そして、全部のランキング付けと振り返りをしただけあって、

ボリューム大な記事となってます。お時間のある方にオススメ。)

ではでは…

 

 

2019年 秋ドラマ ランキング

 

視聴した20作品の順位を発表していきます。

※上から
順位 タイトル(放送局・曜日・時間)視聴前期待度(最大:★5つ)
という構成になっております。

感想記事のリンクも貼ってあるので、詳しい内容を見たい!という方は、よろしければ。

 

1位 最優秀作品賞

G線上のあなたと私(TBS・火曜22時)★★★

 

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恋愛を取り扱ったドラマといえば、若者受けを狙った胸キュン優先のラブコメや、

昔の月9かのようなトレンディ感の残る、言わば既視感のある設定の作品ばかりの昨今で、

本作は新たな可能性を提示してくれました。

 

偶然ライバルに出会う展開、手繋ぎ、壁ドンなど、

確かに「ザ・恋愛要素」は盛り込まれていたものの。

それでもこの世界の登場人物が愛しい、応援したいと思えたのは、

嫉妬、刺激、挫折…といった日常で誰しもが経験するであろう出来事をベースとし、

そこから恋愛に発展するかもしれない…という絡め方が

丁寧だったからだと考えています。

 

ドラマや本に終わりはあっても、

自身が生きて行く上で差し掛かるターニングポイントに終わりはない。

しかし、どんなに辛い事が待っていたとしても

「好き」という気持ちでい続ければ前に進める。

 

そんな人生の荒波を、クスッとさせられる会話劇も交えながら

優しく、温かく描いてくれた作品でした。

見終わった後に勇気づけられる作品に出会えた事、本当に嬉しく思います。

 

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2位 優秀作品賞

俺の話は長い(日本テレビ・土曜22時)★★★

 

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題材がホームドラマである事、30分×2本構成という斬新な試みから、

最初は「令和版サザエさん」のような作りになっていくのかな?と思いましたが。

その予想を飛び越え、昔ながらの懐かしい下町的世界観に

現代家族の世相の反映という対比が効いた、妙な味わい深さが残る作品でした。

 

1位の「G線上」と同じく、こちらも会話劇が心地良く、

1つ1つの台詞にツッコみきれないくらい、たくさん笑わせられました。

しかし、年齢や経験を重ねれば重ねるほど、どの登場人物の目線になって見てしまうか?

どんな風にその人の想いを受け取るのか?が世代ごとに異なってくる訳で、

笑わせられつつも実は考えさせられる…という意味では、

小さい子供から大人まで、老若男女が楽しめる土曜の夜には

最適過ぎるコンセプトだったんじゃないでしょうか。

 

満が生田斗真さんじゃなかったら、春海が清原果耶さんじゃなかったら、

綾子が小池栄子さんじゃなかったら…本作の面白さもかなり違っていた事でしょう。

自然体な演技で魅せる、実力派俳優・女優によるやり取りの上手さも光りました。

スペシャルでも良いから、また同じキャストでお会いしたいです。

 

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3位 作品賞

少年寅次郎(NHK総合・土曜21時)★★★

  

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男はつらいよ」シリーズは、名前を知っているだけで全く見た事はなかったので、

そんな私でも楽しめるのかなぁ…?というほんの不安を抱えたまま見始めましたが、

「家族愛」を描く1本の作品として成立していると思わせられる程の

満足感を味わう事が出来ました。

 

本作の最大の功績はやはり、寅次郎を演じた藤原颯音くんと井上優吏くんの

配役の上手さにあり、

この2人でなければ、寅次郎の目線に立って感情移入してしまう事も

少なかったかもしれません。

プロの役者という訳ではなく、子供らしいあどけなさが残っている所が

逆にリアルに感じられて良かったですし、

そこに慈悲に満ちた聖母のような井上真央さんの佇まいが

見事にマッチングした作品となりました。

 

ドラマチックな演出で魅せる作品、

SNSや詐欺など現代に沿った社会派作品などが増えている分、

本作の、学校の廊下に立たされる、げんこつ、といった昭和らしさ全開の世界観には

新鮮さが感じられた気がします。

何気ない日常でもクスッとさせられる温かさ。どこかニクめない車屋の人々。

岡田惠和さんが得意とする作風の真骨頂が発揮された一品でした。

 

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4位

おいしい給食(テレビ神奈川 他・木曜23時)(-)

 

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こちらは感想は全然書いていませんでしたが、最終回まで楽しく視聴しました。

 

「ROOKIES」でのヤンキーな役で市原隼人さんを知った私にとっては、

本作での甘利田先生はある意味衝撃的な出会いでした(笑)

(次点は、「明日の君がもっと好き」での三味線ファイヤーな主人公w)

給食の歴史について心の中で熱弁したり、表情豊かに味わったり、

校歌を歌う時にノリノリで腕を振ったりする役をやられるなんて誰が想像していた事か。

もうね、甘利田先生のシュールな動きを見ているだけでお腹痛いのに、

毎回自分の発案した斜め上の食べ方を見せつける神野くんの賢さが

また面白過ぎるんですよねぇ…

 

しかし、ただ笑って終われるコメディという訳ではなく、

「日常の根幹は食にあり」というメッセージも込められていました。

当たり前に出される給食=食事でも、コミュニケーションを生み出す存在として

それが如何に価値のあるものであったかを

(しかも、大人になって懐かしみながら見るから尚更)、

給食をこよなく愛する二人が関係を築いていく過程を通して考えさせられ、

見終わった後は思わず感謝したくなってしまう余韻もありました。

 

学園ドラマのジャンルで「給食」という学校生活ならではのイベントに特化した

アプローチの仕方も革新的で、

地上波では真似出来ない、視聴率に囚われない地方局制作だからこその

自由さが活きた作品として、記憶に残りそうです。

 

 

5位

グランメゾン東京(TBS・日曜21時)★★★

 

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「A LIFE」「BG」と、豪華なキャストを揃えただけの

主人公上げ周り下げの作風が顕著な印象があったキムタクドラマでしたが、

本作は良い意味で裏切られました。

 

どん底から這い上がるため、仲間を集めて夢を叶えるまでのサクセスストーリーは

日曜劇場では王道中の王道。

引き抜きや裏切り、分かりやすい悪役の存在など、

シナリオや設定自体は従来の池井戸班の作品と特に変わり映えはなく、

それだけなら「またいつもの暑苦しい流れか」とお腹いっぱいになりそうなものを。

そこに木村拓哉さんの強みである「画面の引きつけ力」を適度なタイミングで絡ませ、

最終的に両者のいいとこ取りをした、

食べ合わせの良い作品に仕上がっていたのがお見事でした。

 

木村拓哉さんを、あえて脇役を引き立たせるサポート役に徹底させた事。

ヒロイン役に、柔らかでありつつも芯の通った佇まいをも併せ持つ鈴木京香さん、

影のまとめ役を演じさせるには安定感のある沢村一樹さんのキャスティングなど、

プロデューサーの企画力が勝った作品だったと思います。

 

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6位

リカ(フジテレビ・土曜23時40分)★★★

 

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もう平常心では高岡早紀さんを見られないほどの、

怪演!怪演!!怪演!!!のオンパレードで視聴者を圧倒しまくった作品でした。

 

正直言うと、第一部の方が遥かに衝撃度は高かったものの、

それでも最後まで満足出来たのは、主人公の過去を1話分使って共感を煽らず、

翻弄されていく登場人物と共に「怖い」というイメージを持たせ続けた

エンターテインメント的作りで徹底させていたからかもしれません。

 

「28歳のリカです」「チッ」「…死ねばいい」 から始まり、

ハーバリウムターミネーターリカや自作クソコラ家族写真など

数々の名台詞や名シーンを残してくれました。

 

その中でも、個人的にツボに入った自作クソコラ家族写真の画像を

最後に貼らせていただきます。

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もしこれがオリジナルだったら、考えた人がセンスあり過ぎですよねぇ(笑)

 

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7位

死役所(テレビ東京・水曜24時12分)★★★★

 

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前半でミチルの詮索パートと死者の1話完結パートを同時進行させてしまったが為に、

後者の手厚い「人間ドラマ」の物語を堪能出来る機会が十分になかった事、

そして、最終回ではそれが響き、書きたい内容を書き切れてないと察せられる程の

構成力の弱さが、何とも残り惜しい作品ではありました。

 

しかし、ドラマチックに死者とその家族を会わせる感動展開は一切排除し、

エピソード自体は死に関する壮絶な過去を取り扱いながらも、

あくまでも「死は案外呆気なく訪れてくる」を貫き通した

淡々とした作りにとても好感が持てました。

 

ミチル自体は死役所の人々を引っ掻き回す存在だったので、

あまり好きにはなれませんでしたが、

彼女のように「しょうもない理由」で若い内から命を絶ってしまった人も

多くいるんじゃないかとも思わされます。

 

様々な「死の形」を覗かせてもらった作品。

近いうちに、続編でまたお会いしたいです。

 

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8位

時効警察はじめました(テレビ朝日・金曜23時15分)★★★★

 

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予習しようと思っていた前シリーズは残念ながらほとんど見きれなかったものの、

今シリーズ単体で考えれば、脚本家それぞれの独自性は残しつつも

神秘的な世界観にはブレがなかった点、

そして深夜にしては凝っているミステリー要素も含めて

割と完成度は高い作品だったんじゃないかと思います。

熱狂的なファンがいるのもよく分かる。

 

向井理さんや松重豊さん、山崎賢人さんや中島美嘉など

ゲストは深夜ドラマには勿体無いくらい豪華でしたが、

ただゲストの演技で魅せるだけでなく、

肩の力を抜いて笑わされる時効警察課でのやり取り、シュールな小ネタやトリックなど

全方位で充実した1時間を過ごす事が出来ました。

 

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9位

孤独のグルメ Season8(テレビ東京・金曜24時12分)★★★

 

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前シリーズから視聴し始めた本作。

前と比べると、店を決めるまでの流れが早かったり、食べる量が若干減っていたりと

変化が感じられたように思いましたが、

その代わり、街並みや店の内観を引きの画面でじっくりと見せてくれる演出が増え、

進化した「孤独のグルメ」として形を残せたんじゃないでしょうか。

 

個人的に一番行ってみたいと思えたお店は、

4話での大きなパンケーキのお店と、9話のインドカレーのお店。

9話に関しては、実はチラッと映った「なぜそばにラー油を…」という店は

かつて行った事があり、まさか隣にあんなに美味しそうなカレー屋があるとは…と

良い情報を得た気分でした(笑)

 

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10位

まだ結婚できない男(フジテレビ・火曜21時)★★★★

 

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正直言っちゃうと、桑野さんのキャラクターが面白くてこの順位です(キッパリ)

 

13年ぶりというブランクを全く感じさせない阿部寛さんの曲者っぷりの演技が素晴らしく、

それだけ笑わせられるシーンも多くて、

全体的には1時間があっという間に感じた作品ではありましたが。

内容の方は、前作の女性陣のキャラクターをそのまま配置換えした

所謂「二番煎じ」感は否めず、

一応現代らしく「セカンドステージ」「結婚観の違い」を取り入れてはみたものの、

結局同窓会的ノリで打ち消されて、

今の時代にわざわざ続編として作られるべき作品であったのか?は

中途半端なまま終わってしまったのが残念でした。

 

前作が名作だと、続編を作るハードルもかなり高くなり、

余程の脚本力がないと「前の方が面白かった」と言われる事も多くなります。

本作は、まさにその典型的な例を見た作品でした。

 

せめて隣人は、今期の某水10のような新婚夫婦とかに変更して、

恋愛に全く絡まない一息つかせる立場にしてみても良かったんじゃないでしょうか。

 

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以下は、ちょっとだけ簡単に。

10位まで見られれば良い!ノミネート賞の方を見たい!という方は、

こちらを押すと「超個人的なノミネート賞」のページに飛びます。

 

 

11位

生田家の朝(日本テレビ・月〜金曜7時50分頃)★★★

 

てっきり全20話だと思い込んでいたので、途中からガラッと「緑山家の朝」に

変わってしまったのには寂しさがありましたが、

プロデューサーも狙っていたように、ZIP!と繋がっていたオチや

生田家の生活をテレビで見る夫婦…など、所々に施されるサプライズは面白く、

マンネリを感じさせない作りにしようという意気込みは確かに感じられた作品でした。

 

前シリーズなら「出来事」、

今シリーズなら「モノ・コト」に特化させた印象のある本作ですが、

エピソード自体も前作に負けず劣らず、ツッコミながら楽しく見られました。

来年また続編をやるとしたら、違う季節での生田家の日常を見てみたいです。

 

 

12位

緑山家の朝(日本テレビ・月〜金曜7時50分頃)(-) 

 

こちらは「生田家の朝」よりもシュールさに磨きがかかっていて、

ああ、なんかバカリズムさんらしい作品だなぁという印象を持ちました。

 

生田家と違って二人暮らし(夫婦だけ)なので、職業はサラッと紹介していたものの

二人が今どんな日常を過ごしているのか?はあまり見えてこない感じではありましたが、

これはこれで「近所の家をチラッと見る」くらいの感覚で

アリなんじゃないかなぁと思います。

 

 

13位

ひとりキャンプで食って寝る(テレビ東京・金曜24時52分)★★★

 

ひとりと言いながら毎回誰かとの出会いはあるし、

食べたい物があっても結局は食べられないまま終わったりもする。

思うようには行かない日々だけど、その「思うようには」の中には

案外心が救われる出来事があったりもする…

キャンプを通してそんな「人生そのもの」を映してみせた作品でした。

 

内容自体はドラマっぽくはなく、主人公が何かしている様子を

ただ淡々と見せる作りではありましたが、

この人の日常はこれからもこうやって続いて行くんだろうなぁ…と思わせられる

締め方も「らしい」感じで良かったです。

 

実験的な遊び心溢れる劇伴も、食べ物に火が通った時のカットも、

キャンパー同士で語り合っているのをじっくり映す映像も、どれもお気に入りでした。

 

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14位

ミス・ジコチョー 〜天才・天ノ教授の調査ファイル〜

NHK総合・金曜22時)★★★★

 

高齢者運転の回や団地付き合いの回、長時間労働の回など、

現代社会を用いたエピソードで考えさせられる時もありましたが、

全体的には「失敗学」の引き出しが少なかったのかな?という印象の残る

作品となってしまいました。

事件の結末自体もちょっと弱いのがちらほら見受けられたし…

 

「私、失敗しちゃった」と言う主人公を演じる松雪泰子さんには愛着が持てましたが、

個人的に期待していたほどハマる事はなかったのは、

実証をするシーンでの研究員の軽さや、テレビ朝日ドラマのような雰囲気に既視感を覚え、

その2つが最後まで引っかかってしまった…というのがあるのかもしれません。

 

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15位

左ききのエレン(TBS・火曜25時28分)(-)

 

光一に近い年齢である事、同じような職業であるという事から、

彼の成長物語としては身につまされる部分もあり面白く見られましたが、

肝心のエレンの話は最後まで謎めいていた印象で、

個人的には、そちらにはあまり興味が持てないまま終わってしまいました。

 

営業マンの回も、9話辺りでの宣伝部長と会議で関わる回にも

グッと来るものがあったので、エレンを絡めず

広告代理店を舞台に、もがきながらも自分の居場所を確立させていく群像劇として

このドラマを見たかった気がします。

 

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16位

シャーロック(フジテレビ・月曜21時)★★★★

 

OPの見せ方がカッコイイ!飄々とした佇まいのおディーンさんがカッコイイ!

映像も劇伴もカッコイイ!と、そんなカッコイイ尽くしで見終えてしまった感じでした。

 

肝心の内容の方は、時々トリッキーな作りで楽しませてくれた回もあったものの、

ミステリーの醍醐味である「そこにヒントが隠されていたのか!」という驚きも、

ディーンさん×太田Pのタッグが共通点の「モンテ・クリスト伯」「レ・ミゼラブル」で

見せた人間模様の深みも足りなかったのが残念です。

まぁ、原作が有名な小説なので、トリックも捻りが効いていて

Wで見応えのある作品になるんじゃないかという先入観を持ってしまった

部分もあるのかもしれませんが。

 

それでは、最後にご唱和下さい…

\結局守谷は誰やねん!/

 

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17位

同期のサクラ(日本テレビ・水曜22時)★★★

 

変わった主人公が仲間に喝を入れる展開、そしてファンタジーな世界観は、

遊川和彦さんが以前手がけた「ハケン占い師アタル」と同じフォーマットではあったものの。

本作の方は説教臭さが感じられないし、居場所を確立していく若者の物語として

応援したい気持ちにもさせられるなぁ…と好感を持って見ていたのですが…

1週空いてから、どうして同期達があんなに鬼畜になってしまったのか…(泣)

それだけが残念でなりませんでした。

うつ病を抱えている人には見せちゃダメ、絶対。

 

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18位

ドクターX 〜外科医・大門未知子〜(テレビ朝日・木曜21時)★★★

 

毎回ナレーションで「どこの医局にも属さないフリーランス」と

大門の事を紹介していましたが、

ただ東帝大病院に雇われているバイトにしか見えないのは気のせいでしょうか(汗)

 

初回で病院の改革をするほど、「この人、只者じゃないな」という感じを

新キャラのニコラスから匂わせていた割には、最終的には何もなかったかのように

チームで彼を手術して解決!で綺麗にまとめるのもなんだかなぁ〜。

キャストにお金かけて、変に力まなくても良かったんじゃない? 

 

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19位

おっさんずラブ -in the sky-(テレビ朝日・土曜23時15分)★★★

 

テレ朝がヒット作の続編を作ったら、こんな感じになるのね…という例を

見せられた作品でした。

 

色々モヤっとする所はあったけれど、極め付けは春田×黒澤機長のオチ。

二次創作物を漁ったり、映画に何回も足を運んだりするほどの熱狂的ファンでは

全然なかった私でも、最終まで見てきてガッカリさせられるくらいですから、

好んで見ていた方にとってはどう映ったんでしょうね。

 

恋愛描写すら雑に扱うんだったら、また続編をやろうなんて考えないで下さい…。

 

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20位

モトカレマニア(フジテレビ・木曜22時)★

 

ズレている所はあっても弾けようとしているのは伝わって、

2話までは好意的に見ていたんですがね…

あーあ、最初からこんなシリアスで散漫とした話だったらもっと早く切っていたのに、

なんで完走しちゃったんだろうと後悔する作品も随分久しぶりです(苦笑)

 

視聴率を見るに、もう打ち切りだと断定しますけど、

打ち切りになったからって保守的に走ろうとしてしまっては、

視聴者もスタッフもどちらも得はしませんよ。本当に。

 

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リタイアしたドラマ…

 

ハル 〜総合商社の女〜(テレビ東京・月曜22時)★★ 

 

3話まで視聴。家庭パートを増やす事で、

従来の再建物語と差別化しようと意図したのかもしれませんが、

別に不仲でもないのに何で離婚したんだろう?何で夫に子供の事を紹介しないんだろう?

というのが一々引っかかり、

「総合商社の女」よりも「よく分からない女」といった印象に(笑)

まぁ、仕事パートも前作と同じく、主人公の腕が不明瞭&アッサリ結末で

大して面白味がなかったんですけどね…。

 

 

4分間のマリーゴールド(TBS・金曜22時)★★ 

 

2話まで視聴。うーん…どうにも綺麗事なストーリーが引っかかって…

のめり込む事が出来ず「もう良いかな」と思って止めてしまいました。

映画だったら、もっと違っていたのかな。

 

 

ニッポンノワール –刑事Yの反乱–

日本テレビ・日曜22時30分)★★★ 

 

1話のみ視聴。最終回の数分だけチラッと見てみましたが、なんだそれ…ってなもんで。

未練残さずスッパリ止めてしまって正解だったと実感しました(笑)

机ドンドン、銃バンバン、警察達がギャーギャー…

あんなノリを日曜の夜に毎週見るとなると、きついですって。

 

                                           

超個人的なノミネート賞

 

主演男優賞 阿部寛(まだ結婚できない男 

13年ぶりというブランクを全く感じさせない、"桑野信介"という人物の日常が

画面の外でもそのまま続いていたんじゃないかと思わせられる程の

演技を見せてくださいました。

高身長で彫りが深い顔の造形だからこそ、得体の知れない感じが出てくるし、

その分実は人想いだったというギャップも大きい。

この役は阿部寛さんしか考えられません!片方の口角が上がった笑い方もツボでした。

 

 

主演女優賞 波瑠(G線上のあなたと私) /高岡早紀(リカ)

今までの出演作品はどれも、どことなくインテリ系で冷めた感じ…という印象が残る

役が多かった波瑠さんですが、

本作で初めて「感情」「ありのままの自分」を見せる役を演じ、

上手く脱皮出来たんじゃないかと思わされました。

メガネに涙を溜めて、会話の答えになってないような

グシャグシャな気持ちをぶつけるシーンは、今でも忘れられません。/

高岡早紀さんの方も、「こんな役がハマるんだ!」という新たな収穫を得られました。

ターミネーターリカなど体を張った演技も良かったですが、

周りの人々よりも瞬きの回数を減らす事で「異質感」を漂わせているような

些細な表情作りには女優魂を見せつけられ、感服させられました。

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助演男優賞 中川大志(G線上のあなたと私)

社会人の一歩手前の大学生だからこその、

しっかりしつつもまだ未熟さの残っているような年頃を

自然体に演じられていたと思います。

 

 

助演女優賞 清原果耶(俺の話は長い)/松下由樹(G線上のあなたと私)

「透明なゆりかご」から目を付けていた女優さんで、今回でやっとの受賞。

役の年頃に合わせた繊細でナイーブな佇まいを演じさせたら安定感があります。

ラジオで自分の投稿が読まれた時の落ち着きのない動き、ソワソワした手が好きでした。/

個人的に、松下由樹さんと言えば「ナースのお仕事」「朝はパン♪」の

イメージがありましたが、それらと肩を並べるくらいの存在感を残していたと思います。

也映子と理人を包み込んでくれるお母さんのような大らかさもあれば、

現実に打ちのめされそうになる弱さも見え隠れし、時に視聴者代表としてハッチャける…

様々な表情を堪能しました。楽しかったです。

 

 

新人賞 藤原颯音、井上優吏(少年寅次郎)

若かりし頃の寅さんだ!凄いな〜!という見た目の抜群さだけでなく、

「寅さんのモノマネしてる」とは感じさせない、子供ならではのあどけなさ、繊細さも

しっかり残した演技が良かったです。

  

 

主題歌賞 関ジャニ∞「友よ」(俺の話は長い)

人生賛歌として、背中を押してくれるような心強い曲に聴こえる時もあれば、

どこか哀愁の漂う切ない曲に聴こえる時もある…そんな2つの顔を見せてくれる曲は

最近のドラマの主題歌としてはかなり新鮮味がありました。

メンバー1人1人の魂の叫びが響き渡る名曲。

友よ (通常盤)

友よ (通常盤)

  • アーティスト:関ジャニ∞
  • 出版社/メーカー: インフィニティ・レコーズ
  • 発売日: 2019/11/27
  • メディア: CD
 

  

 

OP/ED映像賞 シャーロック OP

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(他の2つに合わせるため、「レストレード」の画像は反転させました)

画面に文字をペンで書くだけ…ではあるんですが、

それを美形のディーンさんにやらせるという発想をしたのがもう天才。

書いている姿をアップでまじまじと見られる…ああカッコイイ。

流れる曲もインスト的で世界観を邪魔しない感じも、またカッコイイ。

上の「ワトソン」「レストレード」のようにフェイントを効かせたり、

「メリー盛り上がりMas!」というサプライズ性も盛り込んだりと、

遊び心がある所も好みでした。

 

 

脚本賞 金子茂樹「俺の話は長い」

子供が自立してしまった親世代、未成年の子供を持つ親世代、学生世代、

挫折を味わった社会人世代など、それぞれの世代の心境を全て分かっているんじゃないかと

思わせられる登場人物の描写もさる事ながら。

重く真面目な作風にはせず、コメディの中にほんの真意もあるんだよ…という

落とし込み方をした脚本がお見事でした。

ギャグも日常のやり取りから生まれるものとして徹底していて、

「アイス食べたでしょ」「食べてない」誰もが経験したであろうこんな何気ない会話でも、

無理なく1本の話として成立させてしまう程の引き出しの多さにも驚かされました。

 

 

演出賞 塚原あゆ子山室大輔、青山貴洋「グランメゾン東京」

調理シーンでの、タイムラプスのような躍動感ある演出が好きでした。

料理を映すとなると「美味しそう」と思うものが多いですが、

本作はフランス料理という日本人には物珍しい所を活かし、

艶のある質感、鮮やかな色合いなどにフォーカスを当て、

1つの「芸術品」として魅力を引き立たせたカメラワークにも新鮮さを覚えました。

 

 

劇伴賞 菅野祐悟「シャーロック」 

これは完全に私の好みで、当時大好きだった「刑事ゆがみ」の劇伴に通ずるものが

あるなぁ…と感じられたため、ノミネートさせていただきました。

やはり、ミステリアスな世界観に合わせた曲を作られるのは

お得意なのかもしれませんね。

 

 

特別賞 タツオとおもち(まだ結婚できない男

今期1番の癒し枠でした♥ いつまでもお幸せに…

 

 

今期の振り返り…

 

今期はとにかく、「私、失敗しないので」で知名度のある木9の大門先生を筆頭に、

月9の獅子雄、火9の桑野さん、水10のサクラ、水深夜のシ村さん、

金10の真奈子さん、 金11の霧山さん、土10の満、土11の28歳リカ などなど、

変わり者が主人公の作品が結構揃っていた印象でした。

 

しかし、残念ながら、それら全てが満足に見終える事が出来たとは限らず、

最終的には作品自体の出来不出来の差が大きく開いてしまったのも確かです。

その原因としてはやはり「役者の演技、キャラに頼った話作り」にあるのかもしれません。

(ただし「リカ」は主人公の動きをメインに楽しむ作品なので、

私が今書きたい事とはズレてしまいますが。これは例外として捉えてください。)

 

視聴者を引き寄せるために主人公に個性を見出すのは良い事ですが、

それは結局の所「第一印象」にしかなりません。(ゲストの配役も然り。)

当たり前ですが、興味を持って引き続き見てくれるかどうかは

「充実した内容」「話の作り込み」が重要になってきます。

今期は勿論面白い作品はあったものの、

駆け足気味で中途半端な最終回が多発した事を踏まえると、

その2つが十分に伴っていない作品の方が多かったように思いました。

 

けれども、変わった主人公が共通点でありながらも、ジャンルも作風も重複する所はなく、

それぞれで独自のカラーを出していたのは良かったです。

 

 

*** 

 

以上、秋ドラマの総括でした。

来期も素敵な作品との出会いがあればな〜と思います。

 

閲覧ありがとうございました!

 

えっと、年間ランキングの件ですが…今年もあと1日なので

年内には多分終わらないと思います。いや、無理だと思ってください(笑)

なるべく早く上げたい気持ちではいます〜〜!

 


グランメゾン東京 最終回 感想|日曜劇場「gaku」も見たい!

 

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良くも悪くも、上手くまとめてみせた…感ある最終回でした。

 

ボロボロになったgakuに丹後(尾上菊之助)がやって来たら急に活気を取り戻す展開、

最終回にして江藤(手塚とおる)が良い人化、

萌絵(吉谷彩子)と美優(朝倉あき)による告白大会、リンダ(冨永愛)への説得と、

トントン拍子で1つずつ解決していく印象でしたし。

あれだけ引っ張っていた3年前の事件は、

結局、真相をニュースの形で伝えられる事は出来たのか?どうなったんだ?と

モヤモヤする部分もありましたが…

これからも冒険しようと輝き続ける二人のラストを見て、

まぁ、終わり良ければ全て良しかな?と少し納得できる内容だったと思います。

でも…gakuにも3つ星取らせて、一緒に壇上に並ぶ姿も見てみたかったなぁ…

3つ星落選から数ヶ月、彼らは進化を続けていた…所から始まる

新日曜劇場「gaku」がスタートしても良いのよ?(笑)

 

 

放送開始前は、またいつものキャストが豪華な、そして王様キャラな

「ザ・キムタクドラマ」になるんだろうと思い、そこまで期待していませんでしたが、

最後まで見てきて率直に言うなら、「木村さんの扱い方をよく知ってるな」と感じられる

作品になっていたんじゃないでしょうか。

 

本人自身が「キムタク」という愛称を付けられる程スターなので、

前面に押し出すと我が強い作風になってしまう所をあえて活かし、

本作では基本的にはサポーターに回りつつも、

仲間を引き止めるなどして「この人にしか出来ない事」をビシッと決める時は決める、

塩梅の効いたキャラクターになっていたのが良かったです。

主人公がメインの回がなくても、

縁の下の力持ちとして、存在感はキッチリ出すという作りの上手さも光りました。

 

涙を浮かべる演技にも心揺さぶられるものが大きかったですし、

今まで見てきた出演作品の中では初めて人間臭さが感じられ、

木村拓哉という俳優が一番魅力的に映った作品でもあった気がします。

 

新境地を見せた所で、来年のSPドラマ「教場」も

ちょっと期待してみたいと思わされました。面白いと良いな。

 

 

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シャーロック 特別編 感想|守谷も獅子雄の真相もアントールドのままなのね…

 

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2時間、長かったなぁ(笑)

スピンオフ的な話を有料じゃなく、地上波で見せてくれるのはありがたいけど…

想像通りシューロック済の映像多めの、総集編の作りだっただけに、

途中から集中力を切らしてしまいました。

 

ジャーナリストの門司(木南晴夏)が過去の犯罪者と1人ずつ面会していく形で、

獅子雄(ディーン・フジオカ)とは何者なのか?といった背景を探る展開になっていたので、

ほとんど総集編じゃん…と思いつつ。

でも逆に、丁寧に振り返っていく事で、

最後にはいくつもの謎=ピースがはまっていくかのような衝撃の真実が待っているのかと

ほんの少しの期待をしてみましたが、

あのオチを見るに、結局は「別に全部見なくても良かったような?」と思えるほどの

曖昧な結末になっていた印象でした。

 

で、公式がうたっていた肝心の「獅子雄という男は一体何者なのか?」も、

守谷の真の正体もわからず仕舞い…。

長く感じたのは、守谷はまだか!と焦れったい気持ちになっていたのもありますが、

あの面会シーンで犯人が語る獅子雄の事が、どれも過去に本編で見てきた

視聴者でも分かる情報ばかりだったのもあるかもしれません。

本作サブタイトルの「アントールドストーリーズ」らしく、未公開映像を加えるなどして、

「当事者しか目撃していなかった獅子雄の"その後"」が見える脚本&演出にしたら、

特別編と銘打った事に意義があったと思います。

 

獅子雄の生い立ち、探偵になるまでの背景といった過去も語られないまま

3年後になりました!彼は実は生きてました!ってやられてもなぁ…

私としてはメリーもりあがりませんでした(泣)

 

番組表では月9枠の番組名が、最終回放送当日になっても「調整中」だったものが、

放送が終わってから特別編があるのを発表する形で

視聴者を喜ばせる事を優先して作らずに、

もっと時間をかけて、内容重視で作っていただきたいものです。

 

最後次第で作品自体の受け取り方も変わってくるのに。勿体ないな。

 

 

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死役所 最終回 感想|全然最終回の感じがしない。続編はいつ?

 

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シ村(松岡昌宏)達家族の回想シーンや、

「お客様は仏様ですから」のいつもの決め台詞で締める事など、

一応最終回っぽく見せてはいましたが…

全体的には物語が終わった感じはなく、

普通に今週も放送がありそうだと思わせられる最終回でした。

 

1人の死者の過去をじっくりと映し出すのが本作の大きな魅力だっただけに、

シ村のエピソードが意外にもメインではなく、イシ間(でんでん)の成仏のくだりも

満遍なく同時進行で描いてきたから、駆け足気味でちょっと消化不良…。

加護の会の蓮田(吹越満)達が結局どうなったのかは、

今までにも後日談を明かさない回があったのでまだ良いとして。

娘がなぜあの姿になっていたのか、幸子(安達祐実)がシ村の死刑判決を聞いて

どんな反応を見せたのかなどは一切描かれなかったので、

やはり、前半のミチル(黒島結菜)の詮索のくだりを削っていたら

もっと「描きたかった話」が存分に出せたのではないかなぁと思いました。

(正直、彼女がいなくなってからの方が見やすかったし…)

 

そんな訳で、せっかく本筋は面白いのに、構成のバランスが悪かったのが勿体無い…

という歯痒さを感じてしまったものの。

諸行無常に抗う事の出来ない人間の無力さ」「運命の前ではどうする事も出来ない苦さ」

といったメッセージ性は全ての話で一貫しており、

作り手が視聴者に何を訴えたいのか?は直に受け止める事の出来たものとして

印象に残る作品にはなりそうです。

 

最初はミタゾノに似ているな〜と思ったシ村のキャラクターも、

回を増すごとに、目や表情で「感情」「過去の自分」をチラつかせる演技が良く、

また今回なんかは、パパだった頃の人間味ある"市村"の姿も伝わり、

最終的には松岡昌宏さんの新境地でもあったんじゃないかと思います。

 

ニシ川(松本まりか)の過去の話や、ハヤシ(清原翔)の成仏のくだりを

やらなかったって事は、きっと続編があるって事ですよね。

 

原作はまだ続いているみたいなので、いつでもお待ちしています。

 

 

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グランメゾン東京 10話 感想|セミファイナルに相応しい怒涛の展開!

 

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セミファイナルとしては、王道だけど完璧過ぎる出来でした。

 

開始10分ほどで、まず京野(沢村一樹)が平古(玉森裕太)の才能を認めた上で

説得するシーンで視聴者の心を掴み、

それから、尾花(木村拓哉)がゴーストシェフとして受け入れるくだり、

相沢(及川光博)が肩を並べながら自身の想いを打ち明け、

倫子(鈴木京香)が尾花の代わりにリンダ(冨永愛)へ最後の言葉を伝える…

そんな「料理と仲間がいる事への誇りを持つ人々」が

それぞれの形で見せ場を作る展開が続きます。

 

しかし、これだけだと主人公の存在が薄くなり、「群像劇」という印象が

残ってしまいがちですが、前にも同じ事を書いたように、

脇役を引き立たせつつ主人公も魅せる…のが本作の強みです。

 

序盤でも言っていた「お前ごときが責任とるなんて、100年早ぇって言ってんだよ!」が、

自分がいると三つ星は取れないと悟った平古を仲間に迎い入れる言葉として、

「声ちいせぇ」も含めて回収してくる熱さ。

 

また、最後は尾花のお陰…で終わるのではなく、

平古に料理の心得を伝える形で説得する仲間達の流れになり、

彼が店に入る決心をした次のシーンで「出来たな。最高なチームが」と京野が尾花に告げる。

 

主題歌のかかるタイミング。

涙を溜めてその言葉を噛み締める尾花を映すカットを、長めにとった演出。

この2つから、尾花にとって、今の最高の仲間と環境を手に入れるまでに

どれだけ長い年月がかかったか…どれだけ苦労してきたか…などと、

彼の目線になって自然と想像させられてしまいました。

「大人のリブート物語」としても、的確で抜群なラストでした。

 

今まで上手く扱えなかったマグロ料理に挑戦したいと言う尾花。

料理への飽くなき挑戦はまだまだ続きます。

王道らしく三つ星は取るのでしょうが、

3年前から変われた彼がどんな料理を出すのか、楽しみでなりません。

 

準備は整いました。最終回、見守ります!

 

 

超余談ですが…黒い服をまとったリンダが

マ◯フィセントに見えてしまったのは、ここだけの話で(笑)

 

 

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おっさんずラブ -in the sky- 最終回 感想|やっとこさ報われる部長!って、え…?

 

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悪魔の手毬唄」を見ていたので、約15分遅刻で視聴を始めたら、

なぜか相撲対決&青春ごっこをしているおっさんず…(笑)

卓球にバッティングに相撲。今作は何かと試合をするのが好きですね。

(後から見逃した分をTVerで補完してもカオスだったw)

 

ありのままでいろ!もっと本音を出せ!と訴えているような黒澤機長(吉田鋼太郎)。

仲睦まじく時間を過ごしたら、今度はそれぞれが恋愛とじっくり向き合う…

おや?誰かとくっつく話ではなく、恋とはなんぞや?を考える話だったのかと思うと、

春田(田中圭)がノンケから急に目覚めるのも、成瀬(千葉雄大)の事が

いつの間にか好きになっていったのも、まぁアリなのかな…って、ならんわな。

まとめに入るのと心理描写はまた別。

 

それより、ここまで見てきて一番の「へ?」は、最後のシーンですよ。

春田が黒澤に向かって「好きになっても良いですか!」と告白する。

前回までの流れを考えるに、

これ…どのくらいの視聴者が予想してました?

いつ、黒澤機長の事を好きになったんですか?

成瀬への気持ちはどこに行ったんですかーーーー!!

前作を踏まえると、部長…もとい機長が三度目の正直で

やっと報われたって所なんでしょうけど、

盛り上げる為なら何でも良いや!っていう投げ捨て感が強くてさぁ…

最後まで見て損したと思ったのは私だけじゃないはず(苦笑)

シノさん(戸次重幸)からはるたんに乗り換える

成瀬とのオチにした方がまだ良かったですよ。

 

よくよく考えれば、ぶりっこなはるたんやカオスな人間模様は、

本作で過剰になっただけで、前作から根本的には変わってないんですよね。

じゃあ、前作がなぜあそこまで純愛物語としてヒットしたのかというと…

林遣都さんの人を切ない気持ちにさせる演技が上手過ぎたんです。

前半はコメディ寄りで、後半から徐々に切ない路線になったのを踏まえれば、

元々前作も「ラブ<コメディ」の作風にしたかったんでしょう。

それが、思わぬ形で人気に火がつき始めたから、

じゃあその流れに乗っかって路線変更しようかなぁと判断した…そう思っています。

 

で、その「切なさ」「胸キュン」の解釈を履き違えてしまったのが本作。

テレ朝も、刑事・医療のド定番ジャンル以外で久しぶりにヒット作が出たから、

しかもそれが深夜ドラマから…というのが嬉しくて堪らなかったんでしょうね。

1つの作品で人気を持続させたい気持ちは分かります。

しかしそれと同時に、言い方は悪くなってしまいますが、

人気を持続させるためには、心理描写の浅さやただ複雑で混乱させてるだけの

人間関係になったとしても、

「映画化」「続編」と銘打ってファンを繋ぎとめれば大儲け…という

安易な考えで作品を作ってしまうんだというのも、今回でよく分かりました。

 

今期は他にも続編モノはありましたが…

本作こそ、もう完結にしちゃって良いんじゃないですか?

おっさんずラブ」は、前作の記憶のままで終わりたかったです…

 

 

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ミス・ジコチョー〜天才・天ノ教授の調査ファイル〜 最終回 感想|失敗を認める事の大切さ

 

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謎解きミステリーがメインの話があったり、医療が舞台の話があったりと、

後半になるにつれて「失敗学」と括れば何でもアリでしょ!といった話が続いたので、

このままネタ切れして終わっちゃうのかなぁ…と心配した時もありましたが。

前回も含め、最終章は初回で感じた「失敗は成功のもと」という原点に立ち返った

本作らしい締めになっていたんじゃないでしょうか。

 

真奈子(松雪泰子)が度々言ってきた「また同じ失敗を繰り返さないように」

つまりそれは、失敗を認めるためには、凝り固まったプライドやキャリアは一度捨てる

強い覚悟と柔軟性が必要とも捉えられます。

 

今回の大手自動車会社がリコール隠蔽を引き起こした原因も

「100年の"歴史"」「長年の信頼」にこだわり続けた所にあり、

この会社がもし中小企業であれば

失敗に対する向き合い方も大きく変わったのかもしれません。

 

「失敗したのを分かっていて隠蔽をする事は、ただの犯罪」

命に直接関わる仕事に就く人々には、特に肝に銘じて欲しい言葉でしたが、

素直にならないと次はないよ…という意味で自身もハッとさせられる部分がありました。

 

 

「失敗学」「事故調」なので、今回のような高齢者運転など、

実際に起こった身近なニュース&社会問題を絡めた話をもっと見たかった気はしますが、

(例えば今なら、保育士集団退職やいじめ、パワハラなど…)

真実を追求する主人公達の姿勢に全くブレがないのは良かったですし、

こちらは時々ではありましたが、大規模な実験シーンも楽しめました。

 

最初はノリが軽くて微妙かも…?と思っていた研究室の面々も、

イメージがいつの間にか変わるとまでは行かなくとも、

助手役の堀井新太さんと、真奈子の良き理解者役の須藤理彩さんは

最終的に存在感は残せていた印象です。

 

「失敗の隠蔽は犯罪」に加えて「最高傑作です!」と娘を褒める

南雲(余貴美子)博士にもスッキリ。

今思えば、失敗学に携わっている分、相手の良い所も改善すべき所も

よく見ているのが伝わる言葉選びのセンスが、本作の中で一番好きだったのかもなぁ。

 

最後のあのノリノリサンタ姿には、全て持ってかれた感じでしたけど(笑)

続編が作れそうなラストでしたね。またやる時が来るのかしら?

 

 

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ドクターX 〜外科医・大門未知子〜(2019) 最終回 感想|ニコラスって結局何しに来たんだ?

 

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本作自体が時代劇路線を貫く作品なので、

大門(米倉涼子)が失敗したように見せかけて

実は先の事まで考えた手術をピアニスト少年に施していた件も、

最終的にはチームが集結してニコラス(市村正親)の命を救う件も

想定内ではあったのですが…

潮(ユースケ・サンタマリア)とAIが一緒に協力に乗り出してきたシーンは

ちょっと良かったなって思えました。

 

4話で潮がAIのその他の診断結果を見逃した時は、いや、医者としてどうなのよ…と

ツッコンだりもしたもんですが、逆にここまでダメダメに描いた事が

かえって潮の成長っぷりを実感出来たのかもしれない、なんて(笑)

 

まぁ、そうですね。総括するとするならば…(え、もう…w)

やっぱり、新キャラも設定も上手く活かせてませんでしたよね。

「コストカッター」として動くニコラスも、

序盤であれほど匂わせていた病院の改革も、

ブラックバスだか何だかの計画も、今思えば全ておじゃん。

気づけば、これらの要素無しでも特に支障のない、

まるで初期のシリーズでやっていそうな展開が続いていた印象でした。

(というか、むしろニコラス達が絡まない話の方がまだ面白かったような…)

今回でのニコラスの病気→手術だって、最終回が近づいてどうしようもなくなって

ええい!病気持ちの設定にしちゃえ!という若干投げやりな感じがプンプンします。

 

蛭間(西田敏行)の急なキャラ変も。

「あの小僧…」とか言って、アウトレイジ化しちゃうしさ。

元々は悪い思考の持ち主のキャラクターだったのが、ニコラスという敵対する相手が

やってきた事によって抑え目になったのかは分かりませんが、

最終回でこんなズル賢い院長にするんだったら、

最初から彼を登場させなくても良かった気がしました(笑)

 

医療のプロフェッショナルが大門であるように、

改革のプロフェッショナルのニコラスを見たかったですし、

「私、失敗しないので。」という言葉にも日和らず

対等に張り合えるくらいの存在であって欲しかったです。

 

で、今までのシリーズ未視聴の私が本作を初めて見た理由としては、

視聴率平均20%台の作品とはどんなもんなのか…

最近では続編が出来てつまらなくなる一方で、本作は6まで続くんだから、

よっぽど押さえ所はしっかりしていて面白いんだろうな…というのを

確かめるためだったのですが。

個人的には、最後まで「なぜシーズン6まで続くほど視聴者から熱い支持を得ているのか」

はよく分からないまま見終えた結果となりました。

 

なので、もし来年も続編をやるとしたら、見るかどうかは今は不明なのですが…

おじさん達4人が大門の所の紹介所で 本当に雇われる事になったら、

それはそれで見てみたい気がしなくもないような…(笑)

 

 

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同期のサクラ 最終回 感想|何も響かない最終回。どうしてこうなった?

 

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※前々回と前回に引き続き、今回の感想もネガティブ寄りになっているので、

感動したという方は読まない事をオススメします。

 

終わった…。お疲れ様…。

7話まで好意的に見ていた頃を思えば、今期で一番裏切られた感が強い作品でしたわ。

 

8話と9話の同期達が、サクラ(高畑充希)に対して

あまりにも無惨で情のない描かれ方をしていて、

不快感の残った状態での最終回の流れだったからさ…

どんなにハッピーエンドであろうが、感動する事はないだろうなと思って

「とりあえずここまで見たから一応最後も見ますか…」くらいの視聴意欲で見届けた訳さ。

 

で、結局、風呂敷を広げては綺麗にまとめ過ぎた展開なのもあり、

何も心に響かないままスーッと流れるように見終えた最終回でした。

 

鍋をすっぽかされる事があっても、集団で囲まれて理想像押し付けられても、

仲間仲間を強調出来るサクラが逆に恐ろしかった。

前半は、黒川(椎名桔平)が何か企んでいて彼女を騙そうとしているんじゃないかと

視聴者を誘導させる描写の仕方でしたが、

私には、サクラの出世に嫉妬し、築いてきた地位=力で引きずり降ろそうとする同期達が

友情搾取で「同期は最高」とマインドコントロールする形で

騙しているようにしか見えませんでした。

仲間は力となった。今の私があるのは仲間のおかげだ。

本当にそう思ってるのかな?

 

だいたい、本当にかけがえのない同期だったら、

みにくいアヒルの子が、白鳥になった途端本性を表した」

という例えなんてする訳がありません。

普通の生活していたら、そんな心ない言葉は思いつくのでしょうか。

 

サクラに黒川が肩入れしていた理由が「娘と似ていた」もなぁ…

その割には「この業界で2度と働かせない事も出来る」なんて

パワハラまがいの事を言うから説得力も持てないし…。

なんだかんだで、期待していたらしい上司よりも、支えてきたらしい同期よりも、

サクラにしっかり向き合っていたのはすみれ(相武紗季)さんだけなんじゃないですかね。

4人じゃなくて、この人が同期なら良かったのにな。

そうしたら、最終回でのサクラの想いの受け取り方も

かなり違っていたかもしれないです。

  

サクラには絶対に、今の同期達よりも最高の仲間を見つけて欲しいし、

同期達ももうサクラの事はほっといて欲しい。

 

話自体はモヤッとしたけど…高畑充希さんをはじめとした

役者さん方の熱演がまだ救いだったのかな。

 

 

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G線上のあなたと私 最終回 感想|「好き」という気持ちさえあれば、前に進める。

 

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良いもの、見たなぁ…

とても心が満たされてるわ。今。

 

弘章(小木博明)の件。

ここは正直、前回のラストで引っ張った割に約5分で解決…という

若干サッパリとまとめた気がしなくもないものの、

幸恵(松下由樹)さんにとっては、この日をまた思い出す時が来るほどの思い出に。

事のきっかけが何であれ、自分のやった行為に自覚がないのも別として、

そこに込められた「誠意」と真っ直ぐな「言葉」が欲しかったんですよね。きっと。

 

また一段と芯の強い女性へと変わった幸恵さんが、

胸にグサッとくる直球な言葉を投げかける形で。

そして理人(中川大志)は、以前に「自分で動くしかない」と言われた事がバネとなり、

なんでも良いからと勢いで抱きしめる形で、

不安で心がボロボロ状態の也映子(波瑠)を救いに行く。

もうあの頃の「緩いかもしれないけど良いもの」以上の関係になっていると

十分に伝わります。

そもそも、学生時代からの親友でもない限り、あそこまで立場の違う相手に

しっかり向き合ってくれる事って滅多にないと思うから。

 

本作が始まってからは とにかくバイオリンの音が酷くて、

ドラマとして考えたら、最終回までにはまるで別人のように

上手くなっているんだろうなぁと想像もしていたけれど、

完璧!とまでは行かなかった。逆にそこが良かったです。

 

也映子「大人のバイオリン教室はみんな大人なので、

    何者になるわけでもない私たちの演奏は、大して上手くはない」

度々この台詞から始まる也映子のナレーションに、

理人と幸恵さん、そして真於(桜井ユキ)との出会いがあった事で、

1つの結論が出ました。

「でも、大人になってから、何かが出来るようになるって、素敵だ。」

「人は誰かに優しくなるとか、やっぱり家族が大事だって思えるとか、

 人を本気で好きになるとか。」

「前は上手くできなかった事が何度も練習する事で、ちょっとずつ、

 でも気がつけば出来るようになっている。それは素晴らしい事だ。」

 

「だけど本当は、別に出来るようにならなくたって全然良くて、

 ただ思ってさえいれば良いんだ。」

「私たちはいつでも、いくつでも、前に進める」

 

そして、1年が経って、也映子と理人が物件探しをしている時に、

こんな会話のやりとりが。

也映子「私たち、意外とバイオリン続けてるよなーって。」

理人 「好きだからでしょ。好きだから続くんでしょ、何事も。」

理人の言葉が、まるで一段落前の上記の也映子の言葉に対する

「好きという気持ちがあれば、何度だって前に進めるんだよ」という答えに

なっているように感じさせられ、

上手い流れを考えるなぁとも感動さえしてしまったのは、気のせいでしょうか…。

 

バイオリンが「好き」だから。

バイオリンで出会った3人が「好き」だから。

恋人として理人の事が「好き」だから。

 

この先、画面では見られない物語の延長線上で、

嬉しい事と同じくらいキツい事が待っていたとしても、

本当に会えなくなってしまったとしても、

也映子達ならきっと大丈夫だろうなぁと思えます。

 

視聴前は、恋愛もの?で、なんで波瑠さんと中川大志さんに、

松下由樹さんの組み合わせ?と少し驚きでしたが…

最後まで見てみて、幸恵役には明るさとチャーミングさもある

松下さんしかいないでしょ!と思えるくらいには、

時に視聴者代表にもなり、時にビシッと決め…で、偉大な存在へとなっていました。

「演技」「脚本に書かれた台詞」を飛び越えた会話劇も、

感情がそのまま溢れ出ているかのような也映子の告白シーンも凄く良かったです。

波瑠さんは本作で、かなりイメージが変わりました。

 

あくまでも恋愛を重きにする訳ではなく、

新たな環境で出会う人々、充実した日々を送る相手が羨ましい事から始まる嫉妬、

ヤキモチ、刺激、理想と現実の差に打ちのめされる姿…

「誰もが経験するであろう出来事の中に、恋愛へと繋がる道もある"かもしれない"」

というささやかな絡め方が大好きでした。

 

見終わった後、自分もこれから何かが出来るかもしれない。

私にとって本作は、そんな心のビタミン的ドラマ。

そう思えるドラマとの出会いがあるって、幸せだよなぁ…。

 

 

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