2020年冬ドラマ一覧

10の秘密 1話 感想|THREE DAYSも、緊迫感はゼロ。

 

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1話ごとに1つの秘密が明らかになる…という単純なドラマではなかった(笑)

1個聞いたら10個返すみたいに、一気に多くの謎をばら撒いていく作りなのですね。

 

放送開始から15分までに、圭太(向井理)の娘・瞳(山田杏奈)が誘拐され、

由貴子(仲間由紀恵)の秘密を知るという展開を持ってくるのは

スピード感があって良かったのですが、

話が進むごとに何故だか飽きが来てしまったようにも思いました。

何か回収される訳でも、終盤で点と点が繋がる訳でもなく、

ただただずっと「誰かの秘密」が明かされる流れが続いたので、

そこにマンネリを覚えたのかもしれません。

 

初回の内容は、瞳を助けたければ3日間で由貴子を探せというもの。

追われる側じゃなくて追う側ですが、どことなく「TWO WEEKS」に似ています。

しかし、時間制限も短くなって、誘拐されているというのに…

圭太の焦りが伝わって来ないから緊迫感も薄いんですよね。

TWO…の方は三浦春馬さんの危うい表情で何とか魅了されましたが…

うーん、声のトーンが全体的に冷静に聞こえて、抑揚がないからなのでしょうか。

まぁ、LINEで既読付くのを待つよりまず電話でしょ!とか、

早く捜索願出して!とか、主人公の描かれ方に関するツッコミもあったんですけども。

そして、この手のジャンルの警察は相変わらず抜けている所も。

 

風呂敷が畳めるのかどうかが心配になってくる初回ではありましたが、

どちらも大ボスのイメージのある渡部篤郎さんと佐野史郎さんの共演の物珍しさで

今後も見るつもりではいます。

…ところで、菜七子(仲里依紗)も怪しくない?

 

 

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ランチ合コン探偵 〜恋とグルメと謎解きと〜 1話 感想|コメディな山本美月さんも良いね♪

 

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殺人事件や凶悪犯罪が絡まないという事前情報は得ていたので、

合コン中に探偵…はて、相手の心理を丸裸にするのか?などと想像していましたが、

なるほど、日常生活でよくある「人間観察」「相手を知る」事から始まるドラマなんですね。

原作自体の話になりますが着眼点が良いですし、

妄想劇場など程良くツッコんで楽しめる世界観を

深夜に持ってきたのは正解だなぁと思いました。

 

主演の山本美月さんと言えば、全体的には女性らしい役が多いイメージですが、

賢いが人の心を読み取るのはポンコツ…なんていう

ロボットみたいな主人公も合ってます。

私にとっては、「刑事ゆがみ」のヒズミと同じくらい好きなキャラクターかも。

今期は初回で初期設定すら描けていない作品がちらほら見受けられる中で、

アバン内に、彼女がどんな人なのか?が上手く抑えられている所も好感触でした。

 

ショートカット姿の山本さん見たさで見てみましたが、

トリンドル玲奈さんも含めたファッション、劇場でのコスプレ、

劇中に出てくる食べ物も中々魅力的。目と耳の保養になりそう。

キウイのサラダと生姜プリンを食べてみたくなったんですが、

あの店は実在するんでしょうかね?

 

予告の時点ではちょっとユルそうな感じで、

初回だけ感想を書いて後は見るだけにするつもりでしたが、

リタイア&視聴のみ候補のドラマもありますし、割と面白かったので、

次回以降も書こうかなぁと考えています。どうしようかな。

 

 

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絶対零度〜未然犯罪潜入捜査〜(2020) 2話 感想|新作でもミハンシステムはポンコツ。

 

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伸びやかに出来そうなのは確かですし、話は別につまらなくはないんですけど…

ウワァァァァァとかアアァァァァとか、アクションでも闇落ちシーンでも

役者が叫びまくってて騒がしい感じはあるんですよね。

そんなに叫ばせなくても劇中の張り詰めた雰囲気は伝わりますし(むしろ集中しづらいし)

テンション抑えめにして、視聴者が自ずと「うわぁ…エグい…」と感情移入するくらいで

丁度良いと思うのです。

赤ちゃんのアザに然り、冒頭のシーン然り、

月9らしからぬグロテスクな描写は十分出来ているんですから。

 

あと、ツッコミどころと言えば、

この人こそミハンシステムでマークされるべきでしょ!

という人物が多いこと多いこと(これは前作でも同じくツッコんだけど…)。

前回の感想で書き忘れましたが、そもそも一線を越えそうな(てしまった)

井沢(沢村一樹)を狙っているのであれば、ミハンのリーダーにする必要もないし、

普通ならばとっくにクビにするべき案件なんですよね。

まぁ、存続させないとドラマにならないんでしょうけど。

 

明日香(竹内愛紗)の両親が娘を100万円で売る方も売る方ですけど、

買い取った方も買い取った方だと思いました。

明日香が気の毒だったのは分かりますが、どちらも"子供を金銭の関わる商品として扱う"

点ではそんなに大差はないでしょう。

買い取る以外に警察に通報するとか他に方法はありましたし、

馬場(影山徹)達ではなく、包丁を出した義母、更には今回の事件を招いた原因である

子供を虐待した実母をミハンシステムで狙うべきでは?と疑問でなりませんでした。

だから、「未然に防げてないじゃん!」という早川(マギー)の言葉にも

それな!と大きく頷けます(笑)

 

井沢のキャラクターは魅力的ではありますが、それを利用して

香坂(水野美紀)を本当に撃ったのか?を引っ張る手法も何だかあざといですね。

64日前に戻ったと思ったら、最後には61日後。

最終章までに毎回何日くらい日付をズラして行くのでしょう?

 

まぁ、昨日の物足りなさもあり、アクションシーンを存分に見せてくれた事だけは

唯一スッキリしましたが。

演技は基本的に…でも、このドラマの本田翼さんは

前作よりも張り切っているのが伝わって好きです。

 

 

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シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。 1話 感想|ただの客寄せパンダじゃん。

 

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※この作品を面白いと思われた方は、読まない事をお勧めします。辛口です。

 

脚本家と一部のプロデューサーは

「ブラックリベンジ」「ブラックスキャンダル」のスタッフでもあった事から

どんな内容になるかはおおよそ察しがついてましたが、

アバンを見た時点で「ああ、やっぱりね…」という感じ。木曜深夜っぽさが半端ない。

 

制作元が日本テレビから読売テレビに変わる事で、

最近の傾向から何か風向きが変わると良いなと僅かに期待していましたが、

厳しめに言えば、そう思っていたのがアホらしく思える初回でした。

 

アクションだの、ミスパンダだの、髪の毛にリボンを巻いた少女がやって来るだの、

如何にもな漫画原作らしい奇抜な設定を盛り込んでくるから、

絵面がガチャガチャして話に集中出来ないし。

事前に公式から「考察班」という言葉を出して視聴者を煽った割には、

思考力の浅い私でも分かるほどミステリーは単純。

そして、2人だからこそのアクションシーンが存分に見られると思っていたのに、

演出にキレもなければ映す時間も超短い。

 

「人気の役者を揃えたよ」「アクション取り入れてるよ」「考察も出来るよ」

この手法は去年の今頃からずっと同じ。

何匹めのドジョウ狙いですか?

山口紗弥加さんや田中圭さんの謎めいたキャスティングも含めて、

これではただの客寄せパンダじゃないですか。

 

主人公の縦軸でジメッとさせたり、

高◯クリニックなどの社会風刺を盛り込んだ話にしたりして

軽いのか暗いのか、何を一番に見せたいのか中途半端にするよりも、

お仕置きはアクションで痛快に!なんていう王道の勧善懲悪なドラマで

横浜流星さんと清野菜名さんのお2人を見てみたかったです。

 

という訳で、日曜日は来週から大河ドラマも始まりますし、

感想も「テセウスの船」だけに絞ろうと思います。すっぱりリタイアです。

 

あと、これは余計な御世話ですが、田中圭さんも仕事を選んで…。

(本人のせいじゃないのは分かってますが、某ミステリードラマから

徐々に苦手になり始めている私…。)

 


トップナイフ -天才脳外科医の条件- 1話 感想|良くも悪くも普通?

 

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ええ〜!旦那の性格が以前のように戻ったかどうかのくだり、あれで終わり?

視聴者の想像にお任せ…の含みにもなってないでしょ。

大体、目覚めたばかり&体が弱っている状態なら、手を動かすくらいが精一杯でしょうし、

腫瘍じゃなかったという事は、DVの典型例で、一度優しくしてからまた暴力を振るう

なんて可能性もあるじゃないですか。

旦那側から家族に対して何かアクションをとる素振りを見せるとか、

もうちょっと"その人達の今後"を思わせる結末にして欲しかったです。

 

さて、内容の方は…それなりに面白くは見られました。

ドリルで患部を削るなどの手術シーンをじっくり見せつつ

ミステリー要素も絡めていく作りは、安定の林宏司脚本という所。

来期の朝ドラの脚本執筆を途中降板する程 専念されていただけあって、

ちゃんとしたドラマにはなっていたと思います。

しかしその反面、"「コード・ブルー」「医龍」と、

医療ドラマの基盤を作ってきた人が描いた作品" 止まりになっていたのも確かです。

 

初回で一応「お前のせいだ」という悪夢を何人かが見ていたという

伏線は撒かれたものの、「ドクターX」のような主人公の痛快さで見せるドラマなのか、

苦楽を共有し乗り越えていくチームワークで見せるドラマなのか、

どちらの方向性で行きたいのかがよく分かりません。

(おや、今期は「何の話なの?」と首を傾げる作品が多いような…)

先程"それなりに"と書いた理由も、内容もキャラ設定も既視感を覚える点にあり、

「外科医」ではなく何故あえて「"脳"外科医」の題材を選んだのかの説得力もありません。

展開を見るに、舞台と手術シーンを外科に差し替えても何ら支障のないレベル。

 

それに、冒頭で良い意味で、医療ドラマらしからぬ謎めいた赤い映像を見せて

シリアスな雰囲気を漂わせた割には、最後にはキャスト全員で踊るED。

正直言って、落差が激しいです(笑)

必ずどこかしらに軽さを盛り込んでくるのが、日テレらしいな…という感じ。

映像と曲の組み合わせだけなら好きなんですけど、ドラマには全然合ってませんよねぇ。

「何の話なの?」と混乱させる原因はそこにもあると思いました。

 

たまにやりがちな、主人公以外ダメダメではなく、

能力と技量が個々に備わっている医者ばかりだったのが、本作で唯一安心した所でしょうか。

キャラクターに関しての印象はそれくらい。

あと、人の命を預かる職業の人の口癖が「殺す」、それも何度も言わせるのもどうかと…。

 

全然酷いとは思わないし、どちらかと言えば面白かったので、

次も見るつもりではいます。 

 

 

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悪魔の弁護人 御子柴礼司 –贖罪の奏鳴曲– 5話 感想|勝ち取れなかったけど書き初めは「無罪」

 

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御子柴(要潤)、今回は「悪魔」になれず。

 

まぁ、小笠原の件があったとしても稲見(勝野洋)が殴った事は確かですし、

本人も「殺意を持って殴った」「正当な裁きを受けたい」とは言っていたので

有罪判決になってしまうのだろうな…とは思っていました。

 

目の前の大事な人を救えない程、弁護士として悔しい事はない。けれども…

「お前は今でも、自慢の息子だ」

これが御子柴にとっては最大の褒め言葉でもあり、

十字架として背負っていく記憶にもなっていくのでしょう。

最後に、"被告人"ではなく"父"の顔を見せる稲見との面会シーンが、何とも印象的でした。

 

次回から最終章との事ですが、

御子柴の死体配達人の話には踏み込まないんですかねぇ。

今の所、事件そのものはガッツリ見せていないから、

ついつい主人公の視点になってしまいます。

本当に酷い内容であれば、岬(津田寛治)が罪を償っていないと怒るのも、

桜葉(玄理)が執念深く調査するのも、無理はないかな?と

2人にも共感出来そうなんですけども…

 

 

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コタキ兄弟と四苦八苦 1話 感想|オチがない?あるのかも?な兄弟の話

 

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深夜ドラマが何たるかを、よく分かっている作品だなぁ…というのが第一印象。

バイプレイヤーの古舘寛治さんと滝藤賢一さんのキャスティングも、

そこに芳根京子さんのツッコミが加わる事によって生まれるやり取りの愉快さも、

内容がありそうでなさそうなユルさ加減も、ノリノリで踊るOP映像も…

どれをとっても好き。久々にこの枠「ドラマ24」らしさを見た感じ。

 

ギャグや小ネタはなく、喫茶店というワンシチュエーションでただただ喋るだけ。

離婚届にサインをするか?しないか?をめぐってのお話…というだけ。

しかし、そんな単純な設定の中でも、兄・一路(古舘寛治)が屁理屈を言って渋る一方で、

弟・二路(滝藤賢一)は何も考えずにすんなりサインをしてしまうなど、

行動や発言で兄弟のキャラクターが描き分けられているのが

やっぱり凄いなぁと思わされます。

 

その"さり気なさ"は、二路がユカの離婚届を出したラストにもかかっていて。

「怨憎会苦」の意味、「他人のならサインできるんだけどな」という台詞から、

自分は上手くいかない分、同じ状況下の静子(市川実日子)には幸せになって欲しい…と

考えてあの行動に出たのだと思っていますが、彼の意図を台詞で分からせるのではなく

「もしかして?」と視聴者に想像させる含ませ方も良かったです。

 

1時間1000円の胡散臭そうなレンタルおじさんに依頼しちゃうくらいだから

本当に困っているのに、説教をし始める一路は正直向いていない。

二路は基本的に真面目に対応してくれない(笑)

けれども、一路は向かないなりに、相手を困らせている社会の現状も

相手の気持ちも理解して行くのかもしれませんし、

二路はちゃらんぽらんな自分だけど、相手にとっては必要とされていると

勇気付けられて行くのかもしれません。

 

そんな感じで、1話ごとに曲者なお客と関わって行くユルコメディがメインテーマならば、

訳あり兄弟の成長物語が裏テーマなんじゃないかな?という気にもさせられた初回でした。

 

これから、どんな物語を二人が見せてくれるのか、楽しみです。

 

 

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僕はどこから 1話 感想|まだ何も始まってないので判断のしようが…

 

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あちこちで「分かんない」という評判を聞いたので

どんな感じで物語が進んでいくのか…と思いながら初回を見てみましたが…

うん、確かに分かんない。何の話なのか全く分かんない(汗)

 

文字が画面上に浮かび上がる演出はミステリーの趣があって面白かったですが、

テーマやキャラクター自体は初期設定すら描けていません。

薫(中島裕翔)や智美(間宮祥太朗)、千佳(上白石萌歌)、龍一(高橋努)と

これから関わっていくであろう人物を、

ただただ思わせぶりにチラ見せしたという印象しか残りませんでした。

だから、通常の1時間ではなく40分の放送時間なのに「長いな…」とさえ思えてしまう。

下手したら最後の出会いのシーンだけしっかり見ていれば良いような内容ですし、

むしろ、「俺と手を組まないか?」のくだりを、OP映像が出るまでの

アバンに盛り込んでおけば済む話じゃないですか?

 

うーん…同じ曜日の某ドラマに加えて、こっちも輪郭がボヤけてますね。

とりあえず、初回の内容は「エピソード0」だというのは分かりましたが…

本格的に話が動くであろう次回次第で、

視聴継続するかリタイアするか決めようと思います。

 

 

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アライブ がん専門医のカルテ 1話 感想|突然の"ヤバ妻"化に驚く。

 

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劇伴が煽っている感じもなければ、「命を延ばす事が全てではない」という患者の心情も、

ガンになるまでの過程も、爪が黒ずんでいるさりげない作り込みも含めて、

淡々としながらも堅実に描いていく医療ドラマになるのかな?と思いながら見ていたら…

終盤でまさかのヤバ妻化した薫(木村佳乃)展開には驚きました(笑)

自転車のタイヤの切り込み口が人為的な気はしていたけれど、本当にそうだったとは。

 

脚本家は「スキャンダル専門弁護士QUEEN」の倉光泰子さん。

私はてっきり、本作のポスタービジュアルの談笑する二人を見る限りだと、

お互い過去に傷を抱えたもの同士が補い合って乗り越えて行こうよ…みたいな

女医バディモノになるもんだと予想していたので、

見終わった今となっては、別ジャンルにもミステリー要素盛り込んでくるの?

という動揺が隠せません。

まぁ、個人的には、医療パートだけだと真面目過ぎて地味かな?という感じはしたので…

どう料理していくかで面白いかどうかが決まってきそうですね。

(楽しそうにしていながらも目線が合っていないのも、今思えば、

二人の"真"の関係性を意図してのものなのか…なんて考えてみたり。)

 

もう少し引っ張りそうなものを、

初回で既に薫と心の旦那・匠(中村俊介)が過去に関わっていた件を

明かしてきたって事は、まだまだ意外な秘密が用意されているのかもしれません。

でも…「QUEEN」が後出しじゃんけん展開だっただけに、

これも同じようになってしまうのではないか…なんて思ったりもします。

 

しかし、プロデューサーと作曲家が「モンテ・クリスト伯」の

太田大さんと真鍋昭大さんなので、現時点では期待半分、不安半分という感じです。

薫がどんな存在なのかが気になるので、もう少し見てみます。

 

最後に余談ですが、終盤で流れた女性の声がする劇伴は好みでしたねぇ…

サーラファーイを彷彿とさせられて。

 

 

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知らなくていいコト 1話 感想|一番に"知らせたいコト"はなんだ?

 

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なんとなく、日10枠でやりそうな感じのするお話でしたね。

「父がキアヌリーブス」の他に「殺人犯の子なのか?」も追加された主人公の設定、

匂わせるキャラクターを随所でチラ見せとなると…

事前に抱いていた「風呂敷を畳めるのか?」という不安は

本当に実現してしまいかねないような気がしました。

 

で、予告やこのポスタービジュアルからして、

水10枠特有の、私頑張る系キラキラお仕事ドラマではないのだろうとは思っていましたが…

う〜ん…このドラマ、私にはどう捉えて良いのかはちょっと分かりません。

シリアスで引っ張っていくのかと思いきや

最後の方では「愛の力が勝つ」みたいなユルい結末になるし、

ありがちな恋の三角関係にもなりそうな予感もしたし。

それに、父の真相を掴むパートになったと思いきや、1話完結っぽいお仕事パートに変わって

その2つで行ったり来たりもするからややこしい。

つまり、テーマが何なのかが曖昧だという事。

初回だから状況・設定紹介を盛り込まなきゃ…という

作りになってしまうのは大目に見るとしても、

せめて"重くじっくり見せる"方向性で行きたいのか、

"軽くて誰でも見やすくする"方向性で行きたいのか、

どちらかにカラーを統一すべきでした。

 

「分からない」と言えば、主人公の思考回路も理解出来ません。

指輪にT&Aの文字が刻まれていて、その注文主が「のとあとおる」、

実は無差別殺人犯だという事が今回で分かりましたが、

母と彼から生まれたという確証もなければ、

不倫相手かもしくはケイト(吉高由里子)が生まれる何年も前に付き合っていた相手の

可能性もあるのに、なぜ「殺人犯の子供」に話が飛躍してしまうのでしょう?

…まぁ、本当にのとあが父親かどうかは、これから描かれるんですけども。

恋愛関係の方も、彼氏と二人の時間を過ごしたらケロッとしちゃって、

次はターゲットと恋バナしようなんて言うから、こっちもよく分からない。

立ち直るのが早すぎ。影響されやすい人なんですかね?

 

彼氏・春樹(重岡大毅)の方は…

序盤で急にプロポーズをしてきたのも、きっとバレたくない事があって

結婚話で気を反らせるために動いた…

実はケイトを監視している存在なのではないか?なんて勘ぐってもいたんですが、

終盤で自分勝手に振っちゃったので、その線はないのかも。

でも、尾高(柄本佑)が母とキアヌリーブスのスクープを

掴んでいる事は間違いなさそう。

 

真犯人(?)が出てくるまで情報を小出しにして煽って煽って…

「続きはhuluで!」なんてやらなければ良いんですけどね。

初回を見た限りではまだ様子見状態ではありますが、

脚本家が大石静さんなので、そんな手法をやらない事を信じたいです。とりあえず。

 

 

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