知らなくていいコト 1話 感想|一番に"知らせたいコト"はなんだ?

 

f:id:rincoro_ht:20200108231056p:plain

 

なんとなく、日10枠でやりそうな感じのするお話でしたね。

「父がキアヌリーブス」の他に「殺人犯の子なのか?」も追加された主人公の設定、

匂わせるキャラクターを随所でチラ見せとなると…

事前に抱いていた「風呂敷を畳めるのか?」という不安は

本当に実現してしまいかねないような気がしました。

 

で、予告やこのポスタービジュアルからして、

水10枠特有の、私頑張る系キラキラお仕事ドラマではないのだろうとは思っていましたが…

う〜ん…このドラマ、私にはどう捉えて良いのかはちょっと分かりません。

シリアスで引っ張っていくのかと思いきや

最後の方では「愛の力が勝つ」みたいなユルい結末になるし、

ありがちな恋の三角関係にもなりそうな予感もしたし。

それに、父の真相を掴むパートになったと思いきや、1話完結っぽいお仕事パートに変わって

その2つで行ったり来たりもするからややこしい。

つまり、テーマが何なのかが曖昧だという事。

初回だから状況・設定紹介を盛り込まなきゃ…という

作りになってしまうのは大目に見るとしても、

せめて"重くじっくり見せる"方向性で行きたいのか、

"軽くて誰でも見やすくする"方向性で行きたいのか、

どちらかにカラーを統一すべきでした。

 

「分からない」と言えば、主人公の思考回路も理解出来ません。

指輪にT&Aの文字が刻まれていて、その注文主が「のとあとおる」、

実は無差別殺人犯だという事が今回で分かりましたが、

母と彼から生まれたという確証もなければ、

不倫相手かもしくはケイト(吉高由里子)が生まれる何年も前に付き合っていた相手の

可能性もあるのに、なぜ「殺人犯の子供」に話が飛躍してしまうのでしょう?

…まぁ、本当にのとあが父親かどうかは、これから描かれるんですけども。

恋愛関係の方も、彼氏と二人の時間を過ごしたらケロッとしちゃって、

次はターゲットと恋バナしようなんて言うから、こっちもよく分からない。

立ち直るのが早すぎ。影響されやすい人なんですかね?

 

彼氏・春樹(重岡大毅)の方は…

序盤で急にプロポーズをしてきたのも、きっとバレたくない事があって

結婚話で気を反らせるために動いた…

実はケイトを監視している存在なのではないか?なんて勘ぐってもいたんですが、

終盤で自分勝手に振っちゃったので、その線はないのかも。

でも、尾高(柄本佑)が母とキアヌリーブスのスクープを

掴んでいる事は間違いなさそう。

 

真犯人(?)が出てくるまで情報を小出しにして煽って煽って…

「続きはhuluで!」なんてやらなければ良いんですけどね。

初回を見た限りではまだ様子見状態ではありますが、

脚本家が大石静さんなので、そんな手法をやらない事を信じたいです。とりあえず。

 

 

↓次回の感想はこちら↓

kimama-freedays.ddns.net

 

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする