2020年夏ドラマ一覧

恐怖新聞 7話(最終回) 感想|ツッコミ甲斐のあるドラマでした(笑)

 

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ちょっと待って…アンケートの形で契約者を引き継がせた作戦は優秀だけど、

普通、街中で不特定多数に配る用紙に名前って記入しなくないか?

性別と年代に丸を付けるだけじゃないのか??と疑問に思ってしまいました。

あ…そこ、気にしたら負け?こうしないと話が進まないってね。

はい、分かりました(笑)

 

終盤は詩弦(白石聖)が亡くなってしまう展開を存分に描いて、

最後の最後で「ん?詩弦が今度は配達人になってる?」という意味深なラストを

チラ見せして終わるのかと考えていたので、

まさか"配達人サイド"で世代が代わってからの話もガッツリやるとは思わず、

鬼形(坂口涼太郎)が登場してくるまでは冗長感があるような気がしなかったでもないですが。

まぁ、彼のシーンがいろんな意味で面白かったので良いかなぁ〜…とw

 

ガクガク踊り凄いな!急にスケキヨみたいなマスク剥がし来たよ!

で…某テロップのあまりのタイミングの良さに、不謹慎ながらもトドメを刺されるという。

あ〜これは確かに衝撃の○○秒だったわ。

私、お化け屋敷でもホラー映画でもなんでも、

怖いものを見ても恐ろしいと感じるより笑ってしまうタイプなので、

最後の方はもう楽しくて仕方なかったです(笑)

 

なぜ誰も関わりのない「S」が地獄に落ちた件が

5ちゃんねるで知れ渡っているのかは謎でしたけど。

っていうか、掲示板がネットの主流になっている描かれ方ってちょっと古い…

そんな事言ったら恐怖新聞だって、スマホタブレットを通しての

効率の良い読ませ方があるじゃんね…と思いもしましたが、

原作が元々昔のものなのでご愛敬って所ですかね。

今更ですが、80年代感漂う、デジタルをまだ駆使しきれていないようなOP映像も

作り込みの高さが感じられて好きでした。

 

ツッコミ甲斐があって、全体的に飽きのこない作品でしたよ。

あとは、私の所に恐怖新聞が来ない事を願います(笑)

 

 

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おカネの切れ目が恋のはじまり 4話(最終回) 感想|春馬くんへのファンレター…だね。

 

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放送が終わってからも涙が止まらないなんて事は滅多にないからさ…

ああ、これが三浦春馬さんにとって最後の作品なんだという現実を突きつけられる虚無感と、

玲子(松岡茉優)みたいに、いつかひょっこりと現れる時が来るのを願って

前に進むしかないのだというほんの少しの希望が同時に襲ってきた最終回でした。

 

あくまでもドラマなんだから、現実世界の出来事と重ねちゃダメだ!

最後まで演じ上げた"生きた証"を見届けなくちゃ!

最初はそう思って楽しもうとしていました。

けど、これは…泣かずにはいられないでしょ。

キャストの皆さんが、スタッフが、脚本家の大島里美さんが、そして玲子@松岡茉優さんが…

「みんなで一緒に慶太@三浦春馬さんを想って泣こう」って、

視聴者の、ファンの気持ちに寄り添っているかのような作りが"愛"でしかなかったから。

ロボットの猿彦を猿渡と紹介しかけそうになってしまった玲子の台詞。

みんなが猿彦を優しく抱っこするシーン。

そうだ、悲しいのは私たちだけじゃないんだ。

気持ちは同じだったんだと、力んでいたものをそっと解してくれる心地になれました。

 

お父さんと再会するシーンは、本来だったら慶太もその場にいて

板垣(北村匠海)の背中を押してあげたりしたのかな…

それとも、板垣のポジションだったのかな…とか色々考えてしまったけれど、

猿彦が慶太と重なってしまう演出や演技がとにかく素晴らしくて。

猿彦の感情豊かで大きな目を見るたび、春馬さんの姿が蘇った。

個人的に松岡茉優さんにはショートヘアのイメージがあっても、

そこに立っているのは"松岡茉優"ではなく、"九鬼玲子"そのものだった。

まさかこんな切ない形で彼女の演技力の凄さを思い知る事になろうとはなぁ…

最後の表情が全てを物語ってましたよね。一番泣きたかっただろうに…

こう言葉をかけるのが良いのか分かりませんが、本当に、お疲れ様でした。

 

松岡さんだけじゃなく、最後まで悲しみの表情を見せずに"役"を演じきった役者の皆様、

そして、1本のドラマとしてしっかりとまとめ上げたスタッフの皆様…

ありがとうございました。

追悼の言葉ではなく、「春馬くん ずっと大好きだよ」が

ただただ三浦春馬さんに向けた全ての人々からのファンレターのようで、

視聴者の目線に立ってこんなに敬意と感謝の意を表す事の出来るチームの作った作品が

春馬さんにとって最後の作品で良かったとも思えました。

"いなくなった"のではなく、心の中で"生き続けている"んですよね。 

だから…さよならは言わずにこのメッセージ。

 

脚本は10話用(恐らく)から4話用に書き換えなければならず、

お蔵入りの可能性もあった本作…

視聴前は「夏ドラマ枠」で、ランキングの対象にも入れて〜…と、

他のドラマと同じように扱って良いのかも考えましたが、そんな不安は野暮でしたね。

二人の物語は私たちの見えない所で、今後も続いていくのだろうと思える締めも「良き」でした。

 

で、前回でも触れた「変更前の脚本を読んでみたい」の件ですが…

なんと!未放送分を含む全話シナリオ収録の公式シナリオブックが

発売されるそうなんですよ !!

↓ソースはTwitterから

 

この情報を知って、早速ポチっとしました。

発売されるまで少し時間がありますが、

それぞれの登場人物の声を脳内で再生しながら読めるのが今から楽しみです…!

 

 

 

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恐怖新聞 6話 感想|まぁ、自業自得としか言えないよね。

 

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やっぱり期待を裏切らなかった黒木瞳さん!!!(笑)

ただの優しい母親で終わるはずがないですよ。

凶器で人を殺そうとする図は「犬神家の一族」でもありましたねぇ。

恐怖新聞の印刷関係者という訳ではなかったけれども、

3話の虐待回で詩弦(白石聖)よりもやけに熱心に調査しているなぁ…と思っていた

ちょっとした"違和感"はここに繋がっていたのですね。

そんで、「ちょっと待って、もう少しで殺せるから!」

「そうだそうだ、今度誰殺す?」があまりにも軽過ぎて笑っちゃいましたw

 

恐怖新聞を新たに契約した人は母でしたか。

てっきり血痕を見つけた時に「ああ」と冷静な反応をした

勇介(佐藤大樹)だと思っていましたが、そこは違ったみたいで。

ていうか…今回も安定してクズだったなぁ。

中の人の株が本当に下がらないか心配になるほど(笑)

「俺の人生どうしてくれんだ!」って…桃香(片山友希)もそうでしたけど、

2人共自分から巻き込まれに行ってこうなったんだからね?そこ、忘れてません??

前々回で「君を守り抜いてみせる」とか言った(時代劇回除いて)次の週には

もう暴力振るってるんだから信用ならないでしょ。

しかも女性2人。しかも、殴ってから自分の行為を自覚して謝るというDV気質。

大体、桃香の件ならまだ警察や病院に連絡出来そうなものを、

遺体をバラバラにして山に捨てようっていう発想が人格のヤバさを表してますよね。

なんかもう…自業自得としか言えませんよ。

桃香が殺される運命に遭うのも、勇介が警察沙汰になるのも(苦笑)

 

一方で、恐怖新聞の虜になっている篠崎(駿河太郎)。

情報を手に入れたいがために、桃香のハニトラにも乗っかっちゃうのかなぁと思っていたら…

刑事らしくちゃんと捜査している姿もあったし、

一応人としての倫理観も備わっていたから、そこは意外だったかな。

おお、そう来たのね!という面白さはありました。

 

 

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おカネの切れ目が恋のはじまり 3話 感想|ピュアピュアな世界観に笑い泣き

 

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ああ〜もう、泣いたり笑ったり忙しい…。

終盤になるにつれていろんな想いが交錯するよう。

 

「少し綻びがあった方が、人間らしくて素敵です」

玲子(松岡茉優)のこの台詞、真理だと思うんですよね。

こうでもないああでもないと自分を完璧に見せようとするよりも、

彼女のように15年間分の妄想や悔しさを遠慮なく吐き出せて

"弱み"を見せて行った方が、乗り越えられる力も大きいのかもしれない。

ドラマと現実を重ねちゃ行けないとは分かっていながらも、

慶太…三浦春馬さんにも届いていたらなぁ…と考えてしまう。

日常の支柱を突然失う事はこの世の終わりでもある。

人生の半分も早乙女さんを推して来たのに!と号泣する玲子が、

同じくらい熱い気持ちで今まで推し続けてきたファンと重なっちゃって、

貰い泣きせざるを得なかったです(泣)

 

キスシーンも、個人的に見てきたのは「つい見惚れてしまう美しいキス」か

「恥ずかしくて目を逸らしたくなるほどの初々しいキス」のどちらかが多い中、

あまりにもナチュラルで、可愛い!この2人が愛おし過ぎる!!と感じられたのも、

ブコメでは新たな発見だったかも。

回を増すごとに少年と少女みたいになるんですよねぇ。

で、やっぱり主題歌が良い仕事してるんですよ。

慶太の元気いっぱいな励まし方も含めて、画面全体がピュアで溢れまくっててまた泣ける。

 

諸々の事情関係なしに、ここまで普通に面白く見られる作品なのだから、

予定通りだったらどんなに良いものになっていただろうかと考えずにはいられませんね。

今回の内容は全10話だとすると…折り返し地点なんでしょうか。

それだけに最終回がどうなるのかがますます読めない。

変更前の脚本、発売なんて事にならないかなぁ…。読んでみたい。買わせて下さい。

 

 

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半沢直樹(2020) 10話(最終回) 感想|愛と正義の物語…おしまいdeath!

 

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あーーーーー楽しかった……。終わっちゃいましたね。

あれだけの濃さなら、最終回も25分拡大して全然OKだったのに(笑)

でも、満喫させていただきました。

 

盛り上がりどころは色々あったけれど、それは後で書くとして…

まず個人的に一番アガったのは、花ちゃん(上戸彩)が白井大臣(江口のり子)や

半沢(堺雅人)を後押しするシーン。

久しぶりに彼女の頼もしいキャラクターっぷりを感じられて嬉しくなりましたよ。

本作が始まる前の総集編で、数々のエピソードの中でも

半沢の家に家宅捜査した際の国税の失礼な態度に「銀行員の妻をナメんなよ!」と

啖呵を切ったシーンが特に印象に残っていたから、

またあのような大々的な活躍を見せる時が来ないかなぁ…とウズウズしていたんですよね。

最終回まで待ちに待ち続けました。

彼女の見せ場を最後までとっておいたのが

半沢側による怒涛の反撃戦の起爆剤として意味をなしていて、

この"焦らし作戦"、かなり成功したんじゃないかと思います。

 

他にも、中野頭取(北大路欣也)の曖昧そうな表情から優柔不断と思わせてからの、

実は後先の事も考えて動いていたというギャップの強さで驚かせたり。

恩を受けた瀬名(尾上松也)と森山(賀来賢人)が半沢を叱咤激励するシーンがあったり。

そして、初心にかえって寝返る白井大臣だったり、

「聞こえないね〜」返しする大和田(香川照之)だったり…

いろんな意味で「そう来たか!」と、今までの流れがひっくり返るような

サプライズが満載で、飽きさせない内容でした。

 

以前、土下座を軽視しているといった発言をしていたのもあり、

超高速で済ませた箕部(柄本明)にはムキー!とはなったけれど。

彼にこそ前回の組体操をやって、強制的に長く謝らせて欲しかったけれど…(笑)

でも、前シーズンでの大和田の土下座時間の対比にもなっていて、

これはこれで面白いのかも…と思います。

すぐさま逃げ去る時の子供みたいな腕の振り方は中々滑稽でしたしw

 

前シーズンの大ヒットを受けて似たような作品が増えたのもあり、

人気作とは言えもうあの衝撃を超える事はないのだろう…と思っていましたが、

いざ蓋を開けてみたら軽々と超えてきました。

「続編になると面白くなくなる説」を見事に打ち破ってくれました!

半沢を支える仲間たちに愛着を持たせたのがやはり大きいのかも…ですね。

メインは勧善懲悪でも、裏を返せば強火半沢担によるラブストーリーでしたから(笑)

そして、まさに勧善懲悪の"生みの親"とも言える池井戸班だけが持っている強みを活かして、

全体図のわかりやすさや熱い演出、

歌舞伎役者には歌舞伎っぽい演技をやらせて盛り上げようといったエンタメ性など、

約6ヶ月という長い年月でここまで精度を上げてきた作品を見られた事に、

感謝してもしきれません。

 

原作はついこの間新作を出したみたいですから、

またどんなに年数が経ったとしても続編を待ち続けます。

シーズン1から見ていた視聴者にとっても、きっと待った甲斐がある出来でしたよね。

楽しかったdeath…

いや、"最高に"楽しかったdeath!!

 

 

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恐怖新聞 5話 感想|分かるようで分からない前前前世物語

 

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本編の8割は前前前世の物語だった5話。

始まった瞬間、私はチャンネルを間違えたのかと戸惑いましたよ(滝汗)

前回の内容とあまりにも繋がらないので、

いきなり世界が変わってもどう捉えて良いのか…という感じですし。

まぁ、何となく恐怖新聞が生まれた所以の話だとは察しはしましたけど…

例えば、回復した詩弦(白石聖)、あるいは恐怖新聞の事を知りたくて仕方ない

篠崎(駿河太郎)がルーツを知るために廃れた村にやって来て、

唯一生きているとされる村長から話を聞く形で今回の物語を挿入するなど、

導入部分を作っておいた方がもうちょっと馴染めたんじゃないでしょうかね。

 

で、その肝心の内容にしても、

昔の人物を白石さんと黒木さんが演じていたらどうしても同じ人を重ねてしまう訳で、

詩弦の前世がヤエで、母(黒木瞳)の前世がシズとなっていたのが

私の頭をさらにパニック状態にさせました(笑)

ん?ヤエは母の本来の姿じゃないの?詩弦がシズの恨みを背負っているの?

父の「お前が生まれなければ」は件(くだん)の事を指していたのは理解出来たものの、

真相をなぜキャストを逆にしてお届けしたのか、真面目によう分からんかったです。

そして、桃香(片山友希)だけ登場して来なかったのも謎。

勇介(佐藤大樹)が大切にしている妹役として出てくるのを薄ら期待していたのにw

 

そもそも、まるで詩弦が持つべくして持った能力であるかのように

描かれていましたけど、じゃあ彼女が受取人になる前に恐怖新聞を受け取っていた

男の人はどうなるの?とも思ってしまい、物語の入り方も含めて、

結果的にルーツがよく分かるようで分からない話…で終わってしまいました。

どこかで聞き漏らしていた部分があったのかしら。

理解力が乏しい人ですいません(苦笑)

 

後半戦突入であんなにガラッとテイストを変えてくる辺り、

残り2話はもっと混沌とした展開になりそうな気しかしませんねぇ。

 

 

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アンサング・シンデレラ 11話(最終回) 雑感|全員集結はしたけどさ…

 

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7話でリタイアしたつもりが…結局最後まで見てしまいましたw

なんというか、大人の事情とやらに押し潰されてしまったんでしょうね…。

最終回の内容が、黒岩さんが本来描きたかったものなのかなぁ、なんて。

 

産婦人科という特定のジャンルに絞ったために

今までとは違う内容になっていて、別のドラマを見ているようだと

錯覚してしまうのも仕方はないですが。

全体的に「薬剤師」「看護師」「医師」の役割配分が効いていて、

最初からここの病院が舞台の話で良かったんじゃ?と個人的には思いました。

 

小さい病院だから少数精鋭=人手が足りない訳で、

みどり(石原さとみ)がまるで看護師かのように患者の自宅にまで押しかける

"お節介"設定も無理なく溶け込んでいたし、

薬の在庫がないから隣町まで代用薬をもらう事もある…という

タメになる情報も練りこまれていて、それなりに面白かったです。

 

ただ、最後の畳み掛け方はちょっと雑でしたね。

「ここで経験積んでから戻ってきます!」と言った数分後、しれっと総合病院におるし(笑)

いや、何年経ったんだよ!とツッコまずにはいられない。

それだったら、感動的な路線に走る本作らしく、

ラストは全員集結して「みんなでまた頑張っていこう」と鼓舞し合う流れの方が

綺麗に収まったかもしれませんよね。

瀬野(田中圭)が戻ってくるのも、もう引っ張り続けるから読めちゃったしなぁ…。

 

「薬剤師」という事で期待していましたが、

いざ蓋を開けてみたら、薬剤師がいないとこの病院は成り立たないみたいな内容に、

途中からはガン患者を取り扱う話ばかりの構成に…で、

斬新な題材でも結局"主人公を立てて""泣かせに走る"

量産型の医療ドラマになっちゃうんだと、

そんなむず痒さが一番に残る作品になってしまったのが残念です。

 

 

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恐怖新聞 4話 感想|黒木瞳さんが良い母親で終わるはずがない。

 

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物語がまどろっこしくなっている代わりに、色々とツッコミどころが。

 

バイトの配達先でカレーをぶっかけてしまったお詫びという名目で

お客さんに名前をわら半紙に書かせるのですが、なぜか住所も書くよう促す。

えっと…どうやってここまで来たんですかね(笑)

しかも、アパートとなると住所も長くなる訳で、途中でインクが切れちゃってますし…

電話番号を書かせる方が一般的だと思うんですけど、

なんでそっちにしなかったのかがよく分からず。

お客もお客で家にいるんだから、謝れ!って文句言ってる暇があるんだったら

すぐさま洗ってみれば良いのに。

 

恐怖新聞の事で神経質になっている割には、恋愛関係にはかなり鈍感な

詩弦(白石聖)の描写も不思議なんですよね。

大学の広場で桃香(片山友希)が勇介(佐藤大樹)がイチャついてるのに、

さらには腕を抱きしめてるのに、悪い方向に考えたり疑ったりせんのか!

カフェで浮気現場を見てから気づくなんて遅っ!ってツッコまずにはいられません。

 

篠崎(駿河太郎)は何やら、詩弦の自宅に侵入してまで恐怖新聞を手に入れたいらしいし、

勇介は一度ベッドで寝た罪悪感もなく、他の女性と浮気したと思ったら

息を吐くように歌詞みたいな綺麗事を並べて詫びるし、

だいたい、桃香においては犯罪まがいの行為でしょ。

本作の登場人物、真面目にヤバい人しかいない。

もれなくこの3人には恐怖新聞の購読権を差し上げたいです。

 

唯一"良い人ポジション"の母親がまだ信じきれなくて、

黒木瞳さんだからなぁ…と穿った目で見てしまいます(笑)

だって、2話の時と温度差激しいよ?あの頃の精神状態どこ行ったの?って話ですよ。

最終章になって、実は恐怖新聞を扱う闇の印刷工場で働いていました…

という設定が来ても全然受け入れられる自信があります。

 

それにしても、回を重ねるごとに

坂口涼太郎さんと幽霊役の親和性がどんどん高くなって行ってますね。

白塗りしているんじゃないかと思えるくらいの肌の綺麗さが効いてます。

おかっぱ頭で眉毛が隠れているから、余計に怖く映りますし。

あちらの弁護士の世界でも…最近は幽霊にしか見えませんw

 

 

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おカネの切れ目が恋のはじまり 2話 感想|"じれキュン"っぽくなってきたぞ〜

 

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う、うわ〜〜〜〜〜…これが"じれキュン"ってやつですかぁ…。

前回は「え?主題歌はミスチル?」と思っていたのに、今回のラストに凄くハマってる。

玲子(松岡茉優)を喜ばせるために自分で猿の絵を描いた小皿を

プレゼントしようとしている慶太(三浦春馬)の純粋さと合致し過ぎていて怖い。

レモンみたいに甘酸っぱくて可愛らしいメロディなのに、しんみり切なくさせるんですよ…

今まで玲子の事を異性として見ていなかった早乙女(三浦翔平)が

いきなり近づこうとする展開は「ザ・ラブコメ!」感満載なんですけど、

そんな漫画っぽい設定が来てもワクワクしてしまいます。

 

慶太には"まだ"玲子への恋愛感情はないんですよね。おカネの師匠と弟子みたいな感覚。

でも、前半では慶太が早乙女に対して「玲子の事どう思ってるんですか?」と

直球な言葉を投げかけるくだりが、

後半では玲子が元カノのまりあ(星蘭ひとみ)に、

今彼と付き合ってみての本音を出させようとする。

この2点を踏まえると、2人は相性悪いように見えて

実は「困っている人を放っておけない、助けてあげたい」という意味では

案外価値観が合うのかもしれない?と視聴者に少し期待させる

話運びが上手いなぁと思います。

"共通点"をしれっと描いているから、

結局渡す事の出来なかった=想いを届けられなかった時の慶太の心境を思うと

焦ったくなっちゃうんですよねぇ。

 

お金は「消費」「浪費」「投資」の3種類に分けると、

自分が今使おうとしているお金がどれに当てはまるのかが分かり、

偏っているものを減らす事で節約にも繋がる…といった

タメになる台詞が織り込まれているのも良いですね。

しかし、決して「お金」と「恋愛」が分断されているっていう訳でもなく、

無駄だと分かっていてもこれまで"相手のために"やってきた行為が

ゼロになってしまうのは認めたくない…というわがままな感情を

「浪費」と結びつけて、ラブコメとして消化出来ている所も魅力的だと思います。

 

前回は話自体にどうしても既視感ばかりが先行しまいましたが、

今回は"じれキュン"とうたうに相応しい内容になっていた印象がありました。

で、もう残り2話なんですね…どこらへんから改変しているのかなぁ。

 

 

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半沢直樹(2020) 9話 感想|土下座という名の組体操www

 

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ツーショットを撮る時になぜか親指を立てる半沢(堺雅人)、

なぜか社員の手帳のサイズまで把握している福山(山田純大)の有能っぷりだけでも

クセの強さ満載だったのに…

黒崎(片岡愛之助)まで再登場するんですもん。ズルいですわ〜!(笑)

前回でてっきり退場したのだと思い込んでいたから、

半沢の助太刀としてやって来た時には気持ちが高ぶってしまいましたよ。

何度も書いているかもしれませんが、本作のスタッフはどのキャラを

どこのタイミングで投入させれば良いか…っていうのがよく分かっていますよねぇ。

 

さて、最大の"掴み"となっていた予告の「3人まとめてーー!」の件。

3人とは誰の事を指しているのか。その後に続く言葉は何なのか。

箕部(柄本明)は勿論、頭取の中野渡(北大路欣也)も入ってくるんだろうとは

思っていましたが、ここに大和田(香川照之)も参加していた事がまた

どんでん返し的な面白さを引き立てていましたね。

私も最初は「え…?」と思いましたさ。

でも、冷静になって3人の立場を考えてみると、完全に箕部が悪の権化で、

頭取は以前も優柔不断な一面を見せていたように、ただ振り回されただけ。

大和田に至っては裏切り者じゃなくて保身に走っただけでしょう。

今までのニコイチな関係を見ていれば分かる。

あの組体操みたいな土下座だって…友達の半沢がこれ以上窮地に陥って

失業する事のないように…という"愛"から来ているかもしれませんよ。

(と同時に、本心ではどかされて「それでこそ半沢だ!」と褒め称えたい

葛藤もあったかもしれませんけど♪)

それにしても…本作に密対策など視野に入れていない事は前々から承知してますが、

このご時世でよくもまぁ、あんなに体をベッタリくっつけさせるもんですな(笑)

"笑っちゃう"土下座シーンは貴重かも。

しかし、堂々と演じられているから、ネタとして全然受け入れられてしまいます。

 

役者に関してもう一つ言及すると、個人的に新たな発見を得たのは、

大嶋…じゃなくて児嶋一哉さんが意外と(と言うのは失礼かもしれませんが)

暑苦しい半沢ワールドに馴染まれているという事。

他のドラマだとちょいボケ役での出演が多かった事から、

どこか抜けているようなのほほんとされているイメージがありましたが、

本作ではアクの強い面々に負けじと、強面な顔つきと鋭い流し目線で

物語の盛り上げにしっかり一役買っている所に

"役者"としての凄味を感じさせられました。

こんな渋い顔立ちだったっけ…どアップのカットをまじまじと見ちゃいましたね。

 

 

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