2020年春ドラマ-行列の女神一覧

行列の女神〜らーめん才遊記〜 8話(最終回) 感想|ラーメンラブに終わりはない!

 

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あー面白かった!

この枠で久しぶりに最後まで"ワクワク"させられた最終回だったわ。

最終回にして橋爪(高畑淳子)との確執、安本(岡本健一)との過去、

もう一つのワクワクの理由と、描くべきエピソードを一気に詰め込んできたから

無事にまとめられるのかと少し心配だったけれども、そんな考えは野暮でしたね。

ピンチが重なっても、以前自分たちが担当したお客様が

救世主として再び現れて解決…とかではなく、 

徹頭徹尾「チームで原因を考える」「チームで動く」姿勢が

ブレずに描かれていた作りに満足しました。

 

芹沢(鈴木京香)の教えによって変われたゆとり(黒島結菜)達が、

今度は彼女を救う番だと一致団結し、濃口醤油らあめんの対策を練るシーン、

身を犠牲にして退職届を出すシーンは、今までの話の集大成らしいと言えばらしい内容。

しかし、感謝の言葉を送る訳でもなく、嬉し涙を流す訳でもなく、

芹沢が放ったのはこの言葉。

「私に橋爪先生をワクワクさせるラーメンを作れないとでも思ってるの?」

彼女から発せられる言葉にはいつも自信に満ち溢れていて、情に脆い性格じゃなくて、

思った事はバッサリ言い切る凛々しさが本当に好きでした。

 

私が初期の頃から考えている「ドラマBiz」枠の良さは

「暑苦しさを取り除いた見やすい版日曜劇場」だと思っていて、

まだ強力コンテンツの某続編が始まってはいないものの、

本作はそれよりも更に見応えのある出来だった気がします。

誰もが食べた事のある身近な「ラーメン」を

ビジネスと掛け合わせる目の付け所も面白かったですし、

仕事とは?商売とは?を業界用語&図解を多用して堅苦しくせず、

あくまでも個性的なキャラクターの成長物語をベースに落とし込む事で

老若男女学んで楽しめるエンターテインメント作品に

仕上がっていたのも良かったです。

以前にも書きましたが、「こんなビジネスドラマが見たかったのよ!」という期待感は

最後まで裏切られませんでした。

 

序盤の段階では、実は、OP曲がラブサイケデリコ?なんて思っていましたが、

今となっては、バックのユーモラスな場面と共に大人な雰囲気も醸し出させるOPに対して、

結末にスカッとさせられて「あぁ、今回も良いもん見た〜!」という爽やかな余韻に

浸れたまま終われるTHE イナズマ戦隊のロック調のEDのメリハリが

じわじわとクセになりました。

 

声を大にしてラーメンラブを叫ぶシーンで、物語は幕を閉じる。

これで終わりとは言わずに、またいつか真摯に目の前の仕事に打ち込む

大人達の続きが見たいなぁ。

この枠で続編が見たいと思えたのは「ハラスメントゲーム」ぶりだわ〜!

 

 

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行列の女神〜らーめん才遊記〜 7話 感想|ワクワクを追い求め続ける人々

 

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いつも絶大な信頼感を放つエリートのような存在の芹沢(鈴木京香)と河上(杉本哲太)から、

初めて人間味が垣間見えた回でした。

 

ラーメンを慣れた手つきで振舞っていた河上が、実はかつて自分で店を開き、

それが失敗して清流企画で今の仕事をしている事を知り。

そして、芹沢の代表作として出されている濃口醤油らあめんのルーツをも知る。

 

ゆとり(黒島結菜)達にはっきりと物を言わず、あえて考えさせる機会を与える理由も、

自分達が同じように何かに挑戦して、壁にぶつかって…という経験を繰り返しているからであり、

その痛みを分かっているからこそ、誰かの目線に立ってコンサルの仕事が出来るのだ…と

気づかされました。

 

プロになった今でも、芹沢と河上の根底にあるのは

「凡人の闘い方は、歩みを止めない事」。

しかし、努力だけじゃなく、ここまで続けてこられたのは

誰にも負けないと言わんばかりのラーメン愛も大きいのだと思います。

2人がどれだけラーメンに命を懸けてきたかは

今までの真摯な対応や知識の豊富さを見ても伝わるから、

その分、かつて同じフィールドで戦った中原(石黒賢)に「私のライバルなんかじゃない」と

言い放つシーンにはかなりシビれました…。

 

次回はもう最終回。

橋爪(高畑淳子)に難波(松井玲奈)、過去の店員の件と

割とてんこ盛りのようですが、上手くまとまるかな?

 

 

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行列の女神〜らーめん才遊記〜 6話 感想|ラーメンの隠し味はこだわりと柔軟性。

 

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今回は、ラーメンを一口食べた時の目に焦点を当てたカットが

時折挟み込まれているな〜と思ったら…

なるほど、芹沢(鈴木京香)の言う「落とし穴」のアドバイスで納得。

お客様の"目線"になったコンサルとは何か?がテーマだったのですね。

 

倫子(松井玲奈)の関西弁むき出しになった時の謙虚さのないような、

威張ってそうな態度は前から気になっていたので、

ガツンと核心を突かれた姿にはスカッとしました。

最初の頃がどうだったかは分かりませんが、きっと、経験を重ねていくうちに

いつしか目先の評価や実績ばかりを求めるようになってしまったのでしょう…

まぁ、本来なら福花(夙川アトム)がビシッと言うべきではありますが(笑)

これを機に初心に帰って、またゆとり(黒島結菜)とライバルでい続けて欲しいもんです。

 

芹沢の発言でコンサルタントとはどうあるべきかをしっかり提示しつつも、

同時にさり気ない白坂(小関裕太)への鼓舞にも繋がっていた描かれ方も秀逸でした。

ストレートに人情話に持ってきて感動させるって訳ではなくて、

場面を咀嚼していくと心のどこかがジワッと

温かい気持ちになれる所が良いんですよねぇ、このドラマ。

ラーメンに愛を。同じ業界で働く人々にリスペクトを。そしてクライアントには誠実さを。

こんな主人公達の指導を受けている社員が羨ましいなぁと思えちゃいます。

 

他にも印象に残った台詞は…

「自分の作りたいものとお客様の求めるものは必ずしも一致しないし、

自分の作った味がお客様に受け入れてもらえるとも限らない」

これ、ラーメン業界だけじゃなくて、どの業界においても同じですね。

まだまだ若手な白坂の目線でも見ちゃってました。

 

 

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行列の女神〜らーめん才遊記〜 5話 感想|仕事は利益命!…という清々しさ

 

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ゆとり(黒島結菜)の誘拐シーンをチラ見せしたアバンといい、

橋爪(高畑淳子)のガンガンかましてくる達者で愉快な口振りといい、

終盤の3人での経営を約束したときのスポットライト表現といい…

演出面でかなり遊び心を施していた印象。

役者のやり取りも含めて、全体的に活き活きしている様子が画面上から伝わりました。

 

コメディ色を強めて、大衆的に見やすい作りに進化させただけでなく、

今回は3人それぞれの行為に焦点を当てたカットをじっくり見せる形で、

芹沢(鈴木京香)の表情を通して「この人の長所・短所は何でしょう?」と

視聴者に推理させる時間も与える巧みさ。

毎回違った角度からビジネスの在り方を教えてくれる所にはもう信頼を寄せていますが、

今回に関しては、今まで以上に視聴者の目線に沿って作られていたんじゃないかと思います。

 

店に鷹野(音尾琢真)がお客として現れて、実はかの有名経営者だった!というオチには

漫画のような都合の良さを最初は感じましたが、

それは橋爪の策略によるものだった…なんて捻りを効かせた脚本にもやられました。

 

当時賑わっていたバイトテロの件も綺麗に回収。

何か問題点を見つけても途中で口を挟まず、

誰に原因を押し付ける訳でもなく、「仕事は利益命」という軸はブレずに

俯瞰的に物事を捉えて指摘出来る主人公がとにかくかっこいいドラマです。

 

同じく経営者である橋爪も、今回でかなり賢い性格だと分かったので、

今後の切れ者同士の対決も楽しみでもあります。

あとは…3年前の品川店の件が2人の間でどう描かれていくのかが気になりますね。

 

 

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行列の女神〜らーめん才遊記〜 4話 感想|やる気がすべてさ〜♪

 

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いや〜、毎回見ていて清々しい気持ちになれますねぇ。

特定の登場人物の成長物語をベースにビジネスを絡ませる作りには最早安定感がありますが、

ゆとり(黒島結菜)・須田(前野朋哉)・相川(堀井新太)の3人のキャラクターの描写も、

芹沢(鈴木京香)の頼れる主人公っぷりも、

ビジネスドラマならではの知識の盛り込み方から物語のシナリオまで、

どの面においても今回が一番高水準で仕上がっていた印象でした。

 

ケルトン物件や間借り物件などのそれぞれの長所&短所…と、

まさか物件探しの段階からしっかり紹介してくれるとは思わず、

「事業を始めるにあたって色々やるべき事があるんだなぁ」という発見があるのも楽しい。

 

最終的には、本多(大友康平)の優しさで無事にお店を続けられて解決!とはなりましたが、

それは「クライアントに落ち度があると考えない」「自分達が関わった仕事は最後まで責任を持つ」

というプライドの元で、真摯な対応を芹沢が見せ続けてきた結果であって。

ぱっと見は人情話でも、目の前の失敗にどう向き合って、

どう解決して行ったのかという"成功の裏側"をじっくり見せるだけで

こんなにも印象が変わるのだと驚かされます。

 

芹沢と河上(杉本哲太)のオトナの上司によるさり気ないアドバイスを元に、

やる気が取り柄の相川と、商品を生み出す力があるゆとり、

そして培ってきたラオタの知識をふんだんに盛り込む須田…と、それぞれの良さを活かして

竹岡式ラーメンが完成!という流れも、まるでチームワークを見ているかのようで、

彼女達と同様に不思議な達成感を味わえました。

 

芹沢のラーメンを食べて、須田がここの会社で働きたいと思ったのも納得ですね。

それだけの説得力がありますもん。

最近この枠でありがちだった「人情」のアプローチを捻っている点でも、

本作は最後まで安心して見られそうな気がします。

 

 

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行列の女神〜らーめん才遊記〜 3話 感想|客は情報を食べる…に納得。

 

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このドラマには、毎回 "学び" があっていいですねぇ。

1話の時から「インパクト重視だけでは長続きしない」とは語られてきましたが、

今回は新人であるゆとり(黒島結菜)の目線になって、それを具現化してみせたお話でした。

 

コンサルティング(メニュー開発)対決という事で、ドラマとして盛り上げるなら

無難に「どちらのラーメンが採用されるのか」といった味の優劣を決める作りを

最優先してしまいがちですが、

それだと劇中にもあったTVショーのような、視聴者の向こうの世界で繰り広げられる

超人同士の対決にもなってしまいかねません。

しかし、本作の場合は、「仕事」とは好きな事を突き詰めるのではなく、

あくまでもクライアントありきで成り立っているのだ…という説得力を持たせる

作品づくりが出来ています。

本人の才能や努力に頼った展開にせず、この店の立地はどこで、何が長所で何が短所か、

市場調査をした上で提案した料理の問題点は何か、お客様は何を求めているのか…

そんな一連の流れを難波(松井玲奈)との絡みも通して描かれているので見やすいですし、

激戦区に立地した者同士による「レシピ交換」などの新たな知識を得られる楽しさもあります。

 

「客は保守的で、誰かの推薦や知名度をもとに食べて帰っていく」

「つまり、彼らは情報を食べているのよ」

芹沢(鈴木京香)がそう言い残したシーンの後でゆとりが食べていた

ラーメンが凄く美味しそうなのが印象的で。

落ち込んでいる時、お腹が空いた時、ふと食べたいと思うのは

血豆腐を使ったつけ麺よりも、やっぱり長年愛されて慣れ親しんでいる

普通のラーメンなんだよね…と考えさせられるオチの持っていき方も良く、

満足して見終えました。

 

強いて言うなら、つけ麺店の激戦区にとんこつラーメンで勝負して、

とんこつラーメン店の激戦区でつけ麺を出せば成功するものなのか?とは思いましたが、

「ビジネスの在り方」を描く作品なので、そこはあまり気にしないで良いのでしょう。

…他に気になると言えば、松井玲奈さんになぜ関西弁の役をやらせたのかも

気になりましたけど(笑)←関西人じゃなくても少しぎこちなく感じて…w

 

一方で、ライバルとして本格的に登場した高畑淳子さん。

「アライブ」の頃の気さくで時に弱さも見せるおばちゃんの面影は全くなくて、

喋り方やオーラからしてグループを率いるボスママ感を醸し出している、流石の役者っぷり。

芹沢とのこれからのバトルも面白くなりそうです。

因縁はテレビショーでの事だけ?

回を重ねるごとに関係を深堀りしていく展開があるのでしょうか。

 

 

Twitterの公式垢によると、本作はクランクアップしているとの事で、

その点では安心して見られますね。

(いつも来週の番組表をチェックしたりして

「次回はやるのかどうか…」とそわそわした気持ちでいるもので^^;)

予定通り放送したものの3話辺りで中断される作品も多い中、

まだ続きが見られるという「普通」の有難みを噛み締めながら、

来週以降も期待していこうと思います。

 

 

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行列の女神〜らーめん才遊記〜 2話 感想|バーニャカウダ風つけ麺、誕生!

 

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ゆとり(黒島結菜)の新人ならではのエネルギッシュなキャラクター、

そして、お仕事ドラマでは定番の 個人にスポットを当てた成長物語の

2つの要素が前面に押し出されて、前回よりもキャッチーな作りになった印象を受けました。

しかし、ライト層にも楽しめるような王道な話で見せつつも、

ベースでは「ドラマBiz」枠が取り扱う"ビジネス"ドラマらしい

「問題提起」「チームによる調査」「解決」の過程を

ラーメンの新メニューの開発を通してさり気なく絡ませる事で、

ただ楽しいだけでなく、更に、仕事はこうあるべきなんだという

タメになるような作品へと昇華出来ています。

良いですね。「美食探偵」も含めて、グルメ系のドラマが面白い。

学校の教材にしちゃってもアリなのかも?

 

個人的には、視聴前は「再建モノが続くねぇ〜」なんて思っているだけで

そこまで期待はしておらず。

同枠の過去の感想や視聴リスト、SNSでも何度か言及していたように、

情で訴えて解決するのではなく、「ハラスメントゲーム」みたいな

視聴者にとって身近な題材×1話完結式のエンターテインメント感あふれる作品が

また出てきて欲しいと願っていた分、本作は久しぶりに満足して見終えそうな気がしています。

(まだ2話ですが(笑))

ちょっと大袈裟…いや、本当に思っているから言うのですが、

「そうそう、これが欲しかった!」が詰まっている作品だとも思います。

 

強いて言うなら、前回よりもキャッチーな作りになったためか、

子供を利用した所謂「あざとい」演出が追加され、今回はギリギリラインで留まっていたものの

今後次第ではそういった狙った場面が増えてくる可能性はあるんじゃないかと

若干危惧させられたりだとか。

あとは、300万円つぎ込んだから…という気持ちは分からなくないものの、

店が繁盛しなかった原因が自分の料理の腕不足だとはまず考えず

明らかに人のせいにして怒鳴っていた坂口(浅利陽介)の描写には疑問が残ったりもしましたが。

それでも、本筋は興味深く見られたので、まぁそこは良いかな〜という感じはします。

 

見た目のインパクト重視の料理では長続きしない…のは

ラーメンだけでなくどこも共通していると思いますが、

フードコンサル業界に携わる人は、味覚や企画力以外にも、

(しかもラーメンの場合、チャーシューや卵、メンマなど様々な具材を載せるだけあって)

美的センスや色彩感覚も問われていくのだ…という知識を得た回でもありました。

 

それにしても、黒島結菜さん演じるゆとり、ぴったり合っていますね。

見ながら普通に「可愛い〜」って言っちゃうほど、一生懸命な様子に心が動きます(笑)

主人公を立てるためのただのドジキャラじゃなくて、

仕事が出来る姿もきっちり描かれている所が大きいのかも。

 

鈴木京香さん、高橋メアリージュンさんなど、キャストの掛け合いも楽しいドラマ。

李社長ではない 曲者で強烈なオーラを放ちそうな高畑淳子さんにも期待が高まります。

 

 

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行列の女神〜らーめん才遊記〜 1話 感想|石ちゃんの「まいう〜」が聞きたい。

 

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原作は未読。

どこかで見かけた「ラーメンハゲ」が強烈で、その設定を女性に変えたが故に、

汐見(黒島結菜)が主人公に映るほど

芹沢(鈴木京香)の存在感が薄くなってしまったのかな…?という不安を

開始30分くらいまでは感じていたものの。

最終的には、どちらのキャラも"台詞"と良い意味での"勢い"で

きっちり特徴付けられた作りになっていて安心しました。

 

黒島さんは「死役所」に引き続き、周りを引っ掻き回す役を演じる事となりましたが、

本作の世界観ならハマりそうかも。

全力ポーズに、新人社員ならではの初々しい佇まい…

全体を活気づける良いポジションだと思います。しかも、可愛い(笑)

 

ここ最近の「ドラマBiz」枠は、本来"戦略"を描くはずの枠なのに

人情論や救世主展開で最後はお涙頂戴の話で終わってしまったり、

逆に"戦略"を演出しようとするばかりに、ナレーションによるビジネス用語の解説に頼って

かしこまった堅苦しい雰囲気を生み出してしまったり…といった作品が多かった分、

久々に「老若男女楽しめそうなドラマが来たなぁ」というワクワクした気持ちにさせられた、

そんな気がした初回でした。

 

ラーメン店主の前では口が悪くて愛がなさそうに聞こえるけど、

汐見への話を聞く限り、実は優しい心の持ち主だったりして…?という、

主人公の真意がはっきり見えない感じも良い。

 

どうかこのまま、人情話に偏る事なく

カラッとしたエンターテインメントな作風で突っ走っていって欲しいです。

そして、石ちゃんの「まいう〜」もお待ちしています(笑)

↑「元祖でぶや」も同じテレ東系列の番組だし、行けなくもないと思うんだけど??

 

 

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