2022年冬ドラマ-ムチャブリ!一覧

ムチャブリ!わたしが社長になるなんて 2話 感想|ムチャブリ要素、どこ?

 

f:id:rincoro_ht:20220112234300p:plain

 

ますます既視感漂う作りになって、

どこに特徴を見出して楽しめば良いのか分からなくなってしまいましたなぁ…。

 

前回は雛子(高畑充希)をいきなり新会社の社長に抜擢した事が

浅海(松田翔太)の"ムチャブリ"ではあった。

じゃあ、今回はどこらへんが"ムチャブリ"だったのか?

そこに尽きるんですよね。

いや…前回の続きの話と言えばその通りなんですが…

でも、そうしたらごく平凡なお仕事ドラマで終わってしまう訳で。

何というか、涼しい顔をした彼のムチャブリな提案を受けて、

思いっきり苦しそうな顔を浮かべながらも、それに雛子が何とか応えようとする…

その"置かれた状況"の対比の滑稽さが本作の見どころなんじゃないの?って思うんです。

 

例えば、今回のケースにもっとムチャブリっぽい印象を与えるなら、

競合他社の野上フーズにあえて浅海が関わっている事を視聴者に示して、

雛子に経営のノウハウを体験させる意図で同日オープンを企もうとするだとか。

あとは中盤…出来れば序盤の段階で登場させて、浅海が勝手に目標値と

それを達成出来なかった場合の対処を決めたり、

宣伝費も材料費も一切サポートしない旨を伝えたりなどして

無理難題を押し付ける展開にするとか。

話の流れに浅海を絡める事は、いくらでも出来たんじゃないかという気がします。

要は…本作の一番の面白味を生み出しているはずの彼の扱い方が中途半端なんですよね。

彼から発される言葉も、アドバイスともはっきりとれないし、

彼女の様子を他人事として面白がっている感じでもないし。

「私、この人の事、嫌いだわ〜!」の台詞通りにキャラが立っていれば良いんですが、

そう思っていた雛子も頭ぽんぽんくらいで動揺して、

この曖昧な状態でさらに恋愛展開も盛り込むって事は…今後は期待薄かもしれません。

 

最悪、お仕事ドラマ自体が楽しめれば良かったんですけど、

デジタル要素皆無で今時チラシだけで商売繁盛するのも

あまりにもファンタジーと言いますか…(苦笑)

料理を食べて涙をこぼした主婦がSNSで拡散した事にしておけば

まだマシだったと思います。

ターゲットは絞った?市場調査した?とか、

あくまでもライトに作るこの枠のカラーを考えれば

ツッコミを入れても意味ないでしょうから…

ずるずる見続ける前に、今回をもってリタイアさせていただきます。

 

↓前回の感想はこちら↓

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。
ランキングに参加しております。
ポチッと押していただけると嬉しいです♪

にほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへ

 


ムチャブリ!わたしが社長になるなんて 1話 感想|王道という名の普通…かな?

 

f:id:rincoro_ht:20220112234300p:plain

 

私が不安視していた三角関係よりも

レストラン復興エピソードを押し出していたのは意外ではありましたが…

あとはとりあえず、可もなく不可もなくといった所でしょうか。

ちょっと個性的な主人公が先頭に立ち、

お仕事苦労話といったリアリティよりもエンタメを突き通す作りは

従来の水10ドラマらしい感じ。

 

まぁ、言ってしまえば…極めて普通なんですよね(笑)

「ムチャブリ」というタイトルではあるけれど、

ドラマって基本「ムチャブリ」から始まるもんですし。

だから、そこで特色を出そうとしているつもりでも、

全体的には"王道のお仕事ドラマ"に落ち着いたように見えました。

でも…手堅い役者さんが揃っているから

何の心配もなく見られる安心感があるのは良い事だし。

ここ最近のドラマは"お仕事ドラマ"で展開していけば面白いものを、

奇を衒おうとジャンルの違う要素を盛り込んだ結果

何をメインで描きたいのかが迷子になって終わるケースも多いので、

そうなるよりかは何倍もマシかな?なんて思ったりもしました。

 

一方で感じるのは、根本的には真面目なんでしょうね…本作って。

ライトな雰囲気で見せているようで、一応軸として描いているのは

「社長からの独立」言わば「ぬるま湯という名の"縛り"からの脱却」なんです。

初回を見た限りでは。(主演で何となく「過保護のカホコ」と重ねてしまう自分もいました)

ただ、この真面目さがコメディ部分にも乗り移っている感は否めず。

唯一物足りないとしたら…"緩急"の見せ方にある気がしています。まだ弱いかな?と。

前半でコミカルさを強調する事で初めて後半の盛り上がりに繋がると思うんですが、

コミカルさは雛子(高畑充希)の「誰もいない所で愚痴を吐く」という

裏表の性格でしか表せないのが難しい所で…

もっと主人公の個性を立たせる展開にするなり、

カット割りで主人公の二面性を表現するなどして演出面で補強して行けば

見映えも変わるのかもしれません。

 

という訳で、本作もしばらくは様子見です。

王道は王道でも、もう少しメリハリ加減を楽しめる作品になる事を期待してみたいです。

 

↓次回の感想はこちら↓

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。
ランキングに参加しております。
ポチッと押していただけると嬉しいです♪

にほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへ