2023年冬ドラマ-忍者に結婚は難しい一覧

忍者に結婚は難しい 11話(最終回) 感想|エンディング映像に最後まで助けられる

 

 

今期の最終回は、何かと回想を盛り込んでは、

視聴者にも今までの出来事を懐かしんでもらう内容になっている作品が多いですね。

本作も、回想は比較的少なめだったものの、そのうちの1つ。

ただねぇ…出だしが失敗していたのが響いていて(泣)

ピリピリした夫婦生活の描写を最初の方で結構長い事見せられて、それが強烈だったからか、

手紙で「私たちの結婚が上手くいかなかったのは、敵同士の忍者だからじゃなくて、

"普通の結婚"にこだわろうとしてお互いをちゃんと見てなかったからかも」と書かれていても、

いや…あのすれ違いの大半は悟郎(鈴木伸之)のだらしなさのせいだから…

としか思えなかったのが残念でしたねぇ。

エンディングの方では「上手くいっていた頃」は一応描かれていたにしても、

本編が終わった後でサラッと…では、スピンオフの域を抜け出せていないので。

やっぱり、幸せを噛み締めるかのような笑顔を見せる蛍(菜々緒)と悟郎の様子を

初回で少しでも描かれていたら、手紙を読み上げるシーンも

夫婦の幸せをより願いたい気持ちにさせられたんじゃないでしょうか。

 

肝心のアクションシーンも、最終回だから、甲賀一族の面々も駆けつけて全面戦争か!?

なんて期待している部分もありましたが、そうはならず、ちょっと消化不良感。

竜兵(古田新太)は登場しましたけど…

恐らく、大御所ならではの熟練した俊敏さを魅せたかったのであろう

あの城水(市村正親)の所まで乗り込む動きも、

風を彷彿とさせるCGを加えてデフォルメ化していたら、彼の凄みが際立ったのかも…とか。

アクションシーンを長尺にして、そのタイミングで挿入歌が流れ始めたら

ブーストがかかって盛り上がったのかも…とか、見ながらいろいろ想像してしまいましたね。

 

忍者たちの迂闊な行動を中心に、ツッコミながら気軽に楽しめたには楽しめましたが、

本作のうたう「忍者×夫婦ラブコメディードラマ」としては

終始弾け切れていなくて(一番コメディしていたのは6話の夫婦バトル回くらい?)、

ある意味、お利口さんな印象が残る作品だった気がします。

結婚や組織内の格差、男女平等と、社会的な問題をさり気なく取り入れるのは良いとしても、

その分、演出でメリハリをつけて欲しかったです。

 

まぁ、エンディング映像に関しては最後まで上質な作りで、

そこが本作の唯一の救いでもあったのかなぁと。

最終回では"補足"的な立ち位置なのを活かして、空白の2年間だったり、再会だったり、

蛍目線で描かれた物語になっていたのが良かったです。

あと…そう来たか!と思ったのは、"今週の山田"の二段重ね。

そのもう片方は…「ファーストペンギン!」と、脚本家も含めて「恋です!」繋がりで

ニヤニヤしちゃいました(笑)

 

結局、本編からはみ出した小ネタ(?)が好きだったんですよね、私…w

 

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忍者に結婚は難しい 10話 感想|ここにきて日産のPR臭が凄い件。

 

 

今回の山田は、松下洸平さん。

出演される件はたまたまネットニュースアプリの通知で目に入ったので

事前に知っていましたけど、来期の月10ドラマの設定なんですねぇ。

「それは合理的ではないですね」の台詞や、名刺に記載された「上水流エージェンシー」で

おや…?と思わせる遊び心が楽しい。

短い間でも、しっかりインパクトを残して下さいました。

 

そして、今回の漫画風エンディングは、もしも2人が忍者じゃなかったら…のifの世界。

今まで本編とエンディングとで分離していたように感じた世界観が

前回でようやく重なり始めた所で、

今度は、一見"叶わない願い"っぽく描きつつも、

2人の未来予想図とも捉えられそうな内容を持ってくるとは。

最終回がどんな形で終わるのか?という問いに対する、

良い匂わせ映像になっていたと思います。

 

…正直言うと、個人的には結末よりも、最終回にも山田が登場するのかどうかと、

エンディング映像の方が気になっているんですよねぇ(笑)

まぁ、結末も気になると言えば気になりますけど、

悟郎(鈴木伸之)は生きているでしょうし、夫婦はバラバラにならずに済むんでしょうし。

題材的に、ある程度先は読める訳で。

そう考えると…今回は最終回での大きな展開を意識したのが原因なのか、

少し引っ張り過ぎな印象を受けました。

蛍(菜々緒)の母を殺害した"斎藤"は、

キャストからして「そうなるよね」なんて思いましたもんw

 

あとは、今回のツッコミどころとしては…

宇良くん(藤原大祐)が子供の頃からパーティに出席してたんなら、

さすがに郵便局員の誰かは顔覚えてるんじゃないの?とか、

自分があんな事しておいて、息子には月乃家の人間に秘術使わせて

救ってもらおうと考えているのは自分勝手過ぎる!!とかもありますが、

何と言っても、日産の車の出番がやたら多かった件でしょうか。

運転席に乗ろうとしている所はCMかと錯覚しましたし、

あまりにもハイテクなビジュアルだったもんで…車のシーンだけ異質に見えました(笑)

 

以前の感想でもふわっと書いた通り、

「夫婦の本当の顔は、伊賀一族の忍者と甲賀一族の忍者だった…」という

設定を盛り込んでいる以上は、

最初は敵対関係にあった二者間が、蛍と悟郎の様子に影響を受けて徐々に改心していって。

赤巻議員の事件に最も関わっていたのが第三組織だと発覚してからは、

その組織を倒すべくやがて共闘するようになる…みたいな

流れになってもアリだった気がしますが、

最後まで「伊賀一族vs甲賀一族」の構図にこだわるみたいですね。

 

何か一捻りあっても良かったかなぁ…とは思いますが。

ここまで見てきたので、最終回もツッコミつつ、気軽に楽しませていただきます。

 

 

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忍者に結婚は難しい 9話 感想|宇良くん、忍者でした。←知ってた

 

 

個人的には、こっちの方がある意味"衝撃"だったかも…ですな(笑)

 

まず…宇良(藤原大祐)の件。

いや〜そりゃあ、彼が忍者である事については

特に驚きはなかったですけど(むしろ忍者で安心したくらいw)、

まさか、あの一族だったとはねぇ…。

忍者スクールに通ったばっかりの新人だから、

知恵と知識がまだ頭に鮮明に残っている状態なんでしょうか。

まぁ何にせよ、唯一"組織"に囚われていない立場なのもあって、

「伊賀一族vs甲賀一族」の構図が本格化している話の中で良いアクセントになりそうです。

 

あとは…粉雪の加藤@宮下雄也さんのご出演かな。

どこかで見た事が…あっ!!!って気づいてから、何だかじわじわ来てしまって。

そこのシーンだけあまり頭に入ってきませんでした(笑)

っていうのは置いといて…

 

内容に関しては、「赤巻議員を殺したのは音無なのか?」に終始していて、

ほとんど進展がなかった印象ですね。

ただ、冒頭でも触れた通り、今回は今までの忍者にはなかった

宇良の機転の良さや接近の上手さを堪能出来る話になっていて、

特に退屈さは感じさせませんでした。

 

残り2話…という事で、最終回に向けて着実に準備を整えているように思います。

小夜(吉谷彩子)の蛍(菜々緒)に殺して欲しい人物は誰で、

果たして取引を受ける事になるのか?

とにかく、物語が大きく動き出しそうな次回に期待してみます。

 

 

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忍者に結婚は難しい 8話 感想|スーツで尾行はバレるだろうw

 

 

「蛍、実は甲賀一族の忍者なのでは?」という核心に迫っているのもあって、

蛍(菜々緒)と悟郎(鈴木伸之)の2人が「ロミオとジュリエット」の関係性である事が

最も強調された回でした。

 

ピンチの時ほど、本音を打ち明けながら何とか乗り越えようとするものなのでしょう。

前回の感想と多少被りますが…

お互いが忍者だとバレる前は、2人はいつ離婚してもおかしくない状態で、

音無(勝地涼)は「子供を産む事が夫婦円満の秘訣」と言うほど

楽観的な態度をとっていたのに対して。

いざ忍者だとバレてからは、音無と小夜(吉谷彩子)に目をつけられて

悟郎が厳重な罰を与えられそうになったり、夫婦解消されたりするリスクを

常に孕んでいるのにもかかわらず、

今の関係を諦めず、むしろ電話越しでの「大丈夫?」のハモりや、

一緒に戦うと誓うシーンを筆頭に、

2人は初心を取り戻したかのように仲良くなっていっている…という

反比例具合がやっぱり面白いんですね。

このドキドキした感覚は、「ルパンの娘」を描かれた原作者の作品ならではだと思います。

 

で、そう書いていてちょっとピンと来たのは…

悟郎は蛍の姉の存在も、父・竜兵(古田新太)が生きているのも初めて知って、

3人で対面する事になるんですが。

「ルパンの娘」の場合だと、初回から早速、恋人の家族と顔合わせして

「私には不釣り合いなんじゃ…」などと主人公に不安を抱かせていたとなると、

案外、家族はいないと嘘をつく設定を最初からなくした方が、

表の顔と裏の顔とでギャップが効いて、ただのホームドラマじゃん…といった

序盤の頃の"期待外れ感"も薄まったのかもしれませんね。

例えば…竜兵・楓(ともさかりえ)・雀(山本舞香)が一般人のフリをして

悟郎に接触し(家にお邪魔したり、会食したり)、彼の言動で不審に思い始めた3人が

竜兵の自宅に集って、山田に情報提供してもらいながら彼の正体を少しずつ掴んでいくとか?

要は、「甲賀一族である」家族のシーンをもっと増やしていたら

緩急のついた内容になっていたのでは?なんて思いました。

まぁ、もう後の祭りですし、

前々回から物語への興味を持続出来ているので良いんですけども。

 

今回のエンディング映像は、新居に越してきてからの話で、

新居なのになぜ隠し部屋がついているんだ…という個人的な疑問もスッキリさせてくれました。

…おじさんが貸してくれたんなら、

監視カメラや盗聴器がついているんじゃないかとも思うんですが。

オフィスならともかく、日常的な場所でスーツの格好でいて

堂々と姿を見せる尾行スタイルをとる伊賀一族も、

待ち合わせている中で極秘に関する電話をしているのに、周りを全く見回さない悟郎も含めて、

忍者は相変わらず詰めが甘いって事で良いのかしら(笑)

 

ただの一般人だとはどうも信じ難い宇良(藤原大祐)と蛍で、次回はコンビを組むそうで。

どんな流れで刑事を演じる事になったのか、そこも楽しみです。

 

 

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忍者に結婚は難しい 7話 感想|宇良くん以外みんな迂闊過ぎない?

 

 

第2章…じゃないですけど、お互いが伊賀忍者甲賀忍者の末裔であると認知した今、

これまでとは違った雰囲気になってきましたね。

 

忍者同士で敵対関係にあれば、本来、今回のように情報共有する機会はないでしょうし、

「実は〇〇やってたのは私で…」なんていうマル秘情報を得る事もなかったのかもしれません。

闘って終わりなはずの2人が「夫婦だから」「今までの幸せな日常を壊したくないから」

相手を尊重して歩み寄ろうとしている描写は、

"設定"を踏まえると不思議な魅力がありますし。

そして、2人の距離が縮まれば縮まるほど、それを良く思わないライバルの存在も出てくる訳で、

敵対関係"なのに"仲を取り戻しつつある夫婦の日常をもっと見たいと思う一方で、

甲賀忍者だとバレて、関係性がいつ壊れてしまうのかとハラハラする緊張感も同居していて、

その2つが結果的に「次回が気になる」興味へと繋がっています。

…また言いますけど、前回の内容が初回で、

今回の内容が2,3話辺りで放送されていたらな…と、改めて勿体なく感じてしまいました。

 

それにしても、宇良(藤原大祐)が忍者よりも忍者な件。

前々から思っていたんですけど、

忍者を本業としている人たちって、"忍び"が全然出来ていないんですよね(笑)

例えば…GPSを仕込んだ事については、宇良が悟郎(鈴木伸之)に教えるまで

誰もその線を疑う人がいないし。

姉妹どちらも癖で正体がバレちゃってますし。

普通に人通りのある公園で、雀(山本舞香)がしのびぃだというのも、

3話の任務の件も堂々と喋ってますし。

小夜(吉谷彩子)に至っては、「幼馴染のマウント」なんて

思った事をすぐ口に出すタイプですし。

宇良の賢さを見ていると、今までよく忍者やってこれたなぁ…とすら思えてきますw

 

したがって、甲賀忍者が"新"で、伊賀忍者が"旧"である事を度々強調しているものの、

詰めが甘い所は大して変わりない気がします。

最後まで「甲賀忍者vs伊賀忍者」の構図で続いていくんでしょうかね?

個人的には、どうも宇良が忍者説を捨てきれなくて…

最終章辺りで、どちらにも属さない新たな忍者一族が登場してきて、

赤巻議員を殺害した犯人が甲賀一族ではないと判明してから和解し、

両者が共闘する流れになってもアリなんじゃないかと思っております。

 

 

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忍者に結婚は難しい 6話 感想|1時間闘って終わったぞ!(笑)

 

 

闘いのシーンが予告映像で流れるたびに、ワクワク楽しみにしていた私。

いや、4話の時みたいに、あっさり疑惑が晴れるケースがまたあるかもしれないから、

過度な期待はするんじゃない…と言い聞かせてはいたし。

今回の、朝になった途端唐突に闘いが始まったのだって、

きっと夢オチだろうな…と予想していたのだけれども。

とりあえずは、前回に引き続き「見たかったもの」が見られて満足満足!でした。

まぁ、まさか、周りはいろいろ動きを見せている中で、

夫婦2人はひたすら闘って終わりなのは意外でしたけどね(笑)

 

特に面白かったのは、ふるさと納税カニが届いてからの2人のやり取り。

そうそう…「実は敵対関係にある忍者一族の末裔の2人」と「夫婦あるある」は

あのくらいのバランスで描いていただきたかったんですよ〜。

今までの回は真逆で。

夫婦あるあるネタがベースとなっている話の中に

たま〜に忍者っぽい要素が混ざり込んでくる感じだったので、

本性(裏の顔)を現さないかとヤキモキしていた方は多かったんじゃないかと思うんです。

 

そして、もう1つ思うのは…今回の闘いが初回の時点で盛り込まれていたら、

掴みとしては抜群だったのかもしれないなぁと。

例えば、近年のドラマで割と見かける「先見せ展開」を利用して、

冒頭で本格的に闘っている様子を映してから時間を遡る構成をとって。

まずは"普通の幸せ"を感じている夫婦の日常をじっくり描いて、

ある日のふとした動作に違和感を覚え始めて、気づいたら相手が忍者だと分かった…

という流れになっていたら、エンディング映像でしか味わえていなかった

2人にもより感情移入出来たような気がします。

 

某仮面医療ドラマもそうですが、どの段階で何を見せるか?で

作品に対する第一印象ってガラッと変わってしまうものなので。

とにかく、蹴りの演技ならお馴染みの菜々緒さんと、

ギャップで魅せるならもってこいの鈴木伸之さんなら

絶対面白いはずのキレッキレなアクションを

6話までとっておくなんて…本当に勿体ない事をしたと思います。

 

あと特筆しておきたいのは、エンディング映像と本編の繋がりについてですかね。

「何も知らなかった頃」の微笑ましい出来事や馴れ初めのエピソードが、

本編でも2人の"葛藤"や"覚悟"を通して、少し感じられたのも個人的には良かったです。

先日コメントをいただいた読者様も仰っていましたが、

本編だけだと蛍(菜々緒)は、悟郎(鈴木伸之)の事大好きなのかなぁ…?と

疑ってしまうほど、基本ツンケンした態度ばかりとっていたために、

エンディング映像とで温度差を強く覚えていたのです。

…正直に言うと、あんなにお互い両想いで結婚したのに〜!という切ない成分は、

エンディング映像から摂取出来た事に変わりはないものの(笑)

でも、チグハグな感じが今回で薄まったのには安心しました。

 

やっとこさ、本作がうたっていた「ロミオとジュリエット」っぽくなりましたね。

正体に気づいた蛍と悟郎以外にも、

甲賀忍者伊賀忍者とで接近していく様子が描かれるみたいで、

後半戦に向けて、どんどん核心に触れる話になりそうです。

 

 

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忍者に結婚は難しい 5話 感想|最後の晩餐!…はまた来週。

 

 

やっとですね。やっと「忍者に一般人(嘘)との結婚は難しい」状態から抜け出しました。

相手に探りを入れて情報を入手したり、秘密がバレて関係性が変わってしまったりと

かなりベタな展開が続くんですけど、私としてはそれが良くて、

忍者を扱う作品において「ずっと見たかったもの」だったんです。

 

まぁ、次回予告で言っていた「最後の晩餐」は来週に引っ張られて、

お預けを食らってしまった気分は覚えましたし。

肝心のお互いが忍者だとバレるきっかけにしても、

悟郎(鈴木伸之)…いくら何でも爪が甘過ぎない??とか、

蛍(菜々緒)の件は、監視カメラの場所を事前に調べて、とことん身を潜めるのに徹するのが

忍者ってもんなんじゃなかろうか…とか、そんな迂闊さから来ていて、

ドキドキ感よりかは「いや、逆によく今まで気づかなかったな」という

ツッコミの方が勝ちましたが(笑)

(そして、結婚してからの新居なのに、

どうやって隠し部屋を作れたのかも地味に気になってしまったり…w)

まぁ、ちょうど折り返し地点で、今回を放送するには妥当なタイミングで。

今後は盛り上がりそう…と感じさせてもらえた内容になっていたのには間違いありません。

 

ライバル同士では収まりきらない"因縁"を盛り込んできたのは意外で、

描写の仕方によっては復讐劇っぽさが増して、ただでさえコメディ演出が弾けていないのに

よりシリアスな雰囲気が強まってしまわないか?

という不安はないと言ったら嘘になるんですが。

とりあえずは、アクションをガッツリ見られるらしい次回に期待したいと思います。

 

「最後の晩餐」は…どうせなら、「僕のヤバい妻」のカルパッチョくらい

じわじわ面白いものであって欲しいですね(笑)

 

 

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忍者に結婚は難しい 4話 感想|音無の妻の活かし方、そうなっちゃうかぁ〜…(笑)

 

 

まず、序盤のモノローグによる2人の応酬に関しては、

ついた嘘次第では自分が忍者だとバレてしまいそうなスリルを味わえて楽しかったです。

「良かった〜…」「どうする?どうする俺?」「いやったー!堪えたー!」

お互いクールな顔立ちで、冷静に接していながら

内面ではめちゃくちゃ素が出ている…っていう、このギャップですよね(笑)

相手を探っているシーンのはずが、慌てふためく様子を見ていて何だか笑えてくる。

「お互い忍者だという事を隠しながら、普通の生活を送っている」設定が最も活きていました。

 

ただ…そんな風に、序盤で期待させてもらえただけに、

(特殊任務が中心の話ではなくなった事もあってか)

結局、今回で再び「"夫婦あるある"に共感するホームドラマ」に

戻ってしまったかぁ…という残念感は否めませんでしたね。

 

個人的には、音無の妻・恵美(筧美和子)の扱いが勿体なかったのかな?と思ってます。

どんな立ち位置なのか気になったので、相関図を調べてみたら…

どうやら、伊賀一族の血を引いているものの、跡取りではなかったために

現在は専業主婦として音無(勝地涼)を支えているという立ち位置だそうで。

つまり、"ごく普通の人間"でもあり、"忍者と直接関わりを持つ者"でもある彼女は、

二面性のある登場人物ばかりの中で、唯一キーパーソンになる気がするんです。

 

だから…例えば、蛍の父・竜兵(古田新太)と蛍(菜々緒)が

外で甲賀忍者について話をしている時に、彼女に聞かれて正体を勘付かれるとか、

蛍が自分の娘と忍者ごっこで遊んでいる時のふとした動作や、

うっかり私物が見えて「もしかして忍者では…?」と察するだとか。

喧嘩をきっかけに蛍の自宅に転がり込み、蛍と交流する時間が長くなる事で、

物語が盛り上がりを見せる可能性も大いにあり得たんですけど。

作り手は「専業主婦」の方を重視してしまったようで、

せっかくの特殊な設定なのに…と、そこに歯がゆさを感じてしまいました。

 

う〜ん…何度も言いますが、キャスト的にも設定的にも

面白くなる材料は十分揃っているのに、

調理し切れていないのが気が気でならない作品ですね。

むしろ、漫画仕立てのエンディングを映像化した方が面白いんじゃないか?

という気持ちもまだ変わりません。

 

内容自体にしても…よくよく振り返ってみたら、

蛍と悟郎(鈴木伸之)の間で描かれていた"夫婦再生の兆し"を

音無夫婦に置き換えただけですし。

前回のラストで匂わせたお互いの"身バレ"についても、

終盤での映像で特定するシーンまでは何も動きはなしで。

極端に言うと、40分くらいカットして次回の内容へと直結させても

特に支障はないのでは?とすら思えてしまうのもねぇ…(汗)

 

次回はついに…との事で、忍者要素が出てくると良いんですけども。

どうかなぁ…?

 

 

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忍者に結婚は難しい 3話 感想|悟郎のダメ夫っぷりが控えめに

 

 

相変わらず、2人の馴れ初めが描かれるエンディング映像が、

ロミオとジュリエット」を最も表せているなぁ…感は否めませんが(笑)

でも、今回に関しては、特殊任務の遂行が物語のベースになっていた事や、

お互いが何者かに気づき始める終盤のシーンもあって、

少しだけそのコンセプトに追いついた内容になっていた気がします。

 

今までの話でなぜ「ロミオとジュリエット」に見えなかったって、

やっぱり、蛍(菜々緒)と悟郎(鈴木伸之)の2人を、

性格面で格差をつけるように描いてきた事に原因があったんですよね。

例えば、蛍は一般的な社会人で、

悟郎は、自分が本当は忍者であるという事実を隠しながら日々を過ごしている…

という設定だったら、彼があそこまでダメ夫に描かれるのも

まだ受け入れられるものがあったかもしれませんが。

本作の場合、蛍も悟郎も忍者一族の末裔で、

「お互い秘密を隠して"普通"を装っている」点では対等な関係になっています。

 

その対等な部分を描いて初めて"すれ違い"が生じて、

視聴者は既に2人の秘密を知っているが故に、

切なく感じたり、焦ったく感じたりするものなんですけど、

今までの話だと、そこにはほとんど触れておらず。

悟郎のダメ夫っぷりが際立つ事で、蛍に同情が行くようになり、

お陰で、蛍目線で「夫婦生活あるある」を共感しながら楽しむホームドラマ…と

捉えられてしまうような内容になっている所に物足りなさを覚えていたのです。

 

なので…忍者一族なら、結婚する前に身元調査しないの?と思う部分はあるにしても。

今回でようやく、2人の進む道に興味が持てたのには安心しました。

もっと欲を言えば、爆弾仕掛け人とのシーンみたいなバリバリのアクションを

菜々緒さんはもちろん、鈴木伸之さんでも見たいんですけどね!(笑)

まぁそれは、秘密が判明してからの、後のお楽しみって事で…。

 

最後に、こんな流れだったら、より「ロミジュリ」に近づいたのかも?と感じた事を1つだけ。

「そこまでツッコむ!?」と思われるかもしれませんが…

本物の爆弾を仕込んでいるのを聞いた瞬間、

議員の命"だけ"を心配する悟郎たちの描写は、個人的には少し気になりました。

ステージに爆弾が仕掛けられている以上、

パーティに参加している全ての人々にリスクがあります。

しかも、家族同伴が条件なので、奥さんや子供もその場にいます。

任務なので、最初は議員を思い浮かべるのも無理はないんですが、

その後で、家で家事をしたり笑ったりする蛍の様子(回想)をインサートしつつ、

大切な人の事も心配して、いても立ってもいられなくなるような悟郎の描写が施されていたら、

伊賀一族で打ち合わせをした後で音無(勝地涼)が言っていた

「恵美(筧美和子)に、みんなステージから離れるように言ってくる」という台詞にも

違和感なく繋がっていたんじゃないかと思いました。

 

でも…今回の内容で、ミリ単位でも期待値が上がった感じでしょうか。

木曜日のドラマ、先週までは、どちらも中々伸びないな〜という印象を抱えていたので、

もうしばらく、延命措置(?)をとる事になりそうです。

 

 

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忍者に結婚は難しい 2話 感想|忍者要素が1割程度になってる感。

 

 

公式サイトのイントロダクションの一部を抜粋すると、

「『ロミオとジュリエット』をもほうふつとさせる」とは書かれていて、

劇中でも触れられてはいるんですけど…

本作、その関係にすらなれていないように見えるんですよねぇ。

 

ドラマ上で時々描かれる「ロミオとジュリエット」みたいな関係性は、

本来、お互いが愛し合っていて、もっと近づきたいと思いながらも、

自身と相手の身分の違い、自身の生まれ育った環境が恋愛の"足枷"となって

すれ違いが起こってしまう事から生まれる切なさを表現するものだと思っていて。

禁断の恋だと分かっていながらも、それでも大切な人を愛する気持ちを優先する

直向きさも描かれて、初めてこの手の題材は盛り上がる気がするんです。

 

でも…本作の場合は、蛍(菜々緒)が悟郎(鈴木伸之)のどちらかが

相手の正体を察してしまっている訳でもないし、

その上、蛍は悟郎に愛想を尽かしていて、離婚するつもりでいる。

肝心の"すれ違い"も、自身の秘密を守るが故についた嘘で、相手を傷つけてしまったり、

誤解させてしまったり…から来ているってよりかは、

悟郎の生活態度に完全に落ち度があるという感じ。

2話まで見ても、蛍、何にも悪い要素が見当たりませんもん(笑)

夫婦を描くドラマだから、最終的にはハッピーエンドにはなるんでしょうけど、

離れないで欲しい…と焦ったい気持ちにさせられるどころか、

彼みたいな人とはもう別れた方が良いんじゃないの?と視聴者に思わせている時点で、

残念ながら、「ロミオとジュリエット」は成立していないと思います…。

 

そして、微妙に感じる所は、やはり忍者パートの物足りなさにもありますね。

今回に至っては、前回の話の流れで

甲賀忍者の足取りを追うよう命じられた伊賀忍者たちの様子が描かれたくらいで、

残りは、忍者とは無縁の「仲直り作戦」や元カノの出現を描いて終わりっていうのは…(汗)

失礼だとは重々承知しているんですが、

作り手から「表の顔は薬剤師or郵便局員で、裏の顔は忍者である"二面性"を魅せよう」

という意気込みが感じられないのが気になります。

原作は…もっと忍者要素はあるんですよね?

 

あとは、前回の感想でも似たような事を書きましたけど、

特殊任務を任された所で終了し、次回へ引っ張るという構成も

止めた方が良いんじゃないかなぁと。

一週間お預けを食らわせるのではなく、やっと忍者の姿が見られる!とワクワクさせたまま

裏の顔を1話内で描ききってしまった方が、

本作のコンセプトが何なのかも分かりやすいし。

ギャップを味わえて楽しい一方で、"普通"を装いながらも正体がバレてしまいそうな

緊迫感みたいなものも同時に感じられて、2つの意味で見応えに繋がると思うんです。

 

作りようによっては面白くなるはずなんですけどねぇ。

コメディが得意な演出家がいたら…同じ原作者なだけに「ルパンの娘」スタッフだったら…って、

ついついタラレバを言いたくなってしまいますね。

 

 

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