忍者に結婚は難しい 11話(最終回) 感想|エンディング映像に最後まで助けられる

 

 

今期の最終回は、何かと回想を盛り込んでは、

視聴者にも今までの出来事を懐かしんでもらう内容になっている作品が多いですね。

本作も、回想は比較的少なめだったものの、そのうちの1つ。

ただねぇ…出だしが失敗していたのが響いていて(泣)

ピリピリした夫婦生活の描写を最初の方で結構長い事見せられて、それが強烈だったからか、

手紙で「私たちの結婚が上手くいかなかったのは、敵同士の忍者だからじゃなくて、

"普通の結婚"にこだわろうとしてお互いをちゃんと見てなかったからかも」と書かれていても、

いや…あのすれ違いの大半は悟郎(鈴木伸之)のだらしなさのせいだから…

としか思えなかったのが残念でしたねぇ。

エンディングの方では「上手くいっていた頃」は一応描かれていたにしても、

本編が終わった後でサラッと…では、スピンオフの域を抜け出せていないので。

やっぱり、幸せを噛み締めるかのような笑顔を見せる蛍(菜々緒)と悟郎の様子を

初回で少しでも描かれていたら、手紙を読み上げるシーンも

夫婦の幸せをより願いたい気持ちにさせられたんじゃないでしょうか。

 

肝心のアクションシーンも、最終回だから、甲賀一族の面々も駆けつけて全面戦争か!?

なんて期待している部分もありましたが、そうはならず、ちょっと消化不良感。

竜兵(古田新太)は登場しましたけど…

恐らく、大御所ならではの熟練した俊敏さを魅せたかったのであろう

あの城水(市村正親)の所まで乗り込む動きも、

風を彷彿とさせるCGを加えてデフォルメ化していたら、彼の凄みが際立ったのかも…とか。

アクションシーンを長尺にして、そのタイミングで挿入歌が流れ始めたら

ブーストがかかって盛り上がったのかも…とか、見ながらいろいろ想像してしまいましたね。

 

忍者たちの迂闊な行動を中心に、ツッコミながら気軽に楽しめたには楽しめましたが、

本作のうたう「忍者×夫婦ラブコメディードラマ」としては

終始弾け切れていなくて(一番コメディしていたのは6話の夫婦バトル回くらい?)、

ある意味、お利口さんな印象が残る作品だった気がします。

結婚や組織内の格差、男女平等と、社会的な問題をさり気なく取り入れるのは良いとしても、

その分、演出でメリハリをつけて欲しかったです。

 

まぁ、エンディング映像に関しては最後まで上質な作りで、

そこが本作の唯一の救いでもあったのかなぁと。

最終回では"補足"的な立ち位置なのを活かして、空白の2年間だったり、再会だったり、

蛍目線で描かれた物語になっていたのが良かったです。

あと…そう来たか!と思ったのは、"今週の山田"の二段重ね。

そのもう片方は…「ファーストペンギン!」と、脚本家も含めて「恋です!」繋がりで

ニヤニヤしちゃいました(笑)

 

結局、本編からはみ出した小ネタ(?)が好きだったんですよね、私…w

 

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