グレイトギフト 2話 感想|オドオド藤巻からの…い、伊集院ーー!!

 

 

いやぁ…この内容で原作なしなの、本当に恐ろしい。

私としては、視聴中ずっと口角が上がりっぱなしになるくらい面白く見ているんですけど…

何だか、面白さの意味合いが前回とは変わってきましたね。

コメディ色が強くなったような気がします(笑)

 

その原因を作っているのは、間違いなく藤巻(反町隆史)のモノローグの

圧倒的な多さでしょう。

個人的には、モノローグを通して何でもかんでも台詞に起こすドラマは

普段はあんまり好みではないんですが、

前回の感想でも書いた通り、近年では社長や弁護士などを演じられてきて

クールで敏腕なイメージがついていた反町さんが、

本作では内心ビクビクしている役を…っていうギャップがとにかく可笑しくて。

冷静さをまとっているつもりでも、誰かに疑われたり詰め寄られたりしたら

汗の絵文字→💦が見えてくるほどテンパった表情になるし。目は泳いでいるし。

心の中で推理していた事はほとんど外すし。

藤巻の反応を見ているだけでも楽しいんですよねぇ。

そして…相手に見せる言動も漏れなく迂闊(爆)

終盤で、病院中を移動しながらまぁまぁ大きな声で「白鳥に狙われるかもしれません」

「ギフトを持ち出した可能性があります」と電話しているシーンなんかは、

おいおい機密情報思いっきりバラしちゃってるよ!って、声を出して笑ってしまいました。

 

もう1つおいおい…と言えば、伊集院(盛山晋太郎)もそうでしたね。

目の前でわざわざ水筒のお茶を飲むという。

2話にして台詞量が激増したので、

これは神林(尾上松也)よりも先に消されるかもしれないと予想していたら…案の定。

だから芸人さんを起用したのかと、何となく納得しちゃいました(笑)

盛山さんご本人は、ドラマに影響されてロン毛にしているくらい

反町さんを憧れの人として見ているらしいので(「会ったら芸能界を辞めても良い」とも)、

あらら、もう共演出来なくなっちゃった…と思いつつ、

TBSの日曜劇場みたいに真犯人役で終わらなくて、ちょっと安心もしていますw

真犯人との対峙が見所になるであろう最終回は、

ちゃんと演技面で実績を積み重ねてきた役者さんで魅せて欲しいですしね。

 

それにしても…1話で奥野(坂東彌十郎)、今回で伊集院が退場し、

藤巻の迂闊さもあってか、「ギフト」にまつわる情報を知って

水面下で動き出している人が既に何人もいて。

状況的には結構ハイスピードだと思うんですけど、

この調子だと、最終回まで話が持つのか?という心配は少し出てきますね。

1話ずつ「ギフト」の被害者が出てくる構成が続いたら、

犯人が誰か分かってしまうようなもんですし。

ここはやっぱり、反町さんを主人公に起用したからには、

実は一番の悪者だった…なんて衝撃の展開がやってくるのではないかと期待しちゃいます。

 

でも、とりあえず今は、いろんな所から板挟みにあって

ぎゅうぎゅう詰めの状態にいる藤巻の巻き込まれっぷりを、純粋に楽しもうと思います(笑)

1分おきにスリルにもコメディにも転ぶ、良い意味での境界線あやふやな作りが妙に癖になって

ついつい引き込まれちゃうんですよねぇ。

 

 

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春になったら 2話 感想|最期が迫っているからこそ、語り合える2人

 

 

「この親にしてこの子あり」ということわざが

相応し過ぎる2人だな…と思いながら見た回でした。

前回で、数ヶ月前にがんだと診断されても娘に報告せず、

治療を受けない事を独断で決めていた雅彦(木梨憲武)に対して

「私のために治療受けてよ!バカ!」なんて瞳(奈緒)も怒ってはいたんだけれども、

瞳も瞳で、お父さんに似て一方的に話を進める所があるんですよねぇ。

…本人は自覚していないんでしょうけど。

 

結婚の話をどんどん進めてしまえば、お父さんにも生きる理由が出来て

治療を決心してくれるかもしれない!と思いついてからの医者にかけるマシンガントーク

結婚式の打ち合わせでも1人で勢い良く提案して、

一馬(濱田岳)もアドバイザーも置いてけぼりに(笑)

親子でここまで似るんか!?ってくらい、瞳の暴走っぷりには雅彦の面影を常に感じさせて、

可笑しいと同時に、それだけ父親からの愛情をいっぱい受けて育ってきたのだと

微笑ましい気持ちにさせられました。

 

親子で似た者同士…なのが、今回の話では結構強調して描かれていて。

前半はそれでクスクス笑っていたのが、

思い出の海でのシーンからなだらかに切ない雰囲気へと変わり、

ある意味、二部構成の形になっていた気がします。

 

切迫流産の妊婦に「気づいてあげられなくてごめんなさい」と言っていた所を

旦那に見られてしまい、病院側に落ち度があったのではないかと疑われ

訴訟を起こされそうになった事で、

医者や先輩から注意を受けてしまった辛い過去を、初めてお父さんに話した瞳。

病院を辞めて助産師に転職するという大事な過程を

なぜ今まで言わなかったのかは…お父さんに心配をかけたくなかったから。

「大切な人を想っていて、大好きだから言わなかった」

やっぱりここも、雅彦と一緒なんですよね。

カメラを前にして、自分が頑なに治療をしない理由をはっきり伝えてくれた

お父さんの様子を見て、顔を逸らして泣いてしまう瞳のカットがありましたが、

自分が当時、苦しい日々が続いて、

恐らく悩みを聞いて欲しい衝動に駆られていたにもかかわらず

長年ずっと話してこなかった経験があるからこそ、反論はしづらかったし。

雅彦が治療を長期間続ける事で、娘に迷惑や負担をかけさせたくなかった…という

お父さんの隠された想いも、手に取るように共感出来たんじゃないかなと思います。

 

同じ家に2人で住んでいるのに、お互いの苦しみや葛藤には気づけなかった。

子供が男性ではなく女性で、反抗期を迎えていたら

ますます何もかも語り合う関係性ではなくなっていたでしょう。

でも、コミュニケーションが多少減っても、食卓を囲むし、毎日を共にする。それが家族。

そんな家族が初めて自分の抱えていた想いを吐露出来たのは

"最期"が迫っているから…っていうのが、またもどかしいですね。

 

しかし、仲直りし切れていなかったり、上京して遠い距離になったりで

想いを伝えられないままお別れとなってしまう家族が多いのが現実。

だから、助産師への転職、恋人との馴れ初め、治療を受けない理由…と

2人でああしてゆっくり話せる機会が作れて良かった…とも思うのでした。

 

今回の件で親子が分かり合えた所で、

次回からが実質、本編スタートといった感じですね。

題材が題材なので、結末は読めてしまうのですが。

最終回までどうか、しみじみと温かい雰囲気を貫き通していっていただきたいです…。

 

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さよならマエストロ〜父と私のアパッシオナート〜 2話 感想|ツンケンしつつも、気持ちが揺らぎ始めている響…

 

 

「お互いの音を聞き合って、イメージを伝えて、音と音で会話していく」

「一緒に奏でる人とイメージを分かち合えた時、魔法のような時間が生まれます。

ああ…生きてるなぁって、感じる時間です。」

指揮者志望の天音(當間あみ)から、指揮者をやっていて一番楽しい事は何かと

質問された時の俊平(西島秀俊)の答え。

これ聞いて、だからかぁ…って納得しちゃいましたよ。

そりゃあ、指揮をしている際にあんなに幸せそうな表情を浮かべる訳だと。

 

この質問をしているのが楽器演奏者ではなく、指揮者志望っていう所も良くて。

主人公と同じ道を目指そうとしている

ある意味一番近い立場にいる人物が物語に加わる事で、

俊平の音楽に対する向き合い方や、なぜ再び指揮者をやろうと思ったのか…といった

主人公の思想やルーツみたいなものがより鮮明に描き出されて、

キャラクターに立体感が増すだけでなく。

オーケストラについて深くは知らない視聴者に向けても、

指揮者の仕事がどういうものなのか?という説明にもなっているんですよね。

 

他にも…ある時は、子供心くすぐるピアニカと

蓮(佐藤緋美)のチェロのセッションで新たな刺激をもらったり。

またある時は、「あなたは指揮者=シェフなんだから、携帯に頼らず自由に作ってみたら?」

という瑠季(新木優子)の言葉を、自分を変えるためのアドバイスだと受け取り、

オリジナルのアップルシュトゥルーデルを作ってみたりする。

今回はそんな、3人の出会いを通しての俊平の変化が描かれていました。

まだ2話の段階で、人員不足の状態から始まっていて、

どうしても新キャラを団員に迎え入れるまでのエピソードは押さえなければいけないので

情報過多にはなってしまうんですが…

やっぱり、脇役のエピソードを適度に膨らませつつ、

最終的には主人公中心の物語に消化していっている作りが、

見ていてごちゃつきを感じさせない理由に繋がっているのかもしれません。

 

そして、本作のサブタイトルが「父と私のアパッシオナート」とうたうだけあって、

響が少しずつ感情の揺らぎを見せ始める姿も水面下でじっくり描く。

父の指揮者としての一面を知る時って、大体立ち聞きが多いように見受けられるんですけど、

響が父の赴任するホールに勤務しているという設定だからか、

何度もばったり会いそうになるのにも無理がないんですよね。

そこはナイスアイデアだなぁと思ってます。

正直、彼をあそこまで嫌うようになった経緯がまだ語られていないので、

彼女のツンケンした態度に寄り添えない部分もあるんですが、

2話にして、本当は音楽が大好きなのかも…?という柔和な表情も垣間見えた辺り、

父娘間の確執が長引かない事を信じたいですね。

 

今回の感想は時間の都合で、少し落ち着いた文章になっちゃいましたけど(汗)

全部に触れるとしっちゃかめっちゃかになるだけで、

本作の魅力的な所って結構あるんですよ…。

良いと思えた作品ほど、感想が書きにくくなるのが私なので(苦笑)

その中で1つ挙げるとするなら、ライティング。

本作のライティングって、強い光が差し込まれて、

周辺がボワ〜っと淡く映し出されている感じがしませんか?

個人的には、映像が若干オレンジ調にまとまっているのもあって、

それがちょっとだけ幻想的で、夢の世界に入り込んだかのような錯覚を覚えて…

特に、演奏シーンで楽器がチラッチラッと反射して光るのなんかは、

心が弾んでいる瞬間とか小さなときめきを感じさせて、

そこから、音楽がただひたすら大好きなのが伝わってきてウルっとくる事があるんですね。

 

その点で言えば、今回の楽曲「ウィリアム・テル」は相性抜群でしたね。

大輝(宮沢氷魚)の吹くトランペットから、耳馴染みのある転調が流れ出してからは

同じくワクワクさせられてしまいました。

 

心から楽しそうなみんなの様子を見て、気持ちの良い音楽を浴びる日曜夜。

団員同士のいざこざがないのが、何よりもの救いです(笑)

本作を日曜日に持ってきて正解だったと思います。

月曜日からまたお仕事頑張れそう…っていう活力をもらえる、そんな作品です。

 

 

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グレイトギフト 1話 感想|じわじわミステリー。これは続きが気になるな〜!

 

 

テレ朝のこの枠なのに、劇伴が渋かっこいい……

初回を見ていて一番惹かれたのはそこでしたね。

流れ過ぎだとか、音量がデカいとかっていう呟きも見かけましたし、

確かにずっと流れているな〜と思わなくもなかったんですけど、

演出も含めて、木9枠特有の硬派でギラついた雰囲気に若干の苦手意識がある私からしたら

大人びたサックス調の劇伴が聞こえてくる事が新鮮で、

その意外性で最後まで興味深く見られちゃいました。

 

後で調べてみたら、得田真裕さんが手がけられているとの事で。

この劇伴良いなぁと思って調べると大体が得田さんの音楽なので、

もう好みなんでしょうね(笑)

演出も劇伴に合わせてか、所々遊び心もありながらクールにまとまっている印象。

一見地味だけれど、スルメのごとく徐々に引き込まれてしまうかのような作りは、

どことなくNHK土曜ドラマを彷彿とさせます。

 

本作は「殺人球菌《ギフト》をめぐるノンストップサバイバル医療ミステリー」だそうで、

波瑠さんに佐々木蔵之介さん、小野花梨さんに筒井道隆さん、

今回で退場してしまった坂東彌十郎さんなど、

実力派の若手からベテランまで脇もガッツリ固めている辺り、

きっと「あの犯人は誰だ?」なんて考察を視聴者にやらせるのでしょう。

でも、初回を見た限りだと、居酒屋でのやり取りを筆頭に個々の紹介はされているものの、

その会話の内容が藤巻(反町隆史)と妻に関する噂だったり、

1対1のシーンを用意する形で、ほとんどの登場人物を藤巻と関わらせたり。

それぞれの関係性を簡潔にまとめつつ、基本的には主人公中心の物語になっているので、

匂わせ演出満載の犯人探しミステリーに終始しなさそうで

今後に期待出来そうな気はしております。

 

まぁ、それよりも驚いたのは、かなりの展開の速さなんですけどね…(笑)

いやはや、巧みな構成でしたねぇ。

冒頭はまるで前回のおさらいかのようにスルッと始まって、

新たな病原菌を見つけてそこから物語が大きく動き出すと思ったら

特にそれとは関係のなさそうな妻のエピソードが挿入されて。

手術が出来ない状態だの、娘とは険悪な仲であるだの、

本題は一旦中断させて、プライベートの事で話を広げていく。

なんでこんなに詰め込んだ話にしたんだろうと思いながら見ていたら…

白鳥(佐々木蔵之介)の終盤の言葉

「あなたは奥野理事長の隠蔽工作に加担した。今さら後戻りなんか出来ませんよ。」で

そうか!なるほど!と納得させられましたよ。

矢継ぎ早に進んでいく展開が、「どうせ消えるし、たった一回きりの犯罪だから」

で動いたつもりが、いつの間にかとんでもない事態に巻き込まれてしまっていた

藤巻自身の後悔と動揺を表しているようで、じわじわ面白かったです。

 

反町さんはすっかりベテラン俳優の地位にいるためか、

ここ最近は社長や弁護士などの敏腕な役を演じる事が多いイメージにあったんですが、

今回はまさかの冴えない病理医役。

若干ボソボソ声なのは、後に権力に取り憑かれる変貌っぷりを

強調するためなのかは分かりませんが、

巻き込まれてからどんな変化を見せるのかも楽しみですね。

 

これ…今後の展開次第では、序盤こそTOP5くらいの位置にいたものの、

最後まで見ていて、気づけば今期ナンバーワンになっていた…みたいな感じで

大化けしそうな可能性を秘めてますね。

どうか、回を重ねるごとに失速する事がないよう願ってます。

 

 

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婚活1000本ノック 1話 感想|モノローグの多用を面白い!と受け取れるかどうか。

 

 

裏が微妙だったのもあり、元々見る予定のなかった本作の初回を視聴。

こっちの方で少し可能性が感じられれば…と思ったんですけど、

まぁそうなるよね…と言いたくなるような出来でしたね(汗)

 

先日の「春になったら」の感想では、放送開始3分でこの作品が

良さげかどうかが決まる旨の文を書いていたんですが、本作は逆で。

開始早々、海岸で行われる寸劇のドタバタ具合で

「あ、これはアカンやつかも」と感じ、

最後までそれが覆らないまま見終える事となってしまいました。

 

原作通りだと指摘されればそれまでなんですが…

何と言っても、主人公のモノローグと台詞を多用し過ぎなんですよね。

こういった演出で成功するのって、

主演の方が何年も実績を積まれているほどの安定した実力の持ち主か、

視聴者からの好感度が高いかの2パターン(あるいは両方)だと思うんですけど、

本作の場合は「売れっ子芸人」のイメージが定着しており、

ドラマ主演初挑戦の方で、そのどちらにも該当していないのです。

だから、出演者のファンならまだ好意的に見られるかもしれませんが、

少しでも「なんで芸人が主演?」「なんでプライム帯でこのドラマを?」という疑問を

持っている方からしたら、終始うっとうしく感じてしまいやすいでしょう。

 

個人的には…どちらかと言うと好きではありますが、

わざわざ水10枠で放送する意味は?なんてやや否定的な立場にいたので。

妙に不愉快な発言をしてくる癖強な脇役や、

古典的なコミカル演出も含めて全てがクドかったです。

先ほど、モノローグと台詞を多用し過ぎ…と書いたけれども、

もう本当に、真っ先に思い浮かべるのはそこなんですよね(苦笑)

あまりにも内容に緩急がなくて、

まるでしゃべくり漫才をずっと聞かされているような感覚に陥りました。

 

イケメンが実はヤバい男でした!っていうオチもありきたり。

視聴者のターゲット層を30代前後で設定しているつもりなんでしょうが、

その年代が共感したり刺さったりする台詞が盛り込まれている訳でも…ない。

残念ながら、視聴前の予想通り、

30分の深夜ドラマ向きだったのでは?としか言いようがありません(汗)

他の作品や名前を挙げてしまってすみませんが…

演出が「ブラッシュアップライフ」に似てるといった声もチラホラ見かけましたが、

もしもバカリズムさんが本作の脚本を担当されていたら、

ノローグの頻度も調整されて、もうちょっと見やすい作りになっていたのかもしれませんね。

 

しゃべくり漫才と言わんばかりの台詞量の多さと

ベタな描写の連続なのにもかかわらず、CMが入るまでの間隔も長いのもなぁ…

時間の進みが遅く感じて、途中何度か時計を確認してしまいました。

唯一良い所を挙げるとするなら、「18/40」で初めて認識した八木勇征さんが、

その作品とは真逆の、クソ男と言われながらも可愛げのある

どこか憎めない役を堂々と演じられていたのは良かったです。

…いっその事、ビュー◯くんみたいな立ち位置で、

八木さんを主演にした癒し系ドラマの方を見てみたいと思えてしまうくらいには(笑)

今後、事務所の俳優枠として重宝されていくんでしょうね。

 

裏の2話は録画に回したので、後日見て面白くなっていれば

感想を復活させる可能性もなくはないですが…

リアタイしていた視聴者の反応をチラッと見る限り、望みは薄いのかなと。

やっぱり、今期の水曜日はドラマなしデーになりそうです。いや…なります。多分。

 

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正直不動産2 2話 感想|神木、早くも化けの皮が…?

 

 

へぇ…ミネルヴァ不動産の同僚である花澤(倉科カナ)から、

神木(ディーン・フジオカ)の過去の不正を暴かれる展開がもう来るとは!

前半辺りは、神木のクレバーっぷりをとことん見せて、

永瀬(山下智久)ら登坂不動産にとって

彼がいかに脅かしい存在であり強固なライバルであるかを

重点的に描くんだろうなぁと思っていたので、

2話にして仲間から裏切られる姿を見る事になるなんて、ちょっと意外でした。

 

花澤だけでなく、ミネルヴァ不動産の面々からも信頼は寄せられていないようですし、

会って間もない榎本(泉里香)にも大嘘つきだと見抜かれている。

紳士的で端正な佇まいとは裏腹に、

早々に化けの皮が剥がれかけているとも取れる描写が気になります。

不動産業界を一度追放されたのだって、自分の利益のために行った犯罪行為を

誰かに密告された事が原因となってますので…

後先を考えず高価な物で身をまとった結果、

お金を払えずホームレスに転落しているのも含めて、どこか詰めの甘さが伺えるんですよね。

となると…今回までの内容から判断して、単純に「永瀬vs神木」の売上対決がメインの

構成にするつもりもないのかもしれませんねぇ。

 

前回、神木の事を「ナンバーワンに取り憑かれている」といった

例えをした発言がありましたが、

これが今後の展開の鍵になってくるのではないかという気がしています。

1位をキープするがために大失態を犯し、ミネルヴァの存続危機を招いた神木を永瀬が救い、

永瀬の正直な言葉で我に帰った神木が

不動産営業になった理由ややり甲斐に改めて気づかされて、

今の仕事が心から楽しいと思えるようになる…

単なる思いつきで書いてますが、そんな流れになっていくのかどうか?

神木の動向と永瀬との関係性に、注目していきたい所です。

 

1話完結の内容の方に関しては、まぁ無難にまとまったな…という印象で。

家族が和解する形で終わりましたけど、

大助(迫田孝也)が盛大な勘違いをしていただけとは言え、

父・喜助(苅谷俊介)が孫と2人で強制的に追い出されそうな状況下にいたにもかかわらず

許して受け入れるまでが早いかな?とか、

妻の事情を全然知らず、何の罪もない息子・直也(松本怜生)も苦しめるなんて

夫(親)としてどうなんだろう…とか。

あとは、家族の背景があっさり程度だったからか、

大助の「世界中を飛び回る仕事」の設定がやや突飛に感じられて、

大助があそこまで勘違いするに至ったきっかけや過程があまり見えてこなかったとか。

個人的には、どことなく腑に落ちない回でしたね。

 

いつも楽しみにしている、激しい風に振り回される永瀬のコミカル演出も

控えめだったので少々物足りず…。

でも、「春(=スタート・新生活)の訪れ」をイメージさせる菜の花をバックに

そよ風が吹く演出は、そんなハートフルに全振りした見せ方もあるのか!という意外性もあり、

好きなシーンの1つにはなりそうです。

 

それにしても、今回は粉雪がゲストで、次回はチビ麻美…

某作品絡みの入れ違いにクスッとした視聴者も少なくないはず(笑)

 

 

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春になったら 1話 感想|日常ってそういうもんだ…と思わせてくれるお話。

 

 

奈緒さんと木梨憲武さんのW主演。

キャストが発表されてから、どんな化学反応が生まれるのかと

楽しみに待っていた作品がようやく始まりました。

 

やっぱり、「あ、これは良さげかも」と思わせてくれる作品って、

開始3分で決まってくるもんなんだなぁ…と、本作を見ながら実感しましたね。

というのも、説明台詞を加えなくとも、瞳(奈緒)が産まれた時のホームビデオや

お正月での父・雅彦(木梨憲武)との会話のやり取りを見ただけで、

その人がどんな人で、日頃からどんな暮らしをしていて、どんな家庭環境にあるのかが

すんなりと理解出来たのです。

 

例えば前者の場合だと、母(妻)を撮っていて雅彦は声のみのビデオになっているんですが、

「頑張って!」「何か手伝う事ある!?」などの積極的な声がけが聞こえてくる辺り、

娘が生まれてくる事をずっと心待ちにしていて、

妻をどれだけ大事にしてきたかも伝わってきましたし。

後者の場合だと、郵便配達員がポストに年賀状を1束投函するカットから

恐らく親子ともども人付き合いを長年欠かさずにしている事、

瞳の「今年のは何?」という、毎年違うおせちを取り寄せているかのような発言から

雅彦が太っ腹な性格(楽しみのためなら出費を惜しまない?)である事、

後ろにさり気なく映る仏壇&2人しか映らないシーンから

現在は母親が他界していて、ずっと2人暮らしをし続けている事が読み取れました。

 

最近はタイムパフォーマンス重視の視聴者が増えたからなのか、

登場人物の抱えている感情や、見ただけで何となく分かりそうな状況まで

全て台詞に書き起こしてしまうドラマが増えてきているだけに、

映像を通して初期設定を簡潔にまとめてみせた本作のアバンはかなり貴重だと思わされます。

 

また、雰囲気自体も、全体的に良い塩梅に収まっているんですよねぇ。

重いテーマを扱っているにもかかわらず、時々流れる軽やかなピアノ調だったり、

ちょっとノリの良い劇伴が物語の引き立て役程度に優しく流れているためか、

不思議と心地良さを覚えて、2人の日常をいつまでも見ていたい気持ちにさせられるんです。

で、その代わりに、映画のような質感の映像で調整を…って所でしょうか。

とりあえず、設定が設定なので今後は辛い展開も待ち構えているとは言え、

お涙頂戴のアイテムにされやすい「病気」「余命」が、

基本的にはほのぼのとしたトーンで描かれていきそうなのには安心しました。

 

脚本面で言えば…父の余命を聞かされてもなお、

その日のうちに助産師として出産に立ち会わなければならない、

いつもの自分に戻らなければならない一連の描写に最も"日常"を感じさせましたね。

そう…ガンだと発覚してからの残り3ヶ月だって、

決して悲しみに暮れる日々ばかりではないはずで。

毎日変わらず仕事はするし、笑い合う日もあるし、ケンカする日もあったりする。

いろんな感情や出来事が散りばめられて出来上がる…日常ってそういうもんなんだろうと、

2人の関係性からもふと考えさせられる初回だったと思います。

 

役者としての木梨憲武さんは、wikipediaで過去の出演作を調べてみたら

世にも奇妙な物語」の「思い出を売る男」で当時お見かけしたっぽい。

切ないラストだった記憶はあるけれど…

どちらかと言うと、某有名アニメ映画のマーリンの方が頭に焼き付いてますね。

なので、連続ドラマで存分に木梨さんの演技を見られる所にかなり新鮮味を感じてますし、

そもそも芸人さんがドラマ出演となるとチョイ役か犯人役が多いだけに、

大御所芸人が主演を…って所も、物珍しさでついつい惹かれてしまいます。

 

声が大きいなぁと思っていたら、実演販売者だと知って合点が行きますし、

ナンバーワンなのもご本人にぴったりで!

オリジナルドラマならではの良さも出ていて、瞳との「お父さんにお笑い分かるの?」

「分かるよ!」の会話には特に笑かされました。(そりゃ大御所ですから!なんてw)

脚本家の福田靖さん…木梨さんを起用して、どんな台詞を言ってもらおうか考えるのが

楽しみでしょうがなかったんだろうなぁ…というのが話の節々から伝わってきて、

私も次、雅彦が何て言うのかワクワクさせられっぱなしでしたし。

そんなひょうきんさだけでなく、ほんの哀愁も滲ませていて、

とても魅力的なキャラクターに映りました。

 

対する奈緒さんは、「ファーストペンギン!」の初回のラストでもあったように、

ふつふつと込み上げてきた感情を爆発させる演技を得意とする女優さんなので、

めちゃくちゃ泣いて笑って、気持ちが揺さぶられる作品になりそうな気がしております。

これも、今後に期待出来そうですね。

 

それにしても…先週の月9の感想でも、重たいテーマ被りについて書きましたけど、

フジテレビとカンテレで会議とかってしないもんなんでしょうかね?

どちらも"死"を扱っているという(苦笑)

カンテレプライム枠は1枠だけだから…枠をいっぱい持っているフジテレビ側が

調整すべきだと思うんですけどねぇ。うーん。

(※ちなみに…月9の感想は辞める事にしました。月10を優先します!)

 

 

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さよならマエストロ〜父と私のアパッシオナート〜 1話 感想|これは期待しても良い…かも?

 

 

ドラマを日頃から積極的に見ているタイプじゃなければ、余計な事もチラつかず

本作を純粋に楽しめたのかもしれませんが…

やっぱり、数年間ドラマを毎日何本も見続けている私からしたら、

どうしてもいろんな作品が頭に過ってしまうものなんですよねぇ。

 

例えば、何の作品に似てる?と聞かれて

一番思い浮かべるのは「リバーサルオーケストラ」でしょう。

廃団寸前の地方オーケストラ、その存続を良しとしない市長の存在、

ヒロインは市役所勤務で元楽器演奏者(過去に何らかのトラウマがあり引退)と

設定もかなり類似しています。

楽団の立て直しを扱っているなら、ある程度方向性が定まってしまうのは仕方ないとは言え、

ちょうど1年後になぜまた同じような作品を放送したのか…という疑問もあるんですけど。

他にも、元々乗り気でなかった主人公が、物事に関わっていくうちに当時の記憶が蘇り、

最終的に一歩踏み出す事を決意するまでの流れは前期の「下剋上球児」でも描かれていたし…

風変わりなカフェは、脚本家の過去作品である「妻、小学生になる。」にもあったし…で、

総じて、つい最近見たと言いたくなるような要素ばかりだったのには

勿体なさを感じてしまっていたんですよね。

 

しかし、途中までは他の作品に似ている事に気を取られながら見ていたのが、

ある時から「お?もしかしたら…」と思い始めてきました。

そう思えた理由が、放送開始から約50分後の俊平(西島秀俊)と古谷(玉山鉄二)、

俊平と内村(久間田琳加)の2組のやり取りにありました。

 

どんなやり取りだったのかをもう少し詳しく書くと…

3月いっぱいで晴見フィルハーモニーが廃団になる知らせを受け、

古谷は俊平に、仕事でいろいろあってもみんなと音を奏でると気持ちが落ち着く事、

自分にとってはホームである事を語り、

一方で内村は、立ち寄ってきてくれた俊平に対して

高校の演奏会の時のトラウマを吐露し始めるのですが、

脇役のエピソードの主人公との絡め方が絶妙だったんですね。

 

この手の群像劇も取り入れた作品は、通常であれば

ある程度役者さんを揃えていて登場人物が多いが故に、

それぞれキャラを立たせたり、見せ場を作ろうとしたりして個々のエピソードを膨らませがち。

その結果、話に充実感は覚えるけれども、

同時に散漫としていて、主人公の存在が霞みやすい。

ですが、本作はそういった群像劇ならではのデメリットを上手く回避していて、

あくまでも脇役のエピソードはさらっと、主人公の次の行動に繋げるように盛り込む事で、

(例えば…・古谷の場合→誰もいないホールに訪れてたくさん書き込まれたホワイトボードを見ては、一生懸命取り組んできた団員たちの顔を思い浮かべて微笑む。

     ・内村の場合→彼女の解釈が面白い!と感じ、有名曲の「運命」にまだ新しい発見があったのかと感動してから、音楽について語る口が止まらなくなる。

…さっきから説明臭くなっちゃいましたが(汗))

本作の主軸は「オーケストラの立て直し」ではなく、

「オーケストラを通しての父と娘の再生」であるのだと強調した作りになっていました。

 

まぁ、まだ正体不明の謎キャラ2人の登場や

古谷の秘密がまさか…な終盤のシーンが用意されている辺り、

今後どう転ぶかは未知数ではありますし、若干の不安もあります。

でも個人的には、脇役のエピソードの処理の仕方だけで、

軸のブレない作品になりそう…という期待の持てる初回となりました。

 

そして、もう1つ優れていたのは、いつものごとく25分拡大だったにもかかわらず、

無駄な描写や引き延ばしがほとんど見当たらなかった所です。

言い換えるなら、25分拡大の初回放送用にきちんと練り上げられた脚本だなぁと思いました。

 

いや別に、他の脚本家が全くそれを考慮していないと言いたい訳じゃないのですが…

拡大版にするのが通常運転の他のドラマの初回をいくつか見ていると、

放送尺を増やした分、その部分を重点的に描写すれば良いのになんで疎かにするんだろうとか、

1時間で収まる話を引き延ばしているのが見え見えだとか

そういった微妙な仕上がりの作品が多かったので、

あまり拡大版の初回で満足出来た試しがなかったんですよね。

 

でも…本作の内容は理路整然としていると言いますか。

何気ない、余分だと思われがちな家庭パートも、後半でしっかり意味を持たせているんです。

特に、家事が全く出来ずパンケーキを何度も真っ黒焦げにしていた俊平が、

団員との関わりがあり、息子・海(大西利空)の「2人で止まっててどうすんの?」

という言葉に強く背中を押されたのを機に、

パッケージに書かれた説明とにらめっこしながら作ってみたら

初めて綺麗に焼けた一連の流れなんかは、

娘と向き合う事を避け続け、音楽の道を閉ざした父の状況と、

そんな父でも再スタートを切ろうと思えばいつだってやり直せるのだという

ほんの希望を想像させて、自然と涙が溢れてしまいました。

 

パンケーキが綺麗に焼けた事で、オファーを引き受ける意思を固め、

まだ終わりだと決めつけたらダメだと痛感した俊平が

諦めモードの団員たちに「終わりが決まったオーケストラでも出来る事はあります。」

「僕は信じてるんです。音楽は…人の心を救う事が出来ると。」と励ます。

…ここも、「〇〇があったから〇〇がある」みたいに、彼が少し頼もしく映ったのにも

説得力を感じさせる展開でした。

 

これは個人の好みの話になっちゃうんですが、

シリアスもハートフルも卒なくこなす演技面だけでなく、

バラエティのご出演時で、変にカッコつけずにお茶目な姿を見せて下さる

普段の西島秀俊さんも好きな私からしたら、

俊平という役が西島さんで良かったなぁとも思います。

本来の自然体さがね…勇気を出して再び指揮者になる

主人公の心境とリンクしている気がするんですよ。

指揮をとっている時の心から楽しそうな表情を見ると、本当、応援したくなるんです(笑)

 

あとは、響が父を頑なに拒絶している理由が見えてこないので、

なるべく早い段階で明かしてくれる事を祈るばかりですね。

最初はいろんな作品が重なれど、

回を重ねるごとに本作にしかない良さが味わえる作品になりますように。

…日曜劇場、今度こそ当たりかな??

 

 

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となりのナースエイド 1話 感想|で、医師免許持ってるんでしょ?

 

 

こんな事言ってしまうのもなんですが…

今期の水曜日は、ドラマを見ない日になるんじゃないかなぁと

視聴前から薄々感じていたんですよね。

と言うのも、"こっち"も"あっち"もイマイチ期待しがたいものがありまして。

「視聴リスト&期待度」でも書いたように、

"こっち"は予告映像を見たり作品概要を読んだりした時点で

軽いタッチで描こうとしているのがプンプン漂っていて、

その演出が少し空回りしていた記憶のある「祈りのカルテ」の原作者の作品を

再び日テレで実写化するとなれば、大丈夫なのかという不安も当然過ぎってしまうし。

"あっち"はあっちで、いろんな意味で、なんでプライム帯でそのドラマを…?

という疑問の方が強かったのです。

 

だから、仮に他のドラマがあればそっちを優先するくらいには

どちらもスルーしたくもなって(基本的にテレ朝の長編シリーズ枠は対象外)。

でも、どちらかと言えばまだ見られそう、まだ可能性がありそうな気がするのは

ドラマでは珍しい職業を取り扱った"こっち"かなぁ…って事で、

とりあえず初回を視聴してみた訳ですが。

そのわずかな期待も崩れ、やっぱりか…という残念感が残る内容になってしまっていました。

 

医療ドラマで対立的なポジションにいる医者は、態度悪く描かれがち。

世間の知名度が低く「縁の下の力持ち」な職業は、医者や看護師から見下されがち。

目立たない職業だからこそ、良いイメージを持たせようとして、

本来だったら医者が気づきそうな事でも全て主人公の手柄になってしまいがち。

主人公を活躍させたいが故に、類似的な職業(本作だったら看護師)の存在が

空気になってしまいがち。

そして、病院内での揉め合いシーンを挿入しがち。

 

ここまで「『この病院は嫌だ』と思える最近の医療ドラマあるある」

を詰め込まれてしまうと、もはや笑うしかないと言いますか(汗)

見所の1つとしてやたら強調していた澪(川栄李奈)の訳ありな過去にしても、

実は医師免許所持者で、ナースエイドの前は優秀な医者で、

婚約者絡みのとある出来事がきっかけで責任とって辞めたんでしょ?と

予測出来てしまうほどには、全体的に既視感しかありませんでした。

 

正直言ってしまうと…最初に「実は人殺しです」と衝撃の告白をしておいて、

真相が「精神的に殺してしまった」「実際は事故だった」となる展開にも、

そればっかりでもう飽きちゃったなぁと。

さっきから「どうせ…」と決めつけてつらつらと書いているので、

違っていたら恥ずかしいですが(苦笑)

本作だけにかかわらず、いっその事、本当に殺意を持って殺してしまっていた

猟奇的な結末で終えるドラマがそろそろあった方が、新鮮味が増すのかもしれませんね。

…まぁその場合、ハッピーエンドはあまり望めないのでしょうけれども。

 

唯一良い意味で想定外だったのといえば、

主人公が過剰にポンコツキャラに描かれなかった所と、

ドタバタよりかは比較的落ち着いた雰囲気だった所くらいでしょうか。

 

澪の真相については、原作アリなら意外なパターンもなきにしもあらずなので

知りたい気持ちもちょっとはあるんですけど、

手術室で自身が医師免許持ちだと報告しなかったシーンを見る限り

しばらくは引っ張るだろうから…。

そうなると、視聴者に考察させたいんだろうな…という制作側の思惑が透けて見えてしまって、

捻くれた私としては、最後まで真相目当てで見続けたら

手のひらの上でまんまと転がされたようで、良い気はしないんですよね。

 

という訳で、次回も一応様子見してみますが、

もしかしたら感想は初回が最後となるかもしれません。

来週は当初見るつもりのなかった"あっち"をリアタイしようかな?

それで面白かったら、めっけもんって事で…。

 

 

1/21追記:

 

2話も録画で見ました。

 

大してスキルもないのに優秀(?)な外科医を引きずり下ろそうとしたり、

本人だけでなく他の患者が聞いているかもしれない店内で

平気で患者の悪口を言ったり、モラハラまがいの態度をとったりする。

 

そんな医者がいて、出番が多いのもあってただでさえ見づらかったのですが、

本来医者が決める手術の代替案を主人公が提案するシーンで、

残念ながら、私の本作への評価は一気に地に落ちました。

(「評価」なんて偉そうなワード、あんまり使いたくなかったのですが(汗))

 

すらすらと医療知識を言える時点で、教授と深い関係である時点で

「医療オタク」キャラを貫き通すのは無理がありますよね。

婚約者や姉の事があったとは言え、どうせ(どうせ)罪を犯した訳でもないのに

なんで医師免許を持っている事を報告しないんだろう。なんで勿体ぶるんだろう。

見ている間、ずっとその疑問で頭がいっぱいでした。

 

専門的な技術に関する会見でも、まるで芸能人の謝罪会見かのような

ゲスな質問が飛んでくるし。

大河(高杉真宙)の描写にしたって、若い女性なら特に

お腹に傷跡が残る事を心配する人が多いだろうに、

年頃のそういった事情をお察しする様子が見当たらない所も違和感。

↑だから、先ほど「優秀(?)な外科医」と書いたのです。

 

次回予告を見る限り、どうやら真相が明かされるっぽいですが、

1話2話通して、主人公を立たせるための物語なんだな…って事が分かったので、

ズルズル引っ張られる前にリタイアさせていただきます。

 

それにしても…本作に不満を抱えた

実際のナースエイドは多いんじゃないでしょうか(汗)

私としても、ナースエイドがどんな仕事をしているのかがよく分からず。

近しい立場にいるであろう看護師との違いを説明する場面をしっかり用意してから、

物語を進めて欲しかったです。

 

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正直不動産2 1話 感想|新キャラの紹介もしつつ、安定感ある初回!

 

 

永瀬(山下智久)のかつての師匠でもありライバルでもある

神木涼真役にディーン・フジオカさん。

うんうん…まるでドラマ用のオリジナルキャラクターとして

起用されたかと思うくらいには、すっごく適役!

山下さんとはまた違った端正な顔立ちですし、紳士的な佇まいですし、何しろイケボなので、

「悪魔のような営業でお客様の心を鷲掴みにする」人物だと言われるのも頷けます。

軽快なタップダンスを披露しながらの登場の仕方も、様になってしまう。

モンテ…を彷彿とさせる、ヒゲもじゃ姿の頃の神木は

整形前の設定だったんだろうかというのは置いといて(笑)

一見爽やかで非の打ち所のない笑顔の裏に

胡散臭さも滲ませる演技も含めて、強烈な印象を残して下さいました。

 

冒頭から登場人物について触れまくりましたが、内容自体も最後まで見ていくと…

本当に上手〜くまとまっているんですよねぇ。

シーズン2からの新キャラは他にも、登坂不動産に転職してきた藤原(馬場徹)がいて、

永瀬のライバル2人を描こうとすれば、人物紹介で終わってしまいがちなんですけど、

本作の場合はそこに終始せず、2人の設定を絡めながら

最終的に"主人公の物語"に仕立て上げているんです。

 

流れに沿って書くとするなら…

「有名って、それは人が認めたことでしょ。己の目で見て決めなきゃダメ。」

という、今回のテーマを匂わせるかのような石田(山﨑努)の発言があった後に、

藤原の売上成績で差を大きく開かれ、さらに畳みかけるように神木の手強さを描く事で

永瀬がいかに窮地に追い込まれているかをさり気なく提示して。

登坂(草刈正雄)からは「永瀬、お前どこ向いてるんだ」、

月下(福原遥)からは「なんかビビり過ぎです」といった

気遣いの言葉も時々盛り込みながら、彼が今、迷いがあったり不安を抱えたりしている

状態である事を徐々に強調する。

 

でも、神木の仕事ぶりややり口を中盤まで徹底して描いたからこそ

弱点も浮き彫りになってくる訳で…。

1位になる事に取り憑かれているが故に見落としがちなお客様の"本音"に永瀬が気づき、

そこから一気に形勢逆転する痛快撃ももちろん面白かったのですが。

その出来事のお陰で自分に足りないものは自信だと分かり、

ライバルに振り回されずに、これからもお客様に真っ直ぐ向き合おうと

改めて決心する「原点回帰」的なオチは実に初回にふさわしく、

今後の活躍に胸を膨らませたくなる…そんな1時間だったと思います。

 

今夜の放送2時間前に駆け込みで見たSPも、新キャラの登場をチラ見せしていた事、

放送尺が他の枠の初回拡大版と同じ1時間半であった事、

おさらいがてら、シーズン1の頃の回想が適度に差し込まれていた事から

SPというよりかは初回っぽい話だなぁと思いながら見ておりましたが、

これはこれで、ちゃんと物語のスタートを感じさせる"らしい"内容になってましたね。

 

新キャラで言えばもう1人、新人の十影(板垣瑞生)もいますが、

永瀬と藤原も永瀬のライバルの立ち位置で登場してきているだけに、

彼のほどほど志向&マイペースさがちょうど緊迫感を和らげてくれて、

良いアクセントになるのではないでしょうか。

 

シーズン2からはメイン脚本家の根本ノンジさんの他に

初担当の清水匡さん、木滝りまさんも執筆されるそうで、

回によってブレが生じないかと若干心配したりもするのですが…原作がついているので。

とりあえず、今期の中では安心して見られそうな気はしております。

 

 

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