大奥(2023) 11話 感想|「ありがとう」って言われたい

 

 

万里小路有功役で大きな注目を集めた

福士蒼汰さん(今回の役名は天璋院)のご登場で始まった今回。

「Season2の1話」ではなく「11話」の表記になっている所が

大奥の歴史を一緒に追っているかのような感覚がして洒落てますし、

その記録を綴った没日録を、冒頭から物語に絡めている所も良いですね。

それから、赤面疱瘡の紹介と、生前の吉宗(冨永愛)の活躍を簡潔にまとめておさらい…

2分間のアバンでしっかり土台を整えてきたお陰で、

半年間の空白をあまり感じさせませんでした。

 

新キャラの平賀源内(鈴木杏)にも、初っ端から魅了されましたね。

少年漫画の世界からそのまま飛び出してきたみたいな快活な性格と佇まいで、

早口言葉が聞いていてとにかく気持ち良いんですよ。

本当、彼女のペースに飲まれてしまいそうで(笑)

青沼(村雨辰剛)との強弱激しいコンビもツボで、

このまま2人の旅でも見ていたい…と思っていたくらいだったので

途中から源内の出番がなくなってしまったのは寂しかったですが

(終盤の種を突き止める様子を見る限り、次回から本格始動するのかな?)、

青沼と黒木(玉置玲央)のコンビも、青沼の誠実な姿を目の当たりにして

心がザワザワする黒木のカットの多さが印象に残ったのもあり、最後的にはしっくり来ました。

源内とは「感謝の言葉を大事にする」「兄弟が赤面疱瘡で亡くなった者同士」、

黒木の場合は「父が医者」で、それぞれ共通点があるんですね。

 

内容自体は風熱を取り扱ったものになっていて、インフルエンザを指すんだそう。

他にも、加湿器のルーツとも言える「やかんの水を沸かして喉を潤す」や、

体の特定の部位を冷やすなど、現代の治療法に繋がる要素が次々描かれました。

サボンも今で言う石鹸でしょう。

でも、何か道具を使えば"予防"にはなるけど"完全には"防げないのも、

人によって効き目に個人差があるのも、今も昔も変わらない訳で…

やっぱり人気作品は、どんな時代でも、未来でも通用するような話になっているからこそ

いつまでも支持されるのかもしれません。

 

「外国人だから」と差別されていた青沼が、医療に真摯に、正直に向き合い続けた事で

人が集まってくるようになるし、仕事ぶりを褒められるようになる…という

努力が報われるオチには、こちらも胸がじわっと温かくなれました。

相島一之さん演じる大奥の取締役(役名が分からない…)が

サボンを使ってくれていたと分かるエピソードも、

今までお見かけした役が役なので、相島さんだと何となく胡散臭そう…と思っていただけに←

結構優しい人物に描かれていたのが意外でしたね。

 

ただ、最初はそんな幸せな方向に向かっていても、

いきなり容赦ない展開が襲ってきて、心がぐわんぐわん揺れ動かされるのが本作なので、

今シーズンも覚悟しながら見る事になりそうです。

相変わらず、原作は未読。

なので、事前情報はあまり入れずに、また純粋に物語を楽しむつもりです!

 

 

↓次回の感想はこちら↓

 

↓前回の感想はこちら↓

 

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2023年 秋ドラマ 視聴リスト&期待度

 

 

11/13:「下剋上球児」最新話の感想記事をUPしました。

 

こんにちは、りんころです!

パリピ孔明」初回までに完成出来ず、申し訳ございません(汗)

毎度おなじみ、視聴予定のドラマを紹介する時期がやってまいりました。

 

10/2時点で発表されている冬ドラマを

「◉最後まで感想を書く可能性が高いドラマ」

「○内容次第ではもしかしたら最後まで感想を書くかもしれないドラマ」

「△初回だけしか書かないor感想を書く可能性の低いドラマ」

「×視聴する予定のないドラマ」

の4種類(優先度)に分けて紹介していこうと思います。

※ちなみに、初回も放送されていない段階で決めているので、あくまでも"予定"です(謝)

そして、感想本数は最終的に、ここで紹介した本数よりかなり減るかもしれませんが、

よろしくお願いしますm(_ _)m

 

ではでは…ここからちゃちゃっと書かせていただきます!

 

 

私が今期視聴&感想執筆するドラマはこちら!

 

曜日・放送時間順にまとめてあります。※既に放送されているドラマは除く

曜日別に知りたい方は曜日を、

ドラマの詳細を知りたい方は、ドラマタイトルをクリックしてみて下さい!

※黄色はドラマ新設枠 ※秋ドラマを全部記載している訳ではありません(基本地上波のみ)

 

放送 作品一覧 主演 初回 優先度
月曜日
フジ
月9
ONE DAY 二宮和也 10/9
フジ
月10
トクメイ!警視庁特別会計係 橋本環奈 10/16
テレ東
月11
けむたい姉とずるい妹 栗山千明 10/9 ×
日テレ
月深夜
君が死ぬまであと100日 髙橋優斗、井上瑞稀 10/23 ×
火曜日
テレ朝
火9
家政夫のミタゾノ 松岡昌宏 10/10
NHK
火10
大奥 ○○ 他 10/3
TBS
火10
マイ・セカンド・アオハル 広瀬アリス 10/17
フジ
火11
時をかけるな、恋人たち 吉岡里帆 10/10
テレ東
火深夜
くすぶり女とすん止め女 西田尚美、香音 10/10 ×
TBS
火深夜
君には届かない。 前田拳太郎、柏木悠 9/26 ×
TBS
火深夜
マイホームヒーロー 佐々木蔵之介 10/24
水曜日
テレ朝
水9
相棒 season22 水谷豊 10/18 ×
日テレ
水10
コタツがない家 小池栄子 10/18
フジ
水10
パリピ孔明 向井理 9/27
テレ東
水深夜
推しが上司になりまして 鈴木愛理 10/4 ×
テレ東
水深夜
君に届け 南沙良鈴鹿央士 10/11
木曜日
テレ朝
木9
ゆりあ先生の赤い糸 菅野美穂 10/19
フジ
木10
いちばんすきな花 多部未華子 10/12
日テレ
木深夜
ブラックファミリア 板谷由夏 10/5
テレ東
木深夜
ポケットに冒険をつめこんで 西野七瀬 10/19
金曜日
テレ東
金8
ハイエナ 篠原涼子、山崎育三郎 10/20 ×
フジ
金9
うちの弁護士は手がかかる ムロツヨシ 10/13
TBS
金10
フェルマーの料理 高橋文哉、志尊淳 10/20
テレ朝
金11
今日からヒットマン 相葉雅紀 10/27
テレ東
金深夜
きのう何食べた? season2 西島秀俊内野聖陽 10/6
日テレ
金深夜
秘密を持った少年たち 佐藤海音 10/6 ×
土曜日
日テレ
土10
ゼイチョー 菊池風磨 10/14
テレ朝
土11
単身花日 重岡大毅 10/14 ×
テレ朝
土11
泥濘の食卓 齊藤京子 10/21 ×
フジ
土11
あたりのキッチン! 桜田ひより 10/14
テレ朝
土深夜
18歳、新妻、不倫します。 藤井流星 10/14 ×
日曜日
TBS
日9
下剋上球児 鈴木亮平 10/15
テレ朝
日10
たとえあなたを忘れても 堀田真由 10/22
日テレ
日10
セクシー田中さん 木南晴夏 10/22
帯ドラマ
NHK
月〜土朝
ブギウギ 趣里 10/2
NHK
月〜木10
ミワさんなりすます 松本穂香 10/16 ×
TBS
月〜木深夜
Maybe 恋が聴こえる 大和奈央 10/16 ×
番外編
地方局
各局異
おいしい給食 season3 市原隼人 10/9他

※朝ドラは基本視聴のみ

 

それでは、参りましょう〜。

 

 

2023年 秋ドラマ 視聴リスト&期待度

 

視聴&初回執筆予定の25作品と期待度を発表していきます。

※上から
タイトル/初回放送日/放送局/時間/視聴前期待度(最大:★5つ)
作品概要/簡単なコメント/主な出演者/スタッフ(脚本、演出etc)/
という構成になっております。

※初回放送日、スタッフに関する情報は、10/2時点のものです。

 

月曜日

 

ONE DAY〜聖夜のから騒ぎ〜

(10/9・フジテレビ・月曜21時)★★★ ←リタイア

 

逃亡犯、報道キャスター、孤高のシェフの3人の人生を交錯させながら、人々が思い思いに過ごす聖夜という“たった1日”の出来事を1クールかけて描く、謎と愛と奇跡の物語。

 

クリスマスイブでの出来事を1クールで描くという試みには興味がありますが、

問題は、その壮大なスケール感に伴った内容になるのかどうか?

公式サイトには「謎をひもとく伏線は第1話から張られ最終話ですべて回収されるので、

映像、セリフ、表情すべてにご注目を!」と記載されている辺り、

本作も最近の流行りを意識した作りになる事は確かでしょうから、

そうなってくるとやっぱり、引き延ばしや煽り演出を施しそうで不安なのです。

 

月9はここ2年以上、ハズレ作品が続くので、本作も過度な期待はせずに…って感じですね。

 

出演:二宮和也中谷美紀大沢たかお

脚本:徳永友一(「ルパンの娘 シリーズ」「海月姫」「警部補ダイマジン」)

演出:鈴木雅之(「ラジエーションハウス シリーズ」「マスカレード・ナイト ※映画」「元彼の遺言状」)

音楽:佐藤直紀(「教場 シリーズ」「青天を衝け」「マスカレード・ナイト ※映画」)

プロデュース:成河広明(「コンフィデンスマンJP シリーズ」「リーガルハイ シリーズ」)

主題歌:ミイナ・オカベ「Flashback feat. Daichi Yamamoto」

原作 :オリジナル

公式サイト:https://www.fujitv.co.jp/oneday_christmas_ado/

 

 

トクメイ!警視庁特別会計係(10/16・フジテレビ・月曜22時)★★★

 

"特別命令(トクメイ)"を背負って派遣された特別会計係の女性警察官を待ち受けていたのは、「捜査に金は必要だ!」と話す、ひと癖ふた癖もある個性豊かな刑事たちとの出会いだった。
時にぶつかり合い時に協力しながら、経費から事件解決の糸口を見つけていく、新しい警察エンターテインメント。

 

橋本環奈さんが警察官の格好をされていると「警視庁いきもの係」を思い出す…

っていうのは置いといて。

飽和状態になりつつある刑事ドラマで、

経費から事件解決の糸口を見つけるという設定は面白そうではあるんですが、

予告映像を見る限りだと、平成感漂うというか…ドタバタしてそうなのが気になりますね。

下手したら、ゆる〜く見れば良いかな?ってドラマになってしまいそう。

 

出演:橋本環奈、沢村一樹松本まりか、JP、前田拳太郎、徳重聡佐藤二朗

脚本:荒木哉仁(「世にも奇妙な物語『タテモトマサコ』『配信者』※SP」「しもべえ」)

   皐月彩 (「キワドい2人」「リズスタ! ※特撮」「癒やしのお隣さんには秘密がある」)

演出:城宝秀則(「4分間のマリーゴールド」「ミステリと言う勿れ」「わたしのお嫁くん」)

   光野道夫(「BOSS シリーズ」「昼顔」「後妻業」「合理的にあり得ない」)

   湯浅真 (「ミックス。※映画・監督補」「レンアイ格闘家 ※ネットドラマ」)

音楽:大友良英(「いだてん」「不要不急の銀河 ※SP」「しもべえ」「エルピス」)

プロデューサー:近藤匡(「新・ミナミの帝王 シリーズ ※SP」「クロシンリ」)

       小林宙(「家族ゲーム」「海月姫」「レンアイ漫画家」「ドクターホワイト」)

主題歌:SEVENTEEN「今 -明日 世界が終わっても-」

原作 :オリジナル

公式サイト:https://www.ktv.jp/tokumei/

 

 

火曜日 

 

家政夫のミタゾノ(10/10・テレビ朝日・火曜21時)★★★

 

女装した大柄な家政夫が、派遣先の家庭・家族の内情を覗き見し、そこに巣食う“根深い汚れ”までもスッキリと落としていく、痛快“覗き見”ヒューマンドラマ。
プライム枠に移動しても、変わらず痛快撃をお届けする!

 

ポスタービジュアルの強烈さよ……。

最初見た時、笑っちゃいましたよw

 

前シリーズは、初期の頃の面白さ再来!と言える内容で、

皮肉やパロディてんこ盛りで楽しんだ記憶があります。

仕事続きで疲れた金曜日の夜にぴったりの作品だったので、

ド平日プライム帯となるとどうかな…?とは思いますが、

ミタゾノさんもそこはガッツリネタにしてくれるでしょうし、

安定した仕上がりになる事を期待します。

(※なお、初回の感想を書くかどうかは不明です)

 

出演:松岡昌宏、伊野尾慧、桜田ひよりしゅはまはるみ平田敦子余貴美子

脚本:八津弘幸(「家政夫のミタゾノ シリーズ」「半沢直樹1」「おちょやん」「VIVANT」)他

演出:片山修 (「家政夫のミタゾノ シリーズ」「七人の秘書」「波よ聞いてくれ」)

   小松隆志(「家政夫のミタゾノ シリーズ」「先生を消す方程式。」「リエゾン」)他

音楽:ワンミュージック(「家政夫のミタゾノ シリーズ」「グッドワイフ」「忍者に結婚は難しい」)

エグゼクティブプロデューサー:内山聖子(「家政夫のミタゾノ シリーズ」「ドクターX シリーズ」「桜の塔」)

プロデューサー:秋山貴人 (「家政夫のミタゾノ シリーズ」「となりのチカラ」)

       石田菜穂子(「刑事7人 Season8,9」「ノッキンオン・ロックドドア」)

       木曽貴美子(「家政夫のミタゾノ シリーズ」「リエゾン」「ハヤブサ消防団」)

       村山太郎 (「さくらの親子丼1,2」「らせんの迷宮」「言霊荘」「リエゾン」)

主題歌:Hey! Say! JUMP「それぞれ。」

原作 :オリジナル

公式サイト:https://www.tv-asahi.co.jp/mitazono/

 

 

大奥(10/3・NHK総合・火曜22時)★★★★

 

シーズン2の舞台は、8代将軍・徳川吉宗の死から約20年後の世界。
謎の疫病『赤面疱瘡』撲滅活動から男将軍の誕生、徳川という時代の幕引き、そして、"大奥"の終焉までを描く。

 

お待ちしておりましたシーズン2!

時代劇や歴史モノが苦手な私でも、時折現代と重なるストーリーのお陰で馴染めたどころか、

役者さん同士の演技合戦を堪能し、

「こんな役が似合うとは!」という新たな一面を毎回発見出来て

個人的にはダークホースとなった作品です。

 

シーズン2では、実写化はされていない「大政奉還」までの話も描かれるそうで。

スタッフは新たな追加もありますが、ほとんどが前シーズンからの続投なので

間違いない出来になるでしょう。

 

出演:鈴木杏、玉置玲央、松下奈緒仲間由紀恵、古川雄大岸井ゆきの福士蒼汰

脚本:森下佳子(「大奥1」「義母と娘のブルース シリーズ」「天国と地獄」「ファーストペンギン!」)

演出:大原拓 (「大奥1」「軍師官兵衛」「とと姉ちゃん」「麒麟がくる」)

   末永創 (「カーネーション」「トクサツガガガ」「鎌倉殿の13人」)

   川野秀昭(「大奥1」「ちかえもん」「わろてんか」「青天を衝け」)

   木村隆文(「ごちそうさん」「真田丸」「なつぞら」「ちむどんどん」)

音楽:KOHTA YAMAMOTO(「大奥1」「CRISIS」「サイン」「DIVER」)

制作統括:長谷知記(「八重の桜」「不惑のスクラム」「スカーレット」「鎌倉殿の13人」)

     藤並英樹(「大奥1」「とと姉ちゃん」「麒麟がくる」「ちむどんどん」)

プロデューサー:舩田遼介(「大奥1」「おかえりモネ ※演出家名義」「風よあらしよ ※SP」)

       松田恭典(「大奥1」「ちむどんどん」)

       船橋哲男(「映画 謎解きはディナーのあとで ※監督補」「おかえりモネ」)

主題歌:Aimer「白色蜉蝣」

原作:よしながふみ『大奥』

公式サイト:https://www.nhk.jp/p/oooku/ts/PKYJ66Q8JP/

 

 

マイ・セカンド・アオハル(10/17・TBS・火曜22時)★

 

やっかいな問題を抱えた30歳の主人公が、謎の大学生の一言をきっかけに学び直しを決意して大学生となり、令和の大学生たちに揉まれながら恋に、勉強に、夢に奮闘するセカンド・アオハル・ラブコメディ。

 

「あの時大学に行けていれば…」と後悔を覚えながら日々を過ごしていた主人公が

大学受験に再挑戦し、人生の第二章をスタートさせる。

その設定だけなら「主人公を応援したくなるドラマ」として

普通に見られそうな気がするんですけど、

なんせ、火10枠は胸キュンやら三角関係やらを盛り込んでは

メインを霞ませるのがお決まりですから…(苦笑)

今期は期待大な裏もありますし、最後まで視聴し続けるかどうかも分かりません。

 

初回の感想すら書かないかもしれないので、

ついでに、あまり内容と関係ない事にも触れちゃいますが…

タイトルのロゴデザインって、意図的にレトロにしているんですよね?

主人公が30歳の割には、妙に80年代っぽく見えるような(笑)

 

出演:広瀬アリス道枝駿佑伊原六花、飯沼愛、イモトアヤコ、安藤政信

脚本:北川亜矢子(「ゆるキャン△ シリーズ」「自転車屋さんの高橋くん」)

演出:青山貴洋 (「半沢直樹(2020)」「天国と地獄」「DCU」「ユニコーンに乗って」)

   山本剛義 (「私の家政夫ナギサさん」「石子と羽男」「Get Ready!」)

   泉正英  (「病室で念仏を唱えないで…」「インビジブル」「王様に捧ぐ薬指」)

音楽:青木沙也果「この初恋はフィクションです」「ユニコーンに乗って」「埼玉のホスト」)

企画:吉藤芽衣 (「持続可能な恋ですか?」「100万回 言えばよかった」※全て編成)

編成:武田梓  (「ファイトソング」「クロサギ(2022)」※全てプロデューサー)

プロデューサー:塩村香里(「キワドい2人」「西荻窪 三ツ星洋酒堂」「いちげき ※SP」)

主題歌:「」

原作 :オリジナル

公式サイト:https://www.tbs.co.jp/mysecondaoharu_tbs/

 

 

時をかけるな、恋人たち(10/10・フジテレビ・火曜23時)★★★★

 

出会いを機に、違法タイムトラベラーを一緒に取り締まっていた2人は、実はかつて、時をかけて恋に落ちた恋人同士だった!?
現代人と未来人による、時を超えたロミオとジュリエットばりの禁断の恋の物語が幕を開ける。

 

最近ミステリアスな役が続いた永山瑛太さんと、

可愛らしく、温かみをほんのり感じさせる作品には持ってこいな吉岡里帆さんの組み合わせで

もう見たい!って気持ちになりましたよ〜。

個人的に注目している伊藤万理華さんもキャスティングされてますし。

それに、ユーモラスな作風でお馴染みの上田誠さん脚本となると、

より期待値が上がってしまう訳です。

 

恋愛がベースではありますが、どうやら展開されていく所はそこだけではないようで。

雰囲気も独特ですし、もう既に、深夜ドラマじゃ勿体ない…!と思いつつあります。

 

出演:吉岡里帆永山瑛太伊藤万理華、西垣匠、じろう 他

脚本:上田誠 (「あいつが上手で下手が僕で シリーズ」「浦安鉄筋家族」「魔法のリノベ」)

監督:山岸聖太(「忘却のサチコ シリーズ」「スキャンダル専門弁護士QUEEN」)

   山口淳太(「あいつが上手で下手が僕で シリーズ」「恋に無駄口」)

音楽:王舟  (「コタキ兄弟と四苦八苦」「ホスト相続しちゃいました」)

プロデューサー:岡光寛子(「姉ちゃんの恋人」「アバランチ」「魔法のリノベ」「ウソ婚」)

       白石裕菜(「TWO WEEKS」「姉ちゃんの恋人」「かしましめし」)

主題歌:「」

原作 :オリジナル

公式サイト:https://www.ktv.jp/tokikake/

 

 

マイホームヒーロー(10/24・TBS・火曜25時28分)★★★

 

愛する家族とただ平穏に暮らしていくことだけが生きがいだった、ごく普通のお父さんは、ある日、娘の彼氏を殺して<殺人犯>になってしまう…。
"娘を守るために"殺人犯になった父と、彼の元を訪れてきた残忍な半グレ組織の闘いを描く、怒涛のノンストップファミリーサスペンス。

 

火曜日はただでさえ視聴予定の作品が多いので、

「ドラマイズム」枠はスルーしようかと思ったんですが、

佐々木蔵之介さん主演作だったので、ついリストに入れちゃいました。

2024年春に映画化が決まっているそうです。

映画の方がスリリングで凝った演出が出来そうな気がするんですけど、

ドラマはどうなんでしょう?

 

出演:佐々木蔵之介、高橋恭平、齋藤飛鳥音尾琢真木村多江

脚本:櫻井剛 (「表参道高校合唱部!」「4分間のマリーゴールド」「あなたのブツが…」)

   船橋勧 (「警視庁ゼロ係 シリーズ」「伊藤くん A to E」「嫌われ監察官 音無一六」)

監督:青山貴洋(「半沢直樹(2020)」「天国と地獄」「DCU」「ユニコーンに乗って」)

   棚澤孝義(「大恋愛」「着飾る恋には理由があって」「ユニコーンに乗って」)

   山本大輔(「妖怪シェアハウス シリーズ」「おっさんずラブ シリーズ」「ハヤブサ消防団」)

   森裕史 (「ラブラブエイリアン」「僕らのミクロな結末」「結婚予定日」)

音楽:堤博明 (「東京リベンジャーズ シリーズ ※アニメ」「禁じられた遊び ※映画」)

プロデューサー:(「」「」「」)

主題歌:THE ORAL CIGARETTES「YELLOW」

原作・漫画:山川直輝、朝基まさし『マイホームヒーロー』

公式サイト:https://www.mbs.jp/mhh_drama/

 

 

水曜日 

 

タツがない家(10/18・日本テレビ・水曜22時)★★★★

 

仕事はバリバリだが家では3人のダメ男を養う主人公が、てんやわんやな日々の中でも小さな幸せを見つけ、前向きに生きていく姿を描く、笑って泣けるネオ・ホームコメディー。

 

「俺の話は長い」「コントが始まる」という名作を描いてきた金子茂樹さんの最新作で、

ホームドラマとなれば、絶対間違いない!と踏んでおります。

それくらい信頼を寄せている脚本家の1人です。

 

金子脚本で描かれる主人公は、訳ありだったり、弱さを抱えたりする人間臭い性格ながらも

どこか憎めないキャラクターになっているのが特徴的だと思っているんですが、

本作の場合はそのキャラは3人の主要人物に回して、

主人公はしっかり者…でちょっとした変化球を加えてますね。

小池栄子さんのキャスティングもピッタリですし、

家族がどう成長していくのかにも注目です。

 

出演:小池栄子吉岡秀隆作間龍斗ホラン千秋北村一輝小林薫

脚本:金子茂樹(「世界一難しい恋」「コントが始まる」「ジャパニーズスタイル」)

演出:中島悟 (「世界一難しい恋」「もみ消して冬」「それってパクリじゃない…」)

   丸谷俊平(「ハコヅメ」「金田一少年の事件簿(2022)」「転職の魔王様」)

音楽:(「」「」「」)

チーフプロデューサー :田中宏史(「君と世界が終わる日に シリーズ」「Dr.チョコレート」)

プロデューサー:櫨山裕子(「俺の話は長い」「#リモラブ」「すきすきワンワン!」)

        大護彰子(「金田一少年の事件簿(2022)」「すきすきワンワン!」)

        市山竜次(「ハロー張りネズミ」「Get Ready!」)

主題歌:「」

原作 :オリジナル

公式サイト:https://www.ntv.co.jp/kotatsuganaiie/

 

 

パリピ孔明(9/27・フジテレビ・水曜22時)★★★

 

中国三国時代の名軍師・諸葛孔明が現代の渋谷に若かりし姿で転生し、歌手を目指す一人の少女を軍師のごとく成功に導いていくサクセスストーリー。

 

こちらは既に初回放送&視聴済み。

現実離れしたビジュアルからし

カオスなコメディ作品なのかな?と思っていたので(原作、アニメは未視聴)、

途中までは想像と違う方向に進んで少々困惑しましたが、

最後まで見てみれば、テレビならではの良さも取り入れていて、"原作に忠実"ではなく

ちゃんと"実写化"された作品になっているように感じました。

原作に忠実なのは、それはそれでファンからしたら嬉しいんでしょうけど、

へそ曲がりな私としては「じゃあ原作本読めば(リメイク元の作品を見れば)良いんじゃん?」

って思ってしまうタイプなのでね…。

 

裏も中々強力ですが、視聴率に負けずに、最後まで独自な世界観を貫いていって欲しいです。

 

出演:向井理上白石萌歌、菅原小春、宮世琉弥、ディーン・フジオカ森山未來

脚本:根本ノンジ(「監察医 朝顔 シリーズ」「ハコヅメ」「合理的にあり得ない」)

演出:渋江修平 (「シリーズ横溝正史短編集」「あせとせっけん」)他

音楽:近谷直之 (「武士スタント逢坂くん!」「あせとせっけん」「ガチ恋粘着獣」)

企画:髙木由佳 (「ゴシップ #彼女が知り…」「忍者に結婚は難しい」※全て編成企画)

プロデューサー:八尾香澄(「わたし、定時で帰ります。」「映画 イチケイのカラス」)

原作:四葉タト 漫画:小川亮『パリピ孔明

公式サイト:https://www.fujitv.co.jp/paripikoumei/

 

 

君に届け(10/11・テレビ東京・水曜25時)★★★

 

“貞子”というあだ名で呼ばれ、クラスから孤立していた黒沼爽子が、クラスの中心人物・風早翔太と接することで他のクラスメイトとも徐々に打ち解けていき、自分自身を変えていく姿を描いた成⻑物語。

 

全巻ではないものの、◯年前に友達から原作漫画を借りて読んだ事があるので、

ドラマ化されたと知って気になって。

もうかなり昔なので、内容はぼんやりとしか覚えていませんが、

漫画は好んで読んでいた記憶があります。

本作も多分、登場人物に共感しながら、ピュアな世界観に惹かれる作品になるはず…。

 

出演:南沙良鈴鹿央士、櫻井海音、久間田琳加中村里帆、三浦翔平 他

脚本:宮本勇人(「高嶺のハナさん シリーズ」「VIVANT」)

監督:新城毅彦(「声春っ!」「俺の可愛いはもうすぐ消費…」「日曜の夜ぐらいは…」)

   菊地健雄(「仮面同窓会」「生きるとか死ぬとか父親とか」「彼女たちの犯罪」)

音楽:(「」「」「」)

プロデューサー:松本拓 (「ゲキカラドウ シリーズ」「晩酌の流儀 シリーズ」「雪女と蟹を食う」)

       森川真行(「深夜のダメ恋図鑑」「仮面病棟 ※映画」「極主夫道 ザ・シネマ」)

       清家優輝(「極主夫道 シリーズ」「新・信長公記」「合理的にあり得ない」)

共同プロデューサー  :伊藤寿浩(「臨場」「女たちの特捜最前線」「嫉妬 ※SP」)

主題歌:川崎鷹也「愛の歌」

原作:椎名軽穂君に届け

公式サイト:https://www.tv-tokyo.co.jp/kiminitodoke/

 

 

木曜日 

 

ゆりあ先生の赤い糸(10/19・テレビ朝日・木曜21時)★★★

 

現代の新しすぎる主婦ヒロインが、突然、要介護状態となった父を介護すべく、夫の"彼氏"と"彼女"、"隠し子"と奇妙な共同生活を始める。
すべての人にエールを贈る!踏ん張る“おっさん”主婦の数奇な人生&家族の物語。

 

予告映像を見た限りだと、執念深い妻による

ドロドロ復讐劇にでもなるのかと思っていたんですけど、

作品概要を読んでみたら、主人公自ら「みんなでダンナの介護をしよう!」と提案するって所で

なんじゃそりゃ!?と驚いてしまって(笑)

少し弱さを抱えた愛らしい人物造形が上手い橋部敦子さん脚本なのも含めて、

どう展開されていくのかが良い意味で掴めなくて、ちょっとだけ興味が湧きました。

果たして、前作に続いてヒットするかどうか?

 

出演:菅野美穂鈴鹿央士、木戸大聖、宮澤エマ、松岡茉優吉瀬美智子田中哲司

脚本:橋部敦子(「僕らは奇跡でできている」「半径5メートル」「6秒間の軌跡」)

監督:金井紘 (「コントが始まる」「夕暮れに、手をつなぐ」「unknown」)

   星野和成(「僕らは奇跡でできている」「未来への10カウント」「シッコウ!!」)

   竹園元 (「明日の君がもっと好き」「モコミ」「となりのチカラ」「リエゾン」)

音楽:菅野祐悟(「昼顔」「半分、青い。」「あなたがしてくれなくても」「CODE」)

エグゼクティブプロデューサー:内山聖子(「家政夫のミタゾノ シリーズ」「ドクターX シリーズ」「桜の塔」)

プロデューサー:峰島あゆみ(「ドクターX シリーズ」「ザ・トラベルナース」)

        中込卓也 (「明日の君がもっと好き」「愛しい嘘」「6秒間の軌跡」)

        山形亮介 (「M 愛すべき人がいて」「警視庁アウトサイダー」)

        新井宏美 (「エアガール ※SP」「6秒間の軌跡」)

主題歌:矢井田瞳「アイノロイ

原作 :入江喜和『ゆりあ先生の赤い糸』

公式サイト:https://www.tv-asahi.co.jp/yuriasensei/

 

 

いちばんすきな花(10/12・フジテレビ・木曜22時)★★★

 

「男女の間に友情は成立するのか?」をテーマに、年齢も性別も過ごしてきた環境も違う4人の男女が紡ぎ出す、見る者の心を静かに揺さぶる新たな時代の“友情”の物語。
同時にそれは、“恋愛”も“友情”もぜんぶ含めた“愛”の物語となっている。

 

情報解禁当初は「silent」スタッフ再集結との事で楽しみにしていたんですが、

話題性を持たせようとして、主演じゃなくてもはや主要人物だよね?と言わんばかりに

キャスト発表を延々引っ張ろうとする手法で、少々冷め始めている自分がいます…(汗)

 

また、大ヒット作を受けてなのか、予告映像やポスタービジュアルも

再び儚く切ない雰囲気になっているので、二番煎じにならないかどうかも不安なんですが。

とにかく、去年「ボクらの時代」でご出演した際に

「当て馬を作りたくない」「日本語の良さを伝えたい」といった明確なこだわりを

お持ちになっている事が分かった、生方美久さんの脚本力を信じてみようと思います。

 

出演:多部未華子松下洸平今田美桜神尾楓珠、仲野太賀 他

脚本:生方美久(「第33回 フジテレビヤングシナリオ大賞『踊り場にて』」「silent」)

演出:髙野舞 (「昼顔」「モンテ・クリスト伯」「アライブ」「silent」)

音楽:得田真裕(「監察医 朝顔 シリーズ」「アンナチュラル」「silent」「シッコウ!!」)

プロデュース:村瀬健(「信長協奏曲」「帝一の國 ※映画」「キャラクター ※映画」「silent」)

主題歌:「」

原作 :オリジナル

公式サイト:https://www.fujitv.co.jp/ichibansukina_hana/index.html

 

 

ブラックファミリア〜新堂家の復讐〜

(10/5・日本テレビ・木曜23時59分)★★ ←視聴断念

 

謎の死を遂げた女子高生の家族が、愛する娘の死の真相を追うため、ホームパーティーが行われた実業家一家や、その関係者に様々な姿になりすまし近づき、意外な真実を暴き復讐していく、“なりすまし”一家による復讐ミステリー。

 

正直、復讐モノはよっぽど新しさを感じられない限り、もうそこまで惹かれないのですが…

同枠の"ブラックシリーズ"の過去作「ブラックリベンジ」「ブラックスキャンダル」は

当時視聴済みなので、一応本作の初回も見てみるつもりです。

(※なお、初回の感想を書くかどうかは不明です)

 

出演:板谷由夏山中崇史森崎ウィン渡邉理佐筒井真理子小野武彦

脚本:佐藤友治(「ラストコップ シリーズ」「シロでもクロでもない世界で…」「城塚翡翠」)

   城定秀夫(「ビリーバーズ※映画」「よだかの片想い ※映画」「なれの果ての僕ら」)

   富安美尋(「5分後に意外な結末 ※SP」「束の間の一花」「勝利の法廷式」)

監督:城定秀夫(「ビリーバーズ※映画」「恋のいばら ※映画」「なれの果ての僕ら」)

   坂本栄隆(「僕らは奇跡でできている」「記憶」「シロでもクロでもない世界で…」)

   本田隆一「探偵が早すぎる シリーズ」「魔法のリノベ」「勝利の法廷式」)

音楽:(「」「」「」)

チーフプロデューサー:岡本浩一(「ボクの殺意が恋をした」「Sister」「CODE」)

プロデューサー:福田浩之(「5分後に意外な結末 ※SP」「束の間の一花」「勝利の法廷式」)

       馬場三輝(「限界団地」「シロでもクロでもない世界で…」「束の間の一花」)

主題歌:「」

原作 :オリジナル

公式サイト:https://www.ytv.co.jp/blackfamilia/

 

 

ポケットに冒険をつめこんで(10/19・テレビ東京・木曜24時30分)★★★

 

夢を追いかけ上京するも、現実の厳しさを思い知らされていた主人公の元に、実家から『ポケットモンスター 赤』のソフトが届く。
20年ぶりにプレイし始めた『ポケットモンスター』シリーズを通じて成長していく、ポケモンヒューマンドラマがここに開幕!

 

ポケモンはにわか程度の知識で、最近のは全然知らないんですが、

日常生活に取り入れるという企画が面白そうだなと。

どこまで現実とリンクさせるのか?ポケモンが現実世界にも現れたりするのかどうか?

飲食チェーン店が題材の「お耳に合いましたら。」、プラモデルが題材の「量産型リコ」と、

独自の作品を生み出し続ける畑中翔太さんの最新作、楽しみです。

 

出演:西野七瀬笠松将長谷川朝晴平野綾内田理央柳葉敏郎(声のみ) 他

脚本:畑中翔太(「量産型リコ シリーズ」「絶メシロード シリーズ」「お耳に合いましたら。」)

   灯敦生 (「お耳に合いましたら。」「雪女と蟹を食う」「around1/4」)

   大歳倫弘(「お耳に合いましたら。」「恋に無駄口」「絶メシロード2」)

監督:ヤングポール(「FLASHBACK」「鉄オタ道子、2万キロ」「量産型リコ2」)

   林隆行 (「浅草スマイル」「情動」「海の夜明けから真昼まで」※全て映画」

   松浦健志(「来世ではちゃんとします シリーズ」「カラフラブル」「お耳に合いましたら。」)

音楽:(「」「」「」)

企画・プロデュース:畑中翔太(「量産型リコ シリーズ」「お耳に合いましたら。」)

プロデューサー:漆間宏一(「量産型リコ シリーズ」「八月は夜のバッティング…」「真相は耳の中」)

       正井彩夏(「キス×kiss×キス」「晩酌の流儀2」)

       涌田秀幸(「このマンガがすごい!」「鉄オタ道子、2万キロ」「量産型リコ2」)

OPテーマ:「」

EDテーマ:「」

原案:ビデオゲームポケットモンスター』シリーズ

公式サイト:https://www.tv-tokyo.co.jp/poketsume/

 

 

金曜日 

 

うちの弁護士は手がかかる(10/13・フジテレビ・金曜21時)★★★

 

スター女優を育てた芸能事務所の元敏腕マネージャーが、超エリートなのにどこか不器用でポンコツな新人弁護士に振り回されながらパラリーガルとして奮闘する、育成型リーガルエンターテインメント。

 

フジテレビの金曜21時枠は、約54年ぶりとの事。(テレ朝以外にもあったんだ…)

水10、火11と数年のうちに新枠をどんどん増設しているフジテレビですが、

個人視聴率よりかは、「数打ちゃ当たる」みたいな感覚で、

SNSでの話題性やTVerの録画再生回数でバズるドラマが生まれる機会を

少しでも増やしたいっていう考えなのでしょうか。

まぁ、そんな邪推は置いといて…。

 

法廷モノ×男女コンビ、もっと詳しく書けば、

天才で変わり者の主人公と、彼に振り回されるお目付け役のヒロイン、

または、影響を受けながら成長していく新人女性という構図が

定番になりつつある法廷モノ(広意義で言えばお仕事ドラマ)で、

本作の場合は"面倒を見る側"が男性で、しかも主人公になっている所は新鮮だと思います。

 

ただ、脚本家がちょっと心配なんですよね。

あとは、話が進むごとに既視感漂う内容になってこないかどうか?

金曜日もとにかくドラマ本数が多いので、

とりあえず初回をチェックしてみるといった感じです。

 

出演:ムロツヨシ平手友梨奈吉瀬美智子戸田恵子、酒向芳、江口のりこ

脚本:服部隆  (「じゃない方の彼女」「サムライカアサン」「赤いナースコール」)

   おかざきさとこ(「家政夫のミタゾノ シリーズ」「あなたがしてくれなくても」)

   西垣匡基 (「知らない人んち(仮)」「犬、回転して、逃げる ※映画」)

演出:瑠東東一郎(「おっさんずラブ シリーズ」「浦安鉄筋家族」「unknown」)

   相沢秀幸 (「SUPER RICH」「ミステリと言う勿れ」「PICU 小児集中治療室」)

音楽:(「」「」「」)

プロデュース:金城綾香(「監察医 朝顔 シリーズ」「SUPER RICH」「PICU 小児集中治療室」)

主題歌:ザ・ローリング・ストーンズ「アングリー」

原作 :オリジナル

公式サイト:https://www.fujitv.co.jp/uchiben_kin9/

 

 

フェルマーの料理(10/20・TBS・金曜22時)★★★

 

数学者を志すもその道を挫折した天才数学少年と、謎多きカリスマシェフが出会い、数学的思考で料理という難題に立ち向かっていく、若きプロフェッショナルたちの真剣勝負(ガチンコ)エンターテインメント。

 

男性コンビで、人生が上手く行かない天才肌の人が

優秀な相手と出会って二人三脚で頂点を目指す物語…何だか前作と被りますね。

2作品連続、人気漫画の実写化だそうで、

この題材なら確実に盛り上がると見込んでの編成なのでしょう。

 

「数学×料理」の作品との事で、これは個人的な話ですけど、

数字が絡み出した途端、拒否反応が出るくらいには数学が大の苦手なので(爆)

そんな私でもワクワク出来るような仕上がりになる事を期待します。

 

出演:高橋文哉、志尊淳、小芝風花、板垣李光人、白石聖細田善彦仲村トオル

脚本:渡辺雄介(「レンタル救世主」「未満警察」「タリオ」「Dr.チョコレート」)

   三浦希紗(「明日、私は誰かのカノジョ シリーズ」「死役所」「育休刑事」)

演出:石井康晴(「逃げ恥」「テセウスの船」「クロサギ(2022)」「ラストマン」)

   平野俊一(「TOKYO MER」「マイファミリー」「クロサギ(2022)」「ラストマン」)

   大内舞子(「凪のお暇」「この恋あたためますか」「アトムの童」)

音楽:木村秀彬(「コウノドリ シリーズ」「この恋あたためますか」「トリリオンゲーム」)

プロデューサー:中西真央(「最愛」「石子と羽男」「100万回 言えばよかった」※全て編成)

主題歌:10-FEET「Re方程式」

原作 :小林有吾フェルマーの料理』

公式サイト:https://www.tbs.co.jp/fermat_tbs2023/

 

 

今日からヒットマン(10/27・テレビ朝日・金曜23時15分)★★★

 

凄腕ヒットマンとの出会いをきっかけに、主人公はサラリーマンとヒットマンの二刀流の生活を送る事になる。
主人公のドタバタの日常に抱腹絶倒しつつ、ハードボイルドの要素も加味され、ストーリーはジェットコースターのように加速していく。

 

相葉雅紀さんにハードボイルドな役…うん、ピンと来ない(笑)

そのぎこちなさも狙った上での設定とキャスティングなんですけどね。

 

先ほども書いた通り、金曜日もドラマが多いので

面白かったら視聴継続するだろうし、微妙だったら他の作品を優先して諦めるだろうし…

とりあえず、3話くらいまで見てみようかと思います。

それにしても、二重生活がテーマの作品も増えてきましたねぇ。

 

出演:相葉雅紀山本舞香本仮屋ユイカ本多力筧利夫勝村政信

脚本:オークラ (「住住 シリーズ」「ハロー張りネズミ」「ドラゴン桜(2021)」)

   山浦雅大 (「都庁爆破!※SP」「TWO WEEKS」「24 JAPAN ※脚本協力」)

監督:木村ひさし(「99.9 シリーズ」「警視庁アウトサイダー」「CODE 〜願いの代償〜」)

   中前勇児 (「スイートリベンジ」「アリバイ崩し承ります」「ハマる男に蹴りたい女」)

   片山修  (「家政夫のミタゾノ シリーズ」「七人の秘書」「波よ聞いてくれ」)

音楽:井筒昭雄 (「妖怪シェアハウス シリーズ」「民王」「月読くんの禁断お夜食」)

ゼネラルプロデューサー:大江達樹(「ドクターX シリーズ」「六本木クラス」「unknown」)

プロデューサー:残間理央(「緊急取調室4」「和田家の男たち」「ボーイフレンド降臨!」)

       神通勉 (「スミカスミレ」「アリバイ崩し承ります」「波よ聞いてくれ」)

主題歌:「」

原作 :むとうひろし今日からヒットマン

公式サイト:https://www.tv-asahi.co.jp/hitman/

 

 

きのう何食べた? season2(10/6・テレビ東京・金曜24時12分)★★★★★

 

シロさんとケンジの毎日の食を通して浮かび上がる、男2人暮らしの人生の機微や、ほろ苦くてあたたかな2人の日々をリアルに描いたseason1は、数々の記録を樹立。
正月スペシャルドラマや映画を経て、season2では、アラフィフに突入したシロさんとケンジの日常が描かれていく。

 

こちらも、お待ちしておりました…!な作品。

season1の後はSPドラマ、映画で"続き"が描かれて、

出演者のスケジュール的にも、もう連続ドラマでお会いする事はないのかもな…

と寂しく思っていたので嬉しくて仕方ありません。

 

つい最近まで、本作に向けておさらいをしていましたが(映画はまだ見ておらず)、

年月を重ねるにつれて、「ああ、うちの母親もこんな事言ってたな…」

「毎日私を想って作ってくれていたんだな…」と、

些細な言動に愛情が込められている事を新たに、改めて気づかされる作品だと思います。

 

今度はアラフィフに突入するとの事で、やっぱり避けられなくなってくるのは老後問題。

2人がどんな葛藤を見せ、どう乗り越えていくのか気になります。

 

出演:西島秀俊内野聖陽山本耕史磯村勇斗マキタスポーツ田中美佐子

脚本:安達奈緒子(「きのう何食べた? シリーズ」「おかえりモネ」「100万回 言えば…」)

監督:中江和仁 (「きのう何食べた? シリーズ」「大豆田とわ子と三人の元夫」)

   松本佳奈 (「デザイナー 渋井直人の休日」「きょうの猫村さん」「かしましめし」)

   平田大輔 (作品不明)

音楽:福島節  (「ヒヤマケンタロウの妊娠」「今夜すきやきだよ」「かしましめし」)

   澤田かおり(「きのう何食べた? シリーズ」「今夜すきやきだよ」)

企画監修:神田祐介(「きのう何食べた? シリーズ」)

チーフプロデューサー:祖父江里奈(「きのう何食べた? シリーズ」「運命警察」「初恋、ざらり」)

プロデューサー:阿部真士 (「きのう何食べた? シリーズ」「アノニマス」「吉祥寺ルーザーズ」)

       佐藤敦  (「きのう何食べた? シリーズ」「俺の家の話」「インビジブル」)

       瀬戸麻理子(「きのう何食べた? シリーズ」「溺れるナイフ ※映画」)

OPテーマ:大橋トリオ「カラタチの夢」

EDテーマ:Bialystocks「幸せのまわり湯」

原作:よしながふみきのう何食べた?

公式サイト:https://www.tv-tokyo.co.jp/kinounanitabeta2/

 

 

土曜日 

 

ゼイチョー 〜「払えない」にはワケがある〜

(10/14・日本テレビ・土曜22時)★★★

 

徴税吏員が滞納者の「お金と心」に寄り添う方法を模索し救っていく姿をスリリングに描き、時には泣き笑いの要素も入った、魂揺さぶるヒューマンエンターテインメントドラマ。

 

徴税吏員(ちょうぜいりいん)の仕事内容は、滞納されている税金を納めてもらう事。

何となく前期の「シッコウ!!」と重なりますね。

でも、普段中々注目されない職業を取り扱ったドラマってだけで、応援したくなります。

 

ただ、水10と土10は逆なんじゃないか?と思うくらいで、

サスペンスドラマもチープになりがちな土10で

放送されるっていうのが少しだけ心配…(汗)

それに、公式サイトでは「時には泣いて笑って」「魂揺さぶる」と書いてある辺り、

お涙頂戴の軽っぽい作品になる可能性もなくはありません。

ライトはライトでも、視聴者にとって馴染みやすい作りだったら良いなぁと。

 

出演:菊池風磨、山田杏奈、白洲迅松田元太、本郷奏多光石研

脚本:三浦駿斗(「警視庁いきもの係」「IP〜サイバー捜査班」「弁護士ソドム」)

演出:河合勇人(「全裸監督」「アリバイ崩し承ります」「未来への10カウント」)

   鯨岡弘識(「文豪少年!」「それってパクリじゃないですか?」)他

音楽:井筒昭雄(「妖怪シェアハウス シリーズ」「ハコヅメ」「月読くんの禁断お夜食」) 

   chakia   (作品不明)

チーフプロデューサー:松本京子(「今からあなたを脅迫します」「獣になれない私たち」)

プロデューサー:大倉寛子(「サバイバル・ウェディング」「ブラック校則」「春は短し恋せよ男子。」)

       岩崎秀紀(作品不明)

       金澤麻樹(「だが、情熱はある ※協力プロデューサー」)

主題歌:「」

原作 :慎結『ゼイチョー!〜納税課第三収納係〜』

公式サイト:https://www.ntv.co.jp/zeicho/

 

 

あたりのキッチン!(10/14・フジテレビ・土曜23時40分)★★★

 

コミュニケーション能力はゼロでも、"絶対味覚"の持ち主である大学生・辺清美が、想いを込めた料理を通して、ちょっと訳ありなお客さんの心をほぐし成長していく、ハートフル"グルメ"ドラマ。

 

久しぶりに、昼ドラや「さくらの親子丼」を制作してきた

東海テレビらしさを彷彿とさせる作品が来ましたね。

コミュニケーションは苦手でも、その人の良さを認めてくれるという設定も好みです。

今期の裏の深夜ドラマはどちらも食指が湧かないので、本作でほっこりします…。

(と言っても、毎回録画視聴になりそうなんですけどね。)

 

出演:桜田ひより窪塚愛流、工藤美桜、峯村リエ原沙知絵渡部篤郎

脚本:橋本夏   (「ゴシップ」「オクトー」「アイゾウ」「わたしのお嫁くん」)

   ニシオカ・ト・ニール(「テレビ演劇 サクセス荘 シリーズ」「働かざる者たち」「リエゾン」)

演出:岩田和行  (「福家警部補の挨拶」「竜の道」「雨に消えた向日葵」)

   菊川誠   (「女子高生の無駄づかい」「江戸モアゼル」「純愛ディソナンス」)

   本間利幸  (「左ききのエレン」「アイゾウ」「先生のおとりよせ」)

   木下高男  (「メゾン・ド・ポリス」「彼女はキレイだった」「ばらかもん」)

音楽:MAYUKO(「逃げ恥」「おいハンサム!!」「真夏のシンデレラ」)

   眞鍋昭大  (「カナカナ」「PICU 小児集中治療室」「合理的にあり得ない」)

企画:市野直親  (「最高のオバハン 中島ハルコ シリーズ」「おいハンサム!!」「グランマの憂鬱」)

プロデューサー:遠山圭介(「限界団地」「おいハンサム!!」「三千円の使いかた」)

        貸川聡子(「無痛」「警視庁いきもの係」「忍者に結婚は難しい」)

主題歌:ざきのすけ。「オレンジ」

原作 :白乃雪『あたりのキッチン!』

公式サイト:https://www.tokai-tv.com/atarinokitchen/

 

 

日曜日 

 

下剋上球児(10/15・TBS・日曜21時)★★★

 

ごく普通の教師が、現代社会の教育や地域、家族が抱える問題に関わりながら、弱小高校野球部で"下剋上"を起こす姿を描く、ドリームヒューマンエンターテインメント。

 

弱小高校野球部が鍛錬を重ねて強くなる…という設定自体は、

爽快さや希望をもたらすのがお得意な日曜劇場においては

もはや定番の話ではあるんですが。

今までと違って「お?」と思わせるのは、新井順子プロデューサー、塚原あゆ子監督という、

金10で数々のヒット作を生み出してきたスタッフが集っているって所なんですよねぇ。

そして、脚本家が奥寺佐渡子さんとなると「最愛」スタッフ再集結な訳で…

ますます新鮮味を感じます。

 

金10スタッフ×日曜劇場でどんな化学反応を起こすのかは気になります。

しかし、唯一の懸念点は、野球部の育成のみならず、現代社会の教育や地域、

家族の問題にも踏み込んでいくらしいストーリー構成にありますかね…。

風呂敷を広げ過ぎず、ちゃんと野球部で関連性を持たせた話になると良いのですが(汗)

 

出演:鈴木亮平黒木華井川遥生瀬勝久小泉孝太郎小日向文世

脚本:奥寺佐渡子(「Nのために」「リバース」「わたし、定時で帰ります。」「最愛」)

演出:塚原あゆ子(「アンナチュラル」「最愛」「わたしの幸せな結婚 ※映画」)

   山室大輔 (「グランメゾン東京」「俺の家の話」「100万回 言えばよかった」)

   濱野大輝 (「婚姻届に判を捺しただけですが」「ペンディングトレイン」)

音楽:jizue(「星合の空 ※アニメ」)

編成:黎景怡 (「半沢直樹2」「ドラゴン桜(2021)」「君の花になる」※全てプロデューサー)

   広瀬泰斗(作品不明)

プロデュース:新井順子(「アンナチュラル」「着飾る恋には理由があって」「最愛」「石子と羽男」)

主題歌:Superfly「」

原案 :菊池高弘『下剋上球児』

公式サイト:https://www.tbs.co.jp/gekokujo_kyuji_tbs/

 

 

たとえあなたを忘れても(10/22・テレビ朝日・日曜22時)★★★

 

夢を失い生活苦に陥ってしまった女性と、記憶障害を抱えながらも、キッチンカーを運営し懸命に生きる男性が奏でる、切なくも美しいヒューマンラブストーリー。

 

テレ朝日10枠第3弾は、浅野妙子さんによるオリジナルのラブストーリー。

浅野さんの脚本って、ラブストーリーもそうなんですが、

登場人物に複雑な事情を絡ませて、話をボリューミーに見せる事が多いイメージにあります。

 

予告映像はまだちょろっと程度しか分かりませんが、

ポスタービジュアルから漂う儚げで繊細な雰囲気は悪くないと思います。

まぁ少なからず、「恋なんて…」みたいなトンデモ作品にはならないかと…w

 

出演:堀田真由、萩原利久風間俊介岡田結実畑芽育檀れい

脚本:浅野妙子 (「黄昏流星群」「恋なんて、本気でやってどうするの?」「プリズム」)

演出:大谷健太郎(「花にけだもの シリーズ」「推しが武道館行ってくれたら死ぬ シリーズ」)

   髙石明彦 (「私の卒業 シリーズ」「推しが武道館行ってくれたら死ぬ シリーズ」)

音楽:平野真奈 (「女の戦争〜バチェラー殺人事件〜」「42-50 火光 ※映画」)

   福廣秀一朗(「女の戦争」「ドクターホワイト」「何曜日に生まれたの」)

企画・プロデュース:清水一幸 (「日曜の夜ぐらいは…」「何曜日に生まれたの」)

プロデューサー:辻知奈美 (「推しが武道館行ってくれたら死ぬ シリーズ」「ガチ恋粘着獣」)

       髙石明彦 (「花にけだもの シリーズ」「恋なんて、本気でやって…」)

       高橋香奈実(「つまらない住宅地のすべての家」「神の手 ※SP」)

主題歌:由薫「Crystals」

原作 :オリジナル

公式サイト:https://www.asahi.co.jp/anawasu/

 

 

セクシー田中さん(10/22・日本テレビ・日曜22時30分)★★★

 

地味なアラフォーOL・田中さんの裏の顔は、超セクシーなベリーダンサーだった。
見ながら「私も明日、背筋を伸ばして頑張ろう」と元気をもらえる、"9笑って、1泣ける"ラブコメディー。

 

「明日の活力となる日曜ドラマ」は、今期はどっちかと言うと本作な気がしています。

日10枠は、考察を強いるミステリーやサスペンスよりも、

コメディタッチや明るめな作風の方が当たると前々から思っているので、

本作ももれなく、肩の力を抜いて楽しめる作品になっていたら良いなぁと。

…でも、ラブコメディーってどういう事!?(笑)

 

出演:木南晴夏、生見愛瑠、毎熊克哉、川村壱馬、前田公輝、安田顕

脚本:相沢友子(「ミステリと言う勿れ シリーズ」「人は見た目が100パーセント」「トレース」)

演出:猪股隆一(「家売るオンナ シリーズ」「コントが始まる」「リバーサルオーケストラ」)

   伊藤彰記(「ハケン占い師アタル」「ハコヅメ」「だが、情熱はある」)

音楽:(「」「」「」)

チーフプロデューサー :三上絵里子(「二月の勝者」「初恋の悪魔」「こっち向いてよ向井くん」)

プロデューサー:大井章生(「束の間の一花」「ノンレムの窓 2023・新春 ※SP」)

       田上リサ(「過保護のカホコ」「ハコヅメ」「家庭教師のトラコ」「紅さすライフ」)

主題歌:「」

原作 :芦原妃名子『セクシー田中さん』

公式サイト:https://www.ntv.co.jp/tanakasan/

 

 

帯ドラマ

 

ブギウギ(10/2・NHK総合・月〜金曜8時)★★

 

ヒロインのモデルは戦後の大スター笠置シヅ子
「東京ブギウギ」や「買物ブギー」など数々の名曲とともに、日本の朝にあふれる笑顔をお届けする。

 

朝ドラヒロインにぴったりなんじゃないか…と思っていた趣里さんと、

この方の書く朝ドラが見たい…と思っていた足立紳さんのタッグが見事実現。

でも、期待度が星★2つのままなのは、朝ドラには大きな魔物が潜んでいるから(笑)

いつも書く事は同じです。どうか、後半から失速しないで欲しい…それだけです。

 

出演:趣里、草彅剛、菊地凛子蒼井優、水上恒司、水川あさみ柳葉敏郎

作 :足立紳(「嘘八百 シリーズ ※映画」「六畳間のピアノマン」「拾われた男」)

   櫻井剛(「表参道高校合唱部!」「4分間のマリーゴールド」「あなたのブツが、ここに」)

演出:福井充広(「おんな城主 直虎」「ディア・ペイシェント」「大富豪同心2」)

   鈴木航 (「スカーレット」「閻魔堂沙羅の推理奇譚」「青天を衝け」)

   二見大輔(「半分、青い。」「伝説のお母さん」「カムカムエヴリバディ」)

   泉並敬眞(「スカーレット」「六畳間のピアノマン」「カムカムエヴリバディ」)

   盆子原誠(「ごちそうさん」「西郷どん」「おちょやん」「わげもん」)他

音楽:服部隆之(「イチケイのカラス シリーズ」「ラジエーションハウス シリーズ」「陸王」)

制作統括:福岡利武(「あさが来た」「ひよっこ」「なつぞら」「青天を衝け」)

     櫻井壮一(「西郷どん」「おちょやん」「あなたのブツが、ここに」)

プロデューサー:橋爪國臣(「青天を衝け」「あなたのブツが、ここに」)

主題歌:中納良恵(EGO-WRAPPIN')「ハッピー☆ブギ」

原作 :笠置シヅ子の人生がベース

公式サイト:https://www.nhk.jp/p/boogie/ts/NLPYVZYM29/

 

 

番外編

 

おいしい給食 season3(10/9・テレビ神奈川 他 ※放送日時は各局別)★★★★

 

season1,2でライバルだった生徒・神野ゴウの卒業を経て、甘利田が新たに赴任してきた地は、函館。
新たなライバルとの闘いはもちろん、北の地オリジナルの献立や食材も紹介しながら、今回も「笑って泣ける学園食育エンターテインメント」をお届けする。

 

今度は北海道まで飛び出すそうで。

隣町じゃなくて、担当地域からはるばる遠く離れた地域に

教師が異動する事ってあるの!?というのは置いといてw

何はともあれ、また続編が見られるのは嬉しいです。

 

season2を見た母親も、最終回をもう一度見て寂し泣きするくらいには

すっかりお気に入りとなった本作。

北海道なので、ご飯もより美味しそうなんだろうな…

ロケーションの良さも、ちょっとだけでも感じられると良いですよね。

(※感想は多分書きません)

 

出演:市原隼人、大原櫻乃、六平直政高畑淳子小堺一機

企画・脚本:永森裕二(「おいしい給食 シリーズ」「人狼ゲーム シリーズ」「ねこ物件 シリーズ」)

監督:綾部真弥(「おいしい給食 シリーズ」「ねこ物件 シリーズ」「声優探偵」)

   田口桂 (「おいしい給食 シリーズ」「ねこ物件 シリーズ」「隣の男はよく食べる」)

音楽:(「」「」「」)

プロデューサー:(「」「」「」)

主題歌:「」

原作 :オリジナル

公式サイト:https://oishi-kyushoku3.com

 

 

まとめ

 

期待度ランキングをTOP5で付けるならば...

1位 きのう何食べた? season2(テレ東・金深夜)

2位 コタツがない家(日テレ・水10)

3位 大奥(NHK総合・火10)

4位 時をかけるな、恋人たち(フジ・火11)

5位 おいしい給食 season3(地方局)

といった感じ。

 

なんと、5作品中3作品が続編です。

個人的には、仮に秋ドラマが微妙だったとしても

「何食べ」「大奥」「おいしい給食」加えて「ミタゾノ」の4作品があればそれで良い!

と思っているくらいです(笑)

とは言いつつ、金子茂樹脚本に、永山瑛太さん×吉岡里帆さん×上田誠脚本の深夜ドラマに、

「silent」や「最愛」スタッフ再集結作品に、1日を1クールで描く挑戦的な作品に…と、

改編期に放送される秋ドラマらしく(?)、

全体的に気合いの入ったラインナップになっているように感じます。

 

それにつられて、初回をチェックするつもりの作品本数が25本と、

今期もかなり多くなってしまいました。

最近は11時以降は眠気が襲ってくるから、深夜ドラマのリアタイ頻度は減ってきているし、

自分のキャパの問題もあるので、減らしたい減らしたい…っていっつも思っているのにw

まぁ、早めの段階で見極める事が大切ですね。

 

少し脱線して…世間でザワついている役者さん被りについては、本当に増えてきましたねぇ。

2クールならまだしも、3クール、4クール連続でお見かけする方が多いです。

あえて名前は挙げませんが、今年に入ってからパターン化されていて新鮮味がないというか…

役者さんってこんなに少なかったっけ?と疑問に思う事がよくあります。

 

以前、この事象について触れていた記事を読んでいまして。↓

二宮和也阿部寛も連投、4作出演のジャニ俳優も! 連ドラ「同じ役者ばかり」の裏に「視聴率急落」テレビ局の「安定志向」(Yahoo!ニュース)

一部を抜粋すると、「(配信系サブスクリプションサービスの台頭により)

低視聴率の連発で、テレビ局では企画段階で大失敗しないことが求められ、

ある程度の演技が期待でき、知名度のある役者という“安定した面々”が

重宝される傾向にあるのでしょう」と書かれています。

 

要は、世間の評判やスポンサーとの関係の維持重視で、

どんどん冒険しづらくなっちゃっているんでしょうね。

ただ、それが原因なのか、地上波のテレビドラマに出演される役者さんや、

地上波のテレビドラマの執筆を担当される脚本家が

減ってきている(WOWOWNetflixなどに流れていっている)訳で、何だか悪循環ですね。

 

でも今期は、大沢たかおさんや中谷美紀さん、吉岡秀隆さんが

久々にご出演されるので、そこは楽しみです。

深夜ドラマやごく一部のプライム帯でも良いので、

こうして若手からベテランまで、その人の持つ魅力を発掘して

ドラマ全体が徐々に活性化していったら…と思います。これは、ほんの願いです。

 

***

 

ではでは、個人的ヒット作が出て来れば良いなぁと願いつつ...

秋クールのドラマを楽しみに待ちましょう(´∀`)

最後まで閲覧ありがとうございました!

 

 

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パリピ孔明 1話 感想|アヴちゃんのキャスティングは天才!

 

 

本作の初回放送日までに秋ドラマの「視聴リスト&期待度」の投稿が間に合わなかったので、

視聴前に感じた事を絡めながら、感想を書いていこうと思います。ではでは…

 

原作は未読、アニメも未視聴。

でも、アニメを普段あまり見ない私でも、本作の名前は知っておりました。

そんな有名作の実写化の脚本を担当されたのは、根本ノンジさん。

「監察医 朝顔」「ハコヅメ」「サ道」「正直不動産」など、

もはやその道の専門家と呼べるほど

数多くの原作の実写化を任されている脚本家ではありますが、

個人的には作品の良し悪しが激しいイメージが強くて…。

特に最近だと「祈りのカルテ」「合理的にあり得ない」と

コメディパートが空回りしている作品が続いたので、

本作も出オチで終わってしまうんじゃないか?という心配を抱きながら

初回を視聴する事となりました。

 

で、初回を見た感想は…「なるほどね」といった所でしょうか。

変な感想ですけど(笑)

正直、私としてはイマイチ掴みどころがなくて、面白い!までは行かなかったんですよねぇ。

それは多分、現代の渋谷に中国の偉人が現れるというトンデモ設定なら

突飛な描写をしてくれるだろうと期待していた節があったのかもしれませんし、

序盤のテンポの悪さと、コメディとシリアスの緩急の鈍さも

関係しているのかもしれません。

まぁ要するに…予想よりもしっとりした作風に面を食らったんだと思います。

 

じゃあなぜ「なるほどね」と感じたのかと言えば、

初回で、本作が何を描こうとして、どんな方向性で行くのか

スッと理解出来る内容になっていたからなんですね。

分析力に長け、ずる賢いやり口をする孔明向井理)が、

ダイヤモンドの原石である英子(上白石萌歌)を一人前の歌手にするまでサポートする。

キャラクターの立たせ方が意外とちゃんとしていたのはもちろん、

三国志での技が回収される形で、英子の集客作戦に取り入れられていたので

三国志を全然知らない私でも勉強になりつつ楽しめました。

 

先ほどは面を食らったとは書きましたが…内容全体を通して見れば、

当時とのギャップに戸惑うコミカルなくだりを長々とやらず、

手を組んでから孔明の優秀さを示すまでの流れをスムーズに描き切ったのも英断でしたし。

毎回孔明が、現代人の想像斜め上を行く策を披露する展開が用意されているんだとしたら、

今度はどうするんだろう?なんて

次の話にちょっとだけ興味が持てる仕上がりになっていた気がします。

 

肝心の音楽方面も、力の入りようが凄かったですね。

アニメ版は見た事はないので分かりませんが…

恐らくそっちでは曲自体を作り込んでいる代わりに、

本作では、例えば今回だったら「アヴちゃんが歌ってる!」

「菅原小春さんがパフォーマンスしてる!」「関口メンディーさんって歌も歌えるんだ!」など、

実際にアーティストとして活躍されている方をキャスティングする事で

サプライズを生み出しているのが特徴的です。

バックダンサーも本格的で、まるでライブを見ているかのような錯覚にも陥ります。

これらの手法はテレビだからこそ実現出来る訳で、

テレビならではの持ち味を分かって、存分に活かしている所は流石だなぁと思わされました。

 

そして、音楽パートの演出も何気に良くて…

誰かが歌を披露する際に歌詞が表示されるんですけど、毎回ではないんですよね。

表示されたのは、孔明が聞き惚れたらしい英子の最初のシーンと、

英子が歌手の道を改めて目指すきっかけとなった

マリア(アヴちゃん)のシーンと(高音の響きが素晴らし過ぎた…惚れ惚れ)、

英子にとって後のライバルとなるミア(菅原小春)のシーンと、

重要人物になる事を示唆している前園(関口メンディー)のラストシーンの4回。

どれも誰かのターニングポイントとして意味のあるものになっていて、

視聴者には「ここは重要だからしっかり見た方が良いよ」と

教えてくれているかのようでした。

 

前作に続き、「自分には才能がない」と悩み苦しむ英子だったけれども、

彼女の歌を聴いた孔明は、彼女の歌なら間違いなくお客さんを引き止めてくれると信じて

あの作戦をとった。

争い事を起こさない、全ての人に光が当たるような穏やかな世界を現代で作ろうとする

孔明の誠実さと優しさが滲み出た結末も、さり気ない人情味を感じさせてほっこりしました。

本作が9月スタートなのも、

12月上旬と中旬に放送される「FNS歌謡祭」に合わせての事でしょうから…

もしこのまま好評だったら、役のまま飛天でパフォーマンスを披露するなどして

ぜひともコラボして欲しい限りです。

 

という訳で、とりあえず、裏のドラマが始まるまで(3話まで)は感想を投稿すると思います。

4話以降は…裏と相談しながら継続するか決めようかな?

あっちは金子脚本ですからねぇ…

両方は中々最後まで書けないのもあって、ドラマ被り、本当に困ったもんです(笑)

 

 

↓次回の感想はこちら↓

 

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トリリオンゲーム 10話(最終回) 感想|2人のワガママはまだまだ止まらない!

 

 

放送から1週間以上経ってから書くんかい…遅っ!!今更!?

ってツッコミがあちこちから聞こえてきそうですし、どうせ読まれないかもしれませんが(苦笑)

最終回なので、日付をいじらずに感想を投稿する事にしました。

ではでは、内容の方をば…

 

最終回もまぁ〜、良くも悪くもサクッと終わりましたね。

ハル(目黒蓮)のトレードマークである青いスーツが、ドラゴンバンクに寝返って以降

徐々に黒いスーツや黒いネクタイへ…最終的にはシャツも黒く染まる事で

彼の心境の変化を仄めかす見せ方にはゾクゾクさせられたんですけど、

「実はこうで…」と手の内を明かし始めたのが放送開始から約17分だったのが

いくらなんでも早過ぎました。

前にも書いた通り、私たち視聴者はハルがハッタリをかますのを知っていて、

今の発言もどうせ作戦なんでしょ?あとでひっくり返すんでしょ?と思いながら見ているので…

ギリギリまで引っ張って欲しかったですし、もっと動揺したかったです。

これが、緊迫感をイマイチ演出出来ていないと感じた1つ目の原因ですかね。

 

もう1つは、黒龍國村隼)をギャフンと言わせるまでの過程です。

馬の置物の目に監視カメラを仕掛けていた所は

やはり一枚上手の人物はこうでなくっちゃ…と感心したんですが、

自分のパソコンのカメラがいつの間にかハッキングされていたって、

大ボスとしてはチョロくないですか?(笑)

大体、ガク(佐野勇斗)が作業員の格好で社内の機密情報を盗んだついでに、

パソコンを2台使ってハッキング作業もしていたんなら、

その様子も馬の目のカメラに収められているはず。

黒い大企業らしく不正献金疑惑の方は隠蔽し、

不法侵入&情報窃盗をしたトリリオンゲームの行為を世に晒すと脅迫する形をとっていたら、

優勢だった2人が窮地に追い込まれていたと思うんですけど…

そこはスルーして、まんまと言いくるめられてしまった辺りに、

ちょっとした都合の良さは感じてしまいましたね。

 

全体を通して言えば…黒龍の脅威の描写にしても、

國村さんの威圧感漂わせる佇まいは、ベテラン役者ならではの説得力を感じさせたのですが、

「パクッといただく」具体例でやっている事は

ライバル会社のアイデアのパクリばっかりだったのがワンパターンで、

悪役としては魅力的に映りにくかったと言いますか。

むしろ、秘書・長瀬(竹財輝之助)がトリリオンゲームの社員に協力してもらって

やった行為の方が恐ろしく見えちゃって(笑)

ハルもハルで…最終回にしてようやく罪を問われていましたけど、

それよりも前に詐欺や偽造といろいろ悪事を働いていた訳で。

世間の流行に流されていく中で、会社が様々な事業に踏み込んでは

急スピードで大出世している事に

不信感を覚える人がどこかしらにはいただろうし、

有名になればなるほど注目度が上がって、記者に実態を目撃されるなんて事もあっただろうに…。

そういったリアリティはなく、「そんなに上手く行くのか?」という不安をよそに

トントン拍子で成功していったのが、

個人的にはあまりハマれなかったんだと思います。

 

仮に成功するのは良いとしても。

例えば、後半戦に突入して以降、

記者のパパラッチでハルの行為が記事で暴露されそうになるとか、

ハルの暴走を止める描写を強めるなどして

社内での衝突や葛藤が色濃く描かれていたら、また作品への印象も違っていたのかもしれません。

 

じゃあ、ここまで物足りない部分を書いておいて、

なぜ最後まで感想を書き続けたのか?と聞かれたら、

本作の描く「友情」「信頼」に惹かれたからなんですよね。

ハルがガクにも活躍の場をしっかり設けてくれたり、

ガクが何か成果を成し遂げた際には、ハルが笑顔を浮かべていたり…

ビジネス面は微妙でも、「相手に託す」姿が一貫して描かれている所がお気に入りで

見ているようなものでした。

凛々(福本莉子)も含めて、人間関係が苦手で口下手だからと言って、

社会で通用しない訳じゃない。その人の良さを見てくれている人は必ずいると。

2人と同い年くらいの時に就活に苦労して、

自分に自信が持てなくなった時期があった私が強く共感したように、

そんな不器用な人々にエールを送ってくれているかのような作りに

心を突き動かされた視聴者もいたんじゃないかな…と思うのです。

 

未完の原作を実写化するとなると、最後の方は大抵惜しい作りになってしまいがちですが、

本作の場合は若者らしい勢いはそのままで、小気味良さ溢れるラストになっていましたね。

未来パートについても、ちゃんと納得いく形で収まりましたし。

「終わり良ければすべて良し」とはまさにこの事で、

2人は今度はどんな作戦を仕掛けてくれるんだろう?とワクワクしながら

見終える事が出来たのは良かったです。

 

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PS.ここからは超個人的な事を。

後半は遅れ投稿になりつつ…金曜日のドラマの感想、久しぶりに最終回まで書いたぞ!!

金曜日と土曜日は次の日が休みなのを良い事に、疲れがドッと溜まって寝落ちして、

時間が経ってから書こうとしても面倒臭くなって

つい途中で諦めてしまいがちなので(汗)←言い訳ですみません^^;

来期は「何食べ」がありますし、土10も悪くなさそうな感じなので、

金土どっちも書きたいなぁ。

 


この素晴らしき世界 特別編 感想|カオスなままで終わったw

 

 

最終回の感想も結局書かなかったので(一言で言うなら、あのシーンを見せたかったのなら

大女優になりすました妙子が芸能界で引き起こすドタバタ劇を

もっと描いて欲しかった…って所かな)

特別編も見るだけで良いや〜と思っていたんですけど、

割と面白くて、書きたい!って気持ちになっちゃいました。

なんなら、本編よりも楽しめたかもしれません(笑)

本編もあれくらいテンポが良ければねぇ…

妙子(若村麻由美)と直接関係のないサイドストーリーばっかり広げたから

物語の停滞感も招いてしまう訳で…色々やりようはあったのに勿体なかったですね。

まぁ、残念な部分への言及はもう終わりにしておいて。

 

フジテレビの制作する「特別編」となると、

大抵、新撮エピソードは"おまけ"程度で、今までの振り返りが多い

どちらかと言うと「総集編」の作りになっているものがよく見受けられたんですけど、

本作の場合はまず、妙子の事情を唯一全く知らない真由美(猫背椿)視点で

話を進めているのがナイスアイデアだなぁと思わされました。

だからか、妙子が誘拐された!と慌てる所から始まって、

裏社会と繋がってるんじゃないかとか、もしかしてあの旦那が殺したんじゃないかとか…

事情を知っている立場からしたら、真由美の妄想が大爆発して

どんどん飛躍していっているのが面白くて面白くてw

猫背椿さんの巧みなコミカルな演技が大きいんだと思いますが、

特に序盤の、妙子の自宅に押しかけて、陽一(マキタスポーツ)やあきら(中川大輔)と

やり取りをするシーンなんかは、まるでコントを見ているようで一々笑えました。

 

今までの振り返りも、回想が続けばそれはそれで

「総集編」気味にはなってしまうんですけど、工夫されているなぁと。

順を追ってではなく、登場人物に合わせて再構築されていて、

基本的に、真由美の推測や人物紹介の補完の意味合いで

回想が挿入されていっているので、そこまで退屈には感じませんでしたね。

 

そして、「陰謀論なんか大好物」と言われてしまう

真由美の暴走を見るだけでも十分楽しめたんですが…

何と言っても驚いたのが、妙子似のイタリア人まで登場してきた所でしょうか(笑)

まさかのなりすまし3人目!!!

パッと見た時、妙子ではないなぁ…とは分かったんですけど、

若菜が演じているんだとしたら、やけににこやかだし、挙動不審だし、

喋れない設定にする必要はないよなぁ…と妙に感じていたので、最終的に納得しましたw

キャストをほぼ大集結させる事に加えて、大胆な設定まで盛り込むという充実っぷり。

まさしく「特別編」という名にふさわしい内容だったと思います。

 

最後は脱線して…これまた感想は書けずじまいだったので、

この間放送されていた「ミステリと言う勿れ 特別編」にもちょっとだけ触れますが、

その作品も単なる振り返りではなく、

連続ドラマ時代の初回+新撮エピソードの二部構成になっていて。

以前見ていた視聴者にとってはおさらいにもなるし、

初見or最初の方は見ていなかった視聴者にとっては、どんな作品なのかが理解出来るし、

新たな登場人物が劇場版にも絡んでいるって事はなく、

特別編は特別編でしっかり物語を完結させていた所が潔いなぁと思っていたんですよね。

月9が一番原因を作っているのでまだ分かりませんが…

世間から散々「総集編じゃないか!」とツッコまれた事で

「特別編」への意識が少しずつ変わってきているのかな?

短い期間で2作連続で好印象を覚えたので、書いてみた次第です。

 

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ばらかもん 11話(最終回) 感想|"ともに"生きていくんだね。

 

 

なる(宮崎莉里沙)はやっと「お父さん」と呼べたけれども、

正式に"親子"の関係になってからは

父・優一郎(岡田義徳)とは再会出来ないままでしたし、

美和(豊嶋花)もお酒や経営の勉強をするシーンはなし。

そして、調理師を目指しに東京へ行った浩志(綱啓永)もまだまだ駆け出しの状態で…と、

それぞれの未来を描き切らないまま終わった最終回。

最後だからと何年後の世界もガッツリ描かない所が、

島ならではの伸びやかさも感じられつつ、余韻が残っていて良かったです。

 

もしかしたら続編があるのでは?って期待するよりかは、

このドラマの世界で生きる人々の日常は、私たちの見えない所でも

今後ずっとずーっと続いていくんだろうなぁ…と想像出来る、

そんな内容に仕上がっていました。

 

ただ1つ惜しい所を挙げるとするなら、

「田舎は温かい」「田舎の人は優しい」といった先入観を持つYouTuberが

清舟(杉野遥亮)との関わりを通して変わっていく前半のエピソードは、

別に最終回に持ってこなくても…とは思いましたね。

「先入観の払拭」を描いた前半と、「離れていても繋がっている」を共通項に

清舟と清明遠藤憲一)、なると優一郎、美和と巌(宍戸開)の

3組の親子の強固な関係性を描いた後半のエピソードはテーマが違い過ぎて、

個人的には、同じ1話内での話なのに全然噛み合っていない印象を受けたのです。

実際、CMが明けてからYouTuberはしれっといなくなっちゃってましたし(笑)

清舟が島の人として認められる回は以前にありましたし、

YouTuberと対になるようにして描かれた、郷長(飯尾和樹)の

"田舎の人だから"優しいって訳じゃなく、

1つ1つの行動にもちゃんと理由があるのだととれる発言はタメになっただけに、

清舟と、過去の自分を彷彿とさせる彼らの交流は

丸々1話分で見たかった気がします。

 

本作、「今回の話はこの段階で描かない方が…」とか

「単独の話でも行けたんじゃ…」とかっていうツッコミはもちろん、

堂々巡りな話も何回かあって、

全体構成において、気になる部分がちょいちょい見受けられたのは勿体なかったですね。

 

でも、そこを含めても、好きな作品として記憶に残り続けると思います。

島が舞台で、書道が取り入れられていて、ハートフルで、主人公の成長物語で…って

私の好みの要素が全部詰まっている時点で間違いなし!ではあったんですけど、

明確な答えのない芸術の世界で「自分らしさ」を模索していく姿を

コツコツと描いている所に心動かされる作品でした。

分野も次元も違いますが…私もこうしてドラマ感想ブロガーをやっている身で、

誰かの素晴らしい感想を読んだ時に、自分の語彙力と文章力のなさに落ち込んだり、

感受性豊かな人が時々羨ましく思えたり、

プレッシャーに押し潰されて、どうやって言葉に起こせば良いのか分からなくなったりする事が

何度も、今もあります。

だからこそ、「俺は父さんみたいにはなれない」

「島にいるからこの作品が書けた」と言いながら

繊細な一面を見せる様子には強く共感させられましたし、

成功と挫折を繰り返した結果、書道教室を開くという新たな夢を見つける清舟の成長には

元気づけられた気がして、どことなく自分と重ねながら見てしまってました。

 

清舟が最後に書いた字は、初回と同じ「楽」。

初回では1人で書いていたのが、最終回ではなるを初めとした子供たちにも

サポートしてもらいながら書いている辺りに、

島に来てからの清舟の変化と「こんな書道家でありたい」という決心を感じさせましたね。

道教室の先生になって以降は、"書道家"として書に向き合う事から遠ざかっていた彼が

久しぶりに書いた字が「楽」っていうのが良いなぁと。

今後また壁にぶち当たる時が来たとしても、みんなで作り上げた「楽」の思い出があれば

きっとまた乗り越えられるだろう…そう思わせてくれるだけでなく、

ラストでは、もう1つ初回の象徴的なシーンだった夕陽を重ねて、

なるとこれからも共に生きていく事が示されていて、希望の持てる締めだったと思います。

 

 

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VIVANT 10話(最終回) 感想|ごめんなさい…私は苦手だったかな。

 

 

※最終回を見て「面白かった!」「続編希望!」と絶賛された方は

ブラウザバック(1つ前のページに戻る)する事をオススメします。

悪口にならないように気をつけましたが、全体的にネガティブな感想です…。

 

長いテーブルを2台用意して、そこに乃木(堺雅人)たちと政府それぞれ一列に並んで座って

対話を重ねて、「味方のつもりが実は敵でした!」という逆転劇も描いたシーン…

ドラゴン桜2」の最終回でも見た!って気持ちになっちゃいましたよ。

そのシーンだけでなく、金利だとか、売却だとか、

ビジネス用語がちらほら飛び交う所も相変わらずです。

結局、モンゴルでも日本でも、いくら予算をかけようがやる事は同じなんだと…

あのスタッフなので元々期待はしていませんでしたが、

テントの内部が描かれ始めて以降、最後までワンパターンな作りだったのには

正直、落胆してしまいました。

 

構図はなんちゃってビジネスドラマの割には、

"お飾り"程度に日本への愛国心を訴える台詞も盛り込むもんだから、

それが物語の整合性の取れなさと、軸のブレを加速させてしまっているんですよね。

最終回で最も気になったのは…ベキ(役所広司)の

「ニッポンでは古くから、ありとあらゆるものに神が宿っていると考えられてきた」

「ニッポンには、考えの違う相手を尊重する美徳がある」という台詞。

今に始まった事じゃないですが、昨今のニュースを見てみれば分かる通り

日本には歪な部分も持ち合わせているので、

日本ってそんなに崇拝されるような美しい国か?それって価値観の押しつけではないのか?

と違和感を覚えてしまうのはもちろん。

この台詞を、目的達成のためにテロ行為や殺害などで、

多くの命を犠牲にしてきたベキ自らが発している辺りに矛盾が生じてしまうのです。

簡単に言えば、言ってる事とやってる事、全然違くない?って。

 

それは乃木率いる別班も同じで。

彼らも法に則って犯罪を取り締まる警察とは違い、

目的や手段のためなら犯罪まがいの行為をするグレーな組織なので、

別班に所属している乃木が「美しい我が国を汚すのは許せない」と

正義感を振りかざして言ってしまう所に変な印象を受けてしまいます。

彼らだって、過去に山本(迫田孝也)を吊し上げたり、

不法侵入罪や情報窃盗を犯したりしていますが、そこは完全にスルーなんでしょうか?

私としては…悪役として描いたのならば、変に情も入れず

最後まで悪役に徹して欲しいんですよね。

 

仮に、日本を美徳としている描写も、「この国がこうあって欲しい」みたいな

作り手自身の小さい頃からの"願い"の意味合いが込められているのが伝わってくれば

取り入れるのもまだ理解は出来たかもしれませんが…。

それとは裏腹に、各組織の陰謀論やお仕事描写、愛の物語と

作風がバラバラの要素を盛り込むから、かえって薄っぺらく感じてしまうんだと思います。

 

気になった部分は、豪華出演者の一部の扱いの雑さにもあります。

例えば、ただ不倫問題を起こしただけの役を演じられた小日向文世さんとか、

また同じような役を演じさせられた馬場徹さんとか、

「妻を殺した復讐のターゲット」として、急に日本ではなく個人に矛先が変わり、

構想を練っているらしいシーズン2の主要人物になるんだとしても、

ぽっと出のご出演で終わってしまった橋爪功さんとか。

どの方もそれぞれ、ご本人の持ち味がイマイチ活かされていないような役回りばかりなんです。

特に橋爪さんに関しては、今年の冬に放送された「6秒間の軌跡」では

せっかくベテラン俳優ならではの存在感を見せていただけに…

たった数分でいきなり不憫な目に遭わされる役だったのが

勿体なくて仕方なかったですし、

むしろ、なぜ起用したんだろう…?っていう憤りすら覚えました。

 

あとは…今まで思っていて、最終回なので初めて書きますが、

女性の役者さん方やドラムの描写にも言えますかね。

前者でいえば、また列挙になっちゃいますが…結局裏がある訳でもなく

ただ恋愛模様を描くための人物で終わった薫(二階堂ふみ)や、

不倫をし、さらにはモニターに脅迫されぞんざいに扱われた太田(飯沼愛)、

病弱であるジャミーン(Nandin-Erdene Khongorzul)と、

勇敢に動く男性キャラに対して、女性キャラは総じて「健気・か弱い」イメージに

偏って描かれている所に、女性へのリスペクトの欠如と配慮のなさを感じるんです。

そして後者は…富栄ドラムさん自身の、喋らなくても愛くるしい気持ちにさせるような

動きや表情作りは良かったですし、

途中までは、スマホを使ってコミュニケーションをとる設定も可愛いとは思ったんですが、

彼が話せなくなったきっかけや幼少期の背景についての描写は最後までなかったので、

回を重ねるにつれてどんどん「癒しキャラ」「マスコット」として

消費されて終わってしまったのが、なんだかなぁ…と。

特番だけでなく、某グルメ番組での番宣や

番組ラインナップ紹介のCMでもあのキャラで通してましたけど。

世界観を壊したくなかったんでしょうし、ご本人のご意向ならまた話は変わりますが、

個人的には、ここも演じている役者本人そのものは見ておらず、

このキャラを通す事で"おもちゃ"として面白がってるように感じられて、

あまり良い気はしなかったです。

 

ラストのどんでん返しにしても、前半は半沢直樹もどきの話を散々繰り広げて、

それも行間なんて存在しないかのような説明台詞と解説続きで

視聴者に難解さを覚えさせた後でのあの展開だったので、

驚きよりも置いてけぼりにされた感が強かったですね。

ふ〜ん…衝撃を与えたかったのね…

考察好きの人にとにかく考察させたかったのね…って冷めた目で見ておりました。

唯一驚いたのといえば、どこぞの世界の田舎()⇄東京よりも

バルカ共和国⇄東京の方が、サクッと帰れるほど距離が近かった事くらいかな(失笑)

 

動画やネット配信などでテレビ離れが加速していく中で、

約3ヶ月での海外ロケに力を注ぎ、豪華キャストを大勢揃える形で

テレビ業界を盛り上げようという意気込みは画面上からも伝わってきましたし、

テレビドラマ好きの私からしたら、視聴者にワクワクを届けようと

時間をかけて準備して下さったスタッフへの敬意は決して否定したくはないんです。

役者さんも、この作品に熱を注いでいらっしゃるのが伝わってきて、

他の仕事やロケで多忙に追われる日々の中で

役を細部まで作り込んで下さった事にも感謝しておりますし。

役者同士の演技合戦を地上波で堪能出来ただけでも、見る価値はあったと思っています。

素敵な部分もあったからこそ、壮大な物語にするならするで、

何を視聴者に訴えたいのか、どんな題材を扱うのか

もっと絞り込んで欲しかった…そう思います。

 

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転職の魔王様 10話 感想|今回に関しては千晴が不憫(汗)

 

 

千晴(小芝風花)の独り立ちと、来栖(成田凌)が希望を持てたきっかけとなった

数年前の出会いが描かれた回。

数年前の彼女は「もしかしたら、自分の仕事が誰かの役に立つかもしれない。

誰かを幸せに出来るかもしれない。そう考えるだけで頑張ろうって思える。」と言っていて、

彼女がいかに頼もしい存在になったかを示す上で、

ああ、この人にとっては元々、転職エージェントが天職みたいなものだったんだろうな…

というのが知れたのは良かったのですが…

今回のメインエピソードはそんな千晴の青臭さを応援したくなるよりかは、

矢吹夫婦にモヤモヤする気持ちの方が強くて、微妙に感じてしまいましたね。

 

健一(高橋光臣)は妻の江美里(大西礼芳)には内緒で転職活動をして、

しかも、面接予定の企業が決まった所でカミングアウトするし。

江美里は江美里で「察して」という態度をとっていて、

まぁ…自分に相談せず勝手に物事を進めていた所に腹が立っていたんでしょうけど、

理由をはっきり言わないまま、一方的に不機嫌になっているんです。

つまり、お互い話し合いが足りていなかった訳で、

そうなるともう"夫婦の問題"になってくるのに、

転職エージェントが家族に隠された事情まで深読みして、仲介もしないといけないのかと…

ただただ、何も落ち度はないのに自分の力不足だと謝罪して、

余分な仕事までやらされる千晴が不憫でしょうがなかったです。

 

で、夫婦にモヤモヤ…とは描きましたけど、

どちらかと言うと、江美里の方が面倒臭い人物ではありましたかね。

それも冒頭の食卓シーンでは、〇〇のお宅は毎年2回は家族旅行に行ってて〜とか、

〇〇の所は私立受験するらしくて、今から塾に通わせてて〜とか

娘の友達の家族の話題ばかりしていて、

「子供たちにはなるべくいろんな経験させてあげたいなって思うけど、お金がね…」

という発言もあって。

その話を聞いていたら、周りと比べて娘たちを十分に育てられていない所に

焦りを感じているんだろうな…

お金に苦しんでいるんだろうな(だから旦那にはもっと頑張って稼いで欲しいのかも)…

って考える方が自然だと思うのです。

なのに、実際の悩みは「育児の苦労を知ってもらいたかったし、

もう少し手伝ってもらって、再び働きにも出たかった」。

いや…だとしたらあの言い回しはややこしいわ!とツッコミたくもなりますよね(笑)

言わなきゃ伝わらない事を、第三者の千晴が分かるはずがない…

だからこそ、今回の内容は腑に落ちないのでした。

 

一方で来栖の方は、大阪に転勤しない事が判明したと思ったら、

今度は元同僚からアフリカ企業への転職の話が。

最終回のために用意しました!感があってちょっと唐突ですし、

また似たようなシチュエーションを作るんですねぇ。

それなら、今回はわざわざ転勤を匂わせなくとも、

純粋に、大阪支社の方で準備要請が入って、

しばらく千晴の元を離れる事になった…でも成立した気がするんですけどね。

 

まぁでも、次回予告を見る限りは、転職希望者となった来栖と

一対一で面談する千晴の様子が描かれるみたいなので。

集大成らしく、彼女の成長を存分に見られるのは楽しみです。

 

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ハヤブサ消防団 9話(最終回) 感想|思う所はありつつ…緊張感たっぷりの最終回

 

 

最終回なので、本音を言ってしまうと…

ミステリー作品で最後まで満足させるのって、中々難しいんだろうなぁという感想が

先に出てきてしまったかな?

何だか、全体的に尺が足りてませんでしたよね。

もちろん、興味を惹かせる演出を得意とする本作だから、

今回も作り込みの高さが伺える部分はあったけれども…

個人的にはそれと同時に、はてなマークが浮かび上がる部分もいくつかありました。

良かった所は後述するとして、まずは、そこを1つずつ書き出していこうと思います。

 

私が最初に気になったのは…前回のラストシーンから、今回のアバンまでの繋げ方です。

前回、江西(麿赤兒)が「ハヤブサへようこそ」と、

まるでハヤブサを侵食しているアビゲイル騎士団の信者たちを

迎え入れるかのような衝撃発言をして、消防団の面々の背筋を凍りつかせた後、

大群の中をモーセ十戒のごとく掻き分けて現れる太郎(中村倫也)…で

終わったじゃないですか。

ここまで盛り上げてきたとなると、当然、冒頭で何が描かれるのか注目したくなる訳です。

しかし、その次には、寺の中で江西が団員たちに事情を語り出すシーンに切り替わって、

寺の前にゾロゾロと集まっていた信者たちはあっさりと引き返していくのを見て…

正直、あれ?と思えてしまったんですよね。

私としては、あの状態のまま、信者たちに危害を加えられる恐れも孕みながらも

太郎が江西にどんな言葉を投げかけ、信者たちとどう対抗していくのかが描かれる事を

期待していたので、この前後の流れには消化不良感が残ると言いますか。

あの場から生まれるヒリヒリした雰囲気をもっと味わってみたかったです。

 

「あっさり」関連で言えば…もう1つは、

信者たちが彩(川口春奈)の防災無線で語ったアビゲイル騎士団の真相を

すんなり受け入れたかのような描写も気になりましたね。

百歩譲って、彩が洗脳から解けたのは分かるんです。

だって、好意を抱いていた太郎から直接説得されて、

聖母と崇められてきた展子(小林涼子)の過去を知ってから出会った

"幻"の、言わば本来の展子に背中を押されて、考えを改めたのだと解釈出来るから。

だけど…彩だって最初は「侮辱です」と言って聞き入れなかったのに、

かつて12人殺された事件があっても残るほど信仰していた人たちが

放送を聴いただけで信者を辞めるっていうのは…ちょっと出来過ぎなのかなぁと。

それに、信者が宗教から抜け出せる可能性は低いと聞くので、

あれだけ無意識にのめり込んでしまう宗教の恐ろしさを描いたのなら、

彩の発言を聞いて、執念深く探し回る人が出てきた方がまだ自然だったのかもしれません。

 

まぁ、その1人となったのが真鍋(古川雄大)なんですけどね…(苦笑)

いや〜…ライフルで太郎を撃つシーン、怖さのベクトルが今までと違い過ぎて

一瞬困惑してしまいましたよ。

えっ…そんなの持ってたの?撃てるの??っていう。

あまりに唐突だったもので、終盤辺りに駆け足感を強く覚えてしまったのが残念。

最終回では展子や映子(村岡希美)の過去に焦点が当たっていましたが、

それでもまだアビゲイル騎士団の全貌を掴み切れず…って感じだったので、

中間管理職であろう真鍋や杉森(浜田信也)が入信したきっかけも見てみたかったですね。

 

あと気になったのは…太郎のアルバムになぜ展子の写真が挟まれていたのかが

明かされなかった事と(割と一番の謎!)、

前半で描かれていた、太郎が幼少期にハヤブサで過ごしていた頃の記憶がなかった件が

関係していなかった事くらいかな?

 

では、「?」と感じた部分への感想はここまでにしておいて…

今度はそろそろ、良かった所について書いてみようと思います。

 

まず、何と言っても、ミステリー作品の最終回でありがちな

「ばっかり」の描写・演出をやらなかった所です。

「ばっかり」が何かと言えば…例えば、説明台詞や独白、回想などが挙げられます。

ミステリー作品の場合だと、最終回は全ての謎を回収する"答え合わせ"回となり、

必然的に言葉や映像を通して説明する事が増えて、

結果、画面が単調になってしまいがちなんですが、

本作は、作家である太郎の設定も活かしながら

終始緊張感を漂わせた内容に仕上がっていたと思います。

 

特に目が離せなかったのは、序盤の方の

さんかくで行われた太郎と杉森による、"対峙"を表すカメラワークです。

最初に太郎が話している時は、話し手⇆聞き手側で交互にカメラを切り替えて

対等である事を示していたのに、

杉森が話し出し「強い絆で結ばれたハヤブサ消防団が、彼を救えましたか?」と

核心をつく発言をしてからは、

その時の太郎の反応を伺うような、覗き込むようなカメラワークになるんですね。

 

で、後ろから、前から、正面から…と、杉森だけ他方向から映す事で

杉森が優勢になりつつあるのを強調しているんですが、

それに対して太郎が話を返すと、太郎をいきなり正面で映すようになって、

次は目と目の応酬が始まって、中々引けを取らない彼の鋭さ・強さを表現しているんです。

(この説明で伝わるかな…?)

太郎は杉森の並々ならぬオーラにも対抗出来るのか?

どちらが言い負かせられるのか?

2人で繰り広げられる言論バトルにドキドキハラハラさせられっぱなしでした。

 

そして、「作家である太郎の設定も活かしながら」と書いたのは、

彩に江西や映子の証言をまとめた脚本を差し出したシーンについて。

太郎は探偵ではなく、あくまでもミステリー作家なので、

脚本を通して事件解決へと導く流れにしたのは適切な手法だったと思います。

終盤のシーンにしても…

さっきは真鍋がライフルを所持している件にツッコミは入れたけれども(笑)

ハッピーエンドかと思いきやバッドエンドになってしまうのかと、

最後まで結末が読めない展開を楽しむ事が出来ました。

 

したがって、ミステリー作品に元々期待していなかった私からすると…

惜しい部分もあるけれども、全話を踏まえてみれば

謎めいた世界観に引き込まれるように見てしまったって所でしょうか。

新感覚でもありましたよね。

ミステリーとなると、洋館!密室!大勢キャストによる遺産相続!ある日突然容疑者に!?と

わりかし非現実な設定から来るものが多いイメージなんですけど、

本作の場合は、高齢化社会が加速する限界集落に潜む危険性や、

宗教に入信してしまう者の心理に、カルト宗教団体の実態、

人間が人間らしく生きられる場所は田舎にもあるのだ…というメッセージ性など、

ごく現実的で、自分自身考えさせられてしまうような要素がふんだんに盛り込まれていて、

その不思議さが、次回も見てみたい気持ちにさせてくれました。

 

初回の感想でも書きましたが、ミステリーなのに

おじさんたちによるわちゃわちゃシーンがあったのもかなり新鮮で。

省吾(岡部たかし)は悲しかったですが…もう見られなくなると思うと寂しいですね。

本作に出演された役者さん方がもっともっと好きになる作品でもありました。

中村倫也さんの、ふとドキッとさせられるような視線の鋭さとか、

今回初めて認知した浜田信也さんの

あの空気を掌握する目力はしばらく頭にこびりつきそう…とか、

役者さんの新たな収穫も得られて、総じて面白かったです。

 

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ばらかもん 10話 感想|時間は流れ続けるからこそ…

 

 

本来経営者である自分がやるべきお金の内訳作成を

川藤(中尾明慶)がやってくれてニヤリ…じゃないのよ、清舟(杉野遥亮)(笑)

でも分かる。付き合いが長ければ長いほど、相手の方が何だかんだで世話を焼いて、

面倒な事も結局1人で引き受けてしまうのってあるあるなんですよねぇ。

 

今回は、清舟のマネージャーで、どうやら"親友"で、酒癖が悪い以外に

あまり深く描かれる事はなかった川藤と2人の関係性に

やっとスポットライトが当たりました。

困ったらすぐに川藤に助けを求めるような目で見てくる清舟の様子も含めて、

清明遠藤憲一)とは別ベクトルで、長年支えてもらっていて、

マイペースに生きる彼を軌道修正してくれる人だったんだろうな…という

明かされない学生時代まで自然と想像させられました。

 

また、前回でなる(宮崎莉里沙)が清舟に対して

「半田先生は半田先生。それ以外思いつかないよ。」と返していたけれども、

今回では川藤が「半田先生は半田先生だろ」と言っていたのが、妙にジーンと来てしまって。

言葉を反復させる事で、清舟にとってはなるの他に、

川藤も特別な存在なのだと思わせる描写をしてきた所も良かったです。

で…なるはなるで、「仲直り」ではなく

「仲直し」って言い切っちゃう所が彼女らしいなぁ…と。

そこにはきっと、人付き合いが当たり前にある島で生きてきたからこその、

"日常"が消えないで欲しいという切実な願いが込められているんでしょうね。

川藤が経営方面でフォローする一方で、

なるは2人の人間関係を繋ぎ止める仲立ち的ポジションで徹底していて、

両者の優しさを感じさせる内容に仕上がっていたと思います。

 

他にも、美和の父・巌(宍戸開)が酒店を畳むという

サブエピソードが用意されていましたが、

これが何気に、今回の話の軸になっていたんじゃないでしょうか。

店を畳む理由が、市内に大きなスーパーが出来たから…との事でしたが、

地元の人々との交流重視でゆったりとした商売をやろうが、

利益重視で積極的に商売をやろうが、時間は流れ続けて、いつか終わりが訪れる訳で。

つまり、不変なんてものはないというのを示しているのです。

 

そんな酒店と対比させるように、清舟が書道教室を一から作ろうとしている過程だけでなく、

将来の夢が何なのかが分からなかった美和(豊嶋花)が

父の店を継ぐためにお酒や経営の勉強をしたいという夢を持ったり、

彼女に触発された珠子(近藤華)がコンクールに出す用の原稿を思い切って投函したり、

試験に落ちた浩志(綱啓永)に再びチャレンジするよう背中を押す清舟だったり…。

時間は待ってくれないからこそ、後悔する前にそれぞれが新たな一歩へと進み出す姿が

描かれていたのが印象的でした。

それと同時に、見た者がインスピレーションを受けて行動に移すのが

芸術の理想のあり方だと思っている私からすれば、

清舟の動きに次々と影響を受けていく様はまさしく、

彼がいつも言っている「字で人の心を動かす」を体現していたとも思います。

 

東京で挫折した清舟が島で一念発起…誰かに支えられている事を知る…

設定だけ見れば、やはり堂々巡りな感じではあるんですが。

ただ、前回とは違って、今回は島ならではの"人と人との繋がり"が

直に伝わってくる内容になっていたので、満足に見られましたね。

 

世間知らずだった清舟が独自の書道教室を開くというエピソード自体は、

ビジネスドラマとしても純粋に楽しめそうな気がしただけに、

いきなり半年後に飛んだのは驚きましたし、

正直、後半になってからお別れを仄めかす頻度が高くない?とも思わなくもありません。

でも、いろいろ言いつつ、最終回は寂しさで目頭が熱くなってしまいそう…。

余韻たっぷりのラストで終われる事を願います。

 

 

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