コタツがない家 1話 感想|初回なのにもう懐かしい

 

 

やっぱり、ホームドラマと言えば金子脚本だよね…と思える、安定感のある初回でした。

進路・就職・収入・老後など人生において根深く残る問題を、

討論の対象がコロコロと変わる小気味良い会話劇や

個性豊かなキャラクターでカジュアルに見せつつ、

最後は愛情を交えて「やっぱり家族って良いな」「何だかんでこの日常が好きなんだよね」

というほっこりしたオチを用意し、"家族の物語"にしっかり帰結させる。

起承転結でよくまとまった、洗練された仕上がりになっていたと思います。

 

討論の対象が…の他にも、過去の話を持ち出してきたり、

揉め事があっても時間が経てばいつの間にか仲直りしていたり、

「行ってらっしゃい」が活力になったり…本当、あるあるが詰まっているから

見聞きしていて飽きないんですよねぇ。

「俺の話は長い」でもそうでしたが、どこかの家庭を覗き見している錯覚に陥るんです。

それでいて、本作を象徴するかのような主題歌もほわわ〜んな劇伴も、

下町感というか、どことなく懐かしさを感じさせて良い。

働く女性が男性を養う構図は令和的だけれども、昭和がほど良くミックスされているのかな。

シリーズものの続編でもない、まだ始まったばかりなのに

久しぶりにみんなに会えて嬉しい…不思議とそんな気持ちにもなれました。

 

息子役の作間龍斗さんはドラマでは初めてお見かけしますが、

小池栄子さん、吉岡秀隆さん、小林薫さんとベテラン&中堅俳優との掛け合いでも

テンポ良く、スッと馴染んでいた所に「おおっ」と思わされましたね。

この「おおっ」は、また「俺の話は長い」の話をしちゃいますが、

生田斗真さん、原田美枝子さん、安田顕さん、小池栄子さんの中に自然と溶け込んでいた

清原果耶さんと近しいものがあります。

調べてみたら現在は大河ドラマにも出演されているそうで、

本作と合わせて今後注目される役者さんになるのかもしれません。

 

外(職場)では余裕を感じさせる仕事ぶりで、カリスマウェディングプランナーを演じ、

内(家庭)では3人のダメ男に世話を焼く、気の強い主婦を演じる。

万里江(小池栄子)の持つ2つの顔を交互にガッツリ描いた事が、

「こんなはずじゃなかったのに…」という現実の残念さを引き立たせているかのようで

そこにも笑えました。

 

「コタツがない家」の「コタツ」は、団欒を指しているんでしょうかね?

ダメ男を万里江が地道に成長させていくのか、

それとも、やがてダメっぷりも愛しいと思えてくるのかはまだ分かりませんが。

でも、父・達男(小林薫)が家にやってきた事で食卓を囲むようになったり、

リビングに集まる頻度が増えてきた辺り、変化が少しずつ見られそうです。

金子茂樹さんの描くダメだけど憎めない人物が好きなので、これからの展開が楽しみです。

 

ただ、一番の悩み所は裏被りで…

初回で元々期待していた作品だったから、今日はこっちをリアタイしましたが、

あっちも面白いですし、今回の話なんかは割と盛り上がっていたっぽいので

どちらを優先しようかまだまだ悩んじゃいますねぇ。

水10どちらも当たりなのは、個人的には珍しいです(笑)うむぅ…。

 

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トクメイ!警視庁特別会計係 1話 感想|ゆるく楽しめる刑事ドラマ…だけではないのね。

 

 

ポスタービジュアルとパロディてんこ盛りのOP映像からし

ぶっ飛んだ刑事コメディになるのかと思いきや、案外ベタでしたね。

カンテレ制作のドラマらしくないと言うか…

「合理的にあり得ない」と同じく、どことなく平成の香りが漂っています。

 

こう書いたら初回は微妙だったのかと捉えられそうですが、そんな事もなくて。

特に、橋本環奈さんの当て書き感が良くって、

小柄が故に連れ出されて足をバタバタ動かすシーンが何度もあったり、

がま口のリュックを背負っていたりする所は、

ご本人のキュートさが主人公のキャラクターに活かされているようで

フフッと笑えたんですよね。

刑事側のたこ焼きロシアンルーレットのチョイスも

なんでそれを頼んだ!wってツッコんじゃいましたし。

でも、冒頭でも書いた通り、良くも悪くも"普通"なのかなぁ…と。

コメディタッチな割には、画面の四隅を暗くした

少しジメッとした映像になっていたのが気になりましたし(明るい映像で見たかった…)、

最後は唐突に謎めいた設定も用意されていて、

ゆるく楽しめる作品にしたいのか、サスペンス作品にしたいのか

物語の方向性が宙ぶらりんな印象は受けてしまいました。

まぁ、要素を盛り込んでいるのも恐らく、今時の流行に合わせたもので、

いろんな出来事を並行して展開していかないと

ドラマを見ない視聴者がいるからなのかもしれませんが…。

 

新人の話を聞かずガミガミ文句を言う上司、

少し世間知らずな面があり、土足で踏み込んでくる理屈臭い主人公と、

人物設定も極めてベタなんですよね。

そうなると、過程はある程度読める訳で、

最初はしょっちゅう対立ばかりしていた関係性でも、

円(橋本環奈)が現場を学び、湯川(沢村一樹)と妥協し合いながら良いコンビになっていき、

周りからも徐々に認められて、やがてチームワークを発揮していく…

本作もそんな流れになるのではないかと思います。

 

役者さんも良い面々が揃っていますし、

捜査状況が分かっちゃうから警察の経費は公に出来ないなど、タメになる部分もあるんですが、

全体的には新鮮さに欠けるので、話にもう一捻りがないと感想は書きづらいですね。

月9はリタイアしそうなので、こちらは面白くなっていって欲しい限りです。

 

 

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ONE DAY〜聖夜のから騒ぎ〜 2話 感想|デミグラスがどーたらこーたら

 

 

こりゃあアカンですね。

通常放送になったので多少改善されるかと思ったら、むしろ悪化する一方です。

劇伴は相変わらず主張が激しくてうるさいですし、

3つのエピソードはどんどん細切れになっていくばかりで…(汗)

今回は1時間程度しか進んでおらず、時生(大沢たかお)たちがデミグラスソースを

いつまでも作ろうとしないだの、自分が倒した事を中々言おうとしないだの…っていう

レストラン内での話を多めに描いていたのもあってか、さらに間延び感がプラスされました。

前回だって、あと何分で終わるのかと、度々時計をチェックしていたくらいなのに…。

 

分刻みでエピソードが切り替わる構成、本当にどうにかならないんでしょうかね。

それぞれの話や登場人物の紹介をある程度まとめた上で交差させていくなら分かるんですけど、

どんな人物がいて、どんな流れになるのかを把握する重要な回となる初回から

この構成を取ってきているのが問題なんです。

もし今後も変えずにやっていくのであれば、集中力が散漫して、

物語に入り込めなくて仕方ありません。

実際、前回の内容もあんまり覚えていませんでしたからね(苦笑)

1〜2話、3〜4話、5〜6話と、2話ずつ設けて1人1人の置かれた状況をじっくり描き、

6話の終盤辺りから「あれ?こことここって繋がってる?」っていうニアミスを加え始めて、

後半に差し掛かってから複雑に絡み出す…で良いはずなのに…

つくづく、掴みを失敗していると思います。

 

あと、前回でも感じていたのは…

「1日を1クールで描く」作品なんだから、もっと"時間"を強調したら

物語が引き締まるのでは?という事。

本作って、見ていて時間がどのくらい経っているのかが分かりにくいんですよね。

それもまた、ストレスと退屈さを生んでしまっている気がします。

例えば、時刻を画面の隅に定期的に表示させるとか、

次回への引きとして、「クリスマスイブが終わるまで、あと◯時間」という

煽り演出を施すだとか。

癖の強い演出や劇伴ではなく、時間を強調させた方が、

(巻き戻し展開もあるにしても)回を重ねるごとに時が刻一刻と進んでいく

緊迫感を味わえるんじゃないでしょうか。

 

うーん…スケールの大きさと釣り合いを取ろうとして、

出演者を豪華にして、登場人物を増やして充実感を出して、

主人公を3人作って、いろんな要素を盛り込んでは凝った話にしよう…って

あちこちに力を注いだ結果、全部が全部、空回りしてますね。

興味を引かせるのではなく「これで理解して」と押し付けている作りなので、

正直、情報を入れるのにいっぱいいっぱいで、"ドラマ"として純粋に楽しめません。

考察をするのが好きな視聴者も上手く取り込めていないように思います。

 

よって、感想はもう書かない事にします。

前作に引き続き、リタイアもすぐそこかもですね…(汗)

あとは最終回だけ見れば良いかな?って感じです。

 

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下剋上球児 1話 感想|金10っぽさ強めの日曜劇場。どうなって行くかな?

 

 

「最愛」のスタッフが手がけている作品なのもあって、随所に"らしさ"が見える内容に。

絶賛のコメントが多いみたいですが、

個人的には「面白かった!」「掴みは完璧!」とまでは言い切れず、

可もなく不可もなくといった感じでした。

 

やっぱり…事前に本作が「ドリームヒューマンエンターテインメント」だと分かっていても、

野球部が題材となると、どうしても熱いスポ根描写や

青春ならではの爽やかなイメージが先行しちゃうんでしょうねぇ。

そこにちょくちょく不穏さを漂わせるサスペンス要素を入れてくるので、

正直、どう見たら良いのかの戸惑いの気持ちが大きかったですし。

しっとり、スムーズに展開されていくストーリーもまた、

どことなく不思議な感覚で見終えた要因になったのではないかと思います。

 

ただ、唯一分かるのは、野球部の立て直しがベースにはなっていても、

"大人のリブート物語"をもう1つの軸として設けているんだろうな…と。

例えば、南雲(鈴木亮平)の場合、監督の指示で汚い手段を使いながら

試合に挑んだのがトラウマで、野球部に対して今でも深い傷を抱え続けています。

一方、山住(黒木華)は、「女子は野球部に入れませんでした」

「女子野球部があったら絶対に入ったのになぁ」と、

自身が女性であるために野球を諦めてしまった事に強い未練があって、

それが現在でのガツガツとした姿勢に繋がっているんでしょう。

 

ちょっと興味を引くのは、2人とも、部活を取り巻く社会問題が絡んでいる所なんですよね。

この他にも社会問題はいろいろ描かれていて、

息子中心に動くモンスターペアレントの存在や、田舎あるあるの移動距離問題、

教員不足&生徒数減少による地方過疎化問題、

(↑「まともな野球部がある高校は電車で2時間かかる」発言から)

週6×4時間という拘束が運動部員に負担をかけている事、

そして、運動部員の顧問のサービス残業など、

見ながらふと考えさせられる描写が詰まっているんです。

 

恐らく、なぜ強豪校は大阪や兵庫、和歌山といった関西圏に集中しやすいのか?

なぜ格差社会が存在し、弱小高校が生まれてしまうのか?を根本的な所から深掘りする事が、

2人の成長において大きな意味をもたらしていて。

現状に逃げずに向き合い続けた結果、生徒たちに影響を与えていく…

そうして最終的には、チーム全体が強くなっていく様を

描こうとしているんじゃないかという気がしました。

 

野球のルールは全く分からないのですが、思わず身を乗り出し、

部員1人1人にアドバイスを送る形で、あの頃の感覚や野球の楽しさを

徐々に取り戻していく南雲の変化が見られてからは面白味は感じられました。

あと、先ほどモンスターペアレントとは書きましたが(笑)

普通だったら鬱陶しいキャラクターで終わってしまいがちな役なのに、

小日向文世さんのにこやかな明るさと発声の抑揚のつけ方の上手さのお陰で

クスッとさせられる、良いアクセントになっているんですよね。

 

初回はまずまずでしたが、妻・美香(井川遥)の方にもあるらしいサスペンス要素と

野球部のパートのバランス次第では、化ける可能性は秘めています。

スタッフがスタッフなので、大コケはしないでしょう。

とりあえず、しばらくは様子見しつつ、今後の展開に期待します。

 

…あ、でも、アニメーションの挿入頻度は気になりましたね。

挿入する事によって若干テンポを崩しているような印象を受けましたし、

作画自体、前作に予算を大分持ってかれたのか?ってくらい、

凝ってる感じはなかったですから(汗)

オーディションで野球経験者を集めている上に、

青空をバックに打っている時のアングルが美しいカットもあったので、

もっと役者さんの活躍を魅せても…とは思いましたね。

 

 

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うちの弁護士は手がかかる 1話 感想|手がかかるというより手に負えない?

 

 

平手友梨奈さんは、個人的にはいつもドラマでお見かけするたび、

目で語り、物怖じしない堂々とした演技に惹かれていて、

何なら「六本木クラス」は平手さん演じる葵目当てに見ていた所があるくらい

好感の持てる女優さんではあるんですが…それにしても似通った役が続きますね。

「手がかかる弁護士」役にキャスティングされたので

どんなキャラクターになるかは大体想像がつきましたが、

今回も生意気で気が強いタイプのヒロインで、新鮮味が感じられないんです。

(これはご本人の演じ分けではなく、マネジメントに原因があるかと…)

むしろ、過度に失礼な言動が続く人物に描かれていて、

本来"応援したくなる対象"になるべき天野杏に

愛着を持てないまま終わってしまったのが残念でした。

 

仕事はいつまで経っても1件も取れない。書類は紛失。

そこまでは「新人だから」で許容出来ても、

書類を届けてくれた人に対してお礼の言葉も言わなければ、

窃盗者扱い(とも取れる発言)をするんです。

さらには、目上の人に飴を投げつけるし、指を差すし、

依頼人の前で足を組むし、スケジュール帳の覗き見はするし、

店内にグミを持ち込んで食べるし…

敬語が使えるだけではカバー出来ないくらいモラルがなさ過ぎるんですよね。

これじゃあ「手がかかる」というより、「手に負えない」です(苦笑)

こんな性格なので、所長・今日子(戸田恵子)が自分の事務所に

何ヶ月も所属させている意味も分からなくて。

親戚関係か、元教師で、可愛がっていた小学校の生徒と担任…って関係なら

まだ理解出来そうなんですけどねぇ。

 

さらに、残念に感じるのは、杏だけではありません。

全体的にハラスメントをする登場人物ばかりで、

それが物語の面白味を損なわせていれば、見づらさを加速させてしまっている気がするんです。

なぜかスルーされて終わった梨乃(吉瀬美智子)の不当解雇については、

杏と二人三脚で、パラリーガルとして強くなった蔵前(ムロツヨシ)が

最終章辺りで訴える展開になるでしょうから良いんですが…

事務所の弁護士の「誰このおじさん」発言は、ウケると思って取り入れているんでしょうか。

杏については、本作は公式サイトに記載されている通り

「育成型リーガルエンターテインメント」なので、今後成長する過程は描かれるにしても。

いや…彼女も含めて、事務所の面々の失礼な態度がもう少し軽減されないと、

視聴者が離れていく一方なのではないかと思います。

 

そして困ったのは、蔵前が加わった事での変化が感じられないんです。

言い換えれば、「トラブルメーカーな新人弁護士が主人公のドラマ」に見えてしまっていて、

蔵前の存在感が薄いんですよね。

トップ女優のマネージャーを30年間勤めてきたとなれば、

相手のケアは怠らないし、先回りはある程度出来るだろうし、

スケジュールの調整も効率が良くて、相当優秀な人材なはず。

一応、終盤の裏から手を回すシーンで、ようやく"縁の下の力持ち"っぽさは見えましたが…

「元マネージャーのパラリーガル」としては、まだまだ物足りないです。

設定が活かしきれておらず、作風に迷いがあるようにも思えました。

 

未経験者がパラリーガルになるので、初心者の目線に立って、

低年収なのでバイトの掛け持ちがOKだとか、何が証拠材料になって、何がならないのかとかが

知れる所は興味深かったですが。

よくある凸凹コンビの法廷モノではなく、"育成する側"が主人公の法廷モノで

見てみようかな?って気になっただけに…ちょっと肩透かしを食らった気分でした。

蔵前がパラリーガルに転身する過程も、終盤のアバランチ風痛快劇も雑でしたね。

後者に関しては、中々話に兆しが見えてこないので、

杏に苦労を経験させるためにあえて前後編の構成をとるのかと思っていたら、

途中を端折るようにして強引に解決させましたから(汗)

ぶっちゃけ、証拠を集め続けていれば、普通に裁判で勝てたのではないでしょうか。

 

金曜日のドラマは私の都合もあって、

ただでさえ、最終回まで感想を書けるか書けないか…って感じなので。

予定通り、某人気深夜ドラマ(まだ書けてなくてすみません。後々2話ごとに上げるかも?)と

余裕があれば&面白かったら金10の2作品を優先しようと思います。

はんなりした雰囲気の江口のりこさんが気になるので、もう少し様子見しますが、

本作の感想は初回のみとさせていただきます。

 

最後に、ムロツヨシさん、お大事になさって下さい…!

 

 

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いちばんすきな花 1話 感想|今後がどうなるか…かな。

 

 

「silent」スタッフによる最新作。

視聴前からこの事が結構プッシュされてましたね。

フジテレビとしては、去年のヒットに続いて絶対に成功させたい…

キャストや予告映像からも、そんな気合いすら感じさせます。

 

まず初めにおことわりしておくと、絶賛&長文だらけの感想を

一度でも読んで下さった読者様ならご存知かと思いますが、

私にとって「silent」は今でも大好きな作品です。

主題歌を聴いたり、テレビで映像が流れたりしただけで

目頭が熱くなるくらいには思い入れもあります。

それだけに、去年の放送からちょうど1年というタイミングで

「大好評だったから、オファーを受けて再び作品を作る事になった」事情が察せられる本作が

二匹目のドジョウで終わってしまわないか、とても心配でした。

 

完全な"続編"ではないですし、他の作品を挙げるのも気が引けるので名前は伏せますが、

上記の内容を書いたのも、同性同士のピュアな恋愛模様を描いた某深夜ドラマが頭に過ぎる訳で。

その作品に関しては、シーズン1は当時純粋に面白く感じられても、

(未視聴の劇場版は置いといて)大ヒットを受けて制作されたシーズン2では

本来の良さだったはずの心情描写が荒削りになって、

SNS受けを意識し過ぎたのか、かなり不自然な展開が続いた事があったので…。

形式は違えど、本作も残り3人の主演俳優の発表を意図的に引っ張った件もあって、

あざとい作りになってしまうのではないかと思っていたのです。

 

これらを踏まえた上で、じゃあ初回を見てどう感じたか?と聞かれたら…

残念ながら、あまり乗れなかった…というのが本音でしょうか。

言葉を選ばずに言うなら、正直、過去の栄光を引きずっている感は否めませんでした。

 

冒頭でも書いたように「silent」スタッフなので、監督も作曲家も同じ方が担当されています。

だからなのかもしれません。

少し彩度を落とした暗めの質感の映像に、儚くて切ない劇伴に…

さらに「silent」を彷彿とさせる、ファミレスや公園、教室でのエピソードを

所々に散りばめたりなんかしたら、どうも似通った作品を見ている気分になって、

"本作の物語"には没入しづらかったんですよね。

そして…これは、脚本家の生方美久さんが、大事にされている環境下で

伸び伸びと書かれている証拠なんだと思いますが、

「silent」では「あ〜、確かに!」と納得するくらいだった"坂元裕二さんへのリスペクト"が、

(※生方さんは坂元裕二さんを、尊敬する方として挙げています)

本作では登場人物のキャラクターや台詞に前面に出過ぎていて、

なんでそんな流れに?という突拍子もないやり取りも多くて。

それが、映像と劇伴から漂う雰囲気や真摯な作風と

ミスマッチを起こしているような印象を受けました。

 

人物描写については、嫌われている訳ではないし付き合いもあるけど

「仲良い友達の1人」にはなれないと嘆く紅葉(神尾楓珠)の気持ちには共感出来ましたが、

密室での男女2人っきりで嫌な思いをしている人に対して配慮をせず、

自分の考えを優先して「しょうもない」で片付けてしまう

ゆくえ(多部未華子)の態度はどうなの?と思えてしまいましたね。

4人の合流の仕方も…ちょっと強引だったと言いますか。

恋愛や友情に向き合う事で初めて新しい"気づき"や"答え"を得る様子を描く上で

重要なシーンになるでしょうに、

初対面の人にお遣いを頼んだり、初対面の人をいきなりお茶に誘って家に入れたり、

二回目はないと割り切っているからだとは言え、

プライベートな話をスラスラと語り出したり(汗)

ツッコミどころ満載だったので、もう少し違和感なく描いていただきたかったです。

 

ただ、ここまで散々書いてきたけれども、全部が全部微妙ではなく、

良い所があったのも事実です。

個人的に良かったのは、ほんの些細な動作なんですが、

「女の子らしい」イメージが未だに残り続けているピンクのマグカップを、

一瞬躊躇しながらも椿(松下洸平)が紅葉に差し出したシーン。

元々は奥さんと使う予定だったから、女性にだと…という気遣いもそうですし、

何となく、「男女=恋愛関係になる」事に疑問を投げかける、

男性も女性も平等に描く本作らしいシーンだと思いました。

 

あとは…思う所はいろいろありつつも、

やっぱり生方さんの構成力の高さは健在だなぁと。

具体的に書くなら…「友達として接していたつもりが恋人になってしまったら」を共通項に、

実際そうはならないんだけれども、人によっては物凄く勘違いされる恐れのある

ゆくえと赤田(仲野太賀)のエピソードを描いてから、

「実際に恋人になって」捨てられてしまった椿と元妻のエピソードを描いて対比させて。

それから、友達付き合いに不器用さの残る者同士、

便利屋だと思われている紅葉のエピソードと

相良(泉澤祐希)と意思の疎通が図れない夜々(今田美桜)のエピソードで関連性を持たせる。

終盤は、電話→初回無料トライアル→お水→生花 でリレー形式にもなっていて。

何かと何かを絡ませながら、物語を徐々に膨らませていっているので、

話が乱立している感じはなく、そこはスムーズに見られました。

 

小物をキーアイテムとして取り入れている所も特徴ではありますよね。

マグカップの他に、もう1つ気になったのは「電話」。

SNSやチャットよりも"2人"で繋がっている事を最も意識させるツールなので、

どうしても1対1の構図になるものを、

2人組になれなかった&ならなかった4人全員が積極的に利用している辺り…

2人組に対して憧れを抱いているからなのかとも考えさせられるんです。

まぁここは、今後の展開次第で意味がまた変わってきそうですね。

 

おっと、前置きのせいで、文字数も多くなってしまいました(苦笑)

初回がそこまで…だったので今後への不安は残りますが、4人の出す答えには興味があります。

人間関係において孤独や生きづらさを抱えながら過ごす人々に焦点を当て、救い上げていく…

「silent」にも通ずるテーマで、

その描写から生まれる温かさが感じられる所が好きだったので、

本作も最後まで見続けると思います。

ただ、感想は…来週から始まる木9がどうなるかかな?

 

 

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パリピ孔明 3話 感想|ラップバトルもイイネ作戦も次回に持ち越し

 

 

なるほど、やっぱり英子(上白石萌歌)が披露している数々の曲は

カバー曲という設定になっていたんですね。

まぁでも、そりゃあそうか。

1話の「タイム・トラベル」「真夜中のドア」で、シティポップで攻めるのか?と思いきや、

2話ではCreepy Nutsの「堕天」でイマドキな曲を歌ったりしていて、

ジャンルがごちゃついていたイメージがありましたもんね。

 

で、今回で初めてオリジナル曲を歌う彼女の歌声を聞いて感じたのは…

英子もとい、上白石萌歌さんはキーが高い方が良さが発揮されるという事。

今までの曲ももちろん上手いんですが、全体的に低くて、

もっと高音でも行けそうなのになぁ…と、ちょっとした物足りなさは覚えていたんです。

しかし、これはあくまでも意図されたもので、コツコツ努力を積み重ねた結果、

日の目を浴びた彼女をドラマチックに魅せるための作戦なのかもしれません。

分かりやすく言えば…多分、オリジナル曲を披露する前と後でキーに高低差をつける事で、

成長っぷりを印象付けようとしているんだと思います。

現時点では歌詞は全然埋まっていないので、完成した時が楽しみですね。

 

前回の感想で指摘した「英子の歌に感動する様子」の

演出・描写については、今回は違う形で改善されていて。

歌唱曲をBGM代わりにし、回想も交えながら

いろんな出来事が鮮明に蘇ってくる様を丁寧に描いていたお陰で、

KABE太人(宮世琉弥)にとってあの曲がいかに人生のターニングポイントとなる曲で、

佐々木(村田凪)の存在やラップとの出会いがいかに"青春"だったか、

彼の背景がしみじみ伝わってくるようでした。

孔明向井理)は英子の歌で「勇気づけられた」「多くの人がその歌声を待っている」と

いつも絶賛していましたが、今回でようやく説得力を感じましたし、

彼女の歌の偉大さを物語る内容になっていた気がします。

 

帽子から湯気が出るくだりは原作にはないそうですが、

頭をフル回転させている事を視聴者に示す"記号"にもなっていれば

良い意味でのくだらなさもあって、漫画ならではの味わいも取り入れられていて

上手い表現になっているんですよね。

また、本筋の邪魔をしない程度にコメディ要素や小ネタが盛り込まれているためか、

じわじわ笑えてくるというか、本作の世界観が妙に癖になってしまうのです。

その服って普通に洗濯するんだ…とか、ラップのようなお経とか、

小林◯子さん並みのバイクとかw

あ…でも今回、「超孔明じゃん!」が聞けなかったのは寂しかったですねぇ。

「やっぱ孔明じゃん!」はありましたけどね。

 

少し話の進みが遅いかな?と思いながら見ていたら、ラップバトルは次回に持ち越しのようで。

あんな所で終わったら、気になっちゃうじゃないですか〜。ずるいなぁ(笑)

もしかして…来週から始まる裏の初回に合わせて、

あえて引っ張った?なんて思ったりもしております。

うーん、来週は裏を見るつもりでしたけど、こりゃ迷うなぁ…。

 

 

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家政夫のミタゾノ(2023) 1話 感想|家政夫紹介所は廃業いたしませんので!

 

 

プライム帯にお引っ越ししてからの最初のシーンは…宮城の名取市に実在するらしい美田園駅

今度は宮城が舞台になるのか?と思ったら、撮影するためだけに移動したとの事なので、

初っ端から本当に自由です(笑)

 

今までのシリーズを見ている以上、

自治体の面々が実は全員詐欺師でした!(実際は違ったけど)

という展開が来ても驚かないくらいには、ある程度の意外性には慣れてしまっているため、

個人的には、誰が裏の顔を持っているのか?よりも

裏の顔がどんな風に暴かれて、どんな本性を見せてくれるのか?の方を

注目しているんですが、初回は安定感あるスタートだった気がします。

 

このまましてやられて終わるような方じゃないだろう…と思っていた松本まりかさんには

最後でしっかり「松本まりか劇場」が用意されていて、

ご本人の魅力の1つであるぶっとんだ演技を

前半の物足りなさを取り返す勢いで存分に味わえましたし。

ピーーーーの規制音の乱用も、むしろ、

プライム帯のドラマである事を逆手に取っているようで面白かったです(笑)

で…本作ならお馴染みのパロディは「ハヤブサ消防団」。

周りのせいにするのではなく、自分自身と向き合い直して、

初めて日常が少しだけ良く見えるかもしれない…という含蓄あるオチも含めて、

ひとまずは、見たいもの、やって欲しいものを踏襲して下さった点で

それなりに楽しんで見終える事が出来ました。

 

ブラックジョークを売りにしている作品でも、今騒ぎになっている話題については、

事務所と間接的に繋がっている立場なので

さすがに触れないだろうと特に期待はしていなかったんですが、

まさかの「廃業」ワードでニヤリ。

「スケールダウンする事なく、スケールアップもいたしません」

ドラマやバラエティと、深夜帯で好評だった番組がゴールデン・プライム帯に進出すると

本来の良さが失われがちなのは"引っ越しあるある"ですが、

ミタゾノさん(松岡昌宏)のこの台詞通りの仕上がりになるよう願ってます。

ちなみに…本作はあれこれとツッコミを入れるよりも

肩の力を抜いて見た方が吉なので、いつも通り、感想は初回のみといたします。

(※時間が遅くなってしまったため、「大奥」の感想は最新話までに上げます。)

 

ところで…後で調べてみたら、ゆってぃさんとは本当に高校の同級生だったんですね。

ミタゾノさん関係なく、それ、中の人情報なのよ(笑)

あと、毎回楽しみにしているポスタービジュアルは…

初見で吹き出さない視聴者っていたのかな?w

 

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ONE DAY〜聖夜のから騒ぎ〜 1話 感想|次回も見たくなる内容になってなければなぁ…。

 

 

うーーーーーーーーーーん、こりゃ困った……(汗)

「視聴リスト&期待度」にも書いた通り、個人的にはここ2年以上

月9で当たり作品が出た試しがないので期待値は下げていたし、

クリスマスイブの日を1クールで描くという企画自体は面白そうでも、

"最終回ありき"で、話に引き延ばし感を覚えてしまうのではないかと

覚悟はしていたんですけど、

何と言うか、悪い意味で想像以上の仕上がりでしたね…。

 

3人の物語で、30分拡大放送を活かすとするなら、

最初に1人目を描き、一方その頃2人目は…と

1人ずつにある程度焦点を当ててから

別視点のエピソードが加えられていく構成にすれば良いのに、

それぞれのエピソードを細切れにして繋いでいくから、掴み所がなくてしょうがないんです。

おまけに、役者ご本人は悪くないのですが…情報の整理整頓が足りないまま

江口洋介さんに佐藤浩市さん、中川大志さん、桜井ユキさん、福本莉子さんと

豪華&仕事に引っ張りだこな役者さんを次々と登場させている所も

混乱を招いていると思います。

(私も途中、白髪の佐藤浩市さんを見て、「オリバーの犬」ぶりのドラマご出演だなぁ…とか、

凛々は蜜園フラワーの社長を辞めてテレビ局に転職したのかぁ…とか

本作に関係のない事を考えてしまったくらいですし(苦笑))

お陰で、開始から約15分で気が散って、最後まで何度も時計を確認するくらいには

退屈な気持ちで見終えてしまいました。

 

いや、気が散るのにも他に要因があって、

脚本の構成以上に、演出と劇伴(音響)の方が致命的な気がするんですね。

もっと言うなら後者かな?

 

本作のメイン監督は鈴木雅之さんで、

最近だと同枠の「ラジエーションハウス」や「元彼の遺言状」を

手掛けられた方だと書けば大体お察しの通り、

料理している様子を上から撮影したり、大勢で画面を覗き込んだりするシーンなど、

寄りの映像やカメラ目線を多用するのが特徴です。

私としては正直、そんな独特な演出を

別に入れる必要もないタイミングで取り入れてくるため少々クドイ感じはするんですが。

でも、視聴者の中には気にならない方もいるので、

そこは百歩譲って、好き嫌いの問題で済ませられるんだと思います。

 

ただ…後者の劇伴(音響)に関しては、とにかく「うるさい」の一言に尽きるんですね。

言い換えれば、曲調・音量・頻度…どの面においても主張が激し過ぎ。

例えば、序盤で時生(大沢たかお)がデミグラスソースの入った寸胴鍋を

落とした時のシーンなんかは、やたらとトンチキ臭のする劇伴が流れるし、

誠司(二宮和也)を乗せた車を警察が追いかけるシーンなんかは妙に「警察24時」風味。

誠司が歩いていたり、桔梗(中谷美紀)が写真から証拠を特定したりするシーンなんかは

一見そこまで大きな動きでもなさそうなのに、その時の劇伴は緊迫感が漂っていて…(汗)

総じて、1つ1つの個性が強いです。

劇伴っていうのは本来、内容の引き立て役に徹する役割を担っているはずなんですけど、

本作の場合は、先ほど書いた細切れの構成、シーンに合わせて

代わり代わりに流しているのも相まって、内容のゴチャつきを加速させてしまっているんです。

 

作曲家は佐藤直紀さんで、

こちらは過去に「コード・ブルー」「教場」の劇伴も担当されていて、

一度も上記のような印象を覚えた事はなかったんですけどねぇ。

むしろ、スッと耳に残りやすい素敵な曲を作る方だと認識していたんですが。

月9は過去にも「音量が大きい」などと

音響に関してツッコまれた作品があったので(スタッフは全く別)、

上層部の意向なのか(?)どうかは気になりますね。

 

公式サイトには「謎をひもとく伏線は第1話から張られ最終話ですべて回収されるので、

映像、セリフ、表情すべてにご注目を!」と記載されているので、初回はイマイチでも、

最終回はきっと、あれやこれやが華麗に回収されて、衝撃の展開になるんでしょう。

でも、ラストに至るまでの過程が惹きつけられるものになっていなければ、

最終回まで興味は続かないと思います。

 

唯一、時計を使ったED映像は洒落てましたが、次回への引きも弱かったですしね…。

個人的には、今年のクリスマスが月曜日なので、その日に後日談を交えた特別編でも

放送されるんじゃないか?って事も気になっているんですけど、

現時点では最後まで見るつもりでも、このままだと3ヶ月間付き合えるかどうかが心配です。

感想は…来週から始まる月10次第では、もしかしたら初回のみになるかも……?

 

 

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パリピ孔明 2話 感想|ライバルのケアまでしちゃう。超孔明じゃん!

 

 

うん。やっぱり、「信じる」が物語の根底で描かれている所が、

私が本作を好んで見られる一番の理由ですね。

集客のためにあれこれ準備を整えては、最終的には英子(上白石萌歌)の歌声を「信じる」。

ライバルのケアもする事で、音楽を盛り上げていく仲間としてお互いを高め合い、

戦のない天下泰平の世界を音楽業界が作ってくれると「信じる」。

 

実は、ボーカル・RYO(森崎ウィン)の喉の状態については、

序盤で聞いた「MID DAY」の音域が高めだった事から

もしかして調子が悪いのかな?というのは何となく察せられましたし、

孔明向井理)が作っていたのも良薬で、RYOに渡そうとしていたのかな?とも

早い段階で分かってしまったんですが。

ライバルだからといって蹴落とさず、相手の悩みにも救いの手を差し伸べる孔明

まさしく「超孔明じゃん!by 小林」と言いたくなるほど寛大で、

優れた軍師と呼ばれるのも説得力を感じさせるんです。

まぁ、仮にそれが、利用させてもらったお詫びの印だったとしても、

メジャーデビューを目前に控えている事情を知っていて、その夢を叶えるため、

バンドが長続きするための手助けをしてあげよう…なんて考えは中々持てないでしょう。

天下泰平を目指す彼らしい行動で、さらに魅力的な主人公に映りました。

 

ただ、「信じる」に因んで、1つだけ気になる事もあります。

英子が大きな成果を成し遂げた際に感動する孔明の様子を、

もっと強調しても良いのかなぁとも思います。

これ…初回での、英子の歌を初めて聞いて衝撃を受けたシーンでもそうだったんですけど、

"軍師"としてサポートする孔明はある程度描けていても、

純粋な"ファン"として聞き入ってしまう孔明の描写は不足している気がするんですね。

英子の歌を多くの人々が絶対待ってくれていると彼は信じているし、

2人は歌手のたまごと、一人前の歌手になるべく育て上げる軍師の関係性。

だとしたら例えば、彼女の活躍をステージ裏で見て

「やはり、君なら期待に応えてくれると信じていた」と心の中で言っていそうな表情で頷く

カットが用意されているだとか、

彼女のパフォーマンスに見入っている様子をアップで撮ったりだとか。

そんなひと手間が加えられていたら、

2人の二人三脚や信頼関係もより強固なものに感じられるのかもしれません。

 

とは言え、初回の途中から見方のコツを掴めたお陰で、前回よりも楽しめました。

特に終盤の声変わりシーンはおかしくておかしくて(笑)

ボーカルまで声が変わったら曲も別物になっちゃうじゃん!ってツッコんじゃいましたし、

前回はアヴちゃんや菅原小春さんのパフォーマンスで湧かせた代わりに

今回では超有名声優をたった1シーンのために贅沢に起用していて。

何を盛り込んだらSNSでトレンド入りするか分かっているのはもちろん、

リアルタイムで見たくなるようなドラマになっているとも思います。

 

サマーソニアを略したら「サマソニ」になるのも面白かったですね。

あのスピーディな展開だと、最終回は紅白出場が決まったりするんでしょうか?

次回は少し横道に逸れて、SNS戦略のエピソードが描かれるみたいです。

 

 

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