悪魔の弁護人 御子柴礼司 –贖罪の奏鳴曲– 3話 感想|何か恨みでもありそうな桜葉さん。

 

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記者の桜葉あすみ(玄理)さん。

他に記事依頼されてる仕事がないのか?と思うくらい、

御子柴(要潤)に執着しているように見えますが…

親や兄弟が殺されたとか、かつて地位を奪われたとか、

なんか個人的な恨みがあるんですかねぇ。

でないと、関係を持つ稲見(勝野洋)まで探っているのが不思議でたまらなくて。

 

他にもツッコミどころといえば、

三者に稲見の弁護人の名前を警察が教えちゃって良いの?とか、

介護士が 刑事がよく使う警棒を何で持ってるんだとか

色々と出てくるんですけどね。

まぁ、後者はともかく、前者はそうしないと話が進まないのか。

ちなみに、稲見が花瓶で殴るシーン…

植物とセットで大根に見えてしょうがなかったです(笑)

 

構成としては、やはり2話分で1セット。

前編で調査をし要点をまとめてから、後編の法廷でアッと驚かせる。

後編に向けての前哨戦として見たら良いのだなぁと、コツを掴んだ感じでした。

 

どんな手を使ってでも、勝訴にこだわる御子柴。

そんな彼の前に、「はっきりとした殺意を持って殺しました」と言う

曲者・稲見が立ちはだかる…

 

このドラマ、勝訴に出来そうにない不利な状況が大きくなればなるほど

面白いドラマになる気がします。

じわじわとハマるタイプかも…。

 

 

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シャーロック 特別編 感想|守谷も獅子雄の真相もアントールドのままなのね…

 

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2時間、長かったなぁ(笑)

スピンオフ的な話を有料じゃなく、地上波で見せてくれるのはありがたいけど…

想像通りシューロック済の映像多めの、総集編の作りだっただけに、

途中から集中力を切らしてしまいました。

 

ジャーナリストの門司(木南晴夏)が過去の犯罪者と1人ずつ面会していく形で、

獅子雄(ディーン・フジオカ)とは何者なのか?といった背景を探る展開になっていたので、

ほとんど総集編じゃん…と思いつつ。

でも逆に、丁寧に振り返っていく事で、

最後にはいくつもの謎=ピースがはまっていくかのような衝撃の真実が待っているのかと

ほんの少しの期待をしてみましたが、

あのオチを見るに、結局は「別に全部見なくても良かったような?」と思えるほどの

曖昧な結末になっていた印象でした。

 

で、公式がうたっていた肝心の「獅子雄という男は一体何者なのか?」も、

守谷の真の正体もわからず仕舞い…。

長く感じたのは、守谷はまだか!と焦れったい気持ちになっていたのもありますが、

あの面会シーンで犯人が語る獅子雄の事が、どれも過去に本編で見てきた

視聴者でも分かる情報ばかりだったのもあるかもしれません。

本作サブタイトルの「アントールドストーリーズ」らしく、未公開映像を加えるなどして、

「当事者しか目撃していなかった獅子雄の"その後"」が見える脚本&演出にしたら、

特別編と銘打った事に意義があったと思います。

 

獅子雄の生い立ち、探偵になるまでの背景といった過去も語られないまま

3年後になりました!彼は実は生きてました!ってやられてもなぁ…

私としてはメリーもりあがりませんでした(泣)

 

番組表では月9枠の番組名が、最終回放送当日になっても「調整中」だったものが、

放送が終わってから特別編があるのを発表する形で

視聴者を喜ばせる事を優先して作らずに、

もっと時間をかけて、内容重視で作っていただきたいものです。

 

最後次第で作品自体の受け取り方も変わってくるのに。勿体ないな。

 

 

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死役所 最終回 感想|全然最終回の感じがしない。続編はいつ?

 

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シ村(松岡昌宏)達家族の回想シーンや、

「お客様は仏様ですから」のいつもの決め台詞で締める事など、

一応最終回っぽく見せてはいましたが…

全体的には物語が終わった感じはなく、

普通に今週も放送がありそうだと思わせられる最終回でした。

 

1人の死者の過去をじっくりと映し出すのが本作の大きな魅力だっただけに、

シ村のエピソードが意外にもメインではなく、イシ間(でんでん)の成仏のくだりも

満遍なく同時進行で描いてきたから、駆け足気味でちょっと消化不良…。

加護の会の蓮田(吹越満)達が結局どうなったのかは、

今までにも後日談を明かさない回があったのでまだ良いとして。

娘がなぜあの姿になっていたのか、幸子(安達祐実)がシ村の死刑判決を聞いて

どんな反応を見せたのかなどは一切描かれなかったので、

やはり、前半のミチル(黒島結菜)の詮索のくだりを削っていたら

もっと「描きたかった話」が存分に出せたのではないかなぁと思いました。

(正直、彼女がいなくなってからの方が見やすかったし…)

 

そんな訳で、せっかく本筋は面白いのに、構成のバランスが悪かったのが勿体無い…

という歯痒さを感じてしまったものの。

諸行無常に抗う事の出来ない人間の無力さ」「運命の前ではどうする事も出来ない苦さ」

といったメッセージ性は全ての話で一貫しており、

作り手が視聴者に何を訴えたいのか?は直に受け止める事の出来たものとして

印象に残る作品にはなりそうです。

 

最初はミタゾノに似ているな〜と思ったシ村のキャラクターも、

回を増すごとに、目や表情で「感情」「過去の自分」をチラつかせる演技が良く、

また今回なんかは、パパだった頃の人間味ある"市村"の姿も伝わり、

最終的には松岡昌宏さんの新境地でもあったんじゃないかと思います。

 

ニシ川(松本まりか)の過去の話や、ハヤシ(清原翔)の成仏のくだりを

やらなかったって事は、きっと続編があるって事ですよね。

 

原作はまだ続いているみたいなので、いつでもお待ちしています。

 

 

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グランメゾン東京 10話 感想|セミファイナルに相応しい怒涛の展開!

 

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セミファイナルとしては、王道だけど完璧過ぎる出来でした。

 

開始10分ほどで、まず京野(沢村一樹)が平古(玉森裕太)の才能を認めた上で

説得するシーンで視聴者の心を掴み、

それから、尾花(木村拓哉)がゴーストシェフとして受け入れるくだり、

相沢(及川光博)が肩を並べながら自身の想いを打ち明け、

倫子(鈴木京香)が尾花の代わりにリンダ(冨永愛)へ最後の言葉を伝える…

そんな「料理と仲間がいる事への誇りを持つ人々」が

それぞれの形で見せ場を作る展開が続きます。

 

しかし、これだけだと主人公の存在が薄くなり、「群像劇」という印象が

残ってしまいがちですが、前にも同じ事を書いたように、

脇役を引き立たせつつ主人公も魅せる…のが本作の強みです。

 

序盤でも言っていた「お前ごときが責任とるなんて、100年早ぇって言ってんだよ!」が、

自分がいると三つ星は取れないと悟った平古を仲間に迎い入れる言葉として、

「声ちいせぇ」も含めて回収してくる熱さ。

 

また、最後は尾花のお陰…で終わるのではなく、

平古に料理の心得を伝える形で説得する仲間達の流れになり、

彼が店に入る決心をした次のシーンで「出来たな。最高なチームが」と京野が尾花に告げる。

 

主題歌のかかるタイミング。

涙を溜めてその言葉を噛み締める尾花を映すカットを、長めにとった演出。

この2つから、尾花にとって、今の最高の仲間と環境を手に入れるまでに

どれだけ長い年月がかかったか…どれだけ苦労してきたか…などと、

彼の目線になって自然と想像させられてしまいました。

「大人のリブート物語」としても、的確で抜群なラストでした。

 

今まで上手く扱えなかったマグロ料理に挑戦したいと言う尾花。

料理への飽くなき挑戦はまだまだ続きます。

王道らしく三つ星は取るのでしょうが、

3年前から変われた彼がどんな料理を出すのか、楽しみでなりません。

 

準備は整いました。最終回、見守ります!

 

 

超余談ですが…黒い服をまとったリンダが

マ◯フィセントに見えてしまったのは、ここだけの話で(笑)

 

 

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おっさんずラブ -in the sky- 最終回 感想|やっとこさ報われる部長!って、え…?

 

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悪魔の手毬唄」を見ていたので、約15分遅刻で視聴を始めたら、

なぜか相撲対決&青春ごっこをしているおっさんず…(笑)

卓球にバッティングに相撲。今作は何かと試合をするのが好きですね。

(後から見逃した分をTVerで補完してもカオスだったw)

 

ありのままでいろ!もっと本音を出せ!と訴えているような黒澤機長(吉田鋼太郎)。

仲睦まじく時間を過ごしたら、今度はそれぞれが恋愛とじっくり向き合う…

おや?誰かとくっつく話ではなく、恋とはなんぞや?を考える話だったのかと思うと、

春田(田中圭)がノンケから急に目覚めるのも、成瀬(千葉雄大)の事が

いつの間にか好きになっていったのも、まぁアリなのかな…って、ならんわな。

まとめに入るのと心理描写はまた別。

 

それより、ここまで見てきて一番の「へ?」は、最後のシーンですよ。

春田が黒澤に向かって「好きになっても良いですか!」と告白する。

前回までの流れを考えるに、

これ…どのくらいの視聴者が予想してました?

いつ、黒澤機長の事を好きになったんですか?

成瀬への気持ちはどこに行ったんですかーーーー!!

前作を踏まえると、部長…もとい機長が三度目の正直で

やっと報われたって所なんでしょうけど、

盛り上げる為なら何でも良いや!っていう投げ捨て感が強くてさぁ…

最後まで見て損したと思ったのは私だけじゃないはず(苦笑)

シノさん(戸次重幸)からはるたんに乗り換える

成瀬とのオチにした方がまだ良かったですよ。

 

よくよく考えれば、ぶりっこなはるたんやカオスな人間模様は、

本作で過剰になっただけで、前作から根本的には変わってないんですよね。

じゃあ、前作がなぜあそこまで純愛物語としてヒットしたのかというと…

林遣都さんの人を切ない気持ちにさせる演技が上手過ぎたんです。

前半はコメディ寄りで、後半から徐々に切ない路線になったのを踏まえれば、

元々前作も「ラブ<コメディ」の作風にしたかったんでしょう。

それが、思わぬ形で人気に火がつき始めたから、

じゃあその流れに乗っかって路線変更しようかなぁと判断した…そう思っています。

 

で、その「切なさ」「胸キュン」の解釈を履き違えてしまったのが本作。

テレ朝も、刑事・医療のド定番ジャンル以外で久しぶりにヒット作が出たから、

しかもそれが深夜ドラマから…というのが嬉しくて堪らなかったんでしょうね。

1つの作品で人気を持続させたい気持ちは分かります。

しかしそれと同時に、言い方は悪くなってしまいますが、

人気を持続させるためには、心理描写の浅さやただ複雑で混乱させてるだけの

人間関係になったとしても、

「映画化」「続編」と銘打ってファンを繋ぎとめれば大儲け…という

安易な考えで作品を作ってしまうんだというのも、今回でよく分かりました。

 

今期は他にも続編モノはありましたが…

本作こそ、もう完結にしちゃって良いんじゃないですか?

おっさんずラブ」は、前作の記憶のままで終わりたかったです…

 

 

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悪魔の手毬唄 感想|今度は古谷一行さんに公開処刑される金田一。

 

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加藤シゲアキ金田一

前作よりは存在感はあったし、一応出番もある程度用意されてはいましたが…

それでもやっぱり薄過ぎる。

ファンの方には申し訳ないんですけど、

この方が金田一でなければならない理由がよく分からないんですよねぇ。

 

事務所の都合なのか、不潔なキャラクターの割には

80年代のアイドルみたいな髪型してますし、コートや帽子は相変わらず綺麗(苦笑)

まぁそこは大目に見るし、ジャニーズでも別に良いんですけど…

もっと適任な方がいると思うのですよ。

例えば、堂本剛さんは…「じっちゃんの名にかけて!」と被ってしまうのかw

森田剛さんなら独特な役だからハマりそうかも…とあげてみたものの、

ちょっと違うのかなぁ。

そう考えると、吾郎さんって本当にしっくり来たんだと改めて実感。

(そのシリーズも今までのも見た事はないんですけどね。)

 

今回は何と言っても、ベテラン勢と若手勢の

"魅せ方"の差が激し過ぎる事よ。

あ、「差」とは言ったけれど、

小瀧望さんの最後の自身の想いを訴えるシーンは良かったです。

あとはもう…寺島しのぶさん&有森也実さん&国生さゆりさんが一列に揃った時の

圧の強さにやられたし(この3人のキャスティングはナイス!)、

古谷一行さんは、1つ1つの発する言葉に重厚感があります。

 

古谷さんを金田一役にすれば良かったのに…と思ったんですが、

調べてみたら、以前やられていたみたいですね。

え?じゃあなんで新旧で共演させたん…?

約20年間なら多くの視聴者にも定着している訳で、

そんな方をお呼びしたら、最早公開処刑みたいなもんじゃなかろうか…?

 

他に存在感が強かったのは生瀬勝久さんでしたが、

金田一の性格が冷静で大人しい分、こっちはガンガン攻めてくるタイプなので

まるでこの刑事が主人公の別ドラマを見ているようでした(笑)

 

役者に関する事は、良かった所以外は普段あまり書かないようにしようと

心がけてはいるんですが、

気づけばここまでそればっかりの感想になってしまった(汗)

ので、内容に沿った感想を書くなら…

そうですね。10分刻みか!と思うくらい、CMの量が多かったですね。

おどろおどろしく見せたいのかも、昭和の時代背景もいまいち中途半端ですし…

前作でも感じた「サクサク進むなぁ」という印象は変わらず。

 

主演を変えて欲しいとは言わないからさ。

もし来年もやるなら、もっと演出を重視させた方が良いんじゃない?

 

 

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ミス・ジコチョー〜天才・天ノ教授の調査ファイル〜 最終回 感想|失敗を認める事の大切さ

 

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謎解きミステリーがメインの話があったり、医療が舞台の話があったりと、

後半になるにつれて「失敗学」と括れば何でもアリでしょ!といった話が続いたので、

このままネタ切れして終わっちゃうのかなぁ…と心配した時もありましたが。

前回も含め、最終章は初回で感じた「失敗は成功のもと」という原点に立ち返った

本作らしい締めになっていたんじゃないでしょうか。

 

真奈子(松雪泰子)が度々言ってきた「また同じ失敗を繰り返さないように」

つまりそれは、失敗を認めるためには、凝り固まったプライドやキャリアは一度捨てる

強い覚悟と柔軟性が必要とも捉えられます。

 

今回の大手自動車会社がリコール隠蔽を引き起こした原因も

「100年の"歴史"」「長年の信頼」にこだわり続けた所にあり、

この会社がもし中小企業であれば

失敗に対する向き合い方も大きく変わったのかもしれません。

 

「失敗したのを分かっていて隠蔽をする事は、ただの犯罪」

命に直接関わる仕事に就く人々には、特に肝に銘じて欲しい言葉でしたが、

素直にならないと次はないよ…という意味で自身もハッとさせられる部分がありました。

 

 

「失敗学」「事故調」なので、今回のような高齢者運転など、

実際に起こった身近なニュース&社会問題を絡めた話をもっと見たかった気はしますが、

(例えば今なら、保育士集団退職やいじめ、パワハラなど…)

真実を追求する主人公達の姿勢に全くブレがないのは良かったですし、

こちらは時々ではありましたが、大規模な実験シーンも楽しめました。

 

最初はノリが軽くて微妙かも…?と思っていた研究室の面々も、

イメージがいつの間にか変わるとまでは行かなくとも、

助手役の堀井新太さんと、真奈子の良き理解者役の須藤理彩さんは

最終的に存在感は残せていた印象です。

 

「失敗の隠蔽は犯罪」に加えて「最高傑作です!」と娘を褒める

南雲(余貴美子)博士にもスッキリ。

今思えば、失敗学に携わっている分、相手の良い所も改善すべき所も

よく見ているのが伝わる言葉選びのセンスが、本作の中で一番好きだったのかもなぁ。

 

最後のあのノリノリサンタ姿には、全て持ってかれた感じでしたけど(笑)

続編が作れそうなラストでしたね。またやる時が来るのかしら?

 

 

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探偵が早すぎる スペシャル 感想|笑いっぱなし!1時間が早すぎる。

 

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前後編共に、あっという間の1時間でした。

滝藤さんが楽しそうにしていると こっちも見ていて楽しくなるし、

もう1つの見所である広瀬アリスさん&水野美紀さんとの掛け合いも、

約1年の空白期間を全く感じさせません。

むしろ、連ドラの時よりも、息のぴったり具合や体の張ったギャグなど

色々とパワーアップしていたんじゃないでしょうか(笑)

 

前編は、倍返しネタや銀行前での変装アタック、あだ名の「もじゃ」など、

ついて行ける奴だけついて来い!!と言わんばかりの怒涛のハイテンションさを楽しむ。

後編は、トリック自体が「ゼロ 一攫千金ゲーム」のような感じがしたのと、

ショーで出されるその謎を見破っていくという展開続きで

若干グダッた気がしなくもないですが、またこれも、3人が伸び伸びされてたら

それで良いのかもな…と思い、満足に見終える事が出来ました。

 

特に笑わされたシーンは、仰向けになった体制で

まるでGみたいに動き回る千曲川滝藤賢一)さんと、

マジックショーの助手役がいつの間にか橋田(水野美紀)になっていた事が判明した時の、

腕と胸をピーン!と張るポーズを、何の意味もなく繰り返し行っていた所でした(笑)

 

あれ?個人的に怪しいイメージだった茶之介(矢野聖人)は

結局何でもなかったのか?と思いましたが、Hulu要員だったんですねぇ。

読売テレビ制作のドラマにもHuluと癒着させようとする、最近の日テレ。

いやぁ、懲りないですね。意地でも入会はしませんけど(キッパリ)

視聴率で十分稼いでいるはずであろうに、そこまでしてお金稼ぎしたいか…

そのオリジナルストーリーもちょっと面白そうなだけに、

なんだ…お金取られるんか…と知った時のガックリ感ったらないw

 


ドクターX 〜外科医・大門未知子〜(2019) 最終回 感想|ニコラスって結局何しに来たんだ?

 

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本作自体が時代劇路線を貫く作品なので、

大門(米倉涼子)が失敗したように見せかけて

実は先の事まで考えた手術をピアニスト少年に施していた件も、

最終的にはチームが集結してニコラス(市村正親)の命を救う件も

想定内ではあったのですが…

潮(ユースケ・サンタマリア)とAIが一緒に協力に乗り出してきたシーンは

ちょっと良かったなって思えました。

 

4話で潮がAIのその他の診断結果を見逃した時は、いや、医者としてどうなのよ…と

ツッコンだりもしたもんですが、逆にここまでダメダメに描いた事が

かえって潮の成長っぷりを実感出来たのかもしれない、なんて(笑)

 

まぁ、そうですね。総括するとするならば…(え、もう…w)

やっぱり、新キャラも設定も上手く活かせてませんでしたよね。

「コストカッター」として動くニコラスも、

序盤であれほど匂わせていた病院の改革も、

ブラックバスだか何だかの計画も、今思えば全ておじゃん。

気づけば、これらの要素無しでも特に支障のない、

まるで初期のシリーズでやっていそうな展開が続いていた印象でした。

(というか、むしろニコラス達が絡まない話の方がまだ面白かったような…)

今回でのニコラスの病気→手術だって、最終回が近づいてどうしようもなくなって

ええい!病気持ちの設定にしちゃえ!という若干投げやりな感じがプンプンします。

 

蛭間(西田敏行)の急なキャラ変も。

「あの小僧…」とか言って、アウトレイジ化しちゃうしさ。

元々は悪い思考の持ち主のキャラクターだったのが、ニコラスという敵対する相手が

やってきた事によって抑え目になったのかは分かりませんが、

最終回でこんなズル賢い院長にするんだったら、

最初から彼を登場させなくても良かった気がしました(笑)

 

医療のプロフェッショナルが大門であるように、

改革のプロフェッショナルのニコラスを見たかったですし、

「私、失敗しないので。」という言葉にも日和らず

対等に張り合えるくらいの存在であって欲しかったです。

 

で、今までのシリーズ未視聴の私が本作を初めて見た理由としては、

視聴率平均20%台の作品とはどんなもんなのか…

最近では続編が出来てつまらなくなる一方で、本作は6まで続くんだから、

よっぽど押さえ所はしっかりしていて面白いんだろうな…というのを

確かめるためだったのですが。

個人的には、最後まで「なぜシーズン6まで続くほど視聴者から熱い支持を得ているのか」

はよく分からないまま見終えた結果となりました。

 

なので、もし来年も続編をやるとしたら、見るかどうかは今は不明なのですが…

おじさん達4人が大門の所の紹介所で 本当に雇われる事になったら、

それはそれで見てみたい気がしなくもないような…(笑)

 

 

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同期のサクラ 最終回 感想|何も響かない最終回。どうしてこうなった?

 

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※前々回と前回に引き続き、今回の感想もネガティブ寄りになっているので、

感動したという方は読まない事をオススメします。

 

終わった…。お疲れ様…。

7話まで好意的に見ていた頃を思えば、今期で一番裏切られた感が強い作品でしたわ。

 

8話と9話の同期達が、サクラ(高畑充希)に対して

あまりにも無惨で情のない描かれ方をしていて、

不快感の残った状態での最終回の流れだったからさ…

どんなにハッピーエンドであろうが、感動する事はないだろうなと思って

「とりあえずここまで見たから一応最後も見ますか…」くらいの視聴意欲で見届けた訳さ。

 

で、結局、風呂敷を広げては綺麗にまとめ過ぎた展開なのもあり、

何も心に響かないままスーッと流れるように見終えた最終回でした。

 

鍋をすっぽかされる事があっても、集団で囲まれて理想像押し付けられても、

仲間仲間を強調出来るサクラが逆に恐ろしかった。

前半は、黒川(椎名桔平)が何か企んでいて彼女を騙そうとしているんじゃないかと

視聴者を誘導させる描写の仕方でしたが、

私には、サクラの出世に嫉妬し、築いてきた地位=力で引きずり降ろそうとする同期達が

友情搾取で「同期は最高」とマインドコントロールする形で

騙しているようにしか見えませんでした。

仲間は力となった。今の私があるのは仲間のおかげだ。

本当にそう思ってるのかな?

 

だいたい、本当にかけがえのない同期だったら、

みにくいアヒルの子が、白鳥になった途端本性を表した」

という例えなんてする訳がありません。

普通の生活していたら、そんな心ない言葉は思いつくのでしょうか。

 

サクラに黒川が肩入れしていた理由が「娘と似ていた」もなぁ…

その割には「この業界で2度と働かせない事も出来る」なんて

パワハラまがいの事を言うから説得力も持てないし…。

なんだかんだで、期待していたらしい上司よりも、支えてきたらしい同期よりも、

サクラにしっかり向き合っていたのはすみれ(相武紗季)さんだけなんじゃないですかね。

4人じゃなくて、この人が同期なら良かったのにな。

そうしたら、最終回でのサクラの想いの受け取り方も

かなり違っていたかもしれないです。

  

サクラには絶対に、今の同期達よりも最高の仲間を見つけて欲しいし、

同期達ももうサクラの事はほっといて欲しい。

 

話自体はモヤッとしたけど…高畑充希さんをはじめとした

役者さん方の熱演がまだ救いだったのかな。

 

 

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