今回は少し予想のしやすいお話でしたね。
序盤の工場調査のシーンで、手を入念に洗う社員を意味深な表情で見る
真奈子(松雪泰子)のカットと社長交代の話があったので、
それらは真相解明のヒントとして提示してるんだろうな〜と思ったら…
やっぱり、という感じ。
子供たちが普段何気なく触るものが原因で…など、
追求の過程にもう一捻り欲しかった気がします。
食品を取り扱う職業なのに素手なのも不思議だし、
そもそも衛生管理をする者ならばある程度の菌に関する知識は頭に入っているだろうに、
失敗学の専門家を呼ばないと分からない事なのか?とも、
今回のあらゆる要素には疑問に思いました。
あと、食中毒を取り扱ってるから夏の設定にしたのでしょうが、
長袖と紅葉の景色の画面にセミの鳴き声という組み合わせ…w
まぁ、ツッコミはここまでにしておきまして。
「この失敗をあなたの宝物にして下さい。」
前回同様、お涙頂戴ではない、基本的にサバッとした主人公は好きで。
サバっとしてるだけでなく、その言動にも 失敗してしまった人々に対する
ほんの優しさと思いやりが感じられるのが、好感の持てるキャラクターなんですよねぇ…
失敗学に携わっている人は、多分相手の気持ちに寄り添えるのかもしれない。
それは、お母さんも一緒。
工場長も周りからは特に見向きもされないものの、堅実に仕事をしていた努力が
真奈子によって報われた結末になっていたのも良かったです。
事件の発端はコストカッター社長という事で…
昨日のAI医療ドラマもそうでしたが、
「安易にコストカットするとろくな事がない」も失敗学リストに加えた方が良いんじゃない?
↓次回の感想はこちら↓
↓前回の感想はこちら↓