2019年12月一覧

2019年 秋ドラマ 総括|変人だらけのクールも、明暗分かれる結果に

 

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どうも、りんころです。

毎度おなじみ、今期見た秋ドラマ20作品のランキング付けです。

年間ランキングもあるし、今年もあと1日で終わっちゃうので…

ざっくりと発表していきます!(と言いつつやっぱり長くなる ←最早定期かもしれない)

 

ちなみに、視聴前に付けた期待度ランキングはこんな感じ↓

1位 シャーロック(フジ・月9)

2位 時効警察はじめました(テレ朝・金11)

3位 死役所(テレ東・水深夜)

4位 ミス・ジコチョー 〜天才・天ノ教授の調査ファイル〜(NHK総合・金10)

5位 まだ結婚できない男(フジ・火9)

あらら、TOP5の中にどれも入っていない…(ちなみに最高順位は7位)

期待していた作品がそこまで…で、逆に、思った以上に面白い!という作品が

自分の中では多かったみたいです。

 

ここから下は、あくまでも個人的なランキングです!!

下に行くほど褒めるだけでないコメントも出てきます。

(そして、全部のランキング付けと振り返りをしただけあって、

ボリューム大な記事となってます。お時間のある方にオススメ。)

ではでは…

 

 

2019年 秋ドラマ ランキング

 

視聴した20作品の順位を発表していきます。

※上から
順位 タイトル(放送局・曜日・時間)視聴前期待度(最大:★5つ)
という構成になっております。

感想記事のリンクも貼ってあるので、詳しい内容を見たい!という方は、よろしければ。

 

1位 最優秀作品賞

G線上のあなたと私(TBS・火曜22時)★★★

 

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恋愛を取り扱ったドラマといえば、若者受けを狙った胸キュン優先のラブコメや、

昔の月9かのようなトレンディ感の残る、言わば既視感のある設定の作品ばかりの昨今で、

本作は新たな可能性を提示してくれました。

 

偶然ライバルに出会う展開、手繋ぎ、壁ドンなど、

確かに「ザ・恋愛要素」は盛り込まれていたものの。

それでもこの世界の登場人物が愛しい、応援したいと思えたのは、

嫉妬、刺激、挫折…といった日常で誰しもが経験するであろう出来事をベースとし、

そこから恋愛に発展するかもしれない…という絡め方が

丁寧だったからだと考えています。

 

ドラマや本に終わりはあっても、

自身が生きて行く上で差し掛かるターニングポイントに終わりはない。

しかし、どんなに辛い事が待っていたとしても

「好き」という気持ちでい続ければ前に進める。

 

そんな人生の荒波を、クスッとさせられる会話劇も交えながら

優しく、温かく描いてくれた作品でした。

見終わった後に勇気づけられる作品に出会えた事、本当に嬉しく思います。

 

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2位 優秀作品賞

俺の話は長い(日本テレビ・土曜22時)★★★

 

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題材がホームドラマである事、30分×2本構成という斬新な試みから、

最初は「令和版サザエさん」のような作りになっていくのかな?と思いましたが。

その予想を飛び越え、昔ながらの懐かしい下町的世界観に

現代家族の世相の反映という対比が効いた、妙な味わい深さが残る作品でした。

 

1位の「G線上」と同じく、こちらも会話劇が心地良く、

1つ1つの台詞にツッコみきれないくらい、たくさん笑わせられました。

しかし、年齢や経験を重ねれば重ねるほど、どの登場人物の目線になって見てしまうか?

どんな風にその人の想いを受け取るのか?が世代ごとに異なってくる訳で、

笑わせられつつも実は考えさせられる…という意味では、

小さい子供から大人まで、老若男女が楽しめる土曜の夜には

最適過ぎるコンセプトだったんじゃないでしょうか。

 

満が生田斗真さんじゃなかったら、春海が清原果耶さんじゃなかったら、

綾子が小池栄子さんじゃなかったら…本作の面白さもかなり違っていた事でしょう。

自然体な演技で魅せる、実力派俳優・女優によるやり取りの上手さも光りました。

スペシャルでも良いから、また同じキャストでお会いしたいです。

 

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3位 作品賞

少年寅次郎(NHK総合・土曜21時)★★★

  

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男はつらいよ」シリーズは、名前を知っているだけで全く見た事はなかったので、

そんな私でも楽しめるのかなぁ…?というほんの不安を抱えたまま見始めましたが、

「家族愛」を描く1本の作品として成立していると思わせられる程の

満足感を味わう事が出来ました。

 

本作の最大の功績はやはり、寅次郎を演じた藤原颯音くんと井上優吏くんの

配役の上手さにあり、

この2人でなければ、寅次郎の目線に立って感情移入してしまう事も

少なかったかもしれません。

プロの役者という訳ではなく、子供らしいあどけなさが残っている所が

逆にリアルに感じられて良かったですし、

そこに慈悲に満ちた聖母のような井上真央さんの佇まいが

見事にマッチングした作品となりました。

 

ドラマチックな演出で魅せる作品、

SNSや詐欺など現代に沿った社会派作品などが増えている分、

本作の、学校の廊下に立たされる、げんこつ、といった昭和らしさ全開の世界観には

新鮮さが感じられた気がします。

何気ない日常でもクスッとさせられる温かさ。どこかニクめない車屋の人々。

岡田惠和さんが得意とする作風の真骨頂が発揮された一品でした。

 

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4位

おいしい給食(テレビ神奈川 他・木曜23時)(-)

 

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こちらは感想は全然書いていませんでしたが、最終回まで楽しく視聴しました。

 

「ROOKIES」でのヤンキーな役で市原隼人さんを知った私にとっては、

本作での甘利田先生はある意味衝撃的な出会いでした(笑)

(次点は、「明日の君がもっと好き」での三味線ファイヤーな主人公w)

給食の歴史について心の中で熱弁したり、表情豊かに味わったり、

校歌を歌う時にノリノリで腕を振ったりする役をやられるなんて誰が想像していた事か。

もうね、甘利田先生のシュールな動きを見ているだけでお腹痛いのに、

毎回自分の発案した斜め上の食べ方を見せつける神野くんの賢さが

また面白過ぎるんですよねぇ…

 

しかし、ただ笑って終われるコメディという訳ではなく、

「日常の根幹は食にあり」というメッセージも込められていました。

当たり前に出される給食=食事でも、コミュニケーションを生み出す存在として

それが如何に価値のあるものであったかを

(しかも、大人になって懐かしみながら見るから尚更)、

給食をこよなく愛する二人が関係を築いていく過程を通して考えさせられ、

見終わった後は思わず感謝したくなってしまう余韻もありました。

 

学園ドラマのジャンルで「給食」という学校生活ならではのイベントに特化した

アプローチの仕方も革新的で、

地上波では真似出来ない、視聴率に囚われない地方局制作だからこその

自由さが活きた作品として、記憶に残りそうです。

 

 

5位

グランメゾン東京(TBS・日曜21時)★★★

 

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「A LIFE」「BG」と、豪華なキャストを揃えただけの

主人公上げ周り下げの作風が顕著な印象があったキムタクドラマでしたが、

本作は良い意味で裏切られました。

 

どん底から這い上がるため、仲間を集めて夢を叶えるまでのサクセスストーリーは

日曜劇場では王道中の王道。

引き抜きや裏切り、分かりやすい悪役の存在など、

シナリオや設定自体は従来の池井戸班の作品と特に変わり映えはなく、

それだけなら「またいつもの暑苦しい流れか」とお腹いっぱいになりそうなものを。

そこに木村拓哉さんの強みである「画面の引きつけ力」を適度なタイミングで絡ませ、

最終的に両者のいいとこ取りをした、

食べ合わせの良い作品に仕上がっていたのがお見事でした。

 

木村拓哉さんを、あえて脇役を引き立たせるサポート役に徹底させた事。

ヒロイン役に、柔らかでありつつも芯の通った佇まいをも併せ持つ鈴木京香さん、

影のまとめ役を演じさせるには安定感のある沢村一樹さんのキャスティングなど、

プロデューサーの企画力が勝った作品だったと思います。

 

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6位

リカ(フジテレビ・土曜23時40分)★★★

 

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もう平常心では高岡早紀さんを見られないほどの、

怪演!怪演!!怪演!!!のオンパレードで視聴者を圧倒しまくった作品でした。

 

正直言うと、第一部の方が遥かに衝撃度は高かったものの、

それでも最後まで満足出来たのは、主人公の過去を1話分使って共感を煽らず、

翻弄されていく登場人物と共に「怖い」というイメージを持たせ続けた

エンターテインメント的作りで徹底させていたからかもしれません。

 

「28歳のリカです」「チッ」「…死ねばいい」 から始まり、

ハーバリウムターミネーターリカや自作クソコラ家族写真など

数々の名台詞や名シーンを残してくれました。

 

その中でも、個人的にツボに入った自作クソコラ家族写真の画像を

最後に貼らせていただきます。

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もしこれがオリジナルだったら、考えた人がセンスあり過ぎですよねぇ(笑)

 

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7位

死役所(テレビ東京・水曜24時12分)★★★★

 

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前半でミチルの詮索パートと死者の1話完結パートを同時進行させてしまったが為に、

後者の手厚い「人間ドラマ」の物語を堪能出来る機会が十分になかった事、

そして、最終回ではそれが響き、書きたい内容を書き切れてないと察せられる程の

構成力の弱さが、何とも残り惜しい作品ではありました。

 

しかし、ドラマチックに死者とその家族を会わせる感動展開は一切排除し、

エピソード自体は死に関する壮絶な過去を取り扱いながらも、

あくまでも「死は案外呆気なく訪れてくる」を貫き通した

淡々とした作りにとても好感が持てました。

 

ミチル自体は死役所の人々を引っ掻き回す存在だったので、

あまり好きにはなれませんでしたが、

彼女のように「しょうもない理由」で若い内から命を絶ってしまった人も

多くいるんじゃないかとも思わされます。

 

様々な「死の形」を覗かせてもらった作品。

近いうちに、続編でまたお会いしたいです。

 

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8位

時効警察はじめました(テレビ朝日・金曜23時15分)★★★★

 

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予習しようと思っていた前シリーズは残念ながらほとんど見きれなかったものの、

今シリーズ単体で考えれば、脚本家それぞれの独自性は残しつつも

神秘的な世界観にはブレがなかった点、

そして深夜にしては凝っているミステリー要素も含めて

割と完成度は高い作品だったんじゃないかと思います。

熱狂的なファンがいるのもよく分かる。

 

向井理さんや松重豊さん、山崎賢人さんや中島美嘉など

ゲストは深夜ドラマには勿体無いくらい豪華でしたが、

ただゲストの演技で魅せるだけでなく、

肩の力を抜いて笑わされる時効警察課でのやり取り、シュールな小ネタやトリックなど

全方位で充実した1時間を過ごす事が出来ました。

 

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9位

孤独のグルメ Season8(テレビ東京・金曜24時12分)★★★

 

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前シリーズから視聴し始めた本作。

前と比べると、店を決めるまでの流れが早かったり、食べる量が若干減っていたりと

変化が感じられたように思いましたが、

その代わり、街並みや店の内観を引きの画面でじっくりと見せてくれる演出が増え、

進化した「孤独のグルメ」として形を残せたんじゃないでしょうか。

 

個人的に一番行ってみたいと思えたお店は、

4話での大きなパンケーキのお店と、9話のインドカレーのお店。

9話に関しては、実はチラッと映った「なぜそばにラー油を…」という店は

かつて行った事があり、まさか隣にあんなに美味しそうなカレー屋があるとは…と

良い情報を得た気分でした(笑)

 

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10位

まだ結婚できない男(フジテレビ・火曜21時)★★★★

 

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正直言っちゃうと、桑野さんのキャラクターが面白くてこの順位です(キッパリ)

 

13年ぶりというブランクを全く感じさせない阿部寛さんの曲者っぷりの演技が素晴らしく、

それだけ笑わせられるシーンも多くて、

全体的には1時間があっという間に感じた作品ではありましたが。

内容の方は、前作の女性陣のキャラクターをそのまま配置換えした

所謂「二番煎じ」感は否めず、

一応現代らしく「セカンドステージ」「結婚観の違い」を取り入れてはみたものの、

結局同窓会的ノリで打ち消されて、

今の時代にわざわざ続編として作られるべき作品であったのか?は

中途半端なまま終わってしまったのが残念でした。

 

前作が名作だと、続編を作るハードルもかなり高くなり、

余程の脚本力がないと「前の方が面白かった」と言われる事も多くなります。

本作は、まさにその典型的な例を見た作品でした。

 

せめて隣人は、今期の某水10のような新婚夫婦とかに変更して、

恋愛に全く絡まない一息つかせる立場にしてみても良かったんじゃないでしょうか。

 

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以下は、ちょっとだけ簡単に。

10位まで見られれば良い!ノミネート賞の方を見たい!という方は、

こちらを押すと「超個人的なノミネート賞」のページに飛びます。

 

 

11位

生田家の朝(日本テレビ・月〜金曜7時50分頃)★★★

 

てっきり全20話だと思い込んでいたので、途中からガラッと「緑山家の朝」に

変わってしまったのには寂しさがありましたが、

プロデューサーも狙っていたように、ZIP!と繋がっていたオチや

生田家の生活をテレビで見る夫婦…など、所々に施されるサプライズは面白く、

マンネリを感じさせない作りにしようという意気込みは確かに感じられた作品でした。

 

前シリーズなら「出来事」、

今シリーズなら「モノ・コト」に特化させた印象のある本作ですが、

エピソード自体も前作に負けず劣らず、ツッコミながら楽しく見られました。

来年また続編をやるとしたら、違う季節での生田家の日常を見てみたいです。

 

 

12位

緑山家の朝(日本テレビ・月〜金曜7時50分頃)(-) 

 

こちらは「生田家の朝」よりもシュールさに磨きがかかっていて、

ああ、なんかバカリズムさんらしい作品だなぁという印象を持ちました。

 

生田家と違って二人暮らし(夫婦だけ)なので、職業はサラッと紹介していたものの

二人が今どんな日常を過ごしているのか?はあまり見えてこない感じではありましたが、

これはこれで「近所の家をチラッと見る」くらいの感覚で

アリなんじゃないかなぁと思います。

 

 

13位

ひとりキャンプで食って寝る(テレビ東京・金曜24時52分)★★★

 

ひとりと言いながら毎回誰かとの出会いはあるし、

食べたい物があっても結局は食べられないまま終わったりもする。

思うようには行かない日々だけど、その「思うようには」の中には

案外心が救われる出来事があったりもする…

キャンプを通してそんな「人生そのもの」を映してみせた作品でした。

 

内容自体はドラマっぽくはなく、主人公が何かしている様子を

ただ淡々と見せる作りではありましたが、

この人の日常はこれからもこうやって続いて行くんだろうなぁ…と思わせられる

締め方も「らしい」感じで良かったです。

 

実験的な遊び心溢れる劇伴も、食べ物に火が通った時のカットも、

キャンパー同士で語り合っているのをじっくり映す映像も、どれもお気に入りでした。

 

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14位

ミス・ジコチョー 〜天才・天ノ教授の調査ファイル〜

NHK総合・金曜22時)★★★★

 

高齢者運転の回や団地付き合いの回、長時間労働の回など、

現代社会を用いたエピソードで考えさせられる時もありましたが、

全体的には「失敗学」の引き出しが少なかったのかな?という印象の残る

作品となってしまいました。

事件の結末自体もちょっと弱いのがちらほら見受けられたし…

 

「私、失敗しちゃった」と言う主人公を演じる松雪泰子さんには愛着が持てましたが、

個人的に期待していたほどハマる事はなかったのは、

実証をするシーンでの研究員の軽さや、テレビ朝日ドラマのような雰囲気に既視感を覚え、

その2つが最後まで引っかかってしまった…というのがあるのかもしれません。

 

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15位

左ききのエレン(TBS・火曜25時28分)(-)

 

光一に近い年齢である事、同じような職業であるという事から、

彼の成長物語としては身につまされる部分もあり面白く見られましたが、

肝心のエレンの話は最後まで謎めいていた印象で、

個人的には、そちらにはあまり興味が持てないまま終わってしまいました。

 

営業マンの回も、9話辺りでの宣伝部長と会議で関わる回にも

グッと来るものがあったので、エレンを絡めず

広告代理店を舞台に、もがきながらも自分の居場所を確立させていく群像劇として

このドラマを見たかった気がします。

 

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16位

シャーロック(フジテレビ・月曜21時)★★★★

 

OPの見せ方がカッコイイ!飄々とした佇まいのおディーンさんがカッコイイ!

映像も劇伴もカッコイイ!と、そんなカッコイイ尽くしで見終えてしまった感じでした。

 

肝心の内容の方は、時々トリッキーな作りで楽しませてくれた回もあったものの、

ミステリーの醍醐味である「そこにヒントが隠されていたのか!」という驚きも、

ディーンさん×太田Pのタッグが共通点の「モンテ・クリスト伯」「レ・ミゼラブル」で

見せた人間模様の深みも足りなかったのが残念です。

まぁ、原作が有名な小説なので、トリックも捻りが効いていて

Wで見応えのある作品になるんじゃないかという先入観を持ってしまった

部分もあるのかもしれませんが。

 

それでは、最後にご唱和下さい…

\結局守谷は誰やねん!/

 

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17位

同期のサクラ(日本テレビ・水曜22時)★★★

 

変わった主人公が仲間に喝を入れる展開、そしてファンタジーな世界観は、

遊川和彦さんが以前手がけた「ハケン占い師アタル」と同じフォーマットではあったものの。

本作の方は説教臭さが感じられないし、居場所を確立していく若者の物語として

応援したい気持ちにもさせられるなぁ…と好感を持って見ていたのですが…

1週空いてから、どうして同期達があんなに鬼畜になってしまったのか…(泣)

それだけが残念でなりませんでした。

うつ病を抱えている人には見せちゃダメ、絶対。

 

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18位

ドクターX 〜外科医・大門未知子〜(テレビ朝日・木曜21時)★★★

 

毎回ナレーションで「どこの医局にも属さないフリーランス」と

大門の事を紹介していましたが、

ただ東帝大病院に雇われているバイトにしか見えないのは気のせいでしょうか(汗)

 

初回で病院の改革をするほど、「この人、只者じゃないな」という感じを

新キャラのニコラスから匂わせていた割には、最終的には何もなかったかのように

チームで彼を手術して解決!で綺麗にまとめるのもなんだかなぁ〜。

キャストにお金かけて、変に力まなくても良かったんじゃない? 

 

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19位

おっさんずラブ -in the sky-(テレビ朝日・土曜23時15分)★★★

 

テレ朝がヒット作の続編を作ったら、こんな感じになるのね…という例を

見せられた作品でした。

 

色々モヤっとする所はあったけれど、極め付けは春田×黒澤機長のオチ。

二次創作物を漁ったり、映画に何回も足を運んだりするほどの熱狂的ファンでは

全然なかった私でも、最終まで見てきてガッカリさせられるくらいですから、

好んで見ていた方にとってはどう映ったんでしょうね。

 

恋愛描写すら雑に扱うんだったら、また続編をやろうなんて考えないで下さい…。

 

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20位

モトカレマニア(フジテレビ・木曜22時)★

 

ズレている所はあっても弾けようとしているのは伝わって、

2話までは好意的に見ていたんですがね…

あーあ、最初からこんなシリアスで散漫とした話だったらもっと早く切っていたのに、

なんで完走しちゃったんだろうと後悔する作品も随分久しぶりです(苦笑)

 

視聴率を見るに、もう打ち切りだと断定しますけど、

打ち切りになったからって保守的に走ろうとしてしまっては、

視聴者もスタッフもどちらも得はしませんよ。本当に。

 

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リタイアしたドラマ…

 

ハル 〜総合商社の女〜(テレビ東京・月曜22時)★★ 

 

3話まで視聴。家庭パートを増やす事で、

従来の再建物語と差別化しようと意図したのかもしれませんが、

別に不仲でもないのに何で離婚したんだろう?何で夫に子供の事を紹介しないんだろう?

というのが一々引っかかり、

「総合商社の女」よりも「よく分からない女」といった印象に(笑)

まぁ、仕事パートも前作と同じく、主人公の腕が不明瞭&アッサリ結末で

大して面白味がなかったんですけどね…。

 

 

4分間のマリーゴールド(TBS・金曜22時)★★ 

 

2話まで視聴。うーん…どうにも綺麗事なストーリーが引っかかって…

のめり込む事が出来ず「もう良いかな」と思って止めてしまいました。

映画だったら、もっと違っていたのかな。

 

 

ニッポンノワール –刑事Yの反乱–

日本テレビ・日曜22時30分)★★★ 

 

1話のみ視聴。最終回の数分だけチラッと見てみましたが、なんだそれ…ってなもんで。

未練残さずスッパリ止めてしまって正解だったと実感しました(笑)

机ドンドン、銃バンバン、警察達がギャーギャー…

あんなノリを日曜の夜に毎週見るとなると、きついですって。

 

                                           

超個人的なノミネート賞

 

主演男優賞 阿部寛(まだ結婚できない男 

13年ぶりというブランクを全く感じさせない、"桑野信介"という人物の日常が

画面の外でもそのまま続いていたんじゃないかと思わせられる程の

演技を見せてくださいました。

高身長で彫りが深い顔の造形だからこそ、得体の知れない感じが出てくるし、

その分実は人想いだったというギャップも大きい。

この役は阿部寛さんしか考えられません!片方の口角が上がった笑い方もツボでした。

 

 

主演女優賞 波瑠(G線上のあなたと私) /高岡早紀(リカ)

今までの出演作品はどれも、どことなくインテリ系で冷めた感じ…という印象が残る

役が多かった波瑠さんですが、

本作で初めて「感情」「ありのままの自分」を見せる役を演じ、

上手く脱皮出来たんじゃないかと思わされました。

メガネに涙を溜めて、会話の答えになってないような

グシャグシャな気持ちをぶつけるシーンは、今でも忘れられません。/

高岡早紀さんの方も、「こんな役がハマるんだ!」という新たな収穫を得られました。

ターミネーターリカなど体を張った演技も良かったですが、

周りの人々よりも瞬きの回数を減らす事で「異質感」を漂わせているような

些細な表情作りには女優魂を見せつけられ、感服させられました。

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助演男優賞 中川大志(G線上のあなたと私)

社会人の一歩手前の大学生だからこその、

しっかりしつつもまだ未熟さの残っているような年頃を

自然体に演じられていたと思います。

 

 

助演女優賞 清原果耶(俺の話は長い)/松下由樹(G線上のあなたと私)

「透明なゆりかご」から目を付けていた女優さんで、今回でやっとの受賞。

役の年頃に合わせた繊細でナイーブな佇まいを演じさせたら安定感があります。

ラジオで自分の投稿が読まれた時の落ち着きのない動き、ソワソワした手が好きでした。/

個人的に、松下由樹さんと言えば「ナースのお仕事」「朝はパン♪」の

イメージがありましたが、それらと肩を並べるくらいの存在感を残していたと思います。

也映子と理人を包み込んでくれるお母さんのような大らかさもあれば、

現実に打ちのめされそうになる弱さも見え隠れし、時に視聴者代表としてハッチャける…

様々な表情を堪能しました。楽しかったです。

 

 

新人賞 藤原颯音、井上優吏(少年寅次郎)

若かりし頃の寅さんだ!凄いな〜!という見た目の抜群さだけでなく、

「寅さんのモノマネしてる」とは感じさせない、子供ならではのあどけなさ、繊細さも

しっかり残した演技が良かったです。

  

 

主題歌賞 関ジャニ∞「友よ」(俺の話は長い)

人生賛歌として、背中を押してくれるような心強い曲に聴こえる時もあれば、

どこか哀愁の漂う切ない曲に聴こえる時もある…そんな2つの顔を見せてくれる曲は

最近のドラマの主題歌としてはかなり新鮮味がありました。

メンバー1人1人の魂の叫びが響き渡る名曲。

友よ (通常盤)

友よ (通常盤)

  • アーティスト:関ジャニ∞
  • 出版社/メーカー: インフィニティ・レコーズ
  • 発売日: 2019/11/27
  • メディア: CD
 

  

 

OP/ED映像賞 シャーロック OP

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(他の2つに合わせるため、「レストレード」の画像は反転させました)

画面に文字をペンで書くだけ…ではあるんですが、

それを美形のディーンさんにやらせるという発想をしたのがもう天才。

書いている姿をアップでまじまじと見られる…ああカッコイイ。

流れる曲もインスト的で世界観を邪魔しない感じも、またカッコイイ。

上の「ワトソン」「レストレード」のようにフェイントを効かせたり、

「メリー盛り上がりMas!」というサプライズ性も盛り込んだりと、

遊び心がある所も好みでした。

 

 

脚本賞 金子茂樹「俺の話は長い」

子供が自立してしまった親世代、未成年の子供を持つ親世代、学生世代、

挫折を味わった社会人世代など、それぞれの世代の心境を全て分かっているんじゃないかと

思わせられる登場人物の描写もさる事ながら。

重く真面目な作風にはせず、コメディの中にほんの真意もあるんだよ…という

落とし込み方をした脚本がお見事でした。

ギャグも日常のやり取りから生まれるものとして徹底していて、

「アイス食べたでしょ」「食べてない」誰もが経験したであろうこんな何気ない会話でも、

無理なく1本の話として成立させてしまう程の引き出しの多さにも驚かされました。

 

 

演出賞 塚原あゆ子山室大輔、青山貴洋「グランメゾン東京」

調理シーンでの、タイムラプスのような躍動感ある演出が好きでした。

料理を映すとなると「美味しそう」と思うものが多いですが、

本作はフランス料理という日本人には物珍しい所を活かし、

艶のある質感、鮮やかな色合いなどにフォーカスを当て、

1つの「芸術品」として魅力を引き立たせたカメラワークにも新鮮さを覚えました。

 

 

劇伴賞 菅野祐悟「シャーロック」 

これは完全に私の好みで、当時大好きだった「刑事ゆがみ」の劇伴に通ずるものが

あるなぁ…と感じられたため、ノミネートさせていただきました。

やはり、ミステリアスな世界観に合わせた曲を作られるのは

お得意なのかもしれませんね。

 

 

特別賞 タツオとおもち(まだ結婚できない男

今期1番の癒し枠でした♥ いつまでもお幸せに…

 

 

今期の振り返り…

 

今期はとにかく、「私、失敗しないので」で知名度のある木9の大門先生を筆頭に、

月9の獅子雄、火9の桑野さん、水10のサクラ、水深夜のシ村さん、

金10の真奈子さん、 金11の霧山さん、土10の満、土11の28歳リカ などなど、

変わり者が主人公の作品が結構揃っていた印象でした。

 

しかし、残念ながら、それら全てが満足に見終える事が出来たとは限らず、

最終的には作品自体の出来不出来の差が大きく開いてしまったのも確かです。

その原因としてはやはり「役者の演技、キャラに頼った話作り」にあるのかもしれません。

(ただし「リカ」は主人公の動きをメインに楽しむ作品なので、

私が今書きたい事とはズレてしまいますが。これは例外として捉えてください。)

 

視聴者を引き寄せるために主人公に個性を見出すのは良い事ですが、

それは結局の所「第一印象」にしかなりません。(ゲストの配役も然り。)

当たり前ですが、興味を持って引き続き見てくれるかどうかは

「充実した内容」「話の作り込み」が重要になってきます。

今期は勿論面白い作品はあったものの、

駆け足気味で中途半端な最終回が多発した事を踏まえると、

その2つが十分に伴っていない作品の方が多かったように思いました。

 

けれども、変わった主人公が共通点でありながらも、ジャンルも作風も重複する所はなく、

それぞれで独自のカラーを出していたのは良かったです。

 

 

*** 

 

以上、秋ドラマの総括でした。

来期も素敵な作品との出会いがあればな〜と思います。

 

閲覧ありがとうございました!

 

えっと、年間ランキングの件ですが…今年もあと1日なので

年内には多分終わらないと思います。いや、無理だと思ってください(笑)

なるべく早く上げたい気持ちではいます〜〜!

 


グランメゾン東京 最終回 感想|日曜劇場「gaku」も見たい!

 

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良くも悪くも、上手くまとめてみせた…感ある最終回でした。

 

ボロボロになったgakuに丹後(尾上菊之助)がやって来たら急に活気を取り戻す展開、

最終回にして江藤(手塚とおる)が良い人化、

萌絵(吉谷彩子)と美優(朝倉あき)による告白大会、リンダ(冨永愛)への説得と、

トントン拍子で1つずつ解決していく印象でしたし。

あれだけ引っ張っていた3年前の事件は、

結局、真相をニュースの形で伝えられる事は出来たのか?どうなったんだ?と

モヤモヤする部分もありましたが…

これからも冒険しようと輝き続ける二人のラストを見て、

まぁ、終わり良ければ全て良しかな?と少し納得できる内容だったと思います。

でも…gakuにも3つ星取らせて、一緒に壇上に並ぶ姿も見てみたかったなぁ…

3つ星落選から数ヶ月、彼らは進化を続けていた…所から始まる

新日曜劇場「gaku」がスタートしても良いのよ?(笑)

 

 

放送開始前は、またいつものキャストが豪華な、そして王様キャラな

「ザ・キムタクドラマ」になるんだろうと思い、そこまで期待していませんでしたが、

最後まで見てきて率直に言うなら、「木村さんの扱い方をよく知ってるな」と感じられる

作品になっていたんじゃないでしょうか。

 

本人自身が「キムタク」という愛称を付けられる程スターなので、

前面に押し出すと我が強い作風になってしまう所をあえて活かし、

本作では基本的にはサポーターに回りつつも、

仲間を引き止めるなどして「この人にしか出来ない事」をビシッと決める時は決める、

塩梅の効いたキャラクターになっていたのが良かったです。

主人公がメインの回がなくても、

縁の下の力持ちとして、存在感はキッチリ出すという作りの上手さも光りました。

 

涙を浮かべる演技にも心揺さぶられるものが大きかったですし、

今まで見てきた出演作品の中では初めて人間臭さが感じられ、

木村拓哉という俳優が一番魅力的に映った作品でもあった気がします。

 

新境地を見せた所で、来年のSPドラマ「教場」も

ちょっと期待してみたいと思わされました。面白いと良いな。

 

 

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悪魔の弁護人 御子柴礼司 –贖罪の奏鳴曲– 4話 感想|ベッキーに論破される教官。

 

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私、前回の感想で「2話分で1セット」「前編は前哨戦として見れば良いんだ」

なんて分かったような事書いちゃいましたが、第2章は3話分使うらしいですね(笑)

1時間持たせられる程の内容なのか…はたまた、途中から別の案件に変わるのか…

どちらにせよ、来年に持ち越さず、年内に解決して欲しかったかなぁ。

 

今回の内容の方は…御子柴(要潤)の過去、稲見(勝野洋)との関係を

ガッツリ描いてきたので、今までよりも更に重みのある話だった気がします。

そう考えるとやっぱり、あの甘い声の主題歌じゃなければ

(見た事ないけど)WOWOWドラマにはぴったりだったんじゃないですかね。

 

「贖罪の奏鳴曲」を映像化してみせたような少年院時代の回想。

そこまで重要視されないシーンだったものの、

雷也が口の悪い教官に対して暴行した話を聞き

「何もなくいきなりとは変ですね」と返した稲見の姿を見て、

本当に父として少年達を信じてるんだな…

だから御子柴が助けたいと強く思ったんだろうな…という説得力が感じられました。

 

厳格で徹底した指導、そして、ルームメイトの雷也の死によって

今の彼が出来上がったのがよく伝わりました。

どちらも、自分と向き合うきっかけをくれた人。この上なく意味のある出会いでした。

しかし、稲見さん…謝罪もするな!はちとズレてるような…(汗)

 

謝っても故人が戻ってくる訳じゃない、その代わり死ぬまで償う権利がある

という想いがあって言ったのは理解出来ますが、

これに関しては、日下部(ベッキー)の言葉「人は間違いを犯したら謝罪をするもの」が

最も的確で最も正論だと思うのです。

稲見の妻・恭子(赤座美代子)がたまたま優しかっただけで、

もっと早くに、そして何年もかけて謝罪をし続ける事で、

ようやく被害者側も考えが変わり始める…というケースの方が多いかもしれないから。

 

相変わらず執念深い記者、防犯カメラがなさそうなセキュリティ甘々な少年院、

緊急避難で罪を軽くするには無理がある事件、

御子柴の良き理解者になるのが早過ぎな日下部など、色々ツッコミどころはあるんですが…

前回同様に、ベッキーさんにメタ的な台詞を言わせる

チャレンジングな配役、嫌いじゃないです(笑)

 

 

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2020年 冬ドラマ 視聴リスト&期待度

 

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1/18:「病室で念仏を唱えないでください」最新話をUPしました。

 

こんにちは、りんころです!

視聴予定の1月期のドラマを紹介して行こうと思います。

 

↓ の横の文字をクリックすると、そのページに飛べる仕組みになってます。

〜目次〜

2020年 冬ドラマ 視聴リスト&期待度

 1話は必ず視聴&感想を書くであろう全19作品の視聴リストです。

 作品概要やスタッフ情報も掲載しております。

番外編

 1クールで終わらない作品と地方局&BS作品の視聴リストです。

 また、ここで取り上げているものは感想を書かない可能性大です。

視聴未定なドラマ

 記事作成段階で、視聴しようか考え中のリストです。

まとめ

 冬ドラマの視聴リストだけを見たい方は、

 上の「まとめ」を押すことをお勧めします。

 

それでは、参りましょう〜。

 

                   

2020年 冬ドラマ 視聴リスト&期待度

 

視聴予定の19作品と期待度を発表していきます。

※上から
タイトル/初回放送日/放送局/時間/視聴前期待度(最大:★5つ)
作品概要/コメント/主な出演者/スタッフ(脚本、演出etc)/
という構成になっております。

 

月曜日

         

絶対零度〜未然犯罪潜入捜査〜

(1/6・フジテレビ・月曜21時)★★★

 

月9復活の嚆矢(こうし)となったドラマが帰って来る! 冒頭から謎が謎を呼ぶ、全く予想のつかないストーリー展開はもちろん、アクションシーンを含め前作をはるかに凌駕する圧倒的なスケールでお送りする。

 

絶対零度シリーズ」の元祖主演である上戸彩さんは、今作には出演されないとの事。

なら、完全に別物のタイトルにすれば良いのになぁと思うんですが…

主人公・井沢の境界線の危うい佇まい、

苦くて切ない結末と主題歌の親和性が良かった点など、

前作はそれなりに魅力的な部分はありました。

 

なので、上戸彩さんの出演がなくなった事で、

絶対零度」というブランドに引っ張られない、

ミハンシステムを活かし、より独自性を追求した刑事ドラマになる事を期待します。

 

出演:沢村一樹横山裕、本田翼 他

脚本:浜田秀哉(「絶対零度 シリーズ」「ナオミとカナコ」「ボイス」)

演出:石川淳一(「リーガルハイ シリーズ」「海月姫」「ストロベリーナイト・サーガ」)

   品田俊介(「ナオミとカナコ」「隣の家族は青く見える」「ルパンの娘」)

音楽:横山克 (「リバース」「わろてんか」「ホリデイラブ」「刑事ゼロ」)

プロデュース:永井麗子(「絶対零度〜未然犯罪潜入捜査〜」「キャリア」)

       関本純一(作品不明)

企画:稲葉直人(「絶対零度〜未然犯罪潜入捜査〜」「ルパンの娘」)

主題歌:「」

公式サイト:https://www.fujitv.co.jp/zettaireido/index.html

 

 

病院の治しかた〜ドクター有原の挑戦〜

(1/20・テレビ東京・月曜22時)★★★

 

スピードスケート選手・小平奈緒が今も所属する相澤病院が、かつて多額の借金を抱え倒産危機から奇跡の復活を遂げた“実話”をベースにした物語。医療ドラマの持つヒューマンな面白さに、更に経営再建というビジネスものの面白さを加えた、全く新しい作品をお届けする。

  

作品が増えて行くごとに、当初好きだったほろ苦さや誠実さ、

エンタメ性からは徐々にかけ離れて、最近は人情頼りの再建物語が多い傾向にあるこの枠。

本作もまたあらすじを読むに、再建物語っぽいのですが…

脚本家が山本むつみさんである点、医療ドラマ要素を絡める事で

既視感ある話から脱却出来るかという点に注目して、とりあえず初回を見てみます。

 

出演:小泉孝太郎高嶋政伸小西真奈美浅田美代子中村雅俊

脚本:山本むつみ(「ゲゲゲの女房」「コウノドリ(2015)」「小吉の女房」)

監督:宮脇亮(「最高の離婚」「心がポキッとね」「花にけだもの」)

   清弘誠(「渡る世間は鬼ばかり シリーズ」「昭和元禄落語心中」)

音楽:羽毛田丈史(「とんび」「天皇の料理番」「パーフェクトワールド ※映画」)

チーフプロデューサー :浅野太 (「バイプレイヤーズ シリーズ」「ハル」)

プロデューサー:稲田秀樹(「リーガル・ハイ シリーズ」「ハル」)

        松本拓 (「銀と金」「フリンジマン」「きのう何食べた?」)

        志村彰 (「しあわせの記憶」「Wの悲劇(2019)」※共にSP)

        木村綾乃(「恋がヘタでも生きてます」「花にけだもの」)

主題歌:久保田利伸「LIFE」

公式サイト:https://www.tv-tokyo.co.jp/byouinnonaoshikata/

 

 

火曜日

     

10の秘密(1/14・フジテレビ・火曜21時)★★★

 

シングルファザーである主人公の娘が、ある日誘拐されてしまう所から物語が始まる。 娘を探すにつれて、元妻の秘密を知るばかりか、なんでも話せる関係だと思っていた娘にする秘密がある事を知ってしまう…そんな”秘密”が次々と暴かれていくサスペンス。

 

「嘘の戦争」スタッフなので、面白さとスリルはそれなりに確保されているでしょう。

サスペンスには持ってこい(だと思っている)

仲間由紀恵さん、仲里依紗さん、渡部篤郎さんのキャスティングに

向井理さんという組み合わせで、どんな化学反応が生まれるかが楽しみです。

 

出演:向井理仲間由紀恵仲里依紗渡部篤郎

脚本:後藤法子(「嘘の戦争」「チア☆ダン」「イノセント・デイズ」)

演出:宝来忠昭(「こえ恋」「嘘の戦争」「セミオトコ」)

   中西正成(作品不明)

音楽:林ゆうき(「緊急取調室 シリーズ」「嘘の戦争」「ミラー・ツインズ」)

   橘麻美 (「フラジャイル」「嘘の戦争」「あなたの番です」)

 

プロデューサー:河西秀幸(「ON」「嘘の戦争」「パーフェクトワールド」)

演出・プロデューサー:三宅喜重(「僕のヤバイ妻」「嘘の戦争」「まだ結婚できない男」)

主題歌:「」

公式サイト:https://www.ktv.jp/10himitsu/index.html

 

         

恋はつづくよどこまでも(1/14・TBS・火曜22時)★★

 

女性を中心に圧倒的な支持を得ている、大人気コミックがドラマ化。“勇者”と“魔王”の黄金カップル誕生!?主人公を思わず応援したくなる胸キュン♡ラブストーリー。

 

前作「G線上のあなたと私」が、せっかく恋愛を取り扱ったドラマに

新たな可能性を示してくれたのに…また目先の胸キュンラブコメに戻りそうですね。

「理想と現実のギャップ」「超ドS」とか如何にもな少女漫画の設定ですが、

楽しめるのかなぁ…。

 

出演:上白石萌音佐藤健

脚本:金子ありさ(「花燃ゆ」「FINAL CUT」「中学聖日記」「東京独身男子」)

演出:田中健太 (「下町ロケット シリーズ」「陸王」「集団左遷!!」)

音楽:(「」「」「」)

チーフプロデューサー :磯山晶(「ごめんね青春!」「G線上のあなたと私」)

プロデューサー:宮﨑真佐子(「逃げるは恥だが役に立つ」「大恋愛」)

        松本明子 (「今日から俺は!!」「3年A組」「警視庁ゼロ係4」)

主題歌:「」

原作 :円城寺マキ『恋はつづくよどこまでも』

公式サイト:https://www.tbs.co.jp/koitsudu_tbs/

 

 

水曜日

         

知らなくていいコト(1/8・日本テレビ・水曜22時)★★★

 

「あなたのお父さんはハリウッドスターよ」母の残した謎の言葉は、私の人生を大きく狂わせた…週刊誌記者の主人公が立ち向かう、お仕事系ヒューマンドラマ。

  

吉高由里子さんとこの枠の相性はあんまり合わないイメージがあり、

また「私頑張ってる」推しのキラキラお仕事ドラマなのかなぁ…とも思うんですが、

脚本家が大石静さんなのでちょっと期待はしてみたいです。

でも、週刊誌記者として働く主人公、母の死、父がハリウッドスターと、

色々と設定が多いみたいなので、風呂敷を上手く畳めるのかは心配です…。

 

出演:吉高由里子柄本佑重岡大毅

脚本:大石静 (「家売るオンナ シリーズ」「トットちゃん!」「大恋愛」)

演出:狩山俊輔(「生田家の朝 シリーズ」「ど根性ガエル」「俺のスカート、どこ行った?」)

   塚本連平(「お迎えデス。」「記憶捜査」「時効警察はじめました」)他

音楽:(「」「」「」)

チーフプロデューサー :西憲彦 (「地味にスゴイ!」「家売るオンナの逆襲」「同期のサクラ」)

プロデューサー:小田玲奈(「生田家の朝 シリーズ」「家売るオンナ シリーズ」)

        久保田充(「齋藤さん シリーズ」「家売るオンナの逆襲」「ボイス」)

        大塚英治(「Woman」「お迎えデス。」「獣になれない私たち」)

主題歌:flumpool「素晴らしき嘘」

公式サイト:https://www.ntv.co.jp/shiranakuteiikoto/

 

       

僕はどこから(1/8・テレビ東京・水曜24時12分)★★★

 

文章を書き写す事で他人の思考をコピーできる能力を持つ青年&エリートヤクザの新バディが誕生。“若さ故に抱える苦悩”や“揺るぎない友情”を真正面から描く、青春異能クライムサスペンス。

 

前作「死役所」が面白かったので、本作もこの調子で…!と思っています。

某弁護士ドラマに続いて、また特殊な能力を持つ青年役を演じる中島裕翔くん(笑)

 

出演:中島裕翔、間宮祥太朗上白石萌歌

脚本:高橋泉 (「わにとかげぎす」「坂道のアポロン ※映画」「ひとよ ※映画」)

監督:瀧悠輔 (「名刺ゲーム」「インベスターZ」「わたし旦那をシェアしてた」)

   熊坂出 (「わにとかげぎす」「僕はまだ君を愛さないことができる」)

   大内隆弘(「三匹のおっさん シリーズ」「健康で文化的な最低限度の生活」)

音楽:(「」「」「」)

チーフプロデューサー :山鹿達也(「特命刑事カクホの女 シリーズ」「死役所」)

プロデューサー:戸石紀子(「フジコ」「代償」「ミス・シャーロック」「ハル」)

        北川俊樹(「銀と金」「あまんじゃく ※SP」「執事2」)

        川西巧久(作品不明)

協力プロデューサー  :都志修平(作品不明)

主題歌:Hey! Say! JUMP「I am」

原作 :市川マサ『僕はどこから』

公式サイト:https://www.tv-tokyo.co.jp/bokudoko/

 

 

木曜日

     

ケイジとケンジ 所轄と地検の24時

(1/16・テレビ朝日・木曜21時)★★★

 

”元体育教師の刑事”と”頭でっかちの超エリート検事”がタッグを組み、港町・横浜を舞台に人間くささ全開で大暴れ! 所轄と地検の24時を、サスペンスとユーモアで痛快に描く。

 

凸凹バディモノはここ何年かで増えてきてますから、

従来の類似作品と差別化出来るかどうかに注目ですね。

 

出演:桐谷健太東出昌大

脚本:福田靖 (「DOCTORS シリーズ」「先に生まれただけの僕」「まんぷく」)

演出:本橋圭太(「緊急取調室 シリーズ」「黒革の手帖」「TWO WEEKS」)

   及川拓郎(「刑事7人 シリーズ」「ユニバーサル広告社」「刑事ゼロ」)

音楽:(「」「」「」)

チーフプロデューサー :黒田徹也(「あなたには渡さない」「ハケン占い師アタル」)

プロデューサー:服部宣之 (「未解決の女」「やすらぎの道〜刻」「セミオトコ」)

        飯田サヤカ(作品不明)

        菊池誠  (「民王」「未解決の女」「東京独身男子」)

        松野千鶴子(「おっさんずラブ シリーズ」「DOCTORS シリーズ」)

        岡美鶴  (「黒革の手帖」「未解決の女」「東京独身男子」)

主題歌:宮本浩次「ハレルヤ」

公式サイト:https://www.tv-asahi.co.jp/keijitokenji/#/?category=drama

 

       

アライブ がん専門医のカルテ(1/9・フジテレビ・木曜22時)★★★

 

2人の女医が、自らの痛みと秘密を抱えながら人生を生き抜く、最新のメディカル・ヒューマンドラマが始動!内科の中でも腫瘍内科というがんに特化した診療科を舞台に、今の医療現場に最も求められているがんのスペシャリストたちの戦いと苦悩を描く。

 

こっちは女医のバディモノ。そして、今期は医療を扱ったドラマが多い中で

これが一番オーソドックスになるのかな?

「腫瘍内科」に着目したのは興味深いですが、去年の脚本家の作品を見てからだと

不安しかないので…ほどほどに初回を待ちます。

 

出演:松下奈緒木村佳乃

脚本:倉光泰子(「ラヴソング」「刑事ゆがみ」「スキャンダル専門弁護士QUEEN」)

演出:高野舞 (「昼顔」「セシルのもくろみ」「モンテ・クリスト伯」)

音楽 :眞鍋昭大(「明日の約束」「モンテ・クリスト伯」「ミス・ジコチョー」)

プロデュース:太田大(「モンテ・クリスト伯」「レ・ミゼラブル ※SP」「シャーロック」)

       有賀聡(「カンナさーん!」「初めて恋をした日に読む話」)

主題歌:「」

公式サイト:https://www.fujitv.co.jp/alive/

 

 

ランチ合コン探偵〜恋とグルメと謎解きと〜

(1/9・日本テレビ・木曜23時59分)★★★

 

ランチタイムに”女性の好き”が詰まったおいしい組み合わせ!合コン × グルメ × 謎解きを1時間にギュッと短縮した、新感覚のミステリードラマをお届けする。

 

発表された時、ショートカットの山本美月さん見たさに

見てみようかなぁと思ってしまいました。←単純(笑)

しかし、ざっとあらすじを読んでみる限り、

ミステリーでは王道の殺人事件や凶悪犯罪が絡んで来ない所に興味を持ちました。

程良くゆるく、かつ程良く考えられる、深夜にぴったりなタイプの作品になる気がします。

 

出演:山本美月トリンドル玲奈瀬戸利樹木村祐一

脚本:阿相クミコ(「ワカコ酒 シリーズ」「居酒屋ぼったくり」「後妻業」)他

監督:菊川誠(「警視庁いきもの係」「人生が楽しくなる幸せの法則」「リカ」)他

音楽 :仲西匡(「人生が楽しくなる幸せの法則」「まだ結婚できない男」)

チーフプロデューサー :前西和成(「探偵が早すぎる」「ラブリラン」「チート」)

プロデューサー:沼田賢治(「リピート」「人生が楽しくなる幸せの法則」)

        斎木綾乃(作品不明)

        森安彩 (「心がポキッとね」「人生が楽しくなる幸せの法則」)

        久松大地(「ラーメン大好き小泉さん シリーズ」「逃亡花」)

主題歌:「」

原作 :水生大海『ランチ探偵』『ランチ探偵 容疑者のレシピ』

公式サイト:https://www.ytv.co.jp/lunchtantei/

 

 

金曜日

 

ハムラアキラ〜世界で最も不運な探偵〜

(1/24・NHK総合・金曜22時)★★★

 

ミステリー作家・若竹七海が20年以上に渡って描いてきた「女探偵・葉村晶シリーズ」が初のテレビドラマ化。ミステリーは勿論、「世界で最も不運な探偵」と言われている主人公が、数々の事件と対峙する中で、 彼女自身の人生とも向き合っていく姿も描かれる。

 

「葉村晶シリーズ」を全く知らないので、

初回を見てみない事には面白そうかどうか分からないんですが…

世界観の作り込み次第で、シシドカフカさんの代表作にはなるのかも?

 

出演:シシド・カフカ

脚本:黒沢久子(「東京女子図鑑」「民衆の敵」「夫のちんぽが入らない」)

   木田紀生(「牙娘<GARO> シリーズ」「ワルボロ ※映画」)

演出:大橋守 (「お母さん、娘をやめていいですか?」「プラスティック・スマイル」)

   増田靜雄(「花子とアン」「64(ロクヨン)」「美女と男子」)

   中村周祐(作品不明)

音楽:菊池成孔(作品不明)

制作統括:三鬼一希(「べっぴんさん」「女子的生活」「だから私は推しました」)

主題歌:「」

原作 :若竹七海『ハムラアキラ〜世界で最も不運な探偵〜』

公式サイト:https://www.nhk.or.jp/drama/drama10/hamuraakira/

 

   

病室で念仏を唱えないでください(1/17・TBS・金曜22時)★★★

 

伊藤英明が12年ぶりのTBS連続ドラマ主演!僧侶でありながら救命救急医でもある異色の主人公・松本照円(まつもと・しょうえん)の奮闘を通して、「生きることとは、そして死ぬとは何か」を問う一話完結形式の医療ヒューマンドラマ。

  

乱立している医療ドラマの中では、これが一番奇抜な感じですね。

想像していた以上に真面目なテーマを掲げているので、コメディとシリアスがちぐはぐ、

あるいはシリアス寄りになって元々の主人公の設定を活かせない…といった

パターンになってしまう事も考えられますが、

TBSのドラマ(特にこの枠)は原作の世界観を大切に扱っているものが多いので、

楽しみな気持ちの方が大きいです。

 

出演:伊藤英明ムロツヨシ松本穂香中谷美紀

脚本:吉澤智子(「きみが心に棲みついた」「初めて恋をした日に読む話」)

演出:平野俊一(「MONSTERS」「あなたには帰る家がある」「インハンド」)

   岡本伸吾(「99.9 シリーズ」「チア☆ダン」「大恋愛」「インハンド」)

   泉正英 (「わにとかげぎす」)

音楽:(「」「」「」)

編成:渡瀬暁彦(「監獄のお姫さま ※演出」「メゾン・ド・ポリス」)

プロデューサー:峠田浩(「逃げるは恥だが役に立つ」「下町ロケット2」)

主題歌:三浦大知「I'm here」

原作 :こやす珠世『病室で念仏を唱えないでください』

公式サイト:https://www.tbs.co.jp/nembutsu_tbs/

  

 

女子高生の無駄づかい(1/24・テレビ朝日・金曜23時15分)★★

 

キラキラしていない…甘酸っぱい恋もない…。刹那的なきらめきに溢れた“青春”をただただ無駄に浪費する、女子高生=JKたちのハナクソみたいな日常を描く超挑戦的コメディーが、金曜の夜に爆誕

  

かつてアニメ化されたほど原作は人気らしいのですが、

個人的に苦手なテンション高めの作風になりそうなきらいもあるので、

あんまり期待はしていません。

そして、スタッフは一部しか関わっていないものの、

主演の方で「私のおじさん」の悪夢が再来しそうな気も…(汗)

(↑本人を苦手と言っている訳ではありません。)


出演:岡田結実恒松祐里中村ゆりか

脚本:田辺茂範(「表参道高校合唱部!」「トクサツガガガ」「インハンド」)

   矢島弘一(「あいの結婚相談所」「健康で文化的な最低限度の生活」)

   角田貴志(「大阪環状線 シリーズ」「ストリートワイズ・イン・ワンダーランド鬼伝説編 ※SP」)

   山田由梨(作品不明)

   安藤奎 (作品不明)

   玉田真也(「ちょい☆ドラ2017 ※SP」「のの湯」「JOKER×FACE」)

監督:山本大輔(「おっさんずラブ シリーズ」「民王」「オトナ高校」「サイン」)

   日暮謙 (「過保護のカホコ」「FINAL CUT」「ハケン占い師アタル」)

   中島良 (「サムライ・ロック ※映画」「人形佐七捕物帳」「兄友」)

   洞功二 (「デート」「カインとアベル」「ルパンの娘」)他

音楽:(「」「」「」)

ゼネラルプロデューサー:三輪祐見子(「おっさんずラブ シリーズ」「べしゃり暮らし」)

プロデューサー:貴島彩理 (「おっさんずラブ シリーズ」「私のおじさん」)

        本郷達也 (「健康で文化的な最低限度の生活」「セミオトコ」)

        布施等  (「越路吹雪物語」「私のおじさん」「セミオトコ」)

主題歌:「」

原作 :ビーノ『女子高生の無駄づかい』

公式サイト:https://www.tv-asahi.co.jp/jyoshimuda/#/?category=drama

 

 

コタキ兄弟と四苦八苦(1/10・テレビ東京・金曜24時12分)★★★★

 

脚本・野木亜紀子 × 監督・山下敦弘でお届けする、オリジナルドラマ。生きるのが下手な兄弟が、「レンタルおやじ」を通して孤独な依頼人たちと関わり、様々な無茶ぶりに“四苦八苦”しながらも、どうにか生きていく人間賛歌コメディ。

  

我が道を行く「ザ・テレ東深夜ドラマ」感ある

古舘寛治さん&滝藤賢一さんのW主演だけで既に面白そうですが、

どの作品もほぼハズレなしの野木亜紀子さん、

山田孝之のカンヌ映画祭」のモキュメンタリー演出が印象的だった

山下敦弘さんの組み合わせときたら、間違いナシに決まっているじゃないですか。

「人間賛歌」の話も好きなので、これは楽しみです。

 

出演:古舘寛治滝藤賢一

脚本:野木亜紀子(「空飛ぶ広報室」「逃げるは恥だが役に立つ」「アンナチュラル」)

監督:山下敦弘 (「深夜食堂 シリーズ」「山田孝之のカンヌ映画祭」)

音楽:玉舟&BIOMAN(作品不明)

チーフプロデューサー :阿部真士(「きのう何食べた?」「孤独のグルメ Season8」)

プロデューサー:濱谷晃一(「執事 西園寺の名推理 シリーズ」「フルーツ宅配便」)

        根岸洋之(「苦役列車」「味園ユニバース」「ハード・コア」※全て映画)

        平林勉 (「兄に愛されすぎて困ってます ※映画」)

        伊藤太一(「楳図かずお恐怖劇場」「エコエコアザラク」※共に映画)

OPテーマ:Creepy Nuts「オトナ」

公式サイト:https://www.tv-tokyo.co.jp/kotaki/

 

  

土曜日

 

心の傷を癒すということ(1/18・NHK総合・土曜21時)★★★

 

精神科医安克昌さんの実話がベースになった物語。阪神・淡路大震災から25年を迎える2020年に、人の心に寄り添い、心の絆を繊細に描くヒューマンドラマをお届けする。

 

最近だとドキュメンタリー×ドラマの「体感 首都直下地震ウイーク」が

記憶に新しいNHKですが、強みである調査力を活かして、

今度は阪神淡路大震災を実際に体験した方を描くドラマを作るようです。

全4話と短いですが、心に残る作品になると良いなぁと思ってます。

 

出演:柄本佑尾野真千子濱田岳

脚本:桑原亮子(「禁断の恋は満月に輝く」)

演出:安達もじり(「カーネーション」「花子とアン」「べっぴんさん」「まんぷく」)

   松岡一史 (「わろてんか スピンオフ『ラブ&マンザイ』※SP」「まんぷく」)

   中泉慧  (「わろてんか」「まんぷく」)

音楽:世武裕子 (「べっぴんさん」「羊と鋼の森 ※映画」「日々是好日 ※映画」)

制作統括:城谷厚司(「カーネーション」「みをつくし料理帖」「不惑スクラム」)

プロデューサー:京田光広(「その街の子ども」「あったまるユートピア」※共にSP)

        堀之内礼二郎(「ゲゲゲの女房」「花燃ゆ」「まんぷく」)

        橋本果奈(作品不明)

原案:安克昌(作品不明)

公式サイト:https://www.nhk.or.jp/drama/dodra/kokoro/

 

     

トップナイフ–天才脳外科医の条件–

(1/11・日本テレビ・土曜22時)★★★

 

コード・ブルー」「医龍」など、医療ドラマを牽引してきた脚本家・林宏司の新作が誕生!超一流の技術と誇りを持ちながらも、どこか不器用でいびつな医師たちによる苦悩・葛藤を描く、リアル・ドクターストーリー。

  

コード・ブルー」は大変面白かったですし、

本作もヒューマン寄りに描かれる事から期待は出来そうですが。

この枠でかつて作られてきたシリアス系作品の傾向を考えると、

ワンオペだったり、単独行動だったり、ガミガミうるさい主要キャラがいたりと、

リアリティから逸れた味付けにもされてしまいそうな感じはするので、

ほどほどに待つ事にします。

 

出演:天海祐希椎名桔平広瀬アリス

脚本:林宏司  (「コード・ブルー1,2」「医龍1〜3」「BOSS」「ドロ刑」)

演出:大塚恭司 (「プラトニック」「雨が降ると君は優しい」「高嶺の花」)

   佐久間紀佳(「火村英生の推理」「Missデビル」「あなたの番です」)

   茂山佳則 (「ゆとりですがなにか」「俺のスカート、どこ行った?」)

音楽:横山克  (「リバース」「わろてんか」「ホリデイラブ」「刑事ゼロ」)

   鈴木真人 (「まっしろ」「そして、誰もいなくなった」「花のち晴れ」)

チーフプロデューサー :池田健司 (「ドロ刑」「ボイス」「俺の話は長い」)

プロデューサー:鈴木亜紀乃(作品不明)

協力プロデューサー  :難波利昭 (「今からあなたを脅迫します」「3年A組」

        岡宅真由美(「レンタル救世主」「トドメの接吻」「Iターン」)

        白石香織 (作品不明)

主題歌:JUJU「STAYIN' ALIVE」

公式サイト:https://www.ntv.co.jp/topknife/

 

 

アリバイ崩し承ります(2/1・テレビ朝日・土曜23時15分)★★★

 

都心から遠く離れた街で祖父から受け継いだ時計店を切り盛りする若き店主・美谷時乃が、時計修理の傍ら、一回5000円で時計や事件に関わる“アリバイ崩しを承る”本格謎解きミステリー。

 

浜辺美波さんと安田顕さんの組み合わせだけで、見たくなってしまいますね。

あとは脚本次第かな?

 

出演:浜辺美波安田顕成田凌

脚本:いずみ吉絋(「仰げば尊し」「トドメの接吻」「集団左遷!!」)他

監督:河合勇人 (「ニセコイ ※映画」「全裸監督」「かぐや姫は告らせたい ※映画」)

   星野和成 (「僕らは奇跡でできている」「原島浩美がモノ申す!」)

音楽:(「」「」「」)

ゼネラルプロデューサー   :横地郁英(「ヒモメン」「時効警察はじめました」)

プロデューサー   :浜田壮瑛(「べしゃり暮らし」)

           山本喜彦(「僕の初恋をキミに捧ぐ」「時効警察はじめました」)

主題歌:(「」「」「」)

原作 :大山誠一郎『アリバイ崩し承ります』

公式サイト:https://www.tv-asahi.co.jp/alibi/#/?category=drama

 

     

悪魔の弁護人 御子柴礼司 -贖罪の奏鳴曲-

(12/7・フジテレビ・土曜23時40分)

kimama-freedays.ddns.net

 

 

パパがも一度恋をした(2/1・フジテレビ・土曜23時40分)★★★★

 

ある日、死んだママが、おっさんの姿で帰ってきた――。 最愛の妻を亡くし、絶望したパパが再び立ち上がるまでの世にも奇妙な愛の物語。 オトナが笑って泣ける、究極のヒューマンコメディーが開幕!

  

https://twitter.com/tsukajimuga/status/1207126427692191744 ←原文ツイート

塚地さんのツイート「本庄まなみさんが演じる奥さんが亡くなり、

おっさんの姿で生き返るのですが、そのおっさん奥さんが僕なのです。」を読んで

なんじゃそりゃ!?と思ってしまった事が、本作を見ようとしたきっかけです(笑)

設定自体も斬新で面白そうですが、ラブコメをベースに

好みである「家族の再生物語」も絡めてくるそうなので、そこも楽しみ。

 

出演:小澤征悦塚地武雅本上まなみ

脚本:田中眞一 (「警視庁いきもの係」「時効警察はじめました2,6,7話」)

   福島三郎 (「泣きたいときのクスリ ※映画」「スープカレー ※脚本協力」)

   山下すばる(「1ページの恋」「チート」)

演出:後藤庸介 (「美しき罠 〜残花繚乱〜」「ボイス 110緊急指令室」)

   六車俊治 (「クロヒョウ」「リトルパフォーマー 風の鼓動」「JK☆ROCK」※全て映画)

   酒見顕守 (「花にけだもの」「神ちゅーんず」「新聞記者 ※映画」)   

音楽:(「」「」「」)

企画:市野直親(「さくらの親子丼 シリーズ」「火の粉」「リカ」)

プロデューサー:河角直樹(「碧の海」「やすらぎの郷」「リカ」)

        松本圭右(「碧の海」「朝が来る」「悪魔の弁護人 御子柴礼司」)

        古林郁子(作品不明)

        高石明彦(「東野圭吾 手紙 ※SP」「チート」「新聞記者 ※映画」)

原作:阿部潤『パパがも一度恋をした』

公式サイト:https://www.tokai-tv.com/io/papakoi/

 

 

日曜日

 

テセウスの船(1/19・TBS・日曜21時)★★★★

 

警察官の父が起こした殺人事件の謎を追う青年・心が、ある日突然タイムスリップ!そこで驚愕の真実にぶちあたる。「俺の父親は、本当に犯人なのか…!?」家族の笑顔を取り戻すため、事件を食い止めて過去を変える事に挑む主人公による、奇跡の物語。

  

キャスティングにお金掛けましたねぇ…

その力の入りようは映像でも伝わりますし、内容もなんだか面白そう。

外見に負けない、壮大で見応えある作品になる事を期待します。

 

出演:竹内涼真榮倉奈々安藤政信貫地谷しほり

脚本:高橋麻紀(「アリスの棘」「結婚式の前日に」「いつかこの雨がやむ日まで」)

演出:石井康晴(「逃げるは恥だが役に立つ」「ごめん、愛してる」「花のち晴れ」)

   松木彩 (「わにとかげぎす」「花のち晴れ」「グッドワイフ」「Heaven?」)

   山室大輔(「ごめんね青春!」「天皇の料理番」「グランメゾン東京」)

プロデューサー:渡辺良介(「下剋上受験」「悪魔の弁護人 御子柴礼司」)

        八木亜未(「下剋上受験」「決してマネしないでください。」)

主題歌:「」

原作 :東元俊哉『テセウスの船』

公式サイト:https://www.tbs.co.jp/theseusnofune/

 

 

シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。

(1/12・日本テレビ・日曜22時30分)★★ ←リタイア

 

悪質なセクハラ・パワハラ、組織の不正に権力者への忖度…真相は結局グレーなまま闇に消えていく事が多い世の中の事件に、シロクロをつける最凶バディが誕生!アメコミのような痛快さと先の読めない謎が加速する、新時代のシニカルミステリー。

 

「グレーな事件」に着目した点で、今の時代だからこその作品にはなりそうですが、

公式が既に「考察班」というワードを使っている事と、

最近のこの枠は某ヒット作品に味をしめたのか

「真犯人が分かるまでの過剰な煽り演出」「考察させておいて結末は丸投げ」 傾向が

続いているので、もう期待はしていません。本音は星★1つです。

 

しかし、制作局が日本テレビから読売テレビになった事で、

何か風向きが変わると良いな…という僅かな期待を込めて、星★2つにしました。

(もう真相はhuluで!とかはやめておくれな…)

 

出演:横浜流星清野菜名

脚本:佐藤友治(「ラストコップ シリーズ」「ブラックスキャンダル」)

   蛭田直美(「ワイルド・ヒーローズ」「これは経費で落ちません!」)他

演出:遠藤光貴(「闇金ウシジマくん シリーズ」「トットちゃん!」「それぞれの断崖」)他

音楽:(「」「」「」)

チーフプロデューサー :岡本浩一(「ブラックスキャンダル」「向かいのバズる家族」)

プロデューサー:福田浩之(「婚活刑事」「ブラックスキャンダル」)

        馬場三輝(「るろうに剣心 ※映画」「真昼の悪魔」「限界団地」)

        千葉行利(「悪夢ちゃん」「僕らは奇跡でできている」)

共同プロデューサー  :池田健司(「ドロ刑」「イノセンス」「ボイス」「俺の話は長い」)

公式サイト:https://www.ytv.co.jp/shirokuro/

 

                        

番外編

 

麒麟がくる(1/19・NHK総合・日曜20時)★★★

 

若きころ、下剋上の代名詞・美濃の斎藤道三を主君として勇猛果敢に戦場をかけぬけ、その教えを胸に、やがて織田信長の盟友となり、多くの群雄と天下をめぐって争った智将・明智光秀。そんな謎めいた彼の前半生に光を当て、戦国の英傑たちの運命の行く末も描く。

 

西郷どん」「いだてん」と、2連チャンで完走出来なかったので

今回も最後まで見られるかどうかは分からないんですが(笑)

三度目の正直だと思って。佐々木蔵之介さんと滝藤賢一さん目当てで見ます!

 

出演:長谷川博己

脚本:池端俊策(「夏目漱石の妻」「鴨川食堂」「そろばん侍 風の市兵衛」)

演出:大原拓 (「軍師官兵衛」「とと姉ちゃん」「悦ちゃん」)

音楽:(「」「」「」)

制作統括:(「」「」「」)

公式サイト:https://www.nhk.or.jp/kirin/

 

                        

視聴未定なドラマ 

  

伝説のお母さん(2/1・NHK総合・土曜23時30分)

 

「いま最も攻めてる!」と話題のよるドラ・第5弾のテーマは、RPGの世界で子育て!? 待機児童にワンオペ育児…“無理ゲー”な問題山積みの子育てを“ファンタジーなのにリアル”に描く。

 

毎回の事ですが、土曜の深夜ドラマは3本も被っているので…

(しかも放送開始日がみんな2/1(汗))

1本はこちらのコーナーに回しちゃいました。

でも、設定は今の時代らしく攻めた内容で、面白そう…

 

出演:前田敦子

脚本:玉田真也(「ちょい☆ドラ2017 ※SP」「のの湯」「JOKER×FACE」)

   大池容子(「恋する血液型 シーズン2」)

演出:村橋直樹(「まれ」「おんな城主 直虎」「透明なゆりかご」「サギデカ」)

   畑尚能 (作品不明)

   二見大輔(「悦ちゃん」「半分、青い。」「なつぞら」)

音楽:(「」「」「」)

制作統括:松川博敬(「カーネーション」「ゾンビが来たから人生見つめ直した件」)

     篠原圭 (「水族館ガール」「腐女子、うっかりゲイに告る。」)

プロデューサー:上田明子(「この声をキミに」「腐女子、うっかりゲイに告る。」)

原作:かねもと『伝説のお母さん』

公式サイト:https://www.nhk.or.jp/dramatopics-blog/20000/414066.html

 

                                                                   

まとめ

 

以下、視聴予定の19作品です。

 

絶対零度〜未然犯罪潜入捜査〜(フジ・月9)

・病院の治しかた〜ドクター有原の挑戦〜(テレ東・月10)

・10の秘密(フジ・火9)

・恋はつづくよどこまでも(TBS・火10)

・知らなくていいコト(日テレ・水10)

・僕はどこから(テレ東・水深夜)

・ケイジとケンジ 所轄と地検の24時(テレ朝・木9)

・アライブ がん専門医のカルテ(フジ・木10)

・ランチ合コン探偵〜恋とグルメと謎解きと〜(日テレ・木深夜)

・ハムラアキラ〜世界で最も不運な探偵〜(NHK総合・金10)

・病室で念仏を唱えないでください(TBS・金10)

・女子高生の無駄づかい(テレ朝・金11)

・コタキ兄弟と四苦八苦(テレ東・金深夜)

・心の傷を癒やすということ(NHK総合・土9)

・トップナイフ−天才脳外科医の条件−(日テレ・土10)

・アリバイ崩し承ります(テレ朝・土11)

・パパがも一度恋をした(フジ・土11)

テセウスの船(TBS・日9)

・シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。(日テレ・日10)

 

 

期待度ランキングをTOP5で付けるならば…

1位 コタキ兄弟と四苦八苦(テレ東・金深夜)

2位 パパがも一度恋をした(フジ・土11)

3位 テセウスの船(TBS・日9)

4位 病室で念仏を唱えないでください(TBS・金10)

5位 アリバイ崩し承ります(テレ朝・土11)

 

 

今期のラインナップを見てみての第一印象は、

とにかく医療ドラマ(医療を舞台としたドラマ)が多いですねぇ。

テレ土10、TBS火10、金10(題材は違えど、ここは局内で被りましたね)、

テレ東月10、フジ木10…見事に分散した感じ。

まさか、去年の弁護士モノ3本を超えてしまうとは(笑)

 

あとは…刑事モノや推理モノ、ラブコメ、サスペンスが

程々にあるといった感じでしょうか。

2020年代の一発目のクールは、「定番」「王道」路線になりそうです。

…つまり、初回を見てみないと分からないなぁと思う作品ばかりだという事。

 

一時期見かけなくなった恋愛モノは、1クールに最低でも1作品あるくらいには

最近徐々に増えてきました。

しかし、若者受けを狙ったラブコメ、トレンディ感漂うストーリーと

まだまだ既視感のある作品が多いのが現状で、

この先視聴率を確保出来るかは、演者、演出、原作を選ぶ段階、全ての点において

どれくらい突き抜けられるかにかかっていると思います。

 

 

ではでは、個人的ヒット作が出て来れば良いなぁと願いつつ…

冬クールのドラマを楽しみに待ちましょう( ´∀`)

 


悪魔の弁護人 御子柴礼司 –贖罪の奏鳴曲– 3話 感想|何か恨みでもありそうな桜葉さん。

 

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記者の桜葉あすみ(玄理)さん。

他に記事依頼されてる仕事がないのか?と思うくらい、

御子柴(要潤)に執着しているように見えますが…

親や兄弟が殺されたとか、かつて地位を奪われたとか、

なんか個人的な恨みがあるんですかねぇ。

でないと、関係を持つ稲見(勝野洋)まで探っているのが不思議でたまらなくて。

 

他にもツッコミどころといえば、

三者に稲見の弁護人の名前を警察が教えちゃって良いの?とか、

介護士が 刑事がよく使う警棒を何で持ってるんだとか

色々と出てくるんですけどね。

まぁ、後者はともかく、前者はそうしないと話が進まないのか。

ちなみに、稲見が花瓶で殴るシーン…

植物とセットで大根に見えてしょうがなかったです(笑)

 

構成としては、やはり2話分で1セット。

前編で調査をし要点をまとめてから、後編の法廷でアッと驚かせる。

後編に向けての前哨戦として見たら良いのだなぁと、コツを掴んだ感じでした。

 

どんな手を使ってでも、勝訴にこだわる御子柴。

そんな彼の前に、「はっきりとした殺意を持って殺しました」と言う

曲者・稲見が立ちはだかる…

 

このドラマ、勝訴に出来そうにない不利な状況が大きくなればなるほど

面白いドラマになる気がします。

じわじわとハマるタイプかも…。

 

 

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シャーロック 特別編 感想|守谷も獅子雄の真相もアントールドのままなのね…

 

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2時間、長かったなぁ(笑)

スピンオフ的な話を有料じゃなく、地上波で見せてくれるのはありがたいけど…

想像通りシューロック済の映像多めの、総集編の作りだっただけに、

途中から集中力を切らしてしまいました。

 

ジャーナリストの門司(木南晴夏)が過去の犯罪者と1人ずつ面会していく形で、

獅子雄(ディーン・フジオカ)とは何者なのか?といった背景を探る展開になっていたので、

ほとんど総集編じゃん…と思いつつ。

でも逆に、丁寧に振り返っていく事で、

最後にはいくつもの謎=ピースがはまっていくかのような衝撃の真実が待っているのかと

ほんの少しの期待をしてみましたが、

あのオチを見るに、結局は「別に全部見なくても良かったような?」と思えるほどの

曖昧な結末になっていた印象でした。

 

で、公式がうたっていた肝心の「獅子雄という男は一体何者なのか?」も、

守谷の真の正体もわからず仕舞い…。

長く感じたのは、守谷はまだか!と焦れったい気持ちになっていたのもありますが、

あの面会シーンで犯人が語る獅子雄の事が、どれも過去に本編で見てきた

視聴者でも分かる情報ばかりだったのもあるかもしれません。

本作サブタイトルの「アントールドストーリーズ」らしく、未公開映像を加えるなどして、

「当事者しか目撃していなかった獅子雄の"その後"」が見える脚本&演出にしたら、

特別編と銘打った事に意義があったと思います。

 

獅子雄の生い立ち、探偵になるまでの背景といった過去も語られないまま

3年後になりました!彼は実は生きてました!ってやられてもなぁ…

私としてはメリーもりあがりませんでした(泣)

 

番組表では月9枠の番組名が、最終回放送当日になっても「調整中」だったものが、

放送が終わってから特別編があるのを発表する形で

視聴者を喜ばせる事を優先して作らずに、

もっと時間をかけて、内容重視で作っていただきたいものです。

 

最後次第で作品自体の受け取り方も変わってくるのに。勿体ないな。

 

 

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死役所 最終回 感想|全然最終回の感じがしない。続編はいつ?

 

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シ村(松岡昌宏)達家族の回想シーンや、

「お客様は仏様ですから」のいつもの決め台詞で締める事など、

一応最終回っぽく見せてはいましたが…

全体的には物語が終わった感じはなく、

普通に今週も放送がありそうだと思わせられる最終回でした。

 

1人の死者の過去をじっくりと映し出すのが本作の大きな魅力だっただけに、

シ村のエピソードが意外にもメインではなく、イシ間(でんでん)の成仏のくだりも

満遍なく同時進行で描いてきたから、駆け足気味でちょっと消化不良…。

加護の会の蓮田(吹越満)達が結局どうなったのかは、

今までにも後日談を明かさない回があったのでまだ良いとして。

娘がなぜあの姿になっていたのか、幸子(安達祐実)がシ村の死刑判決を聞いて

どんな反応を見せたのかなどは一切描かれなかったので、

やはり、前半のミチル(黒島結菜)の詮索のくだりを削っていたら

もっと「描きたかった話」が存分に出せたのではないかなぁと思いました。

(正直、彼女がいなくなってからの方が見やすかったし…)

 

そんな訳で、せっかく本筋は面白いのに、構成のバランスが悪かったのが勿体無い…

という歯痒さを感じてしまったものの。

諸行無常に抗う事の出来ない人間の無力さ」「運命の前ではどうする事も出来ない苦さ」

といったメッセージ性は全ての話で一貫しており、

作り手が視聴者に何を訴えたいのか?は直に受け止める事の出来たものとして

印象に残る作品にはなりそうです。

 

最初はミタゾノに似ているな〜と思ったシ村のキャラクターも、

回を増すごとに、目や表情で「感情」「過去の自分」をチラつかせる演技が良く、

また今回なんかは、パパだった頃の人間味ある"市村"の姿も伝わり、

最終的には松岡昌宏さんの新境地でもあったんじゃないかと思います。

 

ニシ川(松本まりか)の過去の話や、ハヤシ(清原翔)の成仏のくだりを

やらなかったって事は、きっと続編があるって事ですよね。

 

原作はまだ続いているみたいなので、いつでもお待ちしています。

 

 

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グランメゾン東京 10話 感想|セミファイナルに相応しい怒涛の展開!

 

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セミファイナルとしては、王道だけど完璧過ぎる出来でした。

 

開始10分ほどで、まず京野(沢村一樹)が平古(玉森裕太)の才能を認めた上で

説得するシーンで視聴者の心を掴み、

それから、尾花(木村拓哉)がゴーストシェフとして受け入れるくだり、

相沢(及川光博)が肩を並べながら自身の想いを打ち明け、

倫子(鈴木京香)が尾花の代わりにリンダ(冨永愛)へ最後の言葉を伝える…

そんな「料理と仲間がいる事への誇りを持つ人々」が

それぞれの形で見せ場を作る展開が続きます。

 

しかし、これだけだと主人公の存在が薄くなり、「群像劇」という印象が

残ってしまいがちですが、前にも同じ事を書いたように、

脇役を引き立たせつつ主人公も魅せる…のが本作の強みです。

 

序盤でも言っていた「お前ごときが責任とるなんて、100年早ぇって言ってんだよ!」が、

自分がいると三つ星は取れないと悟った平古を仲間に迎い入れる言葉として、

「声ちいせぇ」も含めて回収してくる熱さ。

 

また、最後は尾花のお陰…で終わるのではなく、

平古に料理の心得を伝える形で説得する仲間達の流れになり、

彼が店に入る決心をした次のシーンで「出来たな。最高なチームが」と京野が尾花に告げる。

 

主題歌のかかるタイミング。

涙を溜めてその言葉を噛み締める尾花を映すカットを、長めにとった演出。

この2つから、尾花にとって、今の最高の仲間と環境を手に入れるまでに

どれだけ長い年月がかかったか…どれだけ苦労してきたか…などと、

彼の目線になって自然と想像させられてしまいました。

「大人のリブート物語」としても、的確で抜群なラストでした。

 

今まで上手く扱えなかったマグロ料理に挑戦したいと言う尾花。

料理への飽くなき挑戦はまだまだ続きます。

王道らしく三つ星は取るのでしょうが、

3年前から変われた彼がどんな料理を出すのか、楽しみでなりません。

 

準備は整いました。最終回、見守ります!

 

 

超余談ですが…黒い服をまとったリンダが

マ◯フィセントに見えてしまったのは、ここだけの話で(笑)

 

 

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おっさんずラブ -in the sky- 最終回 感想|やっとこさ報われる部長!って、え…?

 

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悪魔の手毬唄」を見ていたので、約15分遅刻で視聴を始めたら、

なぜか相撲対決&青春ごっこをしているおっさんず…(笑)

卓球にバッティングに相撲。今作は何かと試合をするのが好きですね。

(後から見逃した分をTVerで補完してもカオスだったw)

 

ありのままでいろ!もっと本音を出せ!と訴えているような黒澤機長(吉田鋼太郎)。

仲睦まじく時間を過ごしたら、今度はそれぞれが恋愛とじっくり向き合う…

おや?誰かとくっつく話ではなく、恋とはなんぞや?を考える話だったのかと思うと、

春田(田中圭)がノンケから急に目覚めるのも、成瀬(千葉雄大)の事が

いつの間にか好きになっていったのも、まぁアリなのかな…って、ならんわな。

まとめに入るのと心理描写はまた別。

 

それより、ここまで見てきて一番の「へ?」は、最後のシーンですよ。

春田が黒澤に向かって「好きになっても良いですか!」と告白する。

前回までの流れを考えるに、

これ…どのくらいの視聴者が予想してました?

いつ、黒澤機長の事を好きになったんですか?

成瀬への気持ちはどこに行ったんですかーーーー!!

前作を踏まえると、部長…もとい機長が三度目の正直で

やっと報われたって所なんでしょうけど、

盛り上げる為なら何でも良いや!っていう投げ捨て感が強くてさぁ…

最後まで見て損したと思ったのは私だけじゃないはず(苦笑)

シノさん(戸次重幸)からはるたんに乗り換える

成瀬とのオチにした方がまだ良かったですよ。

 

よくよく考えれば、ぶりっこなはるたんやカオスな人間模様は、

本作で過剰になっただけで、前作から根本的には変わってないんですよね。

じゃあ、前作がなぜあそこまで純愛物語としてヒットしたのかというと…

林遣都さんの人を切ない気持ちにさせる演技が上手過ぎたんです。

前半はコメディ寄りで、後半から徐々に切ない路線になったのを踏まえれば、

元々前作も「ラブ<コメディ」の作風にしたかったんでしょう。

それが、思わぬ形で人気に火がつき始めたから、

じゃあその流れに乗っかって路線変更しようかなぁと判断した…そう思っています。

 

で、その「切なさ」「胸キュン」の解釈を履き違えてしまったのが本作。

テレ朝も、刑事・医療のド定番ジャンル以外で久しぶりにヒット作が出たから、

しかもそれが深夜ドラマから…というのが嬉しくて堪らなかったんでしょうね。

1つの作品で人気を持続させたい気持ちは分かります。

しかしそれと同時に、言い方は悪くなってしまいますが、

人気を持続させるためには、心理描写の浅さやただ複雑で混乱させてるだけの

人間関係になったとしても、

「映画化」「続編」と銘打ってファンを繋ぎとめれば大儲け…という

安易な考えで作品を作ってしまうんだというのも、今回でよく分かりました。

 

今期は他にも続編モノはありましたが…

本作こそ、もう完結にしちゃって良いんじゃないですか?

おっさんずラブ」は、前作の記憶のままで終わりたかったです…

 

 

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悪魔の手毬唄 感想|今度は古谷一行さんに公開処刑される金田一。

 

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加藤シゲアキ金田一

前作よりは存在感はあったし、一応出番もある程度用意されてはいましたが…

それでもやっぱり薄過ぎる。

ファンの方には申し訳ないんですけど、

この方が金田一でなければならない理由がよく分からないんですよねぇ。

 

事務所の都合なのか、不潔なキャラクターの割には

80年代のアイドルみたいな髪型してますし、コートや帽子は相変わらず綺麗(苦笑)

まぁそこは大目に見るし、ジャニーズでも別に良いんですけど…

もっと適任な方がいると思うのですよ。

例えば、堂本剛さんは…「じっちゃんの名にかけて!」と被ってしまうのかw

森田剛さんなら独特な役だからハマりそうかも…とあげてみたものの、

ちょっと違うのかなぁ。

そう考えると、吾郎さんって本当にしっくり来たんだと改めて実感。

(そのシリーズも今までのも見た事はないんですけどね。)

 

今回は何と言っても、ベテラン勢と若手勢の

"魅せ方"の差が激し過ぎる事よ。

あ、「差」とは言ったけれど、

小瀧望さんの最後の自身の想いを訴えるシーンは良かったです。

あとはもう…寺島しのぶさん&有森也実さん&国生さゆりさんが一列に揃った時の

圧の強さにやられたし(この3人のキャスティングはナイス!)、

古谷一行さんは、1つ1つの発する言葉に重厚感があります。

 

古谷さんを金田一役にすれば良かったのに…と思ったんですが、

調べてみたら、以前やられていたみたいですね。

え?じゃあなんで新旧で共演させたん…?

約20年間なら多くの視聴者にも定着している訳で、

そんな方をお呼びしたら、最早公開処刑みたいなもんじゃなかろうか…?

 

他に存在感が強かったのは生瀬勝久さんでしたが、

金田一の性格が冷静で大人しい分、こっちはガンガン攻めてくるタイプなので

まるでこの刑事が主人公の別ドラマを見ているようでした(笑)

 

役者に関する事は、良かった所以外は普段あまり書かないようにしようと

心がけてはいるんですが、

気づけばここまでそればっかりの感想になってしまった(汗)

ので、内容に沿った感想を書くなら…

そうですね。10分刻みか!と思うくらい、CMの量が多かったですね。

おどろおどろしく見せたいのかも、昭和の時代背景もいまいち中途半端ですし…

前作でも感じた「サクサク進むなぁ」という印象は変わらず。

 

主演を変えて欲しいとは言わないからさ。

もし来年もやるなら、もっと演出を重視させた方が良いんじゃない?

 

 

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