今回はほぼ喫茶店内で繰り広げられるワンシチュエーション構成で、
コタキ兄弟とさっちゃん(芳根京子)がそれぞれに思考を張り巡らせる…という内容。
いやー、徐々にアンジャッシュの勘違いネタになっていく様が面白かったわ。
すごい、平和だったわ(笑)
大きな事件が起こっていなくても見入ってしまうのは、
芸達者な3人だからこそ為せる技…ですね。
けれども、ただのコメディで終わらせない所がよく出来ているなぁとも思わされます。
モノローグ展開が続く作りで、結末をどう落とし込むのか
先が読めないワクワク感を持たせながらも、
最後にはお金を思わぬ形で失ってしまう一路(古舘寛治)の悲劇を描く事で、
きっちりと本作らしい「不器用な大人達による人生のほろ苦さ」を映し出す
話に仕上がっていたのがお見事でした。
一路ほどではないものの、考え込み過ぎたが故に
相手に誤解をさせてしまう経験は日常生活でもあるあるで、
身につまされる想いで見てしまってもいました。
思い込みの激しい一路、
コナンを全巻読んだと言いながら物事を深く推理しない二路(滝藤賢一)、
現代っ子らしいちゃっかりした性格のさっちゃんと、
モノローグだけでも3人の個性の違いをしっかり浮き彫りにした所も良かったですが。
ビスケットの歌が実は伏線だったり、
のほほんとしているおじいさんが実は店主で相談依頼主だったり…と、
所々のネタも楽しみました。
(ビスケットの歌が子守唄になっちゃうのも、地味にフフッとさせられました(笑))
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