あれ?この女優さん、どこかで見た事がある。誰だったっけ…
エンディングのクレジットを確認したら、池谷のぶえさんだと判明。
月並な感想ですけど、役者さんってやっぱり凄いなぁ…。
ゲストもレギュラーも、本作に出演されている方々、み〜んなコンセプトを消化されている。
「妖怪シェアハウス」では座敷童子だったのが、浦安の世界では霊媒師。
この妖怪絡みのダブりもコロナ禍で放送中断になっていなければ
恐らく時期が重なる事はなかった訳で、そういう意味でも
偶然から生まれる思いがけない面白さも感じられました。
目を全開にしてイキイキとした笑顔ですかしっ屁する水野美紀さん、
完全に女性としてのプライドを捨てて楽しんでますなぁ(笑)
霊媒師・ボギー(池谷のぶえ)の「かーとりせんこう!」「いーやん!」の
言葉の強弱のつけ方も、ビンタされる稲川淳二さんも、
遺骨をベビーパウダーにする超鬼畜な(褒めてる)仁ママ(宍戸美和公)も、
触れられていないけど確実にインパクトを残すBiSHのそばの大きなぐるぐる巻きう○こも…
もう某芸人の決まり文句をお借りするなら、
クセが凄いんじゃ!としか言いようがありませんw
で!そうそう!!個人的に一番大きな収穫を得たのは
幽霊が乗り移った時の岸井ゆきのさんの演技ですよ!!!
下から睨みつける目の角度、鼻のシワ増やしてニカーッとする口、
そして思うがままに遊べたらすんごい気持ち良さそうに笑う表情…
もう〜〜たまらんかった。少年というより、むしろゾクッとするほど。
↑この時は鼻にシワはないけれど、私が「これは良いぞ!」と唸ったシーンの1つ。
口周りについた血を、こんな表情で手で拭いながら高笑いする
サイコパス役をやって欲しいなんて思っちゃいましたよ。
あぁいかんいかん、妄想が過ぎる文章になってしまったのでここまでにしておいて…(苦笑)
最後は強引な展開なく、「子供ならではの純粋さも時には忘れないでね」なんて
メッセージ性も含んだほっこりエンド。
わちゃわちゃやっているように見せて決める所は決める本作らしい安定感は勿論ですが、
悪霊や厄除けというモチーフを取り入れる事で、
放送当時の 子供と過ごす機会が増える夏休みの時期
(と言っても、今年はもうとっくに夏休みは終わっているかもしれませんが…)
にはぴったりな話にも仕上がっていたと思います。
田中圭さんは遺影役という贅沢なキャスティング。
「らせんの迷宮」見たいんですけど…お蔵入りだけは止めて欲しいなぁ。
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