2020年09月一覧

恐怖新聞 4話 感想|黒木瞳さんが良い母親で終わるはずがない。

 

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物語がまどろっこしくなっている代わりに、色々とツッコミどころが。

 

バイトの配達先でカレーをぶっかけてしまったお詫びという名目で

お客さんに名前をわら半紙に書かせるのですが、なぜか住所も書くよう促す。

えっと…どうやってここまで来たんですかね(笑)

しかも、アパートとなると住所も長くなる訳で、途中でインクが切れちゃってますし…

電話番号を書かせる方が一般的だと思うんですけど、

なんでそっちにしなかったのかがよく分からず。

お客もお客で家にいるんだから、謝れ!って文句言ってる暇があるんだったら

すぐさま洗ってみれば良いのに。

 

恐怖新聞の事で神経質になっている割には、恋愛関係にはかなり鈍感な

詩弦(白石聖)の描写も不思議なんですよね。

大学の広場で桃香(片山友希)が勇介(佐藤大樹)がイチャついてるのに、

さらには腕を抱きしめてるのに、悪い方向に考えたり疑ったりせんのか!

カフェで浮気現場を見てから気づくなんて遅っ!ってツッコまずにはいられません。

 

篠崎(駿河太郎)は何やら、詩弦の自宅に侵入してまで恐怖新聞を手に入れたいらしいし、

勇介は一度ベッドで寝た罪悪感もなく、他の女性と浮気したと思ったら

息を吐くように歌詞みたいな綺麗事を並べて詫びるし、

だいたい、桃香においては犯罪まがいの行為でしょ。

本作の登場人物、真面目にヤバい人しかいない。

もれなくこの3人には恐怖新聞の購読権を差し上げたいです。

 

唯一"良い人ポジション"の母親がまだ信じきれなくて、

黒木瞳さんだからなぁ…と穿った目で見てしまいます(笑)

だって、2話の時と温度差激しいよ?あの頃の精神状態どこ行ったの?って話ですよ。

最終章になって、実は恐怖新聞を扱う闇の印刷工場で働いていました…

という設定が来ても全然受け入れられる自信があります。

 

それにしても、回を重ねるごとに

坂口涼太郎さんと幽霊役の親和性がどんどん高くなって行ってますね。

白塗りしているんじゃないかと思えるくらいの肌の綺麗さが効いてます。

おかっぱ頭で眉毛が隠れているから、余計に怖く映りますし。

あちらの弁護士の世界でも…最近は幽霊にしか見えませんw

 

 

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浦安鉄筋家族 11話 感想|5ヶ月前にタイムスリップ!

 

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何というか…カオスでんなぁ(笑)

突然の鉄筋警察もそうですけど、数台のパトカーが出動するのを

芋づる式で表現するなんて、カオスの極みだと思いますよ。

最終回に向けて色々と盛り込むのも、チープ感だだ漏れの演出も、

深夜だから許されるってやつですね。

 

さて、順子(水野美紀)の勘違いにより、

なぜか海外旅行へ連れていく事になっていた大鉄(佐藤二朗)。

あまりにも良い方向へ進むので、もしかして、ドッペルゲンガー=もう一人の大鉄の方

なのではないか?とも思っていましたけど、なるほど…タイムスリップと来ましたか。

しかも、1クールきっちりの3ヶ月前でも、よくある○年前でもなく、

5ヶ月前という微妙さ(笑)らしいと言えば、らしい。

1話の時のべーやんで大鉄が禁煙席を選んで、

麻岡(松井玲奈)や吸い仲間達が驚いているくだりが

違和感ない流れになっていたのには「おぉ〜!」と感心してしまいました。

 

大鉄ってよく結婚出来たよな〜と思いながら見ていた自分にも、

たった1つだけ似ている部分が。

流石にTVの角度を変えたりはしませんが、

ベッドで寝転がりながらドラマを見ている時に

ノートパソコンを頭の向きに合わせて置く事があるので、

そこだけは個人的にあるある過ぎてツボでしたw

 

春巻(大東駿介)は…宇宙に住み続けるオチになりそうな気がしますな(笑)

 

 

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おカネの切れ目が恋のはじまり 2話 感想|"じれキュン"っぽくなってきたぞ〜

 

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う、うわ〜〜〜〜〜…これが"じれキュン"ってやつですかぁ…。

前回は「え?主題歌はミスチル?」と思っていたのに、今回のラストに凄くハマってる。

玲子(松岡茉優)を喜ばせるために自分で猿の絵を描いた小皿を

プレゼントしようとしている慶太(三浦春馬)の純粋さと合致し過ぎていて怖い。

レモンみたいに甘酸っぱくて可愛らしいメロディなのに、しんみり切なくさせるんですよ…

今まで玲子の事を異性として見ていなかった早乙女(三浦翔平)が

いきなり近づこうとする展開は「ザ・ラブコメ!」感満載なんですけど、

そんな漫画っぽい設定が来てもワクワクしてしまいます。

 

慶太には"まだ"玲子への恋愛感情はないんですよね。おカネの師匠と弟子みたいな感覚。

でも、前半では慶太が早乙女に対して「玲子の事どう思ってるんですか?」と

直球な言葉を投げかけるくだりが、

後半では玲子が元カノのまりあ(星蘭ひとみ)に、

今彼と付き合ってみての本音を出させようとする。

この2点を踏まえると、2人は相性悪いように見えて

実は「困っている人を放っておけない、助けてあげたい」という意味では

案外価値観が合うのかもしれない?と視聴者に少し期待させる

話運びが上手いなぁと思います。

"共通点"をしれっと描いているから、

結局渡す事の出来なかった=想いを届けられなかった時の慶太の心境を思うと

焦ったくなっちゃうんですよねぇ。

 

お金は「消費」「浪費」「投資」の3種類に分けると、

自分が今使おうとしているお金がどれに当てはまるのかが分かり、

偏っているものを減らす事で節約にも繋がる…といった

タメになる台詞が織り込まれているのも良いですね。

しかし、決して「お金」と「恋愛」が分断されているっていう訳でもなく、

無駄だと分かっていてもこれまで"相手のために"やってきた行為が

ゼロになってしまうのは認めたくない…というわがままな感情を

「浪費」と結びつけて、ラブコメとして消化出来ている所も魅力的だと思います。

 

前回は話自体にどうしても既視感ばかりが先行しまいましたが、

今回は"じれキュン"とうたうに相応しい内容になっていた印象がありました。

で、もう残り2話なんですね…どこらへんから改変しているのかなぁ。

 

 

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DIVER-特殊潜入班- 1話 感想|福士蒼汰くんは恋愛じゃない方が活きるかも?

 

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ファンの方には申し訳ないんですけど、

個人的に福士蒼汰さんの演技を「良い」って思った事がなくて。

でも、数々の恋愛モノを見てそう感じただけで、

恋愛要素が皆無の刑事モノとなるとどうなるのだろう…

そんな不安と期待が入り混じった状態での視聴となりましたが…

結果的にダークヒーローの方が向いているのではないか?という気がしました。

 

あの切れ長な目が活きてますよね。

いつもクールでスカしている佇まいでいる分、

目を見開いた時は相手を黙らせるような恐ろしさがあります。

「あんたみたいな悪こそ、俺の唯一の存在理由なんだ」

ここ、ゾクッと来るほど良い画だったなぁ…。

爽やかだけじゃない福士蒼汰を見せようっていう、カメラマンさんの力の入りようが

ひしひしと伝わって来るほどでした。

演技自体はちょっと青臭さは残っている感じがしますけど、

この主人公は全然アリ!いや、むしろ魅力的!ですね。

 

全5話という短さの割には、警察の中でのD班の立ち位置、警察との関係性といった

状況説明が有耶無耶で、最後に阿久津(りょう)がD班を立ち上げた理由を

伊達(安藤政信)に告げるまでは

「なぜ作られたのか?」が明確に見えてこない構成になっていたのは気になりましたが、

全体的に海外ドラマっぽい世界観(暗っぽい映像?D班という極秘設定がそうさせるのか?)

には惹かれるものがあるので、次回以降も見て行くつもりではいます。

 

チームメイトが軽めのキャラばかりである代わりに、

ゲストに重みを効かせてバランスをとる感じでしょうか。

珍しく悪党…でも、残酷さと卑劣さの中にほんの人情が見え隠れして、

海藤の"本性"はどちらなのか?などと探りたくなるような

杉本哲太さんが良かったです。

 

 

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レンタルなんもしない人 10話 感想|真逆の道を進んだ者たちの行く末

 

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滝口(磯村勇斗)の部屋に入った途端、外の世界とは分断されているような、

彼がその閉じられた空間で余生を過ごすかのような異質感を覚えたんですよねぇ。

レンタルさん(増田貴久)の服装も相まって余計に"白"が強調された部屋、

雨戸が閉めてある窓の上から大量の光が漏れているさま、

そして、左下部分にずっと映されている仏壇と、中に飾られている不揃いの2つの位牌…

彼にいったいどんな過去があったのか?と引き込まれもしましたし、

回想を通して片方の位牌が母のものだと分かった時、

あぁ…決して裕福な家庭ではなかったのだと、当時置かれていた環境を

スッと理解する事も出来ました。

 

本作の数々のエピソードの中では珍しく、見ているだけで心が抉られるお話でした。

滝口の背景がおばあちゃんとの生活を通して描かれたという前提があったために、

殺意が芽生えてしまうのも、友達だったはずの相手を殺してしまった時の悔しさにも

共感せずにはいられなくて。

この子が罪に問われるのであれば虐めていた方は何なのだと、

世の中の不公平さに憤りさえ湧いてきました。

 

「ある事をきっかけに友達が全くいなくなった」と言っていた滝口。

回想で"あいつ"が憎いという一心で行動に移した時、

自分の足音や、周りの人達の慌てふためく声がかき消されていった演出、

遺族に漫画を投げ飛ばされた際の怒号が聞こえなかったシーンからして、

彼は罪を犯して以来、本当に誰とも関わりを持たずに

自分一人で全てを背負いながら生きる日々を過ごしてきたのだろうと思います。

だから、レンタルさんに過去の事を打ち明け、少しでも"人と人との繋がりの貴重さ"を

知る事が出来た彼の遠くで子供達のはしゃぎ声が聞こえてきた時は、

「外の世界にいても良いんだよ」と慰めてくれているようにも感じられて

嬉しくなってしまったなぁ。

 

なんもしなくても、さり気なく社会の役に立っているレンタルさん。

誰しもが、毎日会えていたものが、明日には突然いなくなってしまう事は

十分にあり得る世界だから、悩みを話して一歩前進した滝口にとっては

人生において重要な"分岐点"の一つになったかもしれません。

誰と出会うか、出会わないか…ってやつですね。

 

一方で、「線を踏み外した者」を共通項とすると、

滝口とは真逆の方向へ進んでしまった神林(葉山奨之)。

アンチに目覚めるまでの神林の気持ちには同情出来たけれど、

さすがに今回のストーカーはやり過ぎ。

そう思う人がいっぱい出て来ると、「なんで!」って反発したくなる訳で、ますます悪循環。

アンチになる瞬間を垣間見た8話の瀬戸(松尾諭)の時のように、

レンタルさんでなくても もっと早い段階で誰かに打ち明けられる人に出会えていたら、

今立っている道も違っていたのではないかと思いますけど、

残念ながら、プライドが高い人には通用しづらい話なんですよねぇ…。

 

そんな神林が、次回ではレンタルさんに依頼する事に。

そして、いよいよ生計問題に差し掛かる森山夫婦…。

クライマックスに相応しいお話となりそうです。

 

 

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SUITS/スーツ2 11話 感想|SUITS、あと4話もやるってよ

 

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大輔(中島裕翔)のキャラ変が激しい。

一線超えた一週間後には「こういうのは良くない」って言って関係を切ってしまう。

なんだそりゃ。軽い気持ちで遊んで捨てたみたいじゃないですか。

中の人はアイドルなのに、あそこまでクズ男にしちゃって良いんでしょうか(苦笑)

そもそも本筋であるはずの弁護士依頼パートが霞んでしまうほど

彼の恋愛パートの比重が大きい気がするから、

そんなに描くべき内容か?と思っていたんですが、

すぐに断ち切ろうとするのだったら本当に蛇足な要素でしたよね。

おまけに、不倫した次の話で仕事ぶりを見せられても…

誠意ある人には映らなくて、ねぇ…。

 

今回の交通事故の依頼については、彼を混乱させた一番の原因は

署名してからドラッグの話をした佐竹(伊藤健太郎)にあると思うさ。

でも、大輔の行動もどうなんだろうと考えさせられてしまいますよ。

両親も同じ経験をしているからつい私情が入ってしまうのは理解出来ますが、

罪を犯して平気なはずがない佐竹の元に勝手にやって来ては

「傷を負いながら精一杯真面目に生きてくれ!」なんて捨て台詞を吐くのは

弁護士()としていかがなもんでしょう。

どんどん追い詰めて自殺でもしてしまったらどうする?

そこまで、責任とれますか?って話。

以前までは何とも感じなかったのに、ここ最近は大輔の暴走が酷くて

嫌なキャラクターになってしまいそうですよ(泣)

 

で、本作、全部で15話なんですってね。長いなぁ……。

そして次回予告の作りが相変わらず仰々しい件。

放送再開してからずっと"豪華さ"を気取って見栄えだけ良くしているから、

いざ本編を見ると肩透かし感が目立つんですよね。

普通にやれば良いのに。

 

 

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半沢直樹(2020) 9話 感想|土下座という名の組体操www

 

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ツーショットを撮る時になぜか親指を立てる半沢(堺雅人)、

なぜか社員の手帳のサイズまで把握している福山(山田純大)の有能っぷりだけでも

クセの強さ満載だったのに…

黒崎(片岡愛之助)まで再登場するんですもん。ズルいですわ〜!(笑)

前回でてっきり退場したのだと思い込んでいたから、

半沢の助太刀としてやって来た時には気持ちが高ぶってしまいましたよ。

何度も書いているかもしれませんが、本作のスタッフはどのキャラを

どこのタイミングで投入させれば良いか…っていうのがよく分かっていますよねぇ。

 

さて、最大の"掴み"となっていた予告の「3人まとめてーー!」の件。

3人とは誰の事を指しているのか。その後に続く言葉は何なのか。

箕部(柄本明)は勿論、頭取の中野渡(北大路欣也)も入ってくるんだろうとは

思っていましたが、ここに大和田(香川照之)も参加していた事がまた

どんでん返し的な面白さを引き立てていましたね。

私も最初は「え…?」と思いましたさ。

でも、冷静になって3人の立場を考えてみると、完全に箕部が悪の権化で、

頭取は以前も優柔不断な一面を見せていたように、ただ振り回されただけ。

大和田に至っては裏切り者じゃなくて保身に走っただけでしょう。

今までのニコイチな関係を見ていれば分かる。

あの組体操みたいな土下座だって…友達の半沢がこれ以上窮地に陥って

失業する事のないように…という"愛"から来ているかもしれませんよ。

(と同時に、本心ではどかされて「それでこそ半沢だ!」と褒め称えたい

葛藤もあったかもしれませんけど♪)

それにしても…本作に密対策など視野に入れていない事は前々から承知してますが、

このご時世でよくもまぁ、あんなに体をベッタリくっつけさせるもんですな(笑)

"笑っちゃう"土下座シーンは貴重かも。

しかし、堂々と演じられているから、ネタとして全然受け入れられてしまいます。

 

役者に関してもう一つ言及すると、個人的に新たな発見を得たのは、

大嶋…じゃなくて児嶋一哉さんが意外と(と言うのは失礼かもしれませんが)

暑苦しい半沢ワールドに馴染まれているという事。

他のドラマだとちょいボケ役での出演が多かった事から、

どこか抜けているようなのほほんとされているイメージがありましたが、

本作ではアクの強い面々に負けじと、強面な顔つきと鋭い流し目線で

物語の盛り上げにしっかり一役買っている所に

"役者"としての凄味を感じさせられました。

こんな渋い顔立ちだったっけ…どアップのカットをまじまじと見ちゃいましたね。

 

 

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妖怪シェアハウス 8話(最終怪) 感想|清々しさしか残らない神回!

 

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いや、泣いた。愉快なコメディなのに凄くジーンと来た…。

今期のドラマの最終回満足度ランキングで堂々の1位ですわ!これは。

まだ終わっていない作品もあるけど、もう揺るぐ事はないでしょう。

本作が、1位です(きっぱり)

 

原島大東俊介)か水岡(味方良介)のどちらかと結ばれてちゃんちゃん♪

では終わらないだろうとは思っていました。

でもそうなると結末が見え過ぎていて、個人的には澪(小芝風花)の痛快なお仕置きっぷりが

印象的だった3話までがやはり面白かったなぁ…という内容にもなりかねない。

しかし、それらを軽々と吹っ飛ばしてみせた最終回!

「やりたい事を見つけたから…」と新しい目標に逃げるでもなく、

2つのシミュレーションをして「やっぱり私には結婚生活向いてないから…」と

自分を否定するでもなく、

あそこまで「妖怪になって何が悪い!」と、世間体という名のしがらみを

ぶった斬る着地点になっていたのが良いですよね。

しかも、結婚も、仕事第一の生活も、妖怪化も、どの道を選んでも

自分が充実していると感じるならそれで良い…というメッセージ性も内包されている。

振り切るならとことん振り切れ!そんな"スカッとドラマ"の模範例を提示したかのよう。

 

今の澪に最も必要なのは自己肯定感だった訳で、

一番見たかった姿が最終回で見られたのも、

"主人公の成長物語"をブレずに書き上げた作りにも満足。

「私、妖怪になります。」その時の顔つきは、妖怪達と楽しそうに踊っている時や

数々のクズ男を成敗している時よりも光り輝いていたなぁ…。

もう、美しい。だからこそ、別れは寂しい…。

 

空気を読み過ぎるあまりに自分を押し殺して、誰かに甘えるのが下手な

そんなどこにでも必ず存在する一人の女性を、

最後まで嫌味なく、かつ辛気臭くなり過ぎずに消化してみせた小芝風花さん。

やっぱりポテンシャルのある女優さんでした。

「怖い役をやらせたら安心」みたいな印象を付けられていた松本まりかさんに

新たに「チャーミングなみんなのママ」というイメージも持たせるのも成功していたと思いますし、

大倉孝二さんをオチ要員に持ってきたキャスティングも抜群。

妖怪らしいおどろおどろしい雰囲気を作り上げるのに一役買っている座敷童子池谷のぶえ)。

ツンツンツンデレな優男っぷりが堪らなかった酒呑童子(毎熊克哉)。

どのキャラクターも粒揃いな上に、走馬灯のように回想を見せられたら

もう泣くしかないでしょう。

 

妖怪との生活を通して"答え"を出した…という終わり方だと

続編は難しくなって来るのかもしれませんけど、

SPでも良いので、後日談的なお話が見たいですね。

またこの面々にお会いしたい。

テレビ朝日さん、よろしくお願いします!!

 

 

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天使にリクエストを〜人生最後の願い〜 1話 感想|結末の斜め上を行く次回予告に驚き

 

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まず、全5話という短さで、初っ端から前後編なんだ!?という意外性があったのは勿論ですが…

このまま涙をあくまでも淡々と静かに誘う流れになるのだと予想しつつ、

逆にこれで人違いだったらかなりズッコケもんだよなぁとも

冗談で思っていたのも束の間…

まさか本当にそうなるとは思いもしないじゃないですか(笑)

「間違えたんだからしょうがねぇだろ!」

島田(江口洋介)のこのぶっちゃけ具合が一番インパクトに残りましたわ。

まぁ、60年も会っていないんだから、本来ならミジンコレベルの確率になる訳で、

「ヤクザ」というだけでそんなに早く特定出来るのかと

心の中で若干ツッコミながら見ていましたけども。

でも、作風がまだはっきり掴めていない、視聴者が想像を膨らませている中での

"捻り"としてはアリなんじゃないですかね。

 

「人生最後の願い」…余命わずかの人、終活真っ最中の人の手助けをする

特殊組織か何かのドラマかな?と考えてしまうくらい、

事前情報をほとんど入れない状態での視聴だったので、

無難にハードボイルドな探偵モノなんだなぁ…と。

MEGUMIさんがゲストとして来る辺り、ますます「ハムラアキラ」を思い出しちゃいました。

EDの作りと言い、ギターの劇伴と言い、島田の妙なチャラ臭さと言い、

全体的に渋めのテイストで、深夜ドラマっぽいと感じたのが第一印象って所でしょうか。

 

しかし、個人的にちょっと気になるのが、訪問看護師だという寺本(志尊淳)の存在と、

主人公サイドとの絡ませ方。

彼の方が人(患者)に寄り添うお仕事で、夢を叶えるボランティアにも意欲的に参加していた

姿勢を見せていた辺り、こちらの職業の設定にした方が

「最後の願いを叶える」とする本作のコンセプトとしては

斬新だったのではないか?と思うんですよね。

 

探偵モノにした"理由"が、島田と亜花里(上白石萌歌)の活躍を通して

ちゃんと説得力あるものになるかどうか。

その点にも注目しながら様子見してみます。

 

 

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キワドい2人-K2- 池袋署刑事課神崎・黒木 2話 感想|田中圭のキワドいショット!

 

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やはり初回はあれこれ盛り込んで力んでいたのか、

前回よりも事件解明シーンの説教臭さは抜けたと思うし、

コメディ面においては顔芸や劇伴を使って「面白くしようとしてます!」みたいな

あからさまな演出も減ったとも思います。

 

全体的に見やすくなりました。

「リモコンのボタンを足で押すな!」など

台詞面でクスッとさせられる部分も多くなった印象です。

田中圭さんのツルツルなお尻にも触れてくれましたしw

ただ、まぁ…良くも悪くも"普通"なんですよねぇ。

犯人も、伏線も、事件の真相も、人情ものに走るオチも全て分かりやすい。

(あ、でも、そこまで深い溝でもなさそうな壁を

本当に5階まで登ったのはびっくり仰天案件でした(笑))

 

刑事なのに弁護士みたく必要以上に容疑者(冤罪だけど)に肩入れしたり、

子猫ちゃんを利用したり、わざとらしい寸劇で騒がせたり、

事件の内容よりかは「刑事らしくない彼らによるチームワーク」を楽しむ事に

面白味を見出した方が良いのでしょうが、

そうなって来れば来るほど、じゃあ"異母兄弟"の設定って何…?

という疑問が浮かび上がってきます。

うーん…何というか、さっきまで気軽に笑えていたのが、

終盤になっていきなり縦軸の方向に舵を切るから、

過去のファミレス事件で引っ張って視聴者を手放さないようにしようという

スタッフの思惑が悪目立ちしてしまうと言いますか。

どこまでが原作通りかは分からないんですが、いかにもテレビドラマ用に付け加えられた、

下手すれば蛇足になってしまいがちな"オリジナル設定"って感じがしちゃうんですよね。

 

異母兄弟である事を最初から公表していなければ、

黒木(田中圭)の発言や父親を思わせる動作から

「もしかして…?」と想像力を駆り立てられ、

最近SNSで流行っている考察現象にまでなるんじゃないかとも考えましたが、

それだとますます「王道凸凹バディドラマ」感が漂って

掴みとしては弱くなっちゃうんでしょうかねぇ。難しい、けど…

ベタはベタなりの良さと清々しさがあると思うので、

やはり前半の段階ではキャラクターのコミカルさを活かした物語を徹底して作って、

表向きは楽しいけど実はクライマックスに繋げるためのヒントも隠されている…?という

ちょっとした"陰"も含ませた方が、本作の魅力も増したのかもしれません。

 

既に始まっちゃっているので元も子もないんですけどね。

でも、もう少しコメディとシリアスの"温度差"をなくして欲しいかなぁ?

 

 

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