2020年09月一覧

妖怪シェアハウス 7話 感想|似てる!って言わせる為のキャスティングもアリw

 

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そう…役者の顔を中々覚えられない人なんで、

実は私、池谷のぶえさんの事を最初は「峯村リエさんかな〜」と思いながら

見ていたんですよね。(自信がないので、あくまでも「かな〜」(笑))

だから、今回のゲストにはびっくりしちゃった。そう来たか!!と。

大阪のおばちゃんに合わせて白塗りのコテコテなメイクだし、

座敷童子池谷のぶえ)も本性を現すとそんな感じだし…

多分、役がいきなり交代になっても気づけなかったかもしれませんw

 

大阪の街並みをバックに2人が熱唱するシーンをガッツリ映すのなんて、

視聴者に「似てる!」って言わせる気満々だったんでしょうけど、

たまにはキャスティングにそんな遊び心がある回も良いな♪とも思っちゃいました。

ふくよかな肉付き&微笑むと目が三日月っぽくなるのが池谷さんで、

顔がシュッとされてるのが峯村さん…見分け方はこれで覚えていこう_φ(・_・

(後でGoogleで画像検索しました(笑))

 

内容の方は…ああ〜ちょっと想像していたのと違う方向に行っちゃったなぁという感じ。

ここ最近、原島大東駿介)をイケメンに見せる演出と、

彼にメロメロになってしまう澪(小芝風花)のくだりが続いたため、

妖怪達との絡みは楽しいけどう〜ん…という違和感を抱えていたんですよね。

個人的に、本筋に恋愛要素が絡んでくると、今までと雰囲気が変わって

「どうやって結ばれるか・誰と三角関係になるか」を重点的に描く事にシフトしていく

印象があるから、あんまり好みではないんです。

まぁ、いきなりモテ期が到来する展開は最終回前らしいと言えばらしいんですけど。

それにしても、妖怪化を防ぐためには人間と結婚しろって…凄い少女漫画設定。

 

流れにのっとって、原島と水岡(味方良介)のどちらと結ばれるのが良いか考えるとしたら、

水岡の方が澪にとって、色々とメリットがあるんじゃないでしょうか。

神主で妖怪達を住まわせているから、家庭を持ってもいつでも会えるでしょうし、

妖怪化しつつある事を秘密にする必要もない。

それに、何かあったら今回みたいに悪霊退散して、体を張って守ってくれそう。

一方で、原島も優しい性格で素敵だなぁとも思っていたんですけど、

「彼女の意見を尊重する」と言っている辺り、まだまだ吹っ切れていない感じがするんですよね。

 

まぁ、私が水岡の方を押したい一番の理由としては…

率直な想いが澪には微妙〜に届いていないっていう、ちょっとマヌケな姿を

応援したくなる気持ちに駆られる所にあるんですけども。

告白してもガン無視されたり、勘違いされて終わったりする空回りな感じが一々面白くて。

今になって魅力的なキャラクターになって来ましたぞ。

 

 

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未解決の女 警視庁文書捜査官 Season2 7話(最終回) 感想|SPの方が合っているのかも。

 

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前回と今回だけで捉えたら、紳士的な対応をする矢代(波瑠)と

それに元気付けられる鳴海(鈴木京香)の

所謂"王子様とお姫様"的な書き分けがされていてバディが魅力的に映るし、

泣かせに行きがちな逮捕のシーンも「どうか謝らせてくれ」という刑事側の誠意で

復讐を止めさせた捻りが効いていたのが面白かったです。

犯人側の背景も丁寧に描けているし、「文字の神様が降りてきた!」を二度言わせる形で

視聴者の心を掴む工夫も出来ているとも思います。

 

ただ、本作に最後までむず痒さを覚えたのは、

「文書捜査」のアピールが控えめ過ぎた事だけ。

本当に、それだけ。

刑事ドラマとしては普通に見ていられるんだけど、

でも見たいのは木8でやっているような内容じゃない…

ツンデレな2人は可愛げがあって好きなのに…

これらは前シーズンでも感じていましたが、続編になっても結局、

その気持ちは拭えないままだったなぁという印象が残ってしまいました。

あと、やっぱり登場人物も多いんですよね。

6係がチーム一丸となって原因究明していく姿を、もっと見たかったです。

 

去年放送されたSPの時は、文書要素も活かせていて、

脇役にもそれぞれスポットが当たった作りになっていたので、

前回と今回の話も少し手を加えて2時間構成で放送していれば

より満足出来ていたのかもしれません。

主題歌が変わっても本作の世界観なら上手く消化出来る事も証明されましたし、

物語に深みを増して行けば増して行くほど

主題歌が流れた時の切ない余韻もガッツリ残せる所は"強み"であるとも思っています。

だから…連ドラじゃない方が合っているんでしょうね。

 

 

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浦安鉄筋家族 9・10話 感想|最後はいつも報われない晴郎くん(笑)

 

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先週分の感想を書きそびれてしまった&視聴してから日にちが経ってしまったため、

2話分ざっくりまとめて…の形でお送りします。

 

9発目「晴郎アローン」

 

なるほど〜。家が変わった理由は、晴郎(本多力)が薬開発のための実験で

爆発させたからって事にしたのねぇ。

うん、本作らしいし、彼ならやってもおかしくない!←

あれあれ…でも、前回モヒカン頭にされていたはずのセーラービーンちゃんが

元の髪型に戻ってる?

そこらへんの細かい事は気にするな!ですかね?(笑)

 

アイスを食べさせるために「さくーらボックス」を制作しちゃう

妹思いな晴郎と桜(岸井ゆきの)のエピソードにはほっこり…。

歳が近いからこそ、一番お互いを分かっている関係性にも萌える。

やっぱり、兄妹って良いなぁ。ズルいなぁ。

「お兄ちゃんの失敗、いつか誰かの役に立つよ。」

そう彼女が言った時の主題歌の流れるタイミングが何とも神がかっていて、

そばで頼りにしている人がいる事を「忘れないで」と

エールを送っているようにも聞こえて、ますますジーンと来てしまいました。

 

それにしても、晴郎はかなり報われませんでしたなぁ。

事件の一部始終を家族に見せてやりたい!(笑)

確かに匂い的な意味で部屋は荒らしましたけど、

ニートだからこその使命は果たしたんですよ〜?

 

 

10発目「子供たちグローイン」

 

「子供たちグローイン」というサブタイトル、

小鉄(斎藤汰鷹)と桜の様子を勘違いする順子(水野美紀)のエピソードからして、

今回の「母のいない所で成長している…(泣)」的な結末に落ち着く事は

何となく予想はついていましたが、

泣きそうなのを我慢する時の順子の顔が何ともキュートで…

一喜一憂するカットが多いのもあり、今まで以上に愛着が湧いてしまった回でした。

そう考えると…放送再開してからは大鉄(佐藤二朗)が脇に回るようになって来ましたね。

仕事の都合なのかしら。

 

しかし、小鉄の方は最初の段階で分かりましたけど、

桜の方は(本当に妊娠ではないと思いながらも)随分ややこしい。

安産祈願、産婦人科で写真を撮る、「産む」…

張り込みしたくなる気持ちも頷けます(笑)

晴郎もさり気なく腕前の良さを発揮。

頼めば無料で盗聴器やら顕微鏡やら作って貸してくれる事、もっと感謝すべきでしょ〜。

と言っても、最終回になっても準家族から昇格出来ないまま終わりそうな気もしますがw

 

強烈なインパクトを残した泉澤祐希さん。

この方がメインで、大沢木家と全力バトルするお話も見てみたかったなぁ。

 

 

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おカネの切れ目が恋のはじまり 1話 感想|言葉遊びが実に「良き」

 

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何かとニカッと口をいっぱい伸ばして笑う猿渡(三浦春馬)が

本当におバカさんで、でもどことなく放っておけない愛されボンボンに映るから、

"猿渡"というキャラクターとしてフラットに見る事が出来た…と思っていたんですが、

やはり、見終わった時に一気に襲ってきますよね。「どうして」っていう虚無感が(泣)

 

開始5分も経たずにこれは面白そうだと感じて、

最後までその感覚は途切れる事ない仕上がりだったから、

全10話だったらどんな内容になっていたのかな?なんてつい考えてしまいます。

ああいかんいかん。本人はあくまでも"役"を演じ切っているのだから、

誠意に応えて、一つの作品として感想を書かねば…ですね。

 

さて、気持ちを切り替えて、内容の方はと言いますと…

「これは経費で落ちません!」を視聴した事があるかないかで

本作に対する新鮮味は結構違って来そうです。

私は視聴済なので、経理部の設定、非売品をフリマアプリで売ってしまう展開、

そしてほんのり恋愛を匂わせるオチなど色々と既視感を覚えてしまったのですが。

その代わりに、ノリノリな演出や言葉遊びの"クセの強さ"で

本作らしさを築いていくのではないかなぁという淡い期待もしています。

良いですよね。「ほころび」「良き」「お金と仲良く」。

九鬼(松岡茉優)の慎ましい性格を象徴したかのような台詞に

クスッとさせられる感じが好き。

 

個性豊かな経理部のメンバー設定も似てると言えば似てるんですけど、

各ポジションと中の人のキャラクターの組み合わせに無理のないキャスティング。

TBSドラマには必ず芸人が起用されているイメージでも、

アインシュタインの稲田さんは中々良い味を出しそう。

 

父に信用されたいくだり、自分の作りたいおもちゃを実現させるという夢、引っ越し、

更に本筋の「無事に営業部に返り咲けるのか」「九鬼と結ばれてしまうのか」と、

猿渡に関する伏線がかなりある印象でしたが、

残り3話でどうやってまとめて行くつもりなのか…そこも見所ですね。

 

基本的には辛気臭い雰囲気にはならないようで、少し安心しました。

春馬さんに別れを惜しみつつも、あまり気負わず、

「ラブかもしれないコメディ」を楽しみます!

 

 

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おじさんはカワイイものがお好き。 5話(最終回) 感想|人は推しと誰かの力で生きている

 

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良い最終回だったわ…。

この手の話だと大団円の結末は予め読めはするものの、

それでも、その予想を凌駕するほどの爽快感と、幸せに満ち足りた感じが本作にはあったなぁ。

 

全5話の短い話数でも過不足なくきっちり完結出来たのって、

恐らくメインの登場人物が4人という、限定的な人数に絞ったのが大きいんでしょうね。

サラリーマンと、同僚と、取引先の相手と、親戚という関係性も効いていて、

小路さん(眞島秀和)の家に住む真純くん(藤原大祐)がある日

鳴戸くん(桐山漣)かケンタくん(今井翼)のどちらかにばったり会うのも、

あまりご都合主義を感じさせない設定でしたし。

それに、この人がまさかあの人と仲良くなるとは!とか、

実はこんな一面を持っていたのか!とか、

多過ぎずかと言って少な過ぎず…という絶妙なバランスで、

人と関わっていく事による"新たな発見"や"可能性"を

様々なパターンで見せてくれた面白さもありました。

 

小路さんもケンタくんも口を揃えて「良い歳したおじさんが」と自分の事を言っていたけれど、

歳をとっていくにつれて良くも悪くも周りを窺うようになって、

無意識のうちにその言葉が自分の行動を阻む足枷になってしまうんだろうなぁ…

というのを垣間見たようで。

だから、公園で人目を気にせず「好きです!」と言って握手するシーンには

思わず嬉しくて泣けちゃったんですよねぇ。

前から子供達がはしゃいで通り過ぎる姿も映したのが、個人的にはグッと来る演出で、

この時だけでもありのままに生きていた少年の心を取り戻せたかな…

というのを想像させられて、仲直り出来た2人についつい感情移入してしまってました。

 

人は一人で十分だと思い込んでいても、案外そうは行かず、

自分の背中を押してくれる人、"好き"を一緒に分かち合ってくれる人がいる事で

初めて生きて行く価値を見出す。

そして、その"好き"が共通していると、二倍楽しい。

 

あくまでも「推しを愛でるおじさん達の話」なんだけど、

もしかしたら、大切な人と自由に出かけて思い出を作ったり、

自由に会ったりする事が未だ自粛状態になっている、

人恋しい今の状況には刺さる作品だったのかもしれないなぁ…とも思ったり。

 

伝えたいメッセージを決して説教臭くはせず、

深夜らしいユルさとクスッと笑えるコメディの2つでオブラートに包んでお届けした

本作が大好きでした。

パグ太郎にももっと会いたいな。ぜひ、Season2を希望!!

誕生日とか、今度こそご当地キャラショップに行くとか、

まだまだ書けるエピソードはありそう…♪

 

 

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竜の道 二つの顔の復讐者 8話(最終回) 感想|最初から凛子と手を組めば良かったじゃん。

 

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えぇ〜〜〜…ただの殺し損じゃん、竜一(玉木宏)よ…。

結局、復讐計画は遂げたんだろうけど、

源平(遠藤憲一)はせいぜい失業したサラリーマンと同じ程度の

不幸しか味わえていないですよね。

これは彼の割に合っていたのでしょうか。

軽くあしらわれたSNS拡散描写で撃退するくらいだったら、

最初からブラジル時代から共にしてきた凛子(奈緒)に真相を打ち明けて、

竜一は行動派・彼女はハッカー&頭脳派のコンビで、源平の情報収集をしながら動いていれば

サクッと解決したかもしれないのに…。

「竜の道」だけにくねくねと遠回りしていましたけど、

もしかして、終わらせようと思えば5話構成でも全然行けたんじゃないですかね?

 

そもそも、前回で銃を渡されたなら真っ先に源平を撃ってしまえ!って話ですし、

復讐計画とは無関係の沖(落合モトキ)は部屋に行った途端すぐに殺れる癖して

彼は撃てずに逃がしてしまうなんて、優柔不断にも程があるんですよねぇ。

最後まで「竜一は復讐に向いていない」というのがブレなかった所は

ある意味凄いとは思います(苦笑)

 

そうですね、まぁ、総括するとするならば…

本作の最大の失敗は「導入部分の分かりづらさ」と「登場人物の多さ」の

2つにあったと考えています。

 

まず、「導入部分」というのは初回の事。

以前にも同じような内容を書いたかもしれませんが、

復讐劇を描くにあたって最も重要になってくるのは「いかに視聴者を共感させられるか」です。

本作の場合は、子供時代に根付いてきた"兄妹愛"や"家族愛"を

じっくり見せながら描いていくのがマストでしょう。

しかし、せっかく2時間もあり、コロナの都合で恐らく2話分合体になったとは言え、

前半の1時間で家族間の心情を深掘りする事はせず、

肝心の動機の紹介は所々に回想を差し込んで終わってしまった。

そして、過去と現在を行き来する構成にしたが故に、それが余計に分かりづらくなり、

双子が長年培ってきた怨念と憎しみを同時に味わっていく"追体験"が出来ないまま

話が進んで行ったから、

源平を悪しきキャラクターに仕立て上げたのが「形だけ」にしか見えなかったのが

物凄く痛手だったと思います。

 

次に「登場人物の多さ」に関しては、名前の通り、

竜一や竜二(高橋一生)に関わる描くべき登場人物が多過ぎた事。

人数が多いと、自ずと1人1人の設定も盛り込まざるを得ません。

曽根村(西郷輝彦)の実の息子が沖だという設定は本筋に無関係ですし、

"双子を翻弄する"立場は、美佐(松本穂香)がいなくても

まゆみ(松本まりか)だけで成立出来たかもしれません。

いや…双子を「ダブル主人公」として描くから混乱したんでしょうか?

 

極端に言えば、竜一の動きだけに焦点を当てていれば

物語の印象もかなり違ってきたでしょうし、竜二の場合も然りだと思うのです。

一人に絞っていれば、今回は成功した、失敗した、はい次…という

簡潔な構成に見えるから。

しかし、本作はメインの人物を二人にしたがために、

竜一と竜二でそれぞれ違うフィールドで関わるキャラクターが出てきて、

そうなると人間関係の"もつれ"も各所で生まれる訳で、

それが「復讐劇」である事を薄める最大の要因になってしまいました。

最終回で物語の迷走に更に拍車をかけたのが、沖の存在。

ネタとしてツッコむ分には面白い。けど、本作の題材でどうしても描かなければ

ならなかったかと言ったら、また別の話ですよね。

 

 

ここまで本作に対して感じていたモヤモヤを書いてしまったけれど、

役者の演技は良くて、それに見応えを覚えながら楽しんでいたのも事実で。

皆さん、言葉で表さなくとも、"目"で"涙"で決意や葛藤を醸し出されていたのが

本当に素晴らしかった。

松本まりかさんも最初は土曜のドラマの方が魅力的だなぁと思っていたけれど、

回を増すごとに人間らしいイキイキとした感じを取り戻していく変化が伝わって、

最終的に私の中での一番の主人公になるくらいには好きになっちゃいました。

キャストは大勝利でしたし、

光と影を活かした照明も大人っぽい雰囲気があって、演出も良かったです。

 

少年の件が回収されていないのが丸わかりなカットだったので、

竜一が刺されてバッドエンドだろうな〜…というのは予想通りだったものの。

3人で幸せを味わいたかった…と後悔の念を抱え、

それでも自分が犯した罪を認めながら亡くなっていくラストは

「自分のやってきた事は必ず返ってくる」といった教訓も含んだものになっていて、

考えさせられる点でいつまでも余韻が残りそうで。

この締め方は個人的にはアリだと思いました。

 

だがしかし!最後が好みのものだったので

終わり良ければすべて良しって言いたい所なんですけど…

どピンクの照明の部屋が見られなかった!

最終回も「ドコヘユクンダー♪」って歌いたかった!!

あら、話よりも、むしろこっちの方が心残りな気がしてきましたな(笑)

 

 

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レンタルなんもしない人 9話 感想|おかえり、レンタルさん!

 

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3ヶ月以上経ち、ようやく放送再開!待ってました。

本作こそ少人数で撮れて密にならなそうなのに、お知らせはまだなのかな〜…と

うずうずしていた日々が続きましたけど、

こうしてまた無事に新作が見られたのが本当に嬉しい。

 

暑い季節になったから、レンタルさん=森山さん(増田貴久)の制服も

グレーのパーカーから白のシャツへと模様替え。

通常通り放送していたら、もしかしたら新しい服装が見られる事は

なかったのかもしれないと思うと、ちょっとしたお得感がありますね。

 

内容の方は、本作らしい「見ているだけで心が満ち足りていく」

ぽかぽかした世界観を久しぶりに堪能しました。

実は再放送を見ていなかったもので、当時抱えていた"好き"という感覚を

再び呼び戻せるのだろうか…と不安だったんですけど、

ああ、この劇伴懐かしいなぁ…そうそう、森山の返しが一々面白いんだよなぁ…などと、

あまり時間が経たない内に物語に入り込む事が出来て良かったです。

そして、恋人を"好きでいる"事、恋人を"好きであり続けたい"気持ち、

そういった言葉では表しきれないような感情が

知世(土村芳)や優季(古川琴音)から伝わってきて、

勝手に幸せのおすそ分けをしてもらった気分になっちゃいました。

 

知世の「惚気話をし始めたら止まらない」感じが良いんですよね。

1つ話を終えたらまた別の話へ…と、箇条書きしてあるものを線で引いていく所には

普段彼女に関する話題を出さないが故の拙さと初々しさがあるし、

どうしてもホワイトボードを見せたいから家に連れて行くのも、

今まで本当に誰かに話したくてしょうがなかったんだなぁ…って

興奮状態になっているのが分かる。

また、優季の性格が愛娘みたいでさ…

人に関わる事に積極的だったり、人の目も気にせず自由奔放な動きをしたりしているのを

見ていると、知世のノートにどんどん話したいネタが追加されて行くのも

無理ないよなぁと思ってしまうんですよね。

知世にとってはほんの動作も、発せられる単語も、1つ1つが愛しく映ってしまうんだろうな。

 

そんな幸せ溢れるエピソードと同時に書かれた神林(葉山奨之)のエピソード。

どちらも愛を欲している所は共通していても、そこに「嫉妬」が混じると

あそこまで別人になり果てるのか…という恐ろしさを垣間見たようでしたわ。

でも…SNSの"いいね"は決して「同意」「共感」だけとは限らないんですよねぇ。

本格的に精神が病んでしまう前に、早くこの人もレンタルさんによって救われる話が見たい。

 

 

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SUITS/スーツ2 10話 感想|突然のキス魔と突然のボストン

 

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ボストンって東京にある街だったっけ(爆)

洋風くさい葬式のシーンは、きっと少しでも密の環境を減らすために

外で開催する事にしたんだろうと何とか好意的に捉えられますけど、

ボストンに関しては言葉だけ借りて、数分くらいで日本に帰ってきましたからね。

日本でお葬式やったと思ったら、CM明けにはボストンに飛んで、

間をおかずに帰国して、そして大輔(中島裕翔)のお部屋へ…

もう「どこでもドアでもあるのか!」とツッコみたくなりますよ(笑)

朝ドラだとたまに、田舎と都会をまるで短い距離かのように行ったり来たりする

シーンもありますけど、まさかそれ以上に移動する作品が見られるとは思いもしなかった。

いやぁ、ぶっ飛んでますなぁ。

 

ぶっ飛んでると言えば、大輔の突然のキス魔設定も謎。

キスシーンを求めている視聴者がいるのかもしれませんけど、

イケメンじゃなかったらただの変態おじさんですからね。あのガッツリ具合。

おばあちゃんも天国で泣いているよ…

「ニクめなさ」が完全になくなった高圧的な態度の蟹江(小手伸也)も含めて、

色々とキャラ変し過ぎて困惑しかしません。

 

 

ただ、いつもだったら乖離していて見づらい印象の

甲斐(織田裕二)パートと大輔パートの合体も、

今回に関しては如何に後者が本題に不必要かがはっきりと分かったから、

その分前者の話に集中出来た気がします(笑)

全体的にビールやウイスキーの長い長いCMを見ているような作りでした。

 

さて、次回から最終章…というより、舞台も登場人物も変わった「〇〇編」に見えるんですけどね。

新たにレギュラーの話もありましたし、予定通り月9史上最長話数で行くつもりなのでしょうか。

なんか…黒歴史で終わりそうですな(汗)

 

 

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半沢直樹(2020) 8話 感想|大嫌いは大好きの裏返しって言うよね〜

 

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なんだあの、「後はお前に託した。成功を祈っている」みたいな少年漫画的ラストは…

半沢(堺雅人)LOVEな黒崎(片岡愛之助)のキャラクターは元から好きだったけど、

彼にかける言葉も、去り際の後ろ背中もあまりにも男らし過ぎて

なんか胸がジーンとして来ちゃいましたよ…(泣)

そして、噂を聞いて真っ先に駆けつける半沢にも萌える。

あれだけ本気でやり合っているうちに、いつしか敵対関係を超えた友情のようなものが

芽生えてしまってたんですねぇ。

 

半沢サイドからしたら、黒崎はねちっこくてウザったい敵キャラではあったけれど、

よくよく考えたら立場が違うだけで、黒崎も黒崎で常に不正を暴くために行動する

正義感の強い人である点は共通していた訳で。

お世話になった金融庁に向かって深くお辞儀する姿からも、

彼がどれだけ仕事に打ち込んできたのか…という誠実さが感じ取れて良かった。

Paraviで配信されるみたいに、日曜劇場「黒崎駿一」も

スピンオフで見てみたい気持ちにさせられました。

 

睨みつけた表情で急に大声で恫喝する箕部(柄本明)は厄介ですが、

紀本(段田安則)も中々一筋縄では行きませんねぇ…。

追い詰められた時はただ怯えっぱなしじゃなくて、

サラリーマンらしい真っ当な返しをして反撃してくる所に

今までの悪役とは違うぞ!という凄みを感じます。

 

今回は最終回前に相応しい、

言わば「ぐぬぬ…」といったやり切れなさしか残らない"溜め"の回でも、

相変わらず最後まで飽きさせない構成ですね。

「おねしゃす」などのネタを盛り込んだ前半で楽しませ、

そうきたか!という意外性を持たせつつ、

"ザ・ラスボス"の風格を漂わせる柄本明さんの佇まいでビビらせながらも、

ラストは黒崎の花道を飾って、別れを惜しむ形でしっかり余韻も残す。

半沢直樹の世界のキャラクターが視聴者のみんなに愛されている」

そんな自信と誇りがなければ、多分あのような逞しくもあり切ない展開は作れなかったと思います。

本当に隙のない1時間だわ…。

 

 

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恐怖新聞 3話 感想|良い事言うたび信頼度を失う彼氏くん。

 

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「詩弦があたしの人生めちゃくちゃにしたんだ!!」

えっちょっと待って…大袈裟過ぎません?(笑)

それは職も家庭もお金も何もかも失った人が言う言葉だぞ、桃香(片山友希)よ…

なんてツッコんでしまいました。

彼氏を失ったくらいでしょ。大学生活は別に留年危機でもないんだし、再起なんて全然可能でしょ。

大体、協力するよ!って参加してきたのは自分の方なんだから、

他人のせいにするのも変な話ですよねぇ。

 

さて、今回も、そんなほんの好奇心と良心的な気持ちで手伝い

また返り血を浴びる人が増えるのか…と思われた母・歌子(黒木瞳)。

しかし、無事に運命は変えられた…んですよね?

まだハッピーエンドではないだろうと疑っている自分がいます。

中盤までは前回と同じで「事件は別の場所で起こっていた!」という早とちりする

流れになっていたので、このパターンが続いて行くのかなぁとも思いましたし、

分かっているのに守ってあげられなかったと嘆く日々が重なって、やがて鬱になり自殺…?

なんて展開も考えていましたが、

全7話構成だからなのか、早めの段階で結末を捻ってきた所は良かったです。

というか、声をかけられてるのに、俯いて親の後ろに隠れたままの子供は

絶対何かしら"理由"があるからなぁ…もっと早く気付いて!とも言いたくなりましたけど、

助かりはしましたのでね。終わり良ければすべて良しってやつです。

 

今回は演出方面でも"捻り"があって、何かが近づいてくるカメラワークだったり、

劇伴と場面のミスマッチ具合だったり、不安をハッキリと煽るような見せ方ではなく、

ともを(坂口涼太郎)の正体が判明するラストシーンで

「そんな人と一緒に喋っていたのか…」という、視聴後に静かな恐怖を襲わせて

余韻を持たせる事を狙った見せ方にシフトチェンジしていた印象。

(幽霊なのは当たっていたけど、まさか新聞配達人とは思わず。)

あ!でも、幼少期のカウンセラーと男の子を虐待していた母親の見た目は怖かったなぁ。

「妖怪シェアハウス」の妖怪達よりも妖怪らしかった(笑)

下手したらなまはげになっちゃいそう。

 

で、回を増すたびカッコイイ発言に説得力がなくなる勇介(佐藤大樹)…

「抱えきれない苦しみがあるなら、俺も一緒に背負うからな」

あんた、違う女性と寝てたやないか!白目むいてたやないか!!

最後のコーナーを作るあたり、スタッフも彼をどんどんダメ男にして

視聴者にツッコませる気満々なんですよねw

いつの間にか恋人になったかと思ったら、今度はいつの間にか浮気に手を出す。

詩弦(白石聖)のどこに惚れたのかも分からないから、

恐怖新聞で怖い思いをしている所にたまたま出てきて支えてくれていた、

要は吊り橋効果で付き合ったようにしか見えず。

 

詩弦の母親も母親で、前回まで精神的に病んでいるほどだったのに

急に改心しているし…この作品にまともな登場人物はいないのかも(爆)

 

 

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