あの〜…そもそも遺産相続の話ですよね。
前回からただでさえ、遺産相続とは直接関係ない「誰が突き落としたのか?」という
探偵が犯人探しをするようなミステリー路線になっていて軸がブレて来ているのに、
そこに関係者以外の話を盛り込む必要はあったのかと
疑問に思わずにはいられない内容でした。
他の感想記事でも時々言及した事があるかもしれませんが、
正直、公式の相関図にも載っていない新キャラが犯人っていうパターン…萎えるんですね。
考察力が弱くても、自分なりに今まで推理してきた事が無駄にされた気がするから。
今回の話は原作通りなのでしょうか?
それとも、全10話だと考えて、尺を埋めるためだけに追加されたオリジナルなのでしょうか?
前者だったら話の展開の仕方が勿体ないで終わりますが…
もし後者だったとしたら、あれこれ脇道に逸れて"引き延ばし感"満載の作りにするよりかは、
最近増えつつある全5話構成とか、あるいは潔く2時間SPの特番で作ってみた方が
原作の持つ面白さが引き立ったと思うのです。
3話の時点で新キャラのエピソードを持って来るとなるとなぁ…
もうネタ切れなんでしょうかね(汗)
他にも"引き延し感"を覚えたのは演出。
これは邪推なので軽く流して欲しいんですけど、
「テセウスの船」のような煽る路線で行って欲しいと
上層部から頼まれているのかな〜なんて思ってしまう部分が多く見受けられるんです。
今回で言えば、楓の元に謎の男が手を近づけようとしているシーンで
スリリングな劇伴を差し込みながらCMに入る流れ。
いくつかの謎を散りばめる事で、視聴者に考察させる"機会"を作る内容。
特に目立つのは伯朗(妻夫木聡)の妄想シーン。
…あれ、毎回やらなくても良いんじゃないのかな?
あまりにも壮大な展開が続くから、妄想だと分かりやすくて緊迫感がないし。
割と長めに時間を割いているから
「それに費やすんだったら本題を進めてよ!」ともツッコみたくなってしまうし。
童貞設定なのは初回で提示したので、毎回ガッツリ挟まなくても
主人公はそういうキャラだと理解してくれていると思うんですよ。
中華屋のくだりで、3人の座る位置を
それぞれ着ている赤白黒の衣装と
後ろの壁の色にが同じになるように合わせた引きのカットだけは、
芸術作品らしい美しい画になっていて印象的でしたけど。
予告の明人(染谷将太)が監禁されてるっぽいシーンは…
まさか妄想じゃないですよね?
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