姉ちゃんの恋人 4話 感想|吉岡くんの過去が想像以上に重かった…

 

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とうとう明かされた吉岡(林遣都)の過去。

これは…何て言ったら良いのか…………

まず言える事としては、彼に下される判決があまりにも厳し過ぎないか?と(泣)

 

男たちに襲われたという事実も、取り憑かれたかのように男たちを殴った時の

吉岡の姿が怖かったという記憶も

全てなかった事にしたい彼女の気持ちも確かに分かります。

でも…彼女のためにと必死で行った行為が勝手に"なかった事"にされた側の気持ちを

ちょっとでも考えたりしないのは…。

幸いにも殺人事件には至らなかったのに。

繁華街なんだから、誰か一人でも目撃者がいそうなものなのに。

吉岡の背負った十字架が重過ぎて…

恋愛に後ろめたさを感じてしまうのも無理はないと思いました。

 

彼の過去が明かされるエピソードの前に、

怖いもの知らずな和輝(高橋海人)がみゆき(奈緒)をリードしたり、

実は恋しちゃって!という日南子(小池栄子)の率直な理由にも

職場のみんなは泣いて笑ってフォローしてくれたり…といった

平和で愉快なエピソードが立て続けに流れていたのも、

今回ショックを受けた原因ではあるけれど…。

「愛情」「思いやり」「感謝」をはっきりと言葉にして伝えられる安達家と、

お互い本心は分かっているものの、自ら距離を遠ざけて遠慮がちになってしまう吉岡家の

"家族"の対比が何とも切ないんですよね。

同じ家族なのに、どうしてこんなにも違いが出てしまうんだろう…

ここまで辛い目に遭わせる必要はあったのだろうか…

考えれば考えるほど、吉岡と母・貴子(和久井映見)の今の関係性に

早く希望の光が見つかって欲しいと願いたくなる気持ちにさせられます。

 

そんな吉岡の過去、取り巻く環境が描かれた分、

桃子(有村架純)の言葉には今回もグッと来てしまいました。

「吉岡さんは私と付き合った方が良い!」

ああ、やっぱり、今の彼を救ってくれるのはこの人の存在なのだと。

"強さ"が彼の心を温かく照らしてくれるのだと。

ちょっとずつではあるけれど、桃子の存在に惹かれていく描写に

目頭が熱くなってしまうラストでした。

 

バーベキューデートも純粋に楽しんでくれているし、一歩前進している。

桃子と出会った事で影響を受けていく過程…その記録を閉じ込めたような、

まるで思い出のアルバムを1ページずつめくっているかのような吉岡の変化も

純粋に応援したくなりますね。

 

…過去の内容が内容だっただけに、

今回は完全に、彼目線の感想になってしまったなぁ。

 

 

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