監察医 朝顔(2020) 3話 感想|知らせたい事と、知らせたくない事

 

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本作の何が好きかって、共働き家族による子育て&家事描写、

「仕事終わった!今日のご飯なに?」の他愛もないやり取りといった

日常パートの丁寧さは勿論なんですが、

家族や職場仲間と触れ合う事で"普通の幸せを送れる毎日"に感謝しながら、

突然命を絶ってしまったご遺体にはじっくり向き合っていくという

朝顔上野樹里)達の"姿勢"が見えて来るような、

仕事に対する真摯な描き方にもあるんですよね。

今回の場合は、さらにその真摯さが見えた話になっていた気がします。

休みを使ってでもどうしても調べたいという気持ち。

遺体の胃の中にあった小骨から真相を掴み取る探究心の強さ。

凄いなぁ…一度ハマったら抜け出せない監察医ならではの仕事ぶりを

見せてもらえた満足感がありました。

 

結局、父が愛していた女性はどんな人で、

父はどんな風に亡くなっていったのかは遺族の娘に伝えないまま

事件は幕を閉じましたが、

それもまた、朝顔と茶子先生(山口智子)なりの優しさなのでしょうね。

恐らく、言っていないだけで全てを知っているのかもしれないけれど…

何を伝えたら元気づけられて、何を伝えたら傷つけてしまうのかは

日々ご遺体と向き合う生活の中で自ずと分かってくると思うから。

とにかく、娘にとっては「おじいちゃんになった父を幸せにさせてくれた存在がいた」

という真相を知れて良かったです。

"生きた証"を探してくれる人も朝顔達で良かった。

「どんな事があっても、そばにいますので」と相手を想って接してくれる

言葉をかけられていなければ

一歩前に踏み出す勇気は持てなかっただろうと思うと…

今回も温かい結末に、一視聴者の私も心救われる内容でした。

 

で、嶋田(柄本明)が、朝顔が帰省するのを拒んでいる件。

やっぱり"あの歯"が関係しているんでしょうねぇ。

先週はつぐみ(加藤柚凪)の歯のくだりもあって

捨てられなかった乳歯を大切にとっておいているのかな…?とも思いましたけど、

よくよく見たら大きいし、茶色いし…で、違いましたね。

もうすでに遺体が見つかっているという"現実"で朝顔達を悲しませたくないがための

あの行為なのは察しは付きますが、

う〜ん…歯だけって…殴られて取れるくらいの想像しか出来なくて(汗)

それとも、形見としてこっそり持ち帰って来たとか…?

 

次回は大谷亮平さんにともさかりえさん、高梨臨さんが登場するとの事で、

こちらも楽しみですね。

最後に余談ですが、カエルのお肉は鶏肉みたいな食感と味で美味しいですよ♪

実は、焼いた状態のものを食べた事がありまして(笑)

 

 

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