まぁ、日高が容疑者だと疑われている以上、
彼の秘密が誰かの手によって漏洩されて会社がピンチ!という展開は
いずれやりそうな内容ではあるんですが…
う〜ん、個人的には何か引っかかるなぁ。
「歩道橋の彼女」と日高の関係性、
そしてその正体を突き止めようとする河原(北村一輝)の動きと
着実に事件の真相には近づいている描写はあるし、
主要な人物の一人である陸(柄本佑)が果たしてただの善人なのかどうかにも迫っているから、
決して今回の話が意味のないものだったとは言わないんだけど。
でも…本作が全10話で、中間地点だとすると、後半戦に突入する前の重要な回に
会社にネガティブキャンペーンをもたらした犯人を特定するだの、
九十九(中尾明慶)が特許を買収しようと企んでいるだの、
本作が書こうとしている"事件"からズレた話をメインに盛り込む必要ってあったのかな?
と思ってしまいました。
森下脚本は物語の中間地点からどんでん返しが続くイメージがあったので、
そろそろ驚くべき"何か"がやって来ると待ち構えていた分、
あれ?思ってたのと違ったな?…っていう肩透かしを食らった感じ。
まぁ、唯一進んだと言えば、やっぱり戸田一希の件ですね。
男っぽい名前ですが、実は女性。
本格的な考察はそういうのが得意な方に任せるとして…
戸田一希がラブレターに書かれていた"歩道橋の彼女"で、
(いや…河原の勘違いで、次回の冒頭で別人だと発覚する可能性も考えられるか?)
手紙を大事に残している理由としては、
彩子<日高>(綾瀬はるか)が日高<彩子>(高橋一生)と入れ替わる前に
入れ替わった相手だからなんじゃないかなぁとは思ってしまいますね。
日高<彩子>も触れていたけど、化粧や服装と
"女"である事を楽しんで、しかもその楽しみ方を知っている感じですし。
陸が帰ってきて、「何言ってんの!他に行くとこないでしょ?」と言われた時の顔が
完全に恋に落ちた顔でしたし。
2話の感想でも書きましたが、日高が何度も入れ替わった説、まだ有力なのかも。
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