残り2話控えているのに、小川(明日海りお)を殺した真犯人と動機、
隠蔽体質の校長(高橋克実)を逮捕する所までやっちゃうとは…
まだ謎はあるようですが、ほぼほぼ解決したような状態ですね。
最終回かと錯覚しましたw
っていうか…「校長が逮捕されたってよ!」って
まるで噂話のように盛り上がる生徒達…呑気か(笑)
ただ、隆平(藤原竜也)が最終的にやった事は、警察に関係なく、普通に暴行なので。
校長が逮捕されてもそこまでスッキリはしませんね。
(一応暴行罪として話を聞くみたいなので、まだ良かったですが)
途中までは三枝(山田裕貴)と連携したり、事故に遭った野球部員の家庭訪問をしたりと
学校で起こる事件を解決しようと動く"学校内警察"らしさがあったのに、
恋人が学校に殺された復讐心を持つ設定を付け加えられているために
結局"私怨"で動いているようにしか見えないのが勿体ないんですよねぇ…。
警察だったら、校長の独白も証拠として録音するくらいしたって良いのに、
中学生よりも冷静な行動が出来ていないのは…(汗)
それに、本作だけでなく、他のサスペンス系ドラマでもたまにありますが、
いくら山場を盛り上げるためとは言えど、
誰かが止めに入るまでボーダーラインを超えた主人公が暴れる展開にして
緊迫感漂う雰囲気を作るのは、ちょっと安易な気がするんですよ。
きっと、主人公一人だけに辛い過去を背負わせ過ぎているから、
人を公平に正す警察官としての"正義"ってものが彼から感じにくいんでしょうねぇ。
三枝が隆平の過去を知る一番の理解者で、もっと裏の相棒として連携プレイをとっていたら…
涼子(真木よう子)がただの鈍臭い教師じゃなくて、小川の親友で、
彼女が亡くなった今も隠された真相をひっそりと追っている熱い存在だったら…
今更タラレバ言っても仕方ないですが、2人がもうちょっと隆平をサポートしてくれて
過去の事件にも協力してくれる重要なキャラクターとして描かれていたら、
「隆平が学校内警察という仕事をそっちのけで、個人的な恨みを晴らすために動いている」感が
薄まって、1話完結パートの学校での話にも集中出来たんじゃないかと思いました。
とは言え。学校パートの方は、4話くらいからあった
話が中途半端にまとまるモヤっと感が減ったのは良かったです。
強いて言うなら、後輩をこき使ったOBにもきちんとした制裁を下す描写があったら、
もっとスカッと出来たかもしれませんけどね。
「闇部活」というテーマは、途中から縦軸の話に変わったのを除けば基本的に一貫していたし、
一番の加害者じゃなくても、阿部(音尾琢真)が自身の落ち度を認めて
謝罪するシーンがあるだけ…今回はまずまず見られたかなと。
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