個人的な事情でちょっとバタバタしてて、この時間になっちゃったので、簡単感想で。
今期は"忘れてしまう"話や設定が多いけれども、
中でも平(時任三郎)が家族の事を忘れてしまう様はすこぶる辛いものがあります…。
「結婚式、2人がもたもたしてるから…もう挙げたらどうだ?」「つぐみか…良い名前だな」
前者に関しては多分、「知ってるワイフ」の母じゃないけど、
里子が生きている間に挙げていれば...という意味合いで
記憶を混同しちゃってる部分もあるんだと思います。("もたもた"の表現が気になったので。)
回想での柔らかさをまとったあの頃とはまるで別人で、
この2つの言葉を少し険しい顔で、冷静なトーンで流暢に語る演技があまりにも衝撃的で、
事件の結末がちょっと吹っ飛んでしまうほどでした。
今はつぐみ(加藤柚凪)の顔を見れば、すぐに"今の日常"には戻れるけれども…
またいつああなるか分からない。
もう一回忘れてしまったら、その先ずっと忘れてしまうのかもしれない。
今回は、そのための"記憶"の話なのかな…。
嶋田(柄本明)が着ていたスーツは遺族の手にわたる。
10年の付き合いだったという秘書は、
アリ好きの松本先生(片桐はいり)への配慮で、
ムネアカオオアリというレアなアリの巣を壊してしまわないようにと、別の場所を選んだ。
でも、"アリの事を、私の事を思ってくれていた"という優しさが松本先生の頭の中では残る。
たとえ何かが変わってしまっても、戻らない人になったとしても、
"物"だけは消えない…そんなメッセージが伝わったお話だったと思います。
で、黒フードの正体は、りんたろー。さんである事が発覚。
まだ演技は分からないけれども、個人的には、俳優…アリですね。
なんとなくシャドーボクシングをやってそうなイメージが(笑)
森本(森本慎太郎)は助かるのだろうか…。
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