きれいのくに 7話 感想|「美とは?」について考えさせられる

 

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本作を見ていると、それぞれの持っている"美"についての

価値観の違いについて考えさせられます…。

 

自分のコンプレックスを取り除くために整形する人。

整形する目的としては、あの人の好きな顔に近づけたい。

周りと同じトレンド顔になって安心感を得たい。他より抜きん出たい。

みんなの憧れの的になってチヤホヤされたい。

そして…遺伝子操作をして産んだ子供も綺麗な子に育って欲しい。

いろんな考えがある事でしょう。

一方で、あえてプレーン顔でい続ける事を選んだ人もいる。

誰かの好きが自分の好きとは限らないし、この顔が好きな人がいてくれたら

それで良いと言い切る小野田(吉田羊)も、中々素敵だとも思う。

 

二者で共通しているのは「自分に自信を持つ」。

でも…整形で容姿を塗り固めたとしても、「私はこれで良い」とポジティブに捉えたとしても、

誠也(青木柚)や凛(見上愛)の様子を見ていると、

内面までは誤魔化せないという現実に直面させられます…。

そして、整形をした人もしなかった人も、

どちらも同じくらいの苦しみを抱えているという事も。

 

中山(秋元龍太朗)こそ、両親のお陰で整った顔ではあるものの、

その顔のせいで誰かにとっては勝手に"トラウマ"扱いされ、勝手に気まずい関係になる

理不尽な差別を受ける日々を送っている。

貴志(山脇辰哉)はピアスをつけてイメチェンしたにもかかわらず、

意中の人に振り向いてもらえない。

れいら(岡本夏美)に「耳から膿出てるから拭いて」って言われた時点で

もうお察しなんですよ…(泣)

 

小野田の言葉で、凛は裏整形への誘惑を踏みとどまれるか?と僅かに期待したけれど、

次回予告を見る限り、結局手を出してしまうらしく。

多分、"プレーン顔だから""人気女優にはなれない"小野田が店員に裏で注意される所を

目の当たりにしたから…というのも、決意したきっかけなのかなぁと。

シフトを休んでも、その人が大きな映画に出ている女優だったら

「急な予定が入ってシフト休んじゃうのも無理ないよね」で終わるかもしれませんよね。

顔を変えればやっぱり人生も華やかにはなるし、

思い通りの幸せを得られる(誠也も振り向かせられる)と思い込んだんでしょう。

 

さて、「最終回まで見ないと分からない」を謳っていた本作だけに、

どんな結末に落ち着くのかがまだ見えてきません。

まぁでも…綺麗の答えは1つじゃない…みたいなメッセージを残して終わりそうな気はしています。

 

 

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