ブラッシュアップライフ 7話 感想|徳を積めたかどうかの基準、案外単純なのかも?

 

 

「ねぇってば!」

麻美(安藤サクラ)のその言葉に振り返るも、

避けるように逃げてしまう夏希(夏帆)と美穂(木南晴夏)。

予告映像でこのくだりを見るたび、本当に胸がきゅ〜っとなる想いでしたし、

次回(今回)がより一層待ち遠しい気持ちにさせられてましたよ(泣)

 

で…いざ本編で放送されて、途中まで見ていて

「夢オチか?夢オチであってくれ!」と願っていたらそうだったので、

そこは安心したんですけど。

でも…インテリキャラのイメージを子供のうちに周囲に与えて、

親しい関係を築けないまま大人になってしまった以上、

2人との間にある"壁"をなくすのは、中々難しい事ではあるんですよね。

 

久しぶりに会って声はかけてみたものの、自分とは次元が違い過ぎるのか

次の話題が見つからなくて、どことなく気まずい雰囲気が漂い始める後半のシーンも、

現実世界でもあるある案件なだけに切なかったです。

その代わりに真里(水川あさみ)と友達にはなって、孤独は逃れたけれども…

やっぱり「3人での何気ないお喋り」も本作の好きなポイントの1つではあったので、

終始ぽっかりと穴が空いたような感じで見ておりました。

 

人生4周目で、合計すると120歳以上生きているのもあってか、

佇まいも口調も達観している大人になった麻美。

職業は今までの中で最も徳が積めそうではあるし、

今回の内容でも、3周目でのミスを活かしてスマートに対処する様子が描かれていましたが…

カット出来る所はなるべくカットしてサクっと進む展開も踏まえると、

タイムリープするたびに、徳を積む行為がどんどん"タスク化"していて、

人に寄り添おうとする想いが見えてこなくなるのが欠点にはなるんですね。

 

一番徳を積めていた印象があるのは2周目だけど、結果的には認めてもらえなかった…

じゃあそう考えると、人生をやり直す事が良いとは限らない…

そもそも1周目しか生きられない私たちは、失敗や後悔を抱えながらも

次は同じ経験をしないようにと改善しながら生きているので、

それがかえって「徳を積む」に繋がるんじゃ…

そんな風にいろいろ考えながら見ていたら、ハッとさせられるエピソードが出てきました。

35歳になってからの妹・遥(志田未来)の結婚式のエピソードです。

そこで、なんとなく"答え"が分かったような気がします。

 

35歳まで生きないと見られなかった、遥の幸せな光景。

1周目だったら、遥も「お姉ちゃんも喜ばせてあげたかった」という心残りを

この先もずっと抱えたままだったんじゃないかと思うと…

「徳を積む」の基準って案外シンプルで、長生きする事が一番の徳なのかもしれないなぁと。

 

例えば、親からしたら、子供たちには病気も事故もなくずっと幸せに生きていって欲しいし、

自分よりも先に亡くなって欲しくないと願ってしまうのが親心。

今の麻美は事故死に対する危機管理が不足しているように見えるだけに、

今回の件で、何か"気づき"を得られたら良いですよね。

 

もう1つ予告されていた「人生、何周目?」については、

まさか最後まで引っ張られるとは思わず。

でもポジティブに考えて…次回で怒涛の新展開になる事を期待します。

 

田邊(松坂桃李)の年商のくだりがスルーされた辺り、

もしかしたら麻美や真里だけじゃなくて田邊も?

いや、何周になっても人生があまり変わっていない周りの人たちもタイムリープしてる??

どんなからくりが明かされるのか、楽しみです。

 

 

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