「面倒臭いけど何だかんだ言って良い人」な桑野(阿部寛)のエピソードを、
まどか(吉田羊)の後輩へのアドバイスや、
商売繁盛のご利益がある神社を女子3人に紹介した事を通して
終始じっくり描いていった回だったと思います。
今回も桑野というキャラクターを楽しみました。
しかし、もう5話で折り返し地点に到達したのもあり、
何か足りないような…もう一捻り欲しいような…といった惜しさも抱えながら
見ていたのですが、ちょっと気付いてしまいました。
そろそろ桑野にとって「お?」と放っておけなくなる相手を前面に出しても
良い頃合いな気がするんですよね。
前作の話を持ってきてしまいますが、
例えば、花火を一緒に見ようと思ってさり気なく双眼鏡を2個買ってきたりだとか、
自宅にみちると早坂先生の手料理が置いてあって、部屋に診察しに来たのもあり
先に早坂先生のロールキャベツを食べたりするだとか…
人との出会いによって徐々に影響を受ける桑野のエピソードが描かれてきました。
(↑初回放送前に再放送を見たので、まだ記憶が鮮明で(笑))
しかし、本作にはまだそれが見えて来ません。
今回は、まどか・有希江(稲森いずみ)・早紀(深川麻衣)vs桑野の構図で、
まるで視聴者が3人と同じように桑野の生態を覗き見している感覚になる作りは
面白かったですが、別の意味で捉えると「振り回されている」「振り回している」の
関係がずっと続いている事にもなる訳で。
桑野と同じラインに立てる人って、このままだと全然いないし、
新たな展開を入れないと話の収束も上手く出来ないんじゃないかと思ってしまいました。
…「セカンドステージ」要素は確かにありつつも、
基本的には桑野を楽しむドラマという印象が強いのも、そのためかも。
で、やっくんの話…
ストレートに薬丸(デビット伊東)ではないでしょうねぇ。
人の悪口書いているようなブログは大体、
生活が充実していなくて憂さ晴らしにやるもんでしょうし、
そもそもそんなネガティブな気持ちが詰まった、自分だけが欲求を満たすものを
他の人に教えるなんて事はないと思うから(笑)
途中に出てきたヤンキーそうな男性は…今後も出てくるのかどうか。
この方、本当引っ張りだこだなぁ。
それくらい役に馴染むのが上手い俳優さんなんですけどね。
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