西郡(永山絢斗)のキャラ変が激しい。
フン…俺がトップだぜ…なクールなイメージを持っていたんですけど、
いつから一人の患者に感情移入するような医者になったんでしょうね。
ラインで個人的なやり取りもしちゃうしさ。
彼の話は前回で完結したと思っていたので意外でしたが…
「西郡は天才ではなかった」を描くために
わざわざ2話分割く必要もない気がするのですよ。
で、今回の3人のエピソードも、相変わらずいろんな話を盛り込んでいるので
結局何を伝えたいのかも分かりません。
ただ1つだけ分かるのは、三者三様の挫折の物語を見せられたね…という事。
揃いも揃って救いがない。
どれか1個は成功させて、結末にメリハリをつけたって良いじゃない。
モヤっとする結末はどちらかと言うと、視聴後の余韻が残るので好きな方ではあるんですが、
今回の何が腑に落ちないかって、最後の西郡のパートで
今出川(三浦友和)が拍手を送る形で、無理やり「希望」を見出すような
良い話風に終わらせた事ですよね。
あの母親も、前の時間のドラマを見てからだと、
もう少し子供を思いやれる言葉はかけてあげられないのか…という冷酷ささえ感じます。
前回に引き続き、今回は大西礼芳さんの
精神のやられっぷりが伝わる演技が印象に残りましたが、
"ゲスト陣で魅せる"作りは本作の長所でもあり短所でもあるんですよね。
天海祐希さん演じる主人公の存在感が、
この人なしでも物語が成立しちゃうんじゃないかと
思えるくらい、とにかく薄い。
宝塚出身だけあって、スターのオーラを放つ天海さんですら薄いと思うんですから、
他の女優さんだったらどうなっていたんでしょう。
…なんか、「トップナイフ」と呼ばれるほど大した活躍していない気がするのは
私だけですかね?
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