これはまず、松重豊さんをキャスティングした企画の勝利でしょうねぇ。
似合ってるな〜可愛いな〜なんて言ってたら、あっという間に2分半経ってしまいました(笑)
(いや、事前にその放送時間なのは知っていたけれども。それにしても一瞬w)
内容としては、特に初期設定・人物紹介もないまま、
猫村さんがどんな日常を送っているのか…という「漫画の1ページ」を
切り取ったようなもの。
今回は初回だったのもあり、人間には猫村さんはそこらにいる"猫"として見られているのか?
二足歩行なのを何で不思議に思わないんだ??などと気になる点がいくつか浮かび、
主人公が人間とすぐ親しい関係になれたオチに、フィクションにしかない
シュールさを感じて見終える事となりましたが。
これは「こういう作品なんだ」と思って、何も考えずに見れば
純粋にひたすら癒されるものになるのかもしれませんね。
勿論、既に癒されはしたのですが、初めて見たため、
あらゆるインパクトが大き過ぎて…という感じです(笑)
「あーあ ボルシチって どんなお味かしら♪」「猫でも 食べられるのかしら♪」
という超呑気な歌から始まるオープニングも、
エンディングで(恐らく)アコーディオンを使用するというチョイスも何もかもツボで、
伸びやかで暖かい世界観を醸し出そうという作り込みが
しっかり伝わってきた初回でもありました。
OP曲のこなれてない歌い方が、逆に味わいがあるなぁ…なんて思っていたら、
松重さん本人が歌われていたんですね。
本業の歌手に敢えて頼まないのも、なんだか本作らしいです。
市川実日子さんとの共演も「アンナチュラル」を彷彿とさせられます。
今回の話はまだ続くのか?それとも全然別の話になるのか?は分かりませんが、
コロナの影響で日々の楽しみが減り、寂しい心境の中、
通常放送してくれる"有り難み"を感じながら次回以降も見ていこうと思います。
しかし、感想は初回のみにする予定です。