前々回と前回はようやく本題に踏み込んだ面白さがあったのに…
また1つの謎を提示したままだらだら引っ張り、
本作お得意の"人間関係のもつれ"を描いて終わってしまった。
今回新たに分かったとすれば、フラクタル図形が後天性サヴァン症候群によるもので、
禎子(斉藤由貴)は誰かからその価値のあるモノとやらを受け取っていた…くらいでしょうか。
それ以外は特に進展はなし。
もうクライマックスに近づいているのに、
動物病院パートに本筋と同じくらいの尺を割く必要はあるのかな?と疑問でしかありません。
で、今まで本作に対して何がモヤっとするって、
横道に逸れるばかりで話が全然進まない事もそうなんですけど、
どの登場人物もピュア過ぎるところ。
興信所で調べてもらう発想になるの…遅くない?
資産を持っているのになぜ最初から調べない??←前回の感想もこんな事書いたけれど。
悪知恵を使ってカッコつけているように見せておいて、
そういうところには頭が働かない矢神家の一族が謎。
伯郎(妻夫木聡)においては、迂闊を通り越してバカだと思う。
彼の言動を見て、言葉は悪いですけど「え?バカなの?」って何度ツッコんだ事か(苦笑)
交換条件として自分にもメリットになる秘密を教えてちょうだいと頼まれたら
別に言わなくていい事まで正直に話すし、
大体、何か気づいたら逐一楓(吉高由里子)に報告するなんて
社会人の報連相じゃないんだからさ。
佐代(麻生祐未)の「なんで信じてんの?」という言葉がごもっともですよ。
最初は義妹だから信じていて、人に言われる形で途中でちょっと怪しいとは思うものの、
一緒にいるうちに自分のした行動に罪悪感を覚えて、結局最後は謝って元通り…
この流れ、毎回一緒。
毎回一緒だから、そろそろ楓に
「この人チョロいな」と思われても仕方ない気がしてきましたw
終盤のハグのくだりも、ダメ男まっしぐらですね。
部下を抱きしめる事で問題を解決しようとしている所がもうアウトでしょ。
顔がイケメンなの関係なしに、あれはセクハラ案件。
今更ながら、伯郎が妻夫木聡さんでなければならない理由は何だったのか…考えちゃいますよ。
妄想ばっかりしているし、面食いだし、仕事は疎かにしているし、
全体的に良いとこなしな主人公じゃないですか(笑)
私の場合、演じた役でその方のイメージが暫くついちゃうから、
放送が終わったら妻夫木さんに対して良い印象が持てなくなるかもしれないw
妄想シーンもねぇ…まさか、最後の展開で妄想か現実か曖昧に見せて
視聴者の気を引かせるために何度も挿入していた、とかじゃないですよね?
まぁ………………あと2話ですって。
やっぱり10話は長いよ。
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