ああ、良いなぁ…昭和らしい世界観。
ゆったり時間が流れているかのような雰囲気。
全体的に劇伴が抑えめで、あくまでも寅次郎(藤原颯音)の動きと
母・光子(井上真央)との会話に重点を置いた物語に仕上がっていたのが、
そう感じられた理由なのかもしれませんね。
にしても、ゲンコツを久しぶりに見た気がするなぁ…(笑)
どこか懐かしくて微笑ましい そんなクスッと出来る所もありつつ、
細かな表情や動きで魅せる、深い愛情で結ばれている寅屋の人々の温かさに
ジーンと心が満たされつつ…最後まであっという間に楽しんだ1時間でした。
そして何より一番良いと思ったのは、
井上真央さんが寅次郎の母親役としてしっくり来過ぎる件ね!
姉御肌というか何というか、凛とした女性ではあるんだけど、
本当は人一倍人情深くて、弱さも抱えていて…といった
一言では表せないような様々な面を持った役を自然と演じられていて、
もう初回を見ただけで「この役は井上さんでしょ!」と確信してしまいました。
あとは寅次郎役の颯音くん。
寅さんシリーズは正直名前とテーマ曲を知ってるだけで、全く作品は見た事ないんですけど、
それでも本当に寅さんなんじゃないかと思えるくらいソックリでしたなぁ。
個人的には、笑った時の目が線になっている表情がお気に入りです。
可愛い。もっと笑顔を見せて欲しい(笑)
次回は何やら戦争描写が増えるようで、
初回よりはシリアスな展開になってしまうかもしれませんが、
基本的には温かくホッコリした世界観に魅了されそうな気がします。
それにしても、ナレーションが付くと朝ドラ風味で…
岡田脚本となるとすぐさま「ひよっこ」を彷彿とさせられましたね。
声が増田さんに似てるなぁと思いながら見てましたが、
調べてみたら原由子さんだったのにはビックリ。
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