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SUITS/スーツ2 13話 感想|今更上杉に帰って来られても…

 

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前半、うとうとしちゃったんで(汗)今回は簡単感想で。

 

まぁ、とりあえず気になった所だけ書くとすれば…

蟹江(小手伸也)と藤嶋(上白石萌音)が張り合うくだりっているんですかね。

本編と何か関係してましたっけ?見落としてたらすみませんけど。

ああいう脱線した話を所々で挟みこもうとするから

集中出来なくなる部分もあるんですよねぇ。

 

上杉(吉田鋼太郎)の扱い方もなぁ…せめて前シーズンのラストで

ちらっと登場させていたら、続編を匂わせる効果をもたらすのは勿論、

まだまだ甲斐(織田裕二)の周りには敵がいる…?という

緊迫感を持たせる事が出来ていただろうに…と思いました。

ぶっちゃけ、新シーズンになってからいきなり出て来られて

危機的存在として恐れられていても、こっちはピンと来ないと言いますか。

 

前回まで傲慢な態度をとっていた印象の蟹江は、今回では急に不憫キャラになってますし、

そう言えば、玉井(中村アン)が不祥事を起こしたのが発覚してから

再び戻ってきたのに対して問い詰める人もいない。

大輔(中島裕翔)は「俺はまだ自分の部屋を持ってないのになんで…」とか言ってましたけど、

あなたはそもそも無資格の弁護士じゃん!そりゃあ…当たり前やろって話ですし。

キャラクターに一貫性がないから、見た後しばらくして忘れるほど

インパクトが薄くなってしまうのかも。

前シーズンでもこんなに酷くなかった気がしますよ。

ブレブレな作りはやっぱりコロナ禍が原因なんでしょうかねぇ…←また言ってる

 

で、次回は最終回前編ですと。

夕方の再放送枠でたまにやる、1時間しかとれないから

2時間SPを前後で分けてみました〜…みたいな構成ですね。

それ、最終回じゃないですから!(笑)

 

 

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レンタルなんもしない人 12話(最終回) 感想|1人分の存在がいて気づけたこと

 

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最終回はレンタルさん(増田貴久)の家庭のあれこれをメインに…ではなく、

あくまでもいつもの1話完結型の依頼人エピソードから物語が始まる所が良かったなぁ。

かと言って前者の件を駆け足展開で終わらせず、

森田(松本若菜)との関わりでピンと来るものがあったり、

前回で心救われた神林(葉山奨之)から新ビジネスの提案があったり、

そして1話で登場した大宮(志田未来)のその後の話が聞けたり…

本作がずっと問いかけてきたであろう「1人分の存在が人に何をもたらすのか?」に対する

答えのような作りにもなっていたと思いました。

 

OP映像と共に流れるナレーションを最後に持ってきたのも良い。

悩みやお願い事をただそばで聞いていて、SNSで報告する事によってまた新たな出会いがあって、

家に帰ったら奥さんに今日の出来事を話して盛り上がって、

今度は恩返しにと、レンタルさんの力になろうとする人も生まれる。

本作の世界にいる人々はそうやって支えながら、時に助け合いながら

これからも日常を過ごして行くのだろうなぁと感じられる、余韻のあるラストでした。

 

1話完結パートの方も、レンタルさんと共通点が多くて、

なぜ彼にハンチング帽を被って欲しいと思ったのかも分かる気がしましたね。

顔立ちもあっさり目で、のほほんとしたオーラが漂っている所も似ていましたし。

 

10話磯村勇斗さん回はヘビーな内容だったものの、

全編通して 見た後はふわっと心が軽くなるエピソードばかりで、

年代や価値観は違えど「えっそれは…」と驚くような事はなく

一人一人に自分の内面を重ねながら見続けられた作品でした。

様々な人生や人間模様を覗き見る。

ドラマチックな展開はないながらも、それをじっくりと描写するタイプの作品が

やっぱり自分には刺さるんだなぁ…と改めて気付かされた、素敵な出会いにもなりました。

 

増田貴久さんに役者のイメージはなかったから、

初めて演技を拝見した「ボイス」の「アニキ!」呼びが激しい役の印象で

ずーっと止まっていたんですけど(笑)

だから、こんなに朴訥とした役もハマるのだと新鮮味を覚えましたね。

(ちなみに、唐沢寿明さんがゲストの件、「今度はまっすーの主演作に俺が出る」と

当時約束されていたらしく。本当に実現させちゃった!

増田さんも唐沢さんに可愛がられる後輩的存在になるのかしら…♪)

多くを語らないキャラクターというのもありますが、間の取り方がとにかく上手くて。

その演技が「見ていて不思議と心が温まる」という本作の魅力を

倍増させていたんじゃないかとも思います。

映画出演も…良いですね。極力劇伴を流さず、台詞も盛り込まず、

ただ劇中で流れゆく"時間"だけを味わってくれ!

というような作品で(勿論違ったテーマでも良いですが)

また増田さんの演技が見てみたいです。

 

 

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恐怖新聞 6話 感想|まぁ、自業自得としか言えないよね。

 

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やっぱり期待を裏切らなかった黒木瞳さん!!!(笑)

ただの優しい母親で終わるはずがないですよ。

凶器で人を殺そうとする図は「犬神家の一族」でもありましたねぇ。

恐怖新聞の印刷関係者という訳ではなかったけれども、

3話の虐待回で詩弦(白石聖)よりもやけに熱心に調査しているなぁ…と思っていた

ちょっとした"違和感"はここに繋がっていたのですね。

そんで、「ちょっと待って、もう少しで殺せるから!」

「そうだそうだ、今度誰殺す?」があまりにも軽過ぎて笑っちゃいましたw

 

恐怖新聞を新たに契約した人は母でしたか。

てっきり血痕を見つけた時に「ああ」と冷静な反応をした

勇介(佐藤大樹)だと思っていましたが、そこは違ったみたいで。

ていうか…今回も安定してクズだったなぁ。

中の人の株が本当に下がらないか心配になるほど(笑)

「俺の人生どうしてくれんだ!」って…桃香(片山友希)もそうでしたけど、

2人共自分から巻き込まれに行ってこうなったんだからね?そこ、忘れてません??

前々回で「君を守り抜いてみせる」とか言った(時代劇回除いて)次の週には

もう暴力振るってるんだから信用ならないでしょ。

しかも女性2人。しかも、殴ってから自分の行為を自覚して謝るというDV気質。

大体、桃香の件ならまだ警察や病院に連絡出来そうなものを、

遺体をバラバラにして山に捨てようっていう発想が人格のヤバさを表してますよね。

なんかもう…自業自得としか言えませんよ。

桃香が殺される運命に遭うのも、勇介が警察沙汰になるのも(苦笑)

 

一方で、恐怖新聞の虜になっている篠崎(駿河太郎)。

情報を手に入れたいがために、桃香のハニトラにも乗っかっちゃうのかなぁと思っていたら…

刑事らしくちゃんと捜査している姿もあったし、

一応人としての倫理観も備わっていたから、そこは意外だったかな。

おお、そう来たのね!という面白さはありました。

 

 

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天使にリクエストを〜人生最後の願い〜 3話 感想|傷を抱えた者にしか分からない心の叫び…

 

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人情味ある江口洋介さん、良いなぁ…

島田(江口洋介)も歌うんだとは驚いたけれど、

「生活の柄」の歌詞の内容といい、同じ場所で気持ちを分かち合ったシーンといい、

2人にしか持っていない"共通点"を提示した上でのあの流れだから、

彼が歌うのにも物凄く納得しちゃいました。

原曲のチョイス、塩見三省さんや倍賞美津子さんといった渋いキャスティングからして、

多分人生を長く過ごしてきた人ほど刺さるんじゃないかなぁと思う作りなんですけど、

それでも私みたいな若い方の世代でも登場人物の心情が汲み取れるように出来ていて、

とても丁寧な脚本だと感じています。

 

「傷を抱えた者にしか分からない心の叫び」が表向きのテーマならば、

「その人の"生きた証"には価値があったのか?」を全世代に向けて問いかける事が

裏向きのテーマだったように思いました。

 

一番年齢が近いであろう和子(倍賞美津子)の「ダメな事をしてしまうだけよ」という慰めの言葉。

私たちのした事に意味はあったのかという後悔の念が先に来てしまう亜花里(上白石萌歌)。

力になれた事を信じたい寺本(志尊淳)。

そして、武本(塩見三省)の一番の理解者になれた島田。

苦難や挫折を何度も味わってきた大人世代と、

まだまだ人生はこれからの、ちょっとした青臭さが残る若者世代の両者間で

価値観の違いが見えてくる結末が興味深い。

亜花里が「なんで逃げなかったの?」と疑問に感じるのも無理はないと思いますし。

渋いばかりのキャストの中で、上白石萌歌さんと志尊淳さんが

本作のスパイスとしてちゃんと存在感を残しています。

 

1話から描き続けてきた息子を失った時の回想、

「捨てようとしても過去はついて来る」という言葉が一人だけ忘れられない様子を描いていたから、

亜花里も察していたように、武本の所から離れなかったのにも

「もういっその事このまま死んでしまえば…」と自暴自棄になっていた部分が

あったのかもしれませんよね…。

 

人生の価値を自分で見出すのは難しくて。

誰かに認められて、初めて自分の人生が価値あるものに感じられる。

そして、今一番見出せていないのは島田自身…。

死に向かいそうになっている彼を、サイレントエンジェルのみんなが救ってあげて欲しい。

 

 

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あのコの夢を見たんです。 1話 感想|そもそも妄想の世界の話なので…

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これは本作だけにかかわらず、どのドラマでも言える事ですが…

1つの作品が終わった次の週にはもう新しい作品が始まるという詰め詰めの形式、

「昔の事はさっさと忘れなさい」と言われているような気がして悲しくなりますな(笑)

 以前の4クール制に戻したいのは分かるけどねぇ…せめて2週間後にして欲しい。

 

こう書いたのも、前作の「浦安鉄筋家族」に個性的な作り込みの高さを感じただけに、

本作の話に物足りなさがあったからなんですよね。

何と言うか、「世にも奇妙な物語」内で放送されてもおかしくないような。

そもそも妄想の世界の話なので、

「クラスで一番モテる女子」なんて一人の男性の思いつきから膨らませて行っても、

女優の魅力頼りで行っても何でもありになってしまう訳なのですが、

それにしてももうちょっと展開に"捻り"があったら良かったのかな?という気がしました。

まぁ、原作者の山里亮太さんだけが得する内容止まりではなく、

実は山里(仲野大賀)も諒(加藤諒)もアプリ会員だった!といった

ニヤリとさせられるオチが用意されていて、

一応"ドラマ"としての形にはなっていたのが救いでしょうか。

 

しばらくは様子見ですが、次回の芳根京子さん回は楽しみではあります。

あと、OP映像は最近自分好みのものが多くて良いなぁ…とも思っています。

マカロニえんぴつの主題歌が

メガネしか存在していないファンタジーな世界観にしっくり来ている感じ。

 

 

10/17追記:

2話の芳根京子さん回を見ました。

クスッと出来る部分もあるけど、感想を書き残すまでには行かないなぁ…って事で、

こちらは視聴のみとします。

超余談ですが、あの勇者の服装の上部だけ見たら

色合い的に「ドラ○ンボール」かと思いました(笑)

 


キワドい2人-K2- 池袋署刑事課神崎・黒木 4話 感想|母娘よ、そこに愛はあるんか?

 

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山田くんはジャニーズの中でも童顔で可愛い!ってイメージがいつまでもあったけど、

いざ学ラン姿を見てみたら、ああ、歳をとったんだなぁ…と感じましたわ。

目元のメイクが濃かったからなのかしら?

でも、前の時間にやっていたMステの最初のカットでも物凄く大人っぽかったもんなぁ…

視線に色気があった…あ、ドラマと関係ない話になってしまったので戻しましょうw

 

今回の内容も、刑事ドラマなのに誘拐犯をあっさり拘束して、

放置したままお説教タイム続けて大丈夫なのかよ…とか、

刑事の仕事ではないとは言え、いじめの首謀者にはその後どんな処分を下されたのか

ちらっとでも映して欲しかったかな〜とか、

誰の手も借りず頑張ってきたと言い張る母(奥貫薫)から"10年間の重み"が

伝わってこないから、最後まで「児相に通報する人が出てくるほど恐れられている毒親

というイメージしか湧かず、果たして親子間に愛は本当にあったのか?とか

所々の詰めの甘さがちょっと気になったんですけどね。

しかし、残り2話だと分かった今、もう良い意味で"ユルさ"が売りだと捉えて、

それが"本作らしさ"だと思って見るしかないのでしょう。

 

逆に、コンビの書き分けはどうだったか?で考えてみたら、

今回が一番際立っていた印象はありました。

同じ説教でも黒木(田中圭)は少女に対してありのままに意見をぶつけるんだけど、

その"勢い"のシーンの後だったからなのか

神崎(山田涼介)の「お母さんに会いに行こう」と言った時の声色がとても優しく聞こえて。

飴と鞭の関係性に、この2人はそれぞれ違う母親からこんな風に育てられてきたのだという

"異母兄弟"の設定ならではの背景が透けて見えたのは良かったです。

 

K2コンビは普通に楽しい。

なので、もう一方の木村(江口のりこ)&諸星(ジェシー)コンビも

前回のダンスで爪痕を残すくらい個性があるのだから、

もっと出番があっても良いのにな〜と思っています。

特に江口さんなんて「半沢直樹」の次作なのに…

「ほら、あの大臣も出てるで?」と宣伝するみたいに適確に使っていった方が

会話劇にもハリが生まれそうなもんですけどね。

八嶋智人さんもシリアスな場面が多くて、なんか違う感が。

 

 

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天使にリクエストを〜人生最後の願い〜 2話 感想|十字架を背負って生きる大人たち

 

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島田(江口洋介)の粋な計らいで終わるのかと思いきや、

なるほど、そう来ましたかぁ…

二転三転する「嘘」が、互いに思いやっての「優しさ」だったと分かる結末。

これは前回と合わせて1セットで生まれる面白さでしたよ。

前後編で切らないで、民放の初回拡大放送みたいに1時間30分にして

一気に見せちゃった方が、"本作らしさ"が徐々に現れていく作りに

引き込まれたりしたのかもな〜…なんて。

まぁ、終わり良ければすべて良しですが。

 

今回は、十字架を背負って生きている(た)大人達のお話。

生まれたばかりの我が子を捨てた母・幹枝(梶芽衣子)は

死ぬ前にその子に会いたいと言う。

しかし、ヤクザの組長となった息子・克美(六平直政)は

再会してひたすら詫び続ける母に対して「息子ではない」と嘘をつく。

 

人生を狂わせた張本人に、なぜあえて嘘をついたのか…

その根底にはきっと、自分の罪まで背負わせたくない…という想いがあったのかも。

ヤクザになって人を殺した前科のある彼にとっては、

親としてやってはならない事をした母の苦しみや、今もなお抱えて生きている

罪の重さが痛いほど分かったのかも…と思っています。

 

本物の息子ではないにもかかわらず、手をとって心の底から泣いてくれる

お医者さんに治療してもらえて良かった。

たくさんの優しい大人達に出会えて支えられた最期。

幹枝さんのような死に方が出来たら幸せだろうなぁと、ちょっと羨ましくなっちゃいました。

 

一方で、銃の暴発で息子を亡くしてしまったという重い過去を持つ島田。

そんな彼が、これから死にゆく人達とどう向き合って、

どんな風に変わって行くのかも見届けたいです。

 

そう言えば、タイトルをいじって

天使の歌声を持つ上白石萌歌さんに歌謡曲を「リクエスト」する…

という遊び心ある演出も面白かったですね。

急に歌い出したのはびっくりしたけど(笑)ああ、良い声…

 

 

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おカネの切れ目が恋のはじまり 3話 感想|ピュアピュアな世界観に笑い泣き

 

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ああ〜もう、泣いたり笑ったり忙しい…。

終盤になるにつれていろんな想いが交錯するよう。

 

「少し綻びがあった方が、人間らしくて素敵です」

玲子(松岡茉優)のこの台詞、真理だと思うんですよね。

こうでもないああでもないと自分を完璧に見せようとするよりも、

彼女のように15年間分の妄想や悔しさを遠慮なく吐き出せて

"弱み"を見せて行った方が、乗り越えられる力も大きいのかもしれない。

ドラマと現実を重ねちゃ行けないとは分かっていながらも、

慶太…三浦春馬さんにも届いていたらなぁ…と考えてしまう。

日常の支柱を突然失う事はこの世の終わりでもある。

人生の半分も早乙女さんを推して来たのに!と号泣する玲子が、

同じくらい熱い気持ちで今まで推し続けてきたファンと重なっちゃって、

貰い泣きせざるを得なかったです(泣)

 

キスシーンも、個人的に見てきたのは「つい見惚れてしまう美しいキス」か

「恥ずかしくて目を逸らしたくなるほどの初々しいキス」のどちらかが多い中、

あまりにもナチュラルで、可愛い!この2人が愛おし過ぎる!!と感じられたのも、

ブコメでは新たな発見だったかも。

回を増すごとに少年と少女みたいになるんですよねぇ。

で、やっぱり主題歌が良い仕事してるんですよ。

慶太の元気いっぱいな励まし方も含めて、画面全体がピュアで溢れまくっててまた泣ける。

 

諸々の事情関係なしに、ここまで普通に面白く見られる作品なのだから、

予定通りだったらどんなに良いものになっていただろうかと考えずにはいられませんね。

今回の内容は全10話だとすると…折り返し地点なんでしょうか。

それだけに最終回がどうなるのかがますます読めない。

変更前の脚本、発売なんて事にならないかなぁ…。読んでみたい。買わせて下さい。

 

 

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DIVER-特殊潜入班- 2話 感想|格付けチェックで相手を騙す

 

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「ワールドグルメキャンプ」が世界中の名物を飲み食いして交流を図るサークルじゃなく、

ただ目の前に出される2つのパンや出汁を試食して検証するサークルだと分かった途端、

あれだけ人が集まるもんなんでしょうかねぇ。

しかも、流されない人なら「これ味一緒じゃない?」で終わるのに(笑)

それに、一緒についてきたエリ(山口真帆)が実は騙す側だったというのは

ハンバーガーを食べて監視するシーンで何となく理解出来たけれど、

彼女を始め、なぜリスクを負ってまで橘(山中崇)の計画に参加しようと思ったのか

動機もいまいちよく分からなかったし。

お金が欲しかったから、面白そうだったから…とか、そんな単純な理由で良いのかしら。

 

内容に関しても、前回では人物紹介や状況説明を兼ねた

ある種の複雑な演出で"潜入捜査"を見せて行った代わりに、

今回はかなりストレートな作りになっていた印象。

そりゃあ、山中さんの登場、子供の病気設定と来たら

どうなるのかは大体察しはついちゃう訳で…

そういう意味では、前回の方が先の読めないワクワク感は大きかったですかね。

 

あともう1つ気になるのは、伊達(安藤政信)と佐根村(野村周平)の描き分けかな。

「兵悟(福士蒼汰)と同じ味方側」「だけどいつも仲間割れしている」

の2つが似通っちゃっているような気がします。

相関図を見に行ったら、どちらもD班の所属なんですねぇ。

佐根村の「ある真相を追い求めている」という部分が徐々に明るみになれば、

どっちか1人でも良くない?と思う事はなくなるかもしれませんけども…。

 

 

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レンタルなんもしない人 11話 感想|生きていれば試練はつきもの…

 

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「アンチ活動してる人に自分を貸し出したら、面白い事になりそうだなって」

「炎がない所に熱気は生まれませんから」

ああ、やっぱりレンタルさん(増田貴久)の考える事は凄いな。

初回の頃から、彼から発せられる1つ1つの言葉の独特さに惹かれていた訳ですが、

彼がどんな想いで毎日を過ごしているのか…そんな人間性

今回のエピソードで少し感じ取れたような気がします。

 

今更ですけど、思えばレンタルさんが依頼人と関わっていく上で

笑った姿って一度も見た事がないんですよね。

神林(葉山奨之)の時もそう。

「トラブルが起きた時、笑顔で対応されていました」「とても、楽しそうでした」

本来だったら、相手の知らない一面を知れて嬉しくなって、ちょっと自慢したくなるはずなのに

いつも無表情で淡々としている。

それとは反対に、喋り出したら止まらなくなるほど感情を剥き出しにする神林。

そこで、「炎がない所に熱気は生まれませんから」と言った真意を考えてみる。

 

レンタルさんは相手の生き方を決して否定したりはしないけれど、

かと言って自分の生き方にも強く胸を張ってはいないんだと思います。

「これが良い」じゃなくて、あくまでも「これが合っているのかも」と

思って選んだだけで。

自分には出来ない生き方。自分には持っていない良い所。

1つの物事に熱くなって、笑ったり怒鳴ったり表情をコロコロ変えて…

そんな人間臭さが羨ましい、全く違う人と触れ合ってみたいと

感じる部分もあったのかもしれませんよね。

 

神林も、今回の事が貴重な経験になっただろうなぁ…。

SNSで匿名を使ってディスるのは簡単。

でも、本人に向かって、しかも一応有名人の前で

ありのままに怒りをぶつけるなんて滅多に出来ない。

今までよりも"感情"を前面に押し出してきた作りになっていましたけど、

そうした事で、レンタルさんのボソッと呟いた率直な言葉が妙に刺さりましたし、

見終わった後には清々しささえ残りました。

「夢はなんもしない事」評価されない人生。何者にもならない人生。

そんな人生もアリかもしれない…

結果的に、お互いにとって得る物があったみたいで良かったです。

 

沙紀(比嘉愛未)のパートは、どちらの気持ちにも共感してしまうだけに辛いですねぇ。

なんもしない人の裏では、なんかしている人がいる。確かに真理なんですよ。

でも、奥さんの絵を額縁に入れて飾っている辺り、

頑張りを認めて応援してくれているはずなのに…うーん…想いは届かない…(泣)

生きていれば、お金のしがらみからは抜け出せないんですよね。残念ながら…

 

 

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