rincoro_ht一覧

恐怖新聞 3話 感想|良い事言うたび信頼度を失う彼氏くん。

 

f:id:rincoro_ht:20200830023431p:plain

 

「詩弦があたしの人生めちゃくちゃにしたんだ!!」

えっちょっと待って…大袈裟過ぎません?(笑)

それは職も家庭もお金も何もかも失った人が言う言葉だぞ、桃香(片山友希)よ…

なんてツッコんでしまいました。

彼氏を失ったくらいでしょ。大学生活は別に留年危機でもないんだし、再起なんて全然可能でしょ。

大体、協力するよ!って参加してきたのは自分の方なんだから、

他人のせいにするのも変な話ですよねぇ。

 

さて、今回も、そんなほんの好奇心と良心的な気持ちで手伝い

また返り血を浴びる人が増えるのか…と思われた母・歌子(黒木瞳)。

しかし、無事に運命は変えられた…んですよね?

まだハッピーエンドではないだろうと疑っている自分がいます。

中盤までは前回と同じで「事件は別の場所で起こっていた!」という早とちりする

流れになっていたので、このパターンが続いて行くのかなぁとも思いましたし、

分かっているのに守ってあげられなかったと嘆く日々が重なって、やがて鬱になり自殺…?

なんて展開も考えていましたが、

全7話構成だからなのか、早めの段階で結末を捻ってきた所は良かったです。

というか、声をかけられてるのに、俯いて親の後ろに隠れたままの子供は

絶対何かしら"理由"があるからなぁ…もっと早く気付いて!とも言いたくなりましたけど、

助かりはしましたのでね。終わり良ければすべて良しってやつです。

 

今回は演出方面でも"捻り"があって、何かが近づいてくるカメラワークだったり、

劇伴と場面のミスマッチ具合だったり、不安をハッキリと煽るような見せ方ではなく、

ともを(坂口涼太郎)の正体が判明するラストシーンで

「そんな人と一緒に喋っていたのか…」という、視聴後に静かな恐怖を襲わせて

余韻を持たせる事を狙った見せ方にシフトチェンジしていた印象。

(幽霊なのは当たっていたけど、まさか新聞配達人とは思わず。)

あ!でも、幼少期のカウンセラーと男の子を虐待していた母親の見た目は怖かったなぁ。

「妖怪シェアハウス」の妖怪達よりも妖怪らしかった(笑)

下手したらなまはげになっちゃいそう。

 

で、回を増すたびカッコイイ発言に説得力がなくなる勇介(佐藤大樹)…

「抱えきれない苦しみがあるなら、俺も一緒に背負うからな」

あんた、違う女性と寝てたやないか!白目むいてたやないか!!

最後のコーナーを作るあたり、スタッフも彼をどんどんダメ男にして

視聴者にツッコませる気満々なんですよねw

いつの間にか恋人になったかと思ったら、今度はいつの間にか浮気に手を出す。

詩弦(白石聖)のどこに惚れたのかも分からないから、

恐怖新聞で怖い思いをしている所にたまたま出てきて支えてくれていた、

要は吊り橋効果で付き合ったようにしか見えず。

 

詩弦の母親も母親で、前回まで精神的に病んでいるほどだったのに

急に改心しているし…この作品にまともな登場人物はいないのかも(爆)

 

 

↓次回の感想はこちら↓ 

kimama-freedays.ddns.net

 

↓前回の感想はこちら↓

kimama-freedays.ddns.net

 

 


キワドい2人-K2- 池袋署刑事課神崎・黒木 1話 感想|金槌の人に泳がせたらアカン。

 

f:id:rincoro_ht:20200918231336p:plain

 

まず、本作の初回の感想でず〜っとツッコミたかった事を書かせていただきます。

作品タイトルが!!クドい!!!!

「キワドい2人〜池袋署刑事課神崎・黒木〜」「K2〜池袋署刑事課神崎・黒木〜」

のどっちかで良いやろと思ってしまいました。(原作は後者がタイトルみたいですね。)

横にサブタイトルが付いているのに、

果たして正式名称と略称を一緒に並べる必要はあったのでしょうか(笑)

まぁ、内容に関係ない話はここまでにしまして…

 

初回は…良くも悪くも、「こんな作品なんだよ」と伝えるための予告を

作り込み過ぎてしまったって印象ですかね。

軽そうな雰囲気だったので元々期待していませんでしたが、

違う意味で嫌な予感が的中しちゃったかなぁ…と。

あれを見る限りは、凸凹コンビを筆頭に各キャラクターの個性が光る

コメディテイストになるのかと予想していましたが、

いざ蓋を開けてみたら、肩の力を抜きながら笑って見て欲しいのか、

男らしいカッコよさを見せたいのか、人情モノにしたいのか、

全体的に"カラー"が定まっていないような気がしました。

うーん…特に最後の説教シーンが長くて、

感動的なのでしょうが話が入って来なかったんですよね。

 

コメディパートも面白ければ良いんですけど、

キラキラしたSEや、ノリの良い劇伴、迂闊な発言や行動をした時の

「おいおい!」と訴えかける顔芸…といった

如何にも「チープにしてます!」感を漂わせる要素を随所に盛り込むから、

それが作品のテンポを崩してしまっていてちょっと見づらい。

 

あと、細かい所までうるせぇ!と思われるかもしれませんが、

金槌の人に泳がせたらアカンです(苦笑)

あの展開で「やれば出来る」という根性論を視聴者に叩き込んで、

誰かが真似して水難事故が増えたらどうするんだって話ですよ。

(フィクションが通じない人でごめんなさい)

っていうか…わざわざ泳がなくても、金槌なら金槌なりに

犯人を捕まえる事に専念すれば良いのにねぇ。無事に…解決出来たみたいですけど。

 

真面目な刑事とヤバイ刑事。

山田涼介さんは「もみ消して冬」以来、個人的には不憫で思わず可愛がりたくなるような

ワンコ的な役がハマるイメージですし、

田中圭さんはちょっと乱れた前髪とダークスーツの格好がとにかくカッコイイ!!ので、

キャラクターを見る楽しさはありそう。

年齢も上手い具合に離れていて、キャスティングは合っていると思います。

それだけに、もっと"カラー"を前面に出して行って欲しいです。

 

 

↓次回の感想はこちら↓

kimama-freedays.ddns.net

 

 


未解決の女 警視庁文書捜査官 Season2 6話 感想|室長の名場面集めました!みたいなED

 

f:id:rincoro_ht:20200806233110p:plain

 

前シーズンの最終章でも(ってか、最終回近くになると「最終章」と銘打つドラマが多すぎ)

前後編でしたからね。

豪華なゲストを何名も呼んだ辺り、こりゃあ引っ張るんだろうなぁと思っていたから、

今回で事件が完結しない事に驚きはなかったけども…

文字要素が「梵字」しかなくて、後はよくある刑事ドラマと変わり映えしない作風で

時間延長っていうのはちょっと…(汗)

個人的な都合もありますが、途中、若干ウトウトしながら見てしまってましたw

 

それに、刑事ドラマが多く作られるが故の弊害なのか、

警察官が容疑者だった!という設定も、

しかもそれを最終章に持ってくる所も「ああ、またかぁ」と。

確かに緊張感を煽るには相応しい題材なんでしょうけど。

でも、つい先週までその話を取り扱った某警察学校ドラマと、

(正確には違うものの)設定自体を取り入れた某機捜隊のドラマを見てからだと、

どことなく既視感を覚えてしまったかなぁ。

 

あと、仲間の誰かに死亡疑惑が持ちかけられる流れも、割とこの局ではやりがちな印象。

矢代(波瑠)の時は、まぁ主人公だから大丈夫でしょ…と思いながら見ていましたけど、

うーん…古賀(沢村一樹)の場合はどうなんですかね。

2サスだったら序盤で遺体として発見されているくらいの出血量と倒れ方でしたよ?

あの状態から最終回ではピンピンしていたら逆に凄いよ。

早く処置しないと記憶を失った刑事になっちゃうっていうのは置いといて…

そうですね、「古賀の名場面集めました!」みたいな視聴者を泣かせる気満々の

ED映像通りに彼が退場する事になるのは悔しいので(笑)

ここはやはり無事でいて欲しいですし、

富野(市原隼人)が撃ったのではないとも願いたいです。

 

女性役が北乃きいさんだけに、事件の真相を握る"きい"パーソンになるのかも。

とりあえず、答え合わせとなる来週を待ちます。

 

 

↓次回の感想はこちら↓

kimama-freedays.ddns.net

 

↓前回の感想はこちら↓

kimama-freedays.ddns.net

 


妖怪シェアハウス 6話 感想|澪、またフラれる…の巻。

 

f:id:rincoro_ht:20200802105803p:plain

 

原島大東駿介)の件、既婚者なのは予想がついていたので、

あえて「SNSアカウントの"しらはま"が実は別の人だった」で最後にズッコケるオチが

来るんじゃないかな〜と踏んでいましたが、ストレートに終わりましたね。

うちの母も指輪はしていないし、良い歳だし、奥さんがいるのかと疑わない時点で…

本当にピュアピュアな性格ですよ、澪(小芝風花)は。

離婚危機にある事が分かった途端、私だったらちょっとでも「もしかしたらチャンスかも?」

なんて不純な心が働くのに…(笑)

だから、妖怪達に可愛がられているのにとても説得力があります。

 

今回も、というか4話以降はザ・勧善懲悪の作風じゃなくなりましたけど、

それでもスッキリとした心地で見終える事が出来たかも。

なんでだろう?って考えた時、ああ、社会風刺をコミカルに織り混ぜる話の上手さ以前に、

基本的にポジティブ思考の妖怪のキャラクター描写が好きなんだなぁ…

今頃になって気づく。

昔話で語られる妖怪の立場は悲しくて気の毒なものだけれど、

現世ではそんな素振りを見せようとせず、

人間に対しても真剣に応援してくれる明るい所に好感が持てます。

今回の場合、最もそれを顕著に表したのは山姥(長井短)ですよね。

「同じ時代に生きて恋をするって、めちゃめちゃ奇跡なんだから!」という言葉に

無性にジーンと来てしまって…。

周りを巻き込んではどんどん自分の世界を作り上げていってしまう人だからこそ、

1つ1つの言葉に歯止めが効かない"勢い"が含まれていて、

その"勢い"に圧倒されっぱなしになっていく感じが堪らなかったです。

でもって、本人はギャル姿になって彼に気づいてもらえるように、

1000年以上待ち続けているという。

澪よりも一途で純粋な妖怪がいた。

これは愛らしく思わずにはいられないじゃないですか(泣)

 

最後のパラパラパーティーも楽しかったなぁ。

洒落た服でも絶妙に垢抜けていないような"ぎこちなさ"が残る澪から、

ノリノリで踊りまくる澪まで、いろんな小芝風花さんが見られて眼福でしたわ。

着実にコメディエンヌの道を進んでいるけど、某事務所を辞めていく人が増えた今、

彼女に仕事が集中して体調を崩す…なんて事がないと良いな。

 

で…ギャルメイクでもぬらりひょん大倉孝二)だけあまり変わっていないし、

むしろインド人っぽいと思っていた所、

次回予告でカレーを配っているのには笑っちゃいましたw

 

 

↓次回の感想はこちら↓

kimama-freedays.ddns.net

 

↓前回の感想はこちら↓

kimama-freedays.ddns.net

 


恐怖新聞 2話 感想|爪痕残す南無阿弥陀仏ガール

 

f:id:rincoro_ht:20200830023431p:plain

 

黒木瞳さんにホラーの印象はなかったけれど、おお…凄く馴染んでる。

かじっている遺骨が一瞬お菓子に見えてしまって(というか、遺骨を初めて見た…)、

それもあって余計にゾッとさせられました。

 

でも、どうしてそんなに落ち着いてられるんだ!!と震えた声で

詩弦(白石聖)を怒鳴るのも無理ないんですよね。

いくら未来が見えていたとしても、あんなに冷静でいられるのが不思議で堪らない。

親の死に様を目の前で見てしまったパニックと、父の娘に対する想いを知ってしまったパニックで

頭がいっぱいいっぱいになって、動揺を隠せないと思うんですけど…

いや、もうおかしくなり過ぎてあの様子になったんでしょうか?

血だらけの服になっても今回の事件を分析している辺り、

もう精神がやられてしまっているのかも。

 

元愛人・諸積の件は、桃香(片山友希)もそうですけど、

単に勇介(佐藤大樹)を翻弄して現場から遠ざけるための

「神様のいたずら」的なポジションだと思っていたので、

まさかこっちがサイコパス凶悪犯になるとはーーー!!という驚きはありました。

南無阿弥陀仏と書かれた包丁ケースに、やけにフォームの良い走り方に、

最後の血ブシューーーーーーに………もう色々とインパクト残し過ぎて、

この子誰だ!?と思って調べてみたら、どうやらグラビアをやられているらしく。

日比野友香さん、まだ役者としての出演経験が少ない状態だったとしたら

各方面にかなり爪痕を残したんじゃなかろうか(笑)

個人的には、同じ枠の「リカ」のターミネーターリカと同じくらい恐怖を感じたわ。

あ…どっちもクセありありの走り方だったのが共通点かw

 

シャワーを浴びる詩弦に徐々に近づいていく演出だとか、

ともを(坂口涼太郎)の足元の方へ下りていくカメラワークだとか、

気持ち悪さしか残らないクライマックスと劇伴の間の"ズレ"だとか、

視聴者の不安を煽っていく作りは、やはり「引き込む」点からしたら

上手いなぁと思います。

 

ところで、もう一つ気になったのは、刑事の聞き込み調査が終わった後の、

怖い経験をしたあまりに桃香が勇介の腰回りをぎゅっと掴むシーンなんですが…

まさか今後三角関係になって行くんじゃなかろうか?なんて展開が脳裏をよぎりました。

詩弦は刑事に「俺と手を組まないか?」って言われているし…

もし本当に組むのだとしたら、それはそれで、事件を未然に防いで解決する

別ジャンルのドラマになってしまいそう(笑)

 

 

↓前回の感想はこちら↓

kimama-freedays.ddns.net

 


おじさんはカワイイものがお好き。 4話 感想|想いがすれ違う2人に「ぐんぬんぬ」

 

f:id:rincoro_ht:20200814144911p:plain

 

う、うわぁ〜〜〜〜〜〜〜ん…………そうなってしまうのか〜!!!

もう下手な恋愛ドラマより切ない。

恋愛もののジャンルじゃないのに凄く心に響くものがあるよぉ…(泣)

 

前回の感想でも、小路さん(眞島秀和)が心の声が多いのに対して

現実では口下手な点に触れて、それは自分も同じだといった内容を書いたけれど、

そういう"共通点"があるからつい「小路さんには上手く行って欲しい」

という親目線のような気持ちで見てしまいます。

気づけば、それはサプライズって言わないんだよ…

ケンタくん(今井翼)も、リストバンドをおそろいにしようって言ってくれる事を

どこかで期待していたんじゃないかな…

なんて、ついついお節介なツッコミばかりしている自分。

思っている事は言葉にしないと伝わらないよ!というのを、説明台詞でもナレーションでもなく、

一人の日常生活を通して掘り下げていってくれる脚本、とても上手い。

 

小路さんとケンタくんの仲が拗れていく度に胸が苦しくなる分、

今回は鳴戸くん(桐山漣)の存在にかなり癒された気がするなぁ…。

あのアド○ック天国風の演出に乗せて短パンファッションショーをやっている時

真純くん(藤原大祐)はモデルになりきっている一方で、

ポーズが堅いのも面白かったんですけど、

最後の膝パァン!が謎過ぎてツボにはまっちゃって(笑)

「原宿で売られている短パンを履くと猫が寄ってくる説」を完全に信じて

あれもこれもと何着も買ったり、お茶!もし良かったら!って言う時の声が大きかったり、

真純くんの目指している夢に驚きも笑いもせず真っ先に褒めてくれたり… 

ああ、本当に何事にも真面目に向き合う人なんだなぁ…という性格が伝わって、

ますます魅力的なキャラクターに映りました。

この2人が友達になる展開は意外だったものの、

自分の"好き"に自信が持てなくなりかけていた者同士だったからこそ

すぐに打ち解ける事が出来たのかも。

 

このまま仲が深まっていくのだろうと感じるほどの仲良しっぷりを見せていた2人は

思うように距離を縮められず。

逆に「私は一人だけでも構わない!一人でも十分楽しい!」と意地っ張りな一面を持っていた人に、

ある出会いをきっかけに一気に互いの心を励まし合う関係にまでなれる友達が出来たりする。

趣味を笑い話に変える人もいる。

(ただ、男性はともかく、泣くほど引いてる元カノの気持ちはよく分からない…w)

いろんなタイプの人間がいるなぁ。

人間を観察するのってこんなにも興味深い事なんだなぁ。

「いつ何が起こるか分からない」そんな人生のターニングポイントも

楽しく、優しく見守る面白さがあるから、やっぱり好きです。このドラマ。

 

次回で最終回は早過ぎる。ずっと見ていたいのに…。

 

 

↓次回の感想はこちら↓

kimama-freedays.ddns.net

 

↓前回の感想はこちら↓

kimama-freedays.ddns.net

 


竜の道 二つの顔の復讐者 7話 感想|竜二の作戦の方が上手く行ったかも…

 

f:id:rincoro_ht:20200728233631p:plain

 

ついさっき知ったんですけど、美沙(松本穂香)と双子の関係は

原作では幼馴染になっていたんですね。

どおりで…なんか不思議だなぁと思っていたんですよ。

だって、アラフォーのイケメン2人が、20歳前半くらいの妹に

同じ恋愛感情を抱くなんて…いや漫画みたいな設定だな!そして歳離れ過ぎやろ!って

ずっとむず痒い気持ちで見ていたから、ここは(笑)

双子の間には美沙ではない別の妹がいて、それで小さい頃からの長い付き合いである美沙の性格が

妹と重なってしまうから、つい守りたいという「特別感」が芽生えてしまう…

という設定にしておいた方が、共感はしやすかったんじゃないでしょうか。

 

で、復讐計画にしても、源平(遠藤憲一)を竜一(玉木宏)が直接殺すんじゃなくて、

二見(小市慢太郎)を利用して彼が一線を超えるように仕向けるっていうのも…

最終回前を考えると、復讐ものの醍醐味である冷徹さと華麗さははないし…。

曽根村を味方だと思い込んでいた辺り、やはり最初からヤクザにお金を積んで

殺してもらえば良かったのに…としか思えず(汗)

というか、どうしても2人でやる事を限定的に考えたら、

竜二(高橋一生)が言っていた「自分がまゆみ(松本まりか)と結婚し、

正式な跡取り息子になってからキリシマを内部から潰して、源平から家族も会社も奪う」

という作戦の方がまだ確実に上手く行きましたよね。

実際、まゆみはもう自分が変わったと認めているほど、

竜二にはどんどん赤裸々になっていってますし。

 

さて、来週は再び2時間スペシャルとの事ですが、

新ドラマとまる被りなんですよねぇ…

役者の演技で引き込む世界観は好きなので、それがたっぷり見られるのは嬉しいけど、

ドラマ好きとして悩める選択肢…(笑)

うーん、どちらを優先しようかしら。

 

 

↓次回の感想はこちら↓

kimama-freedays.ddns.net

 

↓前回の感想はこちら↓

kimama-freedays.ddns.net

 


SUITS/スーツ2 9話 感想|あの衝撃的な第1章完結編は何だったのか

 

f:id:rincoro_ht:20200413223755p:plain

 

私はね…正直、第1章の完結編で玉井(中村アン)がクビになる件は割と切なく見ていてさ。

もう再登場する事はないんだろうと思っていたから、

その後も説得のためにちょこちょこ出番があったのにも驚いたもんですけど…

えっと、あの「ザ・海外ドラマ風」な華麗な復活劇はなんなんでしょう。

彼女、"隠蔽疑惑"じゃなくて、勝手に書類をシュレッダーにかけて"隠蔽"したんですよね。

なのに、謝りもせずになんで偉そうに振る舞っていられるのかがよく分かんない。

あの時の涙を返して欲しい(笑)

いや、泣いてないんですけどねw

 

内容自体に関してはな〜…ぶっちゃけ、

上杉(吉田鋼太郎)がトップになろうが、幸村(鈴木保奈美)がトップになろうが

特に興味ないんですよねぇ。

今回上杉に票が集まるオチも分かってましたし、

でもどうせ最終の最後には立場が逆転するんだろうなぁ…と思いながら見てますし。

っていうか、事務所の名前が「幸村・上杉法律事務所」なんだから、

2人で仲良くやっちゃダメなの?←超元も子もない発言。

 

今回の構成にしたって、1話完結部分のドーピング案件だの、

代表を決める投票だの、玉井の復帰だの、

この3つのエピソードだけでも十分散漫しているのに、

おばあちゃんが亡くなって一人悲しむ大輔(中島裕翔)のくだりって

同じ尺を取るくらい必要なんでしょうかね。

シーズン2になってから、大輔の無資格の設定が霞むほど色々とぶっ込み過ぎ。

 

「私の仕事?ああ、勝つ事だよ」と浜崎(中村芝翫)に言い残して去っていく

甲斐(織田裕二)のシーンだけは、クールな男っぷりが垣間見えて印象的でした。

 

 

↓次回の感想はこちら↓

kimama-freedays.ddns.net

 

↓前回の感想はこちら↓

kimama-freedays.ddns.net

 


生放送!!半沢直樹の恩返し 感想|最終回前にまた特番が見たい!

 

f:id:rincoro_ht:20200719222536p:plain

 

あ〜面白かった!

まさにタイトル通り「恩返し」でしたね。

放送日に間に合わなくて延期…となれば、

本来ならこの1時間分を撮影に回したり、役者さんなら大事をとって休ませたりする

貴重なお時間になるんですけど、それをわざわざ主要キャストを揃えて生放送企画を立てて、

しかも過去の製作秘話だけじゃなくDVDの特典でしか見られないような

非公開シーンまで見せて下さるんですもん。贅沢の極みだ。

冒頭の茶番劇も非常にメタメタしくて、もう掴みから爆笑でした!

 

先週までのあらすじもダイジェスト版風の短い動画を用意していたのもそうですが、

ああ…本当に視聴者を楽しませる事を第一に考えて

みんなが一丸となって作品づくりに励まれているんだなぁ…という気合いが

この生放送を通じてビシビシ伝わってきて、

やっぱり、役者さんも作り手も、心からイキイキされているのが見える作品が好きだと

改めて感じた時間でもありました。

 

しかしまぁ…黒崎(片岡愛之助)が「マンマンよ!」と言った時の鼻息が

かかっている顔をしていたという半沢(堺雅人)だとか、

ちん…ぼつ!がお気に入りの様子の堺雅人さんとか、渡真利(及川光博)の実態とか、

本編だけなら絶対聞けないような面白話&ネタがいっぱい飛び交ってきたので、

1時間じゃあ足りなさ過ぎましたよ…

及川光博さんも仰っていたけど、視聴者の質問…多分応募がきた内の1,2割くらいしか

答えられてないですよねぇ(笑)

安住アナと久本雅美さんは「ぴったんこカンカン」の組み合わせ。そしてヒロミさん。

安住アナは進行係として必要なので…バラエティ班からゲストを呼ばなかったら尺が増えて、

もっといろんな視点から話を掘り出せたんじゃないかとも思います。

 

欲を言うなら、最終回前に、例えば19時からの2時間SPの形で

またこのような特番をやって欲しいなぁという気持ちがあります。

 

それにしても…膝の上に広げた手をびったり乗せながら座る堺さんが可愛らし過ぎたわ…。

香川さんは最後まで"大和田"感が出てらして、

座り方でそれぞれの個性が見えるのもまた面白い。

NGは出さない。ぶっつけ本番で、それもアドリブを入れるタイミングを考えながら

演じているっていうのも尊敬でしかない。

 

TBSなら、運動させる事で役者の素顔を見せる

東京フレンドパーク」という特番もありますけれど、

今回のようにその時その時のシーンに込めた想いを語らせて

役者の"こだわり""考え方"を覗き見る番宣があっても良いよなぁ…とも思うのでした。

 

 

↓8話の感想はこちら↓ 

kimama-freedays.ddns.net

 

↓7話の感想はこちら↓

kimama-freedays.ddns.net

 


未満警察 ミッドナイトランナー 10話(最終回) 感想|これは2人のPRになったのか?

 

f:id:rincoro_ht:20200628051931p:plain

 

「生きて罪を償え」がすんごい軽い言葉に聞こえたわ…(滝汗)

こういう台詞は今までに積み上げてきたエピソードがあって初めて生きるもんですけど、

片野坂(伊勢谷友介)の肝心の真相はみんな偶発的に起きた所から始まっていまして。

クズに仕立て上げているつもりなんだろうけど、もう一人の娘やゲスな刑事といった

「決して彼だけが悪い訳じゃない」みたいな同情させようとする要素も絡めてくるから、

一体彼をどんな人物にしたかったのかが中途半端で…。

事件そのものに最終回に相応しい重みを感じられなかったのが残念でした。

まぁ、この枠にグッタリさせられるほどの余韻を残す話を

期待すべきでは…ないんですけどね(苦笑)

 

元々は中島健人さん×平野紫耀さんでW主演!という大々的な宣伝から始まった本作。

しかし、いざ蓋を開けてみたら、"アイドル"としては裸だの、喧嘩=男気を見せるシーンだの

サービスシーンは十分にあったかもしれませんが、

果たして"役者"としては良い結果を残せたのか?と考えると、ただただ疑問でしかない出来でした。

これは別に演技の事を指しているのではないし、むしろ平野さんに関しては

以前別の作品で見た時に感じた青臭さが抜けた成長っぷりが感じられました。

一番の問題は「コンビのキャラクターの描き分け」にあると思うのです。

もっと噛み砕くと、本間(中島健人)一人だけでも

この作品って成立しちゃうんじゃない?っていう。

最終回だけ見ても、片野坂に真相を問い詰めたり、事件の謎が解けたり…などの

物語上で重要になるシーンは全て彼が担当していて、

もう一人主役であるはずの一ノ瀬(平野紫耀)は

モブ的な扱いのクラスメイトとポジションが同じように映ってしまう。

これはいかんでしょ。

 

何話か前に、一ノ瀬は頭脳派で、本間は行動派にキャラ付けが出来ている回もありましたが、

それ以外は「あれ?こっちが賢いキャラも担っちゃうの?」

「こっちも破天荒にしちゃうのか…」など、2人の描写を見ていると

何だか最後まで個性が定まってないなぁ…と感じる部分が多く。

思えば、1話で見せた一ノ瀬の「食いしん坊」の設定もいつの間にか空気になっているし、

それを踏まえた上で考えると、彼を"マイペースだけど洞察力は高い人"に、

本間を"何も考えずにすぐに突っ走るけど、その分誰にも負けない暑苦しい正義感を持っている人"

にして、もっと「凸凹コンビ」らしさを強調した作りになっていれば、

内容が微妙でもコンビの掛け合いだけで楽しめる作品になったんじゃないかと思います。

 

最後に、また偏見だだ漏れな感想になりますけど、

土9から土10に移動してから、中身の整合性もとれないのを誤魔化すために

見栄えだけカッコつける作品が増えましたよねぇ…。

2人の良さを引き出せなかったのも、原作に縛られていたからっていうのもあるんでしょうね。

 

ぶっちゃけ、警察学校を舞台にした学園コメディもので

若手役者陣の演技を見たかったです。

別に、勉強に時々恋に、互いに切磋琢磨して頑張る群像劇でも良くないですか?

 クラスメイトも存在感薄かったし…

うーん…未来ある若者をもっと大切に、としか…(汗)

 

ただ、W主題歌は唯一好きなポイントで、

どちらも違うベクトルで疾走感とクールな世界観が伝わってきて、

その曲を聴きたさに見ているような感じだったかな。

 

 

↓前回の感想はこちら↓

kimama-freedays.ddns.net

 

↓今までの感想はこちら↓