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絶対零度〜未然犯罪潜入捜査〜(2020) 1話 感想|心療内科で診てもらって!

 

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えっと…前作の結末がどんなもんだったかって、覚えてないんですよね…実は(笑)

視聴前にキャストを知った時、某アイドルグループみたいに

メンバーが半分くらい入れ替え制になっているのに驚き。

伊藤淳史さんって結局どうなってたんだっけ?という疑問も持ったけど、

軽く検索してみてようやく「あ〜…」と思い出すという…

少しでも良いから振り返って欲しかったかなぁ。

 

さて、元祖主演の方の出番がなくなり、ある意味「"新生"絶対零度」として

生まれ変わった本作。悪くなかったです。

縦軸のエピソードも、井沢(沢村一樹)が一線を越えてしまったのか?に絞った事で

見やすくなりましたし、アクションシーンで存分に楽しませつつ、

後半は井沢の過去も絡めて人間模様の重さで魅せる…というメリハリの付け方も良く、

この作りならば「絶対零度」という名のブランドに囚われずに

のびのびとやって行けるんじゃないかな?と期待させてくれた初回でした。

 

そして、本作の見所は何といっても、沢村一樹さん演じる"井沢範人"ですよねぇ…

前作もそうでしたが、この主人公見たさに見ているようなものなのです。

「殺そうとした事、殺せなかった事、どちらも後悔する」

「正解がないのなら、自分が正しいと思った道を、強い意志を持って進むしかない」

色々と良いなぁ…と思う部分はありましたが、特にこのシーンでの姿が印象的。

殺意と善意の境界線で揺れ動いている中に、ほんの苦しみが自分でも気づかない所で

ゆらゆらと現れて来るような演技が堪らなかった。

 

しかし…状態が悪化しているのは気のせいですかね。

自宅に帰ってきたらはっきりと妻と子の残像が見えるんですよ??

もう「やめろーーー!!」ってそばで言って止められるレベルじゃないでしょ。

まさか、年明けても「心療内科に行ってこい!」なんてツッコむ事になるとはねぇ…

あとツッコミポイントと言えば、主題歌。

家入レオさんなのは嬉しかったけど…今回、入りがちと軽い(泣)

「僕が止める」「愛を止めて〜♪」に吹き出してしまった私なのでした。

 

"新生"絶対零度は受け入れられそうですけど、主題歌は…慣れるかなぁ(笑)

 

 

↓次回の感想はこちら↓

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教場 後編 感想|オリジナルストーリーはFODで!…とかでなくて良かった。

 

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学園モノらしく、最後は綺麗にまとめましたね。

 

前半の南原(井之脇海)までがミステリーらしさ全開だったので、

その後の菱沼(川口春奈)&枝元(富田望生)のエピソード、5人の焚き火シーン、

都築(味方良介)への贈る言葉と、漂白されていく面々の展開続きなのには

高低差があって、割と驚きました(笑)

なので、もう少し前編のような毒々しい話を見てみたかったかな…とは思いましたが、

これはこれで、ラストも含めて

「ターニングポイントとなるであろう、それぞれの"人生の一部"を覗かせてもらった」

という感じもしますし、まだお正月ムードなのもあって良かったんじゃないですかね。

 

ただ…風間(木村拓哉)と当時の部下の関係性、義眼になった過去などが

明かされなかったのは、やっぱり消化不良ではあったかも。

わたしゃてっきり、都築の父も事件に絡んでいたから、

息子をターゲットにして調査する程執着していたんだろうなぁ…と思っていたんですが、

特に何も繋がりはなかったですからね。

 

あとは…明石家さんまさん、ちょこっと出演されてましたね。

フジテレビってこういう、出演者関係のサプライズ、好きだよなぁ(笑)

「マスカレードホテル」よりは、かなり分かりやすかったでしょう。

それにしても、さんまさんがあの教場を突破出来たとは全然思えないんですけど…

喋り倒して空気の流れを持って行きそうな感じがしてさw

 

最後の最後に三浦貴大さん、上白石萌歌さん、佐久間由衣さんを登場させるという

贅沢なキャスティングにも驚きでした。

まさかモブでは終わらせないでしょ?(さっき書いた、風間にまつわる過去も含めて)

オリジナルストーリーはFODかU-NEXTで!

とかだったら作品への評価も変わるよ?と不安だったんですが、

最近多い 商売っ気満々の誘導をしなかったのも好感が持てました。

 

後編は「綺麗」という印象が強くはありましたが、

とにかく主演とそれを固める主要人物の新境地を魅せられたという満足感を覚える

作品だったのには間違いありませんでしたし、

暗みがかった映像も、佐藤直紀さんの作る劇伴&挿入の上手さにもヒリヒリとさせられ、

演出面でもかなり骨太な作りになっていたと思います。

 

面白かった!

正月休みの最後の日に、この作品を見られて良かった。

携わった出演者とスタッフの面々に、またどこかでお会いしたいです。

 

 

↓前編の感想はこちら↓

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教場 前編 感想|油断してはならない警察24時。

 

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いや、警察官のたまごじゃなくて、犯罪者のたまごばっかりやないか!

適正テストとか面接とかいくつも選考はあっただろうに、

採用担当者は何をしていたのか…とツッコミつつも。

殺された遺族が関係している事件の情報を得るため、復讐するために

何年後かに警察官になる主人公の設定はドラマではあるあるな一方で、

同じ舞台でも、それらを振るい落とそうとする教官の視点に立った話は

割と新しいのかもしれないな…とも思い、徐々に興味深く視聴出来ました。

 

でも、何が一番怖かったかって、SNSで流れてくる警察学校経験者の呟きに

「こんなのあり得ない」ではなく「リアルでもこんな感じだったなぁ」みたいな内容が

多かった所ですよ(笑)

このドラマの登場人物程ではないんでしょうが、

少なからず、復讐を目論んでいた人はいたのかもしれませんね。

…あ、南原(井之脇海)のように、拳銃マニアで銃を持ちたかったからという

動機でなった人は多そうですけど。

(それにしても、2日前とは別人なくらい変態キャラだったなぁw)

 

個人的に期待していた「木村拓哉さんの新境地」の方は、想像以上に良かったです。

…というか、良いわ。好きだわ。

悪魔なのか正義の味方なのか、

境界線が曖昧な感じの中間的な役がハマる驚き。

木村さんと言えば、ブルゾンとかシャツとか、ちょっとダボっとした

カジュアルな服装のイメージがあったんですけど、

ピチッとした制服でメガネで…なんて硬派な格好も似合ってしまうんですね。

むしろ、経験を重ねて渋味も増した今、そっちの方がしっくり来るのかも。

義眼は最初CGかと思ってたんですけど、微かに動いているから

特注のカラコンだったりするのでしょうか?

 

ついこの前までやっていた「グランメゾン東京」と本作の共通点は

「脇役の引き立て役に回りつつも、存在感はさり気なく残す」といった所。

前者がトレンディドラマの先駆者でもある「いつもの俺様キャラのキムタク」という

視聴者の持つイメージを、適度なタイミングで掴みを挿入する形で

あえて利用した作りならば。

後者はスターである「異質感」を逆手に取り、それを殺伐とした警察学校という

非現実な物語に落とし込む事で、主人公一人が浮く事なく、

画作りも含めてミステリアスな作品に仕上がっていたのではないかと思いました。

主人公は白髪なので、なんでわざわざキムタク?もっと年相応の役者がいるだろうと

思う方もいるかもしれませんが、

新しい顔を見せたい意欲が感じられるからこそ見たくなってしまうんですよねぇ…

まだ後編がありますけども、これもまた企画力の勝利だろうな、と確信しています。

 

木村拓哉さん演じる風間公親が魅力的なだけでなく、物語の展開も見入る程の面白さ。

警察官のたまごの2人ずつに焦点を当てたエピソードが

何個にも分けられている構成を見るに、

おそらく原作が短編小説で、目次の「Case1」「Case2」という項目を踏まえて

作られているんだと思いますが、

本作の場合はそれを連続ドラマの形式にしなくて正解でした。

連続ドラマだと、1話で1エピソード…となり、

下手したら間延びを感じてしまう可能性がありますが、

SPドラマだと限られた時間で闇が次々と暴かれていくので、緊張感が堪りません。

原作の良さを活かせているような気がしました。

 

あと言及したい事としたら…

取調の模擬訓練のシーンでの、空気をガラリと変えるような

佇まいの切り替えっぷりを見せた大島優子さんの演技も、

西畑大吾さんのニヒルな笑みを浮かべた姿も印象的でした。

優子さんは朝ドラの時もそうでしたが、

ここだ!という時の人を惹きつける力が増してきましたね。

西畑さんは過去に「僕キセ4話」 の感想でも触れましたが、表情の魅せ方が本当に上手い!

そんな感じで、主人公を固める役者陣の演技も楽しみました。

 

後編では風間の過去の他に、宮坂(工藤阿須加)と都築(味方良介)の関係、

南原の件、菱沼(川口春奈)の化粧の秘密など、まだまだ一波乱ありそうですが…

明日も期待しています。

 

いや〜、この時期のSPの中では一番の当たりかも?

(まだ「何食べ」を見ていませんが(笑)) 

 

 

↓後編の感想はこちら↓

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狙われた半沢直樹のパスワード 感想|カエサルの者はカエサルにー!やっぱりフィッシング詐欺な作り。

 

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以前放送した「半沢直樹」は未視聴。

今回のSPは内容に関する事前情報を得ないまま、

4月の続編に向けてどんな感じなのかを掴むために見てみたのですが…

えっと…これは「エピソードゼロ」じゃなくて「スピンオフ」なのでは?

エピソードゼロだと言うんで、てっきり半沢直樹堺雅人)の若年期を

吉沢亮さんが演じる話だと思っていたんですが、内容は全くの別ドラマみたいでした。

 

堺雅人さんと及川光博さんが出演される件も。

まぁ、宣伝したとして、どうせ最後の数分に出番があるくらいだろうとも

予想していたから、そこは案の定そうでしたけども…

何でしょうね、「今回の内容を知らされてない」感満載なのが

2人のシーンから伝わるのは気のせい?

話している内容は、騒動の事じゃなくて半沢自身の事ばっかりですし。

場面転換も、今回のSPにあってもなくても支障のない繋げ方でしたし。

スピンオフ的な作りで半沢が物語に直接絡みもしない…

こりゃあ、ある意味、視聴者がフィッシング詐欺に遭うようなものでしたな。

 

それにしても、W吉沢が有能であったこのドラマ。

特に高坂(吉沢亮)の仕事っぷりが半端ない。

犯人を突き止めるのは誰にでも出来るかもしれませんけど、

他に案件を抱えているかもしれない日々の中で、今後起きそうな事件を未然に防ごうと

わざわざダミー画面を作る&スマホの遠隔操作までやる余裕があるんだから

どこかの早すぎる探偵さんもビックリもんでしょ。

倍返しだ!よりも、カエサルの者はカエサルに!トリック返し!って台詞が

すぐに浮かんでしまった私(笑)

もはや詐欺関与経験者なのを隠していないみたいですし、

逆にあれだけ才能のある人が、今回の件が勃発するまで

なぜ手持ち無沙汰な存在に扱われていたのかが不思議で堪らないんですがw

 

で、若本(吉沢悠)の方も、

来栖(玉置玲央)をつけて場所を特定するくらいの出来る先輩ですし…

行動派と頭脳派でコンビで活躍するドラマが見たくなってしまいましたよ。

吉沢亮さんをちょっと個性的なキャラにして、探偵の役にしてさ。

唯一、浜村(今田美桜)がPC画面を見ている時に若本が声をかけなかったのは

最初は迂闊だと思いましたけど、占いのページだったというのを

遠くから見えていたからなのか…?と考えれば良いのかしら。

 

その他に書くべき事としては…

スペックを発揮する高坂を、PC画面の視点でピンポイントに映す

カットが多かったって所ですかね。

きっとここを一番見せたかったんだろうというのがよく分かる…けれども、

不正プログラムを解いている間に美しい顔を堪能出来たので、良いや(笑)

クールで澄ました佇まいからの、城崎(緒形直人)を追い詰める時の

目に情熱を宿した表情の切り替えっぷりが印象的だったので、良いや。

 

尾上松也さんの匂わせも分かりやすかったけど、

4月の続編には、もう吉沢亮さんと今田美桜さんの出番はないのかな?

 


忘却のサチコ 新春スペシャル 感想|ちょっと大人し目だったかな?

 

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一昨年にやっていたSPも1月2日。何だか運命を感じちゃいますねぇ。

 

このドラマはね…とにかく高畑充希さん演じるサチコが愛おし過ぎるんですよ。

でも、「同期のサクラ」を見てからだと、同じ「個性的なキャラクター」でも

こちらの方が性格とか声色が丸みを帯びていて、

ふんわりとしたお嬢さんって感じがするんですよね。

そんな違いが出るのは多分、人思いで世話焼きな母親役のふせえりさんの存在があるからで、

きっと「この母親に育てられた」というバックボーンを踏まえた上で

演じられているのかもしれません。

 

ステーキに浮気しそうだからって見ないようにするサチコも可愛い。

ストーカーの設定で絶妙な距離で撮影をするサチコも可愛い。

デートの格好のサチコも可愛い。可愛い事づくし。

 

でも、キャラクターは楽しんでも…食べた時のリアクションを表す演出は

今までよりかなり大人し目だったかな?という気もしましたね。

初めて見た時の「部活上がりの、中学生の、それ!」で気に入って

連ドラも見続けた私にとっては、弾けていないようで物足りない感じ。

1個だけ絵画のパロディをしたのはあったけど…

某猫と宇宙のクソコラとか、急に踊り出す寸劇とか、

もっと"感動と衝撃を味わう"サチコも見てみたかったです。

 

俊吾(早乙女太一)さんは相変わらず女たらしで(笑)

また過去をぶり返しちゃって大丈夫かなぁ…と終盤になって心配してしまったものの、

小林(葉山奨之)くんとパンを抱えながら帰ろうとするシーンを見たら、

この人といればきっと大丈夫かも…と、今後に少し期待出来そうな予感もしました。

 

「令和の恋」早く迎えられると良いけども。

 

 

↓連続ドラマの感想はこちら↓ 

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義母と娘のブルース 2020年謹賀新年スペシャル 感想|TBS、お前もか!

 

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連ドラ時代の回想を適度に絡ませる事で、同窓会的な懐かしさに浸りつつも、

現代の子育て問題・コミュニティのあり方に一石を投じる作り…

 

真面目なテーマを用いていても、亜希子(綾瀬はるか)の動きを中心に

程良く笑えて、終盤での様々な「アイノカタチ」で胸にジーンと来る、

見やすいハートフルコメディの形に落とし込めているのは流石でした。

それに加えて、ふなっしー袋のネタ回収や、親子の間に生まれる小さな奇跡、

相変わらず合わないハイタッチなど、当時では馴染みの要素も盛り込んでいて、

「社会派」でもありつつ「らしさ」もある、新旧織り混ざったSPドラマだったと思います。

 

しかし、気になる点がいくつも見受けられたのも確かです。

例えば、麦田佐藤健)も言っていたように、麦田の父親のDNAを専務のものとして

親子である事を証明しようと思いつくみゆき(上白石萌歌)の行為は犯罪ですし。

また、親がやって来ないから信用出来ないという気持ちも分からなくもないものの、

2週間経っても警察に届け出を出そうとせず預かると決めたのも、

新ビジネスを立ち上げる程賢い&成人間近の大学生にしては考えが浅はかでないかな?

という気がしました。

それに、よくよく考えたら、親が来るのに時間がかかったのも

届け出を済ませてなかったからですよね。(済ませていたら、もっと早く来ていたはず)

 

今回はふなっしーパッケージの某ゴムといい、あそこをガン見する3人といい

今までより割と下なネタが多かったですが、

母乳は……………ちょっと引いちゃったかなぁ。

っていうか、母乳だと確定していないまま飲ませるのも危険ですし、

原因を追求しながら向き合っていく亜希子さんらしくもないような感じ。

 

そんな訳でツッコミどころもありましたけど…一番モヤっとしたのは、あれですよね。

続きはhulParaviで!案件。

言葉は悪いですが、

TBS、お前もか!とうとうやりおったか!

と思ってしまった私。

最近、オリジナルエピソードを作って月額動画配信サイトの入会を呼びかけるのが

増えてきましたよねぇ。そんなのばっかり。

各登場人物をもっと知りたい人向けの、いわばファン向けのサイドストーリーだったら

別に何も言わなかったんですけど、

本編で新キャラに所々出番を作って「この人は誰なんだ?」と興味を持たせてからの…

っていう煽り方が嫌で(苦笑)

だって、入らせようとする気満々じゃないですか。

まぁ、竹野内豊さん見たさに入っちゃうのかもなぁ…と思うと

まんまと引っかかったみたいで悔しいw

 

けれども、再建事業に対する、ファンタジーではないガチな仕事ぶりを見せる亜希子さんも、

その姿を横で微笑みながら見ているみゆきも

当時と変わらずやっぱり好きだなぁと思えましたし。

放送前まで「〜でしたも」なんて天然さを発揮していた綾瀬はるかさんが、

本作では眼鏡を外した状態でもキリッとされていて別人のように映った事でも、

女優としての凄さを再確認させられもしました。

専務役の赤ちゃんの、泣く⇆寝るの表情の切り替えも、

場面に合わせたにんまり笑顔も上手かったです。

 

基本的には面白かったけど、最後が、最後がなぁ…。

Paraviへの誘導展開が無ければ良い印象のまま終われたのに。

 


2020年 明けましておめでとうございます!

 

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明けましておめでとうございます!

2020年もよろしくお願い致します。

 

ブログを始めてから約1年3ヶ月が過ぎました。

普段飽き性の私がここまで続けて来られたのは

「面白いから書きたい!」「ツッコみたい!」精神でやっているのもそうですが、

Google検索、Twitterブログ村はてなブログなどから

多くの読者様にご訪問頂いた事が、一番大きいと思っています。

日々の励みになりました。昨年は誠にありがとうございました。

コメント、INポイントのクリックも!とても嬉しい限りです。

 

語彙力も何にもない、ただ自分の好きなように書いているだけのブログですが、

「この人、また何か書いてるな〜」くらいの感覚で、

時間が空いた時などに気軽に見て頂けると幸いです。

 

 

で、新年のドラマ情報は、なんとなんと…

私の大好きな「きのう何食べた?」のスペシャルから始まりますよ!!!

初ドラマがこの作品…という事が何だか感慨深い。

続編でまたシロさんとケンジさんに会いたい…と思っていたけれど、

まさか元旦で会えるとは〜〜〜っ。私にとってはこれが福袋です♪

 

あと見る予定としては…

2日:義母と娘のブルースSP、忘却のサチコSP

3日:半沢直樹イヤー記念・エピソードゼロ

4,5日:教場

で考えてます。

3〜5日深夜の「破天荒フェニックス」は…見るかどうかは分かりません。

 

ギボムスとサチコも好きな作品なので…本当に年始から生活が潤いそう(笑)

3日の本家の「半沢直樹」は見た事はないんですが(4月に向けて予習はするつもり)

どんな感じかな〜とチェックする形で見るつもりです。

4,5日で2夜連続の「教場」は、昨年の「グランメゾン東京」で

新たな顔を見せてくださった木村拓哉さんからの流れなので、

面白いと良いなぁと思っています。

 

ちなみに、バラエティの方は、我が家では毎年

「格付け」「VS嵐(特にBABA嵐)」を見る事が恒例になっています。

そして、恒例行事といえば家族全員でモノポリーというボードゲームもやっていて、

1位以外の人はお金を出してシュークリームなどを買う…なんてルールで

楽しみながら過ごしている感じです♪

 

新年の目標は…そうですね、もう少し計画的に物事を進められる人になりたいです。

プライベートの方は、まず家計簿を付ける!レシートを財布に貯めない!w

ブログの方は…あっ…とにかく先に、去年の年間ランキングを

最低でも5日までには投稿したいです(笑)

もし待ってくださっている方がいましたら、年を越してしまってすみませんf(^^;

(いてくれたら嬉しいけど)

 

という訳で、新年もどうかよろしくお願い致します!

良いお正月を〜ヽ(´∀`)ノ

 


2019年 秋ドラマ 総括|変人だらけのクールも、明暗分かれる結果に

 

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どうも、りんころです。

毎度おなじみ、今期見た秋ドラマ20作品のランキング付けです。

年間ランキングもあるし、今年もあと1日で終わっちゃうので…

ざっくりと発表していきます!(と言いつつやっぱり長くなる ←最早定期かもしれない)

 

ちなみに、視聴前に付けた期待度ランキングはこんな感じ↓

1位 シャーロック(フジ・月9)

2位 時効警察はじめました(テレ朝・金11)

3位 死役所(テレ東・水深夜)

4位 ミス・ジコチョー 〜天才・天ノ教授の調査ファイル〜(NHK総合・金10)

5位 まだ結婚できない男(フジ・火9)

あらら、TOP5の中にどれも入っていない…(ちなみに最高順位は7位)

期待していた作品がそこまで…で、逆に、思った以上に面白い!という作品が

自分の中では多かったみたいです。

 

ここから下は、あくまでも個人的なランキングです!!

下に行くほど褒めるだけでないコメントも出てきます。

(そして、全部のランキング付けと振り返りをしただけあって、

ボリューム大な記事となってます。お時間のある方にオススメ。)

ではでは…

 

 

2019年 秋ドラマ ランキング

 

視聴した20作品の順位を発表していきます。

※上から
順位 タイトル(放送局・曜日・時間)視聴前期待度(最大:★5つ)
という構成になっております。

感想記事のリンクも貼ってあるので、詳しい内容を見たい!という方は、よろしければ。

 

1位 最優秀作品賞

G線上のあなたと私(TBS・火曜22時)★★★

 

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恋愛を取り扱ったドラマといえば、若者受けを狙った胸キュン優先のラブコメや、

昔の月9かのようなトレンディ感の残る、言わば既視感のある設定の作品ばかりの昨今で、

本作は新たな可能性を提示してくれました。

 

偶然ライバルに出会う展開、手繋ぎ、壁ドンなど、

確かに「ザ・恋愛要素」は盛り込まれていたものの。

それでもこの世界の登場人物が愛しい、応援したいと思えたのは、

嫉妬、刺激、挫折…といった日常で誰しもが経験するであろう出来事をベースとし、

そこから恋愛に発展するかもしれない…という絡め方が

丁寧だったからだと考えています。

 

ドラマや本に終わりはあっても、

自身が生きて行く上で差し掛かるターニングポイントに終わりはない。

しかし、どんなに辛い事が待っていたとしても

「好き」という気持ちでい続ければ前に進める。

 

そんな人生の荒波を、クスッとさせられる会話劇も交えながら

優しく、温かく描いてくれた作品でした。

見終わった後に勇気づけられる作品に出会えた事、本当に嬉しく思います。

 

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2位 優秀作品賞

俺の話は長い(日本テレビ・土曜22時)★★★

 

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題材がホームドラマである事、30分×2本構成という斬新な試みから、

最初は「令和版サザエさん」のような作りになっていくのかな?と思いましたが。

その予想を飛び越え、昔ながらの懐かしい下町的世界観に

現代家族の世相の反映という対比が効いた、妙な味わい深さが残る作品でした。

 

1位の「G線上」と同じく、こちらも会話劇が心地良く、

1つ1つの台詞にツッコみきれないくらい、たくさん笑わせられました。

しかし、年齢や経験を重ねれば重ねるほど、どの登場人物の目線になって見てしまうか?

どんな風にその人の想いを受け取るのか?が世代ごとに異なってくる訳で、

笑わせられつつも実は考えさせられる…という意味では、

小さい子供から大人まで、老若男女が楽しめる土曜の夜には

最適過ぎるコンセプトだったんじゃないでしょうか。

 

満が生田斗真さんじゃなかったら、春海が清原果耶さんじゃなかったら、

綾子が小池栄子さんじゃなかったら…本作の面白さもかなり違っていた事でしょう。

自然体な演技で魅せる、実力派俳優・女優によるやり取りの上手さも光りました。

スペシャルでも良いから、また同じキャストでお会いしたいです。

 

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3位 作品賞

少年寅次郎(NHK総合・土曜21時)★★★

  

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男はつらいよ」シリーズは、名前を知っているだけで全く見た事はなかったので、

そんな私でも楽しめるのかなぁ…?というほんの不安を抱えたまま見始めましたが、

「家族愛」を描く1本の作品として成立していると思わせられる程の

満足感を味わう事が出来ました。

 

本作の最大の功績はやはり、寅次郎を演じた藤原颯音くんと井上優吏くんの

配役の上手さにあり、

この2人でなければ、寅次郎の目線に立って感情移入してしまう事も

少なかったかもしれません。

プロの役者という訳ではなく、子供らしいあどけなさが残っている所が

逆にリアルに感じられて良かったですし、

そこに慈悲に満ちた聖母のような井上真央さんの佇まいが

見事にマッチングした作品となりました。

 

ドラマチックな演出で魅せる作品、

SNSや詐欺など現代に沿った社会派作品などが増えている分、

本作の、学校の廊下に立たされる、げんこつ、といった昭和らしさ全開の世界観には

新鮮さが感じられた気がします。

何気ない日常でもクスッとさせられる温かさ。どこかニクめない車屋の人々。

岡田惠和さんが得意とする作風の真骨頂が発揮された一品でした。

 

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4位

おいしい給食(テレビ神奈川 他・木曜23時)(-)

 

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こちらは感想は全然書いていませんでしたが、最終回まで楽しく視聴しました。

 

「ROOKIES」でのヤンキーな役で市原隼人さんを知った私にとっては、

本作での甘利田先生はある意味衝撃的な出会いでした(笑)

(次点は、「明日の君がもっと好き」での三味線ファイヤーな主人公w)

給食の歴史について心の中で熱弁したり、表情豊かに味わったり、

校歌を歌う時にノリノリで腕を振ったりする役をやられるなんて誰が想像していた事か。

もうね、甘利田先生のシュールな動きを見ているだけでお腹痛いのに、

毎回自分の発案した斜め上の食べ方を見せつける神野くんの賢さが

また面白過ぎるんですよねぇ…

 

しかし、ただ笑って終われるコメディという訳ではなく、

「日常の根幹は食にあり」というメッセージも込められていました。

当たり前に出される給食=食事でも、コミュニケーションを生み出す存在として

それが如何に価値のあるものであったかを

(しかも、大人になって懐かしみながら見るから尚更)、

給食をこよなく愛する二人が関係を築いていく過程を通して考えさせられ、

見終わった後は思わず感謝したくなってしまう余韻もありました。

 

学園ドラマのジャンルで「給食」という学校生活ならではのイベントに特化した

アプローチの仕方も革新的で、

地上波では真似出来ない、視聴率に囚われない地方局制作だからこその

自由さが活きた作品として、記憶に残りそうです。

 

 

5位

グランメゾン東京(TBS・日曜21時)★★★

 

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「A LIFE」「BG」と、豪華なキャストを揃えただけの

主人公上げ周り下げの作風が顕著な印象があったキムタクドラマでしたが、

本作は良い意味で裏切られました。

 

どん底から這い上がるため、仲間を集めて夢を叶えるまでのサクセスストーリーは

日曜劇場では王道中の王道。

引き抜きや裏切り、分かりやすい悪役の存在など、

シナリオや設定自体は従来の池井戸班の作品と特に変わり映えはなく、

それだけなら「またいつもの暑苦しい流れか」とお腹いっぱいになりそうなものを。

そこに木村拓哉さんの強みである「画面の引きつけ力」を適度なタイミングで絡ませ、

最終的に両者のいいとこ取りをした、

食べ合わせの良い作品に仕上がっていたのがお見事でした。

 

木村拓哉さんを、あえて脇役を引き立たせるサポート役に徹底させた事。

ヒロイン役に、柔らかでありつつも芯の通った佇まいをも併せ持つ鈴木京香さん、

影のまとめ役を演じさせるには安定感のある沢村一樹さんのキャスティングなど、

プロデューサーの企画力が勝った作品だったと思います。

 

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6位

リカ(フジテレビ・土曜23時40分)★★★

 

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もう平常心では高岡早紀さんを見られないほどの、

怪演!怪演!!怪演!!!のオンパレードで視聴者を圧倒しまくった作品でした。

 

正直言うと、第一部の方が遥かに衝撃度は高かったものの、

それでも最後まで満足出来たのは、主人公の過去を1話分使って共感を煽らず、

翻弄されていく登場人物と共に「怖い」というイメージを持たせ続けた

エンターテインメント的作りで徹底させていたからかもしれません。

 

「28歳のリカです」「チッ」「…死ねばいい」 から始まり、

ハーバリウムターミネーターリカや自作クソコラ家族写真など

数々の名台詞や名シーンを残してくれました。

 

その中でも、個人的にツボに入った自作クソコラ家族写真の画像を

最後に貼らせていただきます。

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もしこれがオリジナルだったら、考えた人がセンスあり過ぎですよねぇ(笑)

 

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7位

死役所(テレビ東京・水曜24時12分)★★★★

 

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前半でミチルの詮索パートと死者の1話完結パートを同時進行させてしまったが為に、

後者の手厚い「人間ドラマ」の物語を堪能出来る機会が十分になかった事、

そして、最終回ではそれが響き、書きたい内容を書き切れてないと察せられる程の

構成力の弱さが、何とも残り惜しい作品ではありました。

 

しかし、ドラマチックに死者とその家族を会わせる感動展開は一切排除し、

エピソード自体は死に関する壮絶な過去を取り扱いながらも、

あくまでも「死は案外呆気なく訪れてくる」を貫き通した

淡々とした作りにとても好感が持てました。

 

ミチル自体は死役所の人々を引っ掻き回す存在だったので、

あまり好きにはなれませんでしたが、

彼女のように「しょうもない理由」で若い内から命を絶ってしまった人も

多くいるんじゃないかとも思わされます。

 

様々な「死の形」を覗かせてもらった作品。

近いうちに、続編でまたお会いしたいです。

 

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8位

時効警察はじめました(テレビ朝日・金曜23時15分)★★★★

 

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予習しようと思っていた前シリーズは残念ながらほとんど見きれなかったものの、

今シリーズ単体で考えれば、脚本家それぞれの独自性は残しつつも

神秘的な世界観にはブレがなかった点、

そして深夜にしては凝っているミステリー要素も含めて

割と完成度は高い作品だったんじゃないかと思います。

熱狂的なファンがいるのもよく分かる。

 

向井理さんや松重豊さん、山崎賢人さんや中島美嘉など

ゲストは深夜ドラマには勿体無いくらい豪華でしたが、

ただゲストの演技で魅せるだけでなく、

肩の力を抜いて笑わされる時効警察課でのやり取り、シュールな小ネタやトリックなど

全方位で充実した1時間を過ごす事が出来ました。

 

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9位

孤独のグルメ Season8(テレビ東京・金曜24時12分)★★★

 

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前シリーズから視聴し始めた本作。

前と比べると、店を決めるまでの流れが早かったり、食べる量が若干減っていたりと

変化が感じられたように思いましたが、

その代わり、街並みや店の内観を引きの画面でじっくりと見せてくれる演出が増え、

進化した「孤独のグルメ」として形を残せたんじゃないでしょうか。

 

個人的に一番行ってみたいと思えたお店は、

4話での大きなパンケーキのお店と、9話のインドカレーのお店。

9話に関しては、実はチラッと映った「なぜそばにラー油を…」という店は

かつて行った事があり、まさか隣にあんなに美味しそうなカレー屋があるとは…と

良い情報を得た気分でした(笑)

 

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10位

まだ結婚できない男(フジテレビ・火曜21時)★★★★

 

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正直言っちゃうと、桑野さんのキャラクターが面白くてこの順位です(キッパリ)

 

13年ぶりというブランクを全く感じさせない阿部寛さんの曲者っぷりの演技が素晴らしく、

それだけ笑わせられるシーンも多くて、

全体的には1時間があっという間に感じた作品ではありましたが。

内容の方は、前作の女性陣のキャラクターをそのまま配置換えした

所謂「二番煎じ」感は否めず、

一応現代らしく「セカンドステージ」「結婚観の違い」を取り入れてはみたものの、

結局同窓会的ノリで打ち消されて、

今の時代にわざわざ続編として作られるべき作品であったのか?は

中途半端なまま終わってしまったのが残念でした。

 

前作が名作だと、続編を作るハードルもかなり高くなり、

余程の脚本力がないと「前の方が面白かった」と言われる事も多くなります。

本作は、まさにその典型的な例を見た作品でした。

 

せめて隣人は、今期の某水10のような新婚夫婦とかに変更して、

恋愛に全く絡まない一息つかせる立場にしてみても良かったんじゃないでしょうか。

 

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以下は、ちょっとだけ簡単に。

10位まで見られれば良い!ノミネート賞の方を見たい!という方は、

こちらを押すと「超個人的なノミネート賞」のページに飛びます。

 

 

11位

生田家の朝(日本テレビ・月〜金曜7時50分頃)★★★

 

てっきり全20話だと思い込んでいたので、途中からガラッと「緑山家の朝」に

変わってしまったのには寂しさがありましたが、

プロデューサーも狙っていたように、ZIP!と繋がっていたオチや

生田家の生活をテレビで見る夫婦…など、所々に施されるサプライズは面白く、

マンネリを感じさせない作りにしようという意気込みは確かに感じられた作品でした。

 

前シリーズなら「出来事」、

今シリーズなら「モノ・コト」に特化させた印象のある本作ですが、

エピソード自体も前作に負けず劣らず、ツッコミながら楽しく見られました。

来年また続編をやるとしたら、違う季節での生田家の日常を見てみたいです。

 

 

12位

緑山家の朝(日本テレビ・月〜金曜7時50分頃)(-) 

 

こちらは「生田家の朝」よりもシュールさに磨きがかかっていて、

ああ、なんかバカリズムさんらしい作品だなぁという印象を持ちました。

 

生田家と違って二人暮らし(夫婦だけ)なので、職業はサラッと紹介していたものの

二人が今どんな日常を過ごしているのか?はあまり見えてこない感じではありましたが、

これはこれで「近所の家をチラッと見る」くらいの感覚で

アリなんじゃないかなぁと思います。

 

 

13位

ひとりキャンプで食って寝る(テレビ東京・金曜24時52分)★★★

 

ひとりと言いながら毎回誰かとの出会いはあるし、

食べたい物があっても結局は食べられないまま終わったりもする。

思うようには行かない日々だけど、その「思うようには」の中には

案外心が救われる出来事があったりもする…

キャンプを通してそんな「人生そのもの」を映してみせた作品でした。

 

内容自体はドラマっぽくはなく、主人公が何かしている様子を

ただ淡々と見せる作りではありましたが、

この人の日常はこれからもこうやって続いて行くんだろうなぁ…と思わせられる

締め方も「らしい」感じで良かったです。

 

実験的な遊び心溢れる劇伴も、食べ物に火が通った時のカットも、

キャンパー同士で語り合っているのをじっくり映す映像も、どれもお気に入りでした。

 

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14位

ミス・ジコチョー 〜天才・天ノ教授の調査ファイル〜

NHK総合・金曜22時)★★★★

 

高齢者運転の回や団地付き合いの回、長時間労働の回など、

現代社会を用いたエピソードで考えさせられる時もありましたが、

全体的には「失敗学」の引き出しが少なかったのかな?という印象の残る

作品となってしまいました。

事件の結末自体もちょっと弱いのがちらほら見受けられたし…

 

「私、失敗しちゃった」と言う主人公を演じる松雪泰子さんには愛着が持てましたが、

個人的に期待していたほどハマる事はなかったのは、

実証をするシーンでの研究員の軽さや、テレビ朝日ドラマのような雰囲気に既視感を覚え、

その2つが最後まで引っかかってしまった…というのがあるのかもしれません。

 

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15位

左ききのエレン(TBS・火曜25時28分)(-)

 

光一に近い年齢である事、同じような職業であるという事から、

彼の成長物語としては身につまされる部分もあり面白く見られましたが、

肝心のエレンの話は最後まで謎めいていた印象で、

個人的には、そちらにはあまり興味が持てないまま終わってしまいました。

 

営業マンの回も、9話辺りでの宣伝部長と会議で関わる回にも

グッと来るものがあったので、エレンを絡めず

広告代理店を舞台に、もがきながらも自分の居場所を確立させていく群像劇として

このドラマを見たかった気がします。

 

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16位

シャーロック(フジテレビ・月曜21時)★★★★

 

OPの見せ方がカッコイイ!飄々とした佇まいのおディーンさんがカッコイイ!

映像も劇伴もカッコイイ!と、そんなカッコイイ尽くしで見終えてしまった感じでした。

 

肝心の内容の方は、時々トリッキーな作りで楽しませてくれた回もあったものの、

ミステリーの醍醐味である「そこにヒントが隠されていたのか!」という驚きも、

ディーンさん×太田Pのタッグが共通点の「モンテ・クリスト伯」「レ・ミゼラブル」で

見せた人間模様の深みも足りなかったのが残念です。

まぁ、原作が有名な小説なので、トリックも捻りが効いていて

Wで見応えのある作品になるんじゃないかという先入観を持ってしまった

部分もあるのかもしれませんが。

 

それでは、最後にご唱和下さい…

\結局守谷は誰やねん!/

 

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17位

同期のサクラ(日本テレビ・水曜22時)★★★

 

変わった主人公が仲間に喝を入れる展開、そしてファンタジーな世界観は、

遊川和彦さんが以前手がけた「ハケン占い師アタル」と同じフォーマットではあったものの。

本作の方は説教臭さが感じられないし、居場所を確立していく若者の物語として

応援したい気持ちにもさせられるなぁ…と好感を持って見ていたのですが…

1週空いてから、どうして同期達があんなに鬼畜になってしまったのか…(泣)

それだけが残念でなりませんでした。

うつ病を抱えている人には見せちゃダメ、絶対。

 

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18位

ドクターX 〜外科医・大門未知子〜(テレビ朝日・木曜21時)★★★

 

毎回ナレーションで「どこの医局にも属さないフリーランス」と

大門の事を紹介していましたが、

ただ東帝大病院に雇われているバイトにしか見えないのは気のせいでしょうか(汗)

 

初回で病院の改革をするほど、「この人、只者じゃないな」という感じを

新キャラのニコラスから匂わせていた割には、最終的には何もなかったかのように

チームで彼を手術して解決!で綺麗にまとめるのもなんだかなぁ〜。

キャストにお金かけて、変に力まなくても良かったんじゃない? 

 

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19位

おっさんずラブ -in the sky-(テレビ朝日・土曜23時15分)★★★

 

テレ朝がヒット作の続編を作ったら、こんな感じになるのね…という例を

見せられた作品でした。

 

色々モヤっとする所はあったけれど、極め付けは春田×黒澤機長のオチ。

二次創作物を漁ったり、映画に何回も足を運んだりするほどの熱狂的ファンでは

全然なかった私でも、最終まで見てきてガッカリさせられるくらいですから、

好んで見ていた方にとってはどう映ったんでしょうね。

 

恋愛描写すら雑に扱うんだったら、また続編をやろうなんて考えないで下さい…。

 

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20位

モトカレマニア(フジテレビ・木曜22時)★

 

ズレている所はあっても弾けようとしているのは伝わって、

2話までは好意的に見ていたんですがね…

あーあ、最初からこんなシリアスで散漫とした話だったらもっと早く切っていたのに、

なんで完走しちゃったんだろうと後悔する作品も随分久しぶりです(苦笑)

 

視聴率を見るに、もう打ち切りだと断定しますけど、

打ち切りになったからって保守的に走ろうとしてしまっては、

視聴者もスタッフもどちらも得はしませんよ。本当に。

 

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リタイアしたドラマ…

 

ハル 〜総合商社の女〜(テレビ東京・月曜22時)★★ 

 

3話まで視聴。家庭パートを増やす事で、

従来の再建物語と差別化しようと意図したのかもしれませんが、

別に不仲でもないのに何で離婚したんだろう?何で夫に子供の事を紹介しないんだろう?

というのが一々引っかかり、

「総合商社の女」よりも「よく分からない女」といった印象に(笑)

まぁ、仕事パートも前作と同じく、主人公の腕が不明瞭&アッサリ結末で

大して面白味がなかったんですけどね…。

 

 

4分間のマリーゴールド(TBS・金曜22時)★★ 

 

2話まで視聴。うーん…どうにも綺麗事なストーリーが引っかかって…

のめり込む事が出来ず「もう良いかな」と思って止めてしまいました。

映画だったら、もっと違っていたのかな。

 

 

ニッポンノワール –刑事Yの反乱–

日本テレビ・日曜22時30分)★★★ 

 

1話のみ視聴。最終回の数分だけチラッと見てみましたが、なんだそれ…ってなもんで。

未練残さずスッパリ止めてしまって正解だったと実感しました(笑)

机ドンドン、銃バンバン、警察達がギャーギャー…

あんなノリを日曜の夜に毎週見るとなると、きついですって。

 

                                           

超個人的なノミネート賞

 

主演男優賞 阿部寛(まだ結婚できない男 

13年ぶりというブランクを全く感じさせない、"桑野信介"という人物の日常が

画面の外でもそのまま続いていたんじゃないかと思わせられる程の

演技を見せてくださいました。

高身長で彫りが深い顔の造形だからこそ、得体の知れない感じが出てくるし、

その分実は人想いだったというギャップも大きい。

この役は阿部寛さんしか考えられません!片方の口角が上がった笑い方もツボでした。

 

 

主演女優賞 波瑠(G線上のあなたと私) /高岡早紀(リカ)

今までの出演作品はどれも、どことなくインテリ系で冷めた感じ…という印象が残る

役が多かった波瑠さんですが、

本作で初めて「感情」「ありのままの自分」を見せる役を演じ、

上手く脱皮出来たんじゃないかと思わされました。

メガネに涙を溜めて、会話の答えになってないような

グシャグシャな気持ちをぶつけるシーンは、今でも忘れられません。/

高岡早紀さんの方も、「こんな役がハマるんだ!」という新たな収穫を得られました。

ターミネーターリカなど体を張った演技も良かったですが、

周りの人々よりも瞬きの回数を減らす事で「異質感」を漂わせているような

些細な表情作りには女優魂を見せつけられ、感服させられました。

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助演男優賞 中川大志(G線上のあなたと私)

社会人の一歩手前の大学生だからこその、

しっかりしつつもまだ未熟さの残っているような年頃を

自然体に演じられていたと思います。

 

 

助演女優賞 清原果耶(俺の話は長い)/松下由樹(G線上のあなたと私)

「透明なゆりかご」から目を付けていた女優さんで、今回でやっとの受賞。

役の年頃に合わせた繊細でナイーブな佇まいを演じさせたら安定感があります。

ラジオで自分の投稿が読まれた時の落ち着きのない動き、ソワソワした手が好きでした。/

個人的に、松下由樹さんと言えば「ナースのお仕事」「朝はパン♪」の

イメージがありましたが、それらと肩を並べるくらいの存在感を残していたと思います。

也映子と理人を包み込んでくれるお母さんのような大らかさもあれば、

現実に打ちのめされそうになる弱さも見え隠れし、時に視聴者代表としてハッチャける…

様々な表情を堪能しました。楽しかったです。

 

 

新人賞 藤原颯音、井上優吏(少年寅次郎)

若かりし頃の寅さんだ!凄いな〜!という見た目の抜群さだけでなく、

「寅さんのモノマネしてる」とは感じさせない、子供ならではのあどけなさ、繊細さも

しっかり残した演技が良かったです。

  

 

主題歌賞 関ジャニ∞「友よ」(俺の話は長い)

人生賛歌として、背中を押してくれるような心強い曲に聴こえる時もあれば、

どこか哀愁の漂う切ない曲に聴こえる時もある…そんな2つの顔を見せてくれる曲は

最近のドラマの主題歌としてはかなり新鮮味がありました。

メンバー1人1人の魂の叫びが響き渡る名曲。

友よ (通常盤)

友よ (通常盤)

  • アーティスト:関ジャニ∞
  • 出版社/メーカー: インフィニティ・レコーズ
  • 発売日: 2019/11/27
  • メディア: CD
 

  

 

OP/ED映像賞 シャーロック OP

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(他の2つに合わせるため、「レストレード」の画像は反転させました)

画面に文字をペンで書くだけ…ではあるんですが、

それを美形のディーンさんにやらせるという発想をしたのがもう天才。

書いている姿をアップでまじまじと見られる…ああカッコイイ。

流れる曲もインスト的で世界観を邪魔しない感じも、またカッコイイ。

上の「ワトソン」「レストレード」のようにフェイントを効かせたり、

「メリー盛り上がりMas!」というサプライズ性も盛り込んだりと、

遊び心がある所も好みでした。

 

 

脚本賞 金子茂樹「俺の話は長い」

子供が自立してしまった親世代、未成年の子供を持つ親世代、学生世代、

挫折を味わった社会人世代など、それぞれの世代の心境を全て分かっているんじゃないかと

思わせられる登場人物の描写もさる事ながら。

重く真面目な作風にはせず、コメディの中にほんの真意もあるんだよ…という

落とし込み方をした脚本がお見事でした。

ギャグも日常のやり取りから生まれるものとして徹底していて、

「アイス食べたでしょ」「食べてない」誰もが経験したであろうこんな何気ない会話でも、

無理なく1本の話として成立させてしまう程の引き出しの多さにも驚かされました。

 

 

演出賞 塚原あゆ子山室大輔、青山貴洋「グランメゾン東京」

調理シーンでの、タイムラプスのような躍動感ある演出が好きでした。

料理を映すとなると「美味しそう」と思うものが多いですが、

本作はフランス料理という日本人には物珍しい所を活かし、

艶のある質感、鮮やかな色合いなどにフォーカスを当て、

1つの「芸術品」として魅力を引き立たせたカメラワークにも新鮮さを覚えました。

 

 

劇伴賞 菅野祐悟「シャーロック」 

これは完全に私の好みで、当時大好きだった「刑事ゆがみ」の劇伴に通ずるものが

あるなぁ…と感じられたため、ノミネートさせていただきました。

やはり、ミステリアスな世界観に合わせた曲を作られるのは

お得意なのかもしれませんね。

 

 

特別賞 タツオとおもち(まだ結婚できない男

今期1番の癒し枠でした♥ いつまでもお幸せに…

 

 

今期の振り返り…

 

今期はとにかく、「私、失敗しないので」で知名度のある木9の大門先生を筆頭に、

月9の獅子雄、火9の桑野さん、水10のサクラ、水深夜のシ村さん、

金10の真奈子さん、 金11の霧山さん、土10の満、土11の28歳リカ などなど、

変わり者が主人公の作品が結構揃っていた印象でした。

 

しかし、残念ながら、それら全てが満足に見終える事が出来たとは限らず、

最終的には作品自体の出来不出来の差が大きく開いてしまったのも確かです。

その原因としてはやはり「役者の演技、キャラに頼った話作り」にあるのかもしれません。

(ただし「リカ」は主人公の動きをメインに楽しむ作品なので、

私が今書きたい事とはズレてしまいますが。これは例外として捉えてください。)

 

視聴者を引き寄せるために主人公に個性を見出すのは良い事ですが、

それは結局の所「第一印象」にしかなりません。(ゲストの配役も然り。)

当たり前ですが、興味を持って引き続き見てくれるかどうかは

「充実した内容」「話の作り込み」が重要になってきます。

今期は勿論面白い作品はあったものの、

駆け足気味で中途半端な最終回が多発した事を踏まえると、

その2つが十分に伴っていない作品の方が多かったように思いました。

 

けれども、変わった主人公が共通点でありながらも、ジャンルも作風も重複する所はなく、

それぞれで独自のカラーを出していたのは良かったです。

 

 

*** 

 

以上、秋ドラマの総括でした。

来期も素敵な作品との出会いがあればな〜と思います。

 

閲覧ありがとうございました!

 

えっと、年間ランキングの件ですが…今年もあと1日なので

年内には多分終わらないと思います。いや、無理だと思ってください(笑)

なるべく早く上げたい気持ちではいます〜〜!

 


グランメゾン東京 最終回 感想|日曜劇場「gaku」も見たい!

 

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良くも悪くも、上手くまとめてみせた…感ある最終回でした。

 

ボロボロになったgakuに丹後(尾上菊之助)がやって来たら急に活気を取り戻す展開、

最終回にして江藤(手塚とおる)が良い人化、

萌絵(吉谷彩子)と美優(朝倉あき)による告白大会、リンダ(冨永愛)への説得と、

トントン拍子で1つずつ解決していく印象でしたし。

あれだけ引っ張っていた3年前の事件は、

結局、真相をニュースの形で伝えられる事は出来たのか?どうなったんだ?と

モヤモヤする部分もありましたが…

これからも冒険しようと輝き続ける二人のラストを見て、

まぁ、終わり良ければ全て良しかな?と少し納得できる内容だったと思います。

でも…gakuにも3つ星取らせて、一緒に壇上に並ぶ姿も見てみたかったなぁ…

3つ星落選から数ヶ月、彼らは進化を続けていた…所から始まる

新日曜劇場「gaku」がスタートしても良いのよ?(笑)

 

 

放送開始前は、またいつものキャストが豪華な、そして王様キャラな

「ザ・キムタクドラマ」になるんだろうと思い、そこまで期待していませんでしたが、

最後まで見てきて率直に言うなら、「木村さんの扱い方をよく知ってるな」と感じられる

作品になっていたんじゃないでしょうか。

 

本人自身が「キムタク」という愛称を付けられる程スターなので、

前面に押し出すと我が強い作風になってしまう所をあえて活かし、

本作では基本的にはサポーターに回りつつも、

仲間を引き止めるなどして「この人にしか出来ない事」をビシッと決める時は決める、

塩梅の効いたキャラクターになっていたのが良かったです。

主人公がメインの回がなくても、

縁の下の力持ちとして、存在感はキッチリ出すという作りの上手さも光りました。

 

涙を浮かべる演技にも心揺さぶられるものが大きかったですし、

今まで見てきた出演作品の中では初めて人間臭さが感じられ、

木村拓哉という俳優が一番魅力的に映った作品でもあった気がします。

 

新境地を見せた所で、来年のSPドラマ「教場」も

ちょっと期待してみたいと思わされました。面白いと良いな。

 

 

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悪魔の弁護人 御子柴礼司 –贖罪の奏鳴曲– 4話 感想|ベッキーに論破される教官。

 

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私、前回の感想で「2話分で1セット」「前編は前哨戦として見れば良いんだ」

なんて分かったような事書いちゃいましたが、第2章は3話分使うらしいですね(笑)

1時間持たせられる程の内容なのか…はたまた、途中から別の案件に変わるのか…

どちらにせよ、来年に持ち越さず、年内に解決して欲しかったかなぁ。

 

今回の内容の方は…御子柴(要潤)の過去、稲見(勝野洋)との関係を

ガッツリ描いてきたので、今までよりも更に重みのある話だった気がします。

そう考えるとやっぱり、あの甘い声の主題歌じゃなければ

(見た事ないけど)WOWOWドラマにはぴったりだったんじゃないですかね。

 

「贖罪の奏鳴曲」を映像化してみせたような少年院時代の回想。

そこまで重要視されないシーンだったものの、

雷也が口の悪い教官に対して暴行した話を聞き

「何もなくいきなりとは変ですね」と返した稲見の姿を見て、

本当に父として少年達を信じてるんだな…

だから御子柴が助けたいと強く思ったんだろうな…という説得力が感じられました。

 

厳格で徹底した指導、そして、ルームメイトの雷也の死によって

今の彼が出来上がったのがよく伝わりました。

どちらも、自分と向き合うきっかけをくれた人。この上なく意味のある出会いでした。

しかし、稲見さん…謝罪もするな!はちとズレてるような…(汗)

 

謝っても故人が戻ってくる訳じゃない、その代わり死ぬまで償う権利がある

という想いがあって言ったのは理解出来ますが、

これに関しては、日下部(ベッキー)の言葉「人は間違いを犯したら謝罪をするもの」が

最も的確で最も正論だと思うのです。

稲見の妻・恭子(赤座美代子)がたまたま優しかっただけで、

もっと早くに、そして何年もかけて謝罪をし続ける事で、

ようやく被害者側も考えが変わり始める…というケースの方が多いかもしれないから。

 

相変わらず執念深い記者、防犯カメラがなさそうなセキュリティ甘々な少年院、

緊急避難で罪を軽くするには無理がある事件、

御子柴の良き理解者になるのが早過ぎな日下部など、色々ツッコミどころはあるんですが…

前回同様に、ベッキーさんにメタ的な台詞を言わせる

チャレンジングな配役、嫌いじゃないです(笑)

 

 

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