2020年冬ドラマ-知らなくていいコト一覧

知らなくていいコト 2話 感想|敏腕記者には到底思えませんが…

 

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ああ、今回も主人公がよく分からない…

という気持ちのまま見終えてしまった。

 

指輪の注文者が連続殺人犯の乃十阿徹(小林薫)だったと知った時点では

その人が父親かなんてまだ明らかでないのに、

「私、殺人犯の娘"なの"」って春樹(重岡大毅)に安易に口をこぼしてしまう。

しかし、婚約破棄されたらされたで、血縁関係が確実じゃないから

撤回しない?と提案を持ちかける。

あの話を聞いてしまったから無理と言って、急に素っ気ない態度になっていたけど

そりゃそうでしょ。

言わなくてもいいコトを言ったんだから、完全に自分の蒔いた種じゃないですか。

 

で、ケイト(吉高由里子)の設定は敏腕記者らしいんですが、

前回も含めてそれが全く伝わって来ない。

「DNAなんて関係なしにプロポーズする人、そんな人中々いませんよ!」???

ニュースでDNAの相性が悪いと病気がちの子供が生まれる…なんて取り上げられていたら

悩ましい事なんでしょうけど、そもそもDNAがどうのこうのの話なんて

結婚する時に出てくる話題じゃないと思うんですが。

しかも、逆境乗り越えて!って何?主観がもろ入っちゃってますよね。

コラムニストなら別に良いし、事実を踏まえた上で自分の意見を書く事も

彼女達の仕事の上では大切なのかもしれませんが、

書き手の主観まみれの「DNAがなんだ」の記事がそのままスクープになってしまうのが

絵空事過ぎてあり得ない。

DNA婚活をディスった内容なのに、アプリに登録者が多数押し寄せる…なんていうのも雑。

 

このドラマを見てるとどこかギクシャクした心地に陥るんですが、

その原因としてはやはり、ウェットな映像とお仕事パートの軽さの

不釣り合い具合にあるのかもしれませんね。

そして、何を話の軸に持って行きたいのかもまだ分かりません。

「乃十阿徹は本当に殺人犯なのか?それとも冤罪なのか?」のくだりを

しばらく進めて行くのかもしれないと思っていたら、

最後には尾高(柄本佑)のプロポーズ展開で

視聴者を胸キュンに落とし込もうとするし…。本当、何がしたいんでしょう。

 

最後に個人的な話になってしまいますが、基本的に視聴継続する条件として

「主人公に共感出来るか」も入ってくるので、

このブレブレな感じでは完走出来る自信がありません。

蔵之介さん見たさに見る!と言っても、それが持続するか不明ですし…

 

感想の方もどうしよっかなぁ。

水曜日、別のドラマがやっていたら迷わずそっちを書くんですが。

 

 

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知らなくていいコト 1話 感想|一番に"知らせたいコト"はなんだ?

 

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なんとなく、日10枠でやりそうな感じのするお話でしたね。

「父がキアヌリーブス」の他に「殺人犯の子なのか?」も追加された主人公の設定、

匂わせるキャラクターを随所でチラ見せとなると…

事前に抱いていた「風呂敷を畳めるのか?」という不安は

本当に実現してしまいかねないような気がしました。

 

で、予告やこのポスタービジュアルからして、

水10枠特有の、私頑張る系キラキラお仕事ドラマではないのだろうとは思っていましたが…

う〜ん…このドラマ、私にはどう捉えて良いのかはちょっと分かりません。

シリアスで引っ張っていくのかと思いきや

最後の方では「愛の力が勝つ」みたいなユルい結末になるし、

ありがちな恋の三角関係にもなりそうな予感もしたし。

それに、父の真相を掴むパートになったと思いきや、1話完結っぽいお仕事パートに変わって

その2つで行ったり来たりもするからややこしい。

つまり、テーマが何なのかが曖昧だという事。

初回だから状況・設定紹介を盛り込まなきゃ…という

作りになってしまうのは大目に見るとしても、

せめて"重くじっくり見せる"方向性で行きたいのか、

"軽くて誰でも見やすくする"方向性で行きたいのか、

どちらかにカラーを統一すべきでした。

 

「分からない」と言えば、主人公の思考回路も理解出来ません。

指輪にT&Aの文字が刻まれていて、その注文主が「のとあとおる」、

実は無差別殺人犯だという事が今回で分かりましたが、

母と彼から生まれたという確証もなければ、

不倫相手かもしくはケイト(吉高由里子)が生まれる何年も前に付き合っていた相手の

可能性もあるのに、なぜ「殺人犯の子供」に話が飛躍してしまうのでしょう?

…まぁ、本当にのとあが父親かどうかは、これから描かれるんですけども。

恋愛関係の方も、彼氏と二人の時間を過ごしたらケロッとしちゃって、

次はターゲットと恋バナしようなんて言うから、こっちもよく分からない。

立ち直るのが早すぎ。影響されやすい人なんですかね?

 

彼氏・春樹(重岡大毅)の方は…

序盤で急にプロポーズをしてきたのも、きっとバレたくない事があって

結婚話で気を反らせるために動いた…

実はケイトを監視している存在なのではないか?なんて勘ぐってもいたんですが、

終盤で自分勝手に振っちゃったので、その線はないのかも。

でも、尾高(柄本佑)が母とキアヌリーブスのスクープを

掴んでいる事は間違いなさそう。

 

真犯人(?)が出てくるまで情報を小出しにして煽って煽って…

「続きはhuluで!」なんてやらなければ良いんですけどね。

初回を見た限りではまだ様子見状態ではありますが、

脚本家が大石静さんなので、そんな手法をやらない事を信じたいです。とりあえず。

 

 

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