2020年冬ドラマ-知らなくていいコト一覧

知らなくていいコト 10話(最終回) 感想|ままならない人生を生きていく

 

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視聴後の評判を見ると、本作を最終回まで見てきて面白いと感じた人と

腑に落ちないと感じた人で、感想が真っ二つに分かれるのも無理はないのかなぁと思える最終回。

確かに、あのラストにするのならば、

ケイト(吉高由里子)の「二人で育てない?」という発言は余計だったし、

今までまともに描写されていないから"何となく良い奥さん"のイメージがあった尾高の妻が、

最終回になってまるで人が変わったように子供を捨てるくだりは唐突だとも思いました。

今こうして感想を書いていても、今回のまとめ方が果たして適切なものだったかどうかは

まだよく分かりません。

 

しかし、結論から言うと、私は"全話通して"満足して見終える事が出来ました。

本作は、「乃十阿(小林薫)の真相を追求するミステリードラマ」であると共に、

「雑誌の編集部という特殊な世界から見える"社会の歪み"を描くドラマ」でもある

作品だったと思うのです。

今回での岩谷(佐々木蔵之介)が尾高(柄本佑)にかけた言葉「ままならないなぁ、人生は」が

全てを物語っているようでした。

 

野中(重岡大毅)の暴露により殺人犯の娘として目をつけられていたが、

3年後になっても第一線で活躍し続けるケイト。

幸せな家庭を持っていたのにもかかわらず、ある日シングルファザーの務めを

背負わざるを得なくなってしまった尾高。

ケイトと別れて悲劇のヒーローを演じていたと思ったら、最後の最後で成功を掴み取る野中。

ままならない人生の中で、それぞれがそれぞれなりの罪を受け、

時に転機に救われながら生きて行く。

 

そう考えると、野中の存在は、勿論、ここぞとばかりに魅せてきた

重岡さんの怪演によるものも大きいですが、

本作にとって唯一の「世間」の象徴でもある気がして、興味深く見られたキャラクターでした。

ケイトと尾高の経緯をよく知らずに、不倫だと分かったら真っ先に非難する彼の感覚は、

真相が隠され一部だけが切り取られた記事やニュースだけで

全てを知ったような気になってしまう世間の感覚そのもの。

だから、闇落ちした性格になるのも無理はありません。

けれども、そんな部分的に欠けた人でも"名誉""称号"がもらえてしまうというオチは、

世の中に起こっている現象を表した最高の皮肉だったと思います。

 

乃十阿に関する記事が結局公表されなかったのも、本作らしく。

ドラマチックに、公表して全てスカッとさせる展開にしないのが良かったです。

家族と人生何もかも犠牲にし続けてきたのに、

"殺人犯"という汚名を被ったまま生きて行く乃十阿と、

これからも"殺人犯の娘"というレッテルを貼られ続けるケイトの関係。

「この世には、知らなくていいコトがある。乃十阿はそう考えているに違いない」

この記事を二人だけが共有する事で、初めて親子になれたんだな…と感じられる、

タイトルの回収も含めて秀逸なラストでした。

 

最初は主人公の共感出来なさっぷり、お仕事パートの雑さに、

いくら好きな役者さんが出ていてもこれは微妙だな…やめちゃおうかな…なんて思っていましたが。

最終的には、脚本家が本作を通して伝えたかったメッセージが分かり、

ここまで見てきて良かったと胸を張れる作品になりました。

 

視聴者の感情をかき乱される役者陣の演技も。

仕事に対する真摯な姿勢を見せるキャラクター造形も。

時々垣間見える人間臭さも。

どの面においても見応えがありました。面白かったです。

 

 

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知らなくていいコト 9話 感想|野中のウザさが和らぐ時が来るとは…

 

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野中(重岡大毅)と福西(渕野右登)の二人のエピソードの対比が本当に面白くて。

最初は中の人的にイケメンで好青年のイメージだった野中が自爆する度

視聴者にツッコまれるほどゲスダメ男に見えて、

逆にポンコツのイメージだった福西がどんどん仕事で手柄をとっていく…というのが

まるで反比例の関係にあるようだな〜…なんて事を感想で書こうと思っていたら…

まさかのまさかに衝撃的な真相が出てきましたねぇ。

 

乃十阿(小林豊)は冤罪だろうな、とは予想していたし、

本作のタイトルにもあるように、ケイト(吉高由里子)と乃十阿の距離が縮まって終わりじゃなくて

最後にとんでもない物を盛り込んでくるのだろうとも思っていたので、

それらの点には特段驚かなかったものの。

でも、ある意味驚きはしましたよ。こっちでも子供が犯罪者になってしまう展開が来るのか!と。

まぁ、今期は医療ドラマ被りは勿論、無差別殺人事件&冤罪ネタ被りも多かったですから、

事件に子供を関わらせる内容がたまたま…というのも無理はないんですけども…。

にしても、某日曜ドラマのデジャブ感が凄い。

 

ケイトと腹違いの息子が3歳だった頃、庭で植物を栽培するのが趣味だった母親と一緒に

ハーブティーを作るのを手伝っていた。

詳しく言えば、水に草を入れるという行為。

これが良い事だと考えた息子は、当時の事件現場のポットでも同じようにしたが、

まさかその草が毒草「ハリヒメソウ」だとは気づかなかった。

父・乃十阿は奥さんの趣味を知っていたので、話を聞いた途端「俺がやった」と庇った。

ざっくりまとめるとこんな感じ。

 

そこで気になるのは、やっぱり「草を入れた子供は誰だったのか?」なんですよね。

野中だと年齢的に可能性は低いから、

考えられるとしたら尾高(柄本佑)しかいないってなる訳で。

次回予告でサラッと歓声をかっさらってましたが

「結婚しよう」もただのプロポーズではないんじゃないかなぁと。

初回でも、野中がケイトに唐突にプロポーズするシーンがあり、

それは結局、自身の秘密をばらされたくないから誤魔化そうという意図ではない事が

分かったものの、彼の場合は本当にその気持ちが働いていたのではないか?と

良からぬ方に想像してしまうんですよね。

でも、ケイトの「私が関わっていた」発言はよく分からないし…う〜ん…。

 

ともかく、役者さんの見せ場をじっくり作ろうという意志が

伝わってきたドラマである事は間違いなく。

それぞれのキャラクターの個性が際立っていたから

回を重ねるごとに面白く感じられてきたんだろうなぁと思ってます。

 

今回で言えば、乃十阿の真っ直ぐな目と、ケイトの狼狽える目をアップにする事で

二人の心持ちの違いが浮き彫りになっていた演出が良かったです。

最終回も、見守ります…。

 

 

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知らなくていいコト 8話 感想|追う者から追われる者へ

 

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野中(重岡大毅)の顔が映るたび、「お前〜!」と何度イラっとした事か…(笑)

 

次回予告で見せた尾高(柄本佑)のキレのあるパンチは一発だけ。

だからスッキリもしなかったし、むしろ、しばらく立ち直れなくなるくらい

もっとやったれ!とも思っていました。

しかし、全力で殴ってしまったら野中の思うツボな訳で、

殺人犯の娘の元彼だという事、一線を超えた関係である事もバラされてしまうだろうし、

そうなったら、安定した生活、収入、ケイトとの関係…何もかも失いかねない…。

「背中がまだ痛む」と言って止めていましたが、きっとそんな考えも一瞬過ぎったのでしょうね。

 

ケイト(吉高由里子)の過去を知っても普通に接してくれる同僚の優しさと

編集長・岩谷(佐々木蔵之介)の頼もしさ。

尾高のかける1つ1つの言葉の安心感。

しかしそれと同時に、世間やマスコミの悪意ある批判や副社長の陰謀、

野中の卑劣な行為も混在しているのが現実。

 

綺麗事ばかりではない。見えない目に常に追われている。

加害者・被害者家族がいるのは、そんな"気持ち悪い"心地のする世界なんだよ…というのを、

ケイトも「追われる側」になってみて初めて思い知らされる様を、

相田の奥さんを通して、彼女の視点に立って一緒に味わう事のできたお話でした。

 

今回を1つのターニングポイントだとすると、

追われる側になったケイトが今後、自分の置かれた立場と仕事に

どう向き合っていくべきかが重点的に描かれていくのだと思いますが、話数は残り2話。

乃十阿の件もまだ不透明ですし、あと1、2話くらい彼女の状況変化を早く描いても

良かったような気はします。

 

で、その乃十阿の件も、特に情報が得られないままだと思ったら、

最終章になっていきなり「冤罪か!?」なんて言い出す始末。

引っ張りに引っ張ってきましたが、ここは何の意外性もないオチで終わりそう…。

 

週刊誌記者の仕事ぶりには、今までそれを舞台にした同じ系統の作品よりも

一番リアリティが感じられてタメになりますし、

尾高や岩谷といったキャラクターも魅力的ですが、

縦軸の扱い方が疎かになってしまったのは少し勿体なかったのかな?と思っています。

 

 

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知らなくていいコト 7話 感想|因果応報の2人…からの野中の逆襲

  

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野中(重岡大毅)の言動を見る度、重岡くんはジャニーズなのに

よくこんなにも周りから反感買われる役を引き受けたなぁって、つくづく思いますね。

帰りたくても帰れない接待に付き合わなきゃならないのは

ちょっと気の毒だったけれど、それを一気に忘れさせる最後のクズっぷり。

「尾高さんとケイトさんの不倫がバレたら…もっともっと大変な事になりますからぁぁ」

の言い方が憎たらし過ぎて堪らなかったわ〜〜!!←良い意味で。

よくよく考えたら、視聴者をイラッとさせる男性が多い気がする今期(笑)

 

前回の感想で、ケイト(吉高由里子)を刺しに来た犯人を

乃十阿の事件の被害者家族だと予想したのも、

次回予告で野中がケイトの正体をバラすシーンがあったから、

流れを考えればその関係者が来るんじゃないかと思っていたんですが、

普通に前回の不倫ネタを売った奥さんだったとは。

じゃあ何でバラしたい気持ちに駆られたのか?と疑問でしたけど、

その動機がねぇ…尾高(柄本佑)が庇った、自分は動けなかったからっていう

単なる逆恨みから来ていたのが幼稚で…(苦笑)

 

個人的には、役者に対するイメージって出演されていたドラマの役で決まってきて、

良い役だったら好きになってしまうし、逆に悪い役だったら苦手になってしまうっていうのが

一定期間続くんですけど、

重岡くんに関しては「これは経費で落ちません!」で今からお口直ししても、

暫く"野中"のイメージは頭から離れられないかもしれませんなぁ。

次回予告で尾高に殴られるシーン、もっとやっちまえ!って応援しちゃったしw

 

今回はいつも以上に福西(渕野右登)の出番が多い印象でしたが、

周りに敏感であるが故に徐々に闇堕ちしていく野中と、

逆に周りを気にせずマイペースに進む彼とで

若者同士で対比の構図を図ろうとしていたのではないかなぁと思います。

佐藤(森田甘路)にマスクを2回はがされた時の表情が、アドリブだったのか、

微かにフフッと笑っていたのが面白かったです。

ケイトが刺されるのはいつか…とハラハラさせられる中で、

緩衝材の役割を見事に担ってましたね。

 

乃十阿の方は全く進展なし。

次回も不倫のドロドロ展開が続いていくのでしょうか?

 

 

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知らなくていいコト 7話 感想|因果応報の2人…からの野中の逆襲

  

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野中(重岡大毅)の言動を見る度、重岡くんはジャニーズなのに

よくこんなにも周りから反感買われる役を引き受けたなぁって、つくづく思いますね。

帰りたくても帰れない接待に付き合わなきゃならないのは

ちょっと気の毒だったけれど、それを一気に忘れさせる最後のクズっぷり。

「尾高さんとケイトさんの不倫がバレたら…もっともっと大変な事になりますからぁぁ」

の言い方が憎たらし過ぎて堪らなかったわ〜〜!!←良い意味で。

よくよく考えたら、視聴者をイラッとさせる男性が多い気がする今期(笑)

 

前回の感想で、ケイト(吉高由里子)を刺しに来た犯人を

乃十阿の事件の被害者家族だと予想したのも、

次回予告で野中がケイトの正体をバラすシーンがあったから、

流れを考えればその関係者が来るんじゃないかと思っていたんですが、

普通に前回の不倫ネタを売った奥さんだったとは。

じゃあ何でバラしたい気持ちに駆られたのか?と疑問でしたけど、

その動機がねぇ…尾高(柄本佑)が庇った、自分は動けなかったからっていう

単なる逆恨みから来ていたのが幼稚で…(苦笑)

 

個人的には、役者に対するイメージって出演されていたドラマの役で決まってきて、

良い役だったら好きになってしまうし、逆に悪い役だったら苦手になってしまうっていうのが

一定期間続くんですけど、

重岡くんに関しては「これは経費で落ちません!」で今からお口直ししても、

暫く"野中"のイメージは頭から離れられないかもしれませんなぁ。

次回予告で尾高に殴られるシーン、もっとやっちまえ!って応援しちゃったしw

 

今回はいつも以上に福西(渕野右登)の出番が多い印象でしたが、

周りに敏感であるが故に徐々に闇堕ちしていく野中と、

逆に周りを気にせずマイペースに進む彼とで

若者同士で対比の構図を図ろうとしていたのではないかなぁと思います。

佐藤(森田甘路)にマスクを2回はがされた時の表情が、アドリブだったのか、

微かにフフッと笑っていたのが面白かったです。

ケイトが刺されるのはいつか…とハラハラさせられる中で、

緩衝材の役割を見事に担ってましたね。

 

乃十阿の方は全く進展なし。

次回も不倫のドロドロ展開が続いていくのでしょうか?

 

 

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知らなくていいコト 6話 感想|知らなくていいコトはラストにあり!!

 

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すごいわ………………。

ラストのシーンに一気にやられたわ………………。

次回は一線を越えるのでは?なんて予想通りではあったけど、

その斜め上の結末を見せられた感じがあったわ。

なに、あの、カメレオンが獲物を捕らえるようなキスの速さは。

あれ…もしかしたらするのかも?なんて先を想像する余裕さえなかったですよね。

 

脚本家の大石静さんは恋愛ドラマが得意分野だとは

以前から聞いていましたが、今回で物凄く納得。

「大恋愛」では初回から、婚約者がいるのに新たな恋人と急接近する内容でしたが、

本作の場合は、妻や子供の存在がハッキリ分かった所で、最早完全なる"不倫"の関係。

タイミングもタイミングですし、世間ではかなり冷ややかな目で見られているだろうに…

それでもキュンキュンさせられてしまったのは、

「立場的に共感しづらい人物を魅力的に映させる描写の上手さ」にあるんですよねぇ。

人一倍スマートで、気遣いがあって…という、

尾高(柄本佑)を優しい男性だと印象付けさせてからの、

最後の突如見せる野性的な一面のギャップが…良い意味でニクい。

途中、隣の部屋を貸しきって楽しそうに聞き耳立てていた割には

「あの二人をそっとしてあげたい」という気持ちが芽生え始める

ケイト(吉高由里子)に矛盾を感じてましたが、そんなのは一気に吹っ飛ぶほどでした(笑)

 

お仕事パートも「週刊記者らしさ」がタメになる内容ですし、

今回は尺八の効果音を取り入れたり、野中(重岡大毅)が役に立ったりと、

いつにも増してコメディ要素が強めに出ていたのも面白かったです。

 

次回はそんな一線を超えたケイトが、

恐らく乃十阿の事件の被害者?に刺されててんやわんや…

という感じではありましたが、そろそろ乃十阿の真相を進展させても良いんじゃないでしょうか。

毎回最後で、いよいよ近づくか…?と思わせてからの、

次回の冒頭で踏み込めないまま終わる事が多いので。

ケイトの不安定な感情を助長させるような役割にしか見えないのが現状です。

 

 

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知らなくていいコト 5話 感想|悪魔の弁護人が頭をよぎる。

 

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今回のゲストは勝野洋さん。

という事で…やはり頭を過ってしまうんですね。御子柴先生by「悪魔の弁護人」の存在が(笑)

(面会で沖田(勝野洋)がアップで映るシーンなんて、

右上の放送局のロゴを消してしまえば何の違和感もない、はず…。)

それに関係してか、今回の仕事描写はまるで弁護士がやりそうな内容に思えてしまいますし、

今期は無差別殺人を取り上げるドラマが多い分、色々と混ざる感じ。

 

5話=物語の中間地点というだけあって、果たして縦軸部分の乃十阿(小林薫)の件を

どう絡めて行くのか?と注目しながら見ていましたが。

彼とおおよそ同じような状況であるもう一人のエピソードを用意して

「殺害行為を起こした本当の意図は何なのか?」をケイト(吉高由里子)に

気づかせアクションを起こさせるための、

"起承転結"の"転の始まり"のような作りになっていた印象を受けました。

 

終盤での乃十阿とケイトの再会シーンで、

全力お仕事ドラマの雰囲気からガラッと一変。

目線と「金を出せ」の一言だけで、張り詰めた空気を纏わせる小林薫さんの存在感と、

それに圧倒されながらも真実を知りたいと精一杯向き合おうとする吉高由里子さんの

対比が興味深いシーンでした。

ケイトの笑い上戸の姿もピカイチですし、

個人的には編集長のキャラクターは職場にいて欲しいタイプですし、

柄本佑さんの言葉の引き込み力には惹かれてしまいますし…で、

キャストの演技の素晴らしさを見るドラマだなぁとも思っています。

 

次回は(時期は少し離れたものの)タイムリーな不倫ネタ。

尾高は家庭があると知っていながら甘えに行くケイト…

これ、そのうち一線を超える展開があるのでは?なんて予想していましたが、

予告を見る限りはそんな感じを分かりやすい程漂わせてますね。

後半は恋愛のゴタゴタ描写も増えていくのかしら。

 

あ、野中(重岡大毅)の恋愛の方は、ケイトの邪魔をしてくれなければ

何でも良いです(笑)←そうは行かないのでしょうが…。

「聞くなよ!聞くなよ!」はフリですかね?

 

 

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知らなくていいコト 4話 感想|ブーメランとして返ってきそうな感じが…

 

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今回も見やすかった。見やすかったけど…

取材の仕方に色々とツッコミ所が目立ってしまった、かも…(苦笑)

校長達はケイト(吉高由里子)達の 素人から見てもバレやすそうな尾行に気付いて、

もともと予定していたプランAからBに変えてのあの行動だと思っていたんですが、

普通にまんまと騙されていたんですねぇ。

スマホでの撮り方気づかれない?とか、

トイレに1日篭れるって、巡回する人はいないの?とかは勿論の事、

ターゲットに迫るんであれば、インタビューと取材をごちゃ混ぜにしないで

まずは良い印象を持たせた方がスクープは撮りやすそうなのに…なんて、

彼女達の動きを見ていてハラハラさせられまくった回でした。

まぁ、ジーザス(新納慎也)も利用されていたのが分かったんで、

今回は上手く行きましたけども…。

 

ここまでで、ケイトは記者に向いているのが凄く納得出来る内容。

序盤で描かれた「撮りたくない」という若者記者の心情や

尾高(柄本佑)の心情を盛り込んだ事によって、

彼女がいかに相手の懐に入り込もうとする強引な人かという特徴が

かえって強調されていたような気がします。

 

それだけに怖いのは、野中(重岡大毅)の逆襲ですよねぇ…

彼もまた仕事に誇りを持つ人間なのが最後でさり気なく描かれたから、

今回を機に元カノへの恨みはどんどん膨らんで行くのかも。

立ち聞きして得た情報を、誰も知らない所で記事を作って大々的に公表…

なんていうのもあり得そうですが、

仕事でお互いにぶつかってヒートアップした結果

言ってはいけない事を思わず言ってしまう結末にもなる可能性はあります…。

 

で、元旦に乃十阿(小林薫)の居場所を特定したは良いものの、

結局進展はなかった件。

ここはジリジリ引っ張りますね。でも、多分冤罪でしょうねぇ。

もしも最終回まで引っ張るのであれば、

それなりに意外性のあるものを期待していますが…どうでしょうか。

というか…父がキアヌリーブスの設定、すっかり空気になったような…w

 

 

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知らなくていいコト 3話 感想|春樹の株は下がるが、作品自体は盛り返す。

 

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春樹(重岡大毅)の株の下がりようと、尾高(柄本佑)の株の上がりようが半端ない。

重岡くん、ついこの間まで「これは経費で落ちません!」の太陽くん役で

人気急上昇だったろうに…とは思うけれど、

逆に考えれば、「お前最低だな!by尾高」とツッコミたくなるほど、

相手を仲間だと正当化させたい器の小さい男役にもなりきられていて。

キラキラ明るいだけじゃない、好青年じゃない一面も見せられるんだなぁという

新たな収穫が得られました。

 

内容の方は今までの回に比べると、ベタなお仕事ドラマになった感じはありましたが、

恋愛と仕事と縦軸の行ったり来たりでややこしい1話と

三角関係のくだりが増加気味だった2話からしたら、

今回のようなバランスが一番見やすかったんではないかなぁと思います。

尾高に対する春樹の嫉妬の目…など、

まだ描くべき恋愛パートは残っているのかもしれませんが、

それぞれで既に関係は断ち切ってはいるので、

今後次第では盛り返す可能性が高くなって来ました。

 

また、個人的に解決方法に不満があったお仕事パートも、

今回は謎の才能開花シーンに少し戸惑ったものの、

ケイト(吉高由里子)の敏腕さに説得力の持てるものだったのも満足。

「知らなくていいコト」というタイトルも、

閉ざしていたはずの10年前の発言騒動に土足で踏み込まれてしまった

タツミーヌ(大貫勇輔)の心情と、

ほんの好奇心で乃十阿の居場所を特定してしまったケイトの動きの

どちらにも絡められていた印象で、

本作のタイトルの持つ意味とは?このタイトルで何を描きたいのか?が

見えてきた回でもあった気がします。

 

某シェフの時には踊りたがってそうだった(踊りたがってそうってなんだw)

大貫さんのダンス姿が久々に見られたのも、

お仕事ドラマ寄りに路線を変えた事で、佐々木蔵之介さんが多く見られたのも良かったです。

これは出演者に関する呑気な感想ですが(笑)

 

という訳で…リタイア候補からは少し遠のいた感じです。

 

 

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知らなくていいコト 2話 感想|敏腕記者には到底思えませんが…

 

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ああ、今回も主人公がよく分からない…

という気持ちのまま見終えてしまった。

 

指輪の注文者が連続殺人犯の乃十阿徹(小林薫)だったと知った時点では

その人が父親かなんてまだ明らかでないのに、

「私、殺人犯の娘"なの"」って春樹(重岡大毅)に安易に口をこぼしてしまう。

しかし、婚約破棄されたらされたで、血縁関係が確実じゃないから

撤回しない?と提案を持ちかける。

あの話を聞いてしまったから無理と言って、急に素っ気ない態度になっていたけど

そりゃそうでしょ。

言わなくてもいいコトを言ったんだから、完全に自分の蒔いた種じゃないですか。

 

で、ケイト(吉高由里子)の設定は敏腕記者らしいんですが、

前回も含めてそれが全く伝わって来ない。

「DNAなんて関係なしにプロポーズする人、そんな人中々いませんよ!」???

ニュースでDNAの相性が悪いと病気がちの子供が生まれる…なんて取り上げられていたら

悩ましい事なんでしょうけど、そもそもDNAがどうのこうのの話なんて

結婚する時に出てくる話題じゃないと思うんですが。

しかも、逆境乗り越えて!って何?主観がもろ入っちゃってますよね。

コラムニストなら別に良いし、事実を踏まえた上で自分の意見を書く事も

彼女達の仕事の上では大切なのかもしれませんが、

書き手の主観まみれの「DNAがなんだ」の記事がそのままスクープになってしまうのが

絵空事過ぎてあり得ない。

DNA婚活をディスった内容なのに、アプリに登録者が多数押し寄せる…なんていうのも雑。

 

このドラマを見てるとどこかギクシャクした心地に陥るんですが、

その原因としてはやはり、ウェットな映像とお仕事パートの軽さの

不釣り合い具合にあるのかもしれませんね。

そして、何を話の軸に持って行きたいのかもまだ分かりません。

「乃十阿徹は本当に殺人犯なのか?それとも冤罪なのか?」のくだりを

しばらく進めて行くのかもしれないと思っていたら、

最後には尾高(柄本佑)のプロポーズ展開で

視聴者を胸キュンに落とし込もうとするし…。本当、何がしたいんでしょう。

 

最後に個人的な話になってしまいますが、基本的に視聴継続する条件として

「主人公に共感出来るか」も入ってくるので、

このブレブレな感じでは完走出来る自信がありません。

蔵之介さん見たさに見る!と言っても、それが持続するか不明ですし…

 

感想の方もどうしよっかなぁ。

水曜日、別のドラマがやっていたら迷わずそっちを書くんですが。

 

 

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