2021年秋ドラマ一覧

日本沈没−希望のひと− 4話 感想|仲間割れしても危機感なくても沈没開始!

 

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予告での沈没シーンがいつ来るのかと…もう……それだけを待ってましたよ。

不謹慎ですみませんが。

だって……話が50分くらいまで全然進展しないんだもの!!!

今回も登場人物同士での駆け引き。仲間割れ。犯人探し。

やっている事が今までと特に変わらな過ぎて、

途中までうとうとしながら見てしまいましたとさ(滝汗)

 

いやね、全く変わっていないとは言わないですよ。

首都圏から地方に移動しようと高速道路が渋滞しているシーンとか、

避難を呼びかけるシーンとか、それなりに国民の動きも描写はしていたんです。

ただ、主人公が登場する頻度や、官僚内での揉め事に尺を割き過ぎているために、

いよいよ関東が沈没してしまうかもしれない…どうしよう…という

国民の危機感や緊張感が具体的に伝わって来ない。それだけなんです。

 

「国民は不安に怯えています」の台詞にしても、

せめて、天海(小栗旬)の家族が登場する時に

娘が怖がって泣いている様子を付け足しても良かったんじゃないかなぁと思いました。

下手したら、上京する我が子を見送る…みたいな感じに映りましたからね(苦笑)

あのバスでのシーン。

 

ツッコミドラマのつもりで見た方がまだ楽しめるのかもしれないけれども、

夢物語には出来ない話だし、全体的にシリアスな世界観なのでねぇ。

ひび割れ型の地震だとしても…現代のビルがそんなに軒並み崩れていく事ってあるの?

と思える耐震構造の描写だったり、

さっきまで見送っていた大勢の人はどこに行ったの?だったり、

記者でSNS時代の事を考えたら、

走りながらでも現状を撮影した方が今時でしょうよ…だったり…

回を重ねる事に諸々の粗っぽさが悪目立ちしてきてますね。

初回は天海の心情描写に説得力を感じたんですけど…

改変するなら時代考証はきちんとやっていただきたいです…(汗)

 

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古見さんは、コミュ症です。8話(最終回) 感想|コミュ症だけどもう一人じゃない。

 

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メイド姿の古見さん(池田エライザ)の、アニメのような可愛さよ。

そして…アニメのような涙よ。

零れ落ちる前の形がもう"粒"そのもので、見事な楕円で、キラッと光ってて。

涙を流すシーンを見て悲しいのではなく、ああ、なんて純粋無垢な人なのだろうと

その雰囲気に引き込まれてしまう感覚になるのは初めてでした。

万場木さん(吉川愛)の涙の頬の伝い方も綺麗だし、

成瀬くん(城田優)の場合は「いつ流しました??」ってくらいスッと流れ星のように流れる。

教室で万場木さんが「友達だから気持ちがよく分かる…でしょ?」と言っていたけれども、

古見さんの事を大切に想っていて、時に脆くなりやすい繊細な心の持ち主だからこそ

あんなに美しく涙が流せるんだろうな…とすら思いました。

 

ゆっくりでも、自分の言葉で気持ちを伝えられた古見さん。

最終回ではスケッチブックの登場が

とうとう1回しかなかったのにも地味に感動しております。

それは、いつも優しくしてくれた万場木さんに「めんどくさい」「八方美人」って言われて、

初めはショックだったんだろうけど、

今までの友情は嘘ではない事を信じていたし、分かっていたから、

自分もありのままを話してみようと背中を押された部分もあったのかもしれません。

 

「上手くやりたくてもやれない」

多分これも、思いやりのつもりでやった

成瀬くんたちの行為に近くて(本人はハブられていると感じた点で)。

でも、只野くん(増田貴久)たちに代弁してもらうのではなく、

盛り上げたいと自らお願いする成長っぷりも、自分事のように嬉しかったです。

 

恋愛方面に関しては、まぁ、なんか…古見さんと只野くんらしいなぁと(笑)

最終回で告白して、完全に恋人同士の関係になってハッピーエンド!よりも、

これからゆっくりゆっくり愛が育まれていくのかも…?と期待させて終わらせるくらいの方が

2人には合っているんですよね。

 

普段は甘え下手なのに、距離の縮め方となると

ほっぺをツンしたりギャグをお披露目したりと大胆になる古見さんが可愛い。

いつも周りをよく見ていても、恋愛には超鈍感な只野くんも可愛い。

友達を大事にしたいのが節々から伝わって来る万場木さんも可愛い。

いや、俺こんなのガラじゃないしな…でも連絡先は欲しいな…で

ツンデレになる成瀬くんも可愛い。←躊躇してるのが分かるカメラワークの切り替え演出、ナイス!w

みんなと友達だからこそ、いざとなった時に相手への寄り添い方を知っている

真っ直ぐななじみ(ゆうたろう)も可愛い。

そして…見た目はヤンキー、中身はピュアな少年の片居くん(溝端淳平)も可愛い!

 

本作の登場人物はみんなどこか可愛くて、どこか共感出来るような人たちばかりで。

ついつい自分の学生時代を重ねながら見守りたくなるような作品でした。

と同時に、今では連絡を取り合ったり会ったりしている友達が

片手で数えられるくらいしかいない私にとっては、

今いる友達を大事にしようと思わせてくれる作品でもありました。

 

ラストシーンは…結局、片居くんの登場がなくて寂しかったですけどね(泣)

でも、一列に並んでいるみんなの左側が空いているって事は、

きっと彼もそこで一緒に桜を見ているって事にもなるんでしょう。

最終回はクリスマスや林間学校などのイベントを端折って新学期に飛ぶなど、

今までよりも濃縮された内容だった分、続編をやって欲しい気持ちが強くなったので…

ぜひ!やって欲しいです!!お願いします。

 

増田さん演じる只野くんの良い意味でおバカなキャラと、

心の声を表す世界観という瑠東監督独特の演出も相性良かったですね。

瑠東監督作品の中でも一番好きな作品になったかも♪

 

 

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SUPER RICH 4話 感想|登場人物の多さがやっぱり気になる…

 

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テーマがさらに迷子になってしまった感じかなぁ。

やっぱり、登場人物の多さが損をしているのかもしれません。

 

前回も今回も「主人公の波瀾万丈」というよりかは

「群像劇」寄りの内容になっている点では同じでも…

前回は物語を進めるにあたって、

「会社が倒産するか」それとも「小学生が書いたような原稿を採用するか」の

究極の二択を迫られるという軸があったお陰で、

衛(江口のりこ)も悩める社員の"1人"としてある程度の存在感を残せていたのですが。

今回は空(町田啓太)の過去のトラウマとの決別、インターン生の就職難、

東海林(矢本悠馬)のヘッドハンティングと、それぞれで向き合う対象が異なっていて、

悩める社員"たち"を描く構成になってしまったために、

結果、んん?これって何の話だったっけ?という戸惑いを生んでしまったような気がします。

 

他にも…

インターン生が騒ぎを起こすシーンに必要性が感じられない事

→逆に話の腰を折っている。なくても成立する。

・回想による状況説明の多さ

→一度見た所から改めて振り返ろうとするので、ちょっとクドい…。

・今後三角関係の展開になるのが見え見えな恋愛描写の盛り込み具合

→これも強く押し出すと"会社の立て直し"話ではなくなるような?

この3点が、物語の方向性を見失いがちの

直接的な原因に繋がっているのではないかと思わされました。

 

今回のパワハラ描写も古いんですよねぇ。

今の時代だったらとっくに解雇処分になっているだろうに、

なぜ6年も同じ会社で働き続けられるのかが気になって、あんまり入り込めませんでした…。

録音・録画したら一発でアウトなんですけどね。

空もそうですし、なぜ誰もその発想に至らないのかが不思議です。

アバランチに制裁してもらったらまだ満足出来たのかも(苦笑)

 

 

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秋ドラマの雑感いろいろ② 〜和田家の男たち・ラジハ etc〜

 

こんばんは!りんころです。

「秋ドラマの雑感いろいろ」通称「雑感集」第2弾です(^-^)

え〜…タイトルの通り、いろんな秋ドラマの感想をまとめた記事になっております。

 

時間の都合で感想を書けずじまいになってしまった作品、

1つの記事にするほどでもない作品…

でも書き残しておきたい気持ちはちょっとある!という理由で、

このような形で今回も投稿させていただく事にしました。

雑感というだけあって本当にざっくりとした短い感想ですので、

軽〜く読んでくださるとありがたいです。

 

ちなみに今回載せる作品の雑感はこちら(時系列)↓

※タイトルをクリックするとその感想のページに飛びます。

・おいしい給食 season2 2話

・お茶にごす。4話

・群青領域 2話

・和田家の男たち 1・2話

・ラジエーションハウスⅡ 5話

上2つはそれぞれ3話&5話が既に放送されておりますが、お許しを〜^^;

 

では行ってみましょう〜!

 

 

おいしい給食 season2  2話(10/23放送分)

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出たよね。

本作の何が一番おかしいって、校歌歌う時にノリノリで腕振りまくって歌う先生を

生徒誰1人見てないって事なんだよね(笑)

いや、めっちゃ激しいけど!?机に思いっきりぶつけてますけど!!?

怪訝そうな顔しながら覗き見している主任の反応が正常ですわw

 

転校生としてやってきて、再び甘利田先生の生徒となった神野ゴウくん。

私、特に未成年の子って、顔がなかなか覚えられない方なんですけど、

ゴウくんに関しては見てすぐに「おっきくなったなぁ!」って思いましたよ。

声変わりもしてるし、身長も大体同じくらい。

そして、給食愛はとどまる事を知らない(笑)

 

今シーズンから駄菓子も取り入れているため、給食だけでなく…

糸引き飴ではレア度でも大きさでも負け、ダブルパンチを食らう甘利田先生なのでした。

 

でも…筑前煮炊き込み御飯もどきに関しては、あんまり美味しそうには見えなかったなぁ。

筑前煮って、1つ1つの具材のゴロゴロ感とか食感の違い、

たまに他の具材と組み合わせたりして楽しんでナンボだと思っているんで、

粉々にして混ぜるっていうのに抵抗感があったのかも(苦笑)

 

ご飯の相棒、玉子ふりかけの事も忘れないであげて〜。

 

 

お茶にごす。4話(10/28放送分)

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「茶道に漫画関係ないだろ」まぁ本当…その通りで。今の所の印象。

周りとの壁は徐々になくなってきている感じではあるんですけど、

私がその過程を見たいのは"漫画で"じゃなくて"茶道で"なんですよね。

つまり、もっと茶道部らしい描写が欲しい。漫画の原稿を破った件は早く解決して欲しい(笑)

初めての作法、お茶の立て方にてこずりながらも、

熱心にやったらコツを掴んできて純粋にお茶を楽しんでいる船橋を見て、

「もしかして、この人可愛いのか…?」と不思議な反応をする女子達の様子も見たいんだなぁ。

 

そんな焦ったさを抱えながらも、それでも見続けている理由は

やっぱり船橋が憎めないキャラだから。

でも、バイクを燃やした件についてはひょうきんで済ますもんじゃないww

 

コメディ部分に関しては、4話が一番笑えましたね。

深夜ドラマならでは感のある、LINEの吹き出しを使った低予算丸出しの演出から

どぎついブラックジョークまで幅広い。

さっき書いた船橋のシーンに加えて、

ED映像のバックが燃えたバイクだったのにはツボでした(笑)

 

 

群青領域 2話(10/29放送分)

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近くに海が見えて、植物で茂っている広い庭のある家…というロケーションで

母の実家を思い出し、それだけで少し興味が湧いた2話。←ちょろい

まぁでも、個人的に引っかかっていた「ジュニが日本に来る前」については

一応言及がありましたね。

本人が誰にも話していないだけでした。

となると…主人公をあえて外国人にした理由に繋がる"過去"を深堀りしてくれる事に

まだ期待してみても良いのかも?

 

ジュニ(シム・ウンギョン)が崖から落ちたシーンに関して

「自分で自分を壊すってそんな簡単じゃないから」と言っていた蓮(若葉竜也)。

自分もかつて追い詰められて自殺しようとしていた過去があったのか…?とも

とれるような言葉で、なぜ彼がそんな事を言ったのか、その真意も気になりました。

もちろん、おばあちゃんと"本物の家族"になれた過程も。

 

傷ついた過去を抱えて生きてきた者同士が、同じ1つ屋根の下で暮らしていくにつれて、

初めて自分の心を開くようになる…という展開になる事にわずかな期待を込めて、

もう少し見てみます。

よくある恋愛モノで終わりませんように。

 

 

和田家の男たち 1・2話(10/29放送分)

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(本当は1本の記事として書く予定でしたが…時間もないので雑感で^^;)

 

金曜ナイトドラマ枠×相葉くんの組み合わせで思い出されるのは、

マイガール」と「僕とシッポと神楽坂」。

この枠の相葉くんは穏やかで、とにかくピュアな印象が強いんですよねぇ…。

本作もその"らしさ"が健在でした。

 

1話では自分の記事のために撮った写真が良いように利用され、

2話では父・秀平(佐々木蔵之介)と祖父・寛(段田安則)にも接近する

戸倉(宮澤エマ)に翻弄される。

30代後半にしてはあまりにも無知過ぎないか!?と、

他の役者さんが演じると違和感が生まれそうなものなんですが、

相葉くんの場合は普段からピュアな性格(個人的印象)で

主人公の設定と大きくズレがないから、しっくり来ちゃうし、

何だか可愛らしく思えてきてしまうのです。

あ、もちろん褒めてますよ!(汗)

 

恋愛、仕事、悩み相談、食事…ここら辺はホームドラマお馴染みの要素でも、

「マスコミ」という設定が加わる事によって

新しいホームドラマに見せている所は、安定の大石脚本。

寛は頑固で持論多め、優は素直で騙されやすい、

秀平はその中間の位置にいるからか良いとこどりをしていて、比較的冷静な性格であるという

三世代によるキャラの違いを見比べる楽しさもあります。

そして、何と言ってもご飯が美味しそうで…

特に1話で出てきたちくわと刻み海苔のおつまみが気になりました。

何が詰まっていたんだろうか。ツナ?

 

まだ2話なので何とも言えませんが、

多分、良い意味でも、裏切られる意味でも、

「人は案外見た目通りとは限らない」を軸にした物語になるんではないかなぁと思ってます。

新聞記者・テレビ局プロデューサー・ネット記者と…

最終的には、三世代で連携をとっては母の死の真相を掴む事が本作のゴールになるのかも?

 

 

ラジエーションハウスⅡ  5話(11/1放送分)

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率直に言って…甘春病院には経理担当はいないの?

あんな大きな病院で、各部署が独断で予算を切り詰めていくって

あんまりないと思うんですけど(苦笑)

裏紙使用もモノクロ印刷も当たり前だしなぁ。

"ピンチ"の話なのに現実味がなさ過ぎて、ここは特に引き込まれませんでした。

 

もう1つの"ピンチ"と言えば、人員削減の部分もね。

何を今更??と思いますよ。

元々「ラジエーションハウス」は、アウトソーシングやら異動やら、

事実上のリストラで人を削った部署だったのに、

短期間で元いたメンバーが全員戻ってきているんですもん。

雇ってすぐ、やっぱり他の所に行ってもらえませんか…じゃ無責任ですよね(苦笑)

でも、切るのも無理ないかなぁと考える自分もいて。

だって…1つのレントゲンを複数人で覗き込んでいるって事は、

誰かは暇を持て余しているって事にもなりますからねぇ。

 

シーズン2の5話にして初めて連携を取るメンバーたちの姿が描かれましたが、

それはもっと早く見てみたかったです。

レントゲンの写真も患者に合わせて調節しているとは初耳。

シーズン1よりは改善されている印象があるとは言え…

まだまだ"仲間"を主張する作りが抜け切れていないのが何とも勿体ないですね。

 

 

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恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜 5話 感想|誰しもが何かのマイノリティ

 

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ユキコ(杉咲花)と職場、ユキコとハチ子(生見愛瑠)の和解、

森生(杉野遥亮)の過去、獅子王鈴木伸之)の森生への想い、2人の関係のすれ違い…

いろんな人があらゆる方向で事情を抱えては、

勇気に出して言葉にしたり、本心をさらけ出すのに迷いがあったりする形で

自分自身や相手と向き合う話が描かれた今回。

今まで以上にエピソードを盛り込んでいた感じがありました。

 

でもそれは、弱視白杖を使って生活しているユキコに、

「かわいそう」「普通じゃない」というイメージを植え付けさせないようにする

優しさなんですよね。きっと。

主人公だけじゃなく、みんなに平等に焦点を当てる事で、

ユキコも"日々生きづらさを抱えながら生きている1人"なのだと思わせる。

 

今回で例を挙げるとするなら、ファストフード店

ユキコの存在を受け入れてくれる人が増える中、

唯一「そこまでする?」みたいな顔をする紺野(大友花恋)の様子が印象に残りました。

職場から取り残されているようにも見えます。

最初は「甘え」と言っていた彼女に対して、それは差別では?

もしかして成長した自分を褒めてくれないからって八つ当たりしているのか?とも思っていたけど、

結局は仕事への責任感が人一倍強くて、

その想いが誤解される方に拗れてしまっただけだった。

「(文字を大きくしたら)1つもオーダーミスがなかった。私たちに関係なくなかった」

自分の過ちに反省して、気づいた事をはっきり言ってくれる人で良かったです。

 

ユキコは「顔色が読めない分ちゃんと口に出して欲しい」と森生に言っていましたが、

それは彼女が弱視である分、言葉にしてくれる事に頼っているとかそういうのは関係なく。

みんなに共通する事で。

どうして生きづらさを抱えているのか?何にもどかしさを感じるのか?を

境遇の違う人たちがお互いに口に出して初めて

世界が広がっていくんだよ…という、

最終的には"コミュニケーションの大切さ"に気づかされる結論にまとめられていたのも素敵でした。

 

これをやってみたい!相手を知りたい!

そんな好奇心旺盛な主人公でなければ、

森生も母親との苦い思い出を打ち明ける事もなかっただろうし、

レシートの文字を大きくするのだって、本当は老眼の人にも助けになるのに

「今の状態でも使えているし」「印刷が面倒だから」と言って

避けたままだったのかもしれません。

ハチ子の嫌がらせにもうじうじしないで向き合った所も好き。

他の登場人物のエピソードだらけでも、

主人公らしい存在感はちゃんと残す作りもよく出来てますね。

森生の件は、アルバムが置いてあったのを考えると

まだまだ解決したとは言えない気もするし、終盤の方で母親が出てきそうな気もしますが…

今後どうなるんでしょうかねぇ。

 

ただ、1つだけ不安になったのが、獅子王が森生に特別な感情を抱えている事について。

同じ施設育ちで、長い付き合いの親友だから

あんなに温かく見守ってくれているんだと想像していたんですけど、恋愛から来ていたとは。

うーん…確かに"多様性の尊重"と言えば悪くないんですが、

そこに踏み込んでいくとなると、ちょっと次元が違ってくるし、

ユキコと森生の"自分は普通じゃないと感じる部分を普通に思わせてくれる"

2人の関係の変化を描くという主題が薄まってしまうような…?

よくある三角関係の恋愛モノに発展しない事を願うばかりです。

 

 

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恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜 5話 感想|誰しもが何かのマイノリティ

 

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ユキコ(杉咲花)と職場、ユキコとハチ子(生見愛瑠)の和解、

森生(杉野遥亮)の過去、獅子王鈴木伸之)の森生への想い、2人の関係のすれ違い…

いろんな人があらゆる方向で事情を抱えては、

勇気に出して言葉にしたり、本心をさらけ出すのに迷いがあったりする形で

自分自身や相手と向き合う話が描かれた今回。

今まで以上にエピソードを盛り込んでいた感じがありました。

 

でもそれは、弱視白杖を使って生活しているユキコに、

「かわいそう」「普通じゃない」というイメージを植え付けさせないようにする

優しさなんですよね。きっと。

主人公だけじゃなく、みんなに平等に焦点を当てる事で、

ユキコも"日々生きづらさを抱えながら生きている1人"なのだと思わせる。

 

今回で例を挙げるとするなら、ファストフード店

ユキコの存在を受け入れてくれる人が増える中、

唯一「そこまでする?」みたいな顔をする紺野(大友花恋)の様子が印象に残りました。

職場から取り残されているようにも見えます。

最初は「甘え」と言っていた彼女に対して、それは差別では?

もしかして成長した自分を褒めてくれないからって八つ当たりしているのか?とも思っていたけど、

結局は仕事への責任感が人一倍強くて、

その想いが誤解される方に拗れてしまっただけだった。

「(文字を大きくしたら)1つもオーダーミスがなかった。私たちに関係なくなかった」

自分の過ちに反省して、気づいた事をはっきり言ってくれる人で良かったです。

 

ユキコは「顔色が読めない分ちゃんと口に出して欲しい」と森生に言っていましたが、

それは彼女が弱視である分、言葉にしてくれる事に頼っているとかそういうのは関係なく。

みんなに共通する事で。

どうして生きづらさを抱えているのか?何にもどかしさを感じるのか?を

境遇の違う人たちがお互いに口に出して初めて

世界が広がっていくんだよ…という、

最終的には"コミュニケーションの大切さ"に気づかされる結論にまとめられていたのも素敵でした。

 

これをやってみたい!相手を知りたい!

そんな好奇心旺盛な主人公でなければ、

森生も母親との苦い思い出を打ち明ける事もなかっただろうし、

レシートの文字を大きくするのだって、本当は老眼の人にも助けになるのに

「今の状態でも使えているし」「印刷が面倒だから」と言って

避けたままだったのかもしれません。

ハチ子の嫌がらせにもうじうじしないで向き合った所も好き。

他の登場人物のエピソードだらけでも、

主人公らしい存在感はちゃんと残す作りもよく出来てますね。

森生の件は、アルバムが置いてあったのを考えると

まだまだ解決したとは言えない気もするし、終盤の方で母親が出てきそうな気もしますが…

今後どうなるんでしょうかねぇ。

 

ただ、1つだけ不安になったのが、獅子王が森生に特別な感情を抱えている事について。

同じ施設育ちで、長い付き合いの親友だから

あんなに温かく見守ってくれているんだと想像していたんですけど、恋愛から来ていたとは。

うーん…確かに"多様性の尊重"と言えば悪くないんですが、

そこに踏み込んでいくとなると、ちょっと次元が違ってくるし、

ユキコと森生の"自分は普通じゃないと感じる部分を普通に思わせてくれる"

2人の関係の変化を描くという主題が薄まってしまうような…?

よくある三角関係の恋愛モノに発展しない事を願うばかりです。

 

 

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婚姻届に判を捺しただけですが 3話 感想|美晴、もしかして魔性の女だったりするのか?

 

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えっと…ピュア?ピュアで合ってるの?あの一途さは。

未練がましいとか、偏屈とかって言った方が近いと思ってしまうのは私だけですか?

そもそも、失恋を断ち切ったり、

忘れるために美晴(倉科カナ)のいる場所を去ったりするんじゃなくて、

「美晴を好きな事を悟られない」ために好きでもない相手との結婚を申し込んで、

彼女の前ではあくまでも"同級生"の体で近くに居続けようとする時点で

ピュアではないんですよねぇ。

 

初めて心のシャッターを開けた途端、美晴(倉科カナ)への想いを

何でもかんでも話せるようになる百瀬(坂口健太郎)の急変化もよく分からない。

で、もっと分からないのは…

百瀬のピュア(?)さにキュンと来たらしい明葉(清野菜名)の様子もそう。

百歩譲って、切ない恋を経験した百瀬にハグしたくなる気持ちには頷けるのかもしれませんけど、

それは"恋心"じゃなくて"同情"から来るものなんじゃない?と思えてしまいました。

 

まぁ、この手の作品は、最初は好きでもない同士でも次第に相手が気になってきて、

最終的には両想いになるのが鉄板ですから、

今からコツコツと「好きになる」フラグを積み重ねておこうって考えで

あのラストにしたんでしょうが…

それにしても、説明する必要のない事を説明するし、

逆に補足を入れて欲しい部分で全然入れてくれなくて、

肝心の"恋の揺れ動き"に感情移入しづらくなっているのが本作の最も致命的な所なんですよね。

 

例えば、前者で言えば「恋のフラグは立ってしまった!」という台詞。

さっきも書いたように個人的には"同情"に近い感じがしますけど、

明葉が百瀬を見つめる目や「百瀬さんが苦しみ続けて…」といったモノローグを見聞きしていれば、

ああ、彼に特別な感情を抱くようになったんだな…となんとなく分かるのに、

その時の感情や衝動を全て説明台詞に起こしてしまう。

説明する事で、作品や登場人物の奥行きがなくなる気がしています。

そして…後者で言えば、これは前回の感想とも少し被りますが、

仕事内容も知らない上に「僕の幸せは僕が決めます」と頑なだった様子から

プレゼン会場にヒーローとして現れて喋りがペラペラになるまでの間の話がなさ過ぎる事。

正直言ってしまえば、自分の幸せを考えたらどうかと何の突拍子もなく責められたのがきっかけで、

明葉がピンチな時に助けに行くようになる…みたいな流れになるのが「?」状態なんですけど。

せめて、企画書やデザインに目を通しているシーンをちらっと差し込んで、

そうなるまでに至った理由として、プレゼンを終えた後に、

自分の今求めている幸せが何かを考えたら、まず誰にも"偽装結婚"とその理由がバレずに

無事に暮らせる事が出てきて、そのためには明葉の人となりと仕事への熱意を

尊重する事が大切だと気づいた…っていう過程を簡潔にまとめた台詞や回想を

補足代わりに入れていれば、百瀬がデレを見せたのにも理解出来たと思うんです。

 

美晴にしてもなぁ…なんか、このまま明葉と百瀬の2人の距離がスピーディに縮んでいくとなると、

実は百瀬が自分を好きなのを知っていて弄んでいました!

極端に言えば、彼と同じような理由で私も偽装結婚してました!とかっていう展開が

来そうで怖いですね。

奥さんも来ているパーティ会場で「おんぶしてもらった」というマウント発言。

スコーンだけじゃなくて紙皿も持って訪れる。

いや、明葉が帰宅しなければまだ居座る気満々だったでしょ。

明葉目線で見た時の2人…普通に夫婦に見えましたからね。

で、最もあざとかったのは「旦那さんがいるとこういう時助かるよね」

「そう言うと、柊くんがなんか私の旦那さんって意味になっちゃうか」

これ…相手に好意を持っていなければ出ない言葉じゃないですか??

せっかくの倉科カナさんなんですけど、これ以上共感出来ない登場人物が増えてくると

ますます視聴するモチベがなくなってしまうというか…(汗)

おもちを抱きたいのなら玄関でも可能なのに、女性を部屋に入れるのも、うーん…ですし…。

 

したがって、3話まで感想を書き続けてきましたが、

これ以上見てもネガティブな感想から一向に変わらなそうな予感がしたので、

坂口健太郎さん目当てで今後も見るにしても、今回で書くのは止める事になりそうです。

火10枠は基本的に相性が悪くてですね…やっぱり火曜日のドラマがここだけなのは厳しい(泣)

来週、もしも別のドラマの感想が投稿されるか、

あるいは何も投稿されなかったら、そういう事だと思ってくださいませ。

 

 

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アバランチ 3話 感想|メアリージュンさんの演技、やっぱり良いわ…

 

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そうか。次回に続くのか。…でも、なぜか不満はない。

いつもの生配信やアクションシーンがなかったのが

前後編である事を物語っていると思うんですが、特に間延び感は覚えなかったし、

むしろ生配信に関してはない方が

人の命を弄ぶ罪の重さと残酷さを感じられたような気がしています(苦笑)

何と言うかなぁ…変なマスク被って"悪のヒーロー"気取りでいると、

厨二病っぽいイメージが勝ってしまうんでしょうかねぇ。せっかくの山場なんですけどね。

 

しかし、それ以上に、今回のメインはリナ(高橋メアリージュン)、

担当の脚本家は初めての女性2人(武井彩さん・掛須夏美さん)という事で、

自然と女性の気持ちに寄り添う仕上がりになったのが

見応えに繋がった一番の理由だったのかもしれません。

両者の組み合わせの親和性は高く。

強く生きているように見えるけど実は繊細…という女性の心境を映し出すために

あえて多くを語らせない人物描写が、

メアリージュンさんの目で感情を訴えかける演技と

絶妙な化学反応を起こしていた印象がありました。

 

親友がかつて勤めていた場所に潜入すると知った時の、目に闇が宿った感じ…

それから過去を思い出しては怯えているように映り…

店主(役名不詳・内田慈)といよいよ対面する時には、

笑顔を貼り付けながらも復讐心や憎悪が湧き出て…と、

台詞はなくとも、演技そのものが台詞になっているのが伝わってくる、

いろんな顔を見せるメアリージュンさんを堪能したとも言えるでしょう。

 

元々役者のイメージはなかったんですけど、

彼女が主体の話は、毎回何かしらのインパクトが残るんですよね。

好きな役者さんの1人ですし、リナ役が彼女で良かったとさえ思います。

改めてそう実感出来た1時間でした。

 

一方で、大山(渡部篤郎)の動きは、もう正体を掴むのも時間の問題…って所まで来ていて

結構飛ばしまくっているのが意外です。

全部で何話あるのか知りませんが、そんなに進めちゃって終盤持つ?と若干不安になるほど。

今回のラストでアバランチのマークが傾いているのも気になったんですけど…

回を重ねるごとに徐々に傾いていって

最終回になったら反転するのかどうかにも、今後注目しながら見ていきたいですね。

 

 

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二月の勝者−絶対合格の教室− 3話 感想|黒木の裏の顔はキャバクラ塾講師

 

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本作は基本的に1話完結型寄りの構成なんですね。

1人の生徒間に何かしらのトラブルが起きて、最後は黒木(柳楽優弥)が上手くまとめてくれる。

そして、「勉強の楽しさ」「やりがい」を教えてくれる。設定がみんなブレない。

 

ただ、同じような構成でも、前回より面白く感じられたのは…

悩んだり、問題解決したりする人物が佐倉(井上真央)と黒木の

2人だけじゃなくなったって所が大きいんだと思います。

やっぱり、全員合格させるという1つの目標のために集められた塾講師=チームですからね。

流れが決まっている以上は、いろんな考えを持つ個性的な塾講師を絡める事で

前半と(主人公が動く)後半の間の微妙なテンポの悪さを埋めて欲しかったんです。

佐倉が1話2話では自力で生徒の悩みに向き合おうとしていたのが、

今回では他の塾講師に頼って悩みを共有したり、

何かの行動に踏み切ろうとする陰には黒木の指導があったり…と、

それぞれで連携している姿が垣間見えたのが、満足感に繋がった気がしました。

 

あとは、花恋(田中絆菜)の描写も良かったですねぇ。

ちょっと物足りなさがあった「中学受験」ならではのピリッとした雰囲気作り。

成績が優秀で、受験への意識が高い彼女がルトワックに体験入学してから数日、

本来「志望校に受かりたくて」勉強を頑張ると決めたのに、

いつの間にか「ルトワックで1番になりたい」という目標に変わってしまうほど

追い込まれていた所が、

受験勉強をするにつれて自分を見失ったり、

周りがどんどん点数が伸びていって自暴自棄になったり…という

"受験後半戦あるある"と重なって、緊迫感と焦燥感を生み出していたように思います。

 

母親役の高岡早紀さんに関しては、「母親の狂気」を一番体現出来る方だと思っていたので、

最後まで 娘がのびのびと楽しく生きられる道を後押ししたい

善良な母だったのには意外でしたが(笑)←女医役と知ってヒヤッともしたし…w

最初は「リカ」のイメージで見てしまっていても

徐々にその面影を忘れさせてしまうんだから、やっぱり凄い女優さんです。

朝ドラの時もそうでしたね。

でも、あの時は頼れる上司でも、今回はとことん物腰柔らかな母となると…

かなり珍しい役柄だったんじゃないでしょうかねぇ。

 

そしてラストは、黒木がキャバクラ塾講師を兼任していた事が発覚。

紗良ちゃん(住田萌乃)も講師かな?

私たちからしたら常連客ではなかったと分かったから良いですが、

何かと粘着質な灰谷(加藤シゲアキ)の事を考えると

キャバクラに立ち入る所を目撃して騒ぎを起こす気もするので…

黒木のバックボーンは興味深いですけど、誤解でクビの事態に発展しないか心配です(苦笑)

 

 

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最愛 3話 感想|物理的にも心理的にも遠くなってしまった2人…

 

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もんじゃ屋では、加瀬(井浦新)は奥のくつろげる席で梨央(吉高由里子)の隣に座り、

大輝(松下洸平)はテーブル席で向かい合うように座る。

梨央が襲われそうになった時には、加瀬はすかさず体を張って助け、

大輝は後を追って暴漢を捕まえる。

2人の「最愛」は梨央なはずなんだけれども、

その本人が"今"どちらに心を開いているかは、

この2つの動きだけでももう一目瞭然なんですよね…。

 

"一緒にいたあの頃"から現在まで間が空けば空くほど、2人の距離も遠ざかる。

その2人が15年ぶりに肩を並べようとしても、

あの頃とは環境も守りたいものも何もかも違う。

それが刑事と重要参考人という立場なら尚更。

もちろん、大輝にも「梨央を助けたい」って気持ちはあるし、

当時の関係にまた戻りたいとも思っていて。

そういった強い想いが、梨央と向き合う時には

じっと見つめる眼差しになったり、

自然と前のめりの姿勢になったりっていう態度に現れるんだろうけど…

もうその姿は"刑事"に見えて、"あの頃の大輝"ではなくなってしまっているのが何とも切ない。

会話も弾まない。弾むのは事件の話。

事件の話になると、お互い微妙に目を逸らしがちだったのが、

相手の顔を見ながら話す事が出来てしまうのもまた切ないんです…。

 

でも、刑事として動いている時は

"あの頃の大輝"のような柔らかさがふと見える瞬間はあるんですよね。

病院で梨央の隣に座って「ずっとどうしてるんか、気になっとった」って言った時は

どんな顔をしていたのか…

大輝の表情をあえて映さないカメラワークが、

彼の想いが梨央に届いて、少しでも前の関係に戻れると良いな…という

視聴者の想像力を掻き立たせているようで、ここも印象に残りました。

 

一方で、加瀬が梨央に向ける眼差しはいつも優しい。

そして、いつも彼女の近くにいて、献身的に支えてくれる。

それは冒頭で言っていた「人に見返りを求めてはいけない」が

人と接する上での根っこの部分になっているからなんだと思います。

ただ、その忠誠心から来る愛情がなぁ…逆に怪しいんじゃないかと疑いたくなる自分もいて。

確か、昭(酒向芳)は高身長だから、首に傷跡をつけるのは梨央では難しい

みたいな言及がされてましたもんね。

本当に彼を殺したのが梨央ではないのなら、もしかしたら加瀬が事件に関わっているのか…?

という可能性もちょっと出てきましたねぇ。

 

そんな感じで、今回は事件の真相に大きな進展がない代わりに、

大輝と加瀬を対比させる事に焦点を当てた内容になっていた気がして、

2人の梨央に向ける目線や言動についつい注目しながら見てしまっていました。

 

そして、唯一真相が明かされたと言えば、情報屋が優である事はほぼ確定でしょうね。

でも、月一のポストカードは…優本人からではないと思うなぁ。

顔文字も!もなくて、「僕は元気です 優」の文字と写真のポストカードが

壁じゅうびっしり貼られている図、何となく恐怖を感じましたもん…。

後でそこだけ見返してみたら、筆跡も違ってましたし。

 

 

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