ドクターX 〜外科医・大門未知子〜(2019) 7話 感想|周りの医者がマヌケ過ぎ問題。

 

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No, I don't. まで練習させられる加地(勝村政信)さん達。

村崎(藤森慎吾)の、10年間も英語学んでいるのに活かせる人が少ない

日本教育云々の話はグサリと来るものだけどさ…

みんな、医者よね?

医者って相当な学力がないとなれない、狭き門だと思うんですけど。

英語よりも早く習得した方が良いのは、

報連相と対応力を磨く事なんじゃないですかねぇ。

手術大好き人間の変わった主人公・大門(米倉涼子)の「ふざけんな!」

今回ばかりはTHE正論でしたよ。

 

お話自体も、そもそも隣にいる奥さんが日本語喋れるんだから、

アレルギーについてその場で聞けば

後で心配して時間を持て余す事もなくなるでしょうに。

監視室にいる時も誰も聞かない不思議さ…

まぁ、幸いアレルギーが原因じゃなくて良かったね…としか言えず(良くはないけど)。

 

このドラマ、今更ですけど

主人公上げ周り下げが顕著なんですよね。

もっとニコラス(市村正親)を大門と対等に戦える相手として描けば良いのに…

といった事は前にも書いてきましたが、

最終的に「大門ってやっぱり凄い!」って言わせるがために

周りの医者の能力を低く設定している気がするのです。

パターンも基本的には、大門じゃ心配だから任せられない→じゃあ私が執刀医やります!

→失敗してピンチ→大門が助けに来る ばっかり。

シーズン6まで続くほど何年も彼女をアルバイトとして雇っていて、

口が悪いのだって周知しているだろうに、信頼を置かないってどういう事〜と

本作が初見ながらツッコミたくなってしまいますよ(笑)

今までもこの流れで持ってきたのかと疑問に思います。

 

5話はニコラスが、6話は潮(ユースケ・サンタマリア)と浜地(清水ミチコ)が。

そして今回は城之内(内田有紀)が一切出番なし。

前作は次々登場人物を退場させていったという話を聞いたんですが、

今度はシフト制みたく、この回は誰が出て誰が休み…と予め決めて

ギャラを調整しているんでしょうかね。

 

突然人が変わったような、ニコラスと秘書の謎のサンバシーンからの逮捕…

最終回に向けて話を畳み始めた感じです。

 

 

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G線上のあなたと私 7話 感想|アクシデントやキスシーンに頼らない恋愛でも、ちゃんと切ない凄さ。

 

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「大人になるとき」のサブタイトルに込められた意味。

それは、自身が成長した事をある日実感する「気づき」とも取れるし、

環境や時間の流れを経て自由な時間が増えたという「喜び」とも取れるし、

逆に、大人にならなくちゃ…というケジメを付ける上での「焦り」とも取れる。

その点を鑑みた上で、今回は也映子(波瑠)、幸恵(松下由樹)、真於(桜井ユキ)の

3人それぞれの「変わりゆく現実に地に足をつけて生きる女性像」

描き出した回だと思って見ていました。

 

前回では也映子に対してグサッとくる言葉を残した真於の真意は

「3人が羨ましかったから」…

言動と真逆だったとしても、彼女の背景がこれまでに描かれてきたから、

何となくそんな感情が芽生えてしまうのも分かってしまう過程の上手さ。

也映子との件も、理人(中川大志)が相談してねと言ってきたのにもかかわらず

勝手に去っていこうとする件も、

どこか弱く見られたくなくて、大人ぶろうと自分を立てている所があって。

真於はかつての也映子だったのかもしれません。

 

也映子が言った「人間愛」は、恐らく彼女にとって、

こうあって欲しいという願いのようなもの。

真於を助けられるのは理人しかいないと背中を押したのも、

私の好きな理人でいて欲しいと思った気持ちも決して嘘ではない。

けれども、「願い」は強くなればなるほど、人間にとっては手の打ちどころがない

厄介な感情をも生み出すのもまた事実…

胸を苦しそうに抑える也映子に、こちらもキュッとした心地になってしまって…

どうか何事も起きないまま帰ってきて…!と、願わずにはいられないラストでした。

 

前回の感想で「恋愛ドラマとは括れない」と書きましたが、

恋愛至上主義という訳でもなく、けれどもメインじゃないからって雑に扱わず、

「心が揺れ動く瞬間」として様々な人間関係を通して

機敏な変化が描けている所は、本当によく出来ていると思います。

最近は、恋愛ドラマとガッツリうたっていても、

要となる登場人物の心情がまともに描けていない作品があったり、

逆にラブコメディ路線で、壁ドンやキスシーン、〇〇対決に頼って

キュンキュンさせる作品が増えてきたりする中、

(勿論、貶している訳ではなく、ラブコメも独自の世界観を突き詰めていけば

化けて面白くなる作品もある…というのを見て経験した上で例を挙げています。)

ここまで"魅せられる"恋愛描写は、本当に珍しい。

 

幸恵が階段で倒れて病院行き…という安易なアクシデント展開にしなければ、

女性同士が嫉妬をむき出しにする喧嘩や修羅場がないのも、好感の持てる作品。

 

世代ごとに共感出来る部分があれば、続きを早く見たくさせる盛り上げ所や

ほんの胸キュン要素もあるのに、何で視聴率が6%台なのかが不思議で堪らなくて…

恋愛ドラマが苦手だったとしても本作なら老若男女楽しめると思うのに。

今からでも期間限定とかで良いから、

1話からTVerで一挙放送やりません?

 

 

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まだ結婚できない男 8話 感想|桑野さんというキャラは本当に憎めない…

 

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前回に引き続き、視聴者の株を上昇させる傾向にある桑野さん(阿部寛)。

シーズン2になって初めて泣かされたわ…

 

予告の時点で ぶった斬る系ではなく感動系に走るんだという情報を得て、

何となくどんな流れになるかは察しはついていたけど、

あの結婚スピーチのシーンに、

桑野にしか持っていない魅力が全て詰まっていました。

 

結婚のスピーチを任せるなら、会社の上司より中学や高校の友達じゃないか?とは思うし、

頼むべき人じゃないというのは

英治(塚本高史)が他の誰よりも知っているとも思うんですが、

それでも頼んでしまうのは、やっぱり心のどこかで信頼を寄せている所が大きいんですよね。

「絆なんてくだらない」と最初は毒を吐いていても、

いざという時にはその真意をしっかり汲み取ってくれる人で、

予想だにしない形で胸に残る言葉を贈ってくれる人でもある。

視聴者もそんな桑野さんの人間性を見てきているから、

どうしても期待してしまう英治の気持ちが何だか分かります。

 

個人的には彼女の桜子(咲妃みゆ)の自己中な感じがどうも好きじゃなくて、

桑野さんの事を毛嫌いしている様子だったり、

仕事中でも構わず結婚話を持ち出したりするのを見て

本当にこの人と結婚しちゃって良いの?と心配には思ったけれど、

スピーチを受けて少しでも印象が変わると良いな…なんて。

 

話し方がトゲトゲしてても、言葉はぶっきらぼうでも

英治への愛のあるメッセージだというのはちゃんと伝わりました。

3つの袋の話は…お客さんの心を掴めたのかな(笑)

 

今回も桑野というキャラクターの"意外な一面"に魅了されつつも、

そのまま良い話では終わらず、

最後はブーケトスを奪い合う女性をさりげなく皮肉るSNSの投稿で締める…といった

クスッとさせられる「らしい」展開が面白かったです。

 

でも、肝心の「桑野と誰が結婚しそうか?」の点は、

次回でいきなり四角関係の流れになるもんで、今まで桑野にじわっと好意を寄せる

心情描写を十分に描けてなかったツケが回ってきたかな…とも思えたり。

彼を愛でるドラマとしては満足しているけれど、

恋愛要素を雑に扱ってしまったのは勿体なかったのかなぁ?

 

 

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シャーロック 8話 感想|真海さんと入間さんが巡り巡って兄弟!

 

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今までよりも「モンクリ」要素強め&ちょこっと「レミゼ」要素も含まれていた回。

 

次回予告は「殺人フルコース」とうたっていたけど、

個人的には高橋克典さんの登場にテンションが上がり、

長谷川京子さんと牛山役の久保田悠来さんの共演でキャストが充実し…で、

今回は今回で「フルコース」だった気がします。

 

しかし、前世では敵だった真海さんと入間さんが兄弟とはねぇ…

あんまり似てはいないんだけど(笑)

皮製の椅子に座っていて、それでいて視線が直接合わず、

自然と斜めに向かうようになっている絶妙な配置での対話シーンには

思わず見惚れてしまいました。

(指紋取られないかと、ちょっとヒヤヒヤもしちゃったり。)

 

もう1つはやっぱり、長谷川京子さん演じる亜蘭と

獅子雄(ディーン・フジオカ)の心理戦。

長谷川さんに悪女を演じさせたら安定感はあるし、

自分の罪も守谷の正体も全てチョコレートに溶かし込んで

赤い血を流しながら死にゆく姿は美しいったらなかった…。

そして、獅子雄にとっては初めての敗北。

目の前で守谷の鍵を握る人を失ってしまった事は、

"苦い"記憶としてずっと残り続けるのでしょうねぇ。

 

そんな感じで、キャストの面では今まで以上に贅沢感を覚えた回となりましたが、

肝心の1話完結パートの方は真相をアッサリまとめ過ぎていたような気がして、

秘書(谷村美月)目線で語られる「柴田(久保田悠来)への強い想い」に

いまいち入り込めなかったのが残念でした。

三崎(佐伯大地)の方も、愛する人が亡くなったらこの手のドラマなら

敵討ちをしそうなものですが、

二人がどれだけ愛で結ばれていたのかもあまり明確でないから、

死んだと気付いた途端追うようにして…という行為に走るのもちょっと不思議。

 

まぁ、今回はディーンさんと共演された役者を揃える事で

「モンクリ」「レミゼ」ファンを掴んで、

兄弟での対話シーンと心理戦を「最大の見せ場」にするのを

前提とした上でのシナリオだったのかもなぁ…と思います。

 

そういえば、これは前から思っていたんですが、

紅一点の山田真歩さん、特に情報屋役のゆうたろうさんの扱い方も

勿体ない気がしてなりませんね。

獅子雄・若宮・江藤の絡みは楽しいですが、

本作は少数精鋭なんですから、もっと上の二人の出番も増やして

「チームワーク」を強く出した回があっても良いんじゃないでしょうか。

 

で、最後の最後でまた気になった事…

スーツ店に勤めるテーラー役の清水紘治さんが

守谷の可能性もなくはないような?

 

 

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グランメゾン東京 6話 感想|愛の鞭でないと、一流にはなれない。

 

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面白いなぁ。

芹田(筧一郎)なりの"本気"をメインに描きつつ、

それでいて尾花(木村拓哉)達一流シェフの料理に対する"本気"もさり気なく提示する。

一言で「群像劇」と括るのが野暮に思えてくるほど、

今回は今まで以上に骨太な人間ドラマになっていました。

 

誰かをピンポイントに取り上げる回となると

主人公が埋もれてしまう(あるいは裏方に回ってしまう)事が

この手のドラマにはありがちなのですが、

今までの回も含めて、本作は「尾花という絶対的存在がいなければ物語が成立しない」

「尾花がいて初めて人がステップアップ出来たという達成感を覚える」というのが

よく描けています。

サイドのキャラクターに見せ場を作りつつ、主人公が目立ち過ぎない程度に

存在感を出すのって、相当難しい技だと思うんです。

 

最初は厳しくしていたものが、実は芹田が裏で努力しているのを知り、

最終的には試す形で認めてあげる…といったツンデレ的な流れは

特段珍しくはないものの。

芹田の平古(玉森裕太)への嫉妬、早く追いつきたいが為の焦りと過ち、

そして、尾花達から一見冷たいような厳しい言葉をかけられても、

実はそれはただ料理の道に真っ直ぐ進み続けるプロからの"愛の鞭"だというのが

視聴者に伝わる調理シーンでの相談の描写など、様々な背景を見せてくれたお陰で、

「尾花達が芹田を認め、手を差し伸べる瞬間」には

芹田と同じように感情が込み上げてきてしまいました。

 

恐らく完結したと思われる(?)ナッツ事件の犯人以降も、

何やら久住(中村アン)の思惑、相沢の娘・アメリー(マノン)と奥さんの件など

日曜劇場らしい不安を煽る要素は相変わらず揃っていますし、

たまに物語の流れがトントン拍子になるきらいもありますが、

基本的には尾花達のリブート物語として興味深く見ております。

 

京野(沢村一樹)が「今の尾花は最強だ」と言っていたけれど、

木村拓哉さん自身も、最近出演されたドラマの中では

「天才キャラは健在でありつつも、チームメイトの魅力を引き立たせる柱でもある」

そんな一味違った面を見せる点で、今が一番最強なんじゃないかなぁ。

鈴木京香さんとの関わりも、何だかイキイキされてるように見えますし。楽しそう。

 

 

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リカ 7話 感想|セルフクソコラ写真を考えたスタッフが天才!

 

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ターミネーターリカに笑いを全て持って行かれましたわ〜。

ガシガシした走り方とか、全然息切れしていない所とか…

で、何が面白いって、アクセル思いっきり踏んでも

リカ(高岡早紀)に追いつかれてしまうという車の性能の悪さね(笑)

 

男性の遺体を女性一人で運べるのか?には最初は疑問だったものの、

あの走りの速さを見ていたら、

まぁ、力持ちという設定にも無理はないな…と思いましたw

 

あれだけ背後は危険だって言ってるのに〜とか、本間さん(大谷亮平)は

リカとの通話を録音しておけば立派な証拠になったのに!とか、

なぜ警察に事前に電話が来た事を伝えない!!とか、

相変わらず迂闊な行動しまくりの人達ばっかりなんですが、

ドラマの世界あるあるのポンコツ警察ではなさそうな

新たにやって来た刑事が消されずに済むか?が最終回の見所の1つにもなりそうです。

大体、協力者がいる考えに至らなかった探偵が鈍感だったんですよね(汗)

あ、でも、リカの注射の件は、解剖すれば事件性があるか分かりそうなものだけど…

 

リカが自分の写った写真を切り取って、クソコラの家族写真を作るくだりは

原作準拠かどうか分かりませんが、もしスタッフが考えたとしたら

ストーカーの行為の新たな引き出しを作ったようで、天才だなと思ってしまいました(笑)

しかも、その状況に合った如何にもなポーズがあったのにもツボ。

 

「えぇ!」「そんなぁ!」なんて文字に表しやすい

大谷亮平さんの驚きっぷりにも笑わせられましたが、

はなちゃん 亜矢(新垣来泉)が人間ハーバリウムになってしまいそうで心配です。

子供に罪はないよぉぉ(定期)

 

 

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俺の話は長い 7話 感想|挫折も失恋も全て受け入れてくれるのが実家。

 

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其の十三「ジンライムと商店街」

 

綾子(小池栄子)の言う通り、誰にも相談せず勝手に家を出て行った者が

人の家庭事情に口出す資格はないと思うし、

むしろ、新居で一緒に暮らす計画を既に想定していて、

母親が孤独死にならないで済む事に感謝すべきではあるんですよね。

 

しかし、満(生田斗真)の「ルンバの充電=実家」論も

例えとしてかなり飛躍し過ぎているものの、

実家があるから自分は頑張れるという考えにも共感出来て。

要は「当たり前にあったものが突然消える」のが怖いんですよ…。

今までの回を見ていれば、満にとって唯一屁理屈を気の済むままにぶつけられるのも、

それを受け入れてくれるのも実家なのは伝わるから、

いつまでも「生きる糧」であって欲しかったんだと思います。

 

でも、口出しした事がきっかけで思わぬカミングアウトがあったり、

一人でショックを受けたり、結果的に自分の想いを打ち明ける形で

夫婦で仲直りしたり…という、次の行動の読めない所が家族の面白さでもあって。

 

実家も親も永遠にある(いる)訳ではないのに、それを手放したくないという

人間のズルさを描きつつも、綾子&光司(安田顕)夫婦を通して

しみじみと「家族って良いな」と思えるまとめ方が自然に感じられるお話でした。

 

其の十四 「カレーライスと実家」

 

俺は陸(水沢林太郎)と同じだったかもしれないのにな…と

満は言っていたけれど、個人的には陸と明日香(倉科カナ)がそうなんじゃないかなぁ。

 陸が春海(清原果耶)を振った理由は詳しく明かされはしなかったものの

「自分のために人生を犠牲にして欲しくない」のが2人の共通の考えだと思うんですね。

 

明日香にとって満のカレーはとても美味し過ぎて、

使用しているスパイスがかなり本格的で、

時間をかけてじっくり作ってくれたんだろうなぁ…というのも

一口食べてすぐ分かった。

だから、その全力を自分のためだけに全て使い切るのは勿体ない…といった優しさが

「逃げずに次の夢を探して欲しかった」の言葉の真意なのかもしれません。

ストレートに「専業主夫になる=逃げ」とは言っていない。

 

しかし、明日香の言い分も分かりますが、

満のあの涙は少なくとも嘘ではなかったと思います。

ノートに嫌ではない事を書き留める行為からして、

明日香の人生をサポートする生き方に充実感を覚え始めた上での

本気の決断だっただろうから。

もう、明日香とはこれっきりなのかなぁ…と思うと、ちょっと切ないです。

 

具材が違くても我が家のカレーはいつも同じ味だと言う満の言葉にも妙に納得。

いつからなのかは分かりませんが、子供から大人まで好きな料理といえばカレーで、

具材ごろごろルーはドロドロ…が「家庭的」だというイメージが

勝手に作られちゃってるんですよね。

 

満のカレーと房枝(原田美枝子)のカレー。

そこには作り手の愛情が込められていて、食べた者の心を満たしてくれる所は同じでも、

前者は失恋、後者は童心に帰ったような安心感を覚える…という

真逆の結末となっているのが面白かったです。

 

 

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時効警察はじめました 6話 感想|体を張る吉岡里帆さんにMVP!

 

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今回は、吉岡里帆さんの体当たり演技が圧勝でした。

 

彩雲が時効警察の世界観に馴染んでいるかと聞かれたら、どちらかというと

はっきり「YES」とは答えないかもしれませんし、

1人だけ気合の入った体育会系キャラにはまだ映りもするものの。

ただ「誰にも言いませんよカードを渡す所が見たい」だけなのに

まるで別のドラマが作れそうなくらいの全力闇落ちっぷりを見せる姿には

大いに笑わせられました。

完全に彼女の勢いに持ってかれた感じです。

彼女がいなければ今回は、カオスさを売りにした本作でその強みを活かせず、

弾け飛ぶ事もなかっただろうな…とも思わせられました。

 

オーナーと雇われ選手という関係の時点で

方向性の違いによる殺害動機なのは何となく読めていましたし、

トロフィーが鈍器になる…も事件モノではよくある犯行手順の1つではありましたが。

「あわわわわ」ばっかり言ってる霧山(オダギリジョー)のマイペースさや、

涙入りパンのくだりで、諸沢(光石研)の涙が入っていると知った途端に

食べるのをやめた霧山と康知(磯村勇斗)の息のぴったりさ加減など、

彩雲以外にもクスッとさせられるシーンが多々あり、全体的に楽しめた回でした。

 

「涙入りパン」というコンセプトに、何とな〜くセンチメンタルで可愛らしくって、

個人的に惹かれる部分もあったり。

…でも、もし商品化するなら、

本物の涙じゃなくて塩分の強いバターとかにして欲しいけれど(笑)

 

残り2話って事は、次回と最終回で前後編になるんでしょうかね?

ゲストは檀ふみさん…どんな化学反応を生み出すのか、楽しみです。

 

 

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ミス・ジコチョー〜天才・天ノ教授の調査ファイル〜 6話 感想|そう来たか…な展開。

 

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今回は、ヒューマンエラーから引き起こされる「事故」じゃなくて、

人の意図的な行為による完全なる「事件」案件。

 

まぁ一応、事故調査をする主人公の動きを描く作品だから、

「事故が起きた」所だけ触れられていれば2サスにも出来ちゃうわけか〜…と、

今回の捻った展開にはある意味驚きでした。

フラれた事による恨みとか、水橋研二さんが如何にもな犯人らしい佇まいだったのとか、

いつにも増してテレ朝っぽかったですね。

 

わざわざ遠隔操作までして元カノに復讐しようというのは

最早サイコに近いものがあるので、

真奈子(松雪泰子)の「あなたに興味があります」の真意に気づかないって事は…

一度警察に捕まらないと、自分がどれだけ愚かな行為をしたかは反省出来ないのかも。

また、恋愛は辛い失敗を積み重ねてチャレンジし続けるもので、

その先には必ず光が見えてくるとも言っていましたが、

みんながみんな当てはまる訳でもないし、

若林(水橋研二)のように執着心が強い人は

中々不向きなんではないかな?とも考えさせられました。

 

子供達に突撃させるのは、ちょっと危うかったですね。

近くで見ているだけでも十分普通じゃないと察するくらいですから、

もしも力強く投げられて頭打ったりしたら…とヒヤヒヤしてしまいました。

「失敗学」に繋げて、危険な男に直接近づいたらああなるよ…と

学ばせたかったんだと思う事します。

 

今回は犯人も殺害動機も最初の段階から読みやすく、

「失敗学」という独自性も今までよりも少し弱い印象でそこそこ…なお話でした。

そういえば、1話のタイムマシンの件が縦軸になると踏んでいるんですが、

いつ本格的に触れ始めるのでしょう?

 

 

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