何とか最終回っぽく仕上げた感。
話自体は通常回でもおかしくないと思うもので、そこに姫川(二階堂ふみ)の
境遇と今に至るまでの経緯を含んだ語りのシーンを多めに見せ、
頑張って締めようとした…感満載でしたかねぇ。
大まかに言ったら、1〜4話と今回だけ見てしまえば理解出来そうですし、
何でその場で自分の事を語り始めた!?とツッコミたくもなりましたが。
でも、それを忘れるくらいの二階堂さんの真っ直ぐな演技には、少し見入る自分がいました。
で、まぁ…「今度こそ俺が支える」という菊田(亀梨和也)の台詞に繋げるには、
やっぱり唐突な結婚しました設定はいらなかったんじゃないかと(汗)
一応「部下の一人として」とは言ってましたがね。でもその台詞だけ聞いたら
道を踏み外して、奥さんが不憫な目に遭いそうな今後がチラつきましてねw
純粋に二人の行方がどうなるかを提示して終えたいんだったら、劇中で気があるかないか
結論づけるもんじゃなく、(勿論両者とも独身のまま(笑))
いつか互いに支え合える、仕事仲間をも超えたコンビになれたら良いよね…と、
視聴者に想像するキッカケを与えるくらいの関係で良かったと思います。
前にも書いた通り無印版は見ていない者ですが、
「前の方が良かった…」「キャストが弱い…」という方の気持ちは、
本編を見てて何となく分かる作品でした。
エグさや不気味な雰囲気作りは悪くない。けれども、物語にもっと見終えた後の脱力感と
登場人物にカタルシスが欲しい!など、あともう一歩行きそうで行かない
むず痒さを感じた回が多かったですかね。
全体的にアッサリ、淡々…そんな印象だったかと。
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